JP4466202B2 - 光ファイバの切断装置および光ファイバの切断方法 - Google Patents
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Description
この光ファイバ10は、ガラスファイバ11の外側を被覆12により覆って構成されており、ガラスファイバ11の端面11aはガラスファイバ11の中心軸に対して直角(垂直)に平坦に切断されている。一方、被覆12は、ガラスファイバ11の端面11aから傾斜して後方(図1(B)中右方向)に切断されている。その結果、ガラスファイバ11の端面11aが少なくとも最先端に位置しており、被覆12はガラスファイバ11の端面11aから前方に突出していないことになる。
図2に示すように、この光ファイバ切断装置20では、基台21の略中央に設けられている凹部21aの前後(図2中左右)に、光ファイバ10を支持する光ファイバ支持手段として、前クランパ22および後クランパ23が各々設けられている。後クランパ23は基台21の上面21bに固定されている。一方、前クランパ22は、基台21の上面21bに沿って光ファイバ10の長手方向(図2中左右方向)に移動自在に設けられており、張力付与手段であるスプリング24を介して基台21の上面21bに設けられているストッパ25に接続されている。
図4(A)および(B)に示すように、両クランパ23、22は、共に下クランパ23a、22aと上クランパ23b、22bから構成されており、上下両クランパ23a、22a、23b、22bの対向する面の中央部にはV溝28a、28bが各々形成されている。また、上下のV溝28a、28bは、上下クランパ23a、22a、23b、22bを密着させた際に形成される空間が光ファイバ10の外径よりも小さくなるように形成されている。なお、上クランパ23b、22bは、図示省略の上下機構により、下クランパ23a、22aに対して上下移動(解放)可能となっている。
従って、前後両クランパ22、23によって光ファイバ10を把持する際には、上クランパ22b、23bを上げて光ファイバ10をV溝28a、28b間に通し、上クランパ22b、23bを下降させることにより、下クランパ22a、23aとの協働で光ファイバ10を確実に把持することができるようになっている。
従って、両ガイドパイプ26、27は、内部空間26a、27aに支持される光ファイバ10の高さ位置が、前後クランパ22、23に支持された光ファイバ10の高さ位置と一致するように、高さ調整されている。また、両ガイドバイプ26、27の間には、後述する刃部としてのカッタ刃31の厚さよりも若干大きめの隙間28が設けられている。
カッタ刃31は円錐台状(図5において横向き)をしており、外周面には傾斜面31aが設けられている。この傾斜面の傾斜角度θは、例えば30度程度が望ましい。カッタ刃31の尖った先端31bは、光ファイバ10の被覆12を切断すると共にガラスファイバ11に切込みを入れるため、鋭利な刃となっている。
まず、図2〜図4に示すように、光ファイバ10のセットを行う。すなわち、光ファイバ10の先端を、後クランパ23のV溝28a、28b間に通し、後側のガイドパイプ27の内部空間27aに通し、カッタ刃31を干渉しない位置に待機させ、前側のガイドパイプ26の内部空間26aに通し、さらに前クランパ22のV溝28a、28b間に通す。そして、前クランパ22をスプリング24の付勢力に抗して後側(図2中左側)へ移動させてこの位置に保持し、上クランパ22bを下降させて光ファイバ10を把持すると共に、後クランパ23でも光ファイバ10を把持する。その後、前クランパ22を開放して、スプリング24の付勢力により、光ファイバ10に張力を付与する。
カッタ刃31の上限位置、すなわちスプリング34によって上方に付勢された限界位置を、光ファイバ10のガラスファイバ11の下面よりも若干上方となるように設定し、カッタ刃31を光ファイバ10の下面に当接させる。このとき、カッタ刃31の上端位置はガラスファイバ11の下面よりも被覆12の厚さ分だけ下方位置にあるため、カッタ刃31はスプリング24によって上方に付勢された状態となっているので、カッタ刃31は被覆12に切れ込む(図6(A)参照)。この状態で、回転アーム32を回転させると、カッタ刃31は光ファイバ10の中心に向かって押されながら回転するので、被覆12を全周にわたって切断すると共に、ガラスファイバ11の外周面に切り込みを入れる(図6(B)参照)。このとき、光ファイバ10には、前クランパ22を介してスプリング24からの張力が作用しており、ガラスファイバ11は切込みから破断する(図6(C)参照)。カッタ刃31の回転においは、光ファイバ10のまわりを複数回転させて徐々に切り込みを入れていくことが望ましい。このようにすると、ガラスファイバ11の外周に少しずつ傷を深くしていくことができ、ガラスファイバ11の切断時の端面がきれいに仕上げることができる。
例えば、前述した実施形態においては、カッタ刃31を光ファイバ10の中心軸まわりに旋回させて被覆12の切断およびガラスファイバ11に切れ込みを入れた場合を例示したが、この他、刃部を、光ファイバに対して例えば水平面内で直交する方向へ移動させる刃部スライド手段を設け、張力を付与した光ファイバに対して刃部をスライドさせることにより切断することも可能である。この場合には、片道で光ファイバの一方の側にのみ切れ目を入れることができるため、刃部の帰り道では光ファイバの別の部分に切れ目を入れるように光ファイバを回転可能に支持するのが望ましい。
11 ガラスファイバ
11a 端面
12 被覆
20 切断装置
22 前クランパ(光ファイバ支持手段)
23 後クランパ(光ファイバ支持手段)
24 スプリング(張力付与手段)
30 刃部回転手段
31 カッタ刃(刃部)
34 スプリング(刃部付勢手段)
Claims (2)
- ガラスファイバの外側が被覆により覆われた光ファイバを切断する光ファイバの切断装置であって、
前記光ファイバの切断位置の前後を支持する前クランパおよび後クランパを有する光ファイバ支持手段と、前記前クランパと後クランパを離反させて前記光ファイバの切断位置に張力を付与する張力付与手段と、前記光ファイバの全周にわたって前記被覆を切断するとともに少なくとも前記ガラスファイバに切り込みを入れることができる円錐台状の刃部と、前記刃部を回転軸回りに回転可能に支持するとともに前記光ファイバの中心軸回りに旋回させる刃部回転手段と、前記刃部を前記光ファイバの中心に向けて付勢する刃部付勢手段と、前記刃部の前記回転軸を一定の位置よりも前記光ファイバ側に移動させないためのストッパとを有することを特徴とする光ファイバの切断装置。 - ガラスファイバの外側が被覆により覆われた光ファイバを切断する光ファイバの切断方法であって、
前記光ファイバの切断位置の前後を支持し、前記切断位置に張力を付与しながら、円錐台状の刃を前記光ファイバに向けて付勢しながら、前記刃の限界位置を前記ガラスファイバの外周面に切り込みを入れる程度に設定し、前記刃を前記光ファイバの外周面に当接させてから、前記刃を回転及び前記光ファイバの中心軸回りに旋回させながら前記光ファイバの全周にわたって前記被覆を切断するとともに前記ガラスファイバに少なくとも切り込みを入れることを特徴とする光ファイバの切断方法。
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