JP3085860B2 - 加入者用光ケーブル - Google Patents

加入者用光ケーブル

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JP3085860B2
JP3085860B2 JP06214125A JP21412594A JP3085860B2 JP 3085860 B2 JP3085860 B2 JP 3085860B2 JP 06214125 A JP06214125 A JP 06214125A JP 21412594 A JP21412594 A JP 21412594A JP 3085860 B2 JP3085860 B2 JP 3085860B2
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直樹 岡田
伸 斉藤
幸一郎 渡辺
正義 山中
章夫 茂木
末広 宮本
修 河田
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Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭などの加入者
に接続される少心数の加入者用光ケーブルに関し、効率
的な布設性および分岐性が得られるようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】現在、光ファイバ通信網を一般家庭など
の加入者にまで普及させることが具体的に検討されてい
る。この場合、各加入者用に少なくとも1心の光ケーブ
ルを引き込むことが必要となる。このためには、200
〜300心の幹線光ケーブルから、多数の1心引込用光
ケーブルを接続、分岐する方法、あるいは8心程度の配
線光ケーブルを多心幹線光ケーブルから分岐し、この配
線光ケーブルを順次1心の引込用光ケーブルに分岐して
ゆく方法が考えられる。
【0003】しかしながら、前者の方法にあっては、加
入者数分の引込用光ケーブルを布設する必要が生じ、布
設費用が嵩む欠点がある。また、後者の方法にあって
は、各加入者に至るまでの接続点が増加し、これによる
伝送損失の増加、接続作業の費用の増加などの欠点があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの事
情に鑑みてなされたものであって、布設費用が少なくて
済み、各加入者に至るまでの接続点が少なくて済む加入
者用光ケーブルを得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的は、複数の長
尺のユニットからなる加入者用光ケーブルであって、前
記ユニットは、テンションメンバと光ファイバとが離間
した状態で一括被覆され、かつ一括被覆層に切込部が形
成された光ユニットであり、この光ユニットは、中心テ
ンションメンバの周面にSZ撚りされて配された加入者
用光ケーブルによって解決できる。また、複数の長尺の
ユニットからなる加入者用光ケーブルであって、前記ユ
ニットは、テンションメンバと光ファイバとが離間した
状態で一括被覆され、かつ一括被覆層に切込部が形成さ
れた光ユニットであり、この光ユニットは、中心テンシ
ョンメンバの周面にSZ撚りされ、かつ、SZ撚りされ
た外周面が固定されている加入者用光ケーブルによって
も解決できる。また、SZ撚りされた外周面の反転部
が、固定部材で固定されていることが好ましい。さら
に、前記SZ撚りの反転角が2π〜20πであることが
好ましい。
【0006】
【作用】本発明の加入者用光ケーブルは上述した構造か
らなるものであるので、分岐作業性が良好となり、容易
に必要数の光ユニットを所望の箇所にて取り出すことが
できる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の加入者用光ケーブルについて
詳しく説明する。図1は、本発明の加入者用光ケーブル
の第1の例を示すもので、この加入者用光ケーブル1
は、概略、中心テンションメンバ2と、光ユニット3…
と、バインド線4とから構成されている。
【0008】前記中心テンションメンバ2は、外径が
1.4mm程度の単鋼線からなる支持線5が内蔵され、
ポリエチレンなどの合成樹脂で一体に成形された断面円
形の長尺状のものである。そして、前記支持線5は、ケ
ーブル架設時のケーブルの重量を担うものである。この
中心テンションメンバ2の外径は任意とできるが、通常
は2.8mm程度とされる。
【0009】また、光ユニット3は、図2に示すよう
に、断面円形のもので、直径が1.2mm程度の1本の
テンションメンバ6と1本の光ファイバ7とが、互いに
離間した状態にてポリエチレンなどによって一括被覆さ
れたものである。前記テンションメンバ6は、前記支持
線5を構成する単鋼線と同じものでもよい。また、これ
らのテンションメンバ6および光ファイバ7には撚りは
加えられていない。また、前記ポリエチレンなどからな
る被覆層の中央部近傍には、周面から中心に向かってV
字状の切込部が形成されている。この切込部は、光ユニ
ット3の断面の中心に対して対称な位置に形成され、か
つ、その切込部によって、テンションメンバ6が存在す
る側と、光ファイバ7が存在する側とに二分されるよう
になっている。前記光ユニット3の外径は、使用用途に
よって任意とできるが、通常は4mmとされる。
【0010】この例にあっては、前記光ユニット3…が
5本、S撚りとZ撚りとが交互に撚り合わせられた、す
なわちSZ撚りされて、1本の中心テンションメンバ2
の周面に、隙間なく配されている。ここで、S撚りから
Z撚りに反転する部分およびZ撚りからS撚りに反転す
る部分を反転部8とする。この反転部8上の1点を点A
とし、点Aが存在する光ユニット3と同一の光ユニット
3上にあり、かつ、前記反転部8からみて隣の反転部8
上の1点を点Bと置く。そして、点Aがこの光ユニット
3上を進みながら点Bに達するまでの回転角の絶対値を
反転角とすると、この反転角は2π〜20π、特に6π
〜16πの範囲にあることが好ましい。これは、2π未
満であると撚りが少なくて、不必要な箇所で加入者用光
ケーブル1が分解するおそれが生じ、20πを越える
と、各加入者への光ユニット3…の引き込みの際に、撚
りを解く作業が煩雑になるからである。
【0011】前記SZ撚りにあっては、反転部8…に自
然と緩みが生じ、不必要な時にケーブルの分解が生じる
おそれがある。よって、前記光ユニット3…をSZ撚り
された状態に保持するため、これらの周面には、固定部
材として鋼線がプラスチックで被覆されたバインド線4
が、弦巻状に巻き付けられている。また、バインド線4
の太さは任意であるが、通常0.5〜2mm程度とされ
る。さらにバインド線4の材質は、使用用途に応じて任
意のものを使用することができ、先の例に限られるもの
ではない。
【0012】このような加入者用光ケーブル1にあって
は、光ユニット3…を各加入者に引き込む際に、反転部
8…を持って反転部8…の撚り方向10と逆方向11に
引くか、あるいは、逆方向11に数回捻るだけで所定位
置の光ユニット3…が分岐できる。よって、反転部8…
が形成されない方法、例えばS撚り、Z撚りなどに比べ
て分岐作業性が良好なものとなる。そして、必要数の光
ユニット3…を分岐させた後は、再び必要箇所にバイン
ド線4を巻き付けておけばよい。このようにすることに
よって、所望の箇所で、所望の数の光ユニット3を容易
に分岐することができ、かつ、分岐されなかった光ユニ
ット3を次の分岐作業まで、もとのSZ撚りが加えられ
た状態に保持しておくことができる。
【0013】次に、第2の例の加入者用光ケーブル1の
一例を図3を用いて説明する。この例の加入者用光ケー
ブル1は、バインド線4が、互いにクロスするように巻
かれている他は、第1の例の加入者用光ケーブル1と同
様のものである。このような加入者用光ケーブル1にあ
っては、第1の例よりも光ユニット3…が強固に固定さ
れているので、風などをはじめとする外的要因に対して
も、不必要な時にケーブルが分解することもなく、環境
特性に優れたものとなる。
【0014】次に、第3の例の加入者用光ケーブル1の
一例を図4を用いて説明する。この例の加入者用光ケー
ブル1は、バインド線4にかわって、反転部8のみがバ
インド部材9…にて固定されている他は、第1の例の加
入者用光ケーブル1と同様のものである。前記バインド
部材9…としては、反転部8…を固定するものであれ
ば、その材質や形状は任意である。例えば、図5(a)
に示すように、弾性変形可能な材質からなり、一部に切
欠部が形成されたリング状のものであってもよい。ま
た、図5(b)(c)に示すように、弧状で、両端部が
折り返されて接合部10が形成された接合部品11から
なるものであってもよい。この場合は、前記接合部10
どうしが、適宜な締結手段にて、断面円形になるように
着脱自在に接合されている。さらに、図5(d)に示す
ように、前記バインド線4と同様の材質からなり、反転
部8に掛け渡してから、両端部を1つに束ねて捻ること
により、反転部8を固定できるようにしたものであって
もよい。
【0015】このような加入者用光ケーブル1にあって
は、反転部8…のみがバインド部材9…で固定されてお
り、光ユニット3…を各加入者に引き込む際には、必要
な箇所のみバインド部材9…をはずし、光ユニット3…
を分岐させた後、再びバインド部材9…にて反転部8…
を固定させればよい。よって、バインド線4を巻き直す
必要がなく、第1の例および第2の例のものよりも分岐
作業性がさらに良好なものとなる。
【0016】また、本発明の加入者用光ケーブル1は、
先の例に限られるものではなく、例えば、バインド線4
の巻き付け方、光ユニット3の形状、支持線5を構成す
るものの材質や数、1本の加入者用光ケーブル1として
束ねられる光ユニット3…の数などは任意である。例え
ば、中心テンションメンバ2の周面に光ユニット3…を
配した際に、若干の隙間が形成された場合、その隙間が
形成されたまま、SZ撚りを行うと、前記隙間によっ
て、ゆるみが生じ、不必要な時にケーブルが分解される
おそれが生じる。よってこの際には、前記隙間とほぼ同
じ大きさのダミーユニットを前記隙間に配し、SZ撚り
を施せばよい。前記ダミーユニットとしては、その材
質、形状など特に限定されるものではないが、中心テン
ションメンバ2および光ユニット3の一括被覆層と同じ
材質からなるものが好ましく、例えばポリエチレンをは
じめとする合成樹脂などが挙げられる。
【0017】
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の加入者用
光ケーブルは、複数の長尺のユニットからなる加入者用
光ケーブルであって、前記ユニットは、テンションメン
バと光ファイバとを有する光ユニットであり、この光ユ
ニットは、中心テンションメンバの周面にSZ撚りされ
て配されたものであるので、分岐作業性が良好で、必要
数の光ユニットを所望の箇所にて容易に取り出すことが
できるため、加入者数分の加入者用光ケーブルの布設作
業が簡単で、布設費用を安価に抑えることができる。ま
た、個々のユニットは、それぞれ直接加入者に引き込む
ことができるように、分離独立した形に構成されている
ので、従来のように分岐の際の接続が不要となるので、
分岐の際の伝送損失の増加、接続作業の費用の増加を抑
えることができる。また、構造が簡単なため、製造性が
良好であるなどの効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の加入者用光ケーブルの一実施例を示
す斜視図である。
【図2】 本発明に用いられる光ユニットの一実施例を
示す断面図である。
【図3】 本発明の加入者用光ケーブルの他の例を示す
斜視図である。
【図4】 本発明の加入者用光ケーブルの他の例を示す
斜視図である。
【図5】 本発明の加入者用光ケーブルに用いられるバ
インド部材の一実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…加入者用光ケーブル、2…中心テンションメンバ、
3…光ユニット、4…バインド線、5…支持線、6…テ
ンションメンバ、7…光ファイバ、8…反転部、9…バ
インド部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 幸一郎 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フ ジクラ 佐倉工場内 (72)発明者 山中 正義 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フ ジクラ 佐倉工場内 (72)発明者 茂木 章夫 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フ ジクラ 佐倉工場内 (72)発明者 宮本 末広 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フ ジクラ 佐倉工場内 (72)発明者 河田 修 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−177311(JP,A) 特開 昭61−230108(JP,A) 特開 平6−201956(JP,A) 実開 昭57−172405(JP,U) 実開 昭60−92205(JP,U) 実開 昭63−70518(JP,U) 米国特許5229851(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/44

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の長尺のユニットからなる加入者用
    光ケーブルであって、 前記ユニットは、テンションメンバと光ファイバとが離
    間した状態で一括被覆され、かつ一括被覆層に切込部が
    形成された光ユニットであり、 この光ユニットは、中心テンションメンバの周面にSZ
    撚りされて配されたことを特徴とする加入者用光ケーブ
    ル。
  2. 【請求項2】 複数の長尺のユニットからなる加入者用
    光ケーブルであって、 前記ユニットは、テンションメンバと光ファイバとが離
    間した状態で一括被覆され、かつ一括被覆層に切込部が
    形成された光ユニットであり、 この光ユニットは、中心テンションメンバの周面にSZ
    撚りされ、かつ、SZ撚りされた外周面が固定されてい
    ることを特徴とする加入者用光ケーブル。
  3. 【請求項3】 SZ撚りされた外周面の反転部が、固定
    部材で固定されてなることを特徴とする請求項2記載の
    加入者用光ケーブル。
  4. 【請求項4】 SZ撚りの反転角が2π〜20πである
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一つに記
    載の加入者用光ケーブル。
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JP3609581B2 (ja) * 1997-06-05 2005-01-12 古河電気工業株式会社 光ドロップケーブルユニット集合ケーブル
US7915531B2 (en) * 2007-05-21 2011-03-29 Southwire Company Pushable cable
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