JP2011090285A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光沢化処理装置F2と加熱装置F1を備え、透明トナーでシート上に形成した画像を処理する画像形成装置において、シートに単位面積あたり所定量未満の透明トナーが形成された領域を光沢化処理装置で処理すると画像不良が発生する。具体的には、光沢化処理装置で光沢化処理された単位面積あたりの所定量未満の透明トナーが形成された領域に、気泡または鬆(す)ができたように見えるという画像不良が発生する。
【解決手段】光沢化処理を行う際には、単位面積あたりの透明トナーの量が所定量未満にならないように変更する。
【選択図】図7

Description

本発明は、カラートナーと透明トナーを用いて記録材にトナー像を形成する画像形成装置に関するものである。
近年、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックなどの有色トナー(カラートナー)と、無色透明の透明トナーでシート上に画像を形成する画像形成装置が提案されている。透明トナーを用いることによって、出力される印刷物は透明トナーを使わない場合と比較して表現の幅が広がる。例えば、透明トナーをシートの全面に形成することによってシートの全面の光沢度を均一に高くすることができる。また、グロスマーク、ウォーターマーク、セキュリィティマークと呼ばれる透かしのような文字・図形をシートに形成することができる。具体的には、シートの一部に透明トナーを形成し、シートの一部の光沢を相対的に高くする。これにより、透明トナーを形成した領域とそれを除く領域との間に意図的な光沢差をつけて、透明トナーを形成した領域(グロスマーク部)を目立たせることができる。
また、出力される印刷物の光沢を銀塩写真のように高める方法として、透明トナーと冷却分離方式のベルト定着装置(光沢化処理装置)を用いる方法が知られている。例えば、特許文献1には、トナー像が形成されたシートを光沢度の高い平滑な表面を持つ定着ベルトで加熱し、シートと定着ベルトを密着させて冷却してから分離する光沢化処理装置が開示されている。このように、加熱されたトナーがベルトと密着したまま凝固した後に分離されることによって、光沢化処理装置で処理されたトナー像表面は定着ベルトの表面と同程度の高い光沢度になる。
ここで、シートの何処にどの程度の量の透明トナーを形成するかを指定することで、所望の形・光沢度のグロスマークを形成したり、シート全面の光沢度を均一にしたりできる。そのため、ユーザは透明トナーの形成する位置やトナーの載り量は透明用の画像データで指定していた。具体的には、透明用の画像データを用いて、有色画像と同程度の階調と分解能で透明トナーを形成する位置と載り量を指定していた。
特開平11−242398号公報
このように、透明用の画像データで、光沢度を階調表現するために透明トナーの載り量(単位面積あたりの質量)を調整することができる。つまり、画像形成装置はユーザが用意した透明用の画像データに従い、シート上に指定された量の透明トナーを形成する。
しかしながら、シート上に形成された透明トナーを光沢化処理装置で処理する場合に以下の問題が生じた。具体的には、シートに単位面積あたり所定量未満の透明トナーが形成された領域が光沢化処理されると、気泡のように見えたり、鬆(す)のように見えたりしてしまうという問題が生じた。これは、図5の(a)に示すように、光沢化処理装置によって処理されたシートは透明トナーの載り量によって極端な光沢差がついてしまうことが原因である。そのため、ユーザによって指定された透明用の画像データに従い透明トナーを形成すると、光沢度が極端に高い(光沢度100程度)と光沢度が低い(光沢度30程度)の領域が局所的に生じて、気泡のように見えてしまう。
そこで本発明の画像形成装置は、シート上に透明トナー像を形成する透明画像形成手段と、シート上に形成されたトナー像を加熱する加熱手段と、前記加熱手段よりも光沢度が高くなるようにシート上に形成されたトナー像を処理する光沢化処理手段と、シート上に透明トナー像を形成すべき画像領域を取得する取得手段と、シート上に形成されたトナー像を前記光沢化処理手段で処理する場合に、前記取得手段によって取得した領域に形成する単位面積あたりの透明トナーの量を第1の所定量未満にならないように変更する変更手段と、を有することを特徴とする。
他の目的については、詳細な説明を読むに従い明らかになるだろう。
これにより、光沢化処理によって生じる気泡のような画像不良を抑制することができる。
(a)は実施例1の画像形成装置の概略構成を示す模式図、(b)は(a)の部分的拡大図である。 (a)は操作ディスプレイ部の平面図、(b)は制御系統の概略のブロック図である。 (a)は定着装置F1の概略構成を示す模式図、(b)は定着装置F2の概略構成を示す模式図である。 (a)は透明モードにおける中グロスモードと高グロスモードとの選択操作ボタンのタッチパネル画面図、(b)は実施例1の定着装置F1のトナー量とグロスの関係を示す図である。 (a)は実施例1の定着装置F2のトナー量とグロスの関係を示す図、(b)は実施例1における多値から2値への変換のフローチャートである。 実施例1における制御フローチャートである。 (a)は多値画像例、(b)は(a)の多値画像の2値変換画像例、(c)はルックアップテーブル例である。 (a)は実施例2におけるカラー画像形成装置の概略構成を示す模式図、(b)は透明画像形成装置の概略構成を示す模式図である。 実施例3におけるカラー画像形成装置の概略構成を示す模式図である。
[実施例1]
《画像形成部》
図1の(a)は本実施例における画像形成装置(画像形成システム)の概略構成を示す模式図、(b)は(a)のその部分的な拡大図である。図2の(a)は操作ディスプレイ部(操作パネル部、操作部)の平面図、(b)は制御系統の概略のブロック図である。図3の(a)は熱ローラ定着装置部分の拡大横断面図、(b)はベルト定着装置部分の横断面図である。
本実施例の画像形成装置は、5連ドラム方式(タンデム方式)のフルカラーデジタル電子写真装置であり、複写機、プリンタ、ファクシミリとして機能する複合機である。Kは画像形成装置を統括制御するコントローラ(制御回路部、制御基板部)である。1000はパーソナルコンピュータ・ファクシミリ装置等の外部入力装置(外部ホスト装置)であり、コントローラKとインターフェイスを介して電気的に接続されている。装置本体100の内部には、図1の(a)において右から左に水平方向に並べて、第1乃至第5の5つの電子写真画像形成部Pa・Pb・Pc・Pd・Peが配設されている。本実施例の画像形成装置においては、コントローラKが、記録材(シート上)に有色トナー(カラートナー)像を形成すべき画像領域と透明トナー像を形成すべき画像領域を取得する取得手段である。画像形成部Pa・Pb・Pc・Pdがそれぞれカラートナーを用いて記録材にカラートナー画像を形成する画像形成手段である。また、画像形成部Peが透明トナーを用いて記録材に透明トナー画像を形成する透明画像形成手段である。
AとBは装置本体100の上面側に配設した原稿読取り部(イメージスキャナ)と操作ディスプレイ部である。原稿読み取り部Aは、原稿台ガラス21に載置された原稿Oを光学的に走査して原稿画像を色分解光電読み取りする。操作ディスプレイ部Bは、操作者からのコマンド入力や、操作者への装置の状態報知等を行う。Cは画像形成部Pa・Pb・Pc・Pd・Peの上側に配設した、複数の光走査手段を有するレーザ走査機構(レーザスキャナ)である。Dは画像形成部Pa・Pb・Pc・Pd・Peの下側に配設した転写ベルト機構である。E1とE2は転写ベルト機構Dよりも下側に上下2段に配設した第1と第2の2つの給紙カセット(カセット給紙部)である。E3は手差し給紙トレイ(手差し給紙部)であり、装置本体100に対して実線示のように畳み込んで格納自在である。使用時は点線示のように開き状態にする。F1は転写ベルト機構Dよりも記録材搬送方向下流側に配設した、第1の定着手段としての熱ローラ定着装置である。200は装置本体100の記録材排出口側に連設したベルト定着ユニットであり、第2の定着手段としてのベルト定着装置F2が内蔵されている。第1の定着手段F1と第2の定着手段F2は出力物(定着画像形成物)の光沢度が異なる定着手段であり、第2の定着手段F2は第1の定着手段F1よりも高い光沢度をもって画像定着することができる定着手段である。
原稿読み取り部Aにおいて、21は原稿台ガラス、22はそのガラス21に対して開閉可能な原稿押え板である。コピー(原稿複写)モードの場合は、ガラス21上にコピーするカラー原稿(又はモノカラー原稿)Oを画像面下向きで所定の載置基準に従って載置し、その上に板22を被せることで原稿Oをセットする。板22を原稿自動送り装置(ADF、RDF)にしてガラス21上にシート状原稿を自動的に給送する構成にすることもできる。そして、操作ディスプレイ部Bにより所望のコピー条件を設定した後、コピースタートキー400(図2の(a))を押す。そうすると、移動光学系23がガラス21の下面に沿って移動駆動されて、ガラス21上の原稿Oの下向き画像面が光学的に走査される。その原稿走査の反射光が光電変換素子(固体撮像素子)であるCCD24に結像されて、RGB(レッド・グリーン・ブルー)の三原色で色分解読み取りされる。読み取られたRGBの各信号が画像処理部25に入力する。そして、画像処理部25で処理された電気的画像情報がコントローラKに入力する。コントローラKは、レーザ走査機構Cを制御して、電気的画像情報に対応して変調したレーザ光を各画像形成部Pa・Pb・Pc・Pd・Peに対してそれぞれ出力させる。プリンタモードの場合は、ホスト装置1000であるパーソナルコンピュータから装置本体100のコントローラKに電気的画像情報が入力して、画像形成装置がプリンタとして機能する。ファクシミリ受信モードの場合は、ホスト装置1000である相手方ファクシミリ装置から装置本体100のコントローラKに電気的画像情報が入力して、画像形成装置がファクシミリ受信機として機能する。
各画像形成部Pa・Pb・Pc・Pd・Peは互いに同様の電子写真プロセス機構である。即ち、各画像形成部は、それぞれ、像担持体としての電子写真感光体ドラム(以下、ドラムと記す)1を有する。そして、このドラム1に作用するプロセス手段である、全面露光ランプ(除電ランプ)2、一次帯電器3、現像器4、転写帯電器5、ドラムクリーナ6等を有する。第1の画像形成部Paの現像器4には現像剤としてイエロー(Y)色のカラートナーが供給装置により供給される。第2の画像形成部Pbの現像器4には現像剤としてマゼンタ(M)色のカラートナーが供給装置により供給される。第3の画像形成部Pcの現像器4には現像剤としてシアン(C)色のカラートナーが供給装置により供給される。第4の画像形成部Pdの現像器4には現像剤としてブラック(Bk)色のカラートナーが供給装置により供給される。第5の画像形成部Peの現像器4には現像剤として透明(T)の透明トナーが供給装置により供給される。
転写ベルト機構Dは、エンドレスの転写ベルト7と、このベルト7を懸回張設した駆動ローラ7aとターンローラ7b・7cを有する。ローラ7aが駆動モータMによりタイミングベルト装置等の動力伝達装置を介して回転駆動されることによりベルト7が矢印の反時計方向に所定の速度で回転駆動される。ベルト7は、ポリエチレンテレフタレート樹脂シート(PET樹脂シート)や、ポリフッ化ビニリデン樹脂シート、ポリウレタン樹脂シートなどの誘電体樹脂のシートによって構成されている。そして、そのシートの両端部を互いに重ね合わせて接合し、エンドレス形状にしたものか、あるいは継ぎ目を有しない(シームレス)ベルトが用いられている。11はベルト7面のクリーニング装置である。
Y、M、C、Bkの4色のカラートナーと透明トナーを用いた画像形成物を出力する装置動作を説明する。各画像形成部Pa・Pb・Pc・Pd・Peが所定に制御タイミングに合わせて順次に駆動される。その駆動により各画像形成部のドラム1が矢印の時計方向に回転する。また転写ベルト機構Dの転写ベルト7も回転駆動される。レーザ走査機構Cも駆動される。この駆動に同期して、各画像形成部における一次帯電器3がドラム1の表面を所定の極性・電位に一様に帯電する。レーザ走査機構Cは各画像形成部の各ドラム1の表面に画像信号に応じたレーザビーム走査露光Lを行う。これによって各画像形成部の各ドラム1の表面に画像信号に応じた静電像が形成される。すなわちレーザ走査機構Cは光源装置から発せられたレーザ光を、ポリゴンミラー8を回転させて走査し、その走査光の光束を反射ミラーによって偏向し、fθレンズによりドラム1の母線上に集光して露光する。これにより、ドラム上に画像信号に応じた静電像が形成される。形成された静電像は現像器4によりトナー画像として現像される。上記のような電子写真プロセス動作により、第1の画像形成部Paのドラム1の周面にはフルカラー画像のイエロー成分像に対応するY色トナー画像が形成される。第2の画像形成部Pbのドラム1の周面にはフルカラー画像のマゼンタ成分像に対応するM色トナー画像が形成される。第3の画像形成部Pcのドラム1の周面にはフルカラー画像のシアン成分像に対応するC色トナー画像が形成される。第4の画像形成部Pdのドラム1の周面にはフルカラー画像のブラック成分像に対応するBk色トナー画像が形成される。最後に、第5の画像形成部Peで透明トナー画像の画像形成が行われる。
一方、第1の給紙カセットE1、第2の給紙カセットE2、手差し給紙トレイE3の内で選択指定された給紙部の給紙ローラが駆動される。これにより、その給紙部に積載収納されている記録材Pが1枚分離給紙される。そして、複数の搬送ローラ、及びレジストローラ9を経てベルト機構Dの転写ベルト7上に供給される。ベルト7上に供給された記録材Pはベルト7による搬送で、各画像形成部の転写部に順次に送られる。各画像形成部の転写部はドラム1とベルト7との接触部である。ベルト7が回転駆動されて、所定の位置にあることが確認されると、記録材Pは、レジストローラ9からベルト7に送り出され、第1の画像形成部Paの転写部へ向けて搬送される。これと同時に画像書き出し信号がオンとなり、それを基準として所定の制御タイミングで第1の画像形成部Paのドラム1に対し画像形成がなされる。そして、そのドラム1の下面側の転写部で転写帯電器5が電界又は電荷を付与することにより、ドラム1上に形成された第1色目のY色トナー画像が記録材P上に転写される。この転写により記録材Pはベルト7上に静電吸着力でしっかりと保持され、引き続いて第2乃至第5の画像形成部Pb・Pc・Pd・Peの転写部へ順次に搬送される。そして、記録材Pは更に第2乃至第5の画像形成部Pb・Pc・Pd・Peの各ドラム上に形成された、M色、C色、Bk色、透明Tの各トナー画像の順次重畳転写を受ける。これにより記録材P上に未定着のY+M+C+Bk4色のフルカラーのトナー画像と、透明Tの透明トナー像とが合成形成される。記録材Pは分離帯電器10による除電によりベルト7から分離して、搬送ベルト12により、定着装置F1(シート上に形成されたトナー像を加熱する加熱手段)に導入される。
本実施例において、定着装置F1は図3の(a)に示すような熱ローラ定着装置である。定着装置F1に導入された記録材Pは、定着ローラ51と加圧ローラ52との圧接部である定着ニップ部Nに進入して挟持搬送される。これにより、記録材Pが加熱・加圧されて、トナー画像の記録材Pへの定着が行われる。ニップ部Nを通った記録材Pは定着排紙ローラ56により搬送され、図3の(a)において実線示の第1姿勢に切換えられている第1のセレクタ13の上側を通り、排出ローラ14で中継ぎされて排出口15からベルト定着ユニット200の記録材入口61に入る。
画像形成モードが、カラートナーと透明トナーを用いた透明モードの内の中グロスモード(第1の透明モード)である場合には、ユニット200側の第2のセレクタ62が、図3の(a)において実線示の第1姿勢に切換えられている。ユニット200内に進入した記録材Pはその第1姿勢にある第2のセレクタ62の上側を通り、排出ローラ63で中継ぎされて排出口64から第1の排出トレイ65に排出される。即ち、中グロスの透明画像形成物が出力される。
また、カラートナーと透明トナーを用いた透明モードの内の高グロスモード(第2の透明モード)である場合には、ユニット200側の第2のセレクタ62が、図3の(a)において2点鎖線示の第2姿勢に切換えられている。そして、ユニット200内に進入した記録材Pは、第2姿勢の第2のセレクタ62により下方に進路変更されてガイド板66・搬送ローラ67によりベルト定着装置F2に導入される。定着装置F2を通った記録材Pは排出ローラ68で中継ぎされて排出口69から第2の排出トレイ70に排出される。即ち、高グロスの透明画像形成物が出力される。第2の定着手段である定着装置F2は第1の定着手段である定着装置F1よりも高い光沢度をもって画像定着することができる定着装置(光沢化処理手段)である。高グロスモード(第2の透明モード)は、中グロスモード(第1の透明モード)よりも高光沢な銀塩写真のような画像を得る画像形成モードである。
また、透明トナーを使用しない非透明モードが選択されている場合には、透明画像を形成する第5の画像形成部Peは、ドラム1の回転駆動はなされるけれども画像形成動作はなされない。そして、定着装置F1を出た非透明画像の記録材は第1の排出トレイ65に排出されて、定着装置F2には導入されない。
モノカラー画像形成物の出力も可能である。この場合は、その画像形成モードが選択されることで、第1乃至第5の画像形成部Pa・Pb・Pc・Pd・Peのうち選択された画像形成モードに対応した画像形成部が画像形成動作する。他の画像形成部はドラム1の回転駆動はなされるけれども画像形成動作はなされない。
両面画像形成モードが選択されている場合は次のようになる。装置本体100において、定着装置F1を出た1面目画像形成済みの記録材Pは、図3の(a)の2点鎖線示の第2姿勢に切換えられた第1のセレクタ13によって反転再給紙機構G側に進路変更される。そしてこの機構Gの反転部20(スイッチバック機構:図1の(a))でスイッチバック搬送されて両面搬送パス26に送られ、中間トレイ27に一旦収納される。トレイ27に収納された記録材は、所定の制御タイミングで駆動された給紙ローラによりトレイ27からレジストローラ9に向けて送り出される。このレジストローラ9から再度、機構Dのベルト7上に2面目が上向きの状態で給紙される。そして、1面目に対する画像形成の場合と同様に、画像形成部で2面目に対するトナー画像形成が実行される。2面目に対するトナー像形成を受けた記録材Pはベルト7から分離されて定着装置F1へ搬送され、2面目に対するトナー像の定着処理を受ける。
《操作ディスプレイ部》
図2の(a)の操作ディスプレイ部Bにおいて、400は複写開始を指示するコピースタートキーである。401は標準モードに戻すためのリセットキーである。402はガイダンス機能を使用するときに押下するガイダンスキーである。403は設定枚数等の数値を入力するテンキーである。404は数値を透明する透明キーである。405は連続コピー中にコピーを停止させるストップキーである。406は各種モードの設定やプリンタの状態を表示する液晶表示部およびタッチパネルである。407は連続コピー中あるいはファックスやプリンタとして使用中に割り込んで緊急コピーをとるための割り込みキーである。408は個人別や部門別にコピー枚数を管理するための暗証キーである。409は画像形成装置本体の電源をON/OFFするためのソフトスイッチである。410は画像形成装置の機能を変更するときに使用する機能キーである。411は、オートカセットチェンジのON/OFFや省エネモードに入るまでの設定時間の変更など、予めユーザが項目を設定するユーザモードに入るためのユーザモードキーである。450は透明モード選択キー、451は両面モード選択キー、452はフルカラーモード選択キー、453はモノカラーモード選択キーである。
透明モード選択キー450が押されていなければ、画像形成装置は、透明トナーを使用しない非透明モードで画像形成動作するモードになっている。キー450が押されると、画像形成装置は、カラートナーと透明トナーを用いた透明モードになり、液晶表示部406に、図4の(a)のような、グロス選択用のタッチパネル(設定ボタン)が表示される。このタッチパネルにより、ユーザは透明モードの内で更に中グロスモード(第1の透明モード)又は高グロスモード(第2の透明モード)を選択することができる。中グロスモード(第1の透明モード)が選択されると、画像形成装置は、前記のように透明トナーを用いた透明画像を定着装置F1だけで画像定着するモードになる。また、高グロスモード(第2の透明モード)が選択されると、画像形成装置は、前記のように透明トナーを用いた透明画像を定着装置F1と更に定着装置F2で画像定着するモードになる。
《定着装置F1》
図3の(a)により、第1の定着手段である熱ローラ定着装置F1の構成を説明する。51と52はそれぞれ回転自在に軸受支持させた回転体である定着ローラと加圧ローラであり、上下に並行に配列してかつ圧接させて定着ニップ部Nを形成させている。ローラ51は、同心円状に3層構造を採用しており、コア部分51a、弾性層51b、離型層51cを有する。コア部分51aは直径44mm・厚さ5mmのアルミニウム製中空パイプにより構成される。弾性層51bはJIS−A硬度50度・厚さ2.5mmのシリコンゴムにより構成される。離型層51cは厚さ50μmのPFAにより構成される。コア部分51aの中空パイプ内部には、熱源(ローラ加熱ヒータ)としてのハロゲンランプH1が配設されている。ローラ52も、ローラ51と同様に、コア部分52a、弾性層52b、離型層52cの3層構造である。ただし、弾性層52bは厚さ3mmのシリコンゴムを用いる。これは弾性層52bによりニップ部Nの幅を稼ぐためである。H2はローラ52のコア部分52aの中空パイプ内部に配設した熱源(ローラ加熱ヒータ)としてのハロゲンランプである。ローラ51とローラ52は所定の押圧力で圧接させて記録材搬送方向において所定幅の加熱・加圧部としてのニップ部Nを形成させている。ローラ52の加圧力は、490N(50kgf)このときのニップ部Nの幅は7mmであった。
ローラ51とローラ52は駆動モータ(不図示)により矢印の方向に互いに圧接しながら回転駆動される。ヒータH1・H2はそれぞれ電源回路Q1・Q2(図2の(b))から電力が供給されて発熱する。ローラ51とローラ52はこのヒータH1・H2の発熱によりそれぞれ内側から加熱される。ヒータH1は、800W、ヒータH2は、500Wのヒータを用いた。そして、ローラ51とローラ52の表面温度がそれぞれに接触させたサーミスタ等の温度センサTH1・TH2によりモニタされ、その検知温度に関する電気的情報がコントローラKの定着制御部K1に入力する。制御部K1は、その入力情報に基づいて、ローラ51とローラ52のそれぞれの表面温度(定着温度)が所定の制御温度(目標温度)に維持されるように、電源回路Q1・Q2からヒータH1・H2への供給電力を制御する。すなわち、ローラ51とローラ52を所定の制御温度に温調管理することでニップ部Nでの温度を管理する。54はローラ51の表面を拭掃して清掃するウエブ方式のクリーニング装置である。55はローラ52の表面を拭掃して清掃するウエブ方式のクリーニング装置である。ウエブは耐熱性クリーニング部材である。
ローラ51とローラ52とが回転駆動され、また、それらのローラ51・52がそれぞれヒータH1・H2により内部加熱されて表面温度がそれぞれの所定の制御温度に立ち上げられて温調される。この状態において、機構D側からベルト12により未定着トナー画像が形成された記録材Pが定着装置F1に導入される。そして、ニップ部Nに進入して挟持搬送されていく過程において、ローラ51とローラ52により加熱され、またニップ圧により加圧される。これにより、透明モードにおいては、Y、M、C、Bkの4色及び透明Tの多重トナー画像がフルカラー画像として記録材Pの表面に定着される。定着ニップ部Nから出た記録材Pは不図示の分離爪によってローラ51又はローラ52から分離され、定着排紙ローラ56に中継ぎされて、定着装置F1から送り出される。離型剤塗布装置53はローラ51の表面にシリコーンオイルを塗布して、記録材Pがニップ部Nを通過する際に、トナーがローラ51の表面に付着しないようにしている。クリーニング装置54・55はそれぞれローラ51とローラ52の表面にオフセットしたトナーを除去する。
《定着装置F2》
図3の(b)により、第2の定着手段であるベルト定着装置F2の構成を説明する。定着装置F2は、前記のように、定着装置F1よりも高い光沢度をもって画像定着することができる定着装置である。定着装置F2は、定着ローラ71と、このローラ71から所定間隔を保ち配設された分離ローラ73と、このローラ73の上側に配設されたテンションローラ74を有する。また、この3本のローラ71・73・74を、ベルトを張架するローラとして、ローラ71・73・74間に懸回張設されたエンドレス(無端状)の定着ベルト77を有する。また、このベルト77を挟みローラ51に対峙して圧接される加圧ローラ72を有する。そして、ローラ71とローラ73との間のベルト部分において、ローラ73寄りの位置でベルト外面に当接させて配設された補助ローラ75を有する。また、ベルト77の内側で、ローラ71とローラ73との間に配設され、ローラ71とローラ73との間のベルト部分を空冷する冷却ファン76(冷却手段)を有する。上記のローラ71、ローラ72、ローラ73、ローラ74、ローラ75は互いに実質的に並行に配列されている。
ローラ71は同心円状に3層構造を採用しており、コア部分、弾性層、離型層を有している。コア部分は直径44mm、厚さ5mmのアルミニウム製中空パイプにより構成される。弾性層はJIS−A硬度30度、厚さ300μmのシリコンゴムにより構成される。離型層は厚さ50μmのPFAにより構成される。コア部分の中空パイプ内部には、熱源(ローラ加熱ヒータ)としてのハロゲンランプ78が配設されている。ローラ72も同様の構成を採用している。弾性層は厚さ3mmのシリコンゴムを用いる。これは弾性層により定着ニップを稼ぐためである。79はローラ72のコア部分の中空パイプ内部に配設した熱源(ローラ加熱ヒータ)としてのハロゲンランプである。
ローラ71とローラ72はベルト77を挟ませて所定の押圧力で圧接させて記録材搬送方向において所定幅の加熱・加圧部としてのニップ部Nを形成させている。ローラ72の加圧力は、総圧で980N(100kgf)とした。このときのニップ部Nの幅は10mmであった。ここで、ローラ71の表面硬度は、ベルト77に合わせて選ぶ必要がある。ローラ71の表面硬度が軟らかいとベルト77が撓んでしまい、トナーを記録材の受容層の中に十分に押し込めずトナー段差が残ったままになってしまう。ベルト77の硬度が柔らかい場合は、ローラ71の硬度は十分硬くするために、弾性層を薄くしたり、無くしてPFAの表層だけとしたり、さらには、アルミニウムのコアだけで用いることも可能である。
ローラ71は不図示の駆動機構により矢印の時計方向に所定の速度で回転駆動される。このローラ71の回転駆動によりベルト77が矢印の時計方向に回動状態になる。ローラ73・ローラ74・ローラ72・ローラ75はベルト77の回転に伴い従動回転する。ローラ74はベルト77に所定の張力を与えている。ローラ71とローラ72のそれぞれ内部に配設されるランプ78・79に電力が供給され、ランプ78・79の発熱によりローラ71とローラ72が内部加熱されて表面温度が上昇する。ローラ71とローラ72の表面温度はそれぞれ不図示のサーミスタによって検知され、それらのサーミスタの検知温度がコントローラKの定着制御部K2にフィードバックされる。制御部K2は各サーミスタから入力する検知温度がローラ71とローラ72とにそれぞれ設定した所定の温度に維持されるようにランプ78・79に供給する電力を制御する。すなわち、ローラ71とローラ72を所定の温度に温調管理してニップ部Nの温度を所定の定着温度に温度管理する。
定着装置F2側に送られた記録材Pはニップ部Nのベルト77とローラ72との間に導入されてニップ部Nを挟持搬送される。記録材Pのトナー画像面がベルト77の表面に対面する。記録材Pはニップ部Nを挟持搬送されていく過程で加熱・加圧されてトナー像の記録材Pへの定着が行われる。同時に、記録材Pはベルト77の表面に密着する。その後、記録材Pはベルト77に密着した状態でベルト77の回転と共に、ニップ部Nとローラ73との間である冷却領域(冷却部)Rを搬送される。この冷却領域Rにおいて、記録材Pは冷却ファン76及びそれを囲むエアダクト76a内を流れるエアフローの作用により強制的に効率よく冷却される。冷却ファン76によって図面に直交する方向のエアフローが生じている。このようにベルト77の表面に密着状態の記録材Pは、冷却領域Rで十分に冷却され、ローラ73の位置へ至り、ローラ73によりベルト77の曲率が変化する領域でベルト77の表面から自らの剛性(こし)により剥離(曲率分離)される。このとき、トナー像は鏡面状のベルト表面形状にならって凝固し、記録材表面全面が平滑な面となるので、定着装置F1よりも光沢性に優れた画像を得る事ができる。ローラ75は、ローラ71からローラ73にいたるベルト冷却領域Rの途中において記録材Pがベルト77の表面から剥がれて、画像が乱れたり、搬送できなくなったりすることを防止する。冷却手段76は、ファンに限らず、接触型の冷却方式でも可能である。ペルチェ素子、ヒートパイプ、水の循環型冷却装置を用いても良い。
上記のように、第2の定着手段F2はヒータと定着ベルトと冷却手段を備え、記録材Pが定着ベルト77から分離する温度は、トナーのガラス転移点温度Tg+20℃以下であることが望ましい。即ち、光沢化処理手段である第2の定着手段F2が記録材Pをベルト77から分離する分離部のベルト表面の温度は透明トナーのガラス転移点より20度以上低いことが望ましい。
一般に、プラスチックや繊維は結晶性を有している。他方、ゴム(エラストマー)には結晶構造がなく非結晶部分のみであるため大きな伸長性を示し、分子のすり抜けを防ぐ橋架け構造によって構造を維持している。高分子材料の非結晶部分も、温度が低いと分子運動性が低く(ガラス状態と呼ぶ)、温度が上がると運動性が大きくなる(ゴム状態)。その境目をガラス転移点Tgという。測定方法は、JISK7121規格名称プラスチックの転移温度測定方法に準拠する。
《トナー》
本実施例におけるカラートナーは、ポリエステル系の樹脂を使用したトナーを用いた。トナーの製造方法は粉砕法によって製造した。トナーを製造する方法としては、懸濁重合法・界面重合法・分散重合法等の媒体中で直接トナーを製造する方法(重合法)も好ましい。トナーの成分、製造方法はこれに限定されるものではない。透明トナーの製造方法は、カラートナーと同じポリエステル樹脂を用いて、カラー顔料を混ぜずに製造したものを用いた。ガラス転移点温度(Tg)は、特に限定されるわけではない。透明トナーの樹脂の種類や分子量を変更すると、溶融特性が変わり、同じ定着条件でも、異なるグロスが得られる。したがって、カラートナーよりも、ガラス転移点温度(Tg)が低く溶けやすいポリエステル樹脂を用いて透明トナーを製造して、カラートナーと比べて、グロスの高い透明トナーとして用いることもできる。逆に、ガラス転移点温度(Tg)が高く溶け難いポリエステル樹脂により、グロス低い透明トナーを用いたりすることもできる。なお、透明トナーは、必ずしも透明ではない。ポリエステル樹脂の黄色身がかった透明でもよい。また、透明トナーは未定着状態では白である。これは、粒径5〜10μm程度に粉砕されたトナーは、ほとんどの光がトナー表面で散乱され、透過が非常に少ないために白く見える。したがって、透明トナーは定着でトナーに加えるエネルギーが少ない場合には、十分には透明にならず、白っぽく見えることもあるが、このような状態でも、透明トナーが剥がれてしまったりせずに、目標のグロスになっていれば、品質は満足されるといえる。
《画像情報について》
画像情報は、ピクセルごとに、色情報と、輝度情報をもつ。2値画像と多値画像とは、この輝度情報のデータ数のことである。2値画像とは全てのピクセルの輝度情報を2値で置き換えた画像のことである。一方、多値画像とは2値でない全ての画像である。通常、「8ビット形式」で表現される画像が良く用いられる。通常2値画像は、データ的には「1か0」で表現され、言い換えれば「1ビット形式」とである。これが8つ連なると8ビット、というわけで、データの数としては、2の8乗=256段階の表現が出来るという事になる。8ビット形式の画像の場合、256色の「カラー」で表現されると「256色カラー」で、白黒でその濃淡が256段階で表現される場合だと「グレースケール」と呼ばれる。さらに、コンピュータ上では、色は「R・G・B」のいわゆる三原色の組み合わせで表現される。この三原色がそれぞれ256階調に分類されると、256色の3乗=1,677万色の表現がなされる、という事になる。これが一般に言われる「フルカラー」である。
透明トナーの画像情報は、1色分の画像情報として扱う。すなわち、グレースケールか、白黒の2値画像を黒ではなく、透明トナーで置き換えて出力する。カラー画像を扱うこともできる。この場合、RGBまたはCMYKといったカラー画像を輝度情報のみのグレースケールに変換して出力する。以下にさらに詳しく説明するが、透明トナーを2値で画像形成するということは、2階調の表現をおこなうことである。多値画像の出力に対応させた場合に、最小のトナー量と最大のトナー量に対応させる必要はなく、トナー量が、0の部分と、60%部分の2階調で表現するようなことをさす。本実施例の画像形成装置では、透明トナーの画像形成部は400dpi、256階調の出力ができる。
《光沢化処理装置F2と透明トナー量に関して》
ここで、発明者が想定した画像不良の原因について簡単に説明する。シートに単位面積あたり所定量未満の透明トナーが形成された領域が光沢化処理されると、気泡のように見えたり、鬆(す)のように見えたりしてしまう。これは、図5の(a)に示すように、光沢化処理装置によって処理されたシートは透明トナーの載り量によって極端な光沢差がついてしまうことが原因であると発明者は考えた。実際、ユーザによって指定された透明用の画像データに従い透明トナーを形成すると、光沢度が極端に高い(光沢度100程度)領域と光沢度が低い(光沢度30程度)領域が局所的に生じて、いる領域が気泡のように見える。
《定着装置F1とF2の使い分け》
定着装置F1は、光沢度30〜50%程度の中グロスの透明トナーによるマーキングをしたい場合に用いる。部分的にマーキングしても良いし、全面に透明トナーを形成しても良い。定着装置F2(光沢化処理装置F2)は、トナー部の光沢度90〜100%程度の高光沢にしたい場合に定着装置F1の後に用いる。このような構成において、透明トナーの載り量(シート上の単位面積あたりの透明トナーの量)を変化させて、定着装置F1に通紙した時の光沢度の変化を図4の(b)に示す。光沢度の測定は、日本電色工業株式会社製ハンディ型光沢計PG−1Mを用いて60度の角度で測定した。測定方法は、JISZ8741鏡面光沢度−測定方法に準拠している。
さて、このような画像形成装置を用いて、画像形成を行う。プロセススピードは200mm/s、温調温度は155℃、記録材は日本製紙株式会社ユーライト157g/mを用いた。透明トナーの光沢度は、トナーの載り量が0.5mg/cmになるまで、徐々に上昇している。次に、この条件で定着装置F1を通したあとに、定着装置F2を通した場合の透明トナーの光沢度の変化を図5の(a)に示す。定着装置F2のプロセススピードは100mm/s、温調温度は140℃とした。この結果では、光沢度の最大値は、トナー量が0.3mg/cmで最大値を示している。したがって、光沢度を上げるために必要な透明トナーの量としては、0.3mg/cmで充分であるといえる。また、0.3mg/cmを超えて載り量を増やしていくとトナー層のヒビ割れが発生しやすくなるといった課題が発生した。
したがって、定着装置F1だけを通すような多値の透明画像(中グロスモード(第1の透明モード))の場合には、最大載り量を0.5mg/cmとして、ユーザの好みによって、グロスが変えられるように、256階調の多値のデータとして扱う。なお、中グロスモードの最低載り量は0.002(0.5/255)mg/cmである。そして、高グロスモード(第2の透明モード)場合には、画像データを2値のデータとして、画像形成を行う画素の載り量を0.3mg/cmにした。即ち、透明トナーを用いて画像形成する透明モードにおいて、定着装置F2を使わない場合にはグロスに変化がつけられるので、多値の透明画像に対して、多値データとして扱う。定着装置F2を通した場合には、2値データとして扱う。つまり、透明トナーを用いて画像形成する多値の透明画像データを2値の透明画像データに変換する変換手段を有する。そして、中グロスモード(第1の透明モード)の場合には多値の透明画像データをもって透明トナーを用いた画像形成を行う。高グロスモード(第2の透明モード)の場合には2値の透明画像データをもって透明トナーを用いた画像形成を行う。
図5の(b)のフローにしたがって多値のデータを2値のデータに変換する部分をさらに詳細に説明する。コントローラKは、像入力されるアドレス信号と同期を取りながら、閾値に基づいて、画像入力部から入力された多値画像に対して2値化処理を施して、多値画像を2値画像に変換する。さらに、2値化された画像を、出力画像データとして像形成制御装置に対して出力する。この場合このように、多値画像を2値画像に変換する変換手段を構成する。このような変換によって、例えば、図7の(a)のような多値画像が(b)のような2値画像に変換される。図2の(b)のコントローラKにおいて、K3が多値画像を2値画像に変換する変換手段としての機能部である。
図6は本実施例における、透明モードと、非透明モードの動作フロー図である。透明モード選択キー450(図2の(b))が押されていなければ、画像形成装置は、透明トナーを使用しない非透明モードで画像形成動作する(ステップS1→S2)。そして、このモードによりトナー画像形成された記録材は定着装置F1だけで画像定着を受けて(S3)、第1の排出トレイ65に排出される。キー450が押されることで、画像形成装置は、カラートナーと透明トナーを用いた透明モードになり、液晶表示部406に、図4の(a)のような、グロス選択用のタッチパネル(設定ボタン)が表示される。ユーザはこのタッチパネルで中グロスモード(第1の透明モード)か、高グロスモード(第2の透明モード)か、を選択することができる(S4)。
中グロスモード(第1の透明モード)が選択されると、画像形成装置は、定着装置F1だけで画像定着するモードになる。そして、定着装置F2を使わない場合にはグロスに変化がつけられるので、この場合は、コントローラKは、多値の透明画像に対して多値として扱う。即ち、透明トナー画像を光沢化処理なしのトナー載り量で形成する(S5)。このモードによりトナー画像形成された記録材は定着装置F1だけで画像定着を受けて(S6)、第1の排出トレイ65に排出され、定着装置F2には導入されない。
高グロスモード(第2の透明モード)が選択されると、画像形成装置は、定着装置F1と、更に定着装置F2で画像定着するモードになる。この場合は、コントローラKは、透明画像に関して多値画像を2値化処理して、多値画像を2値画像に変換する。即ち、透明トナー画像を光沢化処理ありのトナー載り量で形成する(S7)。多値画像を2値化処理するには、ピクセルの輝度情報を予め決められた閾値と比較して、大きいか小さいかで0と1に書き換えれば良い。例えば、256階調のデータを50よりも大きいか小さいかといった比較を行い2値化する。そして、1で表現される部分を256階調の60%に相当する154にして、透明トナーの画像形成を行う。すなわち、本実施例で透明トナーの出力に用いた2値画像とは、0と154によって構成された256階調の多値画像によって、2階調の透明トナー像を形成している。このモードによりトナー画像形成された記録材は定着装置F1での画像定着を受け(S8)、更に定着装置F2での画像定着を受けて(S9)、第2の排出トレイ70に排出される。高グロスモード(第2の透明モード)においては、透明画像について、上記のように画像データを変換することによって、画像不良や、トナーのひび割れが発生しない画像形成装置が提供できた。
ここで、多値画像を2値画像に変換したが、ハーフトーン領域で、定着装置F2で画像不良が発生する濃度域が出力できないように、LUT(ルックアップテーブル)を変更しても良い。すなわち、図7の(c)のように、画像データを60%未満の出力ができないように変換(第2の定着手段F2で定着する場合には、一定値以下のトナー量で画像形成ができないように、画像データを変換)しても良い(LUT1)。
ここで、光沢化処理装置F2をもちいてトナー像を処理する場合においてシート上に形成される単位面積あたりの透明トナーの量(画像データに対応する)は60%(第一の閾値)に限るものではない。気泡のように見える画像不良の原因は光沢化処理装置によって処理されたシートは透明トナーの載り量によって極端な光沢差がついてしまうことである(図5の(a)参照)。そのため、光沢化処理装置F2を用いる場合に気泡のような画像不良の発生を抑制するためには、トナー載り量に対する光沢度の変化が飽和した(ほぼ無い)領域に当たる透明トナーをシート上に形成するようにすればよい。
具体例を挙げて説明すると、記録材が日本製紙株式会社ユーライト157g/mの場合は約0.3mg/cm〜0.5mg/cm(60%〜100%)の領域で光沢度が100±5程度と実質的に光沢度が変化していない(図5参照)。そのため、画像不良を抑制するためには、ユーザによって指定された透明トナーを形成すべき領域に0.3mg/cm(60%)以上(第1の所定量以上)の透明トナーを形成すればよい。なお、トナー載り量の変化に対する光沢度変化は記録紙によって変わる。そのため、シートによっては光沢度変化が飽和する領域が60%よりも低い場合もある。
そこで、透明トナー像を形成するシートの種類を検知する検知部を設け、シートによって閾値を変更してもよい。また、光沢化処理を行う場合、シート上に形成されるトナーの量が多すぎると、出力された印刷物が折り曲げに弱いことが解った。そこで、これらの問題に対応するため、図7の(c)のLUT2のような変換テーブルを用いる。具体的には、記録材として日本製紙製ユーライト100g/mを用いる場合、トナー載り量に対する光沢度変化が飽和する領域が70%〜100%の間であった。また、透明トナーを90%以上形成する場合に折り曲げに弱くなる。そのため、LUT2では、透明トナーの載り量に上限値(80%)(第2の所定量)を設けた。
ここで、コントローラKは、紙種を検知するメディアセンサまたは、ユーザによって登録された用紙種別を取得し、取得した紙種に応じて透明トナーを形成するために用いるLUTを切り換える。
なお、多値の画像データを2値の画像データに変換する際のLUTは図7の(c)のLUT3と等価である。多値データを2値データに変換することにより、データ量が少なくなり装置間で画像データを通信する際の負荷が低減される。
上記の実施例の画像形成装置の構成をまとめると次のとおりである。シート上に透明トナー像を形成する透明画像形成手段Peと、シート上に形成されたトナー像を加熱する加熱手段F1と、加熱手段F1よりも光沢度が高くなるようにシート上に形成されたトナー像を処理する光沢化処理手段F2を有する。また、シート上に透明トナー像を形成すべき画像領域を取得する取得手段Kを有する。また、シート上に形成されたトナー像を光沢化処理手段F2で処理する場合に、取得手段Kによって取得した領域に形成する単位面積あたりの透明トナーの量を第1の所定量未満にならないように変更する変更手段Kを有する。
また、光沢化処理手段F2で処理する場合に、変更手段Kは取得手段Kによって取得された領域に形成する単位面積あたりの透明トナーの量を第1の所定量以上かつ第1の所定量よりも多い第2の所定量以下となるように変更する。
また、光沢化処理手段F2で処理することなく、加熱手段F1でシート上に形成されたトナー像を加熱する場合に、変更手段Kは取得手段Kによって取得された領域に形成する単位面積あたりの透明トナーの量を変更しない。
第1の所定量は光沢化処理手段F2で処理することなく、加熱手段F1でシート上に形成されたトナー像を加熱する場合の、取得手段Kによって取得された領域に形成される単位面積あたりの透明トナーの最小量より大きい。また、形成される単位面積あたりの透明トナーの最大量よりも小さい。
また、シート上に形成されたトナー像を光沢化処理手段F2で処理する場合に、変更手段Kは取得手段Kによって取得した領域に形成する単位面積あたりの透明トナーの量が所定量になるように変更する。
なお、コピー機としての動作を説明したが、プリンタとして用いた場合でも同様の効果が得られる。
以上、説明したように、出力物の光沢度の異なる複数の定着装置F1・F2のそれぞれについて、良好な画像が得られる画像形成装置を提供することができた。即ち、透明トナーと光沢化処理装置を用いた画像形成システムにおいて、透明トナーの載り量を最適化することができた。
[実施例2]
本実施例の画像形成システムにおいては、カラートナーによる画像を形成する第1の画像形成・定着に図8の(a)のようなフルカラー画像形成装置を用いた。また、透明トナーによる第2の画像形成・定着には(b)に示す単色透明の画像形成装置を用いた。(a)のフルカラー画像形成装置は、実施例1の画像形成装置から、透明トナーによる画像形成部である第5の画像形成部を無くした構成であり、実施例1の非透明モードと同様の動作をする。(a)のフルカラー画像形成装置における定着装置は、実施例1の画像形成装置と同じ熱ローラ定着装置を用いた。(b)の単色透明の画像形成装置は、実施例1の画像形成装置における透明トナーによる画像を形成する画像形成部である第5の画像形成部Peと同様の構成の電子写真画像形成部である。現像器4には透明トナーが供給装置により供給される。また、第1の定着手段としての熱ローラ定着装置F1と第2の定着手段としてのベルト定着装置F2を有する。透明トナーは懸濁重合法によって製造したものを用いた。離型剤として、ワックスを内包するため、第1の定着手段としての熱ローラ定着装置F1は、定着ローラ51にオイルを塗布しない。透明トナーのガラス転移点温度(Tg)ガラス転移点温度(Tg)は、(a)のフルカラー画像形成装置のカラートナーのガラス転移点温度(Tg)よりも高いものを用いた。その結果、透明トナーで画像形成を行った後の画像上で、カラートナーよりも、透明トナーの方が光沢度が高くなった。
本実施例においては、(a)のフルカラー画像形成装置により非透明のフルカラー画像又はモノカラー画像を形成する。そして、それを更に透明画像形成物にする場合には、排出トレイ65に出力された非透明の画像形成済みの記録材P1(第1の画像形成・定着済みの記録材)を(b)の単色透明の画像形成装置のカセットE4に収容する。そして、操作ディスプレイ部Bにおいて、中グロスモード(第1の透明モード)か、高グロスモード(第2の透明モード)かの選択、その他の所望の画像形成条件を設定して画像形成動作を開始させる。給紙カセットE4内の記録材Paが一枚分離給送されてシートパス14により画像形成部の転写部に送られる。これにより、記録材のフルカラー画像形成面又はモノカラー画像形成面に対して透明トナーによる画像形成がなされる。
中グロスモード(第1の透明モード)が選択されている場合には、転写部を出た記録材はドラム1から分離されてシートパス15を通り、実線示の第1姿勢に切換えられているフラッパ13により定着装置F1の側に進路切換えされる。これにより、記録材は搬送ベルト12にて定着装置F1に導入されて定着処理を受ける。そして、シートパス16を通り、排出口17から排出トレイ18に排出される。即ち、中グロスの透明画像形成物が出力される。
また、高グロスモード(第2の透明モード)が選択されている場合には、転写部を出た記録材はドラム1から分離されてシートパス15を通り、2点鎖線示の第2姿勢に切換えられているフラッパ13により定着装置F2の側に進路切換えされる。これにより、記録材は搬送ベルト12Aにて定着装置F2に導入されて定着処理を受ける(第2の画像形成・定着)。そして、シートパス16を通り、排出口17から排出トレイ18に排出される。そして、第2の排出トレイ70に排出される。即ち、高グロスの透明画像形成物が出力される。
このような構成においても、定着装置F1だけを通すような透明画像の場合には、最大載り量0.4mg/cmまでグロスが変化した。また、定着装置F2を通すような場合には、0.3mg/cmでグロスが安定していた。そこで、このような構成においても、定着装置F1を通すような透明画像の場合には、最大載り量を0.4mg/cmとして、256階調の多値のデータとして扱う。定着装置F2を通すような場合には、画像データを2値のデータとして、画像形成を行う画素の載り量を0.3mg/cmにした。本実施例では、定着装置F1は、ゴムにPFAチューブを被せたローラ対を用いた定着装置を使用した。しかし、これに限られるわけではなく、定着ベルトを用いた定着装置や、加圧ローラの代わりに加圧ベルトを用いたベルト定着装置でも効果が得られる。
以上、説明したように、この構成においても、出力物の光沢度の異なる複数の定着装置F1・F2のそれぞれについて、良好な画像が得られる画像形成装置を提供することができた。
[実施例3]
図9は本実施例の画像形成装置(画像形成システム)の概略構成図である。実施例1の画像形成装置と共通する構成部材・部分については同じ符号を付して再度の説明を省略する。本実施例の画像形成装置においては、ベルト7の記録材搬送方向の下流側において、第2の定着手段であるベルト定着装置F2と第1の定着手段である熱ローラ定着装置F1とを上下に配設してある。
そして、中グロスモード(第1の透明モード)或いは非グロスモードが選択されている場合には、ベルト7から分離した記録材は実線示の第1姿勢に切換えられているフラッパ13により定着装置F1の側に進路切換えされる。これにより、記録材は搬送ベルト12にて定着装置F1に導入されて定着処理を受ける。そして、第1の排出トレイ65に排出される。
また、高グロスモード(第2の透明モード)が選択されている場合には、ベルト7から分離した記録材は2点鎖線示の第2姿勢に切換えられているフラッパ13により定着装置F2の側に進路切換えされる。これにより、記録材は搬送ベルト12Aにて定着装置F2に導入されて定着処理を受ける。そして、第2の排出トレイ70に排出される。
このような構成とすることで、記録材は定着装置F2による高グロスモード(第2の透明モード)の時に定着装置F1を通ることがなくなる。このような構成の場合でも、中グロスモード(第1の透明モード)が設定された場合には、コントローラKは透明トナーの載り量は、定着装置F1を通す設定である0.5mg/cmになるように透明トナーの画像形成を行うようにした。また、高グロスモード(第2の透明モード)が設定された場合には、コントローラKは透明トナーの載り量は、0.3mg/cmになるように透明トナーの画像形成を行い、定着装置F2を通した。そこで、このような構成においても、定着装置F1だけを通すような透明画像の場合には、透明トナーの最大載り量を0.5mg/cmとして、256階調の多値のデータとして扱った。また、定着装置F2も通すような場合には、画像データを2値のデータとして、透明トナーを用いた画像形成を行う画素の透明トナー載り量を0.3mg/cmにした。この構成においても、出力物の光沢度の異なる複数の定着装置F1・F2のそれぞれについて、良好な画像が得られる画像形成装置を提供することができた。
[その他の事項]
実施例1乃至実施例3において、記録材Pに対するトナー画像の形成方式は転写型の電子写真画像形成方式に限られるものではない。直接型の電子写真画像形成方式、転写型の又は直接型の静電記録方式、磁気記録方式などの他の画像形成方式であってもよい。
P・・記録材(シート)、Pe・・透明画像形成手段、F1・・加熱手段、F2・・光沢化処理手段、K・・コントローラ(取得手段、変更手段)

Claims (6)

  1. シート上に透明トナー像を形成する透明画像形成手段と、
    シート上に形成されたトナー像を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段よりも光沢度が高くなるようにシート上に形成されたトナー像を処理する光沢化処理手段と、
    シート上に透明トナー像を形成すべき画像領域を取得する取得手段と、
    シート上に形成されたトナー像を前記光沢化処理手段で処理する場合に、前記取得手段によって取得した領域に形成する単位面積あたりの透明トナーの量を第1の所定量未満にならないように変更する変更手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記光沢化処理手段で処理する場合に、前記変更手段は前記取得手段によって取得された領域に形成する単位面積あたりの透明トナーの量を前記第1の所定量以上かつ前記第1の所定量よりも多い第2の所定量以下となるように変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記光沢化処理手段で処理することなく、前記加熱手段でシート上に形成されたトナー像を加熱する場合に、前記変更手段は前記取得手段によって取得された領域に形成する単位面積あたりの透明トナーの量を変更しないことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記光沢化処理手段は、ベルトとベルトを張架するローラを備え、前記光沢化処理手段がシートをベルトから分離する分離部のベルト表面の温度は透明トナーのガラス転移点より20度以上低いことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の所定量は前記光沢化処理手段で処理することなく、前記加熱手段でシート上に形成されたトナー像を加熱する場合の、前記取得手段によって取得された領域に形成される単位面積あたりの透明トナーの最小量より大きく、形成される単位面積あたりの透明トナーの最大量よりも小さいことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. シート上に透明トナー像を形成する透明画像形成手段と、
    シート上に形成されたトナー像を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段よりも光沢度が高くなるようにシート上に形成されたトナー像を処理する光沢化処理手段と、
    シート上に透明トナー像を形成すべき画像領域を取得する取得手段と、
    シート上に形成されたトナー像を前記光沢化処理手段で処理する場合に、前記取得手段によって取得した領域に形成する単位面積あたりの透明トナーの量が所定量になるように変更する変更手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
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