JP2008070660A - 光ケーブル分割工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 活線分岐を行うことができる光ケーブル分割工具を提供する。
【解決手段】 光ケーブルから光ファイバを分割して取り出すために工具であって、開閉自在な上下レバー1A、1Bと、分割刃41A、41Bを備えたケーブル外被分割部4とを有し、上下レバー1A、1Bを閉じて、光ケーブルのノッチに対応する位置に分割刃41A、41Bを位置決めし、光ケーブルの長手方向に分割刃41A、41Bを移動することによって、光ファイバーを取り出す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ケーブルから光ファイバを分割して取出すために用いる光ケーブル分割工具に関する。
従来、光ファイバケーブルとして、各種のものが知られているが、光ファイバの周囲を樹脂などで被覆して心線としており、通常、これを鋼線などのテンションメンバと共に樹脂で被覆して一体化させている。
例えば、光ファイバケーブルの配線施工などを行う際には、光ファイバケーブル本体から表面の被覆を剥ぎ取る作業などが必要となる。
そこで、このような作業を行うために、従来、各種の工具が提案され開発されている(例えば、特許文献1参照)。
即ち、この工具は、図11に示す外被101表面の対角線上に長手方向に溝102が連続的に施された通信用ケーブル100において、外被101を引き剥がして光ファイバ心線103を取り出すようにしたものである。即ち、この工具200は、通信用ケーブル100を間に挟んで2つの把持具ガイド201、202が配置され、これら把持具ガイド201、202の内側面上下に、把持具203〜206がそれぞれ上下動自在に取り付けられている。
把持部203〜206は、図11に矢印で示すように、把持具ガイド201、202に沿って上下に摺動することにより、長手方向に連続的に加工された溝102を間に挟んで、通信用ケーブル100の両側の外被101若しくは外被101の上から抗張力体104を各々把持するものである。把持具ガイド201、202は、図12に矢印で示すように左右両側に移動することができ、これにより把持部203〜206の間隔を広げて溝102から亀裂を生じさせる破断機構を構成する。なお、図中では省略されているが、各々の把持部203〜206毎に分離した抗張力体104の間から光ファイバ心線103を損傷することなく取り出す手段を備える。
従って、この工具によれば、外被101と抗張力体104と光ファイバ心線103からなる通信用ケーブル100の長手方向の任意の位置において、図12に示すように、ケーブル100長手方向に連続的に加工された溝102を挾んで、両側の外被101若しくは外被101の上から抗張力体104を各々把持し、把持した部分の各々の間隔を広げる。すると、図13に示すように、溝102から亀裂を生じさせることができ、各々の把持部203〜206毎にケーブルを分離して、その分離した間から光ファイバ心線103を損傷することなく取り出すことができる。
特開2000−121839号公報
このような工具では、ケーブルを押し広げる作業を行うので、光ファイバ心線を取り出すときに、光ファイバを曲げたくなくても曲がってしまう。このため、活線状態の光ファイバの伝送信号が瞬断されるなどの不都合な事態が起こってしまう可能性がある。
本発明の目的は、光ファイバを取り出すときの分割作業時に、光ファイバが曲がるのを防止しできる光ケーブル分割工具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の光ケーブル分割工具は、光ケーブルから光ファイバを分割して取り出すために工具であって、開閉自在な上下レバーと刃を備えたケーブル外被分割部を有し、前記上下レバーを閉じて、前記光ケーブルのノッチに対応する位置に前記刃を位置決めして挿入し、前記光ケーブルの長手方向に前記刃を移動することによって、光ファイバーを取り出すことを特徴とする。
また、本発明の光ケーブル分割工具は、前記ケーブル外被分割部が、前記上下レバーを閉じた際に光ケーブルのノッチに挿入され前記光ケーブルの位置を調整するケーブル位置調整部材を備えていることが望ましい。
また、本発明の光ケーブル分割工具は、前記ケーブル外被分割部の刃が、光ケーブルの上下それぞれ2箇所のノッチに対応した4枚の切断刃からなり、上下それぞれ2箇所の切断刃の位置がノッチの長手方向にずれていることが望ましい。
また、本発明の光ケーブル分割工具は、前記4枚の切断刃が、該切断刃に設けられた貫通孔と該貫通孔に挿入固定されるガイドピンによって位置決め固定されていることが望ましい。
また、本発明の光ケーブル分割工具は、前記上下レバーを閉じた際に、閉じた状態で保持するストッパを備えていることが望ましい。
また、本発明の光ケーブル分割工具は、前記上下レバーを閉じて前記光ケーブルの支持線の除去を行う支持線除去部を備えていることが望ましい。
また、本発明の光ケーブル分割工具は、前記支持線除去部が、支持線の一部を収容する支持線保持部を備えていることが望ましい。
また、本発明の光ケーブル分割工具は、前記ケーブル外被分割部が、ケーブル収容部の両側に前記支持線の切り残し部分を逃がすための空間を有していることが望ましい。
また、本発明の光ケーブル分割工具は、支持線外被除去部を有しており、支持線の外被を除去する作業は、前記上下レバーを開閉することによって行われることが望ましい。
本発明によれば、光ケーブルから光ファイバを分割して取り出すために工具であって、開閉自在な上下レバーと刃を備えたケーブル外被分割部を有し、前記上下レバーを閉じて、前記光ケーブルのノッチに対応する位置に前記刃を位置決めし、前記光ケーブルの長手方向に前記刃を移動することによって、光ファイバーを取り出すようになっており、光ファイバを取り出すときに、光ファイバが曲がるのを防止できる光ケーブル分割工具を提供できる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明の一実施形態に係る光ケーブル分割工具を示すものであり、この光ケーブル分割工具は、開閉可能な上下一対のレバー1を備えている。このレバー1には、ガイド部2と、支持線除去部3と、ケーブル外被分割部4と、ストッパ5と、支持線外被除去部6を有している。この分割工具は、一例として、図10(A)に示す光ケーブル90の支持線90Aの除去および支持線90Aの外被92の除去と、図10(B)に示すケーブル本体90Bの外被96の分割作業を、いずれもレバー1の開閉操作によって行うことができるようになっている。
ここで、図10に示すケーブルの概略構成を説明する。光ケーブル90は、支持線90Aとケーブル本体90Bとが首部90Cで連結されている。このうち、支持線90Aは、鋼線などのテンションメンバ91と、これを被覆する樹脂で形成した外被92とを備えている。一方、ケーブル本体90Bは、一対のテンションメンバ93と、8心の光ファイバ94と、補強部材95と、これらを被覆する樹脂で形成した外被96とを備えている。なお、外被96には、上下両面にそれぞれ2箇所のノッチ97が形成されている。
図1、図2に示す光ケーブル分割工具は、レバー1が、支軸1Cを中心に開閉可能に枢着された一対の上レバー1A及び下レバー1Bから構成されており、支軸1Cに巻装させたトーションばね1Dによって常時開放する方向に弾性力が付勢されている。また、この上レバー1A及び下レバー1Bには、一定角度を越えて開放しないようにするため、一方のレバー(下レバー1B)に設けた回動孔1Eと、他方のレバー(上レバー1A)に設けて回動孔1Eから突出させレバー1の開放角度を規制する規制ピン1Fと、を付設している。
ガイド部2は、光ケーブル90のケーブル本体90Bの外被96の分割を行う際に、ノッチ97の探し出し及びノッチ97に対する正確な位置決めなどを行うものである。このガイド部2は、本実施形態では、図4及び図5に示すように、光ケーブル90のノッチ97に係止させる係止突起21A、21Bを、上レバー1A及び下レバー1Bに一方の側面から外部へそれぞれ突設する突起部11A,11B部分に設置している。即ち、図4に示す上レバー1Aには、ケーブル本体90Bのノッチ97の間隔L(図10参照)と同じ間隔で係止突起21A(具体的には係止突起211A,212A)が形成されている。同様に、図5に示す下レバー1Bにも、ケーブル本体90Bのノッチ97の間隔Lと同じ間隔で係止突起21B(具体的には係止突起211B,212B)が形成されている。
支持線除去部3は、図10(A)に示す光ケーブル90の光ケーブル本体90Bから支持線90Aを分離除去するためのものであり、本実施形態では、図2及び図3に示すように、下レバー1Bの突起部12Bに設け支持線90Aを切断する除去刃31と、上レバー1Aの突起部12A及び下レバー1Bの突起部12Bに形成した各半円形状の切欠き32A,32Bからなる支持線保持部32と、下レバー1Bの突起部12Bに設け、支持線90Aを押し当てて切断する際にケーブル本体90Bを安定した状態に保持する台座33とで構成されている。
ケーブル外被分割部4は、図10(A)に示す光ケーブル90のケーブル本体90Bから中央部の光ファイバ94を取り出すために、図10図(B)に示すようにケーブル本体90Bの光ファイバ94を避けたノッチ97部分から外被96を切り裂くためのものであり、レバー1の閉じ動作により行う。本実施形態のケーブル外被分割部4には、図2に示すように、上下レバー1A、1Bにそれぞれ2つずつ、都合4枚の分割刃41A、41Bが設けられている。また、本実施形態の場合、図4に示すガイド部2の係止突起21Aとケーブル外被分割部4の分割刃41Aとは、一体化された一枚の薄い板状部材で構成されている。同様に、図5に示す係止突起21Bと分割刃41Bも一体化された一枚の薄い板状部材で構成されており、これら両板状部材が距離Lの間隔を保持して互いに並行に配設されている。
分割刃41A(具体的には分割刃411Aと分割刃412Aの2枚)は、図4に示すように、互いにずれた状態で設置されており、換言すれば、前後方向(上レバー1Aの長手方向に平行な方向)に一定距離だけずれた状態で設置されているとともに、前後方向に直交する左右方向にも距離Lだけずれた状態で設置されている。また、下レバー1Bに設置されている分割刃41B(具体的には、分割刃411Bと分割刃412Bの2枚)も、図5に示すように、分割刃41Aと同じく、前後方向に一定距離ずれた状態で設置されているとともに、左右方向に距離Lだけずれた状態で設置されている。このように、上下レバーに都合4個設けてある分割刃41は、互いにずれた状態で設置されている。
なお、係止突起21Aと分割刃41A及び係止突起21Bと分割刃41Bは、それぞれ、各レバー1に組み付ける際に、その組み付け位置の精度を確保するため、予めねじ40A(図2参照)で仮止め・微調整することができるように、ねじ40Aに対しねじ孔40C、40Dが若干大きくなっている。組み付け位置を微調整したのち、ガイドピン40B(図4、5参照)を打ち込んで分割刃41A、41Bを固定させ、その後、最後までねじ40Aを締め付けて最終的に固定する。そのため、係止突起21Aと一体の分割刃41A及び係止突起21Bと一体の41Bである4枚の刃には、それぞれ、ねじ40Aが螺着する孔40C、40D(図1、2、4、5参照)のほかに、ガイドピン40Bを挿入させて位置決め固定させるための貫通孔40E、40F(図1、4、5参照)を設けている。ガイドピン40Bの外径と貫通孔40E、40Fの内径は略同一で、ガイドピン40Bの嵌め込みにより突起及び刃の位置が正確に固定される。
また、このケーブル外被分割部4は、ガイド部2で予め位置決めされた状態となった後のケーブル本体90Bのノッチ97に正確に当接し、そのノッチ97からケーブル本体90Bを押し切るようにするため、ガイド部2に先ずノッチ97を当接させて、その後で押し切るために、ガイド部2よりもレバー1の支軸1Cから離れた開放端部側に設置されている。特に、これらの分割刃41A、41Bは、前述したように、それぞれガイド部2の係止突起21Aの間隔Lと同一間隔で、かつ、互いに並行に配置させている。これにより、これらの分割刃41A、41Bは、レバー1の長手方向に並行な方向について、ガイド部2の係止突起21A、21Bと同一線上に配列させることができる。また、これらの分割刃41A、41Bは、光ケーブルの外径を基準にして光ケーブルを固定して分割刃を入れるのではなく、光ケーブルのノッチに対して分割刃を位置決めして挿入しているので、正しい位置で光ケーブルを分割することができ、光ファイバの心数が多い場合においても、光ファイバ心線に大きな応力を加えることなく分割して取り出すことができる。
さらに、このケーブル外被分割部4を設けている突起部11A,11Bには、図2及び図6に示すように、両側に略矩形状の切欠き42、43が形成されている。従って、ケーブル本体90Bから支持線90Aを分割除去したときに支持線90Aの若干の切り残された部分があっても、その部分を逃がしながら分割刃41A、41Bで確実に外被96を切り裂くことができる。
ストッパ5は、ケーブル本体90Bの外被96を切り裂いていく際の切り裂き作業を確実に行わせるとともに、この切り裂き作業の際に光ケーブル分割工具がケーブル本体90Bから抜け出すのを防止するものである。本実施形態のストッパ5は、図1に示すように、略棒状を有し下レバー1Bに取付けたストッパ部材51と、このストッパ部材51を係脱可能に止め付ける上レバー1Aに取付けた止め付け部材52とを備える。
ストッパ部材51は、後述する止め付け部材52のロック溝52Bに挿入させておくことにより、圧縮ばね51Dで常時一定方向α(図5参照)に押圧されて上下レバー1A、1Bを閉鎖状態に保持することができる。ストッパ部材51は、図5に示すように、先端部にロック釦51A、中間部に大径のロック突起51B、ロック釦51Aとロック突起51Bとの間にこれらより小径の通過部51Cを形成している。なお、圧縮ばね51Dは、バネ室51Eに収容されており、最大に伸張したときに、ちょうどロック突起51Bが後述するロック溝52Bに挿入される位置となるように構成されている。一方、通過部51Cの長さは、止め付け部材52の厚さよりも若干長くなるような長さに形成されている。
止め付け部材52は、図7(A)に示すように、下レバー1Bに向かう一端部が開口した通過溝52Aと、この通過溝52Aに連なるロック溝52Bとを設けている。このうち、通過溝52Aは、ストッパ部材51の通過部51Cの通過を許容する細幅のスリット形状に形成されている。一方、ロック溝52Bは、ロック釦51A及びロック突起51Bが嵌入可能な大きさを有する円形状に形成されており、ロック突起51Bがこのロック溝52Bに入り込んだ状態のときには、同図(C)に示す用に、大径のロック突起51Bは幅の狭い通過溝52Aを通過して外部へ抜け出すことができないので、上下レバー1A、1Bが閉鎖(ロック)状態のままに保持される。
支持線外被除去部6は、光ケーブル90の支持線90Aの外被92を除去してクロージャに取付けたときに接地させるためのものであり、上下レバー1A、1Bを開いて支持線90Aを挟み付けた後、上下レバー1A、1Bを閉じることによって行う。このため、本実施形態の支持線外被除去部6は、図1に示すように、支軸1Cに近い上下レバー1A、1Bのそれぞれ基端部寄りの互いに対向する内側部分(内面)に、ペンチ方式のものが取り付けられている。即ち、本実施形態の支持線外被除去部6は、図8に示すように、互いに対向する対向面に凹凸部61A、61Bを多数形成した上部支持線外被除去部6A及び下部支持線外被除去部6Bを有しており、支持線の外被を挟み付けた状態で上下レバー1A、1Bを閉じたまま、支持線90Aの長さ方向に沿って押し出すことにより、外被92を除去できる。
なお、本発明の支持線外被除去部は、この実施形態のようなペンチ方式のほかに、図9に示すような、カンナ方式のものでもよい。即ち、図9に示す支持線外被除去部7は、支軸1Cに近い上下レバー1A、1Bの左右何れかの側面(図9では、ケーブル外被分割部4を取付けている方の紙面表側の側面)部分に突設した状態に設置された上部支持線外被除去部7Aと下部支持線外被除去部7Bとで構成されており、上部支持線外被除去部7Aには、所定の傾斜角度で設置された除去刃71を設けている。
次に、ストッパ部材51による止め付け部材52へのロック操作及びロック解除操作と、光ファイバケーブルから光ファイバを取り出す作業について説明する。
図7において、初め、同図(A)に示すように、トーションばね1D(図5参照)の弾性力で上下レバー1A、1Bが開いた状態にあるときに、片手で上下レバー1A、1Bを持ちながら、圧縮ばね51Dで最先端まで押し出されていたストッパ部材51のロック釦51Aを、親指などで所定のストロークだけ押し込みつつ、同時に上下レバー1A、1Bを閉じていくようにする。
すると、同図(B)に示すように、ストッパ部材51の通過部51Cが止め付け部材52の通過部51Cをくぐり抜けるような状態で通過部51Cを通過する。ここで、ストッパ部材51の通過動作中にはトーションばね1Dの弾性力でストッパ部材51が先端方向に押し出される。ところが、大径のロック突起51Bは細幅の通過溝52Aに入り込めず、止め付け部材52の一面に押し当たりながら通過溝52Aに沿って摺動するだけである。従って、ロック釦51Aをずっと押し続けていなくても、通過部51Cは通過溝52Aを自動的に通過できる。
そして、同図(C)に示すように、通過部51Cがロック溝52Bに入り込む。すると、ストッパ部材51が圧縮ばね51Dの弾性力で元の状態まで戻る。一方、上下レバーは、トーションばね1Dの弾性力で開こうとする力が作用している。従って、これらの力を受けているストッパ部材51は、止め付け部材52に係止した状態のまま留まるので、ロック釦51Aを押し込まない限り、そのままロック状態が保持される。
従って、このロック状態を保持したまま、ケーブル外被分割部4を図10に示すケーブル本体90Bのノッチ97に押し当てながら、この光ケーブル分割工具をケーブル本体90Bの長さ方向に押し出していけば、容易に、しかも、確実に外被96を切り裂いていくことができる。また、この際、ケーブルを押し広げる作業が必要ないので、外被96を剥ぎ取って内部の光ファイバ心線94を取り出すときに、その光ファイバ心線94が曲がるのを確実に防止できる。
また、光ファイバ心線94の取り出し作業などの終了とともに、上下レバー1A、1Bのロック解除を行う場合には、ロック釦51Aを再度押し込むようにして、通過部51Cを通過溝52Aに入れ込ませるとともに、上下レバー1A、1Bを把持する手の力を弱めればよい。このとき、トーションばね1Dの弾性力で上下レバー1A、1Bには開き方向の力が作用している。従って、図7(B)に示すように、ストッパ部材51の通過部51Cは、止め付け部材52の通過溝52Aをくぐり抜けるような格好で下端部まで下方へ押し出されていき、通過溝52Aを通り抜けることができるわけである。このようにして、同図(A)に示すようにストッパ部材51が止め付け部材52から脱出するので、ストッパ5によるロック動作が自動的に解除される。
なお、本実施形態では、一対のレバー1を、上レバー1A及び下レバー1Bと呼称しているが、各種の作業を行う場合において、必ずしも上レバー1Aが上下方向の上側に、また下レバー1Bが上下方向の下側に配置して操作するものではない。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施し得るものである。
本発明の実施形態に係る光ケーブル分割工具を示す概略側面図である。 同光ケーブル分割工具を示す概略断面図である。 同光ケーブル分割工具の支持線除去部を示す拡大断面図である。 同光ケーブル分割工具の上レバーの先端側の内側部分の構成を示す説明図である。 同光ケーブル分割工具の下レバーの先端側の内側部分の構成を示す説明図である。 同光ケーブル分割工具のケーブル外被分割部を示す拡大断面図である。 (A)から(C)は同光ケーブル分割工具の上下レバーの閉じ動作に合わせて行うロック操作を示すものであり、図1におけるVII−VII線断面図である。 同光ケーブル分割工具の支持線外被除去部を示す要部拡大図である。 同光ケーブル分割工具の支持線外被除去部の変形例を示す要部拡大図である。 (A)は本発明の光ケーブル分割工具で作業を行う光ケーブルの支持線除去前の状態を示す断面図、(B)は本発明の光ケーブル分割工具によって図10に示す光ケーブルの支持線を除去した後の状態を示す断面図である。 従来の光ファイバケーブルの被覆などの作業を行う工具を示す説明図である。 その工具を用いて光ファイバケーブルを押し広げるときの作業を示す説明図である。 その工具を用いて光ファイバケーブルの被覆部を引き裂いて光ファイバ心線を取り出すときの作業を示す説明図である。
符号の説明
1 レバー
1A 上レバー
1B 下レバー
1C 支軸
1D トーションばね
2 ガイド部
21A、21B 係止突起
3 支持線除去部
31 除去刃
32 支持線保持部
32A,32B 切欠き
33 台座
4 ケーブル外被分割部
40A ねじ
40B
40C、40D (ねじの)孔
40E、40F (ガイドピンの)貫通孔
41、41A、41B 分割刃(刃)
42、43 切欠き(切り残し部分を逃がすための空間)
5 ストッパ
51 ストッパ部材
51A ロック釦
51B ロック突起
51C 通過部
52 止め付け部材
52A 通過溝
52B ロック溝
6、7 支持線外被除去部
71 除去刃
90 光ケーブル
90A 支持線
90B ケーブル本体
90C 首部
91、93 テンションメンバ
92、96 外被
94 光ファイバ心線
97 ノッチ

Claims (9)

  1. 光ケーブルから光ファイバを分割して取り出すために工具であって、
    開閉自在な上下レバーと刃を備えたケーブル外被分割部を有し、
    前記上下レバーを閉じて、前記光ケーブルのノッチに対応する位置に前記刃を位置決めして挿入し、前記光ケーブルの長手方向に前記刃を移動することによって、光ファイバーを取り出すことを特徴とする光ケーブル分割工具。
  2. 前記ケーブル外被分割部は、前記上下レバーを閉じた際に光ケーブルのノッチに挿入され前記光ケーブルの位置を調整するケーブル位置調整部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載の光ケーブル分割工具。
  3. 前記ケーブル外被分割部の刃は、光ケーブルの上下それぞれ2箇所のノッチに対応した4枚の切断刃からなり、上下それぞれ2箇所の切断刃の位置がノッチの長手方向にずれていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ケーブル分割工具。
  4. 前記4枚の切断刃は、該切断刃に設けられた貫通孔と該貫通孔に挿入固定されるガイドピンによって位置決め固定されていることを特徴とする請求項3記載の光ケーブル分割工具。
  5. 前記上下レバーを閉じた際に、閉じた状態で保持するストッパを備えていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の光ケーブル分割工具。
  6. 前記上下レバーを閉じて前記光ケーブルの支持線の除去を行う支持線除去部を備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の光ケーブル分割工具。
  7. 前記支持線除去部は、支持線の一部を収容する支持線保持部を備えていることを特徴とする請求項6記載の光ケーブル分割工具。
  8. 前記ケーブル外被分割部は、ケーブル収容部の両側に前記支持線の切り残し部分を逃がすための空間を有していることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の光ケーブル分割工具。
  9. 前記ケーブル分割工具は、支持線外被除去部を有しており、支持線の外被を除去する作業は、前記上下レバーを開閉することによって行われることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の光ケーブル分割工具。
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