JP2017161780A - 光ファイバケーブル - Google Patents

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Masashi Kikuchi
雅 菊池
順一 川高
Junichi Kawataka
順一 川高
史 泉田
Hisashi Izumida
史 泉田
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【課題】光ファイバユニットの識別を確実にできるようにして、効率的な光ファイバの識別作業を可能にすることが可能な光ファイバケーブルを提供すること。【解決手段】光ファイバケーブル10は、それぞれ2心以上の光ファイバ20をバンドル糸で巻き付けて構成した光ファイバユニット21を3つ以上有し、光ファイバユニット21のそれぞれに対して、右回りまたは左回りに巻き付けた仕切り部23を有する。仕切り部23は、光ファイバユニット21に対して決められた所定の順序において隣接する光ファイバユニット21の間で巻き付け方向が逆になるように巻き付けられる。【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバケーブルに関する。
現在、光通信における通信媒体として、光ファイバケーブルが広く用いられている。光ファイバケーブルの構造はその用途によって様々であり、例えば、通信事業者の局に近い区間においては、ユーザに配線する多くの光ファイバが集中するため、多心の光ファイバケーブルが用いられている(例えば、特許文献1)。
光ファイバケーブルは、電柱に架渉されるほかに、地下の管路やビル内の配管棟に布設されるが、近年の光ファイバ通信需要の急激な増大に伴い、一つの管路や配管などに複数本の光ファイバケーブルを布設する工法が用いられている。しかし、管路内に既に布設されている光ファイバケーブルの外径が大きい場合、管路内の残存スペースが小さくなるため、光ファイバケーブルを追加布設できない事がある。そのため、より細径・高密度な構造の光ファイバケーブルが必要となっている。最近では、複数本(心)の光ファイバを高密度に集合した構造の光ファイバケーブルが提案されている(例えば、特許文献2、非特許文献1)。
ところで、通信事業者の局から発出された信号を所定のユーザへ送信するため、光ファイバケーブル内のそれぞれの光ファイバには識別用の番号が存在する。局からユーザ建物までの区間には複数の接続部が存在するため、その全ての接続部で、所定の光ファイバ同士を選んで接続する必要がある。そのため、光ファイバには、番号の識別作業を容易にするため、番号によって異なる着色が施されている。さらに、光ファイバを適当な心数ごとに束ねることで光ファイバユニットを構成している。光ファイバユニットが複数存在する場合は、各光ファイバユニットを識別するため、それぞれ異なる色で着色されたバンドル糸が巻き付けられている(例えば、特許文献3)。
さて、例えば特許文献2に記載の光ファイバケーブルは、光ファイバを高密度に実装するため、光ファイバユニットを整列することなく集合している。従って、光ファイバユニットの識別は、バンドル糸の色を確認することでのみなされる。
特開昭62−98313号公報 特許第4774337号公報 特開2003−302560号公報
Proceedings of the 62nd IWCS Conference, p.592-596, 2013.
しかし、光ファイバケーブルに対して口出し処理して、光ファイバユニットの端部を露出させた場合、バンドル糸は、光ファイバユニットのそれぞれに個別に巻き付けられているだけであるためユニットからほどける可能性がある。もし、2つ以上の光ファイバユニットのバンドル糸がほどけた場合、バンドル糸をもとに光ファイバユニットを識別することができなくなってしまう。こうした場合、外被を更に除去してバンドル糸が巻き付いている領域まで光ファイバユニットを露出させなければならない。もし、これ以上、外被を除去できない場合は、バンドル糸を利用した光ファイバユニットの識別が不可能となるという問題があった。
そのため、光ファイバユニットの識別を確実にできるようにして、効率的な光ファイバの識別作業を可能にする光ケーブルが求められていた。
本発明は前述した事情に考慮してなされたもので、その目的は、光ファイバユニットの識別を確実にできるようにして、効率的な光ファイバの識別作業が可能な光ファイバケーブルを提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下のような手段を講じている。
本発明の第1の態様は、それぞれ2心以上の光ファイバをバンドル糸で巻き付けて構成した光ファイバユニットを3つ以上具備した光ファイバケーブルにおいて、前記光ファイバユニットのそれぞれに対して、右回りまたは左回りに巻き付けた仕切り部を具備し、前記仕切り部は、前記光ファイバユニットに対して決められた所定の順序において隣接する前記光ファイバユニットの間で巻き付け方向が逆になるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、光ファイバユニットの識別を確実にできるようにして、効率的な光ファイバの識別作業が可能となる。
第1実施形態に係る光ファイバケーブルの構造を示す図。 第1実施形態における光ファイバケーブルの光ファイバユニットを識別するための操作方法を示す図。 第2実施形態の光ファイバケーブルに含まれる光ファイバユニットの概略構成を示す外観図。 第3実施形態の光ファイバケーブル(光ファイバユニット)の概略構成を示す外観図。 第4実施形態の変形例の光ファイバケーブル(光ファイバユニット)の概略構成を示す外観図。 第5実施形態の光ファイバケーブル(光ファイバユニット)の概略構成を示す外観図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る光ファイバケーブル10の構造を示す図であり、図1(A)は、光ファイバケーブル10の断面図、図1(B)は、光ファイバケーブル10に含まれる光ファイバユニット21の概略構成を示す外観図である。光ファイバケーブル10は、例えば、それぞれ2心以上の光ファイバ20をバンドル糸で巻き付けて構成した3つ以上の光ファイバユニット21を有している。図1に示す例では、光ファイバケーブル10は、3つの光ファイバユニット21−1,21−2,21−3を有しており、光ファイバユニット21−1,21−2,21−3には、それぞれ所定の複数心数(2以上)の光ファイバ20が集合されている。光ファイバユニット21−1,21−2,21−3には、所定の順序が決められており、その順序を識別するためにそれぞれ異なる色のバンドル糸が縦添えされている。光ファイバユニット21−1,21−2,21−3は、可撓性を確保するための適当な撚りが加えられており、その周囲が外力から保護するための外被24で覆われている。外被24の内部には、例えば鋼線などからなる抗張力体25が埋め込まれている。
第1実施形態の光ファイバケーブル10には、さらに、複数の光ファイバユニット21−1,21−2,21−3を取り囲むように仕切り部23(23−1,23−2,…)が実装されている。仕切り部23は、例えば糸状あるいはテープ状など一体のバンドル材により形成されている。図1では、糸状のバンドル材により形成された仕切り部23の例を示している。また、仕切り部23の構成を規定する幅や厚さ、ヤング率などの値については、必要に応じて任意に設計することができる。
仕切り部23は、1本あたり1つの光ファイバユニット21に巻き付けられるバンドル糸と異なり、複数の光ファイバユニット21−1,21−2,21−3に対して、予め決められた光ファイバユニット21−1,21−2,21−3の順序に従って巻き付けられる。例えば、光ファイバユニット21−1,21−2,21−3に対して、光ファイバユニット21−1は1番目、光ファイバユニット21−2は2番目、光ファイバユニット21−3は3番目として順序が決められているものとする。この場合、仕切り部23は、光ファイバユニット21−1には左回り、光ファイバユニット21−2には右回り、光ファイバユニット21−3には左回りに巻き付けられる。すなわち、光ファイバケーブル10では、1本の仕切り部23が複数の光ファイバユニット21−1,21−2,21−3に巻き付けられ、その取り囲む(巻き付ける)方向が、ある光ファイバユニット21の軸方向に対して右回りならば、その次の順序の光ファイバユニット21には左回りとなるように、予め決められた所定の順序において隣接する光ファイバユニット21の間で巻き付け方向が逆になるようにしている。また、仕切り部23は、一方の端部が先頭(1番目)の光ファイバユニット21−1から巻き初められ、他方の端部が最後(3番目)の光ファイバユニット21−3において巻き終えられている。
また、図1(B)に示すように、光ファイバユニット21には、ケーブル軸方向(長手方向)に亘って、複数の仕切り部23−1,23−2,…が間欠的に巻き付けられる。複数の仕切り部23−1,23−2,…は、例えば等間隔に配置しても良いし、不等間隔に配置しても良い。また、複数の仕切り部23−1,23−2,…を配置する間隔を密または疎にした範囲を混在させて設けるようにしても良い。こうして、仕切り部23を複数の光ファイバユニット21−1,21−2,21−3に巻き付けることにより、光ファイバユニット21−1,21−2,21−3を緩やかに一体化させることができる。
なお、図1(B)に示す仕切り部23は、光ファイバユニット21の軸方向に対して斜め方向に巻き付けた例を示しているが、光ファイバユニット21の軸方向に対してほぼ垂直とする向きに巻き付けても良い。仕切り部23を斜め方向に巻き付けることにより、仕切り部23が巻き付けられた範囲が広くなることから、口出し処理によって外被24を除去した時に仕切り部23を見つけやすくすることができる。一方、仕切り部23を垂直とする向きに巻き付けることにより、仕切り部23が巻き付けられた範囲が狭くなるため、仕切り部23の全体を露出させるために除去する外被24の範囲を狭くすることができる。
図2(A)(B)は、第1実施形態における光ファイバケーブル10の光ファイバユニット21を識別するための操作方法を示す。例えば中間後分岐する際には、光ファイバケーブル10に含まれる複数の光ファイバユニット21−1,21−2,21−3を識別し、さらに光ファイバユニット21から必要な光ファイバ20を見つけるための心線識別をする必要がある。
まず、光ファイバケーブル10に口出し処理して外被24を除去する。これにより、図2(A)に示すように、複数の光ファイバユニット21−1,21−2,21−3と、光ファイバユニット21−1,21−2,21−3に巻き付けられた仕切り部23を露出させる。仕切り部23は、複数の光ファイバユニット21−1,21−2,21−3に対して、前述したように右巻きと左巻きを交互にして巻き付けているため、光ファイバユニット21−1,21−2,21−3を露出しても解けにくい。ここで、仕切り部23の両端部を保持して、図2(A)中に示す矢印方向に広げる。
この結果、複数の光ファイバユニット21−1,21−2,21−3は、仕切り部23によって緩やかに一体化されているため、図2(B)に示すように、一列に予め決められた順序で整列される。すなわち、仕切り部23の一方の端部側から1〜3番目(あるいは3〜1番目)の順序で光ファイバユニット21−1,21−2,21−3が整列されるため個々の光ファイバユニット21を容易かつ確実に識別することができ、効率的な心線識別をすることが可能となる。
なお、前述した説明では、1本の仕切り部23を複数の光ファイバユニット21に対して1重で巻き付けているが、軸方向の同じ位置(あるいは近傍)で2本以上の仕切り部23を巻き付けるようにしても良い。この場合、例えば、1本目の仕切り部23による各光ファイバユニット21の巻き方向と、2本目の仕切り部23の巻き方向を逆回りにしても良い。さらに、1本目と2本目の仕切り部23を逆方向に巻き付けた場合に、それぞれが交差する部分を連結することで、外被24を除去した後に光ファイバユニット21から仕切り部23が脱落することを防止すようにしても良い。2本の仕切り部23を連結する方法としては、仕切り部23を接着材により接着する、連結するための部材により仕切り部23を接続する、あるいは仕切り部23同士を絡めるようにしても良い。
また、前述した構成では、光ファイバユニット21の識別用に仕切り部23のみを設けるとしているが、別途、識別用のバンドル糸を光ファイバユニット21に縦添えするようにしても良い。これにより、仕切り部23が脱落したとしても心線識別を可能にすることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る光ファイバケーブル10について説明する。図3は、第2実施形態の光ファイバケーブル10に含まれる光ファイバユニット21の概略構成を示す外観図である。第2実施形態の光ファイバケーブル10は、第1実施形態における光ファイバケーブル10とは異なる形状の仕切り部33(33−1,33−2,33−3)を設けたものであり、その他の構成については第1実施形態と同じものとして説明を省略する。
図3において、複数の光ファイバユニット21−1,21−2,21−3には、複数の仕切り部33−1,33−2,33−3が巻き付けられている。仕切り部33−1は、第1実施形態の仕切り部23と同様にして、複数の光ファイバユニット21に対して、巻き付ける方向を光ファイバユニット21毎に逆方向にしている。第2実施形態では、さらに光ファイバユニット21−1〜21−3に対して、2番目の光ファイバユニット21−2から巻き初めて、仕切り部33−1とは逆方向に光ファイバユニット21−2,21−1に巻き付けた仕切り部33−2と、3番目の光ファイバユニット21−3から巻き初めて、仕切り部33−1とは逆方向に光ファイバユニット21−3,21−2に巻き付けた仕切り部33−3とを巻き付けている。仕切り部33−1,33−2,33−3は、それぞれ光ファイバユニット21の軸方向に対して斜め方向に巻き付けている。
さらに、仕切り部33−1,33−2,33−3は、それぞれ他の仕切り部33−1,33−2,33−3と交差する(接触する)部分で接着することで固定した連結部34(34−1,34−2,34−3,34−4)が設けられている。すなわち、連結部34−1は、仕切り部33−2,33−3を連結し、連結部34−2は、仕切り部33−1,33−2を連結し、連結部34−3は、仕切り部33−1,33−3を連結し、連結部34−4は、仕切り部33−2,33−3を連結している。なお、仕切り部33−1,33−2,33−3は、互いに交差する部分の全てにおいて連結するだけでなく、少なくとも1箇所に連結部を設けて連結すれば良い。
このように、第2実施形態の光ファイバケーブル10では、互いに連結された複数の仕切り部33を光ファイバユニット21に巻き付けている。従って、複数の仕切り部33は、外被24を除去して一部を露出させることができれば、その一部をたどって容易に探索することができる。複数の仕切り部33は、それぞれ第1実施形態における仕切り部23の構造に相当するため、仕切り部33を利用して第1実施形態と同様にして複数の光ファイバユニット21を整列させることができ、個々の光ファイバユニット21を容易かつ確実に識別して、効率的な心線識別をすることが可能となる。
なお、仕切り部33を光ファイバユニット21に巻き付ける間隔(ピッチ)や、連結部34における仕切り部33を接着する強さなどは、適宜、調整して実施することが可能である。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る光ファイバケーブル10について説明する。図4(A)(B)は、第3実施形態の光ファイバケーブル10(光ファイバユニット21)の概略構成を示す外観図である。第3実施形態の光ファイバケーブル10は、第2実施形態の仕切り部33(33−1,33−2,33−3)と同様にして、複数の仕切り部43(43−1,43−2,43−3)を設けたものである。複数の仕切り部43(43−1,43−2,43−3)は、それぞれ他の仕切り部43−1,43−2,43−3と交差する(接触する)部分にリングを装着することで連結した連結部44(44−1,44−2,44−3,44−4)が設けられている。その他の構成については第1実施形態と同じものとして説明を省略する。なお、仕切り部43−1,43−2,43−3は、互いに交差する部分の全てにおいて連結するだけでなく、少なくとも1箇所に連結部44(リング)を設けて連結すれば良い。
第3実施形態では、仕切り部43−1,43−2,43−3をリングにより連結した連結部44を設けることにより、連結部44を光ファイバユニット21の軸方向にスライド自在となるようにしている。例えば、図4(A)に示すように、複数の光ファイバユニット21に対して仕切り部43−1,43−2,43−3が巻き付けられた状態において、光ファイバユニット21の端部近くの外被24の一部を残して、連結部44が露出されるように外被24を除去する。この状態において、図4(B)に示すように、仕切り部43−1,43−2,43−3の端部を保持して、光ファイバユニット21の端部に残した外被24に向けて引っ張ると、連結部44−1,44−2,44−3,44−4がスライド可能となっているため、外被24の近くに全ての仕切り部43−1,43−2,43−3が移動する。この結果、複数の仕切り部43−1,43−2,43−3が外被24の近くで取りまとめられる。
ここで、光ファイバユニット21の端部に残した外被24を除去して、光ファイバユニット21を識別するために特定の光ファイバユニット21を意図せずに過度な力により引き離す操作を行ったとしても、複数の仕切り部43−1,43−2,43−3が光ファイバユニット21の端部近くでまとめられた状態にあるため、連結部44−1,44−2,44−3,44−4及び仕切り部43−1,43−2,43−3が分離されにくく、作業効率の低下を防ぐことができる。このため、第2実施形態と同様にして、複数の光ファイバユニット21を整列させて、個々の光ファイバユニット21を容易かつ確実に識別して、効率的な心線識別をすることが可能となる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態に係る光ファイバケーブル10について説明する。第3実施形態では、仕切り部43−1,43−2,43−3を互いに連結するためにリングを装着して、連結部44−1,44−2,44−3,44−4を形成しているが、第4実施形態では、連結部を形成するために接着材やリングなどの部材を用いない構成とする。
なお、第4実施形態の光ファイバケーブル10は、第3実施形態の仕切り部43−1,43−2,43−3と同様に光ファイバユニット21に仕切り部が装着されるものとして図示を省略する。ただし、第4実施形態では、第3実施形態に示す仕切り部43−1,43−2,43−3の互いに交差する部分において、相互に絡めることによって連結部を形成する。例えば、仕切り部43−1,43−2,43−3の交差する部分において互いに少なくとも1重に巻き付ける。これにより、他の部材などを用いることなく仕切り部43−1,43−2,43−3を相互に連結することができる。なお、第3実施形態と同様に、仕切り部43−1,43−2,43−3が互いに交差する部分の全てにおいて連結するだけでなく、少なくとも1箇所に連結部を設けて連結すれば良い。
第4実施形態の光ファイバケーブル10では、第3実施形態と同様の効果に加えて、結合部を設けるために仕切り部(バンドル材)以外の部材を光ファイバケーブル10(外被24)内の空間に追加する必要が無いので、光ファイバケーブル10の曲げによる損失増加を抑制することができるという効果が得られる。
図5(A)(B)は、第4実施形態の変形例の光ファイバケーブル10(光ファイバユニット21)の概略構成を示す外観図である。図5(A)(B)に示す第4実施形態(変形例)の光ファイバケーブル10は、光ファイバユニット21−1,21−2,21−3に対して、それぞれ個別に仕切り部43−1,43−2,43−3を順番に逆方向に巻き付けている。そして、所定の順序で隣り合う光ファイバユニット21に巻き付けられた仕切り部43−1,43−2,43−3同士を、互いに内側(光ファイバユニット21側)を通るように交差させている。
すなわち、図5(A)に示すように、1番目の光ファイバユニット21−1に巻き付けられた仕切り部43−1と2番目の光ファイバユニット21−2に巻き付けられた仕切り部43−2とを互いに交差させることで連結部(交差部)54−2,54−4を形成し、2番目の光ファイバユニット21−2に巻き付けられた仕切り部43−2と3番目の光ファイバユニット21−3に巻き付けられた仕切り部43−3とを互いに交差させることで連結部(交差部)54−1,54−3を形成している。この結果、図5(B)に示すように、第3実施形態において説明した図4(B)と同様に仕切り部43−1〜43−3を取り扱うことが可能となる。
図5に示す変形例では、光ファイバユニット21に対して個々に仕切り部43を巻き付けているが、所定の順序で隣り合う光ファイバユニット21に巻き付けられた仕切り部43−1,43−2,43−3同士を交差させて連結部(交差部)を形成することで、図4に示すように、1本の仕切り部43により複数の光ファイバユニット21に対して巻き方向を交互に逆方向にして巻き付ける構成と実質同じ作用効果を得ることができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態に係る光ファイバケーブル10について説明する。第4実施形態の変形例では、複数の光ファイバユニット21−1,21−2,21−3に対して、それぞれ個別に仕切り部を順番に逆方向に巻き付けているが、第5実施形態では、複数の光ファイバユニット21−1,21−2,21−3に対して、個別に仕切り部を同じ方向に巻き付けている。
図6(A)(B)は、第5実施形態の光ファイバケーブル10(光ファイバユニット21)の概略構成を示す外観図である。図6(A)(B)に示す第5実施形態の光ファイバケーブル10は、光ファイバユニット21−1,21−2,21−3に対して、それぞれ個別に同じ方向に仕切り部63−1,63−2,63−3を巻き付けている。そして、所定の順序で隣り合う光ファイバユニット21に巻き付けられた仕切り部63−1,63−2,63−3同士を、互いに内側(光ファイバユニット21側)を通るように交差させている。すなわち、前述した図5に示す第4実施形態の変形例と同様にして連結部(交差部)74−1,74−2,74−3,74−4を形成している。この結果、図6(B)に示すように、第3実施形態において説明した図4(B)と同様に仕切り部43−1〜43−3を取り扱うことが可能となる。
図6に示す構成では、光ファイバユニット21に対して個々に仕切り部63−1,63−2,63−3を同じ方向で巻き付けているが、所定の順序で隣り合う光ファイバユニット21に巻き付けられた仕切り部63−1,63−2,63−3同士を交差させて連結部(交差部)を形成することで、図6(A)に示す仕切り部80−1,80−2の部分により、図4に示す1本の仕切り部43により複数の光ファイバユニット21に対して巻き方向を交互に逆方向にして巻き付ける構成と実質同じ作用効果を得ることができる。
なお、図5及び図6に示す光ファイバケーブル10(光ファイバユニット21)では、仕切り部を交差させることで連結部を形成しているが、前述した接着材、リングを用いる、あるいは互いに1重以上で巻き付けることで連結部を形成することも可能である。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10…光ファイバケーブル、21…光ファイバユニット、23,33,43,80…仕切り部、24…外被、25…抗張力体。

Claims (6)

  1. それぞれ2心以上の光ファイバをバンドル糸で巻き付けて構成した光ファイバユニットを3つ以上具備した光ファイバケーブルにおいて、
    前記光ファイバユニットのそれぞれに対して、右回りまたは左回りに巻き付けた仕切り部を具備し、
    前記仕切り部は、前記光ファイバユニットに対して決められた所定の順序において隣接する前記光ファイバユニットの間で巻き付け方向が逆になるようにしたことを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 前記仕切り部は、前記光ファイバユニットに対して、ケーブル軸方向に間欠的に巻き付けられたことを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
  3. 前記仕切り部は、前記光ファイバユニットのそれぞれに対して巻き付けた第1の仕切り部と、前記第1の仕切り部と逆方向に前記光ファイバユニットのそれぞれに巻き付けた第2の仕切り部とを含み、
    前記第1の仕切り部と前記第2の仕切り部とを連結させた連結部を設けたことを特徴とする請求項1記載の光ファイバケーブル。
  4. それぞれ2心以上の光ファイバをバンドル糸で巻き付けて構成した光ファイバユニットを3つ以上具備した光ファイバケーブルにおいて、
    第1の光ファイバユニットに対して巻き付けた第1の仕切り部、及び第2の光ファイバユニットに対して巻き付けた第2の仕切り部と、
    前記第1の仕切り部と前記第2の仕切り部とを連結させた連結部を設けたことを特徴とる光ファイバケーブル。
  5. 前記連結部は、前記第1の仕切り部と前記第2の仕切り部とが交差する部分に、前記光ファイバユニットの長手方向にスライド自在なリングを装着して形成したことを特徴とする請求項3または請求項4記載の光ファイバケーブル。
  6. 前記連結部は、前記第1の仕切り部と前記第2の仕切り部とが交差する部分を互いに絡めて形成したことを特徴とする請求項3または請求項4記載の光ファイバケーブル。
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