JP7050716B2 - 光ファイバテープ心線、光ファイバケーブル - Google Patents

光ファイバテープ心線、光ファイバケーブル Download PDF

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本発明は、間欠的に隣り合う光ファイバ素線同士が接着された光ファイバテープ心線及びこれを用いた光ファイバケーブルに関するものである。
多量のデータを高速で伝送するための光ファイバとして、ケーブルへの収納や作業の簡易化のため、複数本の光ファイバ素線が並列に配置されて接着された光ファイバテープ心線が用いられている。光ファイバテープ心線は、並列した光ファイバ素線を全長にわたって樹脂で固着されたものが用いられている他、光ファイバ素線同士が間欠的に接着されたものがある(例えば特許文献1)。
特開2010-8923号公報
このような間欠接着された光ファイバテープ心線を用いれば、光ファイバが高密度に実装された光ファイバケーブルにおいても、光ファイバケーブルを曲げた際に光ファイバ心線に大きなひずみが加わることがない。これは、光ファイバケーブルに実装された間欠接着型光ファイバテープ心線の非接着部において、光ファイバ素線が単心の状態で自由に動くことができるためである。
しかし、このように、隣り合う光ファイバ素線同士が自由に移動できると、例えば、融着機で光ファイバテープ心線を一括融着する際に用いられる融着用のホルダの中で、各光ファイバ素線の位置が安定して並ばず、並べるのに時間を要し、さらに、ホルダの中で光ファイバ素線が交差して番号順に並ばないなどの問題が起こりうる。また、例えばMTコネクタのフェルールに光ファイバテープ心線を挿入して組み立てる際に、フェルールの中で光ファイバ素線が交差して番号順に並ばないことがある。
しかし、隣り合う光ファイバ素線同士の非接着部を短くして、より拘束力を高めると、前述したような間欠的に光ファイバ素線同士を接着することによる伝送損失低下の効果を得ることが困難となる。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、ホルダへのセットやMTコネクタのフェルールへの挿入作業等が容易であり、伝送損失の小さな光ファイバテープ心線及び光ファイバケーブルを提供することを目的とする。
前述した目的を達するために第1の発明は、複数の光ファイバ素線が整列して形成された光ファイバテープ心線であって、隣り合う前記光ファイバ素線同士は、前記光ファイバ素線の長手方向および並び方向に対して間欠的に接着部で接着され、光ファイバテープ心線の長手方向に対して、前記接着部同士の間の非接着部の長さが相対的に短い複数の短ピッチ範囲と、前記接着部同士の間の前記非接着部の長さが相対的に長い複数の長ピッチ範囲とが、すべての前記光ファイバ素線間で周期的に形成されることを特徴とする光ファイバテープ心線である。
前記短ピッチ範囲及び前記長ピッチ範囲はいずれも、その範囲内で長手方向に間欠的に配置される複数の前記接着部及び前記非接着部を有し、前記短ピッチ範囲における長手方向の複数の前記非接着部の長さは略等しく、前記長ピッチ範囲における長手方向の複数の前記非接着部の長さは略等しいことが望ましい。
前記短ピッチ範囲及び前記長ピッチ範囲が光ファイバテープ心線の長手方向に対して隣り合うように構成され、それぞれにおいて、前記接着部の長さとピッチとが、それぞれの隣り合う前記光ファイバ素線同士に対して略同一であり、少なくとも3つの光ファイバ素線で、第1の光ファイバ素線と第2の光ファイバ素線とからなる隣り合う光ファイバ素線同士の間に間欠的に形成された第1の接着部と、前記第2の光ファイバ素線に対して前記第1の光ファイバ素線とは反対側に配列された第3の光ファイバ素線と前記第2の光ファイバ素線とからなる隣り合う光ファイバ素線同士の間に間欠的に形成された第2の接着部と、が長手方向で互いに千鳥状に形成されてもよい。
前記短ピッチ範囲において、前記非接着部の長さが2mm以上17mm以下であることが望ましく、前記短ピッチ範囲において、前記非接着部の長さが4mm以上15mm以下であることがさらに望ましい。
前記短ピッチ範囲の長さは、20~30mmであることが望ましい。また、前記長ピッチ範囲の長さは、50~100mmであることが望ましい。
第1の発明によれば、非接着部の短い短ピッチ範囲と、非接着部の長い長ピッチ範囲とが周期的に形成されるため、例えばホルダ等へセットする際には、短ピッチ範囲を用いることで、光ファイバ素線同士を確実に整列させることができる。また、長ピッチ範囲においては、光ファイバ素線が容易に移動可能であるため、曲げ等の際の伝送損失の増加を抑制することができる。
また、それぞれの隣り合う光ファイバ素線同士の接着部を千鳥状に配置することで、光ファイバ素線同士が動きやすく、伝送損失の増加を抑制することができる。
特に、短ピッチ範囲における非接着部長さを適切に設定することで、ホルダへのセット作業等における作業性と、伝送損失の抑制の効果を効率良く両立することができる。
第2の発明は、第1の発明にかかるファイバテープ心線が複数本束ねられて、外周を外被で被覆されることを特徴とする光ファイバケーブルである。
第2の発明によれば、取り扱い性に優れ、伝送損失の増加を抑制可能な光ファイバケーブルを得ることができる。
本発明によれば、ホルダへのセットやMTコネクタのフェルールへの挿入作業等が容易であり、伝送損失の小さな光ファイバテープ心線及び光ファイバケーブルを提供することができる。
光ファイバテープ心線1の概略斜視図。 (a)は光ファイバテープ心線1の平面図、(b)は(a)のC部拡大図、(c)は、他の形態を示す図。 (a)は光ファイバテープ心線1aの概略斜視図、(b)は光ファイバテープ心線1bの概略斜視図。 光ファイバケーブル10の断面図。 光ファイバテープ心線1をホルダ20へセットする状態を示す図。 多心光コネクタ30を示す斜視図。 多心光コネクタ30を示す断面図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1は、光ファイバテープ心線1の概略斜視図である。光ファイバテープ心線1は、複数の光ファイバ素線3が整列して形成される。なお、以下の説明において、光ファイバテープ心線1が、12本の光ファイバ素線3により構成される例を示すが、本発明はこれに限られず、複数本の光ファイバ素線3からなる光ファイバテープ心線であれば適用可能である。
隣り合う光ファイバ素線3同士は、光ファイバ素線3の長手方向に対して間欠的に接着部5で接着される。光ファイバテープ心線1の長手方向に対して接着部5同士の間は、非接着部7となる。
ここで、光ファイバテープ心線1の長手方向に対して、非接着部7の長さが相対的に短い短ピッチ範囲9aと、非接着部7の長さが相対的に長い長ピッチ範囲9bとが周期的に形成される。すなわち、短ピッチ範囲9aでは、全ての隣り合う光ファイバ素線3同士の間の接着部5のピッチが短く、長ピッチ範囲9bでは、全ての隣り合う光ファイバ素線3同士の間の接着部5のピッチが長い。
図2(a)は、光ファイバテープ心線1の平面図であり、図2(b)は、図2(a)のC部拡大図である。図2(a)に示すように、短ピッチ範囲9aの長さL2は、長ピッチ範囲9bの長さL1よりも短い。例えば、短ピッチ範囲9aの長さL2は、20~30mm程度であり、長ピッチ範囲9bの長さL1は、50~100mm程度である。なお、短ピッチ範囲9aは、短ピッチ範囲9aに含まれる接着部5を全て含む範囲であり、長ピッチ範囲9bは、その他の範囲とする。
短ピッチ範囲9aは、後述するホルダ等へのセットの際に必要な長さが必要であるが、短ピッチ範囲9aが長くなりすぎると、伝送損失が増大するため望ましくない。また、長ピッチ範囲9bが短すぎると、伝送損失が増大するため望ましくない。また、長ピッチ範囲9bが長すぎると、短ピッチ範囲9aを後述するホルダ等へセットする際に失敗して、長手方向の隣の短ピッチ範囲9aを使用する必要がある場合に、無駄になる長さが長くなり、ケーブル外被除去時に確保していた余長を使い切ってしまって、長さが足りなくなってしまうことがある。従って、長ピッチ範囲9bの長さL1は100mm以内であることが望ましい。
また、短ピッチ範囲9aにおいて、接着部5の長さ(A2)とピッチ(A2+B2)が、それぞれの隣り合う光ファイバ素線3同士に対して略同一であることが望ましい。また、長ピッチ範囲9bにおいて、接着部5の長さ(A1)とピッチ(A1+B1)が、それぞれの隣り合う光ファイバ素線3同士に対して略同一であることが望ましい。すなわち、光ファイバテープ心線1の長手方向に対して、短ピッチ範囲9aにおける、光ファイバ素線3同士の間の全ての接着部5の長さA2と非接着部7の長さB2が等しく、長ピッチ範囲9bにおける光ファイバ素線3同士の間の全ての接着部5の長さA1と非接着部の長さB1が等しいことが望ましい。なお、短ピッチ範囲9aの接着部5の長さA2と長ピッチ範囲9bの接着部5の長さA1は等しくてもよく、異なってもよい。
また、光ファイバ素線3同士の隣り合う接着部5は、長手方向に対してずれて配置される。例えば、互いに隣り合う接着部5が、光ファイバテープ心線1の長手方向に半ピッチずれて形成されることが望ましい。すなわち、それぞれの隣り合う光ファイバ素線3同士のそれぞれの間の接着部5が長手方向で互いに千鳥状に形成されることが望ましい。
なお、短ピッチ範囲9aにおいて非接着部7の長さB2は、2mm以上17mm以下であることが望ましく、さらに望ましくは、非接着部7の長さB2は4mm以上15mm以下である。非接着部7の長さが短すぎると、光ファイバ素線3が拘束されて、移動が十分にできず、伝送損失の増大の要因となる。一方、非接着部7の長さが長くなると、後述するホルダ等へのセットの際の作業性が悪くなる。
また、長ピッチ範囲9bにおいて非接着部7の長さB1は、20mm以上80mm以下であることが望ましい。非接着部7の長さが短すぎると、光ファイバ素線3が拘束されて、移動が十分にできず、伝送損失の増大の要因となる。一方、非接着部7の長さが長くなると、長ピッチ範囲9bが長くなりすぎるため望ましくない。
なお、図2(b)に示すように、短ピッチ範囲9aにおいては、接着部5の長さA2が非接着部7の長さB2よりも長くてもよい。この場合には、隣り合う接着部5同士が長手方向で重なるように配置される。これに対し、図2(c)に示すように、短ピッチ範囲9aにおいて、接着部5の長さA2が非接着部7の長さB2よりも短くてもよい。この場合には、光ファイバテープ心線1の長手方向において、隣り合う接着部5同士が互いに重なり合わず、全ての光ファイバ素線3の間で、接着部5が存在しない部位(以下、非接着区間という)の長さDが存在する。このようにすると、短ピッチ範囲における伝送損失の増大を抑制することができる。
ここで、短ピッチ範囲9a及び長ピッチ範囲9bにおいて、隣り合う接着部5同士が半ピッチずれた千鳥状でなくてもよい。例えば、必ずしも全ての隣り合う光ファイバ素線3同士の間に2カ所以上なくてもよい。
例えば、図3(a)に示す光ファイバテープ心線1aの短ピッチ範囲9aは、隣り合う接着部5同士が1/4ピッチずれて配置されている。この場合、一部の隣り合う光ファイバ素線3同士は、同一の短ピッチ範囲9aにおいて2カ所の接着部5を有するが、他の隣り合う光ファイバ素線3同士には接着部5が1カ所のみ形成される場合がある。このような場合でも、短ピッチ範囲9aの非接着部7の長さは、2カ所の接着部5を有する部位で特定される。すなわち、短ピッチ範囲9aの長さは、(短ピッチ範囲9aにおける接着部5の長さA2×2+非接着部7の長さB2)の長さであればよい。
同様に、図3(b)に示す光ファイバテープ心線1bの長ピッチ範囲9bは、隣り合う接着部5同士が1/4ピッチずれて配置されている。この場合にも、一部の隣り合う光ファイバ素線3同士は、同一の長ピッチ範囲9bにおいて2カ所の接着部5を有するが、他の隣り合う光ファイバ素線3同士には接着部5が1カ所のみ形成される場合がある。このような場合でも、長ピッチ範囲9bの非接着部7の長さは、2カ所の接着部5を有する部位で特定される。
次に、光ファイバテープ心線1を用いた光ファイバケーブルについて説明する。図4は、光ファイバケーブル10の断面図である。なお、以下の説明では、光ファイバテープ心線1を用いた例について説明するが、他の光ファイバテープ心線も同様に適用可能である。光ファイバケーブル10は、主に光ファイバテープ心線1、テンションメンバ11、引き裂き紐13、外被15等から構成される。
複数本の光ファイバテープ心線1がバンドル材等で束ねられて、光ファイバユニットが形成される。複数の光ファイバユニットがさらに束ねられて、必要に応じて押さえ巻きが巻き付けられてコア部が形成される。コア部(複数の光ファイバテープ心線1)の両側方には、一対のテンションメンバ11が設けられる。テンションメンバ11は、光ファイバケーブル10の張力を負担する。
また、テンションメンバ11の対向方向と略直交する方向において、コア部の外周部には、一対の引き裂き紐13が配置される。コア部、テンションメンバ11、引き裂き紐13は、一括して外周を外被15で被覆される。
なお、本発明の光ファイバケーブルは、図示した例には限らない。テンションメンバを中心に配置したルースチューブ型ケーブルやスロットタイプの光ファイバにも適用可能である。
次に、光ファイバテープ心線1の使用方法について説明する。まず、光ファイバテープ心線同士の接続作業について説明する。前述したように、光ファイバ同士を接続する場合には、融着機が使用される。図5は、切断、被覆層剥離、融着等の作業で使用されるホルダ20に光ファイバテープ心線1を配置した状態(蓋部23は開いた状態)を示す図である。
ホルダ20は、主に本体部21、蓋部23、押さえ部材27等から構成される。本体部21は、光ファイバテープ心線1が配置される部位であり、略直方体の部材である。本体部21の幅方向の一方の側方には、本体部21に対してヒンジにより開閉可能な蓋部23が設けられる。
本体部21及び蓋部23は例えば金属製である。本体部21の蓋部23との対向面には磁石29が配置される。蓋部23を本体部21に対して閉じると、蓋部23は、磁石29によって、閉じた状態が維持される。なお、蓋部23は、閉じた状態で蓋部23の下面と本体部21の上面とが略平行となるように調整される。
蓋部23の下面(本体部21との対向面)の少なくとも一部には、光ファイバテープ心線1を押さえる押さえ部材27が長手方向の所定の範囲にわたって形成される。押さえ部材27は、蓋部23の内面から所定の量だけ突出する。押さえ部材27は、本体部21上に配置される光ファイバテープ心線1を押圧して保持する部材である。なお、押さえ部材27は、例えば樹脂製等であり、光ファイバテープ心線1を傷つけない部材で構成される。
まず、光ファイバケーブルから、所望の光ファイバテープ心線1を取り出し、切断する。この際、使用する光ファイバテープ心線1の先端が短ピッチ範囲9aとなる位置で切断する。
次に、光ファイバテープ心線1をホルダ20へセットする。本体部21の上面(蓋部23との対向面)には、長手方向に沿って溝25が形成される。光ファイバテープ心線1は、溝25に設置される。この状態で、蓋部23を閉じることで、光ファイバテープ心線1がホルダ20に固定される。
この際、押さえ部材27で押圧される範囲には、短ピッチ範囲9aが位置するように配置する。このようにすることで、押さえ部材27で押さえられる位置で光ファイバ素線3同士が交差して位置が入れ替わることが生じにくく、整列した状態で配置することができるため、ホルダ20への設置が容易である。なお、押さえ部材27の範囲の全体が短ピッチ範囲9aに対応していなくてもよく、少なくとも、押さえ部材27の一部に短ピッチ範囲9aが位置するように配置される。
なお、ホルダ20へセットした後に、切断や融着作業を失敗した際には、当該光ファイバテープ心線1の長手方向の次の短ピッチ範囲9aの位置で再度切断して、同様の手順で作業を行えばよい。
次に、光ファイバテープ心線1を用いた多心光コネクタについて説明する。図6は、多心光コネクタ30を示す斜視図であり、図7は断面図である。多心光コネクタ30は、いわゆるMTコネクタであり、フェルール31に光ファイバテープ心線1の先端が挿入されて、フェルール31の端面に各光ファイバ素線3の端面が露出する。フェルール31の各光ファイバ素線3の端面露出部の両側には、ガイド孔37が形成され、図示を省略したガイドピンが挿入されて、接続対象のコネクタとの位置決めがなされる。
ここで、フェルール31の内部に挿入される部位が、短ピッチ範囲9aとなるように、光ファイバテープ心線1の先端が切断されて、フェルール31へ挿入される。このようにすることで、フェルール31の内部で光ファイバ素線3が交差して位置が入れ替わることが生じにくく、整列した状態でフェルール31へ挿入することができるため、多心光コネクタ30の組立が容易である。
なお、フェルール31へ光ファイバテープ心線1を挿入して接着剤で固定した後、フェルール31の端面を光ファイバ素線3とともに研磨することで、多心光コネクタ30を得ることができる。
以上、本実施の形態によれば、短ピッチ範囲9aと長ピッチ範囲9bとが周期的に形成されるため、例えば、ホルダ20やフェルール31へ設置する部位を短ピッチ範囲9aとすることで、ホルダ20やフェルール31内部において、光ファイバ素線3の位置を安定して並べることができる。このため、作業性が良好である。
また、短ピッチ範囲9a同士の間には、長ピッチ範囲9bが形成され、この間では光ファイバ素線3の移動の拘束力が弱いため、光ファイバケーブル等を曲げた際にも、伝送損失の増大を抑制することができる。特に、隣り合う接着部5同士が、長手方向に対してずれて配置されるため、光ファイバ素線3が動きやすく、伝送損失の増大をより効率的に抑制することができる。
次に、接着部の形態を変えた各種の間欠光ファイバテープ心線について、その取り扱い性と伝送損失を評価した。
12本の直径250μmの光ファイバ素線を間欠的に接着して、図1に示すように光ファイバテープ心線を作成した。この際、短ピッチ範囲における接着部長は5mmのものと7mmのものを作成した。これらの光ファイバテープ心線の短ピッチ範囲の部分を融着の際に用いられるホルダに100回セットした時に、12本の光ファイバ素線が隙間なく、また交差することもなくセットできた成功確率を調べた。なお、融着機は古河電気工業製S123M12、ホルダはS712A-012を使用した。
次に、12心の光ファイバテープ心線を12本撚り合わせ、2mm幅のプラスチックテープを2本交差して巻付けて144心のユニットを構成した。プラスチックテープの交差点は接着させた。144心ユニットを24本サプライし、集合させた上で、吸水性不織布を縦添えし、フォーミング治具で丸めた上に、ナイロン製の押え糸を巻付けてケーブルコアを形成した。φ2.0mmのガラスFRPを使用したテンションメンバ2本と、外被を切裂く切裂き紐2本をLLDPEからなる外被材にて円筒状にシースし光ファイバケーブルを作成した。
外被の内径を調整し、ファイバの実装密度が54%(外被内径20mm)と84%(外被内径16mm)となる2種類の光ファイバケーブルを製造した。光ファイバの実装密度は、直径250μmの光ファイバ3456心分の断面積/外被内中空部断面積とした。各光ファイバの伝送損失を波長1550nmで測定し、3456心の中で最大のものを当該光ファイバケーブルの伝送損失とした。結果を表1~表3に示す。
Figure 0007050716000001
Figure 0007050716000002
Figure 0007050716000003
結果、実施例3、4および実施例9、10は、光ファイバテープ心線のホルダへのセット成功率は90%以上であった。また、この際の実装密度54%の光ファイバケーブル内の光ファイバの最大損失は0.24dB/kmであり、実装密度84%の光ファイバケーブル内の光ファイバの最大損失も0.25dB/kmであり、良好な結果を得た。これは、隣り合う光ファイバ素線同士が接着されていない区間が一定以上あるため、光ファイバケーブル断面内で動きやすく、局所的な曲がりを抑制することができた為と考えられる。
一方、実施例2および8は、光ファイバテープ心線のホルダへのセット成功率は100%であり、良好であったが、実装密度54%の光ファイバケーブル内の光ファイバの最大損失は0.26dB/kmであり、実装密度84%の光ファイバケーブル内の光ファイバの最大損失は0.29dB/kmであった。このように、実装密度がさほど高くない場合には伝送損失は良好であるが、実装密度がやや高い場合は、伝送損失は悪化した。しかし、いずれも、許容できる範囲の結果を得た。
また、実施例5および11は、実装密度54%の光ファイバケーブル内の光ファイバの最大損失は0.24dB/kmであり、実装密度84%の光ファイバケーブル内の光ファイバの最大損失も0.25dB/kmで良好であった。これは、隣り合う光ファイバ素線同士が全く接着されていない区間が一定以上あるため、光ファイバケーブル断面内で動きやすく、局所的な曲がりを抑制することができた為と考えられる。一方で、光ファイバテープ心線のホルダへのセット成功率は75%以上であり、実施例2~4、実施例8~10と比較すると悪化したが許容できる範囲の結果を得た。
また、実施例1、7は、光ファイバテープ心線のホルダへのセット成功率は100%と良好であり、実装密度54%の光ファイバケーブル内の光ファイバの最大損失は0.26dB/kmであり良好であるが、実装密度84%の光ファイバケーブル内の光ファイバの最大損失が0.38dB/kmと高くなった。このように、実装密度が高い場合には、非接着部長さをより長くする必要がある。
また、実施例6、12は、実装密度54%及び実装密度84%の光ファイバケーブル内の光ファイバの最大損失は、いずれも0.25dB/km以下と低いが、光ファイバテープ心線のホルダへのセット成功率は71%とやや低い結果となった。しかし、70%以上の成功率を確保することはできた。
このように、短ピッチ範囲の非接着部長さを17mm以下とすることで、ホルダへのセットの成功率を75%以上とすることが可能となり、一方で短ピッチ範囲の非接着部長さを2mm以上とすることで光ファイバ素線を動きやすくし、局所的な曲がりを抑制することで、光ファイバケーブル内に高密度実装した際の伝送損失増加を抑制することができる。さらに短ピッチ範囲の非接着部長さを15mm以下とすることで、ホルダへのセットの成功率を90%以上とすることが可能となり、短ピッチ範囲の非接着部長さを4mm以上とすることで光ファイバ素線を動きやすくし、局所的な曲がりを抑制することで、光ファイバケーブル内に高密度実装した際の伝送損失増加をさらに抑制することができる。
また、実施例13、14は、短ピッチ範囲における接着部と非接着部の長さは実施例4、10と同様であるが、長ピッチ範囲の長さがやや短いため、特に実装密度が高い場合は、伝送損失は悪化した。このため、長ピッチ範囲は、50mm以上であることが望ましい。なお、前述したように、長ピッチ範囲9bが長すぎると、短ピッチ範囲9aをホルダ等へセットする際に失敗して、次の短ピッチ範囲9aまでを切除する際に、無駄になる長さが長くなる。従って、長ピッチ範囲9bの長さは100mm以内であることが望ましい。
一方、比較例1は、短ピッチ範囲及び長ピッチ範囲を設けずに、全長にわたって一定の非接着部長さのものであるが、この場合には、非接着部の長さが長いため、光ファイバテープ心線のホルダへのセット成功率が70%未満となった。なお、この成功率を高めるためには、非接着部を短くする必要があるが、全長にわたって非接着部を短くしていくと、伝送損失が増加するため望ましくない。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、1a、1b………光ファイバテープ心線
3………光ファイバ素線
5………接着部
7………非接着部
9a………短ピッチ範囲
9b………長ピッチ範囲
10………光ファイバケーブル
11………テンションメンバ
13………引き裂き紐
15………外被
20………ホルダ
21………本体部
23………蓋部
25………溝
27………押さえ部材
29………磁石
30………多心光コネクタ
31………フェルール
37………ガイド孔

Claims (8)

  1. 複数の光ファイバ素線が整列して形成された光ファイバテープ心線であって、
    隣り合う前記光ファイバ素線同士は、前記光ファイバ素線の長手方向および並び方向に対して間欠的に接着部で接着され、
    光ファイバテープ心線の長手方向に対して、前記接着部同士の間の非接着部の長さが相対的に短い複数の短ピッチ範囲と、前記接着部同士の間の前記非接着部の長さが相対的に長い複数の長ピッチ範囲とが、すべての前記光ファイバ素線間で周期的に形成されることを特徴とする光ファイバテープ心線。
  2. 前記短ピッチ範囲及び前記長ピッチ範囲はいずれも、その範囲内で長手方向に間欠的に配置される複数の前記接着部及び前記非接着部を有し、前記短ピッチ範囲における長手方向の複数の前記非接着部の長さは略等しく、前記長ピッチ範囲における長手方向の複数の前記非接着部の長さは略等しいことを特徴とする請求項1記載の光ファイバテープ心線。
  3. 前記短ピッチ範囲及び前記長ピッチ範囲が光ファイバテープ心線の長手方向に対して隣り合うように構成され、それぞれにおいて、前記接着部の長さとピッチとが、それぞれの隣り合う前記光ファイバ素線同士に対して略同一であり、
    少なくとも3つの光ファイバ素線で、第1の光ファイバ素線と第2の光ファイバ素線とからなる隣り合う光ファイバ素線同士の間に間欠的に形成された第1の接着部と、前記第2の光ファイバ素線に対して前記第1の光ファイバ素線とは反対側に配列された第3の光ファイバ素線と前記第2の光ファイバ素線とからなる隣り合う光ファイバ素線同士の間に間欠的に形成された第2の接着部と、が長手方向で互いに千鳥状に形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光ファイバテープ心線。
  4. 前記短ピッチ範囲において、前記非接着部の長さが2mm以上17mm以下であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の光ファイバテープ心線。
  5. 前記短ピッチ範囲において、前記非接着部の長さが4mm以上15mm以下であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の光ファイバテープ心線。
  6. 前記短ピッチ範囲の長さは、20~30mmであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の光ファイバテープ心線。
  7. 前記長ピッチ範囲の長さは、50~100mmであることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の光ファイバテープ心線。
  8. 請求項1から請求項のいずれかに記載の光ファイバテープ心線が複数本束ねられて、外周を外被で被覆されることを特徴とする光ファイバケーブル。
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