JPWO2019142841A1 - 光ファイバケーブル - Google Patents

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Abstract

ケーブル長手方向に沿って形成された複数のリブを有し、リブ同士の間に光ファイバテープ心線を収納するスロット溝が形成されたスロットコアを有する光ファイバケーブルであって、一部または全ての光ファイバ心線間において、隣接する光ファイバ心線間が連結された連結部と、隣接する光ファイバ心線間が連結されていない非連結部とが長手方向に間欠的に設けられた間欠連結型の光ファイバテープ心線を複数本束ねたサブユニットと、スロットコアを形成する材料よりも低ヤング率の薄皮状のチューブとを有し、サブユニットは、スロット溝内に収容されており、スロット溝内のサブユニットのうち、少なくともスロット溝の外周部に位置するサブユニットは、チューブにより被覆されている。

Description

本開示は、光ファイバケーブルに関する。
本出願は、2018年1月18日出願の日本出願2018−006300号に基づく優先権を主張し、前記日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
特許文献1には、パイプ内に光ファイバーリボンを備える光ファイバケーブルが記載されている。
特許文献2には、複数の光ファイバ心線がバンドルされた光ファイバユニットが記載されている。
特許文献3には、光ファイバを収納するスロット溝がケーブル長手方向に沿って外周面に形成されたスロットコアと、スロット溝を覆うようにスロットコアの外周面全体に巻き付けられる押え巻きテープと、押え巻きテープ及びスロットコアを被覆するシースとを有した光ファイバケーブルが記載されている。
日本国特表2015−517679号公報 日本国特開2010−8923号公報 日本国特開2014−71441号公報
本開示の一態様に係る光ファイバケーブルは、
ケーブル長手方向に沿って形成された複数のリブを有し、前記リブ同士の間に光ファイバを収納するスロット溝が形成されたスロットコアを有する光ファイバケーブルであって、
一部、または全ての前記光ファイバ心線間において、隣接する光ファイバ心線間が連結された連結部と、隣接する光ファイバ心線間が連結されていない非連結部とが長手方向に間欠的に設けられた間欠連結型光ファイバテープ心線を複数本束ねたサブユニットと、
前記スロットコアを形成する材料よりも低ヤング率の薄皮状のチューブと、
を有し、
前記サブユニットは、前記スロット溝内に収容されており、
前記スロット溝内の前記サブユニットのうち、少なくとも前記スロット溝の外周部に位置するサブユニットは、前記チューブにより被覆されている。
本開示の第一実施形態に係る光ファイバケーブルの構成を示す断面図である。 光ファイバケーブルに収容される光ファイバテープ心線の一例を示す図である。 本開示の第二実施形態に係る光ファイバケーブルの構成を示す断面図である。 光ファイバケーブルの構成の比較例を示す断面図である。
[本開示が解決しようとする課題]
スロット型ケーブルは、スロット溝の外周に粗巻きや吸水テープ等の押さえ巻きが施されている。この押さえ巻きをスロットコア上に張力を掛けて巻くと、光ファイバが入るスペースがスロットのリブ頂点を結んだ直線の内側になるように、ケーブルが多角形状に変形してしまう。このため、光ファイバ心線を収容できるスペースが制約される。このことは、光ファイバケーブルを多心化かつ高密度化をする上の制約となってしまう。
本開示は、多心かつ高密度の光ファイバケーブルを提供することを目的とする。
[本開示の効果]
本開示によれば、多心かつ高密度の光ファイバケーブルを提供することができる。
(本開示の実施形態の説明)
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の一態様に係る光ファイバケーブルは、
(1)ケーブル長手方向に沿って形成された複数のリブを有し、前記リブ同士の間に光ファイバを収納するスロット溝が形成されたスロットコアを有する光ファイバケーブルであって、
一部、または全ての前記光ファイバ心線間において、隣接する光ファイバ心線間が連結された連結部と、隣接する光ファイバ心線間が連結されていない非連結部とが長手方向に間欠的に設けられた間欠連結型光ファイバテープ心線を複数本束ねたサブユニットと、
前記スロットコアを形成する材料よりも低ヤング率の薄皮状のチューブと、
を有し、
前記サブユニットは、前記スロット溝内に収容されており、
前記スロット溝内の前記サブユニットのうち、少なくとも前記スロット溝の外周部に位置するサブユニットは、前記チューブにより被覆されている。
上記構成によれば、スロットコアを形成する材料よりも低ヤング率の薄皮状のチューブによって、スロット溝の外周部に位置するサブユニットが被覆されているので、スロット溝の外周に粗巻きや吸水テープ等の押さえ巻きを施さなくてもよい。このため、粗巻きや押さえ巻きを施すことによるケーブルの変形がないので、この変形による光ファイバ収容スペースの制約がなくなり、多心かつ高密度の光ファイバケーブルを提供することができる。
(2)1つの前記スロット溝内に収容された光ファイバの心数は、288心以上であってもよい。
上記構成によれば、1つのスロット溝内に収容された光ファイバの心数が288心以上である、多心の光ファイバケーブルを提供することができる。
(3)前記スロット溝の底部同士を結んだ線で規定される前記リブの根元部の長さをtとし、前記根元部から前記リブの頂点までを直線で結んだ距離をリブ高さhとすると、h/tが4以上8以下であってもよい。
上記構成によれば、h/tが4以上であることによりリブが細くなり、スロット溝内により多くの光ファイバを収容することができる。また、h/tが8以下であるので、リブの強度がある程度確保でき、リブが変形しにくい。
(4)前記スロットコアは、少なくともその最外層部分がエンジニアリングプラスチックで形成されていてもよい。
上記構成によれば、少なくともスロットコアの最外層部分が、比較的硬い素材であるエンジニアリングプラスチックで形成されているので、スロットコアの強度を高くすることができる。
(5)前記チューブ内に吸水ヤーンを有していてもよい。
上記構成によれば、チューブ内に吸水ヤーンが入っているので、チューブに防水機能を付与することができる。
(6)前記光ファイバケーブル内に収納されている光ファイバの心密度が5.0心/mm以上であってもよい。
上記構成によれば、心密度が5.0心/mm以上である、高密度の光ファイバケーブルを提供できる。
(本開示の実施形態の詳細)
本開示の実施形態に係る光ファイバケーブルの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。
なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(第一実施形態)
図1は、本開示の第一実施形態に係る光ファイバケーブルの長さ方向に垂直な断面図である。図1に示すように、第一実施形態の光ファイバケーブル1Aは、複数(本例では6本)のリブ2と、リブ2同士の間に設けられるスロット溝3とを有するスロットコア4を備えたスロット型のケーブルである。リブ2およびスロット溝3は、光ファイバケーブル1Aの長手方向(長さ方向)に沿って、例えば、螺旋状またはSZ状に形成されている。
スロット溝3の中には、複数の光ファイバテープ心線10を束ねて形成されたサブユニット20が光ファイバケーブル1Aの長手方向に沿って収納されている。本例では、例えば一つのスロット溝3に7個のサブユニット20(20A〜20G)が収納されている。また、本例では、例えば一つのサブユニットに18枚の光ファイバテープ心線10が束ねられている。
各サブユニット20A〜20Gを構成する18枚の光ファイバテープ心線10は、互いに撚り合わされて、集合されている。各サブユニット20A〜20Gは、撚り合わされた光ファイバテープ心線10がバラバラに解けないように、例えば、バンドル材(図示省略)が巻かれていてもよい。バンドル材は、識別性のある色付きのバンドル材であってもよい。また、7個のサブユニット20(20A〜20G)は、一つの集合体となるように、例えば、全体が粗巻きの糸(図示省略)で螺旋状に巻かれていてもよい。
各スロット溝3に収納される7個のサブユニット20A〜20G全体は、その外周が薄皮状のチューブ30Aによって被覆されている。チューブ30Aの厚みは、0.3mm程度である。チューブ30Aは、例えば、低密度ポリエチレン(PE)、ポリ塩化ビニル(PVC)等のプラスチック樹脂で形成されている。チューブ30Aを形成する樹脂のヤング率は、例えば、スロットコア4を形成する材料のヤング率よりも低い。チューブ30Aは、容易に弾性変形が可能である。なお、スロットコア4の材料については後述する。
チューブ30Aには、内部のサブユニット20A〜20Gを取り出し易くするために、例えば、周方向の一部が途切れることによって開口部(図示省略)が形成されていてもよい。開口部は、例えば、サブユニット20の長手方向に沿って螺旋状に形成されている。
チューブ30A内には、防水機能を有する吸水ヤーン40が設けられていてもよい。吸水ヤーン40は、例えば乾燥状態で外径が0.1mm程度の線状部材であって、光ファイバケーブル1Aの長手方向に沿って設けられている。
スロットコア4の外周には、外被5がスロット溝3を覆うように設けられている。外被5は、例えばポリエチレン(PE)等の樹脂で形成されている。外被5は、樹脂を押出成形することにより、スロットコア4の周囲に形成される。外被5は、サブユニット20A〜20Gを被覆するチューブ30Aに直接接触する状態で設けられている。
スロットコア4の中心部には、鋼線等で構成されるテンションメンバ6が光ファイバケーブル1Aの長手方向に沿って埋設されている。
スロットコア4は、テンションメンバ6の外周に設けられる第一層部7と、第一層部7の外周に設けられる第二層部8(最外層部分の一例)と、を有する二層構造に形成されている。第一層部7は、テンションメンバ6と第二層部8とを接着する接着層として設けられている。第一層部7は、例えば、エチレン−メタクリル酸共重合体等の比較的ヤング率が低い樹脂で形成されている。第二層部8は、第一層部7よりも外側の部分を形成する層であり、リブ2も第二層部8に含まれる。第二層部8は、例えば、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等の比較的ヤング率が高いエンジニアリングプラスチックで形成されている。
光ファイバケーブル1Aに収容される光ファイバの心数を高密度化するには、例えば、スロットコア4を構成するリブ2の数が少ないこと、すなわちスロット溝3の数が少ないことが好ましい。そこで、光ファイバケーブル1Aではスロットコア4におけるスロット溝3の数を6個以下にしている。
また、同様に高密度化するには、スロットコア4においてリブ2の占める容積が少ないこと、すなわち各リブ2の厚み(太さ)が薄い(細い)ことが好ましい。そこで、光ファイバケーブル1Aでは、図1に示すように、隣り合うスロット溝3の底部同士を結んだ線で規定されるリブ2の根元部の長さをtとし、根元部からリブ2の頂点までを直線で結んだ距離をリブ2の高さhとしたとき、h/tが4以上8以下となるようにしている。ここで、スロット溝3の底部とは、図1に示すような丸型状の底を有するスロット溝3において、スロットコア4の中心点Xに最も近い底点Bを意味する。
上記のh/tが4以上であることによりリブ2が細くなり、スロット溝3内により多くの光ファイバを収容することができる。また、h/tが8以下であるので、リブの強度がある程度確保でき、リブが変形しにくい。また、光ファイバケーブル1Aでは、スロットコア4の第二層部8を上述したようにヤング率が高いエンジニアリングプラスチックで形成している。
図2は、サブユニット20を構成する光ファイバテープ心線10の一例を示す。図2に示すように、光ファイバテープ心線10は、複数の光ファイバ心線11A〜11Lが並列に配置された状態で、隣接する光ファイバ心線間が連結された連結部12と、隣接する光ファイバ心線間が連結されていない非連結部13とが長手方向に間欠的に設けられている間欠連結型の光ファイバテープ心線である。
本例の光ファイバテープ心線10は、12本の光ファイバ心線11A〜11Lが並列に配置されている。図2には、光ファイバ心線11A〜11Lを配列方向に開いた状態の間欠連結型の光ファイバテープ心線が示されている。連結部12と非連結部13とが間欠的に設けられている箇所は、図2に示すように一部の光ファイバ心線間であってもよく、または、全ての光ファイバ心線間であってもよい。図2に示す例では、光ファイバ心線11Aと11B、11Cと11D、11Eと11F、11Gと11H、11Iと11J、11Kと11L、の各線間には非連結部13が設けられていない。
光ファイバテープ心線10における連結部12は、例えば紫外線硬化型樹脂、熱硬化型樹脂等からなる連結樹脂14を、光ファイバ心線間に塗布することによって形成される。連結樹脂14が所定の光ファイバ心線間に間欠的に塗布されることにより、連結部12と非連結部13とが間欠的に設けられるとともに、各光ファイバ心線11A〜11Lが並列状態で一体化される。なお、連結樹脂14は、並列された光ファイバ心線11A〜11Lで形成される並列面の片面のみに塗布するようにしてもよいし、両面に塗布するようにしてもよい。また、光ファイバテープ心線10は、例えば並列された光ファイバ心線11A〜11Lの片面、若しくは両面全体にテープ樹脂を塗布して、全ての光ファイバ心線11A〜11Lを連結させてから、回転刃等で一部を切断して非連結部13を形成するように作製してもよい。
光ファイバ心線11A〜11Lは、例えばコアとクラッドで構成されるガラスファイバと、ガラスファイバを被覆する被覆層とで構成されている。光ファイバ心線11A〜11Lの被覆層は、光ファイバ心線同士を識別できるように、例えば、それぞれ異なる色に着色されている。光ファイバ心線11A〜11Lの外径は、0.2mm以下であるのが望ましい。外径が0.2mm以下の細径ファイバであれば、高密度化が可能となる。
また、一つのスロット溝3内に収容される光ファイバ心線の心数は、288心以上であるのが好ましく、光ファイバケーブル1Aに収納されている光ファイバ心線の心密度は、5.0心/mm以上であるのが好ましい。
具体的には、例えば、図1に示す光ファイバケーブル1Aにおいて、スロット溝3には12心の光ファイバテープ心線10が18枚集合されたサブユニット20が6個、12心の光ファイバテープ心線10が12枚集合されたサブユニット20が1個収容されている。したがって、その合計の光ファイバ心線の数は、1440心(12×18×6+12×12×1)である。また、スロットコア4には6個のスロット溝3が形成されているので、光ファイバケーブル1Aに収納されている光ファイバ心線の総数は、8640心(1440×6)である。光ファイバケーブル1Aの外径は37mmであるので、その断面積は、1075mmになる。したがって、光ファイバケーブル1Aにおける光ファイバ心線の心密度は、8.0心/mm(8640/1075)であり、5.0心/mm以上になっている。
ところで、図4に示す比較例のスロット型ケーブル100では、スロットコア104の外周にスロット溝103を覆うように粗巻きや吸水テープ等の押さえ巻き130が施されている。なお、スロットコア104は、第一実施形態のスロットコア4と同様の構造である。
押さえ巻き130は、スロットコア104の外周に張力をかけて巻かれるので、リブ102の頂点同士を結ぶ多角形状になる。このため、断面が円形状の外被105と多角形状の押さえ巻き130との間の空間140は、光ファイバ110の収容スペースとすることはできない。なお、実際に押出成形により外被105を形成すると、図4の空間140がつぶれるため、スロット型ケーブル100の外形形状は、図4の空間140が無い多角形状になる。
したがって、比較例のスロット型ケーブル100において、スロット溝103内における光ファイバ110が収容可能なスペースは、リブ102の頂点同士を結ぶ線(押さえ巻き130)の内側になってしまう。このことは、光ファイバ110を多心化かつ高密度化をする上の制約となる。
上記比較例に対して、第一実施形態の光ファイバケーブル1Aによれば、スロット溝3に収容されるサブユニット20A〜20G全体が薄皮状のチューブ30Aによって被覆されている。このため、スロット溝3に収容されるサブユニット20A〜20Gおよびサブユニット20A〜20Gを構成する光ファイバテープ心線10がばらばらに解けてスロット溝3から飛び出すことがないので、スロット溝3の外周に押さえ巻きを施さなくてもよい。したがって、押さえ巻きを施すことによるスロット溝3の収容スペースの制約がなくなり、スロット溝3の収容スペースを無駄なく最大限に有効活用することができる。これにより、スロット溝3内に多数の光ファイバテープ心線10を収容することができ、多心かつ高密度の光ファイバケーブルを提供することができる。
また、薄皮状のチューブ30Aとして、スロットコア4を形成する材料よりも低ヤング率の材料を用いているので、スロット溝3の収容スペースの形状に対応してサブユニット20A〜20Gを被覆するチューブ30Aが弾性変形可能である。このため、さらにスロット溝3の収容スペースを無駄なく活用することができる。
また、少なくともスロットコア4の最外層部分である第二層部8が、比較的硬い素材であるエンジニアリングプラスチックで形成されているので、スロットコア4の強度を高くすることができる。このため、リブ2の根元部の長さtに対するリブ2の高さhの比率h/tを4以上とすることが可能であり、リブ2を細くすることができスロット溝3内にさらに多くの光ファイバテープ心線10を収容することができる。
また、チューブ30A内に吸水ヤーン40が設けられているので、チューブ30Aに防水機能を付与することができる。
(第二実施形態)
図3を参照して、本開示の第二実施形態に係る光ファイバケーブルについて説明する。なお、上記の第一実施形態に係る光ファイバケーブル1Aと同様の構成については同じ符号を付しその説明を省略する。
図3は、第二実施形態に係る光ファイバケーブル1Bの長さ方向に垂直な断面図である。光ファイバケーブル1Bは、スロット溝3内のサブユニット20A〜20Gのうち、スロット溝3の外周部(外被5に接する位置)に位置するサブユニット20がチューブによって被覆されている点は第1実施形態と同じであるが、スロット溝3の外周部に位置するサブユニット20のみがチューブ30Bによって被覆されている点で、サブユニット20A〜20G全体が被覆されている第一実施形態の光ファイバケーブル1Aと相違する。
図3に示すように、本例では、サブユニット20A〜20Gのうち、スロット溝3の外周部に位置するサブユニット20A〜20Dがチューブ30Bによって被覆されている。さらに本例では、スロット溝3の外周部に位置するサブユニット20A〜20Dのうち、サブユニット20Aと20Bが一つのチューブ30Bで被覆され、サブユニット20Cと20Dが別のチューブ30Bで被覆されている。スロット溝3内に収容されているサブユニット20A〜20G同士は、撚り返しされていないので、スロット溝3の外周部には必ずチューブ30Bで被覆されたサブユニット20A〜20Dが位置(存在)するようになる。
なお、チューブ30Bで被覆されるサブユニット20の数は、単数であっても、複数であってもよい。例えば、サブユニット20A〜20Dが各々チューブ30Bで被覆されていてもよいし、4個のサブユニット20A〜20Dが一つのチューブ30Bで被覆されていてもよい。また、一つのサブユニット20と三つのサブユニット20とに分けてそれぞれ別個のチューブ30Bで被覆されていてもよい。
上記第二実施形態の光ファイバケーブル1Bによれば、少なくともスロット溝3の外周部に位置するサブユニット20A〜20Dが薄皮状のチューブ30Bによって被覆されている。このため、スロット溝3の外周部に収容されるサブユニット20A〜20Dおよびサブユニット20A〜20Dを構成する光ファイバテープ心線10がばらばらに解けてスロット溝3から飛び出すことがない。また、外周部にチューブ30Bに被覆されたサブユニット20A〜20Dが配置されているので、スロット溝3の内側に収容されているサブユニット20E〜20Gおよびそれを構成する光ファイバテープ心線10もスロット溝3から飛び出さない。よって、スロット溝3の外周に押さえ巻きを施さなくてもよいため、上記第一実施形態と同様にスロット溝3の収容スペースの制約がなくなり、多心かつ高密度の光ファイバケーブルを提供することができる。
以上、本開示を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本開示の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。また、上記説明した構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本開示を実施する上で好適な数、位置、形状等に変更することができる。
1A,1B:光ファイバケーブル
2:リブ
3:スロット溝
4:スロットコア
5:外被
7:第一層部
8:第二層部(最外層部分の一例)
10:光ファイバテープ心線
11A〜11L:光ファイバ心線
12:連結部
13:非連結部
20(20A〜20G):サブユニット
30A,30B:チューブ
40:吸水ヤーン

Claims (6)

  1. ケーブル長手方向に沿って形成された複数のリブを有し、前記リブ同士の間に光ファイバを収納するスロット溝が形成されたスロットコアを有する光ファイバケーブルであって、
    一部、または全ての前記光ファイバ心線間において、隣接する光ファイバ心線間が連結された連結部と、隣接する光ファイバ心線間が連結されていない非連結部とが長手方向に間欠的に設けられた間欠連結型光ファイバテープ心線を複数本束ねたサブユニットと、
    前記スロットコアを形成する材料よりも低ヤング率の薄皮状のチューブと、
    を有し、
    前記サブユニットは、前記スロット溝内に収容されており、
    前記スロット溝内の前記サブユニットのうち、少なくとも前記スロット溝の外周部に位置するサブユニットは、前記チューブにより被覆されている、光ファイバケーブル。
  2. 1つの前記スロット溝内に収容された光ファイバの心数は、288心以上である、請求項1に記載の光ファイバケーブル。
  3. 前記スロット溝の底部同士を結んだ線で規定される前記リブの根元部の長さをtとし、前記根元部から前記リブの頂点までを直線で結んだ距離をリブ高さhとすると、h/tが4以上8以下である、請求項1または請求項2に記載の光ファイバケーブル。
  4. 前記スロットコアは、少なくともその最外層部分がエンジニアリングプラスチックで形成されている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光ファイバケーブル。
  5. 前記チューブ内に吸水ヤーンを有する、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の光ファイバケーブル。
  6. 前記光ファイバケーブル内に収納されている光ファイバの心密度が5.0心/mm以上である、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の光ファイバケーブル。
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