JP2011086045A - 店員顧客分離集計装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】店員顧客分離集計装置1は、監視エリアを上方から撮像するカメラ2により順次撮像された撮像画像12から人を認識する人認識部3と、人認識部3により認識された人を撮像画像12内で個別に追跡する追跡部4と、撮像画像12内に店員判定のための立ち位置エリアBを設定し、立ち位置エリアB内での人の静止時間を設定する設定部10と、追跡部4により追跡している人が撮像画像12内に設定された立ち位置エリアB内に一定時間静止していた場合、その人を店員であると判定する店員判定部5とを備える。
【選択図】図1
Description
たとえば撮像画像内に2人の人が映っており、一人はRFIDタグを所持した店員であり、もう一人は顧客だったとする。RFIDタグの検知範囲は店員が出入りする入口幅以上の広さが必要なため、入口の店内側に1人が立っており1人が入店した時、どちらが顧客で、どちらがRFIDタグを持っている店員かを判定することができないため、客として計数すべきかどうかが判定できない。
従って、上記いずれの方法でも、撮像画像を直接に画像処理することなく店員と顧客とを確実に識別し分離することは困難であった。
人が通る監視エリアを撮像手段によって撮像し、この撮像手段による撮像画像内の人から店員と顧客を分離して集計する店員顧客分離集計装置であって、
監視エリアを上方から撮像する撮像手段により順次撮像された撮像画像から人を認識する人認識手段と、
上記人認識手段により認識された人を撮像画像内で個別に追跡する追跡手段と、
撮像画像内に店員判定のための立ち位置エリアを設定し、立ち位置エリア内での人の静止時間を設定する設定手段と、
上記追跡手段により追跡している人が撮像画像内に設定された立ち位置エリア内に一定時間静止していた場合、その人を店員であると判定する店員判定手段とを備える。
これに対して、本発明に係る店員顧客分離集計装置では、店員は撮像画像上の立ち位置エリア内に一時的に静止する行動によって撮像画像から店員を確実に分離することができ、かつ店員にユニホーム等を着用させる手間や費用負担も不要である。
上記追跡手段により追跡されている個々の人のうち撮像画像内に設定された計数エリアを通過して移動した人に対して計数エリアの移動方向に応じて入店又は退店したことを判定しリアルタイムなカウントを集計手段へ出力する入退店カウント判定手段を備え、
上記入退店カウント判定手段により出力されるカウントを人物ごとに記録し、店員判定手段により店員であると判定された人物の記録されたカウントを店員のカウント値として上記集計手段へ出力する店員カウント処理手段を備えるのが望ましい。
このように、店員と判定される前にその人が入店または退店したリアルタイムなカウントを、後の店員判定により店員のカウント値として再出力するので、集計手段では容易に店員と顧客とを区別して集計することができる。
店員は店舗の出入口を顧客と一緒に顧客の買上げ商品を持ちながら退店し店外通路で見送ったり、大きい買上げ商品の場合は車まで同行することがある。この場合、顧客と同行して退店の際に立ち位置エリアで一時静止し店員判定することは、顧客を待たすことになり不自然であり、店員は顧客の見送り後に店内に戻る際に店員判定を実行することが自然である。すると、この場合、店内に入店した店員の入店カウントは店員判定されるが、その前にこの店員が顧客に同行して退店したときの退店カウントは店員判定が行われない。
例えば、集計手段にて店員のカウントを減算処理する場合、集計手段はリアルタイムな入店カウントと退店カウント値を受け取ると客入店合計と客退店合計とにそれぞれ加算する。そして集計手段が店員としてのカウントを受け取ると客入店合計から店員入店カウントを減算し、客退店合計から店員退店カウントを減算する。これにより、集計手段における客入店合計と客退店合計は顧客だけの合計値を得ることができる。また、集計手段には客合計と別系統に店員の合計値を残す必要がないため、以後の顧客の集計を簡易に且つ容易に行うことができる。
上記人認識手段により認識した個々の人ごとに撮像画像内の商品の至近距離の範囲に設定された関心計測エリア内の滞在時間、又は関心計測エリア内での移動速度が一定速度以下のときの滞在時間を関心時間として記録し、関心時間が基準値以上であれば商品に関心を持った人であると判定する商品関心行動測定手段を備え、
上記商品関心行動測定手段により商品に関心を持ったと判定された人の関心時間から、上記店員判定手段により店員と判定された人の関心時間を除外して集計する、又は前者の関心時間と後者の関心時間とを別々に集計する商品関心行動測定手段を備えるようにすることもできる。
上記設定手段は、撮像画像内に立ち位置エリアを複数設定することができる機能を備え、
上記店員判定手段は、同一人物が2箇所に一定時間静止していた場合、その人を店員であると判定する機能を備えるのが望ましい。
立ち位置エリアに顧客が静止する場面が起こり得るが、立ち位置エリアが複数設定されそのうち2箇所以上の立ち位置エリアの組合わせで店員判定するように設定する事で、顧客による店員の誤判定を減らす事ができる。
上記店員判定手段により店員と判定されたことを伝える報知手段を備えるのが好ましい。
これにより、店員は無駄に長時間立ち位置エリアに立ち止まらなくて済む。従って、店員への行動規制を少なくし店員への負担を軽減することができる。
なお、報知手段は、店員LEDのかわりにブザーなどの音を用いて報知する方法や、店員が連絡用に所持しているトランシーバーへブザー音を送出する方法でも良い。
図1に示すように、実施の形態による店員顧客分離集計装置1は、顧客が通る店舗の出入口を監視エリアとし、この監視エリアをカメラ(撮像手段)2で撮像し、このカメラ2の撮像画像12から店員と顧客とを分離して店舗へ入店及び退店する顧客数を集計するものである。この店員顧客分離集計装置1の主な構成として、カメラ2、人認識部3、追跡部4、店員判定部5、入退店カウント判定部6、店員カウント処理部8、集計部9、設定部10、表示部11、店員LED(報知手段)21、カウントLED22等を備える。
まず、図4に示すように、撮像画像12内の物体像Yと背景像Wとの濃度差を利用して、撮像画像12上で等間隔に配置した各処理点Pについてその処理点Pを中心点とする円100の円周上での各画素d1〜d12のピクセル値に対し、下記式(1)に示す基本波フーリエ変換を実行していく(円形フーリエ法)。なお、基本波とは、上記処理点Pを中心点とする円周の1周期分の長さとなる正弦波および余弦波を意味する。
そして入退店判定部6は、カメラ2の撮像範囲が店内に有るとき、人物画像の代表点Gがまず計数エリアAの基準ラインを通過して次いで他の三辺のラインのどれかを通過した場合は入店であると判定し、一方、人物画像の代表点Gがまず計数エリアAの基準ライン以外の三辺のラインのどれかを通過して次いで基準ラインを通過した場合は退店であると判定する。
図1に示すように入退店カウント判定部6は人の入店退店方向が判定されると、方向ごとのリアルタイムなカウントを集計部9と店員カウント処理部8へ出力し、また、カウントLED22を人数ごとに1回ずつ点滅させる。
そして、上記複数の立ち位置エリアBとそれぞれの静止する時間基準から、2箇所以上の立ち位置エリアBでの静止を組み合わせて店員判定とする設定をすることもできる。この組み合わせを複数持つ事で客による店員誤判定を減少させる事ができる。例えば、店員である人が入店又は退店する際に、第1の立ち位置エリアBで静止すると、店員判定部5は、その人を店員であると仮登録し、続いてその人が第2の立ち位置エリアBで静止すると、店員判定部5は、その人を店員であると本登録する。なお、この場合、各立ち位置エリアBの移動順序は問わない。
具体的には、人認識部3により人を認識すると、個々の人ごとの人物コードを登録し、追跡部4により追跡している人物が計数エリアAを通過して入退店方向が判定されると集計部9へ入店または退店のリアルタイムなカウントを出力し、同じリアルタイムなカウントを同一人物コードの入店値退店に記録し、立ち位置エリアBに一定時間静止し店員と判定されると、同一人物コードの店員判定に店員判定結果を記録する。
図7を参照して、人認識部3は、カメラ2から順次送り込まれてくる撮像画像12を取り込み(S1)、この撮像画像12に対して、円形フーリエ計算(S2)、ベクトル焦点計算(S3)、ベクトル焦点位置計算(S4)を順次行って人物位置を検索し人と認識する(S5)。そして、追跡部4は、人認識部3で人が認識されるとその人の代表点Gを決定し、その代表点Gごとに付与された固有の人物コードと共に移動状況の追跡を行う(S6)。この追跡は人物コード毎に個別に追跡線を描くようにする。以上の人認識、追跡は、個別の人ごとに撮像画像12内に人が現れてから撮像画像12外に消えるか、認識できなくなるまで行われる。
図8のフローチャートを参照して、撮像画像12の中に人物コードが付加されていない新しい人が認識できるかどうか監視し(S11)、人と認識されると新規の人物コードをその人物に付加し(S12)、新しく認識された人の人物コードを登録する(S13)。この人物コードは撮像画像12内で追跡している他の人と混同しないようにする固有の識別子である。
そして、人物コードごとに移動を追跡し(S14)、計数エリアAを通過したか否か監視する(S15)。計数エリアAを通過すると、集計部9に対して入店又は退店のカウント値としてリアルタイムなカウント値を出力して(S16)、集計部9の入店又は退店の集計値を1つ加算させる。また、カウントLED22を1回点滅させて(S17)、正常に人を計数したことを知らせる。そして、同じ人物コードのカウントにカウントした人物のカウント値を記録する(S18)。
なお、店外設定の計数エリアAの場合は、上記とは逆に基準ラインA以外のラインを通過し、次いで基準ラインを通過した場合に入店が認識される。入店と退店方向を判断する基準ラインと他のラインとの通過順序は、カメラ2を店内に設置するか、店外に設置するか、基準ラインを入口近くに配置するかなど設置した条件により設定部10を用いて適時設定される。
また店員が入店の時だけ店員判定を行うと定めた規程を忘れて退店の際に立ち位置エリアBで店員判定した場合、店員判定を無効とし店員のカウントが出力されないようにすることもできる。これにより、店員の退店カウントに起因した店員想定カウントによりさらに1往復追加されることもない。
店員のカウントを合計から減算して顧客だけの合計値を集計する減算集計について図2(a)を用いて説明する。
集計部9aは、入退店カウント判定部6から入店のリアルタイムなカウントを受け取ると(図8のS16を参照)、客入店合計92に上記入店のリアルタイムなカウント値を加算する。また入退店カウント判定部6から退店のリアルタイムなカウントを受け取ると(図8のS16を参照)、客退店合計93に上記退店のリアルタイムなカウント値を加算する。
次いで、集計部9aは、店員カウント処理部8から店員の入店カウントを受け取ると(図8のS27を参照)、客入店合計92から店員の入店カウント値を減算する。また店員カウント処理部8から店員の退店カウントを受け取ると(図8のS27を参照)、客退店合計93から店員の退店カウント値を減算する。
これにより、集計部9aの客入店合計92、客退店合計値93は、店員による入店又は退店のカウント値が除外された顧客だけの入店又は退店のカウント値が集計される。
集計部9bは、入退店カウント判定部6から入店のリアルタイムなカウントを受け取ると(図8のS16を参照)、全入店合計95に上記入店のリアルタイムなカウント値を加算する。また入退店カウント判定部6から退店のリアルタイムなカウントを受け取ると(図8のS16を参照)、全退店合計96に上記退店のリアルタイムなカウント値を加算する。
次いで、集計部9bは、店員カウント処理部8から店員の入店カウントを受け取ると(図8のS27を参照)、店員入店合計98に店員の入店カウント値を加算する。また店員カウント処理部8から店員の退店カウントを受け取ると(図8のS27を参照)、店員退店合計99に店員の退店カウント値を加算する。
入退店カウント判定部6のリアルタイムなカウントは店員判定が行われていない顧客と店員の両方が含まれるカウント値であり、このカウント値を集計することにより、集計部9bの全入店合計95、全退店合計96は店員と顧客が合計された全合計値を得ることができる。また、集計部9bの店員入店合計98、店員退店合計99には店員だけの入店又は退店の店員のカウント値を得ることができる。
これによりユーザーは、集計部9bにおける全入店合計95、全退店合計96から店員入店合計98、店員退店合計99を差し引く事により、顧客だけの合計値(店員以外の合計値)を得ることができる。
<店員が入店後にだけ店員判定を行う場合>・・・図9(a)
図9(a)を参照して、まず店員が顧客と一緒に店内の地点(1)から2人並んで計数エリアAを通過して店外へ退店し、撮像画像12外の地点(2)まで移動した。このとき、店員カウント処理部8での顧客の人物コード001の記録は、退店カウント1人、店員判定NOであり、店員の人物コード002は、退店カウント1人、店員判定NOである。この人物コード001と002の2人が計数エリアAを退店方向に通過した時点で各人のリアルタイムな退店カウント値が集計部9に送られ、次いでこの2人が撮像画像12外へ移動した時点で各人の店員判定はNOであるので店員のカウント値は出力されず、店員カウント処理部8での記録から人物コード001と002の記録が削除される。よって、この時点での集計部9は、客入店合計92が0人、客退店合計93が2人となっている。
集計部9では、受け取った店員のカウント値を客入店合計92、客退店合計93のそれぞれから減算することにより、客入店合計92が0人、客退店合計93が1人となる。これにより、集計部9には、店員の入店退店のカウントが除去されて顧客だけが退店した動きが正しく集計される。
図9(b)を参照して、まずは、店員が見送りのため顧客と一緒に店内の地点(1)から店外へ計数エリアAを通過して退店し、撮像画像12の外の地点(2)まで移動するとき、店員は店内の立ち位置エリアBで店員判定を行ってから、計数エリアAを通過して店外へ移動した。このとき、店員カウント処理部8に記録された顧客の人物コード001の記録は退店カウント1人、店員判定NOであり、店員の人物コード002の記録は、退店カウント1人、店員判定YESである。そして、この人物コード001と002の2人が計数エリアAを退店方向に通過した時点では、各人のリアルタイムな退店カウント値が集計部9に送られ、集計部9は客入店合計0人、客退店合計2人となっている。
なお、店員が撮像画像12から外に出ずに、撮像画像12内で顧客の見送りを行い、店内に戻り店員判定を行うと、同じ人物コードで上記の入店値と退店値が同じになる。そして店員と判定されてから撮像画像12の外へ移動すると、店員カウント処理部8の記録は上記店員の人物コードで退店と入店のカウントが記録されており、店員判定はYESであるので、この人物コードの入店カウント値と退店カウント値だけを店員のカウント値として集計部9へ送り、この人物コードの記録を店員カウント処理部8の記録から削除する。
<店員が入店前にだけ店員判定を行う場合>・・・図9(c)
図9(c)を参照して、まず店員が顧客と一緒に店内の地点(1)から2人並んで計数エリアAを通過して店外へ退店し、撮像画像12外の地点(2)まで移動した。このとき、店員カウント処理部8での顧客の人物コード001の記録は、退店カウント1人、店員判定NOであり、店員の人物コード002は、退店カウント1人、店員判定NOである。この人物コード001と002の2人が計数エリアAを退店方向に通過した時点で各人のリアルタイムな退店カウント値が集計部9に送られ、次いでこの2人が撮像画像12外へ移動した時点で各人の店員判定はNOであるので店員のカウント値は出力されず、店員カウント処理部8での記録から人物コード001と002の記録が削除される。よって、この時点での集計部9は、客入店合計92が0人、客退店合計93が2人となっている。
集計部9では、受け取った店員のカウント値を客入店合計92、客退店合計93のそれぞれから減算することにより、客入店合計92が0人、客退店合計93が1人となる。これにより、集計部9には、店員の入店退店のカウントが除去されて顧客だけが退店した動きが正しく集計される。
図9(d)を参照して、まずは、店員が見送りのため顧客と一緒に店内の地点(1)から店外へ計数エリアAを通過して退店し、撮像画像12の外の地点(2)まで移動するとき、店員は計数エリアAを通過して店外へ移動したのち立ち位置エリアBで店員判定を行った。このとき、店員カウント処理部8に記録された顧客の人物コード001の記録は退店カウント1人、店員判定NOであり、店員の人物コード002の記録は、退店カウント1人、店員判定YESである。そして、この人物コード001と002の2人が計数エリアAを退店方向に通過した時点では、各人の退店リアルタイムなカウント値が集計部9に送られ、集計部9は客入店合計0人、客退店合計2人となっている。
上記店員顧客分離集計装置1は、商品に関心を示した顧客と店員とを分離するために使用することもできる。
そのためには、図1に示した店員顧客分離集計装置1において、図10に示すように、商品Hを陳列している領域を監視エリアとしてカメラ2により撮像し、このカメラ2からの撮像画像12上に商品Hの至近距離の範囲内に関心計測エリアKを設定する。なお、関心計測エリアKは、上記計数エリアAに代わるものである。この関心計測エリアKは、実空間の商品Hの外周部から当該商品Hの至近距離の範囲内に設定される。商品Hの至近距離の範囲内とは、人が商品Hをのぞき込み、又は商品Hに触れ、あるいは、商品Hのにおいを嗅ぐなどの5感によって、商品Hからの情報を収集する行為を行うときに、当該商品Hに接近する程度の至近距離の範囲内である。関心計測エリアKの形状は、上述のとおり商品Hの至近距離の範囲内に設定される限り、任意の形状とすることができる。
追跡部4により追跡している個々の人ごとの代表点Gが、関心計測エリアKの外に出たあと、再び関心計測エリアK内に入ると、その代表点Gが関心計測エリアKの外に出るまでの滞在時間を計測し、関心計測エリアKの外に出た時点で、この滞在時間を店員カウント処理部8の同一人物コードに記憶されている関心時間に加算する。
また店員である場合は、読み出した関心時間を店員の関心時間として集計部9へ出力するか、もしくはこの店員の関心時間を破棄する。そして、この人物コードの記録を店員カウント処理部8から削除する制御構成とする。
図11のフローチャートを参照して、撮像画像12の中に人物コードが付加されていない新しい人が認識できるかどうか監視し(S31)、人と認識されると新規の人物コードをその人物に付加し(S32)、店員カウント処理部8に新しく認識された人の人物コードを登録する(S33)。この人物コードは撮像画像12内で追跡している他の人と混同しないようにする固有の識別子である。
そして、人物コードごとに移動を追跡し(S34)、関心計測エリアKに立ち入ると(S35)滞在時間の計測を開始し(S36)、関心計測エリアKから退出すると(S37)滞在時間の計測を停止し(S38)、この退出した人物コードと店員カウント処理部8に記録されている同じ人物コードの関心時間に滞在時間を加算する(S39)。
ところで、上記各実施形態においては、撮像画像12上から店員か否か判別する他の方法として、お辞儀する動作を行った人を店員であると判別することも可能である。店員顧客分離集計装置1において、立ち位置エリアBによる店員判定手段に代えて、お辞儀動作による店員判定手段を設けてもよい。例えば、このお辞儀動作により店員判定する店員判定手段は、人認識部3により認識された撮像画像12上の人物画像において、人がお辞儀するときの一連の動作(直立姿勢→前かがみの「くの字」姿勢→直立姿勢)と同様に変化したことが確認されると、この人物画像の人は店員であると判定することができ、また、この人物画像のお辞儀動作変化と共に、上記代表点Gも人物画像がお辞儀の一連動作に伴う場合と同様の移動状況が確認されると、この人物画像の人は店員であると判定することもできる。
2 カメラ(撮像手段)
3 人認識部
4 追跡部
5 店員判定部
6 入退店カウント判定部
8 店員カウント処理部
9 集計部
10 設定部
11 表示部
12 撮像画像
21 店員LED
22 カウントLED
82 店員想定カウント部
A 計数エリア
B 立ち位置エリア
G 代表点
H 商品
K 関心計測エリア
Claims (6)
- 人が通る監視エリアを撮像手段によって撮像し、この撮像手段による撮像画像内の人から店員と顧客を分離して集計する店員顧客分離集計装置であって、
監視エリアを上方から撮像する撮像手段により順次撮像された撮像画像から人を認識する人認識手段と、
上記人認識手段により認識された人を撮像画像内で個別に追跡する追跡手段と、
撮像画像内に店員判定のための立ち位置エリアを設定し、立ち位置エリア内での人の静止時間を設定する設定手段と、
上記追跡手段により追跡している人が撮像画像内に設定された立ち位置エリア内に一定時間静止していた場合、その人を店員であると判定する店員判定手段とを備える店員顧客分離集計装置。 - 請求項1に記載の店員顧客分離集計装置において、
上記追跡手段により追跡されている個々の人のうち撮像画像内に設定された計数エリアを通過して移動した人に対して計数エリアの移動方向に応じて入店又は退店したことを判定しリアルタイムなカウントを集計手段へ出力する入退店カウント判定手段を備え、
上記入退店カウント判定手段により出力されるカウントを人物ごとに記録し、店員判定手段により店員であると判定された人物の記録されたカウントを店員のカウント値として上記集計手段へ出力する店員カウント処理手段を備える店員顧客分離集計装置。 - 請求項1又は2に記載の店員顧客分離集計装置において、
上記店員判定手段により店員であると判定された人物の記録された入店カウント値と退店カウント値とに差があれば、その人物は店員と判定される前に入店又は退店を行いカウントされていたと想定し、小さい方の入店又は退店のカウント値に対して上記差分に応じたカウント値を店員想定カウント値として店員のカウント値に加算する店員想定カウント手段を備える店員顧客分離集計装置。 - 請求項1に記載の店員顧客分離集計装置において、
上記人認識手段により認識した個々の人ごとに撮像画像内の商品の至近距離の範囲に設定された関心計測エリア内の滞在時間、又は関心計測エリア内での移動速度が一定速度以下のときの滞在時間を関心時間として記録し、関心時間が基準値以上であれば商品に関心を持った人であると判定する商品関心行動測定手段を備え、
上記商品関心行動測定手段により商品に関心を持ったと判定された人の関心時間から、上記店員判定手段により店員と判定された人の関心時間を除外して集計する、又は前者の関心時間と後者の関心時間とを別々に集計する商品関心行動測定手段を備える店員顧客分離集計装置。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載の店員顧客分離集計装置において、
上記設定手段は、撮像画像内に立ち位置エリアを複数設定することができる機能を備え、
上記店員判定手段は、同一人物が2箇所に一定時間静止していた場合、その人を店員であると判定する機能を備える店員顧客分離集計装置。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載の店員顧客分離集計装置において、
上記店員判定手段により店員と判定されたことを伝える報知手段を備える店員顧客分離集計装置。
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