JP2008307845A - 画像凹凸低減方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色材総量の違いによるカラー画像上の凹凸を、一定量低減する。
【解決手段】画素位置xi毎に、同一色を発色する色材総量tの最大値と最小値を結ぶ色材総量線分Tiを可能な限り横切る平面Pの高さである目標色材総量tminに等しい又は最も近い色材総量t1a,t1b,t1c,t1d,t1eを、画素位置Xi毎の色材総量に決定するようにしているので、画像の凹凸量を抑制することができる。
【選択図】図10

Description

この発明は、画素毎に色材を重ねた色材総量により色が決定されて基材上に形成されるカラー画像上の前記色材総量の違いによる凹凸を低減する画像凹凸低減方法及びその装置に関する。
従来から、色材としてトナーを使用する電子写真プリンタや、色材としてインクを使用するインクジェットプリンタ等の画像出力デバイス(画像形成装置)、及び印刷機では、色材を重ねて紙(印刷本紙)等のシート(基材)上に画像を形成するようになっているが、使用目的に応じて、画像の平坦性がなるべく一様であり、画像に凹凸がないこと(レリーフのようでないこと)が求められている。
画像の平坦性、換言すれば、凹凸の程度は、画像を構成する各点(画素)を形成する色材総量によって決定される。各画素の色材総量の差が小さい場合には画像の平坦性が保持され、差が大きい場合には凹凸が形成される。
この発明が適用可能な、凹凸が形成される(レリーフが形成される)画像形成体、画像形成装置、受容層転写材として、白色反射機能を有するレリーフ形成層面上への染料受容層へオンデマンド印字方式で画像を印画し形成することで、前記レリーフ形成層からの白色拡散光若しくは特定の角度範囲の白色光と色材からなる画像を併せもつ高意匠性の画像が得られる受容層転写材、転写シート及びレリーフ層付き色材受容シート、並びにこれらを用いた画像形成物がある(特許文献1)。
また、電気的熱交換体によって泡を発生させることによりインクを吐出させるインクジェット方式に有用なインクを用いたレリーフ画像形成装置にもこの発明を適用可能である(特許文献2)。
さらに、基材の表面に、光学的変化インクにより印刷された第1メッセージ画像領域と、前記第1メッセージ画像領域に重ねて、盛り上がりのあるインクにより印刷され、複数の画線からなる万線で構成された第2メッセージ画像領域を有する画像形成体にもこの発明を適用可能である(特許文献3)。
ところで、コピートナー画像の全画像に渡り凹凸のない平坦画像を与えるトナー画像の形成方法に係る技術が提案されている(特許文献4)。
この特許文献4に係る技術では、画像形成後に、レリーフの凹凸を打ち消すように透明インクを重ねて平坦画像面を形成するようにしている。
特開2006−218847号公報 特開平8−60054号公報 特開2006−123355号公報 特開平5−6033号公報
しかしながら、この特許文献4に係る技術では、透明インクの塗布過程と塗布機構が必要となり、その結果、画像のコストが上昇し、かつ生産性が低下する。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、画素毎に色材を重ねた色材総量により色が決定されて基材上に形成されるカラー画像上の前記色材総量の違いによる凹凸を低減することを可能とする画像凹凸低減方法及びその装置に関する。
この発明に係る画像凹凸低減方法は、画素毎に色材を重ねた色材総量により色が決定されるカラー画像を基材上に形成する際、該基材上に形成される前記画像上の色材総量の違いによる凹凸を低減する画像凹凸低減方法において、以下の特徴(1)〜(3)を備える。
(1)画素位置毎に、色材総量範囲を求める過程と、目標色材総量を決定する過程と、前記画素位置毎に、前記目標色材総量に最も近い色材総量を、前記画素位置毎の色材総量に決定する過程と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、目標色材総量に最も近い色材総量を、画素位置毎の色材総量に決定するようにしているので、画像の凹凸量を低減することができる。
なお、画素毎に色材を重ねた色材総量により色が決定されるカラー画像が形成される基材として、紙等のシート、金属、樹脂、ゴム、木材等を挙げることができる。
(2)上記の特徴(1)を有する発明において、前記色材総量範囲を求める過程では、前記画素位置毎の色材総量の最大値と最小値を求める。
(3)上記の特徴(1)を有する発明において、前記画素位置毎に、前記目標色材総量に最も近い色材総量を、前記画素位置毎の色材総量に決定する過程では、前記色材総量範囲において求めることができる色材総量に決定することができる。
なお、地色としては、基材が紙で白色であれば白色とされるが、白色材は、透明色材に比較して、低コストかつ容易に入手することができる。
この発明に係る画像凹凸低減装置は、画素毎に色材を重ねた色材総量により色が決定されるカラー画像を基材上に形成する際、該基材上に形成される前記画像上の色材総量の違いによる凹凸を低減する画像凹凸低減装置において、画素位置毎に、色材総量範囲を求める手段と、目標色材総量を決定する手段と、前記画素位置毎に、前記目標色材総量に最も近い色材総量を、前記画素位置毎の色材総量に決定する手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、目標色材総量に最も近い色材総量を、画素位置毎の色材総量に決定するようにしているので、画像の凹凸量を低減することができる。
この発明によれば、基材上に画素毎に色材を重ねた色材総量により色が決定されて形成されるカラー画像上の色材総量の違いによる凹凸を、一定量低減することができる。
従来技術に比較して、カラー画像のコストを低減することができ、かつ生産性を向上させることができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像凹凸低減方法及びその装置が適用された画像再現システム10の構成図である。
画像再現システム10は、基本的に、パーソナルコンピュータ12と、このパーソナルコンピュータ12に接続されるカラースキャナ(画像入力装置、画像入力デバイス)14と、カラープリンタ(画像出力装置、画像出力デバイス)16と、フイルムプリンタ(画像出力装置、画像出力デバイス)18と、デバイス独立値、ここではLabを測定する測色計20とから構成される。
カラースキャナ14は、カラーリバーサルフイルム等のカラー原稿Iaからカラー画像を読み取り、デバイス値RGB(RGB3色のRGB画像データともいう。)をパーソナルコンピュータ12に送る。
パーソナルコンピュータ12には、バスを通じて、CPU22、メモリ24、カラーモニタ28、キーボードマウス等の入力装置30が接続される他、さらに、カラースキャナ14からデバイス値RGBを受け取るインタフェース32、カラープリンタ16あるいはフイルムプリンタ18にデバイス値CMYK(4色のCMYK画像データともいう。)を送るインタフェース34、測色計20から測色値であるデバイス独立値Labを受け取るインタフェース36が接続される。
メモリ24は、DRAM(主メモリ)及びフラッシュメモリ(書換可能な不揮発性メモリ)等から構成され、CPU22は、メモリ24に格納されているプログラムを各種入力に基づき実行することで、各種機能実現手段として動作する。この実施形態において、CPU22は、画像入力デバイスからの画像データであるデバイス値RGB、CMYKをデバイス独立値Lab等に変換する手段、デバイス独立値Lab等から画像出力デバイスのデバイス値CMYK等に変換する手段、変換されたデバイス値CMYK等(画像データ)から画素位置毎に色材総量範囲(色材総量線分)を求める手段、前記色材総量範囲中で、全画素位置に対して目標色材総量を決定する手段、画素位置毎の色材総量決定手段、シート地色(基材地色)の色材の嵩上げ量を決定する地色嵩上げ量決定手段、その他、各種計算手段等として機能する。
フイルムプリンタ18は、パーソナルコンピュータ12から送られてきたデバイス値CMYKに対応するCMYK各版の印刷用フイルム原版(不図示)を出力する。
通常、この印刷用フイルム原版からCMYK各版の刷版が作成され、作成された刷版が輪転機、すなわち、印刷機50に装着されて各刷版にそれぞれCMYKの各インク(色材)が塗布される。そして、各刷版に塗布された各インクが印刷本紙に重ねられて転移されカラー画像が形成されたカラー印刷物Ibが完成する。
ここで、印刷機50を使用してカラー印刷物Ibを製作する作業は、きわめて大がかりな作業でありコストも高い。このため、印刷機50による実際の印刷の前にカラー印刷物Ibの仕上がりを確認することを目的として、カラー印刷用プルーファとしてのカラープリンタ16が用いられる。カラープリンタ16からはカラー画像が形成されたカラープルーフ等として利用されるハードコピーIcが出力される。
図2Aに示すように、メモリ24には、カラースキャナ14から得たデバイス値RGB(スキャナ)をデバイス独立値Labに変換するA2Bプロファイルテーブル52が格納されている。
このA2Bプロファイルテーブル52を作成するには、図1に示すように、カラー原稿Iaに代えて、カラーチャートIe上に形成された多数のカラーパッチ画像Iqをカラースキャナ14で読み取って各カラーパッチ画像Iq毎のデバイス値RGB(カラースキャナ)を得るとともに、そのカラーパッチ画像Iqを測色計20で測色して、デバイス独立値Labを得、インタフェース36を通じてパーソナルコンピュータ12のメモリ24に取り込む。
CPU22は、このようにして得られたデバイス値RGBと、デバイス独立値Labとの関係を対応づけてA2Bプロファイルテーブル52(スキャナ)を作成してメモリ24に格納する。
メモリ24には、また、カラープリンタ16用のデバイス独立値Labをデバイス値CMYK(カラープリンタ)に変換する図2Bに示すB2Aプロファイルテーブル54が格納される。
このB2Aプロファイルテーブル54(カラープリンタ)を作成するには、まず、CPU22は、図2Cに示すカラープリンタ16用のA2Bプロファイルテーブル58(カラープリンタ)を作成し、メモリ24に格納する必要がある。
ここで、図2CのA2Bプロファイルテーブル58(カラープリンタ)の作成の仕方について、図3のフローチャートを参照して説明する。
カラープリンタ16用のA2Bプロファイルテーブル58を作成するにあたり、例えば、CMYKの網%データで10%刻みに対応するデバイス独立値Labのテーブルを作成しようとする場合、網%値を0、10、…、100%と変化させたCMYKの4色について11(C)×11(M)×11(Y)×11(K)=14641(10%の増分の組合せに係る格子点の数に等しい)色分のデバイス独立値Labを求める必要がある。
しかし、実際には、CPU22は、ステップS1に示すように、この中、特徴的な数百色分だけに対応するデバイス値CMYKを発生し、インタフェース34を通じてカラープリンタ16に供給する。ステップS2において、カラープリンタ16により、対応する数百色のカラーパッチ画像Ipがシート62上に形成されたカラーチャートIdを出力する(図1参照)。
次に、ステップS3において、カラーチャートId上に形成されたカラーパッチ画像Ipの各パッチを測色計20を通じて測色し、この数百色分の格子点に係るデバイス独立値Labを得る。ステップS4において、このデバイス独立値Labをインタフェース36を通じてパーソナルコンピュータ12のメモリ24に取り込む。
次いで、ステップS5において、CPU22は、この数百色分のデバイス独立値Labの補間処理により上記した114=14641色分の前記10%刻みの組合せに係るカラープリンタ16用の図2Cに示すA2Bプロファイルテーブル58を作成する。
次に、作成したカラープリンタ16用のA2Bプロファイルテーブル58に基づき、カラープリンタ16用の所望のB2Aプロファイルテーブル54(図2B)を作成する処理(過程)を、図4に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、ステップS11において、予め作成された上記したカラープリンタ16用のA2Bプロファイルテーブル58を探索(検索)して、任意のデバイス独立値Labに対応するデバイス値CMYKの組(Ci,Mi,Yi,Ki)が存在するかどうかを判断する。
このステップS11の処理は、より具体的には、最初に、任意のデバイス独立値Labに対応する、K=0と固定したときのデバイス値CMYKの組(Ci,Mi,Yi,0)が、カラープリンタ16用のA2Bプロファイルテーブル58中に存在するかどうかを探索する。
次に、K=10,20,…,100とそれぞれ固定したときのそれぞれのデバイス値CMYKの組(Ci,Mi,Yi,10),(Ci,Mi,Yi,20),…,(Ci,Mi,Yi,100)が、カラープリンタ16用のA2Bプロファイルテーブル58中に存在するかどうかを探索する。
次いで、ステップS12の処理において、前記任意のデバイス独立値Labに対応するK=0,10,20,…,100中、存在したデバイス値CMYKの組(Ci,Mi,Yi,Ki)のみを、メモリ24中にメモリ領域を確保し、確保したメモリ領域に前記任意のデバイス独立値Labに対応させて格納し、図2Bに示すカラープリンタ16用のB2Aプロファイルテーブル54を作成する。
図5は、このようにして作成されたカラープリンタ16用のB2Aプロファイルテーブル54の具体例を示している。
図5において、模式的に立方体で表しているカラープリンタ用のA2Bプロファイルテーブル58中、任意のデバイス独立値Lab=(L,a,b)=(100,0,0)に対応するデバイス値CMYKの組(Ci,Mi,Yi,Ki)(それぞれ網パーセントで表す。)は、デバイス値(Ci,Mi,Yi,Ki)=(0,0,0,0)のみが存在する。存在したデバイス値(Ci,Mi,Yi,Ki)=(0,0,0,0)を、B2Aプロファイルテーブル54にデバイス独立値(L,a,b)=(100,0,0)に対応して格納するとともに、それ以上データがないことを示す「¥0」を書き込む。
同様に、任意のデバイス独立値Lab=(L,a,b)=(10,0,0)に対応するデバイス値CMYKの組(Ci,Mi,Yi,Ki)は、デバイス値(Ci,Mi,Yi,Ki)=(28,17,16,0),(0,0,0,10)の2つのみが存在したものとすると、存在したデバイス値(Ci,Mi,Yi,Ki)=(28,17,16,0),(0,0,0,10)を、B2Aプロファイルテーブル54にデバイス独立値(L,a,b)=(10,0,0)に対応して格納するとともに、それ以上データがないことを示す「¥0」を書き込む。
また、任意のデバイス独立値Lab=(L,a,b)=(50,0,0)に対応するデバイス値CMYKの組(Ci,Mi,Yi,Ki)は、デバイス値(Ci,Mi,Yi,Ki)=(48,37,36,0),(36,28,25,10)…(0,0,0,80)の9つのみが存在したものとすると、存在したデバイス値(Ci,Mi,Yi,Ki)=(48,37,36,0),(36,28,25,10)…(0,0,0,80)を、B2Aプロファイルテーブル54にデバイス独立値(L,a,b)=(50,0,0)に対応して格納するとともに、それ以上データがないことを示す「¥0」を書き込む。
図5において、模式的に立方体で表しているカラープリンタ用のA2Bプロファイルテーブル58において、楕円体60で囲まれた範囲内にデバイス値CMYKが存在し、楕円体60と立方体で表しているカラープリンタ用のA2Bプロファイルテーブル58の間には、任意のデバイス独立値Labに対応するデバイス値CMYKが存在しない。このように存在しない任意のデバイス独立値Labに対しても、従来は、検証しないでメモリに格納し、B2Aプロファイルテーブルを作成していたのでメモリ容量が膨大な値となっていたが、この実施形態のように、任意のデバイス独立値Labに対応して存在するデバイス値CMYKのみを格納することによりメモリ容量を大幅に低減することができる。
以上のようにして、カラープリンタ用のB2Aプロファイルテーブル54が作成される。なお、カラープリンタ16のB2Aプロファイルテーブル54を作成するのと同様にして、図2Dに示す印刷機50のB2Aプロファイルテーブル56のデータが作成され、メモリ24に格納される。なお、印刷機50のB2Aプロファイルテーブル56は、フイルムプリンタ18で利用される。
次に、カラースキャナ14によりカラー原稿Iaから読み込んだカラー画像を、カラープリンタ16から得られるハードコピーIc上での凹凸の小さい(凹凸の抑制された、凹凸の少ない)カラー画像としてシート62上に再現する(形成する)手順について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS21において、CPU22は、カラースキャナ14を通じて、カラー原稿Iaからカラー画像を読み取ってデバイス値RGBとして取り込み、取り込んだデバイス値RGBを、図2AのA2Bプロファイルテーブル52(スキャナ)を参照して、デバイス独立値Labに変換する(デバイス値デバイス独立値変換手段)。
次いで、ステップS22において、変換したデバイス独立値Labに基づき、カラー画像上の任意の画素位置xi(xi=1,2,…,n)において、同一色を発色する色材総量の最大値と最小値を結ぶ色材総量線分Ti(Ti=1,2,…,n)、換言すれば、カラープリンタ16のデバイス値CMYKを、図5に示したB2Aプロファイルテーブル54を参照して求める。
例えば、任意の画素位置xiのデバイス独立値Labが、Lab=(50,0,0)であるとき、(L,a,b)=(50,0,0)に対応するデバイス値CMYKの組(Ci,Mi,Yi,Ki)は、換言すれば同一色を発色するデバイス値CMYKは、(Ci,Mi,Yi,Ki)=(48,37,36,0),(36,28,25,10)…(0,0,0,80)と9つ存在する。
ここで、デバイス値CMYKの各値は、それぞれ網%で示している。色材総量は、デバイス値CMYKの各値の網%の合計値(総和)に比例するので、理解の容易化のために、ここでは、この合計値を色材総量と呼ぶ。
そうすると、Lab=(50,0,0)を発色するデバイス値CMYKの各色材総量は、(48+37+36+0=121),(36+28+25+10=99)…(0+0+0+80=80)となる。この9つの色材総量の最大値と最小値を結ぶことで色材総量線分Tiを求めることができる。
色材総量の概念を模式的に示せば、図7に示すように、紙等のシート62上に、4版の色材CMYKが所定量重ねられて画素が形成される。ちなみに、図7に具体的に示した同一色を発色する3つの色材総量の内、最大値は121、最小値は80である。このように、色材総量は膜厚に比例する。したがって、カラー画像上の任意の画素位置xi(xi=1,2,…,n)についての色材総量が同一値である場合、カラー画像は平坦となり凹凸のない画像が作成される。カラー画像上の任意の画素位置xi(xi=1,2,…,n)についての色材総量がなるべく近い値であることで凹凸の少ない画像とすることができる。
図8は、ステップS22の処理で求めた、カラー画像上の任意の画素位置xi(xi=1,2,…,n)について同一色を発色する色材総量の最大値と最小値を結ぶ色材総量線分Ti(Ti=1,2,…,n)の模式的な分布図を示している。実際には、2次元であるが、ここでは、理解の容易化のために1次元の分布図を描いている。
次いで、ステップS23において、シート62に平行で、色材総量線分Tiを可能な限り横切る平面Pを探索し、探索した平面Pの高さ(色材総量t)を目標色材総量tminとして求める。
具体的には、図9に示すように、シート62の位置からの平面Pの高さ(色材総量t)と色材総量線分Ti中の近点との間の距離diの2乗和Sが最小になる(最小2乗法による)平面Pの高さ(色材総量t)を目標色材総量tminとすることで、平均的に凹凸量を低減することができる。
図9例においては、S=(d1=0)2+d22+d32+(d4=0)2+(d5=0)2が最小となる平面Pの高さ(色材総量t)を目標色材総量tminとする。もちろん、最小2乗法に限らず、例えば、平面Pの高さ(色材総量t)と色材総量線分Ti中の近点との間の距離di(diの絶対値)の和が最小になる平面Pの高さ(色材総量t)を目標色材総量tminとするようにしてもよい。
次いで、ステップS24において、画素位置xi毎に、目標色材総量tminに等しい又は最も近い色材総量tiaを、画素位置xi毎の色材総量tに決定する。この場合、図10に示すように、画素位置xi毎に、目標色材総量tminに最も近い色材総量tを、画素位置xi毎の色材総量t(tia=t1a,t2a,t3a,t4a,t5a)、換言すれば、カラープリンタ16のデバイス値CMYKに決定する。ここで、色材総量t2a,t3aは、B2Aプロファイルテーブル54に実際に格納されている値であるが、色材総量t1a,t4a,t5aは、格納されていない値である場合があるので、その場合には、色材総量t1a,t4a,t5aに最も近い格納値を選択する。
このようにして決定した画素位置xi毎のデバイス値CMYKをパーソナルコンピュータ12からカラープリンタ16に送ることで、カラープリンタ16により、凹凸の低減されたカラー画像が形成されたハードコピーIcを得ることができる。
なお、ステップS24の他の処理として、図11に示すように、目標色材総量tminに対して、色材総量線分Tiの最大値が小さい色材総量線分T3に、シート62の地色の色材(通常、白色)を色材量T0分嵩上げし、色材総量線分T3の最大値(嵩上げ後の色材総量成分T3´の最大値)が目標色材総量tminとなるようにする。すなわち、色材総量線分T3をシート62の地色で色材嵩上げ量Toだけ嵩上げして延ばした色材総量線分T3´とし、画素位置x3の色材総量tをt=t3a´に決定することで、地色分の色材は増加するが、全体として凹凸量が一層低減されたカラー画像が形成されたハードコピーIcを得ることができる。
もちろん、画像中に、白色部分(色材のない地色部分)がある場合等、画素位置xiにより色材総量tが大きく異なる場合には、例えば、ステップS23の目標色材総量tminを求める処理で、さらに、平面Pの高さ(色材総量t)と色材総量線分Ti中の近点との間の距離の和又は距離の2乗和が、所定値以内となるように、平面Pの高さ(色材総量t)に対して色材総量線分Tiの最大値が小さい色材総量線分Tiに、上述したようにシート62の地色の色材を嵩上げして色材総量線分Tiを長くする過程を含むようにすることで、地色分の色材は増加するが、画像の凹凸量をより低減したハードコピーIcを得ることができる。
さらには、図10中、目標色材総量tmin(平面P)を色材総量t2aに合致させる(tmin=t2a)ように、白色色材量により色材総量線分T3、T4を嵩上げすることで(色材総量線分T3の最大値t3aと色材総量線分T4の最大値を色材総量t2aに一致させることで)全ての画像位置Xiでの目標色材総量tminが色材総量t2aと同じ高さの色材総量となり、凹凸の全くないカラー画像が形成されたハードコピーIcを得ることができる。
以上説明したように上述した実施形態によれば、画素毎に色材を重ねた色材総量tにより色が決定されるカラー画像をシート62上にカラープリンタ(画像出力デバイス)16により形成する際、シート62上に形成される画像上の色材総量tの違いによる凹凸を低減する際に、画素位置xi毎に、B2Aプロファイルテーブル54を参照し、画素位置xiのデバイス独立値Labに対応する同一色を発色する色材総量tの最大値と最小値を結ぶ色材総量線分(色材総量範囲)Tiを求める過程{ステップS22、図8:色材総量範囲を求める過程}と、シート62に平行で、色材総量線分Tiを可能な限り横切る平面Pを探索し、探索した平面Pの高さを目標色材総量tminとして求める過程(ステップS23、図9:目標色材量決定過程)と、画素位置Xi毎に、色材総量線分Ti中、目標色材量tminに等しい色材総量t1a,t4a,t5a,又は目標色材総量tminに最も近い色材総量t2a,t3aを、画素位置Xi毎の色材総量に決定する過程(ステップS24、図10:色材総量決定過程)と、を備える。
画素位置xi毎に、同一色を発色する色材総量tの最大値と最小値を結ぶ色材総量線分Tiを可能な限り横切る平面Pの高さである目標色材総量tminに最も近い色材総量tiaを、画素位置Xi毎の色材総量に決定するようにしているので、画像の凹凸量を、例えば、目標色材総量tminの上下の最も近い色材総量間の間の量(図10では、t2a−t3a)に抑制することができる。
この場合、目標色材総量tminを求める過程では、平面Pの高さと色材総量線分Ti中の近点との間の距離の和又は距離の2乗和が最小になる平面Pの高さを目標色材総量tminとすることで、目標色材総量tminを容易に決定でき、かつ画像の凹凸量を平均的に低減することができる。
なお、地色としては、シート62が紙で白色であれば白色とされるが、白色色材は、透明色材に比較して、低コストかつ容易に入手することができる。
上述した実施形態によれば、シート62上に画素毎に色材を重ねた色材総量により色が決定されて形成されるカラー画像上の色材総量の違いによる凹凸を、一定量低減することができる。従来技術のように略シート全体を覆う透明トナーを使用する必要がないので、カラー画像のコストを低減することができ、かつ生産性を向上させることができる。
なお、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
例えば、画素毎に色材を重ねた色材総量により色が決定されるカラー画像を形成する基材として、上記紙等のシート62以外、金属、樹脂、ゴム、木材等を挙げることができる。
この発明の一実施形態に係る画像の凹凸低減方法及びその装置が適用された画像再現システムの構成図である。 図2Aはカラースキャナから得たデバイス値をデバイス独立値に変換するA2Bプロファイルテーブルの模式図、図2Bはデバイス独立値をデバイス値に変換するカラープリンタ用のB2Aプロファイルテーブルの模式図、図2Cはカラープリンタのデバイス値をデバイス独立値に変換するA2Bプロファイルテーブルの模式図、図2Dはデバイス独立値をデバイス値に変換する印刷機用のB2Aプロファイルテーブルの模式図である。 カラープリンタ用のA2Bプロファイルテーブルの作成手順の詳細を示すフローチャートである。 カラープリンタ用のA2Bプロファイルテーブルに基づき、カラープリンタ用のB2Aプロファイルテーブルを作成する処理手順を示すフローチャートである。 カラープリンタ用のB2Aプロファイルテーブルの具体例を示す説明図である。 カラースキャナによりカラー原稿から得たカラー画像を、カラープリンタから得られるハードコピー上での凹凸の小さいカラー画像として再現する手順を示すフローチャートである。 シート上に重ねて形成される色材総量の説明図である。 カラー画像上の任意の画素位置について同一色を発色する色材総量の最大値と最小値を結ぶ色材総量線分の模式的な分布図である。 目標色材量の決定の説明に供される説明図である。 画像の凹凸を小さくするためにカラー画像上の画素位置の色材総量を決定する仕方の説明図である。 画像の凹凸を小さくするためにカラー画像上の画素位置の色材総量を決定する他の仕方の説明図である。
符号の説明
10…画像再現システム 12…パーソナルコンピュータ
16…カラープリンタ
52…A2Bプロファイルテーブル(スキャナ)
54…B2Aプロファイルテーブル(カラープリンタ)
58…A2Bプロファイルテーブル(カラープリンタ)
62…シート

Claims (4)

  1. 画素毎に色材を重ねた色材総量により色が決定されるカラー画像を基材上に形成する際、該基材上に形成される前記画像上の色材総量の違いによる凹凸を低減する画像凹凸低減方法において、
    画素位置毎に、色材総量範囲を求める過程と、
    目標色材総量を決定する過程と、
    前記画素位置毎に、前記目標色材総量に最も近い色材総量を、前記画素位置毎の色材総量に決定する過程と、
    を備えることを特徴とする画像凹凸低減方法。
  2. 請求項1記載の画像凹凸低減方法において、
    前記色材総量範囲を求める過程では、
    前記画素位置毎の色材総量の最大値と最小値を求める
    ことを特徴とする画像凹凸低減方法。
  3. 請求項1記載の画像凹凸低減方法において、
    前記画素位置毎に、前記目標色材総量に最も近い色材総量を、前記画素位置毎の色材総量に決定する過程では、
    前記色材総量の範囲において求めることができる色材総量に決定する
    ことを特徴とする画像凹凸低減方法。
  4. 画素毎に色材を重ねた色材総量により色が決定されるカラー画像を基材上に形成する際、該基材上に形成される前記画像上の色材総量の違いによる凹凸を低減する画像凹凸低減装置において、
    画素位置毎に、色材総量範囲を求める手段と、
    目標色材総量を決定する手段と、
    前記画素位置毎に、前記目標色材総量に最も近い色材総量を、前記画素位置毎の色材総量に決定する手段と、
    を備えることを特徴とする画像凹凸低減装置。
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