JP5503492B2 - 光ファイバユニット、光ファイバユニットの分岐方法 - Google Patents

光ファイバユニット、光ファイバユニットの分岐方法 Download PDF

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本発明は、複数本の光ファイバ素線が束ねられて形成される光ファイバユニットおよび光ファイバユニットの分岐方法に関するものである。
従来、複数本の光ファイバ素線が束ねられ、束ねられた複数の光ファイバユニットが保護管等に挿通されて用いられる。この場合、それぞれの光ファイバユニット毎に識別され、さらに、同一の光ファイバユニット内部において、素線ごとに識別がなされ、必要に応じて所望の光ファイバ素線が取り出されて分岐される。
このような、分岐可能な光ファイバユニットとしては、例えば、複数本の素線を2本のバンドル用糸でそれぞれ逆向きに粗巻きして束ねられた光ファイバユニットがある(特許文献1)。また、複数本の光ファイバ素線を束ね、長手方向の所定間隔で樹脂により一体化した光ファイバユニットがある(特許文献2、特許文献3)。
特開平9−26534号公報 特開平10−160987号公報 特開2005−234361号公報
しかし、特許文献1のようにバンドル用の糸を用いたものでは、そもそも光ファイバ素線の結束力が弱い。このため、分岐作業において光ファイバ素線を取り出す際に、バンドル用糸の巻き付け位置が光ファイバ素線の長手方向に偏ってしまい、光ファイバ素線が結束状態から容易に飛び出してしまう恐れがある。また、特に光ファイバユニットの端部では、バンドル用糸での結束力がないため、光ファイバ素線同士がバラけるという問題がある。また、バンドル用糸が細いため、光ファイバ素線との分離がしにくく、また、光ファイバユニットの識別性も劣るという問題がある。
また、特許文献2、特許文献3のように、所定間隔で光ファイバ素線同士を樹脂で一体化する方法は、結束力は強く、光ファイバ素線がバラけることはないが、分岐作業において、この樹脂から所望の光ファイバ素線を剥がす必要があり、この際、光ファイバ素線に過剰な力が加わるという問題があり、局所曲げ等のおそれがある。また、分岐作業において一度分岐した光ファイバ素線は、再度結束することができないため、不要な光ファイバ素線を樹脂から剥がしてしまうと、元の状態には戻すことができない。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、光ファイバ素線を確実に結束可能であり、光ファイバ素線がバラけることがなく、識別性が良く分岐作業性に優れる光ファイバユニット等を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、第1の発明は、複数の光ファイバが束ねられる光ファイバユニットであって、複数の光ファイバと、前記複数の光ファイバを外周から束ねる筒部と、前記光ファイバの軸方向に隣り合う前記筒部同士を連結する連結部と、を具備し、前記筒部を前記光ファイバの軸方向にスライドさせると、前記連結部が変形し、隣り合う前記筒部同士の間隔を小さくすることが可能であることを特徴とする光ファイバユニットである。
前記連結部は、前記複数の光ファイバの外周における周方向の一部に形成され、前記連結部においては、内部の光ファイバを視認可能であることが望ましい。
隣り合う前記連結部は、前記複数の光ファイバの外周において異なる周方向の位置に設けられてもよい。
前記筒部の軸方向長さは2mm以上50mm以下であり、前記連結部の軸方向長さは20mm以上150mm以下であることが望ましい。
第1の発明によれば、複数の光ファイバが筒部によって束ねられるため、確実に光ファイバを結束することができ、光ファイバがバラけることがない。また、筒部同士が連結部によって連結されており、連結部が変形可能であるため、筒部を光ファイバの軸方向にスライドさせることで、筒部間の間隔を小さくすることができる。このため、分岐作業領域を容易に確保することができる。
また、分岐作業後は、筒部をもとの位置にスライド移動させることで、容易に所定間隔に筒部を配置することができ、分岐作業後も光ファイバを確実に結束することができる。
また、筒部および連結部が光ファイバの外周部に位置するため、当該筒部および連結部を着色等することで、光ファイバユニットを容易に識別することができる。
また、連結部を光ファイバユニットの一部に設けることで、光ファイバユニットを構成する光ファイバを連結部において容易に視認することができる。したがって、分岐作業性にも優れる。
また、隣り合う連結部を、光ファイバユニットの周方向の異なる位置に配置することで、光ファイバユニットの異なる方向からでも確実に連結部を視認することができる。このため、光ファイバユニットの識別性が優れ、分岐作業において連結部を切断する際にも、切断しやすい連結部を選択することができる。
特に、筒部の軸方向長さを2mm以上50mm以下とすることで、確実に光ファイバを結束することができるとともに、光ファイバユニットの曲げにも悪影響を及ぼすことがない。また、連結部の軸方向長さを20mm以上150mm以下とすることで、分岐作業時には、確実に分岐作業領域を確保することができる。
第2の発明は、光ファイバユニットの分岐方法であって、複数の光ファイバと、前記複数の光ファイバを外周から束ねる筒部と、前記光ファイバの軸方向に隣り合う前記筒部同士を連結する連結部とを具備する光ファイバユニットを用い、前記連結部の一部を切断し、前記筒部を前記光ファイバの軸方向にスライド移動させて分岐作業領域を確保し、前記分岐作業領域で分岐作業を行った後、前記筒部をもとの位置に移動させることを特徴とする光ファイバユニットの分岐方法である。
第2の発明によれば、分岐作業において、光ファイバがバラけることがなく、視認性にも優れ、容易に分岐作業領域を確保することができるとともに、分岐作業終了後には、元の結束状態に戻すことができる。したがって、分岐作業性が極めて良い。
本発明によれば、光ファイバ素線を確実に結束可能であり、光ファイバ素線がバラけることがなく、識別性が良く分岐作業性に優れる光ファイバユニット等を提供することができる。
光ファイバユニット1を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A線断面図、(b)は(a)のB−B線断面図。 光ファイバ結束素材9の加工方法を示す図。 光ファイバユニットの分岐作業工程を示す図。 光ファイバユニットの分岐作業工程を示す図。 光ファイバユニットの分岐作業工程を示す図。 他の実施形態を示す図で、(a)は光ファイバユニット30を示す図、(b)は光ファイバユニット40を示す図。 他の実施形態を示す図で、(a)は光ファイバユニット50を示す図、(b)は光ファイバユニット50を用いた分岐作業状態を示す図。
以下、本発明の実施の形態にかかる光ファイバユニット1について説明する。図1は、光ファイバユニット1を示す図で、図1(a)は光ファイバユニット1の斜視図、図1(b)は図1(a)のA−A線断面図、図1(b)は図1(a)のB−B線断面図である。光ファイバユニット1は、主に光ファイバ3、光ファイバ結束部材9等から構成される。
光ファイバ3は、一般的な光ファイバ素線であり、必要本数が光ファイバ結束部材9によって束ねられる。なお、光ファイバユニット1を構成するそれぞれの光ファイバ3は、それぞれ異なる色で着色されており、互いに識別することができる。
光ファイバ結束部材9は、筒部5と連結部7とで構成される。筒部5は、筒状であり、複数本の光ファイバ3の外周の全周を覆うように設けられる。すなわち、光ファイバ3は、筒部5内部に挿通される。
光ファイバユニット1の軸方向に隣接する筒部5は、互いに連結部7で連結される。したがって、連結部7をまっすぐに伸長させた状態において、筒部5が連結部7の長さに応じて所定間隔で配置される。連結部7は、束ねられた光ファイバ3の外周において、周方向の一部に形成され、光ファイバユニット1の軸方向に略1直線上に設けられる。すなわち、連結部7の部位においては、内部の光ファイバ3を視認することができる。
図2は、光ファイバ結束素材9aを示す図である。例えば、図2(a)に示すような、筒部対応部11と連結部対応部13とを有する光ファイバ結束素材9aを用いることができる。この場合、図示を省略した光ファイバ3の束の外周に、図2(b)に示すように、筒部対応部11の両側部を丸めて(図中矢印C方向)、光ファイバ3の束の外周において、それぞれの端部同士を接着等で接合すればよい。
なお、光ファイバ結束素材9aは、可撓性を有する材料であればいずれの材質でもよく、例えば紙製、樹脂製、ゴム製などのテープ、フィルム等を用いることができる。なお、筒部対応部11と連結部対応部13とは必ずしも一体である必要はなく、別々の素材のものを接合して形成してもよい。また、光ファイバ結束部材9は、上述した方法に限られず、筒部5に光ファイバ3を挿通した後、筒部5同士を帯状の連結部7で連結してもよい。
また、光ファイバユニットの軸方向に形成される全ての筒部5が連結部7によって連結されている必要はない。すなわち、光ファイバ結束部材9は、隣接する少なくとも2つの筒部5同士が連結部7で連結されていればよい。光ファイバ結束部材9が、所定個数の筒部5が連結部7で連結されて構成される場合には、複数の光ファイバ結束部材9が光ファイバユニット1の軸方向に設けられればよい。
次に、光ファイバユニット1を用いた分岐作業方法について説明する。図3〜図5は、分岐作業の工程を示す図である。図3(a)に示すように、敷設状態においては、光ファイバ3は、光ファイバ結束部材9(筒部5)によって軸方向の所定間隔で結束されている。光ファイバユニット9の外面は例えば着色等が施されており、複数の光ファイバユニットが敷設されている場合であっても、所望の光ファイバユニット1を容易に選別することができる。
まず、図3(b)に示すように、分岐を行う位置の近傍における連結部7を切断して切断部15を形成する。なお、前述したように、全ての筒部5同士は必ずしも連結部7で連結されている必要はないため、分岐部近傍に連結部7がない部分があれば、切断は必ずしも必要ではない。この場合には、連結部7のない部分(すなわち、光ファイバ結束部材9同士の間)を切断部15として作業を行えばよい。
次に、図4(a)に示すように、切断部15を境にして、切断部15の両側方の筒部5を互いに離れる方向(図中矢印D方向)にスライド移動させる。すなわち、筒部5を光ファイバユニット1の軸方向に移動させる。この際、筒部5はその形状を保持した状態でスライド移動するが、連結部7は光ファイバユニット1の外方に向かって突出するように変形する。すなわち、筒部5同士の間隔が、敷設状態に対して近くなる。
変形する連結部7の長さ分だけ筒部5同士の距離が小さくなることで、光ファイバ結束部材9がない領域が形成される。光ファイバ結束部材9がない部分が分岐作業領域17となる。
次に、図4(b)に示すように、分岐作業領域17において、所望の分岐ファイバ19を他の光ファイバ3の束から分離して抜き出す。次いで、分岐ファイバ19を切断する。この際、分岐作業領域17の長さは作業スペースに応じて設定が可能であるため、分離・選別作業や抜き出し作業が容易である。
次に、図5(a)に示すように、分岐ファイバ19と、分岐先である分岐ケーブル23(または他の分岐ファイバ)とを接続部21によって接続する。接続方法は公知の方法で良い。
分岐ファイバ19と分岐ケーブル23の接続作業が完了後、図5(b)に示すように、移動させておいた筒部5をもとの位置にスライド移動させる(図中矢印E方向)。以上により、光ファイバユニット1から、分岐ケーブル23に分岐させることができる。筒部5をもとの位置に戻す際においても、連結部7によって筒部5の位置が決まるため、筒部5は分岐作業前と略同じ間隔で配置される。したがって、確実に分岐後の光ファイバ3の束を結束することができる。
なお、以上の分岐作業性を考慮すると、筒部5の長さは2mm〜50mm、連結部7の長さは20mm〜150mm程度であることが望ましい。筒部5の長さが短すぎると、光ファイバ3の結束力が弱くなり。筒部5自体の強度も低下する。また、筒部5の長さが長すぎると、光ファイバの取り出し性が悪くなり、また、光ファイバユニット1の可撓性が悪くなり、筒部5と連結部7との境界部において局所曲げ等が発生しやすくなるため望ましくない。
また、連結部7が短すぎると、筒部5をスライド移動させても分岐作業領域17を十分に確保することが困難となる。また、連結部7が長すぎると、光ファイバ3の結束力が弱くなり、光ファイバ3がバラけるおそれがある。また、光ファイバユニット1の識別性も悪くなる。
なお、筒部5のスライド移動を考慮すると、筒部5の内径は、光ファイバ3を束にした際の最小外周円(光ファイバ3を最密に配置した際のその外接円)の径に対し1.1倍〜2.0倍であることが望ましい。筒部5の内径が小さすぎると、光ファイバユニット1に対して筒部5のスライド移動が困難となる。また、筒部5の内径が大きすぎると、光ファイバの結束力が弱くなる。すなわち、筒部5は、光ファイバ3の束に対してスライド移動できるように配置されるものであり、光ファイバ3の束の外周を締め付けるように結束するバンド等とは異なるものである。
以上、本実施の形態によれば、確実に光ファイバを結束可能な光ファイバユニットを得ることができる。特に、光ファイバユニットの軸方向に対して変形しにくい筒部5と、変形しやすい連結部7とを交互に配置することで、筒部5を容易にスライド移動させて、分岐作業領域17を形成することができる。また、作業後には、元の位置に容易に戻すことができる。したがって、分岐作業の前後においても光ファイバを確実に結束することができる。
また、筒部5が光ファイバ3の束の外周に形成されるため、筒部の色などを容易に識別することができる。また、筒部5は、光ファイバ3を樹脂等で固定するものではないため、筒部5の内部において、光ファイバ3の断面における位置は多少移動可能である。したがって、光ファイバユニット1を屈曲させた際に、常に光ファイバの断面における位置が固定されていることにより生じる曲げの内外部に対する曲げ半径の違いが生じにくく、これによる伝送損失の増加などが生じにくい。
また、分岐作業領域17を形成する際に、樹脂から光ファイバ3を剥がすようなことがないため、光ファイバ3に過剰な力を付与する必要がない。したがって、分岐作業領域17を形成する際に光ファイバ3に局所曲げ等が生じることがなく、容易に作業領域を確保することができる。なお、筒部5のスライド量を調整すれば、容易に分岐作業領域17の範囲を調整することができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、図6は、他の実施形態にかかる光ファイバユニットを示す図である。図6(a)に示す光ファイバユニット30のように、連結部が光ファイバユニットの軸方向に略一直線上に配置されず、隣り合う連結部同士が光ファイバユニットの周方向で異なる位置に配置されてもよい。
光ファイバ結束具31は、軸方向に配置される筒部5が連結部7a、7bで交互に連結される。連結部7a、7bは、例えば周方向で180°異なる位置に配置される。なお、連結部は、互いに180°位置である必要はなく、所望の角度で配置してもよい。また、連結部の周方向の配置位置を2か所(例えば180°)とするのではなく、複数か所になるように(例えば、軸方向に隣り合うそれぞれの連結部位置が、順次120°位置で変えながら周方向の3か所となるように)配置してもよい。
隣り合う連結部7a、7bを、光ファイバユニット30の周方向の異なる位置になるように配置することで、光ファイバユニット30の異なる方向からでも確実に連結部7a、7bを視認することができる。このため、光ファイバユニットの識別性が優れる。また、分岐作業において連結部を切断する際にも、切断しやすい周方向位置における連結部を選択することができる。
また、図6(b)に示す光ファイバユニット40のように、同一の筒部間において、光ファイバユニットの周方向の複数個所に連結部が配置されてもよい。すなわち、光ファイバ結束具41は、筒部5同士が複数の連結部7a、7bで連結される。例えば、連結部7a、7bが、周方向で180°異なる位置に同時に配置され、筒部5同士は周方向の2か所で連結される。
なお、連結部の位置および連結数は、互いに180°異なる2か所でなくてもよく、例えば、120°間隔で、3か所で連結されてもよく、4か所以上で連結されてもよい。
図7(a)は、さらにスリット55で形成された連結部53を有する光ファイバユニット50を示す図である。本発明では、必ずしも連結部において内部の光ファイバが外部に露出する必要はなく、スリット55が、周方向の複数個所に併設されてもよい。すなわち、光ファイバ結束具51は、筒部5と筒部5同士を連結する連結部53から構成され、連結部53は、軸方向のスリット55が周方向に複数形成されて構成される。
図7(b)は、光ファイバユニット50を用いて分岐作業を行う状態を示す図である。図7(b)に示すように、連結部53を周方向に切断することで、筒部5を光ファイバユニット50の軸方向にスライド移動させることができる(図中矢印F方向)。この際、連結部53は、スリット55によってそれぞれ放射状に径方向に突出するように変形して、筒部5の間隔を狭くすることができる。したがって、分岐作業領域を確保することができる。また、分岐作業後は、元の状態に容易に戻すことができる。
なお、以上の各実施形態は、それぞれ当然に組み合わせることができる。
1、30、40、50………光ファイバユニット
3………光ファイバ
5………筒部
7、7a、7b………連結部
9………光ファイバ結束部材
9a………光ファイバ結束素材
11………筒部対応部
13………連結部対応部
15………切断部
17………分岐作業領域
19………分岐ファイバ
21………接続部
23………分岐ケーブル
31………光ファイバ結束具
41………光ファイバ結束具
51………光ファイバ結束具
53………連結部
55………スリット

Claims (5)

  1. 複数の光ファイバが束ねられる光ファイバユニットであって、
    複数の光ファイバと、
    前記複数の光ファイバを外周から束ねる筒部と、
    前記光ファイバの軸方向に隣り合う前記筒部同士を連結する連結部と、
    を具備し、
    前記筒部を前記光ファイバの軸方向にスライドさせると、前記連結部が変形し、隣り合う前記筒部同士の間隔を小さくすることが可能であることを特徴とする光ファイバユニット。
  2. 前記連結部は、前記複数の光ファイバの外周における周方向の一部に形成され、前記連結部においては、内部の光ファイバを視認可能であることを特徴とする請求項1記載の光ファイバユニット。
  3. 隣り合う前記連結部は、前記複数の光ファイバの外周において異なる周方向の位置に設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光ファイバユニット。
  4. 前記筒部の軸方向長さは2mm以上50mm以下であり、前記連結部の軸方向長さは20mm以上150mm以下であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の光ファイバユニット。
  5. 光ファイバユニットの分岐方法であって、
    複数の光ファイバと、前記複数の光ファイバを外周から束ねる筒部と、前記光ファイバの軸方向に隣り合う前記筒部同士を連結する連結部とを具備する光ファイバユニットを用い、
    前記連結部の一部を切断し、前記筒部を前記光ファイバの軸方向にスライド移動させて分岐作業領域を確保し、
    前記分岐作業領域で分岐作業を行った後、前記筒部をもとの位置に移動させることを特徴とする光ファイバユニットの分岐方法。
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