JP2014202795A - 光ユニット及び光ファイバケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】光ユニットのケーブル長手方向での剛性を均一にして伝送損失のロス低下及びフィルムの座屈を無くすことができる光ユニットを提供する。【解決手段】3心以上の光ファイバ2が並列して配置されると共に互いに隣接する2心の光ファイバ2間を連結部6で連結し、該連結部を、テープ心線長手方向に間欠的に設け且つテープ心線幅方向にも間欠的に設けた間欠固定構造をなす光ファイバテープ心線3と、光ファイバテープ心線3を収納し、両端縁を円周方向で重ねて形成された筒状のフィルム4とを備え、フィルム4のラップ率が50%以上140%以下であり、且つフィルム4の長さに対する光ファイバテープ心線3の余長率が0.2%未満である。【選択図】図1

Description

本発明は、筒状のフィルム内に光ファイバテープ心線を収納した光ユニット及び光ファイバケーブルに関する。
本願出願人は、厚みの薄い熱可塑性のフィルムを円周方向で重なり部を有して円筒状にフォーミングした円筒状のフィルム内に、複数本の光ファイバを収納させた光ユニットを提案している。
また、本願出願人は、並列した複数本の光ファイバのうち互いに隣接する光ファイバ間のみを連結部で連結し、その連結部をテープ心線長手方向及びテープ心線幅方向に間欠的に設けた、いわゆる間欠固定構造の光ファイバテープ心線を提案している(例えば、特許文献1参照。)。
そして、本願出願人は、間欠固定構造の光ファイバテープ心線を、光ユニットの円筒状フィルム内に収納するための技術を確立すべく鋭意努力している。
特許第4143651号公報
しかし、光ファイバテープ心線の連結部の数が多い箇所では剛性が高く、連結部が少ない箇所では剛性が低い。そのため、この光ファイバテープ心線を収納した光ユニットは、ケーブル長手方向において剛性にばらつきを生じる。つまり、光ファイバテープ心線の曲げ易さに方向性が出ると、これを実装した光ユニットにも同様に曲げ易さの方向性が出る。
また、テープ心線幅方向の同一断面上の連結部の数がこれとは異なる任意断面上の連結部の数に対してテープ心線長手方向で大きく異なると、この光ファイバテープ心線を実装した光ユニットは、ケーブル長手方向での剛性が不均一になる。ケーブル長手方向において曲げ易さや剛性が不均一であると、光ユニットに対して局所的に大きな曲りが加わり伝送損失のロスが増える。また、この光ユニットでは、剛性が小さく曲がり易い箇所ではフィルムが座屈してしまう可能性もある。
また、この光ファイバテープ心線を実装した光ユニットは、中間分岐時やクロージャ内に光ユニットの余長を収納するなどの取り扱い時において、該光ユニットを小径に曲げることがある。この時、光ユニットの剛性が強いと余長収納が困難になり、また曲げ易さや剛性が不均一であると局所的に曲りが加わり座屈するなどの不具合が生じる。
そこで、本発明は、光ユニットのケーブル長手方向での剛性を均一にして伝送損失のロス低下及びフィルムの座屈を無くすことができる光ユニット及び光ファイバケーブルを提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、3心以上の光ファイバが並列して配置されると共に互いに隣接する2心の光ファイバ間を連結部で連結し、該連結部を、テープ心線長手方向に間欠的に設け且つテープ心線幅方向にも間欠的に設けた間欠固定構造をなす光ファイバテープ心線と、光ファイバテープ心線を収納し、両端縁を円周方向で重ねて形成された筒状のフィルムとを備え、フィルムのラップ率が50%以上140%以下であり、且つフィルムの長さに対する光ファイバテープ心線の余長率が0.2%未満である光ユニットが提供される。
本発明の一態様において、連結部は、光ファイバテープ心線のテープ心線長手方向のどの位置においても同一断面上で1つ以上設けられていても良い。
本発明の一態様において、連結部は、光ファイバテープ心線のテープ心線長手方向のどの位置においても同一断面上で同数だけ設けられていても良い。
本発明の一態様において、連結部は、ある任意の位置の同一断面上の数と、別のある任意の同一断面上の数とが異なっていても良い。
本発明の一態様において、連結部が同一断面上に2つ以上ある場合、その2つ以上ある断面の全ての同一断面上で各連結部間の対向距離が等しくても良い。
本発明の一態様において、テープ心線幅方向の同一断面にある連結部の数を1つ以上、0個、1つ以上、0個の周期を一周期としてテープ心線長手方向に設けると共にテープ心線長手方向における連結部の長さがテープ心線幅方向の隣りのテープ心線の連結部間の距離よりも長く、且つ、同一断面に複数個連結部がある場合は各連結部間の対向距離が等しくても良い。
本発明の一態様において、テープ心線幅方向の同一断面にある連結部の数を1つ以上、0個の周期を一周期としてテープ心線長手方向に繰り返し設けると共に、並列された光ファイバのn番目とn+1番目(nは4の倍数)の光ファイバ間のテープ心線長手方向の前後する連結部間の長さを、他の光ファイバ間のテープ心線長手方向の前後する連結部間の長さよりも長くしても良い。
本発明の一態様において、フィルムが透明又は半透明であっても良い。
本発明の他の態様によれば、3心以上の光ファイバが並列して配置されると共に互いに隣接する2心の光ファイバ間を連結部で連結し、該連結部を、テープ心線長手方向に間欠的に設け且つテープ心線幅方向にも間欠的に設けた間欠固定構造をなす光ファイバテープ心線と、光ファイバテープ心線を収納し、両端縁を円周方向で重ねて形成された筒状のフィルムとを備え、フィルムのラップ率が50%以上140%以下であり、且つフィルムの長さに対する光ファイバテープ心線の余長率が0.2%未満である光ユニットを実装した光ファイバケーブルが提供される。
本発明によれば、光ユニットのケーブル長手方向での剛性を均一にして伝送損失のロス低下及びフィルムの座屈を無くすことができる光ユニット及び光ファイバケーブルを提供することができる。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る光ユニットを示し、(A)は一部のフィルムを取り除いて示した斜視図、(B)は(A)のA−A線位置の断面図である。 図2は図1の光ユニットを構成する光ファイバテープ心線を簡略化して示す平面図である。 図3は図2のB−B線位置の断面図であり、(A)及び(B)は、2心の光ファイバが接触した例であり、(C)及び(D)は、2心の光ファイバが接触せずに非接触とした例を示す。 実施例1に係る光ユニットの評価結果を示す表である。 実施例2に係る光ユニットを実装した光ファイバケーブルを示す断面図である。 図6(A)〜図6(C)は本発明の第2の実施の形態に係る光ユニットを構成する光ファイバテープ心線を簡略化して示す平面図である。 図7は本発明の第3の実施の形態に係る光ユニットを構成する光ファイバテープ心線を簡略化して示す平面図である。 図8は本発明の第4の実施の形態に係る光ユニットを構成する光ファイバテープ心線を簡略化して示す平面図である。 図9は本発明の第5の実施の形態に係る光ユニットを構成する光ファイバテープ心線を簡略化して示す平面図である。 図10は本発明の第6の実施の形態に係る光ユニットを構成する光ファイバテープ心線を簡略化して示す平面図である。 図11は本発明の第7の実施の形態に係る光ユニットを構成する光ファイバテープ心線を簡略化して示す平面図である。 本発明のその他の実施の形態に係る光ファイバケーブルの一例を示す断面図である。 本発明のその他の実施の形態に係る光ファイバケーブルの他の一例を示す断面図である。 本発明のその他の実施の形態に係る光ファイバケーブルの更に他の一例を示す断面図である。
次に、図面を参照して、本発明の第1〜第7の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す第1〜第7の実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る光ユニット1は、図1(A)及び図1(B)に示すように、3心以上の光ファイバ2が並列して配置されると共に互いに隣接する2心の光ファイバ2間を連結部で連結した間欠固定構造の光ファイバテープ心線3と、該光ファイバテープ心線3を内部に収納する筒状のフィルム4とを備える。
光ファイバテープ心線3は、図2及び図3に示すように、例えば12心の光ファイバ2(2〜212)が同一線上に並列して配置されると共に互いに隣接する2心の光ファイバ2間を連結部6で連結し、該連結部6を、テープ心線長手方向Yに間欠的に設け且つテープ心線幅方向Xにも間欠的に設けられている。
図2では、光ファイバテープ心線3の連結部6の配置状態を分かり易くするために、隣接する2心の光ファイバ2間に隙間を持たせて表示している。連結部6では、図3に示すように、隣接する2心の光ファイバ2同士は接触していても或いは接触していなくてもよい。連結部6は、隣接する2心の光ファイバ2が接触或いは接触せずに近接し、その2心の光ファイバ2の上下部位に出来る略V字形状をなす凹みに紫外線硬化樹脂が充填され或いは両光ファイバ2間の隙間と両光ファイバ2の外側周面全体を覆うように充填被覆されて形成されている。
図3(A)及び図3(B)は、2心の光ファイバ2が接触した例であり、図3(C)及び図3(D)は、2心の光ファイバ2が接触せずに非接触とした例である。
図3(A)及び図3(B)では、紫外線硬化樹脂が充填される部位は、両光ファイバ2の内側周面部であり、それ以外の外側周面部には紫外線硬化樹脂が塗布されていない。図3(C)及び図3(D)では、紫外線硬化樹脂が被覆される部位は、両光ファイバ2間の隙間と両光ファイバ2の外側周面全体となっている。
図3(A)及び図3(C)では、連結部6の上下面6a、6bは、光ファイバテープ心線3を水平面上に置いた場合に、その水平面と平行とされている。図3(B)及び図3(D)では、連結部6の上下面6a、6bは、それぞれ両光ファイバ2の接触点に向かって僅かに凹んだ円弧形状とされている。
また、連結部6は、図2に示すように、光ファイバテープ心線3のテープ心線長手方向Yのどの位置においても同一断面上で1つ設けられている。例えば、図2に向かって左側から右側に順次第1番目光ファイバ2、第2番目光ファイバ2・・・第12番目光ファイバ212とした場合に、最も手前に設けられた連結部6は、第10番目光ファイバ210と第11番目光ファイバ211間に設けられている。
第10番目光ファイバ210と第11番目光ファイバ211間に設けられた連結部6は、この連結部6が設けられた位置における同一断面(図2のI−I断面)上で1つだけ設けられている。この連結部6のテープ心線長手方向Yの直ぐ後方に設けられた第6番目光ファイバ2と第7番目光ファイバ2間に設けられた連結部6も同様に、該連結部6が設けられた位置における同一断面(図2のII−II断面)上で1つだけ設けられている。以下、テープ心線長手方向Yにおいて設けられた何れの連結部6も、同様に、該連結部6が設けられた位置における同一断面上で1つだけ設けられている。
また、図2においてテープ心線長手方向Yにおける連結部6の両端縁を前端縁6A及び後端縁6Bとした場合、図2中I−I断面上に設けられた連結部6の後縁部6Bとその直ぐ後ろのII−II断面上に設けられた連結部6の前端縁6Aは、テープ心線幅方向Xにおいて同一線上にある。テープ心線長手方向Yで前後して配置される連結部6は、全て上述の関係の配列状態とされている。
また、連結部6のテープ心線長手方向Yでの長さL1は、同一線上の次の連結部6までの非連結部の長さL2よりも短い。例えば、連結部6の長さL1は15mm、L2は135mm程度とされる。これらの長さは、何れも一実施例であり、この長さに限定されるものではない。なお、連結部6の大きさは、全てほぼ同一(多少の誤差は含む)であるものとする(以下の全ての実施の形態で同じ)。
光ファイバテープ心線3は、連結部6が規則正しく千鳥状に配置されているため、テープ心線幅方向Xに丸められ或いは折り畳まれて筒状のフィルム4内に収納されている。光ファイバテープ心線3をフィルム4内に収納した状態を、図1に示す。
光ファイバテープ心線3を構成する光ファイバ2は、図3に示すように、中心に設けられる石英ガラスファイバ7の周囲に紫外線硬化型樹脂で被覆された第1被覆層8及び着色された第2被覆層9を有した着色光ファイバ素線からなる。図1では、光ファイバ2の断面を簡略化して示している。なお、図3に示す光ファイバ2の構造は、本発明の一例であり、本発明はこの構造に限定されない。
フィルム4は、図1に示すように、帯状のフィルム4の幅方向の両端端縁4a、4bを円周方向で一部重なるようにして円筒形状に成形されている。かかるフィルム4は、例えば入口から出口に向かって徐々に内径を小さくした成形型の内部に、光ファイバテープ心線3を配置したフィルム4を通過させることにより、円筒形状に成形される。フィルム4は、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)等の熱可塑性樹脂からなる。フィルム4は、透明又は半透明であることがフィルム4内部の識別性の観点から好ましいが、不透明であっても良い。
第1の実施の形態に係る光ユニット1では、フィルム4で包まれた光ファイバ2を取り出す場合に、光ファイバ2の特性に影響しないように該光ファイバ2を取り出すこと(これを活線分岐という)が求められる。
ここで、円周方向におけるフィルム4の全体の長さに対する重なり部分の長さの比(以下、「ラップ率」ともいう。)を、50%以上140%以下に規定する。ラップ率の下限を50%以上とすることにより、光ユニット1を曲げた時に実装した光ファイバテープ心線3の飛び出しを防止することができる。一方、ラップ率の上限を140%以下とすることにより、ラップ率が大きくなりすぎず、良好なファイバ取り出し性を確保することができる。
また、テープ心線長手方向Yにおけるフィルム4(又は光ユニット1)の長さに対する光ファイバテープ心線3(又は光ファイバ2)の長さの比(以下、「ファイバ余長率」又は「余長率」ともいう。)は、0.2%未満が好ましく、0.15%以下であることが更に好ましい。ファイバ余長率が0.2%以上になると、小径曲げ時に光ファイバテープ心線3の飛び出しが多発し、ケーブル温度特性試験時等にケーブル内でファイバが局所的に蛇行し損失変動が大きくなる。よって、ファイバ余長率を0.2%未満とすることにより、小径曲げ時に光ファイバテープ心線3の飛び出しを防止することができ、損失変動を防止することができる。
第1の実施の形態に係る光ユニット1によれば、間欠固定構造の光ファイバテープ心線3の連結部6が隣り合う2心の光ファイバ2間のみを連結させた構造であり、その連結部6が、テープ心線長手方向Yに間欠的に設けられ且つテープ心線幅方向Xにも間欠的に設けられているため、隣り合う3心以上の光ファイバ間を連結部で連結させた光ファイバテープ心線よりも剛性が弱まり、しかもテープ心線長手方向Yでの剛性が均一になる。その結果、この光ファイバテープ心線3を実装した光ユニット1では、ケーブル長手方向だけでなく如何なる方向にも曲がり易くなり、伝送損失を低下させることなく且つフィルム4の座屈を生じさせない。
例えば、連結部6で3心、4心と多くの光ファイバ2を連結した光ファイバテープ心線3では、曲げ易さに方向性が出るため、この光ファイバテープ心線3を実装した光ユニット1にも同様に曲げ易さに方向性が出る。しかし、第1の実施の形態に係る光ユニット1では、2心の光ファイバ2間のみを連結部6で連結しているため、これらの課題を解消することができる。
また、第1の実施の形態に係る光ユニット1によれば、連結部6をテープ心線長手方向Yのどの位置においても同一断面上で1つ設けているので、テープ心線長手方向Yでの剛性がどの位置でも均一となる。これに対して、テープ心線長手方向Yの任意位置における同一断面上に設けられる連結部6の数が各位置で大きく異なると、光ファイバテープ心線3のテープ心線長手方向Yの剛性が不均一となる。その結果、この光ファイバテープ心線3を実装した光ユニット1では、局所的に大きな曲りが加わり、伝送損失のロスが増え、また剛性が小さく曲がり易い箇所でフィルム4が座屈する。しかし、第1の実施の形態に係る光ユニット1では、これらの課題を解消することができる。
更に、光ユニット1の中間分岐時や、クロージャ内に光ユニット1の余長を収納する等の取り扱い時に、光ユニット1を小径方向に曲げることがある。小径に曲げる際は、光ユニット1の剛性が低い方が取り扱い易い。ここで、光ユニット1のフィルム4の外周被覆(樹脂被覆層)がある場合には、外周被覆があるため剛性が高くなってしまう。これに対して、第1の実施の形態に係る光ユニット1によれば、フィルム4の外周被覆がないので、外周被覆がある場合よりも剛性を小さくすることができ、取り扱いが容易となる。
更に、光ユニット1のフィルム4の外周被覆がある場合には、光ユニット1から光ファイバテープ心線3を取り出す際に、外周被覆を引き裂きフィルム4の合わせ面から光ファイバテープ心線3を取り出す必要がある。この際、光ファイバテープ心線3に強いテンションを与えずに外周被覆を引き裂くには、外周被覆の厚さ及び引き裂き易さが適切である必要がある。しかしながら、薄く引き裂き易い外周被覆の場合、ユニット曲げ時に被覆に加わる伸び等で容易に引き裂かれてしまう恐れがあり、ファイバ取り出し性とユニット取り扱い性の両立が困難である。これに対して、第1の実施の形態に係る光ユニット1によれば、フィルム4の外周被覆がないので、フィルム4をフィルム合わせ面から開くことで容易に実装されている光ファイバテープ心線3を取り出すことができる。
更に、光ユニット1のフィルム4の外周被覆がある場合には、光ファイバテープ心線3の視認性が悪くなり、光ユニット1の識別が困難である。これに対して、第1の実施の形態に係る光ユニット1によれば、フィルム4の外周囲に外周被覆がなく、フィルム4が透明又は半透明であることにより、光ユニット1から光ファイバテープ心線3を取り出すことなく、フィルム4の外側から内部に収納されている光ファイバテープ心線3に付されたマークを確認することができ、光ファイバテープ心線3を容易に識別することができる。
更に、光ユニット1のフィルム4の外周被覆がある場合には、外周被覆の厚さ分だけ光ユニット1の寸法が大きくなってしまうため、その光ユニット1を実装した光ファイバケーブルの細径化には不向きである。また、光ファイバを高密度に実装しても、その断面形状(円筒形状)を変形させることは困難であるので、円筒の間に隙間ができ、ケーブル細径化は困難である。そして、円筒形の光ユニット1の外径×実装本数が入るケーブル内径を考慮して光ファイバケーブルを設計する必要がある。これに対して、第1の実施の形態に係る光ユニット1によれば、フィルム4の外周囲に外周被覆がないため、フィルム4の断面形状を容易に変形させることができる。よって、複数本の光ユニット1を光ファイバケーブル内に高密度に実装することが可能となり、ケーブルの細径化を図ることができる。
(実施例1)
実施例1として、間欠固定構造の光ファイバテープ心線を実装した光ユニットの長手方向の剛性とその取り扱い易さに関する検討を行った。厚さ25μm、8mm幅のPETフィルムテープを筒状に成形し、12心の間欠固定構造の光ファイバテープ心線を実装した10種類の光ユニットA〜Jを作製した。これらのうち、光ユニットA〜Cは、ラップ率及び余長率を同一とし、外周被覆の有無及び被覆厚を変化させた関係にある。光ユニットC〜Hは、余長率を同一とし、いずれも外周被覆はなく、ラップ率を変化させた関係にある。光ユニットE,I,Jは、ラップ率を同一とし、いずれも外周被覆はなく、余長率を変化させた関係にある。これらの光ユニットA〜Jについて、小径曲げ作業性、ファイバ取り出し性及びユニット識別性を評価した。評価結果を図4に示す。
<小径曲げ作業性>
図4に示した小径曲げ作業性では、光ユニットA〜Jをそれぞれ小径曲げ(半径30mmで3周)を行い、光ユニットの剛性の強弱に起因する曲げ易さと実装した光ファイバの飛び出しの有無を確認した。「○」は小径曲げ時に実装した光ファイバテープ心線の飛び出しがなかったことを示し、「×1」は剛性が大きいため小径曲げが困難であることを示し、「×2」は小径曲げ時に外周被覆が裂けて実装した光ファイバテープ心線の飛び出しがあったことを示し、「×3」は小径曲げ時にフィルムが広がり実装した光ファイバテープ心線の飛び出しがあったことを示す。
外周被覆のある光ユニットAは、外周被覆があるため光ユニットCと比較して剛性が高く、小径曲げ作業が困難であった。また、光ユニットAよりも外周被覆が薄い光ユニットBは、光ユニットAよりも剛性が小さく、小径曲作業は容易であったが、曲げ時に薄い外周被覆が裂け、実装した光ファイバテープ心線のはみ出しがあった。また、外周被覆がない光ユニットCも、光ユニットA,Bと比較して剛性が小さいため小径曲げ作業は容易であったが、曲げ時にフィルムが開いてしまい、実装した光ファイバテープ心線のはみ出しがあった。一方、外周被覆がなく、ファイバ余長率0.1の光ユニットC〜Hは、実装した光ファイバテープ心線の飛び出しがなかった。また、外周被覆がなく、ファイバ余長率が0.15の光ユニットIでも実装した光ファイバテープ心線の飛び出しがなかったが、ファイバ余長率が0.2%の光ユニットJは、余長率が大きいために光ファイバテープ心線の飛び出しがあった。
<ファイバ取り出し性>
図4に示したファイバ取り出し性では、「○」はファイバ取り出し時に伝送損失の増加がなく、且つフィルムから光ファイバテープ心線を容易に取り出せたことを示し、「×1」は光ファイバテープ心線の取り出し時に伝送損失の増加があったことを示し、「×2」はフィルムから光ファイバテープ心線を取り出すのが困難であったことを示す。
厚い外周被覆のある光ユニットAは、被覆を裂く時に光ファイバへ曲げを加えてしまうため取り出し時のロス変動が大きくなってしまった。一方、外周被覆が薄い光ユニットB及び外周被覆がなくラップ率が20%〜140%の光ユニットB〜G,I,Jは、フィルムから光ファイバテープ心線を取り出す際、大きな伝送損失の増加はなかった。しかしながら、外周被覆がなくラップ率が170%の光ユニットHは、ラップ率が大きいためにフィルムから光ファイバテープ心線を取り出すのが困難であった。
<ユニット識別性>
図4に示したユニット識別性では、「○」はフィルム外から光ファイバテープ心線の識別が容易であったことを示し、「×」はフィルム外から光ファイバテープ心線の識別が困難であったことを示す。
外周被覆のある光ユニットA,Bは、フィルム外から光ファイバテープ心線の識別が困難であった。これに対して、外周被覆のない光ユニットC〜Jでは、フィルムが透明のため、フィルム外から光ファイバテープ心線の識別が容易であった。
<総合判定>
図4に示した総合判定では、「○」は小径曲げ作業性、ファイバ取り出し性、ユニット識別性の全てで「○」であったことを示し、「×」は小径曲げ作業性、ファイバ取り出し性、ユニット識別性のいずれかで「×」があったことを示す。外周被覆がなく、ラップ率が50%〜140%の範囲であり、且つファイバ余長率が0.2%未満の光ユニットD〜Gは、小径曲げ作業性、ファイバ取り出し性及びユニット識別性のいずれも良好な結果が得られた。
(実施例2)
実施例1の光ユニットAを6本撚り合わせながら実装した光ファイバケーブルと、実施例1の光ユニットDを6本撚り合わせながら実装した光ファイバケーブルを作製した。撚り合せた状態でプラスチックシースをかけ、光ファイバケーブルとした。光ファイバケーブルの内径は、撚り合わせた6本の光ユニットが、ケーブル温度特性試験で良好な特性が得られる範囲内で、できる限り高密度に実装された時の径とした。
光ユニットAは撚り合わせても外周被覆があるためその断面形状を変化させることが困難であり、断面が円筒形状の外径2.0mmの円が6本入るケーブル内径となった。ケーブル側圧・衝撃試験に耐えるよう2.4mm厚さのシースを被せ、ケーブル外径は10.8mmとなった。
これに対して、光ユニットDを撚り合わせて高密度に実装すると、図5に示すように光ユニットD間の空隙を埋めるように、各光ユニットDのフィルムは円筒形状から扇形状に変形した。光ユニットDの断面形状が変形したため、光ファイバケーブルの内径は4.0mm、シース10で被覆した後のケーブル外径は8.8mmとなり、光ユニットAを実装した光ファイバケーブルよりも細径化することができた。
光ユニットA及び光ユニットDをそれぞれ実装した2種類の光ファイバケーブルに対して温度特性試験を実施した。−30℃〜70℃(各24時間ホールド、2サイクル)のヒートサイクルに投入し、各温度での伝送損失を測定した。測定した結果、どちらのケーブルも大きな伝送損失増加はなく、フィルムが変形しても適切なファイバ実装密度であれば特性が出ることが分かる。
(第2の実施の形態)
図6は第2の実施の形態に係る光ユニットを構成する光ファイバテープ心線を簡略化して示す平面図である。第2の実施の形態は、第1の実施の形態の光ファイバテープ心線3と同様、テープ心線長手方向Yのどの位置においても同一断面上で連結部6を1つ設けた例であり、その連結部6の配列パターン違いである。ここでは、連結部6の配列パターンのみを説明する。
図6(A)では、一列に並列された12心の光ファイバ2の隣り合う2心の光ファイバ2間を連結する連結部6が、テープ心線幅方向Xにおける隣り同士の連結部6の前端縁6Aと後端端6Bとが同一線上に配置されることで平面視右斜め下に傾斜する配列パターンとなっている。
図6(B)では、一列に並列された12心の光ファイバ2の隣り合う2心の光ファイバ2間を連結する連結部6が、各隣り同士の連結部6でテープ心線長手方向Yにおいて一つ(連結部6が一つ)間を空けて前後してそれぞれ配置されている。また、第6番目光ファイバ2と第7番目光ファイバ2間の連結部6を頂点して平面視略V字形状の配列パターンとなっている。なお、第6番目光ファイバ2と第7番目光ファイバ2間の連結部6と、第7番目光ファイバ2と第8番目光ファイバ2間の連結部6に限っては、互いの連結部6の前端縁6Aと後端縁6Bが同一線上に配置されている。
図6(C)では、一列に並列された12心の光ファイバ2の隣り合う2心の光ファイバ2間を連結する連結部6が、各隣り同士の連結部6でテープ心線長手方向Yにおいて連結部一つ(連結部6が一つ)間を空けて前後してそれぞれ配置されており、平面視右斜め下に傾斜する配列パターンとなっている。
これら図6(A)、図6(B)、図6(C)の光ファイバテープ心線3は、図2で示す第1の実施の形態の光ファイバテープ心線3と同様、テープ心線長手方向Yのどの位置においても同一断面上で連結部6を1つ設けた構造になっている。これら光ファイバテープ心線3を実装した光ユニット1では、第1の実施の形態に係る光ユニット1と同様、ケーブル長手方向での剛性が均一となり、局所的な曲りが加わり難くなり且つ伝送損失の低下を抑制することができる。
(第3の実施の形態)
図7は第3の実施の形態に係る光ユニットを構成する光ファイバテープ心線を簡略化して示す平面図である。第3の実施の形態は、隣り合う2心の光ファイバ2間を連結部6で連結した間欠固定構造の光ファイバテープ心線3において、テープ心線長手方向Yのどの位置においても同一断面上で連結部6を同数(2つ)設けた例である。
図7に向かって最も手前に設けられた連結部6が位置する同一断面(図7のIII−III断面)上には、2つの連結部6が設けられている。この連結部6のテープ心線長手方向Yの直ぐ後方に設けられた連結部6が位置する同一断面(図7のIV−IV断面)上には、同じく2つの連結部6が設けられている。以下、テープ心線長手方向Yにおいて設けられた何れの連結部6も、同様に、該連結部6が設けられた位置における同一断面上で同数である2つだけ設けられている。
この第3の実施の形態の光ファイバテープ心線3は、テープ心線長手方向Yのどの位置においても同一断面上で連結部6を同数(2つ)設けた構造になっており、テープ心線長手方向Yにおいてどの位置でも剛性が均一とされている。したがって、この光ファイバテープ心線3を実装した光ユニット1では、ケーブル長手方向での剛性が均一となり、局所的な曲りが加わり難くなり且つ伝送損失の低下を抑制することができる。
(第4の実施の形態)
図8は第4の実施の形態に係る光ユニットを構成する光ファイバテープ心線を簡略化して示す平面図である。第4の実施の形態は、隣り合う2心の光ファイバ2間を連結部6で連結した間欠固定構造の光ファイバテープ心線3において、ある任意の位置の同一断面上の連結部6の数と、別のある任意の同一断面上の数とが異なっている例である。
図8の光ファイバテープ心線3は、図7の光ファイバテープ心線3と近似した連結部6の配列パターンであるが、ある任意の位置の同一断面(図8のV−V断面)上の連結部6の数が2つで、テープ心線長手方向の直ぐ後方の同一断面(図8のVI−VI断面)上の連結部6の数が1つとされている。図8の光ファイバテープ心線3では、同一断面上の連結部6の数を2つとする配置構成を連続して5つ設け且つ同一断面上の連結部6の数を1つ設けた配置構成を1周期として、テープ心線長手方向Yに1周期の連結部6の配列パターンを繰り返している。
また、この光ファイバテープ心線3では、連結部6が同一断面上に2つある場合、その2つある断面の全ての同一断面上で各連結部6間の対向距離L3が等しくされている。図8の光ファイバテープ心線3では、1つ目の連結部6から5心分離れた位置に2つ目の連結部6が設けられている。
この第4の実施の形態の光ファイバテープ心線3は、ほとんどの同一断面上の連結部6の数を2つとし、その他の別の任意の同一断面上の連結部6の数を1つとしているので、テープ心線長手方向Yにおいてほぼどの位置でも剛性が均一となる。したがって、この光ファイバテープ心線3を実装した光ユニット1では、ケーブル長手方向での剛性が均一となり、局所的な曲りが加わり難くなり且つ伝送損失の低下を抑制することができる。
また、第4の実施の形態の光ファイバテープ心線3は、同一断面上に2つの連結部6が設けられた部位では、全ての部位で各連結部6間の対向距離L3が等しいため、テープ心線長手方向Yでの剛性がほぼ均一になる。
(第5の実施の形態)
図9は第5の実施の形態に係る光ユニットを構成する光ファイバテープ心線を簡略化して示す平面図である。第5の実施の形態は、隣り合う2心の光ファイバ2間を連結部6で連結した間欠固定構造の光ファイバテープ心線3において、ある任意の位置の同一断面上の連結部6の数と、別のある任意の同一断面上の数とが異なっている例である。
図9の光ファイバテープ心線3は、ある任意の位置の同一断面(図9のVII−VII断面)上の連結部6の数が3つで、テープ心線長手方向Yの直ぐ後方の同一断面(図9のVIII−VIII断面)上の連結部6の数が2つされている。図9の光ファイバテープ心線3では、同一断面上の連結部6の数を3つとする配置構成と同一断面上の連結部6の数を2つする配置構成を連続して4つ設けたものを1周期として、テープ心線長手方向Yに1周期の連結部6の配列パターンを繰り返している。
また、この光ファイバテープ心線3では、テープ心線長手方向Yにおける全ての同一断面上に設けられた3つ或いは2つの連結部6間の対向距離L4は、全て等しくされている。図9の光ファイバテープ心線3では、どの断面位置でも1つ目の連結部6から4心分離れた位置に2つ目の連結部6が設けられている。
第5の実施の形態の光ファイバテープ心線3は、ある任意の位置の同一断面上の連結部6の数を3つとし、その他の別の任意の同一断面上の連結部6の数を2つとしているので、テープ心線長手方向Yにおいてほぼどの位置でも剛性が均一となる。したがって、この光ファイバテープ心線3を実装した光ユニット1では、ケーブル長手方向での剛性が均一となり、局所的な曲りが加わり難くなり且つ伝送損失の低下を抑制することができる。
また、第5の実施の形態の光ファイバテープ心線3は、同一断面上に2つ又は3つの連結部6が設けられた部位では、全ての部位で各連結部6間の対向距離L4が等しいため、テープ心線長手方向Yでの剛性がほぼ均一になる。
(第6の実施の形態)
図10は第6の実施の形態に係る光ユニットを構成する光ファイバテープ心線を簡略化して示す平面図である。第6の実施の形態は、隣り合う2心の光ファイバ2間を連結部6で連結した間欠固定構造の光ファイバテープ心線3において、テープ心線幅方向Xの同一断面にある連結部の数を1つ以上、0個、1つ以上、0個の周期を一周期Sとしてテープ心線長手方向Yに繰り返し設けている。また、この光ファイバテープ心線3では、テープ心線長手方向Yにおける連結部6の長さL5が連結部6、6間の距離L6よりも長く、且つ、同一断面に複数個連結部6がある場合は各連結部6間の対向距離L8が等しい例である。
図10の光ファイバテープ心線3は、具体的には、テープ心線幅方向Xの同一断面にある連結部の数を6個、0個、5個、0個の周期を一周期Sとしてテープ心線長手方向Yに繰り返し設けている。また、この光ファイバテープ心線3では、テープ心線長手方向Yにおける連結部6の長さL5を、連結部6、6間の距離(連結部が0個の断面位置でのテープ心線長手方向の連結部6、6間の距離)L6よりも長くしている。更に、この光ファイバテープ心線3では、同一断面に複数個連結部6がある場合は各連結部6間の対向距離L8を等しくしている。例えば、この例では、L5を30mm、L6を10mm、Sを50mmとしている。
第6の実施の形態の光ファイバテープ心線3は、ほとんどの同一断面上の連結部6の数を5個又は6個としているので、テープ心線長手方向Yにおいてほぼどの位置でも剛性が均一となる。また、この光ファイバテープ心線3では、同一断面上の複数個の各連結部6の対向距離L8が等しいため、テープ心線長手方向Yでの剛性がほぼ均一となる。したがって、この光ファイバテープ心線3を実装した光ユニット1では、ケーブル長手方向での剛性が均一となり、局所的な曲りが加わり難くなり且つ伝送損失の低下を抑制することができる。
(第7の実施の形態)
図11は第7の実施の形態に係る光ユニットを構成する光ファイバテープ心線を簡略化して示す平面図である。第7の実施の形態は、隣り合う2心の光ファイバ2間を連結部6で連結した間欠固定構造の光ファイバテープ心線3において、テープ心線幅方向Xの同一断面にある連結部6の数を1つ以上、0個の周期を一周期Sとしてテープ心線長手方向Yに繰り返し設けると共に、並列された光ファイバ2のn番目とn+1番目(nは4の倍数)の光ファイバ2間のテープ心線長手方向Yの前後する連結部6間の長さL10を、他の光ファイバ2間のテープ心線長手方向Yの前後する連結部6間の長さL9よりも長くしている。
第7の実施の形態では、一周期Sの中には、テープ心線幅方向Xの同一断面にある連結部6の数が0個となる部位のテープ心線長手方向Yの長さが他の部位よりも長い一周期S’を含む。例えば、同一長さを持つ一周期Sを6つと、それよりも長い長さとされた一周期S’を1つ持ったものを1単位とする1ブロックBを、テープ心線長手方向Yに繰り返した連結部6の配列パターンとしている。
この光ファイバテープ心線3の配列パターンは、隣り合う2心の光ファイバ2間を連結する連結部6を、第1番目光ファイバ2から第12番目光ファイバ212に向かって順次右下斜めに一直線となるように配列している。また、隣り合う連結部6同士は、テープ心線長手方向Yにおける連結部6の長さL1と同じ長さL2だけテープ心線長手方向Yに距離を置いて設けられている。また、この光ファイバテープ心線3では、一周期S’の部位において、第4番目光ファイバ2と第5番目光ファイバ2間の連結部6と、第8番目光ファイバ2と第9番目光ファイバ2間の連結部6とは、テープ心線幅方向Xの同一断面上で何れも連結部6の数を0個としている。
このように構成された第7の実施の形態の光ファイバテープ心線3では、第1番目光ファイバ2〜第4番目光ファイバ2までと、第5番目光ファイバ2〜第8番目光ファイバ2までと、第9番目光ファイバ2〜第12番目光ファイバ212までの各光ファイバ2の数がそれぞれ4本であることが判り易くなっている。つまり、第7の実施の形態によれば、4心テープ心線単位の集合体として識別性を高めることができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は第1〜第7の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、第1〜第7実施の形態では、何れも12心の光ファイバ2を使用して間欠固定構造の光ファイバテープ心線3としたものを1本実装した光ユニット1としたが、4心の光ファイバ2を使用して間欠固定構造の光ファイバテープ心線3としたものを3本実装して合計12心の光ファイバ2を収納した光ユニット1としても良い。また、6心の光ファイバ2を使用して間欠固定構造の光ファイバテープ心線3としたものを2本実装して合計12心の光ファイバ2を収納した光ユニット1としても良い。この他、12心光ユニット以外にも、8心光ユニットや16心光ユニットとしてもよい。
なお、複数本の間欠固定構造の光ファイバテープ心線3を実装した光ユニット1では、各光ファイバテープ心線3の連結部6の位置が揃わないようにフィルム4に実装することで、ケーブル長手方向の剛性を均一にするようにすることが望ましい。
また、本発明を適用した光ユニットを実装した光ファイバケーブルとしては、センターチューブケーブル、ルースチューブケーブル、スロットケーブル、Cスロットケーブル等が挙げられる。
光ファイバケーブルは、例えば図12〜図14に示すように、複数の光ユニット1と、複数の光ユニット1を収納する外被(シース)10と、シース10に埋設された抗張力体(テンションメンバ)11a,11b及び引き裂き紐(リップコード)12a,12bと、光ユニット1とシース10との間に配置された給水テープ13とを備える。光ユニット1はフィルム4の外周に被覆がないため、フィルム4の変形が容易であり、図13及び図14に示すように光ユニット1を高密度に実装することができる。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明は、間欠固定構造の光ファイバテープ心線を円筒状に成形したフィルムの中に収納した光ユニット及び光ファイバケーブルに利用することができる。
1…光ユニット
2…光ファイバ
3…光ファイバテープ心線
4…フィルム
6…連結部
7…石英ガラスファイバ
8…第1被覆層
9…第2被覆層
10…外被
11a,11b…抗張力体
12a,12b…引き裂き紐
12…合計
13…給水テープ

Claims (9)

  1. 3心以上の光ファイバが並列して配置されると共に互いに隣接する2心の光ファイバ間を連結部で連結し、該連結部を、テープ心線長手方向に間欠的に設け且つテープ心線幅方向にも間欠的に設けた間欠固定構造をなす光ファイバテープ心線と、
    前記光ファイバテープ心線を収納し、両端縁を円周方向で重ねて形成された筒状のフィルムとを備え、
    前記フィルムのラップ率が50%以上140%以下であり、且つ前記フィルムの長さに対する前記光ファイバテープ心線の余長率が0.2%未満であることを特徴とする光ユニット。
  2. 前記連結部は、前記光ファイバテープ心線のテープ心線長手方向のどの位置においても同一断面上で1つ以上設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光ユニット。
  3. 前記連結部は、前記光ファイバテープ心線のテープ心線長手方向のどの位置においても同一断面上で同数だけ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光ユニット。
  4. 前記連結部は、ある任意の位置の同一断面上の数と、別のある任意の同一断面上の数とが異なっていることを特徴とする請求項2に記載の光ユニット。
  5. 前記連結部が同一断面上に2つ以上ある場合、その2つ以上ある断面の全ての同一断面上で各連結部間の対向距離が等しいことを特徴とする請求項2に記載の光ユニット。
  6. テープ心線幅方向の同一断面にある連結部の数を1つ以上、0個、1つ以上、0個の周期を一周期としてテープ心線長手方向に設けると共にテープ心線長手方向における連結部の長さがテープ心線幅方向の隣りのテープ心線の連結部間の距離よりも長く、且つ、前記同一断面に複数個連結部がある場合は各連結部間の対向距離が等しい
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ユニット。
  7. テープ心線幅方向の同一断面にある連結部の数を1つ以上、0個の周期を一周期としてテープ心線長手方向に繰り返し設けると共に、並列された光ファイバのn番目とn+1番目(nは4の倍数)の光ファイバ間のテープ心線長手方向の前後する連結部間の長さを、他の光ファイバ間のテープ心線長手方向の前後する連結部間の長さよりも長くした
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ユニット。
  8. 前記フィルムが透明又は半透明であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の光ユニット。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の光ユニットを実装したことを特徴とする光ファイバケーブル。
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