JP2011085858A - 光ファイバケーブル及び光ファイバ取り出し方法 - Google Patents

光ファイバケーブル及び光ファイバ取り出し方法 Download PDF

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Abstract

【課題】中間後分岐の際にスロット溝内の光ファイバを傷つけることなく、光ファイバの口出し作業を誰にでも簡単に行うことのできる光ファイバケーブルを提供する。
【解決手段】光ファイバ2をスロット溝3に収納して保持するスロットコア4と、該スロット溝3の開口部5を含めてスロットコア全体を被覆するシース6とを備えた光ファイバケーブル。この光ファイバケーブル1では、シース6は同一の中心点Cを中心とする外径と内径を有した外被として形成されており、且つ、スロットコア4の開口部5と対向するシース部位6Aの肉厚が他のシース部位6Bよりも厚い。肉厚とされたシース部位6Aは、ケーブル外側へ向かって径方向に突出して肉厚とされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、光ファイバをスロットコアに収納しシースで被覆した光ファイバケーブル及び光ファイバ取り出し方法に関し、特に、中間後分岐の際にスロット溝内の光ファイバを傷つけることなく、光ファイバの口出し作業を容易に行うための技術に関する。
光ファイバケーブルは、一般的に、光ファイバを内部に収納するスロット溝を有したスロットコアと、このスロットコアの周囲を被覆するシースとから構成されている(例えば、特許文献1など参照)。
ところで、ケーブルの途中でシースを引き裂いてスロット溝内に収納した光ファイバを取り出す作業である中間後分岐作業を行うには、ナイフなどの切裂き工具でシースの所定領域の両端2箇所のうち1箇所にケーブル周方向に沿って切り欠きを入れた後、ケーブル長手方向に沿ってシースにナイフを入れ、もう1箇所にケーブル周方向に沿って切り欠きを入れることで該シースを切り裂く。その後、シースを取り外して、スロットコアのスロット溝から光ファイバを外方へ取り出す。
実開平6−50009号公報
前記シースの引き裂き作業は、ナイフでシースを切り裂くため、スロットコアの開口部にナイフが入り込んで、スロット溝内に収納した光ファイバを傷つけないように細心の注意を払う必要がある。
そこで、本発明は、中間後分岐の際にスロット溝内の光ファイバを傷つけることなく、光ファイバの口出し作業を誰にでも簡単に行うことのできる光ファイバケーブル及び光ファイバ取り出し方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、光ファイバをスロット溝に収納して保持するスロットコアと、該スロット溝の開口部を含めてスロットコア全体を被覆するシースとを備えた光ファイバケーブルにおいて、前記シースは同一の中心点を中心とする外径と内径を有した外被として形成されており、且つ、前記スロットコアの前記開口部と対向するシース部位の肉厚が他の部位よりも厚いことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の光ファイバケーブルであって、前記スロットコアの前記開口部と対向するシース部位は、ケーブル外側へ向かって径方向に突出して肉厚とされたことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の光ファイバケーブルであって、前記ケーブル外側へ向かって径方向に突出して肉厚とされる部位は、前記開口部の幅以上の幅とされたことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の光ファイバケーブルであって、前記スロットコアの前記開口部と対向するシース部位は、該開口部から前記スロット溝内に突出して肉厚とされたことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の光ファイバケーブルであって、前記開口部から前記スロット溝内に突出して肉厚とされる部位は、該開口部の幅と同等の幅とされたことを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5の何れか1項に記載の光ファイバケーブルであって、前記スロットコアの前記開口部と対向するシース部位以外の部位に、前記シースの長手方向に切れ込みを入れて前記光ファイバを前記スロット溝から外へ取り出す際の切れ込み位置を示すマーカーをケーブル長手方向に設けたことを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、スロットコアのスロット溝内に光ファイバを収納し、該スロット溝の開口部を含めてスロットコア全体をシースで被覆した光ファイバケーブルをケーブル途中位置で、該シースに切裂き工具の刃先を入れて該シースを切り裂いてスロット溝内の光ファイバを取り出す光ファイバ取り出し方法において、前記シースは同一の中心点を中心とする外径と内径を有した外被として形成されており、且つ、前記スロットコアの前記開口部と対向するシース部位の肉厚が他の部位よりも厚くされており、前記光ファイバを取り出す部位に対応する前記肉厚とされたシース部位以外のシース部位に、該シースの内表面に達する位置まで前記切裂き工具の刃先を入れ、その刃先位置を維持した状態でケーブル周方向に沿って切り欠きを入れることを特徴としている。
本発明の光ファイバケーブルにおいては、シースが同一の中心点を中心とする外径と内径を有した外被として形成されているため、ほぼ全周に亘って均一なシース厚となっている。そして、本発明の光ファイバケーブルでは、スロットコアの開口部と対向するシース部位の肉厚が他の部位よりも厚いので、中間後分岐作業時にナイフなどの切裂き工具の刃先を、前記開口部と対向するシース部位以外のシース部位の内表面に達する位置まで入れてケーブル周方向に切れ込みを入れれば、肉厚とされた部位では刃先はシースの内表面には達しないことから、スロットコアの開口部に刃先が入り込んで光ファイバを傷つけることなく、光ファイバの口出し作業を行うことができる。
本発明の光ファイバ取り出し方法によれば、光ファイバを取り出す部位に対応する肉厚とされたシース部位以外のシース部位に、そのシース部位の内表面に達する位置まで切裂き工具の刃先を入れ、その刃先位置を維持した状態でケーブル周方向に沿って切り欠きを入れれば、肉厚とされた部位では刃先はシースの内表面には達しないことから、スロットコアの開口部に刃先が入り込んで光ファイバを傷つけることなく、光ファイバの口出し作業を誰にでも簡単に行うことができる。
図1は第1実施形態の光ファイバケーブルを示し、(A)はその光ファイバケーブルの断面図、(B)はその光ファイバケーブルに切れ込み位置を示すマーカーを設けた側(図1(A)の矢印A方向)から見た光ファイバケーブルの図である。 図2は第1実施形態の光ファイバケーブルの中間後分岐作業を示し、(A)はナイフでシースを輪切りにする様子を示す工程図、(B)はマーカーに沿ってナイフでシースをケーブル長手方向に切り裂いた様子を示す工程図である。 図3は第2実施形態の光ファイバケーブルを示す断面図である。 図4は第2実施形態の光ファイバケーブルの中間後分岐作業を示し、(A)はナイフでシースを輪切りにする様子を示す工程図、(B)はマーカーに沿ってナイフでシースをケーブル長手方向に切り裂いた様子を示す工程図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
「第1実施形態」
図1は第1実施形態の光ファイバケーブルを示し、(A)はその光ファイバケーブルの断面図、(B)はその光ファイバケーブルに切れ込み位置を示すマーカーを設けた側(図1(A)の矢印A方向)から見た光ファイバケーブルの図、図2は第1実施形態の光ファイバケーブルの中間後分岐作業を示し、(A)はナイフでシースを輪切りにする様子を示す工程図、(B)はマーカーに沿ってナイフでシースをケーブル長手方向に切り裂いた様子を示す工程図である。
第1実施形態の光ファイバケーブル1は、図1(A)に示すように、光ファイバ2をスロット溝3内に収納して保持するスロットコア4と、該スロット溝3の開口部5を含めてスロットコア4全体を被覆するシース6とからなる。
光ファイバ2には、光ファイバ素線、光ファイバ心線、光ファイバテープ心線などが用いられる。光ファイバ素線は、光ファイバの上に紫外線硬化樹脂を被覆したものである。光ファイバ心線は、光ファイバの上にプラスチック樹脂を被覆してその直径を光ファイバ素線よりも大としたものである。光ファイバテープ心線は、光ファイバ素線を平行に数個並べて紫外線硬化樹脂で被覆したものである。図1(A)では、光ファイバテープ心線を用い、その光ファイバテープ心線の複数枚(10枚)をスロット溝3内に収納させている。光ファイバ2とスロット溝3との間は、干渉材が介在されていてもよいし、空隙であってもよい。
スロットコア4は、光ファイバ2を内部に収納して保持する保持部材であり、光ファイバケーブル1の中心点Cからずれた位置に中心点を持つ円弧とされたスロット溝3を有している。このスロットコア4は、押出成形にて形成され、その長手方向に垂直な断面をC形断面形状としている。このスロットコア4は、肉厚が均一ではなく、開口部5が形成される部位から該開口部5とは反対側の部位へ行くに従って徐々にその肉厚を厚くしている。逆の見方をすれば、スロットコア4は、スロット溝3の底と対応する部位から開口部5が形成される部位に行くに従って徐々にその肉厚を薄くしている。
また、スロットコア4には、光ファイバケーブル1を布設した場所で受ける熱等の影響でシース6が熱収縮して該光ファイバケーブル自体が変形するのを抑制するために、2本の抗張力体7が埋め込まれている。抗張力体7は、例えば鋼線やFRP等の線材からなる。
シース6は、同一の中心点(光ファイバケーブル1の中心点C)を中心とする外径と内径を有した外被として形成されている。かかるシース6は、光ファイバ2を収納したスロットコア4の周囲全体をポリエチレン樹脂で被覆するようにして形成する押出成形により形成される。成形時には、スロット溝3内にポリエチレン樹脂が入り込まないようにするための押さえテープ(図示は省略する)が、前記開口部5を塞ぐように添えられる。
このようにして形成されるシース6は、前記スロットコア4の前記開口部5と対向する部位を除く全部位の肉厚がほぼ均一とされている。均一の肉厚は、同一寸法の肉厚であることはもちろんであるが、製造上の寸法誤差を含むという意味である。但し、本実施形態では、前記スロットコア4の前記開口部5と対向するシース部位6Aは、それ以外の他のシース部位6Bよりも肉厚とされている。
別の見方をすると、シース6のうち、スロットコア4の開口部5と対向するシース部位6Aのみが、ほぼ均一の肉厚とされた他のシース部位6Bよりもその肉厚を厚くした凸条をなす突起とされている。つまり、このスロットコア4の開口部5と対向するシース部位6Aは、他のシース部位6Bに対してケーブル外側へ向かって径方向に突出してその肉厚を厚くしていると共にケーブル長手方向に沿って形成されている。
前記肉厚を厚くしたシース部位6Aは、前記スロットコア4の前記開口部5の幅W1よりも広い幅W2とされている。そのため、スロットコア4の開口部5と対向する肉厚とされたシース部位6Aは、この開口部5の前方を覆うようになっている。肉厚とされたシース部位6Aの厚みは、少なくとも開口部5と対向しないシース部位6Bの肉厚よりも厚ければよいが、極端に厚いとケーブル外径が大きくなってしまうのでその上限値はケーブル外径によって決められる。
また、前記シース6の外表面6aには、シース6の長手方向にナイフで切れ込みを入れて光ファイバ2をスロット溝3から外へ取り出す際の切れ込み位置を示すマーカー8が設けられている。前記マーカー8は、前記スロットコア4の開口部5と対向するシース部位6A以外の部位に設けられている。図1では、前記開口部5と反対側のシース部位6Bにマーカー8を設けている。このマーカー8は、光ファイバ1の長手方向に沿って直線をなすラインとして設けられており、例えばシース6とは異なる色で識別できるようにされている。
以上のように構成された光ファイバケーブル1において、ケーブルの途中でシース6を引き裂いてスロット溝3内に収納した光ファイバ2を取り出す作業である中間後分岐作業(光ファイバ取り出し作業)を行うには、図2(A)に示すように、切裂き工具であるナイフ9でシース6の所定領域の両端2箇所のうち1箇所にケーブル周方向に沿って切り欠きを入れる。ナイフ9の刃先を最初に切れ込む位置は、マーカー8が設けられた位置とする。また、ナイフ9を切れ込む深さは、シース6の外表面6aから内表面6bに達する位置(スロットコア4に達する位置)とする。ナイフ9をこの切れ込み深さ位置とし、その位置を維持した状態でケーブル周方向にナイフ9を回したときのナイフ先端の切れ込み軌跡10を、図2(A)の破線で示す。なお、ナイフ11の切れ込み深さは、切裂き工具でその刃先深さを調整維持することができる。
前記スロットコア4の開口部5と対向するシース部位6Aでは、他のシース部位6Bよりも肉厚が厚くされているため、ナイフ9の刃先が内表面6bにまで達しない。つまり、肉厚とされたスロットコア4の開口部5と対向するシース部位6Aは、ナイフ9によって貫通することなくシース6が繋がった状態となる。それ以外のシース部位6Bは、ナイフ9によって輪切りにされる。これにより、シース6の大部分の領域がナイフ9によって輪切りにされて繋がった部位が少なくなる。逆の見方をすれば、肉厚とされたシース部位6Aを除いた他のシース部位6Bが全て切り離される。
次に、前記マーカー8に沿ってケーブル長手方向にナイフ9を入れることでシース6を切り裂く(縦裂きする)。この時、ナイフ9は、その刃先が前記スロットコア4に達する位置まで切れ込む。すると、シース6には、図2(B)に示すように切り口11が形成される。次いで、マーカー8に沿ってケーブル長手方向に切れ込んだ終点位置であるもう1箇所にナイフ9の刃先を入れ、同様にしてケーブル周方向に沿って切り欠きを入れる。そして、この切り口11に手を掛けて輪切りにした部位のシース6を切り裂いた後、スロットコア4のスロット溝3から光ファイバ2を外方へ取り出す。
この第1実施形態の光ファイバケーブル1によれば、スロットコア4の開口部5と対向するシース部位6Aの肉厚が他の部位6Bよりも厚いので、中間後分岐作業時にナイフ9などの切裂き工具の刃先を、前記開口部5と対向するシース部位6A以外のシース部位6Bの内表面6bに達する位置まで入れてケーブル周方向に切れ込みを入れれば、肉厚とされたシース部位6Aでは刃先はシース6の内表面6bには達しないことから、スロットコア4の開口部5に刃先が入り込んで光ファイバ2を傷つけることなく、光ファイバ2の口出し作業を容易に行うことができる。
また、第1実施形態の光ファイバケーブル1によれば、前記肉厚とされたシース部位6Aが前記開口部5の幅W1以上の幅W2とされているので、シース6を貫通して開口部5からスロット溝3内にナイフ9が入り込むのを防止することができる。したがって、シース6をナイフ9で輪切りする場合に、前記スロット溝3内に収納した光ファイバ2をナイフ9で傷つけることをより一層回避することができる。
また、第1実施形態の光ファイバケーブル1によれば、スロットコア4の開口部5と対向するシース部位6A以外の部位6Bに、シース6を縦裂きする際のナイフ9の切れ込み位置を示すマーカー8をケーブル長手方向に設けたので、このマーカー8を案内としてナイフ9を該マーカー8に沿って切れ込むだけで簡単にシース6を縦裂きすることができる。
また、第1実施形態の光ファイバケーブル1によれば、シース6の大部分の領域がナイフ9によって輪切りにされて繋がった部位(肉厚とされたシース部位6Aのみ繋がる)が少なくなるため、シース6を切り裂く作業が容易になり、スロット溝3からの光ファイバ2の取り出し作業をより一層簡単に行うことができる。
「第2実施形態」
図3は第2実施形態の光ファイバケーブルを示す断面図、図4は第2実施形態の光ファイバケーブルの中間後分岐作業を示し、(A)はナイフでシースを輪切りにする様子を示す工程図、(B)はマーカーに沿ってナイフでシースをケーブル長手方向に切り裂いた様子を示す工程図である。
第2実施形態では、図1及び図2で示した第1実施形態の光ファイバケーブル1と異なる部分についてのみ説明し、同一部分には同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
第2実施形態の光ファイバケーブル1では、スロットコア4の開口部5と対向するシース部位6Aを、該開口部5から前記スロット溝3内に突出して肉厚としている。この肉厚とされたシース部位6Aの厚みは、第1実施形態で形成したシース部位6Aの厚みと同程度とする。第1実施形態では、スロットコア4の開口部5と対向するシース部位6Aをケーブル外側へ向かって径方向に突出して肉厚としたが、第2実施形態ではその逆で、ケーブル内側に向かって(ケーブル中心Cに向かって)径方向に突出することで肉厚としている。
前記肉厚とされたシース部位6Aは、前記スロットコア4の開口部5の幅W1と同等の幅W3とされている。同等の幅とは、開口部5と同一寸法の他、開口部5の幅W1よりも僅かに狭い幅も含まれる。本実施形態では、前記肉厚とされたシース部位6Aは、前記開口部5に嵌合される程度の幅であることが最も望ましい。
第2実施形態の光ファイバケーブル1において、中間後分岐作業を行うには、図4(A)に示すように、切裂き工具であるナイフ9でシース6の所定領域の両端2箇所のうち1箇所にケーブル周方向に沿って切り欠きを入れる。ナイフ9の刃先を最初に切れ込む位置は、前記スロットコア4の開口部5と反対側に設けたマーカー8の位置とする。また、ナイフ9を切れ込む深さは、シース6の外表面6aから内表面6bに達する位置とする。ナイフ9をこの切れ込み深さ位置とし、その位置を維持した状態でケーブル周方向にナイフ9を回したときのナイフ先端の切れ込み軌跡10を、図4(A)の破線で示す。
前記スロットコア4の開口部5と対向するシース部位6Aでは、他のシース部位6Bよりも肉厚が厚くされているため、ナイフ9の刃先が内表面6bにまで達しない。そのため、この肉厚とされたシース部位6Aでは、ナイフ9によって貫通することなく繋がった状態となる。それ以外のシース部位6Bは、ナイフ9によって輪切りにされる。これにより、シース6の大部分の領域がナイフ9によって輪切りにされて繋がった部位が少なくなる。逆の見方をすれば、肉厚とされたシース部位6Aを除いた他のシース部位6Bが全て切り離される。
次に、前記マーカー8に沿ってケーブル長手方向にナイフ9の刃先を入れることでシース6を切り裂いて縦裂きにする。この時、シース6にはマーカー8が設けられているので、このマーカー8に沿ってナイフ9を動かすことで真っ直ぐにシース6を縦裂きすることができる。これにより、シース6には、図4(B)に示すように、切り口11が形成される。次いで、マーカー8に沿ってケーブル長手方向に切れ込んだ終点位置であるもう1箇所にナイフ9の刃先を入れ、同様にしてケーブル周方向に沿って切り欠きを入れる。そして、この切り口11に手を掛けて輪切りにした部位のシース6を切り裂いた後、スロットコア4のスロット溝3から光ファイバ2を外方へ取り出す。
第2実施形態の光ファイバケーブル1によれば、第1実施形態と同様、スロットコア4の開口部5にナイフ9の刃先が入り込んで光ファイバ2を傷つけることなく、光ファイバ2の口出し作業を容易に行うことができる。
また、第2実施形態の光ファイバケーブル1によれば、肉厚とされたシース部位6Aをスロットコア4の開口部5からスロット溝3内に突出させているので、シース6の外表面6aに突起が無く、ケーブル径を大きくする必要がない。
また、第2実施形態の光ファイバケーブル1によれば、前記肉厚とされたシース部位6Aを前記開口部5の幅W1と同等の幅W3としたので、シース6を貫通して開口部5からスロット溝3内にナイフ9が入り込むのを防止することができる。したがって、シース6をナイフ9で輪切りする場合に、前記スロット溝3内に収納した光ファイバ2をナイフ9で傷つけることをより一層回避することができる。
本発明は、シースを切り裂いてスロットコアに収納させた光ファイバを取り出すのに適した光ファイバケーブルに利用することができる。
1…光ファイバケーブル
2…光ファイバ
3…スロット溝
4…スロットコア
5…開口部(スロット溝の開口部)
6…シース
6A…肉厚とされたシース部位(スロットコアの開口部と対向するシース部位)
7…抗張力体
8…マーカー(切れ込み位置を示すマーカー)
9…ナイフ(切裂き工具)

Claims (7)

  1. 光ファイバをスロット溝に収納して保持するスロットコアと、該スロット溝の開口部を含めてスロットコア全体を被覆するシースとを備えた光ファイバケーブルにおいて、
    前記シースは同一の中心点を中心とする外径と内径を有した外被として形成されており、且つ、前記スロットコアの前記開口部と対向するシース部位の肉厚が他の部位よりも厚い
    ことを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 請求項1に記載の光ファイバケーブルであって、
    前記スロットコアの前記開口部と対向するシース部位は、ケーブル外側へ向かって径方向に突出して肉厚とされた
    ことを特徴とする光ファイバケーブル。
  3. 請求項2に記載の光ファイバケーブルであって、
    前記ケーブル外側へ向かって径方向に突出して肉厚とされる部位は、前記開口部の幅以上の幅とされた
    ことを特徴とする光ファイバケーブル。
  4. 請求項1に記載の光ファイバケーブルであって、
    前記スロットコアの前記開口部と対向するシース部位は、該開口部から前記スロット溝内に突出して肉厚とされた
    ことを特徴とする光ファイバケーブル。
  5. 請求項4に記載の光ファイバケーブルであって、
    前記開口部から前記スロット溝内に突出して肉厚とされる部位は、該開口部の幅と同等の幅とされた
    ことを特徴とする光ファイバケーブル。
  6. 請求項1から請求項5の何れか1項に記載の光ファイバケーブルであって、
    前記スロットコアの前記開口部と対向するシース部位以外の部位に、前記シースの長手方向に切れ込みを入れて前記光ファイバを前記スロット溝から外へ取り出す際の切れ込み位置を示すマーカーをケーブル長手方向に設けた
    ことを特徴とする光ファイバケーブル。
  7. スロットコアのスロット溝内に光ファイバを収納し、該スロット溝の開口部を含めてスロットコア全体をシースで被覆した光ファイバケーブルをケーブル途中位置で、該シースに切裂き工具の刃先を入れて該シースを切り裂いてスロット溝内の光ファイバを取り出す光ファイバ取り出し方法において、
    前記シースは同一の中心点を中心とする外径と内径を有した外被として形成されており、且つ、前記スロットコアの前記開口部と対向するシース部位の肉厚が他の部位よりも厚くされており、前記光ファイバを取り出す部位に対応する前記肉厚とされたシース部位以外のシース部位に、該シースの内表面に達する位置まで前記切裂き工具の刃先を入れ、その刃先位置を維持した状態でケーブル周方向に沿って切り欠きを入れる
    ことを特徴とする光ファイバ取り出し方法。
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