JP5084465B2 - 光ファイバ切断機および光ファイバの端末処理方法 - Google Patents

光ファイバ切断機および光ファイバの端末処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば光コネクタに収納する光ファイバを切断する光ファイバ切断機および光ファイバの端末処理方法に関する。
光ファイバ切断機および光ファイバの端末処理方法の一例として、上下のクランプ間に光ファイバを把持させ、スライダを移動させることで刃部材の外周縁を光ファイバに接触させて光ファイバの被覆部に切り込み、刃部材を光ファイバのガラスファイバに接触させて傷を付けて破断させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−284839号公報
ところが、上記特許文献1に開示された光ファイバ切断機および光ファイバの端末処理方法では、刃部材の外周縁を光ファイバに接触させて光ファイバの被覆部に切り込んで除去してから、刃部材を光ファイバのガラスファイバに接触させて破断させるようにしている。すなわち、特許文献1は、被覆部が付いたまま切断するもので、被覆部が付いたまま接続することを前提としている。したがって、ガラスファイバが偏心していると、ガラスファイバ同士の中心を突き合わせることが難しく、高精度の接続を要求される場合、接続の精度を出すことが難しかった。
そこで、本発明の目的は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、被覆部が付いたまま切断すると同時に、先端の被覆部を除去し易いように被覆部に加傷を付与することができる光ファイバ切断機および光ファイバの端末処理方法を提供することにある。
前記課題を解決することのできる本発明に係る光ファイバ切断機は、被覆部内にガラスファイバを内装した光ファイバを切断する光ファイバ切断機であって、前記光ファイバを把持するクランプと、前記光ファイバの切断部が載置される枕部材と、前記枕部材に載置された前記光ファイバの前記被覆部を加傷する被覆部加傷機構と、前記枕部材に載置された前記光ファイバの前記ガラスファイバに初期傷を付与する初期傷加傷機構と、からなることを特徴としている。
このように構成された光ファイバ切断機によれば、クランプに光ファイバが把持されて、枕部材に光ファイバの切断部が載置されてから、被覆部加傷機構によって枕部材に保持されている光ファイバの被覆部が加傷されて切り込みが入れられ、初期傷加傷機構によって枕部材に保持されている光ファイバのガラスファイバに初期傷が付与される。これにより、切断後に先端の被覆部を容易に除去することができる。
また、本発明に係る光ファイバ切断機においては、前記被覆部加傷機構と前記初期傷加傷機構は、前記光ファイバを介して対向位置または同一位置に配置されていることが好ましい。
このように構成された光ファイバ切断機によれば、被覆部加傷機構と初期傷加傷機構とが光ファイバを介して対向位置に配置される場合、加傷されて切り込みが入れられた光ファイバの被覆部の反対側から初期傷加傷機構によって光ファイバのガラスファイバに初期傷を付与することができる。また、これとは異なり、被覆部加傷機構と初期傷加傷機構とが光ファイバを介して同一位置に配置される場合、加傷されて切り込みが入れられた光ファイバの被覆部と同一の側から初期傷加傷機構によって光ファイバのガラスファイバに初期傷を付与することができる。
また、本発明に係る光ファイバ切断機においては、前記被覆部は、前記ガラスファイバの周囲に配置されたプライマリ被覆部と、当該プライマリ被覆部の周囲に配置されたセカンダリ被覆部と、であり、前記被覆部加傷機構は、少なくとも前記セカンダリ被覆部を加傷することが好ましい。
このように構成された光ファイバ切断機によれば、被覆部加傷機構が、被覆部のプライマリ被覆部とセカンダリ被覆部のうちの外周側に配置されるセカンダリ被覆部まで加傷することで、被覆部の剛性が全体的に低くなるため、接続時に被覆部を容易に除去することができる。
また、本発明に係る光ファイバ切断機においては、前記被覆部加傷機構は、前記枕部材で前記光ファイバの長手方向に切り込みを入れる被覆部切込用刃部材を備えていることが好ましい。
このように構成された光ファイバ切断機によれば、被覆部加傷機構による被覆部への加傷を被覆部切込用刃部材による光ファイバの長手方向への切り込みで行うことで、被覆部の部分的な除去を効率良く行うことができる。
また、本発明に係る光ファイバ切断機においては、前記枕部材は、前記光ファイバが載置される光ファイバ保持用溝を備えているとともに、前記初期傷加傷機構に有するファイバ切断用刃部材の進行方向に、刃部材逃し用溝を備えていることが好ましい。
このように構成された光ファイバ切断機によれば、光ファイバは、枕部材の光ファイバ保持用溝に保持されることで、位置ずれ等を生じることなく切断位置が正確に設定される。そして、初期傷加傷機構のファイバ切断用刃部材が光ファイバに向けて進行する際に、枕部材の刃部材逃し用溝に進入することで、光ファイバへの初期傷の付与を確実に行うことができる。
また、本発明に係る光ファイバ切断機においては、前記枕部材の前記光ファイバ保持用溝は、V字形状またはU字形状に形成されていることが好ましい。
このように構成された光ファイバ切断機によれば、枕部材の光ファイバ保持用溝がV字形状に形成されることで、外径の異なる多種の光ファイバの切断を行うことができる。また、これとは異なり、枕部材の光ファイバ保持用溝がU字形状に形成されることで、光ファイバ保持用溝を光ファイバに面接触させることができるので、光ファイバを安定させて保持することができる。
前記課題を解決することのできる本発明に係る光ファイバの端末処理方法は、被覆部内にガラスファイバを内装した光ファイバを切断して接続に用いる光ファイバの端末処理方法であって、クランプに前記光ファイバを把持する工程と、枕部材に前記光ファイバの切断部を載置する工程と、被覆部加傷機構により前記枕部材に載置された前記光ファイバの前記被覆部のみを加傷する工程と、初期傷加傷機構により前記枕部材に載置された前記光ファイバの前記ガラスファイバに初期傷を付与する工程と、を含むことを特徴としている。
このように構成された光ファイバの端末処理方法によれば、クランプに光ファイバを把持する工程の後に、枕部材に光ファイバの切断部を保持させる工程を行ってから、被覆部加傷機構により枕部材に保持されている光ファイバの被覆部を加傷して切り込みを入れる工程と、初期傷加傷機構により枕部材に保持されている光ファイバのガラスファイバに初期傷を付与する工程と、を行う。これにより、被覆部が付いたまま切断でき、接続時に被覆部を除去し易くなっているので、接続時に折れたり、傷が付いたりすることが起こり難く、且つ高精度で接続することができる。
また、本発明に係る光ファイバの端末処理方法においては、前記被覆部を加傷した前記光ファイバを被覆除去部材に押し付けて、前記被覆部を除去する工程を含むことが好ましい。
このように構成された光ファイバの端末処理方法によれば、端末処理工程の中で被覆除去部材により被覆部を除去することができるので、被覆部の除去状態を確認でき、より高精度で接続することができる。
本発明に係る光ファイバ切断機および光ファイバの端末処理方法によれば、被覆部が付いたまま切断し、先端の被覆部を除去し易いように被覆部に加傷を付与することができる光ファイバ切断機および光ファイバの端末処理方法を提供できる。
以下、図を参照して本発明の複数の好適な実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1乃至図6は本発明に係る光ファイバ切断機および光ファイバの端末処理方法の第1実施形態を示すものである。
図1および図2に示すように、光ファイバ切断機10は、初期傷加傷機構の一部を構成する上部ボディ11と、下部ボディ12と、初期傷加傷機構の他の一部を構成するファイバ切断用刃部材13と、ファイバホルダ14と、一対のクランプ15,16と、一対の枕部材17,18と、被覆部加傷機構の一部を構成する被覆部切込用刃部材19と、被覆部加傷機構の他の一部を構成する刃圧設定部20と、からなるスクラッチベント式の光ファイバカッターである。
上部ボディ11は、基端部が下部ボディ12の基端部に枢軸21を介して回動自在に連結されており、不図示の戻しばねによって、先端部が下部ボディ12の先端部から離れる方向に常時付勢されている。
ファイバ切断用刃部材13は、ステンレス製であって、上部ボディ11の下面に配置されており、上部ボディ11の上面に配置されているスライド操作部22に組み付けられている。ファイバ切断用刃部材13は、スライド操作部22が上部ボディ11の先端部に向けて押圧されることで段階的に進行される。このファイバ切断用刃部材13は、切断自在にして連続的に形成されているため、一定の回数の使用後に使用済みの部分を切断して新たな刃部材を進行させて設定することができるので、刃部材を一回毎に交換したり、研磨したりすることなく、長期的に使用することができる。ファイバ切断用刃部材13の両側には、クランプ15,16に対向配置された押圧部材23が組み付けられている。
ファイバホルダ14は、下ボディ12の側部に突出形成されており、ファイバ押え部24を開閉自在に備えている。ファイバホルダ14は、切断する光ファイバ70を上面に載置してから、ファイバ押え部24を閉成することで、下部ボディ12の先端部の処理部25に光ファイバ70を配置して支持する。
クランプ15,16は、下部ボディ12の処理部25において、両側部にそれぞれ組み付けられている。クランプ15,16は、ファイバホルダ14に支持されている光ファイバ70の切断部71をそれぞれの中央位置に配置し、上部ボディ11の押圧部材23が上方から押圧されることで、曲げ張力を付与して光ファイバ70の切断部71を支持する。
枕部材17,18は、それぞれがV字の光ファイバ保持用溝28,29を有するブロック形状に形成されており、両者の間に刃部材逃し用溝30を有する。光ファイバ保持用溝28,29は、60〜90度の開成角度を有する。枕部材17,18は、クランプ15,16の間に並べて配置されているため、クランプ15,16によって支持されている光ファイバ70の切断部71を光ファイバ保持用溝28,29内に保持する。刃部材逃し用溝30は、例えば、ファイバ切断用刃部材13の幅寸法に0.5mm以下を加算させた値の幅寸法が好ましい。枕部材17,18は、ファイバ切断用刃部材13が押圧進行してきた際の抗力を保持するとともに、ガラスファイバ切断時の曲げ張力を付与する。
被覆部切込用刃部材19は、ファイバ切断用刃部材13と同様のステンレス製で鋭利に形成されており、枕部材17,18の光ファイバ保持用溝の頂部にそれぞれ組み付けられている。そして、刃圧設定部20に結合されることで、光ファイバ保持用溝28,29の頂部で光ファイバ保持用溝28,29内に飛び出す方向と引っ込む方向との上下に進退自在に設けられている。
刃圧設定部20は、付勢ばねを利用した付勢手段であって、枕部材17,18の下部に組付けられている。刃圧設定部20は、被覆部切込用刃部材19の位置を設定する機能を有するため、付勢ばねを介して被覆部切込用刃部材19の位置を変更することで、ファイバ切断用刃部材13による初期傷量を任意に設定する。刃圧設定部20は、被覆部切込用刃部材19とともにファイバ切断用刃部材13に対向する位置に配置されている。
図2に示すように、光ファイバ70は、ガラスファイバ72を芯材として、その外周にプライマリ被覆部73が配置され、プライマリ被覆部73の外周にセカンダリ被覆部74が配置されている。ガラスファイバ72は、例えばφ125μmであり、プライマリ被覆部73は、例えばφ180〜200μmであり、セカンダリ被覆部74は、例えばφ250μmである。
被覆部切込用刃部材19は、縦断面視T字状に形成されて、刃の長さが1〜5mm程度であり、枕部材17,18のそれぞれの光ファイバ保持用溝28,29方向である光ファイバ70の軸方向に長さを有して配置されている。この被覆部切込用刃部材19は、その基部31が刃圧設定部20に結合されている。
次に、図1乃至図5を参照して、光ファイバ切断機10を適用した光ファイバの切断方法について説明する。
図3に示すように、第1工程において、ファイバホルダ14によって下部ボディ12の処理部25のクランプ15,16上に光ファイバ70を配置する。第2工程において、枕部材17,18の光ファイバ保持用溝28,29内に光ファイバ70を保持する。このとき、被覆部切込用刃部材19は、光ファイバ70の下方に離れて配置されているため、光ファイバ70に接触していない。
図4に示すように、第3工程において、上部ボディ11が戻しばねに抗して下方に向けて押下されることで、枕部材17,18の間の刃部材逃し用溝30に挿入しながらファイバ切断用刃部材13が下方に向けて押圧進行される。そのため、光ファイバ70が下方に向けて押圧されて光ファイバ保持用溝28,29の頂部に向けて押圧移動される。これにより、光ファイバ70が光ファイバ保持用溝28,29内で被覆部切込用刃部材19に押し付けられ、光ファイバ70のセカンダリ被覆部74とプライマリ被覆部73とに軸方向に切り込み75が入れられる。切り込み75の切り込み量は25〜60μmである。
このとき、被覆部切込用刃部材19は、刃圧設定部20を介して光ファイバ70に当接するため、ファイバ切断用刃部材13は、光ファイバ70に食い込まず、光ファイバ70を被覆部切込用刃部材19に押し付けるだけの応力が与えられる。
図5に示すように、第4工程において、被覆部切込用刃部材19によって切り込み75が入れられた光ファイバ70に対してファイバ切断用刃部材13が押圧進行され、光ファイバ70のガラスファイバ72の外周部の一部に初期傷76が付与される。
そして、刃圧設定部20により枕部材17,18が上昇されることで、初期傷76がガラスファイバ72に付与された光ファイバ70に曲げ応力が与えられ、セカンダリ被覆部74とプライマリ被覆部73とともに、ガラスファイバ72が切断される。
図6に示すように、光ファイバ切断機10の変形例では、枕部材17,18のそれぞれが、光ファイバ70の外形に相似するU字の光ファイバ保持用溝32,33を有するブロック形状に形成されている。そのため、光ファイバ70に面接触して保持することができる。
以上説明したように、本実施形態の光ファイバ切断機10によれば、クランプ15,16に光ファイバ70が把持されて、枕部材17,18に光ファイバ70の切断部71が載置される。そして、被覆部切込用刃部材19によって枕部材17,18に保持されている光ファイバ70のセカンダリ被覆部74およびプライマリ被覆部73が加傷されて切り込み75が入れられ、ファイバ切断用刃部材13によって枕部材17,18に保持されている光ファイバ70のガラスファイバ72に初期傷76が付与される。これにより、光ファイバ70の切断後に先端の被覆部73,74を容易に除去することができる。
また、本実施形態の光ファイバ切断機10によれば、被覆部切込用刃部材19とファイバ切断用刃部材13とが光ファイバ70を介して対向位置に配置されることで、加傷されて切り込み76が入れられた光ファイバ70の被覆部73,74の反対側からファイバ切断用刃部材13によって光ファイバ70のガラスファイバ72に初期傷76を付与することができる。
また、本実施形態の光ファイバ切断機10によれば、被覆部切込用刃部材19が、プライマリ被覆部73とセカンダリ被覆部74のうちの内周側に配置されるプライマリ被覆部73まで加傷することで、被覆部73,74の剛性が全体的に低くなる。これにより、接続時に被覆部73,74を容易に除去することができる。
また、本実施形態の光ファイバ切断機10によれば、被覆部73,74への加傷を被覆部切込用刃部材19による光ファイバ70の長手方向への切り込み75で行うことで、被覆部73,74の部分的な除去を効率よく処理することができる。
また、本実施形態の光ファイバ切断機10によれば、光ファイバ70は、枕部材17,18のV字の光ファイバ保持用溝28,29またはU字の光ファイバ保持用溝32,33に保持されることで、位置ずれ等を生じることなく切断位置が正確に設定される。そして、ファイバ切断用刃部材13が光ファイバ70に向けて進行する際に、枕部材17,18の刃部材逃し用溝30に進入することで光ファイバ70への初期傷76の付与を確実に行うことができる。
また、本実施形態の光ファイバ切断機10によれば、枕部材17,18の光ファイバ保持用溝28,29がV字形状に形成された場合、外径の異なる多種の光ファイバ70の切断を行うことができる。また、これとは異なり、枕部材17,18の光ファイバ保持用溝32,33がU字形状に形成された場合、光ファイバ保持用溝32,33を光ファイバ70に面接触させることができるので、光ファイバ70を安定させて保持することができる。
また、本実施形態の光ファイバの端末処理方法によれば、クランプ15,16に光ファイバ70を把持する工程の後に、枕部材17,18に光ファイバ70の切断部71を保持させる工程を行ってから、被覆部切込用刃部材19により光ファイバ70の被覆部73,74を加傷して切り込み75を入れる工程と、ファイバ切断用刃部材13により光ファイバ70のガラスファイバ72に初期傷76を付与する工程とを行う。これにより、被覆部73,74が付いたまま切断でき、接続時に被覆部73,74を除去し易くなっているので、接続時に折れたり、傷が付いたりすることが起こり難く、且つ高精度で接続することができる。
(第2実施形態)
次に、図7乃至図9を参照して、本発明に係る光ファイバ切断機および光ファイバの端末処理方法の第2実施形態について説明する。なお、上述した第1実施形態と重複する構成要素や機能的に同様な構成要素については、図中に同一符号あるいは相当符号を付することによって説明を簡略化あるいは省略する。
図7に示すように、第2実施形態に係る光ファイバ切断機40は、初期傷加傷機構を構成するファイバ切断用刃部材41と、被覆部加傷機構を構成する被覆部切込用刃部材42とが、上部ボディ11側の同一側に配置されている。
被覆部切込用刃部材42は、ファイバ切断用刃部材41の中央部で、ファイバ切断用刃部材41に直交する光ファイバ10の軸方向にファイバ切断用刃部材41から僅かに上方にずれた位置に一体的に組み付けられている。なお、被覆部切込用刃部材42は、ファイバ切断用刃部材41と溶接等により一体形成されていても良い。
図8に示すように、光ファイバの切断方法の第3工程において、上部ボディ11が戻しばねに抗して下方に向けて押下されることで、枕部材17,18の間の刃部材逃し用溝30に挿入しながらファイバ切断用刃部材41が下方に向けて進行され、光ファイバ70が下方に向けて押圧されて光ファイバ保持用溝28,29の頂部に押圧移動される。
図9に示すように、光ファイバの切断方法の第4工程において、被覆部切込用刃部材42が光ファイバ70のセカンダリ被覆部74とプライマリ被覆部73とに軸方向に切り込み75を入れ、同時にファイバ切断用刃部材41が押圧進行されて、光ファイバ70のガラスファイバ72の外周部の一部に初期傷76が付与される。
本実施形態は、第1実施形態と同様の作用効果を奏するが、特に、本実施形態によれば、被覆部切込用刃部材42とファイバ切断用刃部材41とが光ファイバ70を介して同一位置に配置されることで、加傷されて切り込み75が入れられた光ファイバ70の被覆部73,74と同一の側からファイバ切断用刃部材41によって光ファイバ70のガラスファイバ72に初期傷76を付与することができる。
なお、本発明に係る光ファイバ切断機および光ファイバの端末処理方法は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形や改良等が可能である。
例えば、被覆部切込用刃部材とファイバ切断用刃部材とを同一構造とし、この同一刃部材を被覆部に対して切り込みを入れるまで進行させてから、光ファイバを回転させながら軸方向に移動させることで、被覆部に螺旋状に切り込みを入れる。その後、同一刃部材をガラスファイバに初期傷を付けられるまでさらに進行させるようにしても良い。
また、上述した上記第1及び第2実施形態で切断された切り込み付き光ファイバの被覆部の除去する一例を図10及び図11に基づいて簡単に説明する。
図10に示すように、切断された切り込み付き光ファイバ70は、作業現場において光接続部材である光コネクタ80が装着される。この光コネクタ80は、短尺光ファイバ82が挿入されたガラスファイバ挿入穴83を有するフェルール81と、光ファイバ70の先端をガラスファイバ挿入穴83内に挿入して短尺光ファイバ82に突き合わせた状態で固定する固定部84とを備えている。そして、この光コネクタ80内部に、ガラスファイバ72の外周に被覆部73,74を有する光ファイバ70を挿入することで、光ファイバ70の端部から被覆部73,74を挿入力により除去する被覆除去部85を備えている。
図11(A)に示すように、光ファイバ70の端面から被覆除去長さまでの被覆部73,74に切り込み75が入れられている。そして、ガラスファイバ挿入穴83に光ファイバ70を押し付けると、図11(B)に示すように、被覆部73,74の所望長さの端部が切り込み75に沿って被覆除去部85の外側へ広がるように除去される。
本発明の第1実施形態に係る光ファイバ切断機および光ファイバの接続処理方法を適用した光ファイバ切断機の外観斜視図である。 図1の光ファイバ切断機の要部拡大図である。 図1の光ファイバ切断機を用いた光ファイバの接続処理方法を説明する第1工程および第2工程の光ファイバ周りの断面図である。 図1の光ファイバ切断機を用いた光ファイバの接続処理方法を説明する第3工程の光ファイバ周りの断面図である。 図1の光ファイバ切断機を用いた光ファイバの接続処理方法を説明する第4工程の光ファイバ周りの断面図である。 図1の光ファイバ切断機の変形例の光ファイバ周りの断面図である。 本発明の第2実施形態に係る光ファイバ切断機の要部拡大図である。 図1の光ファイバ切断機を用いた光ファイバの接続処理方法を説明する第3工程の光ファイバ周りの断面図である。 図1の光ファイバ切断機を用いた光ファイバの接続処理方法を説明する第4工程の光ファイバ周りの断面図である。 光コネクタに光ファイバを接続する一例を示す断面図である。 (A)は切り込みを設けた光ファイバ端部の断面図であり、(B)は光ファイバを挿入穴に押し付けた状態を示す断面図である。
符号の説明
10 光ファイバ切断機
13 ファイバ切断用刃部材(初期傷加傷機構)
15 クランプ
16 クランプ
17 枕部材
18 枕部材
19 被覆部切込用刃部材(被覆部加傷機構)
20 刃圧設定部(被覆部加傷機構)
28 光ファイバ保持用溝
29 光ファイバ保持用溝
30 刃部材逃し用溝
32 光ファイバ保持用溝
33 光ファイバ保持用溝
40 光ファイバ切断機
41 ファイバ切断用刃部材(初期傷加傷機構)
42 被覆部切込用刃部材(被覆部加傷機構)
70 光ファイバ
72 ガラスファイバ
73 プライマリ被覆部(被覆部)
74 セカンダリ被覆部(被覆部)
75 切り込み
76 初期傷

Claims (6)

  1. 被覆部内にガラスファイバを内装した光ファイバを切断する光ファイバ切断機であって、
    前記光ファイバを把持するクランプと、
    前記光ファイバの切断部が載置される枕部材と、
    前記枕部材に載置された前記光ファイバの前記被覆部を加傷する被覆部加傷機構と、
    前記枕部材に載置された前記光ファイバの前記ガラスファイバに初期傷を付与する初期傷加傷機構と、からなり、
    前記被覆部加傷機構と前記初期傷加傷機構は、前記光ファイバを介して対向位置または同一位置に配置されていることを特徴とする光ファイバ切断機。
  2. 被覆部内にガラスファイバを内装した光ファイバを切断する光ファイバ切断機であって、
    前記光ファイバを把持するクランプと、
    前記光ファイバの切断部が載置される枕部材と、
    前記枕部材に載置された前記光ファイバの前記被覆部を加傷する被覆部加傷機構と、
    前記枕部材に載置された前記光ファイバの前記ガラスファイバに初期傷を付与する初期傷加傷機構と、からなり、
    前記被覆部加傷機構は、前記枕部材で前記光ファイバの長手方向に切り込みを入れる被覆部切込用刃部材を備えていることを特徴とする光ファイバ切断機。
  3. 前記被覆部は、前記ガラスファイバの周囲に配置されたプライマリ被覆部と、当該プライマリ被覆部の周囲に配置されたセカンダリ被覆部と、であり、
    前記被覆部加傷機構は、少なくとも前記セカンダリ被覆部を加傷することを特徴とする請求項1または2に記載した光ファイバ切断機。
  4. 前記枕部材は、前記光ファイバが載置される光ファイバ保持用溝を備えているとともに、前記初期傷加傷機構に有するファイバ切断用刃部材の進行方向に、刃部材逃し用溝を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載した光ファイバ切断機。
  5. 前記枕部材の前記光ファイバ保持用溝は、V字形状またはU字形状に形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか一項に記載した光ファイバ切断機。
  6. 被覆部内にガラスファイバを内装した光ファイバを切断して接続に用いる光ファイバの端末処理方法であって、
    クランプに前記光ファイバを把持する工程と、
    枕部材に前記光ファイバの切断部を載置する工程と、
    被覆部加傷機構により前記枕部材に載置された前記光ファイバの前記被覆部のみを加傷する工程と、
    初期傷加傷機構により前記枕部材に載置された前記光ファイバの前記ガラスファイバに初期傷を付与する工程と、を含み、
    前記被覆部を加傷した前記光ファイバを被覆除去部材に押し付けて、前記被覆部を除去する工程を含むことを特徴とする光ファイバの端末処理方法。
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