JP2013160882A - 光ファイバケーブル及び光ユニット取出し方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノッチを起点に外被を引き裂いて内部の光ユニットを取出し易くすると共に、ケーブル曲げ時や温度変化で伝送損失が光ファイバに生じ難い光ファイバケーブルを提供する。
【解決手段】両端が重なり合うように円筒形状に成形したフィルム4の内部に複数本の光ファイバ5を収納した光ユニット2を、矩形断面形状とした外被3で被覆してなる光ファイバケーブル1である。外被には、光ユニットの両側にそれぞれ抗張力体12が同一線上に配置されると共に、これら光ユニット及び抗張力体が配置される同一線と平行に且つ光ユニットを挟んで上下に光ユニット取出し用の剥離紙13が配置されている。さらに、外被の長辺には引き裂き用のノッチ11が上下面にそれぞれ2つ設けられており、上下対になっているノッチを結ぶ線S1上に光ユニットが配置されていないことを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィルムで光ファイバを被覆した光ユニットを矩形断面形状とした外被で被覆した光ファイバケーブル及びその光ファイバケーブルから光ユニットを取り出す光ユニット取出し方法に関する。
例えば、特許文献1には、光ファイバケーブル心線を実装した矩形断面形状の外被内に、セミの産卵管が突き刺されて内部の光ファイバケーブル心線が刺傷されないようにするための防護壁(プラスチック又は金属)を設けた構造が開示されている。
同じく、特許文献2には、セミの産卵管の突き刺しから光ファイバ心線を保護するために、断面コ字状のスペーサの中に光ファイバ心線を収納したものを外被で被覆した構造が開示されている。
特許第4215260号公報 特開2009−229786号公報
特許文献1に記載の光ファイバケーブルでは、外被に形成されたノッチを起点に外被を引き裂いて光ファイバケーブル心線を取り出す場合、個々の光ファイバは外被成形時の樹脂で全体が被覆されているため外被内で移動することができず、ケーブル曲げ時や温度変化で伝送損失が光ファイバに生じ易い。
特許文献2に記載の光ファイバケーブルでは、内部の光ファイバ心線の周りに外被材が回り込む恐れは無くなるが、スペーサの寸法分、光ファイバケーブルが大きくなってしまう。
また、ノッチから外被を引き裂くことでコ字状のスペーサをケーブルから取り出すことは容易であるが、溝の中に実装されている光ファイバを取り出す際にスペーサを捻ったり、開口部へ工具を差し込んだりすると、光ファイバへの瞬間的な曲げが加わり瞬間的なロス増が起こる恐れがある。また、コ字状の開口部からしか光ファイバを取り出すことしかできないため、作業する側と逆方向にコ字状の開口部があると光ファイバを取り出す作業が非常に困難になる。
そこで、本発明は、ノッチを起点に外被を引き裂いて内部の光ユニットを取出し易くすると共に、ケーブル曲げ時や温度変化で伝送損失が光ファイバに生じ難い光ファイバケーブル及び光ユニット取出し方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、両端が重なり合うように円筒形状に成形したフィルムの内部に複数本の光ファイバを収納した光ユニットを、矩形断面形状とした外被で被覆してなる光ファイバケーブルであって、前記外被には、前記光ユニットの両側にそれぞれ抗張力体が同一線上に配置されると共に、これら光ユニット及び抗張力体が配置される同一線と平行に且つ光ユニットを挟んで上下に光ユニット取出し用の剥離紙が配置されており、さらに、前記外被の長辺には引き裂き用のノッチが上下面にそれぞれ2つ設けられており、上下対になっているノッチを結ぶ線上に前記光ユニットが配置されていないことを特徴としている。
第2の発明は、第1の発明において、前記剥離紙が前記光ユニットに接触していることを特徴としている。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記光ファイバは、複数本の光ファイバが並列して配置されると共に互いに隣接する2心の光ファイバ間を連結部で連結し、該連結部を、テープ心線長手方向及びテープ心線幅方向にそれぞれ複数設けた間欠固定テープ心線であることを特徴としている。
第4の発明は、第1から第4の何れかの光ファイバケーブルから光ユニットを取り出す光ユニット取出し方法であって、2つの前記抗張力体をそれぞれ切り離すように前記ノッチから前記外被を引き裂いて内部の光ユニットを取り出すことを特徴としている。
本発明によれば、ノッチを起点として外被を引き裂いても光ユニットの状態で取り出すことができるため、円筒形状に成形されたフィルム内に光ファイバが収納された状態にあることから取出し時に光ファイバの飛び出なく光ユニット毎取り出すことができる。また、本発明によれば、ケーブル曲げ時や温度変化があってもフィルムで光ファイバが覆われてた構造であるから、フィルム内では光ファイバが多少移動できることにより伝送損失が生じ難くなっている。
図1は本実施形態の光ファイバケーブルの横断面図である。 図2は外被に被覆された光ユニットを示し、(A)はその斜視図、(B)はその横断面図である。 図3は図2の光ユニット内に実装された光ファイバの一例を示す平面図である。 図4は図3の光ファイバのA−A線断面図である。 図5は図1の光ファイバケーブルから光ユニットを取り出す例を示す分解断面図である。 図6は本実施形態の光ファイバケーブルの他の例を示す横断面図である。 図7は本実施形態の光ファイバケーブルの更に他の例を示す横断面図である。 図8は支持線付き光ファイバケーブルの一例を示す横断面図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
「第1実施形態」
本実施形態の光ファイバケーブル1は、図1に示すように、光ユニット2を矩形断面形状とした外被3で被覆した構造とされている。光ユニット2は、図2に示すように、帯状のフィルム4の両端4a,4bが重なり合うように円筒形状に成形したフィルム筒の内部に複数本の光ファイバ5を収納した構造である。
フィルム4は、例えば帯状のプラスチックフィルムの幅方向両端であるフィルム両端4a,4bを円周方向で一部重なる(オーバーラップする)重ね合わせ部6が形成されるように円筒形状に成形することで形成されている。フィルム4としては、光ファイバ5を包むことができるシート状の材料であれば良く、その他の材料でも構わない。
このフィルム5の合わせ面は、フィルム長手方向Xに沿って接着剤等により間欠的に固定または連続して固定されていることが望ましい。こうすることで、フィルム5の周囲を被覆する外被3の樹脂がフィルム5の合わせ部位から内部に進入することを防止できる。
光ファイバ5は、図3及び図4に示すように、例えば間欠固定テープ心線からなる。間欠固定テープ心線は、3心以上の光ファイバ5A〜5Dが並列して配置されると共に互いに隣接する2心の光ファイバ5A〜5D間を連結部7で連結し、該連結部7を、テープ心線長手方向(図3中矢印X方向)及びテープ心線幅方向(図3中矢印Y方向)にそれぞれ間欠的に複数設けた構造とされている。
図3では、合計4本の光ファイバ5(5A〜5D)からなり、これら4本の光ファイバ5のうち互いに隣接する2心の光ファイバ5が連結部7によりテープ心線長手方向X及びこれと直交するテープ心線幅方向Yにそれぞれ間欠的に連結されている。隣接する2心の光ファイバ5間を連結する連結部7は、テープ心線長手方向Xに所定ピッチPで複数形成されている。例えば、第1番目の光ファイバ5Aと第2番目の光ファイバ5B間を連結する連結部7は、テープ心線長手方向Xに所定のピッチPで形成されている。第2番目の光ファイバ5Bと第3番目の光ファイバ5C間を連結する連結部7及び第3番目の光ファイバ5Cと第4番目の光ファイバ5D間を連結する連結部7も同様に、テープ心線長手方向Xに所定ピッチPで形成されている。
また、隣接する2心の光ファイバ5間を連結する連結部7は、テープ心線幅方向Yの同一位置において1つだけであり、他の隣接する2心の光ファイバ5間を連結する連結部7と同一線上にはなくテープ心線長手方向Yでその位置がずれている。そのため、間欠固定テープ心線に形成された連結部7は、全体として千鳥状に配置されたようになっている。なお、連結部7の配置は、図3に示す配置に限定されるものではなく、他の配置構成でも構わない。図3の配置は、あくまで一実施例である。
図4には、間欠固定テープ心線の拡大横断面図を示す。連結部7は、隣接する2心の光ファイバ5間の隙間に樹脂(例えば、紫外線硬化樹脂)を充填し硬化させることで両光ファイバ5(5A,5B)同士を連結させている。かかる連結部7は、並列させた4本の光ファイバ5をその長手方向に走行させ、紫外線硬化樹脂を間欠的に2心の光ファイバ5間の隙間に供給した後、紫外線ランプで光を当てることで硬化させて形成されている。
光ファイバ5(5A〜5D)は、中心に設けられるガラス光ファイバ8と、このガラス光ファイバ8の外周囲を被覆するファイバ被覆層9と、このファイバ被覆層9の外周面に施された半透明の着色層10とから構成されている。
例えば、ガラス光ファイバ8の直径は、125μmとされている。ファイバ被覆層9は、ガラスに掛かる側圧を緩衝し且つ外傷を防ぐために設けられた樹脂層からなる。
外被3は、図1に示すように、矩形断面形状とされている。具体的には、外被3は、上下の長辺である長壁面3aと左右の短辺である短壁面3bとで長方形をなす横断面形状とされている。上下の長壁面3aには、外被3を引き裂くための引き裂き用のノッチ11がそれぞれ2つ形成されている。ノッチ11は、断面V字形状とされており、光ファイバケーブル1の長手方向に沿って連続して形成されている。また、各長壁面3aに形成された2つのノッチ11は、上下対になっているノッチ11を結ぶ線S上に光ユニット2が配置されていない位置に設けられている。なお、短辺方向を上下方向とし、長辺方向を左右方向と定義する。
また、外被3には、光ユニット2の両側にそれぞれ抗張力体12が、この光ユニット2と同一線S2上に配置されている。例えば、外被3の長辺方向の中心に光ユニット2が設けられ、その光ユニット2の中心を通る線上に抗張力体11の中心がくるように配置されている。抗張力体11は、光ファイバケーブル1の曲げ方向を規制する役目をする。
また、外被3には、ノッチ11から切り込んで外被3を引き裂いたときに光ユニット2を取出し易くするための剥離紙13が設けられている。剥離紙13は、光ユニット2及び抗張力体12が配置される同一線S2と平行に且つ光ユニット2を挟んで上下に配置されている。この剥離紙13は、外被引き裂き用の工具をノッチ11に入れて外被3を引き裂いた時に工具で光ユニット2を損傷させないようにするために少なくともノッチ11が設けられる位置まで形成されていることが望ましい。
剥離紙13は、左右の抗張力体12にオーバーラップする程度の長さとされたナイロン偏平糸又はPETフィルム等からなり、光ファイバケーブル1の長手方向に設けられている。この例では、上下の剥離紙13は、光ユニット2を挟み込むようにして接触している。剥離紙13は、外被3に対して密着しないようになっており、外被13を引き裂いた時に外被3から簡単に離脱する。
以上のように構成された光ファイバケーブル1から光ユニット2を取り出すには、4箇所のノッチ11に引き裂き用の工具の刃先をあてがい、その引き裂き用の工具をケーブル長手方向に移動させる。すると、ノッチ11に傷が入り、その傷が次第に内部へ進行することで剥離紙13に達する。このとき、剥離紙13が設けられているので、工具の刃先で光ユニット2が傷付くことがなく当該光ユニット2を保護することができる。また、上下対のノッチ11を結ぶ線S1上に光ユニット2が存在しないので、光ユニット2の傷付きを未然に防ぐことができる。
そして、2つの抗張力体12をそれぞれ切り離すように両側から外被3を引っ張ると、図5に示すように外被3が4つの部位に分裂する。剥離紙13は、そもそも外被3と密着し難いので、亀裂が入ることで外被13から簡単に剥がれる。このように外被3が分裂した結果、内部の光ユニット2に負荷を掛けることなく取り出すことができる。また、光ユニット2は、円筒形状とされたフィルム4で覆われているため、外被13を引き裂いた時に内部の光ファイバ5が飛び出ない。そして、光ユニット2のフィルム4を開くことで目的の光ファイバ5を取り出す。
このように、本実施形態の光ファイバケーブル1によれば、円筒形状に成形したフィルム4の内部に光ファイバ5を収納した光ユニット2を外被3で被覆した構造であるので、ノッチ11に傷を入れて外被3を引き裂いても内部の光ファイバ5が飛び出すことなく光ユニット2として取り出すことができる。光ファイバ5そのままの状態で外被3で被覆すると、外被3を引き裂いた勢いで光ファイバ5が飛び出してしまったり、外被3が光ファイバ5にくっついて急激な曲げが加わることがある。
このように、光ユニット2の周囲にはフィルム4があるため、光ファイバ5と外被3とが直接接触することが無く、光ユニット2の取出しと、光ユニット2からの光ファイバ5の取出しを容易に行うことができ、光ファイバケーブル曲げ時や温度変化時に伝送損失を起こし難い。したがって、本実施形態の光ファイバケーブル1によれば、光ファイバ5に急激な曲げなどが加わることなく容易に中間分岐することが可能となる。
また、本実施形態の光ファイバケーブル1によれば、光ユニット2を挟んで上下に剥離紙13を設け、その上下対になっているノッチ11を結ぶ線S1上に光ユニット2を配置していないので、外被引き裂き用の工具によって光ユニット2が損傷することがない。
また、本実施形態の光ファイバケーブル1によれば、剥離紙13が光ユニット2に接触しているので、光ユニット2と剥離紙13間に外被3が存在しないことから光ユニット2に負荷を掛けることなく当該光ユニット2を取り出すことができる。
なお、図1では光ユニット2と剥離紙13を接触させているが、これらの間に僅かな隙間があってもよい。僅かな隙間であれば、外被3の肉厚も薄いことから無理なく光ユニット2を取り出すことができる。
本実施形態の光ファイバケーブル1について、以下のサンプル1〜4を作成して中間分岐のし易さと温度特性試験を行った。サンプル1の光ファイバケーブル1は、図1に示した構造であり、光ファイバ5には4心間固定テープ心線を6枚撚り合わせたものを使用した。各サンプル1〜4の構成と中間分岐のし易さ及び温度特性試験の結果を表1に示す。サンプル2は剥離紙が無く、サンプル3は光ファイバを包むフィルムが無く、サンプル4は上下対のノッチ間に光ユニットがある構造とした。
Figure 2013160882
温度特性試験は、−30℃〜+70℃の低温と高温で6時間保持した後に伝送損失を測定し、大きな損失変動のないケーブルを○、損失変動のあるケーブルを×として評価した。中間分岐試験は、ノッチ部に傷を加えた後にケーブル中間で抗張力体を長辺方向に引っ張ることで、ノッチから外被から裂けて実装している光ユニットの取出しができるか否かと、取出し時のロス変動を測定、大きな損失変動のないケーブルを○、損失変動のあるケーブルを×とした。
サンプル1、2では、温度特性試験時に大きなロス増は起こらなかったが、光ユニット外周の筒状フィルムが無いサンプル3ではロス増があった。温度変化によりケーブルが圧縮、延伸された際に外被に埋まり移動できない光ファイバがあったために局所的にファイバ蛇行が発生しロス増したと考えられる。
中間分岐試験では、サンプル1のみ光ファイバに瞬間的な曲げなどを加えることなく分岐することができた。サンプル2では、ノッチから外被引き裂き時に光ユニット外周のフィルムから光ファイバの飛び出しが起こることがあり、その後の作業が困難になった。具体的には、外被切断時に誤ってはみ出した光ファイバを切ってしまう恐れがあった。
サンプル3では、外被に埋まっている光ファイバがあったため、その光ファイバに急激な曲げが加わり大きなロス変動があった。さらに、引き裂き時に外被に引きつられた光ファイバと他の光ファイバの心線間連結部が分離してしまい、テープ心線の配列が判らなくなり心線の識別ができなくなってしまった。サンプル4では、ノッチに傷を付ける際に光ユニットまで刃物が入ってしまい、光ファイバの断線があった。
「第2実施形態」
第2実施形態では、光ユニット2を複数本として一列に外被に設けた構造と、光ユニット2を上下に複数例実装した構造である。図6では、3本の光ユニット2を同一線S2上に一列に配置している。剥離紙13は、これら3本の光ユニット2全てに接触させるか或いは多少の隙間を空けるようにしている。図7では、3本の光ユニット2を一列に配置したものを上下2段に配置している。上下2列の各光ユニット2は、上下方向で位置がずれるように配置されている。
このように構成された図6及び図7の光ファイバケーブル1では、図1に示した構造の光ファイバケーブル同様、光ユニット2の取出しと、光ユニット2からの光ファイバ5の取出しを容易に行うことができ、光ケーブル曲げ時や温度変化時にロス変動が起こり難く、光ファイバ取出し時に光ファイバに過度の曲げが加わることがない。
「第3実施形態」
第3実施形態は、図8に示すように、首部14を介して支持線部15を設けた光ファイバケーブルの例である。光ユニット2を外被3で被覆したエレメント部16は、図1の光ファイバケーブルと同一構造である。支持線部15には、中心に支持線15aが光ユニット2及び抗張力体12と同一線上に設けられている。また、支持線部15に対してエレメント部16に弛みがついていてもよい。
支持線部15が付いた光ファイバケーブルでは、第1実施形態の光ファイバケーブルと同様、首部14に支持線部15が付いているだけなので光ユニット2の取出しと、光ユニット2からの光ファイバ5の取出しを容易に行うことができ、光ケーブル曲げ時や温度変化時にロス変動が起こり難く、光ファイバ取出し時に光ファイバに過度の曲げが加わることがない。
本発明は、フィルムの両端を重なり合うように円筒形状に成形したフィルム内に光ファイバを収納した光ユニットを矩形断面形状とした外被で被覆した光ファイバケーブルに利用することができる。
1 光ファイバケーブル
2 光ユニット
3 外被
4 フィルム
5 光ファイバ
11 ノッチ
12 抗張力体
13 剥離紙

Claims (5)

  1. 両端が重なり合うように円筒形状に成形したフィルムの内部に複数本の光ファイバを収納した光ユニットを、矩形断面形状とした外被で被覆してなる光ファイバケーブルであって、
    前記外被には、前記光ユニットの両側にそれぞれ抗張力体が同一線上に配置されると共に、これら光ユニット及び抗張力体が配置される同一線と平行に且つ光ユニットを挟んで上下に光ユニット取出し用の剥離紙が配置されており、
    さらに、前記外被の長辺には引き裂き用のノッチが上下面にそれぞれ2つ設けられており、上下対になっているノッチを結ぶ線上に前記光ユニットが配置されていない
    ことを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 請求項1記載の光ファイバケーブルであって、
    前記剥離紙が前記光ユニットに接触している
    ことを特徴とする光ファイバケーブル。
  3. 請求項1または請求項2記載の光ファイバケーブルであって、
    前記光ファイバは、複数本の光ファイバが並列して配置されると共に互いに隣接する2心の光ファイバ間を連結部で連結し、該連結部を、テープ心線長手方向及びテープ心線幅方向にそれぞれ複数設けた間欠固定テープ心線である
    ことを特徴とする光ファイバケーブル。
  4. 請求項1〜3のうち何れか1項に記載の光ファイバケーブルであって、
    前記光ユニットが複数本一列または上下に複数列実装されている
    ことを特徴とする光ファイバケーブル。
  5. 請求項1から4の何れか1項に記載の光ファイバケーブルから光ユニットを取り出す光ユニット取出し方法であって、
    2つの前記抗張力体をそれぞれ切り離すように前記ノッチから前記外被を引き裂いて内部の光ユニットを取り出す
    ことを特徴とする光ユニット取出し方法。
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