JP2989611B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2989611B2
JP2989611B2 JP63226594A JP22659488A JP2989611B2 JP 2989611 B2 JP2989611 B2 JP 2989611B2 JP 63226594 A JP63226594 A JP 63226594A JP 22659488 A JP22659488 A JP 22659488A JP 2989611 B2 JP2989611 B2 JP 2989611B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control

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  • Color, Gradation (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は原稿画像データを入力して処理する画像処理
装置に関するものである。
[従来の技術] 従来この種の装置としてはレーザビームプリンタが良
く知られている。レーザビームプリンタの中には画像信
号を基準信号(例えば三角波信号)でPWM変調し、得ら
れたパルス幅をレーザ発光時間に対応させて階調再現す
るものがある。この場合に文字画像に対しては基準信号
の周波数を高く設定してエツジ効果(コントラスト)を
高め、写真画像に対しては基準信号の周波数を低く設定
してハイライト部、中間調の再現性を増している。
第3図は階調再現特性の一例を示すグラフ図である。
図において、301は高い周波数の基準信号で像形成した
とき、302は低い周波数の基準信号で像形成したときの
夫々オリジナル濃度に対するコピー濃度を表わす。302
ではハイライト部、中間調の階調及び色の再現性が優れ
ている。一方、301ではハイライト部の階調、色再現が
困難である。従つて同一原稿を再生しても基準信号を変
えると階調及び色長が変わつてしまう。
また、この種の装置では色の再現性を確保するために
マスキング処理を行う。従来はマスキング係数列を1組
用意して色の再現確保を図つていた。
[発明が解決しようとしている課題] しかし、マスキング係数列が1組しかいないと以下の
不都合を生じる。例えば基準信号aで再生することを想
定してマスキング係数を決めると、基準信号bで再生す
る時は基準信号aでは出せないようなハイライト部の再
現が行われてしまい、ハイライト部の色ずれが大きくな
る。また基準信号bで再生することを想定してマスキン
グ係数を決めると、基準信号aで再生する時はハイライ
ト部の再現色が少ないので、色再現が十分に行われてな
い。また基準信号a,bの中間特性に合せてマスキング係
数を決めると、どちらにも不十分な色再現しか得られな
い。
本発明は上記従来例に鑑みてなされたもので、原稿画
像に含まれる写真画像及び文字画像の特徴に応じた下地
除去処理及び墨入れ処理を行う下色処理、色補正を行
い、その特徴に応じた線密度による画像の生成を行なっ
て原稿画像の各画像を良好に再現することができる画像
処理装置を提供することを目的とする。
また本発明の目的は、原稿画像に含まれる写真画像及
び文字画像の特徴に応じた色処理及びディザ処理を行な
って原稿画像の各画像を良好に再現することができる画
像処理装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明の画像処理装置は以
下のような構成を備える。即ち、 写真画像及び文字画像が混在した原稿画像を示す画像
データを入力する入力手段と、 複数の異なる色補正を行なうことが可能な色補正手段
と、 複数の異なる下色処理を行うことが可能な下色処理手
段と、 複数の異なる線密度で画像を形成するための画像信号
を生成可能な生成手段と、 前記原稿画像に含まれる各画像の特徴に応じた下色処
理および線密度による画像形成をすべく前記色補正手
段、前記下色処理手段および前記生成手段を制御する制
御手段とを有する画像処理装置であって、 前記下色処理手段は、下地除去処理及び墨入れ処理を
行うことを特徴とする。
また本発明の画像処理装置は、 写真画像及び文字画像が混在した原稿画像を示す画像
データを入力する入力手段と、 複数の異なる、色補正処理、下地除去処理及び墨入れ
処理が含まれる色処理を行うことが可能な色処理手段
と、 複数の異なるディザパターンを用いたディザ処理を行
うことが可能なディザ処理手段と、 前記原稿画像に含まれる各画像の特徴に応じた色処理
およびディザ処理を、前記原稿画像に含まれる各画像に
対して行なうべく前記色処理手段および前記ディザ処理
手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
[作用] 以上の構成において、写真画像及び文字画像が混在し
た原稿画像を示す画像データを入力し、各画像の特徴に
応じた下色処理および線密度による画像形成をすべく、
色補正処理、下色処理および線密度の画像信号を生成
し、下色処理においては下地除去処理及び墨入れ処理を
行う。
また本発明によれば、写真画像及び文字画像が混在し
た原稿画像を示す画像データを入力し、各画像の特徴に
応じた色処理およびディザ処理を、原稿画像に含まれる
各画像に対して行なうべく、複数の異なる、色補正処
理、下地除去処理及び墨入れ処理が含まれる色処理を行
ない、また複数の異なるディザパターンを用いたディザ
処理を行うように動作する。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施例を詳
細に説明する。
[カラー複写機の説明(第1図、第2図、第4図、第5
図)] 第2図は、パルス幅変調を行って像形成をする回路の
一例を示したものである。
図示しないカラー画像処理手段からのデジタルカラー
画像信号はラツチ201にビデオクロツクVCLKでラツチさ
れ同期がとられる。そして、この画像信号はD/Aコンバ
ータ202でアナログビデオ信号に変換され、2つのコン
パレータ204,205の一方の入力端子に入力される。又積
分回路を基本構成とする三角波発生回路は、この例では
2系統用意されており、それぞれVCLKに同期した基準信
号PHCLK,TXCLKを206,207のJ/Kフリツプフロツプのクロ
ツク信号としている。ここでTXCLKの周波数をa,PHCLKの
周波数をbと(ただしa>b)設定する。
これらのクロツクは、バツフア208,209、積分回路21
0,211でそれぞれ三角波に変換され、各三角波はコンデ
ンサ212,213及び可変抵抗214、215でバイアス分を調整
し、保護抵抗216、217とバツフアアンプ218,219を通し
て前述のコンパレータ204,205のもう一方の入力端子に
入力されている。そして、これら三角波はコンパレータ
によりアナログビデオ信号と比較され、2系統のパルス
幅信号220,221となる。そしてCPU(図示せず)からの制
御信号222により文字領域の場合には変調信号221が、写
真領域の場合には変調信号220がセレクタ回路223で切換
えている。
前述したように第1の基準信号225の周波数aは、第
2の基準信号226の周波数bより大きいため(a>
b)、パルス幅変調信号221を用いて像形成をすると、
現像特性が一定の場合は潜像を小さくつくるので潜像の
エツジ効果によりシヤープなライン再生が可能である
が、全体をシヤープに分離するのでハイライト部もコン
トラストが上がり、滑らかさが失われる傾向にある。
一方、基準信号226により変調されたパルス幅変調信
号220を用いて像形成すると、パルス幅のダイナミツク
レンジが広いので、ハイライト部の階調性及び滑らかさ
が向上するが、1画素当りの線幅が広くなるのでライン
再現が悪くなる傾向がある。従つて、基準信号225によ
りパルス幅変調した場合は高解像度が得られるため、文
字やグラフなどのライン再現に用い、基準信号226によ
るパルス幅変調信号は写真などのハイライト再現が要求
される画像再現に用いる。
基準信号225と226を用いた場合の階調再現特性を第3
図に示す。
第4図はカラー複写機の画像読取装置の概略構成図で
ある。
本図において、1は原稿、2は原稿1を置く原稿台ガ
ラスである。3は照明装置であり、4は結像素子アレイ
である。5は赤外カツトフイルタであり、6は密着型CC
Dカラーセンサ(以下、CCDという)、7は光学系ユニツ
トである。
まず、この複写機におけるカラー原稿の読取りプロセ
スを説明する。コピーキー(図示せず)が押下されると
照明装置3が原稿1を照射し、原稿1からの反射光が結
像素子アレイ4,赤外カツトフイルタ5を通る。そして、
CCD6上に原稿像が結像され、光学系ユニツト7が矢印の
方向へ原稿を走査していく。CCD6には、第4図に示すよ
うに、各画素ごとにレツド(R),グリーン(G),ブ
ルー(B)のフイルタがそれぞれ交互に規則正しく取付
けられている。この結像素子アレイ4による原稿走査に
ともなつて、CCD6からの電気信号が第1図に示す信号処
理回路により処理される。
第1図はこの実施例のカラー複写機の画像処理部の概
略構成を示すブロツク図である。
本図において、6B,6G,6RはそれぞれCCD6上のB,G,R各
素子からの信号を表わしている。これら6B,6G,6Rの信号
はA/D変換回路11に導入され、それぞれ対応するデジタ
ル信号B,G,Rに変換される。一方、この実施例では、原
稿画像の領域を指定する手段として図示しないデジタイ
ザが設けられており、そのデジタイザにより主走査方向
及び副走査方向の座標位置を指示する。その座標情報は
図示されていないCPU(中央処理装置)に入力され、領
域信号発生回路18から指示された領域に対応する領域信
号が、この信号処理回路に入力される。なお、ここでは
領域信号発生回路18からの信号は、デジタイザからの主
走査方向座標により、文字画像(線画)領域信号と写真
画像領域信号とを示す領域信号である。
次に、このB,G,R信号はLOG変換回路12に入力されて、
Y1,M1,C1信号に変換される。これらY1,M1,C1信号は、黒
抽出および下色除去(以下、UCRと記す)処理を行う回
路13に導入され、次式に示すような演算処理によりY2,M
2,C2,Bk3を生成する。
(Y1,M1,C1)min−k4>0のとき、 Y2=Y1−k3(Y1,M1,C1)min M2=M1−k3(Y1,M1,C1)min C2=C1−k3(Y1,M1,C1)min Bk3=k1(Y1,M1,C1)min+k2 …(1) また、(Y1,M1,C1)min−k4≦0のときは、 Y2=Y1 M2=M1 C2=C1 Bk3=k1(Y1,M1,C1)min+k2 …(2) ここで、(Y1,M1,C1)minは、Y1,M1,C1のうち最小の
信号を示し、k1,k2,k3,k4は定数である。
ここで、(Y1,M1,C1)minを算出し、これらの値を基
に各色材の加える量を減じることがUCR操作であり、k3
がUCR量をきめる係数であり、k4がUCR処理をはじめるポ
イントを示している。UCR量に応じて、各色材のかわり
に黒トナー(又は黒インキなど)を加えることがスミ入
れ操作であり、k1がスミ入れ量をきめる係数、k2がスミ
入れをはじめるポイントである。なお、ここでk1とk3
またはk2とk4はそれぞれ異なる値としているが、同じ値
であつても良い。
(1),(2)式で示したY2,M2,C2,Bk3信号を生成す
る際の定数k1,k2、即ちスミ入れの係数の決め方につい
て以下に述べる。ただし、iは標準カラー原稿(後述す
る)上の各パツチ(例えばi=0〜63)を示す。また
Y′,M′,C′は第1図におけるY1,M1,C1に対応する。
いま、黒の評価関数をφとしてk1,k2をきめる。
従って、 ここで、上式を[E][F]=[G]として表わすと、
F=E-1・Gからk1,k2の係数が求まる。なお、E-1はE
の逆行列である。
このように画像信号生成回路により生成されたY2,M2,
C2,Bk3信号は、色補正回路14に導入され、次式に示す演
算処理によりY3,M3,C3,Bk3信号となる。
ここでのa11〜a33はそれぞれ色補正のマスキング係数
である。
以上の処理はCPU(中央処理装置)により制御され、R
AM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリー
メモリ)(いずれも図示せず)に演算プログラム及びデ
ータを記憶する。
これらY3,M3,C3,Bk3信号はカラー感熱転写プリンタ、
カラーインクジエツトプリンタやカラーレーザビームプ
リンタなどのカラー画像形成部(プリンタ17)によつて
顕像化される。
このような、カラー画像処理部に要求される特性は、
同一のカラー画像を読み取つたときの画像出力が同じに
なることである。
以下そのための色補正手段であるマスキング係数の一
例について説明する。
まず、色度座標の判明している標準カラー原稿を第4
図に示した光学系ユニツト7により読取り第1図に示す
色補正回路14のY3,M3,C3,Bk3信号が前記目標値になるよ
うに、マスキング係数を以下の手順で決定する。ここ
で、Y′,M′,C′は第1図におけるY1,M1,C1にそれぞれ
対応する。
イエロ,マゼンタ,シアンの評価関数をそれぞれφY,
φMとおくと、イエロについては、 同様にして、マゼンタ,シアンについても行うと下式の
ようになる。
ここで、上式を[C][A]=[D]として表わす
と、A=C-1・Dとなるのでa11〜a33の係数が求まる。
なお、C-1はCの逆行列である。
このようにa11〜a33,a44を求める演算をCPUにより実
行させ、次に求まつた新たな係数a11〜a33,a44を色補正
回路14或いは24に入力する。
かくして、標準カラー原稿読み取つたときのY,M,C,Bk
出力を、常に目標値に近づけるよう制御することができ
る。
ところで、上記マスキング係数a11〜a33を求める際に
用いる標準カラー原稿について、以下に説明する。
フルカラーの画像形成部は通常、イエロ,マゼンタ,
シアンの3原色トナーを用いて色再現を行う。カラー画
像処理部からの画像信号は、予め定められた階調レベル
(例えば、256階調)でカラー画像形成部に伝えられ
る。このカラー画像形成部では、3原色はそれぞれ256
階調で再現することができ、単色及び複数色の混色で得
られる色の数は256×256×256種類となる。
これらの色のうち、カラー画像を形成する上で重要な
ハイライト部の再現及び各単色濃度再現及び色再現の範
囲が最大になるように選んだ基準キヤラクタ・ジエネレ
ータによる標準カラー原稿を用いるのが良い。これは、
カラー画像処理部のカラー画像信号を変換する変更係数
が、カラー画像形成部の色再現範囲を最大に生かすよう
なマスキング係数であることによる。
標準カラー原稿の一例として、イエロの階調レベルの
うち0,32,128,256(ここで0は白であり、256はベタ色
である)のように、ハイライト側の再現を重視した濃度
レベルを用意する。そして、これと同様に、他のマゼン
タ,シアンの色のレベルを用意し、これらを組合せて64
色のパターンを標準カラー原稿として定め、マスキング
係数を決定する。
第6図はパルス幅変調部の基準信号255、基準信号226
のそれぞれとデジタルカラー画像信号とを比較してパル
ス幅変調し、像形成を行つたときの色再現性を示す図で
ある。
図は色再現を表わすために用いられる(L・a
)表現におけるa座標で表わしており、L
軸から見下ろした図である。ここでは原点から離れるほ
ど画像濃度及び彩度が上がる傾向にある。第6図におい
て、直線で囲んだ領域60はカラー画像形成部の色再現範
囲を示し、領域60内の○印は基準信号225で出力した中
間調の色度座標を示し、x印は基準信号226で出力した
中間調の色度座標を示している。
第6図から明らかなように、基準信号225を用いて画
像を出力した場合には、基準信号226を用いた場合より
も中間調画像の彩度が低くなつている。この図では、原
点からの距離が短いほど彩度(彩やかさ)が低くなつて
いることを示しており、基準信号226を用いると基準信
号255の場合よりも中間調の彩度再現がよく彩やかな色
再現ができる。一方、基準信号225によるパルス幅変調
の場合は、第3図と第6図に示すように色再現範囲が基
準信号226の場合よりも高濃度側に重点が置かれること
がわかる。これは先に述べたように文字などの再現に適
していることを示している。
従つて、色補正回路14と24のマスキング係数を決定す
る際に用いる評価色としては、基準信号226については
ハイライトを重視し、基準信号225については基準信号2
26よりも濃度が高いものを選ぶとよい。
いま、基準信号226で出力した標準カラー原稿(B)
を読取り、基準信号226を用いて出力した画像について
求めたマスキング係数を係数(b)とする。このマスキ
ング係数(b)を用いて画像信号を作成し、基準信号22
6によりカラー画像形成部で再生した色の色度を、第7A
図に△印で示す。また、上記マスキング係数(b)を用
いて基準信号225で出力した標準カラー原稿(A)を読
取り、基準信号225により再現した色の色度を第7B図に
□印で示す。第7A図におけるx印と、第7B図における○
印は、それぞれ第6図におけるx印と○印に一致してい
る。
第7A図、第7B図より、画像形成部で基準信号226を用
いると、全色に対してほぼ均等な色再生が可能である
が、基準信号225を用いるとハイライト部の色再現がよ
くない。同様に、基準信号225に対するマスキング係数
を係数(a)とし、この係数(a)を用いて標準カラー
原稿(B)を基準信号226で再現したものを第7C図に示
す。更に上記マスキング係数(a)を用いて、標準カラ
ー原稿(A)を基準信号225で再生したものを第7D図に
示す。第7C図、第7D図により、マスキング係数(a)に
対して基準信号226を用いると、ハイライト部の再現が
よくない。これは第3図における301で再現しにくいハ
イライト部の色である。一方、基準信号225を用いると
良好な色再生を得ることができる。
以上述べたように、色補正回路14においてマスキング
係数(a)により変換されたカラー画像信号と、基準信
号225とで画像形成を行うとともに、色補正回路24にお
いてマスキング係数(b)により変換されたカラー画像
信号と、基準信号226とで画像形成を行えば、常に良好
な画質が得られることになる。
カラー画像形成装置において、良い黒を出すため、つ
まり高い明度も出せるようにして明度の再現範囲を広げ
るためと、また色トナーや色インキなどの各色材の使用
量を少なくする目的のために、黒を用いてUCRおよびス
ミ入れを行うことは良く知られている。
基準信号225,226による色再現性の違いをa
度図上に示した第6図を彩度と明度(L)で表わした
ものを第8図に示す。
第8図において、○印はイエロ・マゼンタ・シアンの
各単色又は混色を基準信号225で出力した中間調の色度
座標を示し、x印は基準信号226で基準信号225の場合と
同じカラー画像信号を出力したときの色度座標を示す。
第8図より基準信号226で出力すると、基準信号225の
場合よりもハイライト部の明度が低く、明るい色の再現
色が多くなることがわかる。つまり、基準信号226を用
いた方がハイライト部において明度方向で、イエロ,マ
ゼンタ,シアンの各単色又は混色を用いて再現できる色
(無彩色も含む)の数が多いと言える。逆に、基準信号
225を用いると、単色又は混色で得られる色の数は、基
準信号226の場合よりも高濃度部に多い。
従つて、UCRおよびスミ入れの量を決める係数k1,k2,k
3,k4を、前述したように基準信号225で出力した画像を
用いて求め(これをkn(a),(n=1,2,3,4)とす
る)。kn(a)を用いて基準信号226で画像を出力する
と全体に暗い画像になる。これは、第8図に示したよう
に、ハイライト部における明度軸方向の再現色が基準信
号226の方が多いため,黒色を用いなくても色再現が可
能な色に対してもUCRとスミ入れが行われていることに
よる。逆に、基準信号226について求めたUCR及びスミ入
れの係数kn(b)を用いて基準信号225で画像を出力す
ると黒色信号が少なく、黒の再現が十分行われない。
以上述べたように、UCRおよびスミ入れの係数k
n(a)を用い、基準信号225で画像を出力すると高い明
度も再現できる。一方、kn(b)を用い基準信号226で
画像を出力すると、ハイライト部の彩やかな色再現が可
能となる。
前記kn(a),kn(b)において、nの選択は任意に
でき、UCRのみ又はスミ入れのみ、又はUCRとスミ入れの
いずれを選択してもよい。
以上述べたように、領域信号発生回路18からの信号に
より、文字画像領域ではUCR及びスミ入れの係数k
n(a)により変換されたカラー画像信号と基準信号225
とで画像形成を行うようにする。また、写真画像領域で
は、UCR及びスミ入れの係数kn(b)とマスキング係数
(b)により変換されたカラー画像信号と基準信号226
とで画像形成を行うようにすれば、原稿に忠実な良好な
画質が得られる。
なお、画像データのうち文字、写真画像領域の切換
は、この実施例ではデジタイザにより画素単位で領域を
指定し、その領域内を写真モードに領域外を文字モード
等というように設定すれば良い。このような設定に対応
して基準信号を選択し、UCR及びスミ入れ係数とマスキ
ング係数を選択する。
なお、この実施例では、パルス幅変調を用いたカラー
画像形成装置の場合で示したが、他の装置でも良い。
また、レーザの発光量を変化させ、ドツト面積変調に
より階調再現を行う方式のカラー画像形成装置におい
て、領域指定により領域毎に線数を切換えると、階調再
現、色再現等について、この実施例で説明したのと同様
な問題点が発生する。
そこで、カラー画像処理部の領域指定により、画像形
成部の線数切換えを行い、それに対応したUCR処理や及
びスミ入れ係数をそれぞれ用意し切換えて使用すること
により、原稿に忠実な画像再生ができる。また、レーザ
スポツトやインクジエツト等により画像を形成し、デイ
ザパターンによる画像処理を行う装置にも適用できる。
このときは、領域毎のモードによるそれぞれのデイザパ
ターンに対応してUCR及びスミ入れの係数とマスキング
係数を用意し、切換えることにより原稿に忠実な画質が
再現できる。
以上説明したようにこの実施例によれば、画像データ
の指定された領域毎に、レーザ駆動信号の基準信号に対
応するUCR及びマスキング係数とをそれぞれ用意するこ
とにより、1画面内に文字と写真が混在する場合にも、
常に原稿に対して忠実な画質が再現できる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、原稿画像に含ま
れる写真画像及び文字画像の特徴に応じた下地除去処理
及び墨入れ処理を行う下色処理、色補正を行い、その特
徴に応じた線密度による画像の生成を行なって原稿画像
の各画像を良好に再現することができる。
また本発明によれば、原稿画像に含まれる写真画像及
び文字画像の特徴に応じた色処理及びディザ処理を行な
って原稿画像の各画像を良好に再現することができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のカラー複写機の画像処理部のブロツク
図、 第2図は実施例のカラー複写機におけるパルス幅変調回
路のブロツク図、 第3図は基準信号による階調再生特性の違いを示す図、 第4図は実施例のカラー画像読取り部の断面図、 第5図はCCD表面の拡大図、 第6図は標準カラー原稿の色度座標の一部を示す図、 第7A図〜第7D図は標準カラー原稿の色度とそのコピー後
の色度座標を示す図、そして 第8図は第6図のa軸をそれぞれ彩度、明度軸に
変換して示した図である。 図中、6……CCD、11……A/Dコンバータ、12……LOG変
換回路、13,23……スミ入れ、UCR回路、14,24……色補
正回路、15……色変換回路、16……インターフエース
部、17……プリンタ、18……領域信号発生回路である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】写真画像及び文字画像が混在した原稿画像
    を示す画像データを入力する入力手段と、 複数の異なる色補正を行なうことが可能な色補正手段
    と、 複数の異なる下色処理を行うことが可能な下色処理手段
    と、 複数の異なる線密度で画像を形成するための画像信号を
    生成可能な生成手段と、 前記原稿画像に含まれる各画像の特徴に応じた下色処理
    および線密度による画像形成をすべく前記色補正手段、
    前記下色処理手段および前記生成手段を制御する制御手
    段とを有する画像処理装置であって、 前記下色処理手段は、下地除去処理及び墨入れ処理を行
    うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記生成手段により生成された画像信号に
    基づき画像を形成する画像形成手段を更に有することを
    特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】写真画像及び文字画像が混在した原稿画像
    を示す画像データを入力する入力手段と、 複数の異なる、色補正処理、下地除去処理及び墨入れ処
    理が含まれる色処理を行うことが可能な色処理手段と、 複数の異なるディザパターンを用いたディザ処理を行う
    ことが可能なディザ処理手段と、 前記原稿画像に含まれる各画像の特徴に応じた色処理お
    よびディザ処理を、前記原稿画像に含まれる各画像に対
    して行なうべく前記色処理手段および前記ディザ処理手
    段を制御する制御手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
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