JPH1055085A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JPH1055085A
JPH1055085A JP8225853A JP22585396A JPH1055085A JP H1055085 A JPH1055085 A JP H1055085A JP 8225853 A JP8225853 A JP 8225853A JP 22585396 A JP22585396 A JP 22585396A JP H1055085 A JPH1055085 A JP H1055085A
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JP
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color
transparent
image forming
gloss
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JP8225853A
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Inventor
Yoshitsugu Hirose
吉嗣 広瀬
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙などの画像保持材の表面特性に左右され
ることなく、均質な光沢を有する質感の高いカラー画像
を再現することが出来るカラー画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 透明色材量制御回路20は、画像保持材
選択部30を介して選択された画像保持材の表面特性
と、下色除去後のY信号、M信号、C信号と、K信号の
各信号のうちから得られるトナーの濃度を示すカバレッ
ジデータの最大値とにより、透明トナーの重畳量を決定
する。透明色材の重畳量を示す情報Tは、中間調回路1
7において面積変調されて、透明色材画像形成部182
に供給されて、画像保持材上に透明トナーよる画像が重
畳される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、カラー
原稿等の画像を読み取って画像処理を施し、複数のカラ
ー色材を所定の画像保持材上に転写してカラー画像を形
成するカラー画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真記録、静電記録等、カラ
ー画像をトナー等の色材を使用して記録する技術が発達
してきた。これに伴い、カラー写真やコンピュータグラ
フィックスなどのカラー画像を、写真印画紙にではな
く、カラー複写機等で、即座に、かつ手軽に得たいとす
る要求が増えてきている。このような要求に答えるため
各種のカラー複写機が提供されるようになってきてい
る。
【0003】そして、例えばカラー複写機によりカラー
画像を出力する場合、写真印画紙やコンピュータのディ
スプレイの色再現域に近い色再現性を得るために、出力
されるカラー画像に光沢を持たせるようにすることが従
来から行われている。
【0004】例えば、特開昭59−184382号公報
においては、カラー画像が形成された用紙の表面に樹脂
スプレーを施したり、シート状に被覆したりすることに
より透明高分子樹脂層を形成して画像エリアおよび用紙
に光沢を与えるようにする技術が開示されている。しか
し、この技術の場合には、カラー画像形成後の透明高分
子樹脂層を形成する工程が複雑となるため、透明高分子
形成層を形成するための手段をカラー複写機の内部に組
み込み難く、手軽にカラー画像を印刷して提供する装置
としては提供しにくい。
【0005】そこで、予め光沢を持つように形成された
カラートナーを用い、光沢を持つように加工された、い
わゆるコート紙上にカラー画像を形成することで、入力
されたカラー画像(原稿画像)の色再現域に出力画像の
色再現性を近づけるようにすることが行われている。こ
のような、光沢を持つようにされた特殊なカラートナー
やコート紙を用いて光沢のあるカラー画像を形成し、光
沢を調整する技術としては、以下のようなものがある。
【0006】例えば、特開平4−204669号公報に
は、光沢度の異なる複数種のトナーを用いることによ
り、つやあり、つやなし等、ユーザーの好みにあった出
力画像を得る技術が開示されている。また、特開平6−
202520号公報には、定着温度を変えるようにする
ことにより、ユーザーの指定に応じて画像の光沢性を変
える技術が開示されている。特開平2−72376号公
報には、定着工程で加熱されたトナー像をシート面部材
で密着させながら挾持搬送して冷却させる際に、シート
面部材の表面粗さに応じて定着トナー画像の光沢を設定
して、質感の均一な画像を形成可能にする技術が開示さ
れている。
【0007】また、画像処理の立場からカラー画像の光
沢の問題を扱ったものとしては、特開平4−20456
7号公報に開示されている入力されたカラー画像信号の
下色を除去する際、下色除去量を所定の領域毎に制御す
ることにより、出力画像の光沢の制御を可能とする技術
がある。
【0008】しかし、前述した技術は、コート紙などの
予め光沢を有する用紙にカラー画像を形成する場合にお
いて、出力するカラー画像の光沢を制御することができ
る点においてのみ、有効であり、普通紙では所望の光沢
度が得られない。
【0009】すなわち、普通紙などの無光沢紙を用いた
場合には、光沢を有するカラートナーによる画像は、図
17Aに示すように、無光沢紙上に転写されて、図17
Bに示すように定着処理される。
【0010】そして、この場合、図17Bに示したよう
にカラートナーCTにより画像が形成された画像部分と
カラートナーCTの存在しない平滑でない無画像部分と
では、光沢差が大きくなり、出力されたカラー画像は、
原稿画像に忠実な画像とはいえず、ユーザにとって違和
感のあるものとなってしまう。このため白黒画像とカラ
ー画像の両方を得られる装置にあっては、特殊なコート
紙をカラー画像の際にのみ、用紙として装填しなければ
ならず使い勝手が悪い。
【0011】また、前述の光沢を有する特殊なカラート
ナーを用いる技術の場合には、カラートナーCTによっ
て形成されるカラートナー画像について何らかの処理を
施すことにより、カラートナー画像自体の光沢を制御す
るものであり、無画像部分に対しては何の処理もされな
い。このため、トナー像の形成されない無光沢バックグ
ラウンドとカラートナー像が形成される光沢面との光沢
差による違和感を補正することはできない。
【0012】そこで、カラー複写機で形成される画像の
少なくとも非画像部に無色透明トナーの像を形成するな
どの無色透明トナーを使用した、カラー画像の光沢度、
光沢むらを改善する技術が用いられるようになってきて
いる。
【0013】例えば、図17A、Bに示した普通紙の場
合において、カラートナーCTによる画像が形成されな
い部分に、無色透明トナーによる画像を形成するように
する。これにより、無色透明トナーが、普通紙の紙の繊
維が荒く、凹凸が存在する紙面に、ある程度浸透し、平
滑でない普通紙の凹凸を埋めて平滑にするとともに、適
度な光沢を有するようにすることができると考えられ
る。このように無色透明トナーを用いるようにする技術
としては、以下のようなものが開示されている。
【0014】例えば、特開平5−127437号公報に
おいては、カラー画像を形成するためのC(シアン)、
M(マゼンタ)、Y(イエロー)などの各色毎の静電潜
像に対し反転現像と正規現像を続けて行い、その一方に
無色透明トナーを用いる技術が開示されている。
【0015】また、特開平5−232840号公報にお
いては、画像が形成される用紙の全面あるいは局所的に
ユーザが任意に選択した領域に無色透明トナーを用いる
ようにする技術が開示されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した無
色透明トナーを使用して画像の光沢度、光沢むらを改善
する方法を用いる場合、不具合が生じることがある。
【0017】すなわち、前述したように、無色透明トナ
ーを使用する従来の方法の場合には、普通紙などの無光
沢紙を用いる場合にのみ有効であり、コート紙などの表
面特性がよい画像保持材を用いる場合には、必要のない
無色透明トナーによる画像が転写、定着するようにされ
てしまい、光沢が出過ぎて、ぎらぎらとした見苦しい画
像になってしまう。
【0018】また、図17A,Bを用いて前述した普通
紙の場合には、紙の繊維が荒く、透明トナーを用いて
も、透明トナーは、適度に紙面に浸透して定着される。
しかし、図17Cに示すように、コート層Sを有するコ
ート紙上に、無色透明トナーTTとカラートナーCTを
転写し、図17Dに示すように定着させた場合には、普
通紙に比べ表面が平滑にされたコート層Sには、無色透
明トナーTTおよびカラートナーCTは、あまり浸透し
ていかない。このため浸透しきれなかった透明トナー
が、カラートナーが形成するカラートナー画像を浸食
し、カラートナー画像を乱してしまうということが発生
する。
【0019】以上のことにかんがみ、この発明は、常
時、均質な光沢を有する質感の高いカラー画像を再現す
ることが出来るカラー画像形成装置を提供することを目
的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明による請求項1に記載のカラー画像形成装
置は、複数種の画像保持材が使用可能であり、複数色の
画像形成材料を前記複数種の画像保持材から選択された
前記画像保持材上に転写して、カラー画像を形成するカ
ラー画像形成装置において、前記複数色の前記画像形成
材料のうちの一色として、無色透明の画像形成材料で画
像を形成する透明画像形成手段と、前記複数種の画像保
持材から、目的の画像保持材を選択する画像保持材選択
手段と、前記画像保持材選択手段で選択された前記画像
保持材の表面特性により前記無色透明の画像形成材料の
量を制御する透明材料量制御手段と、を有し、前記透明
材料量制御手段により前記無色透明な画像形成材料を、
選択された前記画像保持材毎に制御することにより出力
画像の光沢を変化させることを特徴とする。
【0021】また、この発明による請求項2に記載のカ
ラー画像形成装置は、前記カラー画像を形成する領域を
複数個の小領域に分割し、この小領域毎または複数小領
域毎に前記無色透明の画像形成材料の量を設定する請求
項1に記載のカラー画像形成装置であって、乱数発生手
段を設け、前記透明色材量制御手段は、少なくとも、前
記乱数発生手段からの乱数データを考慮して、前記小領
域毎または複数小領域毎に前記無色透明の画像形成材料
の量を制御することを特徴とする。
【0022】また、この発明による請求項3に記載のカ
ラー画像形成装置は、請求項1または請求項2に記載の
カラー画像形成装置であって、ユーザの領域指定操作に
応じて画像が形成される領域を複数の領域に分ける画像
領域指定手段を設け、前記透明色材量制御手段は、前記
画像領域指定手段により指定された前記領域毎に透明色
材の重畳量を変える手段を有することを特徴とする。
【0023】また、この発明による請求項4に記載のカ
ラー画像形成装置は、請求項1または請求項2に記載の
カラー画像形成装置であって、入力されたカラー画像の
光沢を測定する光沢測定手段を設け、前記透明色材量制
御手段は、前記光沢測定手段からの前記入力されたカラ
ー画像の光沢を示す情報を考慮して、前記無色透明の画
像形成材料の量を制御することを特徴とする。
【0024】
【作用】この発明による請求項1に記載のカラー画像形
成装置によれば、透明材料量制御手段は、画像保持材選
択手段によって選択された画像保持材の表面特性に応じ
て、出力するカラー画像に重畳する無色透明の画像形成
材料の重畳量を制御する。透明画像形成手段は、透明材
料量制御手段によって制御された、無色透明の画像形成
材料の重畳量に応じて、カラーの画像形成材料によって
形成されるカラー画像に、無色透明の画像形成材料を重
畳する。
【0025】これにより、複数種の画像保持材毎に無色
透明の画像形成材料の量が制御され、画像保持材毎に出
力画像の光沢を調整することができるようにされる。
【0026】また、この発明による請求項2に記載のカ
ラー画像形成装置によれば、無色透明の画像形成材料の
量は、カラー画像を形成する領域が分割されて形成され
る複数個の小領域または複数小領域毎に設定される。そ
して、乱数発生手段によって提供される乱数に基づい
て、前記小領域毎または前記複数小領域毎に無色透明の
画像形成材料の量が変動するように制御される。
【0027】これにより、無色透明の画像形成材料が適
度に分散されて、画像保持材上の無色透明の画像形成材
料の規則的なパターンによる光沢むらなどのいわゆるグ
ロスむらの発生が防止される。
【0028】さらに、この発明による、請求項3に記載
のカラー画像形成装置によれば、透明色材量制御手段
は、画像領域指定手段により分けられた画像が形成され
る領域中の複数の領域毎に、透明色材の重畳量を変え
る。
【0029】これにより、中間調を含む中間調画像領域
に対しては、透明色材を重畳させて良好な色再現域を確
保し、中間調を含まない色再現域が問題となることが少
ない線画像領域に対しては、透明色材の重畳量を少なく
したり、あるいは透明色材を重畳させないようにするこ
とができるようにされる。
【0030】さらに、この発明による、請求項4に記載
のカラー画像形成装置によれば、光沢度測定手段によ
り、入力されたカラー画像の光沢が測定される。そし
て、測定された光沢をも考慮して、透明色材量制御手段
により無色透明の画像形成材料の量が制御される。
【0031】これにより、入力されたカラー画像(原稿
画像)の光沢が考慮され、より入力されたカラー画像に
近い光沢を有する出力画像が形成される。
【0032】
【発明の実施の形態】以下に、この発明によるカラー画
像形成装置の一実施の形態について図を参照しながら説
明する。なお、以下に説明するカラー画像形成装置は、
画素を網点面積率を決定する単位面積として処理を行う
ものである。また、以下に説明するカラー画像形成装置
は、無色透明の画像形成材料として、透明トナー(透明
色材)を用い、有色の画像形成材料として、Y(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)
の4色のカラートナー(カラー色材)を用いて、いわゆ
るフルカラー画像を形成することができるものである。
【0033】[第1の実施の形態]図1は、第1の実施
の形態のカラー画像形成装置を説明するためのブロック
図である。図1に示すように、この実施の形態のカラー
画像形成装置は、画像入力部11と、階調変換回路12
と、明度/色度分離色変換回路(以下、色変換回路と略
称する)13と、鮮鋭性補正回路14と、減法混色変換
回路15と、下色除去回路(以下、UCR回路という)
16と、中間調回路17と、カラー色材画像形成部18
1と透明色材画像形成部182とを有する画像出力部1
8と、透明色材量制御回路20と、ユーザが使用する用
紙の種類を選択するための画像保持材選択部30とを備
えている。
【0034】この実施の形態のカラー画像形成装置は、
画像保持材として3種類の用紙を使い分けることができ
るようにされている。すなわち、表面特性が悪く光沢の
ない普通紙、表面特性は良いが、光沢が少ない低光沢コ
ート紙、表面特性が良く、光沢が多い高光沢コート紙の
3種類である。
【0035】そして、ユーザは、目的とするカラー画像
を出力するに先だって、画像保持材選択部30を介し
て、使用する用紙を選択することにより、上述の3種類
の用紙の中から任意に使用する用紙を選択することが出
来るようにされている。
【0036】この実施の形態において画像保持材選択部
30は、用紙を選択するための用紙選択キーを備え、ユ
ーザからのキー操作に応じて、ユーザにより選択された
画像保持材を特定する選択情報を形成し、透明色材量制
御回路20に供給するようにされている。そして、この
実施の形態のカラー画像形成装置は、使用する用紙が選
択された後において、カラー画像の形成処理を開始す
る。
【0037】画像入力部11は、カラー原稿を光学的に
読み取ってカラー画像信号に変換し、これを出力する。
画像入力部11は、例えば、カラーテレビカメラやカラ
ーイメージスキャナーなどが用いられて形成されたもの
である。この実施の形態において画像入力部11から出
力されるカラー画像信号は、各画素が、それぞれ8ビッ
トのR(レット)、G(グリーン)、B(ブルー)の画
像信号から成っている。
【0038】階調変換回路12は、画像入力部11から
出力されるR、G、Bの各画像信号の階調を等価明度に
変換するテーブルである。
【0039】色変換回路13は、等価明度に変換された
R、G、Bの各画像信号を明度情報信号Lと色度情報
信号a、bとに変換する。この実施の形態において
は、3×10のマトリックス演算により均等色空間であ
るL、a、b成分に変換している。なお、明度情
報信号、色度情報信号については、上述のようにL
、bと表記すべきであるが、以下においては、
L、a、bと表記するものとする。
【0040】鮮鋭性補正回路14は、アンシャープネス
マスクと画像とのコンボリュションを取る方法が一般的
に用いられているが、この実施の形態においては、前記
カラー画像信号における明度情報信号Lに鮮鋭性強調処
理を行うとともに、色度情報信号a,bに鮮鋭性低減処
理を行うものである。この場合、鮮鋭性強調処理および
鮮鋭性低減処理は、各々異なった特性のフィルタを用い
て行なうものである。
【0041】減法混色変換回路15は、鮮鋭性補正がさ
れたL、a、b信号を、Y(イエロー)信号、M(マゼ
ンタ)信号、C(シアン)信号の画像濃度信号に変換す
る。ここではダイレクトルックアップテーブル演算によ
り画像濃度信号への変換を行う。
【0042】UCR回路16は、Y信号、M信号、C信
号より4色再現用のK(ブラック)信号を生成する。こ
の実施の形態においては、UCRレートを50%として
K信号を生成する。この場合、Y信号、M信号、C信号
のうち、濃度を示しトナー量に対応するカバレッジデー
タが最も小さい画像濃度信号の50%のカバレッジデー
タを持つようにK信号が生成される。そして、得られた
K信号に基づいてY信号、M信号、C信号に対する下色
除去が行われる。
【0043】透明色材量制御回路20は、図2に示すよ
うに、画像保持材対応透明色材量記憶回路(以下、透明
色材量記憶回路という)21、画像保持材対応透明色材
量呼出回路(以下、透明色材量呼出回路という)22、
最大濃度検出回路23、透明色材量決定回路24を備え
ている。
【0044】透明色材量記憶回路21は、データを記憶
保持するメモリなどの記憶媒体である。透明色材量記憶
回路21には、使用可能な複数種の用紙などの画像保持
材の表面特性を考慮した透明トナーの重畳量を決定する
ための情報が、各画像保持材を特定するための情報に対
応付けられて記憶されている。
【0045】この実施の形態のカラー画像形成装置は、
普通紙、低光沢コート紙、高光沢コート紙の3種類の用
紙を使い分けることができるようにされており、透明色
材量記憶回路21には、この3種類の各用紙を特定する
情報と、各用紙の表面特性に応じた透明トナーの量を決
定するための情報が対応付けられて記憶されている。
【0046】透明色材量呼出回路22は、画像保持材選
択部30を介して供給されるユーザからの画像保持材の
選択情報に基づいて、選択された画像保持材に対応する
透明トナーの重畳量を決定するための情報を透明色材量
記憶回路21から読み出し、読み出した情報を透明色材
量決定回路24に供給する。
【0047】最大濃度検出回路23は、UCR回路16
からの下色除去後のY信号、M信号、C信号、K信号の
供給を受けて、画素当たりの濃度を示す各信号のカバレ
ッジデータのうちから、最大値を検出し、検出したカバ
レッジデータの最大値を透明色材量決定回路24に供給
する。
【0048】透明色材量決定回路24は、透明色材量記
憶回路21から読み出された、選択された用紙に応じた
透明トナーの重畳量を決定するための情報と、最大濃度
検出回路23からのカバレッジデータの最大値とに基づ
いて、各画素毎に重畳させる透明トナーの重畳量を決定
する。
【0049】中間調回路17は、UCR回路16からの
Y信号、M信号、C信号、K信号および透明色材量決定
回路24からの透明トナーの重畳量を示す情報Tの供給
を受けて、これらの信号を面積階調による濃淡再現を得
るために各信号が有する濃度(カバレッジデータ)に対
応した2値パターンの信号に変換する。この実施の形態
においては、PWM(Pulse Width Mod
ulation)回路を用いて各濃度に対応したパルス
幅信号を生成している。
【0050】最後に、画像出力部18は、中間調回路1
7からのパルス幅信号に基づきレーザーを駆動し、感光
体上に潜像を形成する。そして、Y(イエロー)、M
(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の4色の
カラートナーと、無色の透明トナーが用いられて現像さ
れた可視像を形成する。この実施の形態においては、基
本4色のカラートナーにより、C、M、Y、K画像を形
成するカラー色材画像形成部181と透明トナーによる
画像を形成する透明色材画像形成部182を備え、選択
された用紙(画像保持材)上にカラー画像を形成し、出
力する。
【0051】次に、動作を説明する。まず、ユーザは、
カラー画像の形成、出力に先だって、目的とするカラー
画像を転写させる画像保持材としての用紙を、画像保持
材選択部30を介して選択する。選択された用紙を特定
する選択情報は、画像保持材選択部30から、透明色材
量制御回路20の透明色材量呼出回路22に供給され
る。
【0052】透明色材量呼出回路22は、画像保持材の
選択情報に基づいて、透明色材量記憶回路21に記憶さ
れている選択された用紙の表面特性に応じた透明トナー
の重畳量を決定するための情報を読み出す。この実施の
形態においては、透明色材量記憶回路21には、図3に
示すように、選択された用紙に応じて透明トナーの重畳
量を決定するための特性を示す情報が記憶されている。
【0053】図3において、横軸は、各画素毎に検出さ
れるカバレッジデータの最大値であり、縦軸は、透明ト
ナーの重畳量を示している。そして、図3において、L
1は、普通紙に対する透明トナーの重畳量を決定するた
めの特性を示している。また、L2は、低光沢コート紙
に対する透明トナーを決定するための特性を示し、L3
は、高光沢コート紙に対する透明トナーを決定するため
の特性を示している。
【0054】このように、この実施の形態においては、
各画素毎に求められるカバレッジデータの最大値に応じ
て、各画素毎に透明トナーの重畳量を決めることができ
るようにされている。なお、図3の特性L3が示すよう
に、この実施の形態においては、高光沢コート紙に対し
ては、透明トナーは重畳されないようにされる。
【0055】そして、図3に示した各用紙に応じた特性
は、この実施の形態においては、各用紙ごとに、カバレ
ッジデータの最大値を1%刻みで、このカバレッジデー
タの最大値と、これに対応する透明トナーの重畳量を示
す情報(カバレッジデータ)が、透明色材量記憶回路2
1に記憶されている。したがって、この実施の形態にお
いては、透明色材量呼出回路22は、画像保持材の選択
情報に基づいて、図3に示した特性L1、L2、L3の
うち、選択された用紙に対応する特性を示す一連の情報
を読み出して、透明色材量決定回路24に供給する。
【0056】一方、使用する用紙が選択され、カラー画
像の出力処理が開始されると、画像入力部11で生成さ
れたR、G、Bの画像信号は、階調変換回路12および
色変換回路13により明度情報信号Lと色度情報信号
a、bに変換される。明度情報信号Lと色度情報信号
a、bは、鮮鋭性補正回路14に供給され、鮮鋭性(シ
ャープネス)が補正される。
【0057】鮮鋭性補正された明度情報信号Lと色度情
報信号a、bは、減法混色変換回路15に供給されて、
ここでY信号、M信号、C信号の画像濃度信号に変換さ
れ、UCR回路16に供給される。
【0058】UCR回路16では、Y信号、M信号、C
信号に基づいて墨入れ量、すなわちK信号の濃度を決定
し、下色除去を行う。この実施の形態においては、前述
したようにUCRレートを50%としているため、例え
ば、図4に示すように下色除去前のY信号、M信号、C
信号の濃度を示しトナー量に対応するカバレッジデータ
が、40%、80%、50%である場合には、K信号
は、Y信号のカバレッジデータの50%である20%の
カバレッジデータを有するように設定される。
【0059】そして、このK信号に基づいて下色除去が
行われ、カバレッジデータが、20%、60%、30%
とされたY信号、M信号、C信号と、カバレッジデータ
が20%とされたK信号が中間調回路17と最大濃度検
出回路23に供給される。
【0060】最大濃度検出回路23では、UCR回路1
6後のY信号、M信号、C信号およびK信号の各信号よ
りカバレッジデータの最大値を検出する。すなわち、図
5に示すように、UCR回路16において下色除去され
て、カバレッジデータが、20%、60%、30%とさ
れたY信号、M信号、C信号と、カバレッジデータが2
0%とされたK信号が供給された場合には、カバレッジ
データの最大値はM信号の60%であることが検出され
る。カバレッジデータの最大値を示す情報は、透明色材
量決定回路24に供給される。
【0061】透明色材量決定回路24には、最大濃度検
出回路23において検出されたカバレッジデータの最大
値と、前述したように透明色材量記憶回路21から読み
出された、選択された用紙に対応する特性を示す一連の
情報に基づいて、透明トナーの重畳量を決定する。
【0062】したがって、前述したように最大濃度検出
回路23において検出されたカバレッジデータの最大値
が60%の場合には、選択された用紙に応じて、図3に
おいて点線が示すように、透明トナーの重畳量を示すカ
バレッジデータが決定される。
【0063】すなわち、図6に示すように、カバレッジ
データの最大値が60%の場合には、選択された用紙が
普通紙であれば、透明トナーの重畳量を示すカバレッジ
データは、矩形部分Fが示すように82%とされ、選択
された用紙が低光沢コート紙であれば、矩形部分CT1
が示すように、透明トナーのカバレッジデータは、34
%とされる。なお、高光沢コート紙の場合には、透明ト
ナーを用いる必要がないため、部分CT2が示すように
透明トナーのカバレッジデータは0%とされる。
【0064】したがって、表面特性の悪い普通紙に対し
ては、透明トナーは重畳量は多くされ、表面特性の良い
コート紙などに対しては、透明トナーの重畳量は少なく
される。このようにして決定された、透明トナーの重畳
量を示す情報Tは、中間調回路17に供給される。
【0065】中間調回路17では、UCR回路16後の
Y信号、M信号、C信号、K信号および透明色材量決定
回路24からの透明トナーの重畳量を示す情報Tに基づ
いて、面積変調による濃淡階調を得るために濃度に対応
したパルス幅信号Y´、M´、C´、K´、T´を形成
する。
【0066】そして、画像出力部18では中間調回路1
7からのパルス幅信号Y´、M´、C´、K´、T´に
基づきレーザーが駆動され、レーザによって感光体ドラ
ム上が走査されて潜像が形成される。その後、電子写真
プロセスにのっとり、各色の潜像に対応したカラートナ
ーおよび無色の透明トナーにより現像し、各色のカラー
トナーおよび透明トナー画像を選択され用紙上に多重転
写させ、定着することによりフルカラーの画像が形成さ
れる。
【0067】この実施の形態においては、各色毎に、潜
像形成、現像、画像保持材上への転写が行われ、透明ト
ナーによって形成される画像の潜像形成、現像、転写が
行われた後に定着処理が行われて、選択された用紙のカ
ラー画像部分と無画像部分の両方に光沢を有するように
されたカラー画像が提供される。
【0068】図7〜図9は、この実施の形態のカラー画
像形成装置により、異なる種類の用紙に形成されるトナ
ー画像の状態(断面)を示した図である。
【0069】図7は、普通紙に形成されたトナー画像の
状態を示している。普通紙の場合には、図7Aに示すよ
うに、透明トナーTTの重畳量は、他の用紙の場合より
も多くされる。そして、図7Bに示すように定着処理さ
れると、透明トナーTTは溶解し、普通紙に適度に吸収
されて、普通紙の表面の凹凸を平滑にする。これによ
り、透明トナーTTがカラートナーCTを浸食すること
もなく、カラートナーCTによるカラー画像部分と、無
画像部分とに透明トナーにより適度な光沢が与えられ、
入力されたカラー画像に忠実で、質感の良いカラー画像
が形成される。
【0070】また、図8は、低光沢コート紙に形成され
たトナー画像の状態を示している。図8Aに示すよう
に、低光沢コート紙の場合には、図7を用いて上述した
普通紙の場合に比べて透明トナーTTの重畳量は少なく
される。したがって、図8Bに示すように定着処理され
た場合にも、必要以上の透明トナーTTが重畳されるこ
ともない。したがって、低光沢コート紙に吸収されない
過剰分の透明トナーTTが、カラートナーCTによる画
像部分を浸食することもなく、カラー画像部分と、無画
像部分とに透明トナーTTにより適度な光沢が与えら
れ、入力されたカラー画像に忠実で、質感の良いカラー
画像を出力することができる。
【0071】図9は、高光沢コート紙に形成されたトナ
ー画像の状態を示している。図9Aに示すようにこの場
合には、透明トナーは重畳されない。したがって、図9
Bに示すように定着処理されても、透明トナーにより過
剰な光沢を与えられることもなく、高光沢コート紙の特
性を生かし、入力されたカラー画像に忠実で、質感の良
いカラー画像を出力することができる。
【0072】図10は、普通紙を用いた場合のC(シア
ン)単色画像の単位面積当たりのトナー量に相当する網
点カバレッジと、光沢の関係を示したグラフである。図
10においてD1は、この実施の形態のカラー画像形成
装置の光沢特性を示し、D2は、従来のカラー画像形成
装置の光沢特性を示している。
【0073】図10に示すように、この実施の形態のカ
ラー画像形成装置は、無光沢紙を用いた場合には、透明
トナーが積極的に重畳されて、カラートナーの量が少な
い部分にも、比較的に高い光沢が与えられるようにされ
ている。
【0074】さらに、図11Aは、普通紙を用いた場合
のC(シアン)単色画像の網点カバレッジと光沢ノイズ
量の関係を示したグラフである。図11Aにおいて、N
1は、透明トナーを使用しない従来方式のノイズ特性を
示し、N2は、この実施の形態のカラー画像形成装置の
ノイズ特性を示している。図11Aからも分かるよう
に、この実施の形態のカラー画像形成装置は、光沢ノイ
ズをも低減させることができるようにされている。
【0075】また、図11Bは、低光沢コート紙を用い
た場合のC(シアン)単色画像の網点カバレッジ80%
のパッチ画像の光沢度と光沢ノイズ評価値の関係を示し
たグラフである。図11Bにおいて、は透明トナーを
使用しない従来方式、は全面に透明トナーを重畳する
他の従来方式、はこの実施の形態のカラー画像形成装
置、の各ノイズ特性を示している。
【0076】図11Bからも分かるように、この実施の
形態のカラー画像形成装置は、出力されるカラー画像が
高光沢を有するようにされた場合にも、光沢ノイズを増
加させることもない。、の従来技術の場合には、光
沢度に対応する光沢ノイズの評価値は高くなってしまう
が、この実施の形態のカラー画像形成装置の場合には、
光沢度に対応する光沢ノイズの評価値を低く押さえるこ
とができるようにされている。
【0077】このように、この実施の形態のカラー画像
形成装置は、表面特性が悪い普通紙においては、透明ト
ナーを積極的に重畳することで、無光沢なバックグラウ
ンドに光沢を与えることができ、画像の濃淡によらない
均質な光沢性を得ることができるようにされている。
【0078】また、表面特性の良い低光沢コート紙や高
光沢コート紙の場合には、透明トナーの重畳量を制限す
ることで、過剰な光沢によるぎらつきや光沢むらや光沢
ノイズなどが抑制でき、均質な光沢を有する質感の高い
カラー画像を再現することができるようにされている。
【0079】なお、前述の第1の実施の形態において
は、普通紙、低光沢コート紙、高光沢コート紙の3種類
の用紙を選択することができるものとして説明したが、
これに限るものではなく、多数の種類の用紙を選択して
用いることができるように構成することもできる。この
場合には、透明色材料記憶回路21に多数種類の用紙に
応じた透明色材の重畳料を決定するための情報を保持
し、これを画像保持材選択部30を介して、指定するこ
とができるようにすればよい。
【0080】また、高光沢コート紙の場合にも低濃度で
透明トナーを重畳するようにしても良い。この場合に
は、図3を用いて説明した特性を変更するだけで対応す
ることができる。
【0081】[第2の実施の形態]図12は、この発明
による第2の実施の形態のカラー画像形成装置の透明色
材量制御回路20を説明するためのブロック図である。
この第2の実施の形態のカラー画像形成装置は、前述の
第1の実施の形態と同様に、画像入力部11と、階調変
換回路12と、色変換回路13と、鮮鋭性補正回路14
と、減法混色変換回路15と、UCR回路16と、中間
調生成回路17と、カラー色材画像形成部181と透明
色材画像形成部182とを有する画像出力部18と、透
明色材量制御回路20と、画像保持材選択部30とを備
えているものである。
【0082】そして、この第2の実施の形態のカラー画
像形成装置は、透明色材量制御回路20に特徴があるも
のである。以下、この透明色材量制御回路20について
説明する。なお、図12は、主に透明色材量制御回路2
0を説明するための図であるため、図12には、画像入
力部11、階調変換回路12、色変換回路13、鮮鋭性
補正回路14、減法混色変換回路15、画像出力部18
などの各回路部分については図示しない。
【0083】この第2の実施の形態のカラー画像形成装
置の透明色材量制御回路20は、図12に示すように、
透明色材量記憶回路21、透明色材量呼出回路22、最
大濃度検出回路23、透明色材量決定回路24に加え、
乱数発生回路25と透明色材量変動回路26を備えてい
る。これにより、透明色材の重畳量を積極的に変動させ
るようにしている。すなわち、この第2の実施の形態の
カラー画像形成装置は、第1の実施の形態のカラー画像
形成装置とは、透明トナーの重畳量の決定方法が異なる
ものである。
【0084】乱数発生回路25は、この実施の形態で
は、乱数として正規分布型ランダムノイズデータを提供
するものである。この実施の形態においては、RND
(1)およびRND(2)を一様乱数発生関数とし、u
1=RND(1)、u2=RND(2)としたときに、
(1)式によって示されるBox & Mllerのア
ルゴリズムによりノイズデータを生成する。
【0085】 NOISE(x,y) =(−2・log(u1))1/2 ・cos(2π・u2) …(1) 但し、(1)式において、x=1,2…x方向総画素
数、y=1,2…y方向総画素数とするものである。
【0086】透明色材量変動回路26は、乱数発生回路
25より提供されたノイズデータと、前述の第1の実施
の形態と同様に、透明色材量決定回路24において決定
された透明トナーの重畳量を示す情報の供給を受けて、
透明色材の重畳量を変動させる。
【0087】以下、この第2の実施の形態の透明色材量
制御回路20の動作について説明する。最大濃度検出回
路23は、前述した第1の実施の形態と同様に、URC
回路16からのY信号、M信号、C信号、K信号の供給
を受けて、単位面積当たりのカバレッジデータの最大値
を検出し、これを透明色材量決定回路24に供給する。
【0088】透明色材量決定回路24には、前述の第1
の実施の形態と同様に、画像保持材選択部30を介して
供給されるユーザからの用紙の選択情報に応じて、透明
色材量呼出回路21により、透明色材量記憶回路22か
ら読み出された、選択された用紙に応じて透明トナーの
重畳量を決定するための特性を示す情報が供給されてい
る。
【0089】そして、透明色材量決定回路24は、カバ
レッジデータの最大値を示す情報と、透明トナーの重畳
量を決定するための特性を示す情報とに基づいて、画素
(単位面積)当たりの透明トナーの重畳量を決定する。
決定された透明トナーの重畳量を示す情報は、透明色材
量変動回路26に供給される。
【0090】透明色材量変動回路26は、乱数発生回路
25からのノイズデータに基づいて、透明トナーの重畳
量を調整する。すなわち、透明色材量決定回路24にお
いて決定された透明トナーの重畳量は、乱数発生回路2
5からのノイズデータにより変動するようにされる。調
整後の透明トナーの重畳量を示す情報Tは中間調回路1
7に供給される。
【0091】そして、前述した第1の実施の形態と同様
にY信号、M信号、C信号、K信号に基づいたカラー画
像に、透明色材による透明画像が重畳されてカラー出力
画像が形成されて、出力される。
【0092】このように、この第2の実施の形態のカラ
ー画像形成装置においては、透明色材量を示すカバレッ
ジデータが20%〜80%において、積極的にノイズ等
の乱数を加え透明色材の重畳量を変動させることによ
り、透明色材のスクリーンパターンによる規則的な光沢
むらを低減することができ、中間調の多い絵柄に対して
も質感の高い画像を再現することができるように構成さ
れている。
【0093】なお、乱数の発生方法は、前述のBox
& Mllerのアルゴリズムに限るものではなく、他
の方法を用いるようにしてもよい。また、計算により乱
数を求めるようにしなくてもよく、例えば、乱数データ
が記憶されたメモリから乱数データを読み出すことによ
り得るようにしてもよい。
【0094】また、透明色材量決定回路24に乱数発生
回路25によって発生させた乱数データを供給するよう
にして、乱数データをも考慮して透明色材の重畳量を決
定するように構成してもよい。
【0095】[第3の実施の形態]図13は、第3の実
施の形態のカラー画像形成装置を説明するためのブロッ
ク図である。この第3の実施の形態のカラー画像形成装
置は、前述した第1、第2の実施の形態のカラー画像形
成装置と同様に、画像入力部11と、階調変換回路12
と、色変換回路13と、鮮鋭性補正回路14と、減法混
色変換回路15と、UCR回路16と、中間調生成回路
17と、カラー色材画像形成部181と透明色材画像形
成部182とを有する画像出力部18と、透明色材量決
定回路20と、画像保持材選択部30とを備えたもので
ある。なお、以下の説明においては、第1、第2の実施
の形態のカラー画像形成装置と、構成および動作が同じ
で、説明が重複する画像入力部11、諧調変換回路1
2、および画像出力部18についての説明は省略する。
【0096】この第3の実施の形態のカラー画像形成装
置は、ユーザーの指示により原稿画像エリアの位置情報
を得ることができるディジタイザー等に代表される画像
領域指定部41と、画像領域指定部41からの位置情報
に基づいて入力されたカラー画像信号を分離する画像領
域分離回路42とを有している。
【0097】そして、後述するように、この第3の実施
の形態のカラー画像形成装置は、光沢が必要な部分と、
光沢が不要な部分がある場合に、ユーザによって、光沢
が必要な部分が指定されることにより、この指定された
部分のみに透明トナーを重畳させることができるように
されたものである。
【0098】例えば、図14に示すように、1枚の原稿
の中に、カラー写真の画像G1を含む画像領域R1と図
Z1が記載された画像領域R2と、文字が記載された画
像領域R3とを有する場合、画像領域R1、R2を指定
することにより、画像領域R1、R2に透明トナーを重
畳し、画像領域R3には、透明トナーを重畳しないよう
にすることができるようにされている。
【0099】この場合、画像領域R1は、階調画像領域
であり、画像領域R2、R3は線画領域である。ここで
階調画像領域は、写真や絵柄などの中間調の情報をも含
む画像の領域であり、線画像領域は、文字や図形などの
中間調の存在しない画像の領域である。したがって、ユ
ーザは、階調画像領域および線画領域のいずれの領域に
対しても、必要に応じて光沢を持たせることができる。
【0100】この第3の実施の形態において画像領域指
定部41は、ユーザからの指示操作に応じて、光沢を持
たせる画像領域を設定する。この場合、ユーザは、画像
領域指定部41に対して、画像領域の4つの頂点または
対角をなす2つの頂点を指定することにより目的とする
画像領域を指定する。
【0101】画像領域分離回路42は、画像領域指定部
41からの位置情報に基づいて、色変換回路13からの
明度情報信号L、色度情報信号a、bを、ユーザにより
指定された光沢有りとされた画像領域とそれ以外の光沢
無しとされた画像領域の信号に分離する。
【0102】画像領域分離回路42により分離された光
沢有りとされた画像領域の明度情報信号L、色度情報信
号a、bは、鮮鋭性補正回路14の階調画像用の鮮鋭性
補正回路141に供給される。また、光沢無しとされた
画像領域の明度情報信号L、色度情報信号a、bは、鮮
鋭性補正回路14の線画像用の鮮鋭性補正回路142に
供給される。そして、指定された領域および光沢の有無
に応じて鮮鋭性補正処理が行われた後、鮮鋭性補正回路
141、142からの明度情報信号L、色度情報信号
a、bは、減色混色変換回路14に供給されて、Y信
号、M信号、C信号の画像濃度信号に変換される。
【0103】そして、光沢有りとされた画像領域のY信
号、M信号、C信号は、UCR回路16の階調画像用の
UCR回路161に供給される。また、光沢無しとされ
た画像領域のY信号、M信号、C信号は、UCR回路1
4の線画像用のUCR回路162に供給される。そし
て、いわゆる墨入れ処理が行われた後、UCR回路16
1、162からのY信号、M信号、C信号、K信号は、
中間調回路17と透明色材量制御回路20に供給され
る。なお、UCR回路161においては、前述した第
1、第2の実施の形態のUCR回路16と同様に、UC
Rレートを50%とした墨入れ処理(下色除去)が行わ
れる。
【0104】透明色材量制御回路20は、前述した第2
の実施の形態の透明色材量制御回路20とほぼ同様に構
成されたものであるが、この第3の実施の形態の透明色
材量制御回路20は、画面領域分離回路42からのユー
ザの指示操作に応じた位置情報の供給をも受けるように
されている。
【0105】そして、透明色材量制御回路20において
は、光沢有りとされた画像領域のY信号、M信号、C信
号、K信号に基づいて、最大濃度検出回路23により光
沢有りとされた画像領域について、各単位面積当たりの
カバレッジデータの最大値が検出される。算出された、
カバレッジデータの最大値は、透明色材量決定回路24
に供給される。
【0106】透明色材量決定回路24には、前述の第
1、第2のの実施の形態と同様に、画像保持材選択部3
0を介して供給されるユーザからの用紙の選択情報に応
じて、透明色材量呼出回路22により、透明色材量記憶
回路21から読み出された、選択された用紙に応じて透
明トナーの重畳量を決定するための特性を示す情報が供
給されている。
【0107】そして、透明色材量決定回路24は、カバ
レッジデータの最大値を示す情報と、透明トナーの重畳
量を決定するための特性を示す情報とに基づいて、画素
(単位面積)毎に透明トナーの重畳量を決定し、透明色
材量変動回路26に供給する。
【0108】透明色材量変動回路26は、乱数発生回路
25からのノイズデータに基づいて、透明トナーの重畳
量を調整し、調整後の透明トナーの重畳量を示す情報T
は中間調回路17に供給される。
【0109】そして、前述した第1、第2の実施の形態
と同様にY信号、M信号、C信号、K信号の基づいたカ
ラー画像に、透明色材による透明画像が重畳されてカラ
ー出力画像が形成されて、出力される。
【0110】このように、この第3の実施の形態のカラ
ー画像形成装置は、ユーザからの指示に応じて、光沢を
持たせる画像領域と、光沢を持たせない画像領域に分離
し、指定された光沢を持たせる領域にのみ透明色材を重
畳することができるようにされている。したがって、ユ
ーザの指示に応じて、例えば、階調画像領域には一様な
光沢性を持たせ、かつ、線画像領域には光沢を持たせる
場合と持たせない場合の選択が可能となり、よりユーザ
ーの要求に見合った、総合的に見やすいカラー出力画像
を得ることができるようにされている。
【0111】なお、この第3の実施の形態においては、
ユーザが指定した領域にのみ透明トナーを重畳するよう
にしたが、これに限るものではなく、例えば、指定され
た領域と、その他の領域で透明トナーの重畳量を変える
ように構成してもよい。この場合には、指定された領域
と、その他の領域とを示す情報は、図13に示したよう
に画像領域分離回路42から透明色材量制御回路20に
供給されるため、各領域に応じて透明トナーの重畳量を
算出するための特性を変えるように透明色材量制御回路
20を構成すればよい。
【0112】[第4の実施の形態]図15は、この発明
によるカラー画像形成装置の第4の実施の形態を説明す
るためのブロック図である。この第4の実施の形態のカ
ラー画像形成装置は、前述した第1の実施の形態のカラ
ー画像形成装置と同様に、画像入力部11と、階調変換
回路12と、色変換回路13と、鮮鋭性補正回路14
と、減法混色変換回路15と、UCR回路16と、中間
調生成回路17と、カラー色材画像形成部181と透明
色材画像形成部182と有する画像出力部18と、透明
色材量決定回路20と、画像保持材選択部30とを有し
ている。
【0113】そして、この第4の実施の形態のカラー画
像形成装置は、図15に示すように、画像入力部11と
階調変換回路12との間に光沢測定回路50が設けられ
たものである。
【0114】この実施の形態において、光沢測定回路5
0は、画像入力部11からの出力信号の供給をを受け
て、光沢度を測定する。光沢度の測定は、この実施の形
態においては、例えば、画像入力部11によって読み取
られる入力カラー画像(原稿画像)からの光の反射率を
測定することにより光沢度を測定することができるよう
にされている。
【0115】また、この実施の形態においては、読み取
られる入力カラー画像を光沢度を測定する複数の領域
(以下、測定領域という)に分割し、各測定領域毎に光
沢度を測定する。測定領域の分割は、例えば3×3画
素、4×4画素、10×10画素のように、細かく分割
するようにしてもよいし、入力カラー画像を3分割、4
分割、8分割のように、大きな領域として分割するよう
にしてもよい。
【0116】そして、この実施の形態において、光沢測
定回路50は、測定した光沢度と図16に示す特性とに
基づいて、各測定領域毎の透明トナーの濃度を示す透明
色材カバレッジデータを選択する。図16は、光沢度
と、各光沢度に適した透明色材カバレッジデータの関係
を示したものであり、この特性を示す情報は、光沢度測
定回路50に保持するようにされている。
【0117】光沢度測定回路50において選択された、
各測定領域毎の透明色材カバレッジデータは、各測定領
域を示す情報とともに、透明色材量制御回路20に供給
される。そして、透明色材量制御回路20の透明色材量
決定回路24は、この光沢測定回路50からの測定領域
を示す情報と、その測定領域の透明色材カバレッジデー
タをも考慮して、透明トナーの重畳量を決定する。
【0118】このように、この第4の実施の形態のカラ
ー画像形成装置は、光沢測定回路50を備えることによ
り、形成される出力カラー画像に対して、より入力カラ
ー画像(原稿画像)に近い光沢を与えるようにすること
ができ、再現性の高い良好なカラー出力画像を得ること
ができるようにされている。
【0119】なお、前述した第1から第4の実施の形態
においては、画素単位に透明色材量決定処理を行うよう
にしたが、これに限るものではなく、例えば、3×3画
素ごと、4×4画素ごとのように、複数の小領域からな
る予め決められるブロックごとに行うようにしてもよ
い。例えば、Y、M、C、K信号に基づいて求められる
カバレッジデータの最大値は、画素ごとに求め、透明ト
ナーを重畳する領域は複数画素からなる領域とすること
ができる。
【0120】また、Y、M、C、K信号に基づいて求め
られるカバレッジデータの最大値を求める領域を単位面
積ごとにではなく、所定の面積を有する領域ごとに行
い、この領域ごと、あるいは上述のように所定の面積を
有する領域が複数個集められた領域ごとに、透明トナー
の重畳量を算出するようにしてもよい。
【0121】また、従来、フルカラー画像の場合、少な
くとも3色のカラートナーの重なりを要するため、色材
のパイルハイトにより平坦でない凹凸像を形成し、その
周辺及び変化部において観察時の照明の反射の異方性に
よる光沢のむら、あるいは画面の場所による肌合いや質
感の違いが生じることがある。しかし、前述した第1〜
第4の実施の形態においては、画素毎にカラートナーの
濃度に対応するカバレッジデータの最大値をも考慮して
透明トナーの重畳量を決定するようにしているため、各
画素毎、あるいは所定の領域毎にトナーの量がほぼ均一
となるようにされ、色材のパイルハイトによる光沢むら
を防止することができる。
【0122】同様に、前述した第1〜第4の実施の形態
においては、画素毎のカラートナーの濃度に対応するカ
バレッジデータの最大値をも考慮して透明トナーの重畳
量を決定するようにしているため、中間調の領域におい
て、カラー画像の画素に対応する各網点がパイルハイト
を有していることから、画像面が粗面となり光沢が低下
し、画像濃度と光沢度のバランスが崩れてしまうという
不具合も防止することができる。
【0123】また、前述の第1〜第4の実施の形態にお
いては、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シア
ン)、K(ブラック)の色材が用いられてフルカラー画
像が形成される場合として説明したが、これに限るもの
ではなく、単色のカラー色材が用いられた場合にこの発
明のカラー画像形成装置を用いて、選択された用紙に応
じて光沢を調整することができるものである。
【0124】また、前述の第1〜第4の実施の形態のカ
ラー画像形形成装置においては、カラー画像を形成する
カラー色材は、光沢を有するように形成されたものと、
光沢を有しないもののいずれの場合にも、出力画像全体
に対して適正に光沢を調整することができる。すなわ
ち、使用するカラー色材の光沢度に応じて、透明色材の
重畳量を制御すればよく、この場合には、図4を用いて
前述したように、選択された用紙に応じて透明色材の重
畳量を決定するための特性を変更すればよい。
【0125】また、前述の第1〜第4の実施の形態にお
いては、画像を読み取る画像入力部11を備えているも
のとして説明したが、これに限るものではなく、例え
ば、パーソナルコンピュータによって作成した画像を出
力するレーザプリンターなどにこの発明を適用すること
も可能である。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によるカ
ラー画像形成装置によれば、用紙等の画像保持材の表面
特性に基づいて透明色材の重畳量を決定することで、如
何なる表面特性を持つ用紙においても画像の光沢性を効
果的に制御することができる。これにより、表面特性が
悪い普通紙においては、透明色材を積極的に重畳するこ
とで、無光沢なバックグラウンドに光沢を与えることが
でき、画像の濃淡に左右されない均質な光沢性が得られ
る。また、表面特性の良い低光沢コート紙や高光沢コー
ト紙の場合には、透明色材の重畳量を制限することで、
過剰な光沢によるぎらつき、光沢むら、光沢ノイズなど
を抑制することができ、均質な光沢を有する質感の高い
画像を再現することができる。
【0127】また、中間調の領域に透明色材を重畳する
場合には、重畳量をランダムに変動させることにより、
透明色材の規則的パターンが原因となる光沢むらを回避
することができ、均質な光沢を持つ階調画像が得られ
る。
【0128】さらに、階調画像領域と文字線画領域との
指定手段を設けることにより、光沢を有する領域と光沢
を有しないようにする領域を指定することが可能とな
り、ユーザの要求に応じた領域のみに光沢を持たせるよ
うにすることができる。
【0129】また、入力カラー画像(原稿画像)の光沢
を読取り、読み取った光沢に応じて透明色材の重畳量を
調整することにより、より入力カラー画像に近い光沢を
有する出力カラー画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるカラー画像形成装置の第1の実
施の形態を説明するためのブロック図である。
【図2】第1の実施の形態のカラー画像形成装置の透明
色材量制御回路を説明するための図である。
【図3】第1の実施の形態のカラー画像形成装置おいて
用いる透明色材の重畳量を設定するための特性を説明す
るための図である。
【図4】第1の実施の形態のカラー画像形成装置のUC
R回路の処理を説明するための図である。
【図5】第1の実施の形態のカラー画像表示装置の最大
濃度検出回路の処理を説明するための図である。
【図6】第1の実施の形態のカラー画像表示装置の透明
色材量決定回路の処理を説明するための図である。
【図7】第1の実施の形態のカラー画像形成装置により
普通紙上に透明トナーおよびカラートナーにより形成さ
れるトナー画像の状態を説明するための図である。
【図8】第1の実施の形態のカラー画像形成装置により
低光沢コート紙上に透明トナーおよびカラートナーによ
り形成されるトナー画像の状態を説明するための図であ
る。
【図9】第1の実施の形態のカラー画像形成装置により
高光沢コート紙上に形成されるトナー画像の状態を説明
するための図である。
【図10】第1の実施の形態のカラー画像形成装置によ
り得られた画像サンプルの光沢特性の評価結果を示す図
である。
【図11】第1の実施の形態のカラー画像形成装置によ
り得られた画像サンプルの光沢ノイズ特性の評価結果を
示す図である。
【図12】この発明によるカラー画像形成装置の第2の
実施の形態を説明するためのブロック図である。
【図13】この発明によるカラー画像形成装置の第3の
実施の形態を説明するためのブロック図である。
【図14】第3の実施の形態において用いられた入力カ
ラー画像(原稿画像)の画像領域分離例を説明するため
の図である。
【図15】この発明によるカラー画像形成装置の第4の
実施の形態を説明するためのブロック図である。
【図16】第4の実施の形態のカラー画像形成装置にお
いて用いられた原稿光沢度と透明色材カバレッジの関係
を示す図である。
【図17】従来のカラー画像形成装置により普通紙およ
びコート紙上にトナー(画像形成材料)によって形成さ
れる画像の状態を説明するための図である。
【符号の説明】
11 画像入力部 12 階調変換回路 13 色変換回路 14 鮮鋭性補正回路 15 減法混色変換回路 16 UCR回路 17 中間調回路 18 画像出力部 181 カラー色材画像形成部 182 透明色材画像形成部 20 透明色材量制御回路 21 画像保持材対応透明色材量記憶回路 22 画像保持材対応透明色材量呼出回路 23 最大濃度検出回路 25 乱数発生回路 26 透明色材量変動回路 30 画像保持材選択部 41 画像領域指定部 42 画像領域分離回路 50 光沢測定回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種の画像保持材が使用可能であり、複
    数色の画像形成材料を前記複数種の画像保持材から選択
    された前記画像保持材上に転写して、カラー画像を形成
    するカラー画像形成装置において、 前記複数色の前記画像形成材料のうちの一色として、無
    色透明の画像形成材料で画像を形成する透明画像形成手
    段と、 前記複数種の画像保持材から、目的の画像保持材を選択
    する画像保持材選択手段と、 前記画像保持材選択手段で選択された前記画像保持材の
    表面特性により前記無色透明の画像形成材料の量を制御
    する透明材料量制御手段と、 を有し、 前記透明材料量制御手段により前記無色透明な画像形成
    材料を、選択された前記画像保持材毎に制御することに
    より出力画像の光沢を変化させることを特徴とするカラ
    ー画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記カラー画像を形成する領域を複数個の
    小領域に分割し、この小領域毎または複数小領域毎に前
    記無色透明の画像形成材料の量を設定するカラー画像形
    成装置であって、 乱数発生手段を設け、 前記透明色材量制御手段は、少なくとも、前記乱数発生
    手段からの乱数データを考慮して、前記小領域毎または
    複数小領域毎に前記無色透明の画像形成材料の量を制御
    することを特徴とする請求項1に記載のカラー画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】ユーザの領域指定操作に応じて画像が形成
    される領域を複数の領域に分ける画像領域指定手段を設
    け、 前記透明色材量制御手段は、前記画像領域指定手段によ
    り指定された前記領域毎に透明色材の重畳量を変える手
    段を有することを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載のカラー画像形成装置。
  4. 【請求項4】入力されたカラー画像の光沢を測定する光
    沢測定手段を設け、 前記透明色材量制御手段は、前記光沢測定手段からの前
    記入力されたカラー画像の光沢を示す情報を考慮して、
    前記無色透明の画像形成材料の量を制御することを特徴
    とする請求項1または請求項2に記載のカラー画像形成
    装置。
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