JP3875678B2 - 光ファイバ分岐分配方法及び光ファイバ分岐分配方法で使用される光ファイバシート、並びに収納トレイ - Google Patents

光ファイバ分岐分配方法及び光ファイバ分岐分配方法で使用される光ファイバシート、並びに収納トレイ Download PDF

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Description

この発明は、光ファイバ分岐分配方法及び光ファイバ分岐分配方法で使用される光ファイバシート、並びに収納トレイに関し、特にクロージャや成端箱内における光ファイバの分岐接続を効率よく布設・施工し、光ネットワークを低コストで構築する光ファイバ分岐分配方法及び光ファイバ分岐分配方法で使用される光ファイバシート、並びに収納トレイ関する。
近年、ブロードバンド化の急速な普及、FTTH(Fiber-to-the-Home)を初めとする光ネットワークの拡大、さらに、放送と通信を融合した新しい情報通信サービスの提供などが行われている。そこでは、例えば、ITU-T G.983.3で規格化されているような、光ファイバ心を用いた「3波長伝送」などもあるが、伝送機器が高価で、波長フィルタやスプリッタといったデバイスを必要とすることから、現実的には商用提供されていない。
現在、一般的に行われている方法は、2心の光ファイバを用い、1心は双方向通信、もう1心は映像配信(一方向)という光ネットワークの配線方法である。
双方向通信に用いられるものは、ISPサービスを行うプロバイダを経由して、インターネットに接続されるので、一般的に「IP(Internet Protocol)」と呼ばれる。一方、映像配線は放送系と実質上同義であり、「RF(Radio Frequency)」と呼ばれることが多い。
また、主配線盤(MDF: Main Distribution Frame、「MDF」と略す)あるいは中間配線盤(IDF: Intermediate Distribution Frame、以下「IDF」と略す)などを備えた電話局などの局舎間を結ぶ中継系や幹線系は、IPRFが別ケーブルにて分けられて伝送される場合が多い。しかしながら、アクセス系では両者が一つのケーブルで伝送されている。そこで、エンドユーザ付近のクロージャや光成端箱で対象心数が取り出され、2心のドロップケーブルで引き落とされる。また、集合住宅などの場合は、引き落とし後の光成端箱にて同様なことが行われる場合もある。
例えば、クロージャでは、クロージャハウジングの内部に複数の余長収納トレイが積層されて載置されており、クロージャハウジングの一端側に導入された光ファイバケーブルから対象心数が取り出されると共に、クロージャハウジングの他端側に導入された光ファイバドロップケーブルから対象心数が取り出され、クロージャハウジングの一端側と他端側の前記対象心数の光ファイバ素線は、それぞれ各余長収納トレイにて組み合わされて接続される(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
また、光成端箱では、基本的には上記のクロージャとほぼ同様の構造であり、余長処理ケース内に余長収納ケースと分離心線収納ケースが設けられている。光ファイバケーブルから取り出された対象心数の光ファイバテープ心線は、分離心線収納ケース内で必要な余長が確保されてから単心に分離され、各単心線の先端に例えばSC形光コネクタが取り付けられ、各SC形光コネクタはコネクタアダプタのケース内部側に嵌挿入される。なお、上記の分離心線収納ケースが複数段にして成端箱内に収納されているものもある(例えば、特許文献3、特許文献4及び特許文献5参照)。
図8を参照するに、上記の光ファイバの分岐接続状態についてより詳しく説明すると、一般的に、アクセス系の光ファイバケーブルとしての例えば架空光ファイバケーブル201は、図9に示されているようにIPの4心の光ファイバ素線203からなる光ファイバテープ心線205AとRFの4心の光ファイバ素線203からなる光ファイバテープ心線205Bが多数用いられている。
架空光ファイバケーブル201は、スロットロッド207の中心に備えた第1抗張力体209とその周囲に配置された複数のスロット211内に複数層の光ファイバテープ心線205A,205Bが集合され、スロットロッド207の外周にテープ巻線としての例えば金属テープ213が縦添えして巻かれ、この金属テープ213の外周にシース樹脂などの外被215でシースされて構成される長尺の光ファイバ部217が備えられている。さらに、吊線としての第2抗張力体219の周囲をシース樹脂221により被覆した長尺のケーブル支持線部223が備えられており、このケーブル支持線部223と上記の光ファイバ部217は首部225を介して互いに平行に一体化されている。
また、上記の架空光ファイバケーブル201から分岐される光ファイバドロップケーブル227は、図10(A)に示されているように、光エレメント部229が、例えば2芯の光ファイバ素線203(又は光ファイバ心線あるいは光ファイバテープ心線)と、この近傍に平行で両脇に一対の抗張力体231が添設されており、これらが一括してPVCや難燃性のPEのような熱可塑性樹脂のケーブルシース233で被覆したもので、前記各抗張力体231を結んだ方向に対して直交した方向の前記光ファイバ素線203の両側におけるケーブルシース233の表面にノッチ部235が形成されている。
さらに、上記の光エレメント部229のケーブルシース233に、例えば鋼線からなる支持線237をケーブルシース233と同じ樹脂のシース材239で被覆した長尺のケーブル支持線部241を互いに平行に首部243を介して一体化されている。この場合、ケーブルシース233が首部243でケーブル支持線部241から分離され、図10(B)に示されているように光エレメント部229がインドアドロップケーブルとして使用される。
従来の光ファイバの分岐接続方法としては、上記の架空光ファイバケーブル201の光ファイバテープ心線205A,205BからIP光ファイバ素線203AとRF光ファイバ素線203Bが1心ずつに分離されることになり、IPRFの各1心の計2心が、例えば架空接続クロージャ245の収納トレイ247内で、インドアドロップケーブル229の2心と融着接続部補強材249で接続される。このような接続が行われる場合、単心分離した当該光ファイバ素線203A,203Bを組み合わせて接続することになる。図8は1つの収納トレイ247内で2加入に分離されている例であるが、8加入や16加入に分離されることが一般的である。
なお、接続方式は、融着接続、メカニカルスプライスをはじめ、種々の方法が採られている。なお、光ケーブルは4心の光ファイバテープ心線205が用いられているので、加入者数(もしくは、ドロップケーブルでの引き落とし数)は4単位が好ましいが、特に制限があるわけではない。
また、局舎内に設置する光成端装置には、光ファイバシート群がユニットとして使用されているものがある(例えば、特許文献6参照)。また、光ファイバシートとは2枚の可撓性プラスチックフィルムの間に複数本の光ファイバ素線が接着剤層を介して貼着されたものがある(例えば、特許文献7及び特許文献8参照)。
特公平6−72968号公報 特開平6−59136号公報 特開平10−20129号公報 特開平10−268144号公報 特開2003−107251号公報 特開2000−131535号公報 特開2001−350032号公報 特開2000−329950号公報
ところで、上述した図8に示されているような接続形態は、「編み込み」と呼ばれている。図8では簡便でコンパクトな形態のように図示されているが、実際には、光ファイバ素線203A,203Bが輻輳し、光ファイバ素線203A,203Bが絡み合ったり不必要な外力がかかったりする場合がある。その結果、作業性が悪くなり、作業時間が長くなることによって布設コストが上がってしまうという問題があった。
上記の接続形態は、MDF、IDF、光クロージャあるいは光成端箱などにおいて行われており、光ファイバ素線203A,203B、光ファイバ心線あるいは光ファイバテープ心線205を接続する場合、光ファイバ数が多数になると互いに錯綜し絡み合ったりして、その結果、伝送損失増加が生じるという問題点があった。
また、エンドユーザの申し込みや解約の度に、当該光ファイバ素線203を取り出して接続したり、当該光ファイバ素線203の接続を解除したりすることになるが、輻輳した光ファイバ素線203の中から当該光ファイバ素線203を取り出すのは非常に慎重な作業となり、さらに、活線に影響を与えないようにしなければならないという制約もある。
さらに、上記の架空接続クロージャ247での作業はバケット車等を用いて架空で行われるために天候や風の影響を受けるので、地上での作業に比べて極端に作業性が悪い環境になっている。そのため、上述したように光ファイバ素線203A,203Bが輻輳している状態での繁雑な作業では、より一層作業が困難になるという問題点があった。
また、従来の光ファイバシートとしては、その構造、寸法、材質、固さ、力学特性(可撓性、耐座屈性、補強)、製造方法、製造条件などを規定したものであり、光ファイバシートを用いて光ネットワークを形成する方法に関するものではない。
例えば、前述した特許文献5では、単に光ファイバシートの高密度実装を目的とした成端装置の楕造を規定しただけのものである。
また、前述した特許文献8には、光ファイバシートを構成する光ファイバ素線として、カーボンコート光ファイバが用いられているが、汎用的に商用提供されているものではなく、通常の光ファイバ素線に比べ高コストであるという問題点があった。
この発明は上述の課題を解決するためになされたものである。
この発明の光ファイバ分岐分配方法は、MDF、IDF、クロージャ(19)または光成端箱(27)に備えられる収納トレイ(73)内で複数の光ファイバ(31A、31B)を接続する際、予め複数の光ファイバ(31A、31B)を交差させた編み込み部(75)をモジュール化した光ファイバシートである編み込み体(77)を前記収納トレイ(73)に備え、IPの複数の光ファイバ(31A)と、RFの光ファイバ(31B)とを、前記編み込み体(77)の導入側における交叉している光ファイバ(55A)、光ファイバ(55B)にそれぞれ前記編み込み体(77)の外の収納トレイ(73)内で接続し、前記編み込み体(77)の分配側において、前記編み込み体(77)で交叉したIPの光ファイバ(55A)とRFの光ファイバ(55B)を編み込み体(77)の外の収納トレイ(73)内で前記一加入者当たりにIP、RFの各1回線に分配して光ファイバドロップケーブル(21)に接続することを特徴とするものである。
この発明の光ファイバ分岐分配方法は、前記光ファイバ分岐分配方法において、再接続作業時に、複数の回線の中から変更回線以外の活線に外力を殆ど加えることなく前記変更回線のみを再接続することが好ましい。
この発明の光ファイバシートは、光ファイバ導入側(79)でIPの複数の光ファイバ(31A)とRFの複数の光ファイバ(31B)とを接続すると共に、光ファイバの分配側(87)で一加入者当たりにIP、RFの各1回線を分配して光ファイバドロップケーブルに接続する複数の光ファイバ(55A)、光ファイバ(55B)を交差させ編み込み部(75)ら構成され、前記編み込み部(75)がモジュール化すべく接着剤層を介して固定する2枚の樹脂フィルムから挟み込まれた構造となっていることを特徴とするものである。
この発明の収納トレイは、MDFまたはIDFまたはクロージャまたは光成端箱に備えられる収納トレイ(73)において、光ファイバ導入側(79)でIPの複数の光ファイバ(31A)とRFの複数の光ファイバ(31B)とを編み込み部(75)の外で接続する複数の導入側接続部(83A、83B)と、光ファイバ分配側(87)で一加入者当たりIP系、RF系の各1回線の光ファイバドロップケーブル(21)に前記編み込み部(75)の外で接続して分配する複数の分配側接続部(91)と、前記各導入側接続部(83A、83B)、分配側接続部(91)に導通する複数のIPの光ファイバ素線(55A)とRFの光ファイバ素線(55B)を交差させ編み込み部(75)から構成された光ファイバシートである編み込み体(77)を設けたことを特徴とするものである。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明によれば、錯綜する光配線の編み込み部が光ファイバシート内にモジュール化して収納されているので、前記光ファイバシートを備えた収納トレイでは、IPRFとに分離されている光ファイバから、前記光ファイバシートの編み込み部を介して一加入者当たりにIPRF各1回線を分配できる。その結果、接続作業の迅速化を図り、誤接続を防止することができる。
なお、上記の収納トレイは、MDF、IDF、クロージャあるいは光成端箱などに幅広く適用される。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、この実施の形態に係る光ファイバ分岐分配方法が適用されるケーブル配線システムについて説明する。
図3を参照するに、複数の光ファイバ素線又は光ファイバテープ心線からなる光ファイバ心線をシースした光ファイバケーブル1が敷設される際に、成端ケーブル1A(Termination Cable)の多数の光ファイバが電話局などの局舎3あるいはアクセスポイントにある成端キャビネット5(Termination Cabinet)に備えた光ファイバ集線装置としての主配線盤(MDF: Main Distribution Frame、「MDF」と略す)あるいは中間配線盤(IDF: Intermediate Distribution Frame、以下「IDF」と略す)などにおいて光コネクタ(図示省略)などで結線されている。
光ファイバケーブル1は長さが限られているために幾つかの光ファイバケーブル1が接続されて延長される。例えば、光局内ケーブル7がMDFで集線され、MDFからの光局内成端ケーブル1Aはケーブル室9内の成端光クロージャ11で地下光ケーブル1B(Underground Cable)と接続される。さらに、地下光ケーブル1Bから電柱13に配線される場合は、マンホール15内の地下光クロージャ17で接続された光ライザケーブル1C(Riser Cable)により電柱13に配線され、電柱13間は架空光ケーブル1D(Aerial Cable)で配線される。
また、架空光ケーブル1Dの各光ファイバは架空光クロージャ19により光ファイバを被覆している光ファイバドロップケーブル21によりビルあるいは各一般家庭の加入者宅23に引き落とされ、屋内のOE変換器または成端箱に接続される。
また、例えば、事務所、工場、学校、病院、集合住宅などの大型建物25には、マンホール15内の地下光クロージャ17で別の地下光ケーブル1Eと接続されて延長されて前記大型建物25内の光成端箱27に配線され、この光成端箱27から光インドアケーブル29で各室内に配線される。
なお、成端光ケーブル1A、地下光ケーブル1B、光ライザケーブル1C、架空光ケーブル1D、地下光ケーブル1Eは、いずれも光ファイバケーブル1である。
図4を参照するに、一般に、アクセス系の光ファイバケーブル1は、IPの光ファイバテープ心線31AとRFの4心の光ファイバテープ心線31Bが多数用いられている。その一例として、例えば、架空光ファイバケーブル1は、図4に示されているようにスロットロッド33の中心に備えた第1抗張力体35とその周囲に配置された複数のスロット37内に複数層の光ファイバテープ心線31A,31Bが集合され、スロットロッド33の外周にテープ巻線としての例えば金属テープ39が縦添えして巻かれ、この金属テープ39の外周にシース樹脂などの外被41でシースされて構成される長尺の光ファイバ部43が備えられている。さらに、吊線としての第2抗張力体45の周囲をシース樹脂47により被覆した長尺のケーブル支持線部49が備えられており、このケーブル支持線部49と上記の光ファイバ部43は首部51を介して互いに平行に一体化されている。
また、光ファイバドロップケーブル21は、図5(A)に示されているように、光エレメント部53が、例えば2芯の光ファイバ素線55(又は光ファイバ心線あるいは光ファイバテープ心線)と、この近傍に平行で両脇に一対の抗張力体57が添設されており、これらが一括してPVCや難燃性のPEのような熱可塑性樹脂のケーブルシース59で被覆したもので、前記各抗張力体57を結んだ方向に対して直交した方向の前記光ファイバ素線55の両側におけるケーブルシース59の表面にノッチ部61が形成されている。
さらに、上記の光エレメント部53のケーブルシース59に、例えば鋼線からなる支持線63をケーブルシース59と同じ樹脂のシース材65で被覆した長尺のケーブル支持線部67を互いに平行に首部69を介して一体化されている。この場合、ケーブルシース59が首部69でケーブル支持線部67から分離され、図5(B)に示されているように光エレメント部53がインドアドロップケーブルとして使用される。
図6を参照するに、光ファイバケーブル1内の多数のIPの4心の光ファイバテープ心線31AとRFの4心の光ファイバテープ心線31Bは、IPの光ファイバ素線55AとRFの光ファイバ素線55Bの1心ずつに分離されることになる。つまり、IPRFの各1心の計2心が、例えば架空光クロージャ19内で上記の光ファイバドロップケーブル21の2心と接続される。このような接続が行われる場合、単心分離した当該光ファイバ素線55が組み合わされて接続することになる。
架空光クロージャ19内には、光ファイバ素線55A,55B(又は光ファイバ心線)を収納するための収納トレイ73が設けられており、この収納トレイ73には、予め複数の光ファイバ素線55A,55B(又は光ファイバ心線)を交差させた編み込み部75をモジュール化した編み込み体としての例えば光ファイバシート77が備えられている。
光ファイバシート77についてより詳しく説明すると、図6において左側の光ファイバ導入側79には、光ファイバケーブル1の多数の光ファイバテープ心線31A,31BのうちのIPの4心の光ファイバテープ心線31AとRFの4心の光ファイバテープ心線31Bが取り出され、各光ファイバテープ心線の4心が光ファイバシート77の図6において左側の光ファイバ素線部81の導入側接続部83A,83Bに融着接続部補強材85で接続される。
光ファイバシート77では、IPの4心の光ファイバテープ心線31Aのうちの2心と、RFの4心の光ファイバテープ心線31Bのうちの2心が、それぞれ光ファイバシート77の編み込み部75の光ファイバ素線55A,55Bを介して、図6において右側の光ファイバ分配側87の光ファイバ素線部89の分配側接続部91に一加入者当たりにIP系、RF系の各1回線に組み合わされて分配される。
光ファイバ分配側87の光ファイバ素線部89の分配側接続部91には、各1回線のIP、RFの2心が2本の光ファイバドロップケーブル21の2心に融着接続部補強材85で接続されている。
なお、上記のIPRFの2枚の光ファイバテープ心線31A,31Bの残りの各2心は、それぞれ光ファイバシート77の編み込み部75の光ファイバ素線55A,55Bを介して、図6において右側の光ファイバ分配側87の光ファイバ素線部89に同系の光ファイバ素線55A,55Bでまとめられており、光ファイバケーブル1の同系の光ファイバテープ心線31A,31Bに融着接続部補強材85で接続されている。
図1及び図2を参照するに、光ファイバシート77について他の実施例としては、光ファイバシート77の図1において左側の光ファイバ導入側79の光ファイバ素線部81には、IPの4心の光ファイバ素線55の導入側接続部83Aが2箇所と、RFの4心の光ファイバ素線55の導入側接続部83Bが2箇所と、から構成されており、各接続部に合計4枚の光ファイバテープ心線31A,31Bが接続される。
光ファイバシート77の編み込み部75は、4枚の光ファイバテープ心線31A,31Bから一加入者当たりにIP、RFの各1回線に組み合わされて、合計8加入者に分配されるように構成されている。
また、光ファイバシート77の図1において右側の光ファイバ分配側87の光ファイバ素線部89には、8加入者の各1回線のIP、RFの2心毎の分配側接続部91が設けられており、各分配側接続部91に合計8本の光ファイバドロップケーブル21の2心が接続される。
光ファイバシート77は、図2に示されているように、複数の光ファイバ素線55A,55Bが図2において上下から可撓性プラスチックフィルム77Aにより挟み込まれて接着剤層77Bで接着されて構成されている。なお、各光ファイバ素線55A,55Bは、例えば石英ガラスからなる裸光ファイバ55Cの外周にUV樹脂の被覆樹脂55Dを施したものである。
なお、図1において矢印は光信号の信号方向を示しており、各光ファイバドロップケーブル21におけるIPの光ファイバ素線55にはインターネットおよび電話に使用されて上り・下り双方向デジタル信号が伝送されると共に、RFの光ファイバ素線55には動画に使用されて下り一方向のみの高帯域信号が伝送される。
なお、上記の収納トレイ73は、図3の矢印に示されているように、成端キャビネット5内のMDFIDF、地下光クロージャ17、架空光クロージャ19、光成端箱27などに、幅広く備えられる。
また、上記の光ファイバシート77の光ファイバ素線55の部分は、光ファイバ心線の組み合わせであっても構わない。
次に、この発明の実施の形態の光ファイバ分岐分配方法の効果を確認するために、以下に示す実施例1、実施例2、比較例1、比較例2、比較例3について光ファイバ分岐分配作業を行い、布設時間、再接続、曲げ特性の各種試験を行った。
なお、実施例1、比較例1、比較例2における各作業の共通の条件としては、バケット車を用いた架空での接続作業であり、幹線ケーブルの光ファイバケーブル1は15枚の4心テープ心線を実装したもので、合計60心である。また、引き落とし用の光ファイバドロップケーブル21は2心タイプを16条使用している。
実施例1の形態では、16加入用光ファイバシート77が用いられて、2心単位の融着接続作業が行われた。
なお、16加入用光ファイバシート77は、光ファイバ導入側79に、4枚のIPの光ファイバテープ心線31Aと4枚のRFの光ファイバテープ心線31Bとの合計8枚の光ファイバテープ心線31A,31Bが接続される。編み込み部75は、4枚の光ファイバテープ心線から一加入者当たりにIPRFの各1回線に組み合わされて、合計16加入者に分配されるように構成されている。16加入者の各1回線のIPRFの2心は、それぞれ光ファイバドロップケーブル21の2心に融着接続作業により接続される。
比較例1
比較例1の形態では、予め、編み込み部を設けた収納トレイが用いられて、2心単位の融着接続作業が行われた。このときの編み込み部は、架空での接続作業を行う前に、例えば地上で予め収納トレイに作製するもので、実施例1のようにモールド化したものではない。
比較例2
比較例2の形態では、事前の準備なしに、編み込み作業を行い、2心単位の融着接続作業が行われた。つまり、図8に示されているように架空での接続作業時に編み込み部を作製しながら融着接続作業を行うものである。
実施例2の形態は、ITU-T G.652準拠の曲げに強い耐高屈曲性の光ファイバ素線を用いた光ファイバシート77である。
比較例3
比較例3の形態は、通常のSM光ファイバ素線を用いた光ファイバシート77である。
試験例1
この試験例1の特性値は、布設時間である。
実施例1,比較例1,比較例2について、10個の架空光クロージャ19が用いられて、10箇所の布設・工事が行われ、その布設時間を測定した。その結果が、1箇所あたりの平均値として表1に示されている。なお、「←」の記号は、左欄に同じという意味である。
Figure 0003875678
表1から分かるように、実施例1は、光ファイバシート77を用いることにより、融着接続時に光ファイバ素線55が輻輳することがないので、作業性に優れ、布設時間が短くなる。したがって、実施例1は比較例2の半分以下の布設作業時間で施工できる。
また、実施例1と比較例1では、実フィールド(現場)での布設時間は同じである。しかし、比較例1では事前準備として編み込み部の作製が必要であるので、全体での布設時間は実施例1の方が優れている。
試験例2
この試験例2の特性値は、再接続後の活線の伝送損失変化量である。なお、再接続とは、既に接続されているものを一度切断し、別心線と接続し直すことである。
実施例1,比較例1,比較例2について、既に布設・工事が完了している10箇所の架空光クロージャ19を用いて、当該光ファイバ素線の再接続を行い、その作業時間や当該光ファイバ素線以外の光ファイバ素線(活線)の伝送損失変化量を測定した。その結果が、表2に示されている。なお、「←」の記号は、左欄に同じという意味である。
Figure 0003875678
表2から分かるように、比較例2のように輻輳した光ファイバ心線を取り出して再接続を行うよりも、実施例1のように編み込み部75を有する光ファイバシート77及び比較例1のように予め設けられた編み込み部による単純な再接続作業の方が作業時間が短いのは自明である。したがって、実施例1・比較例1は、比較例2に対して約半分の作業時間になっている。
また、実施例1,比較例1,比較例2のいずれにおいても、再接続作業時には、活線に少なからずの外力がかかってしまうことは、現実的には不可避である。問題は、外力がかかってしまったときの伝送損失の変動量である。この変動量が十分小さい場合は実伝送への影響がないものと考えられるが、ある程度の大きさになってしまった場合は実伝送に支障が出る可能性がある。
この点で、実施例1は、表2に示されるように、比較例1及び比較例2に比べて、その効果が大きいことがわかる。
試験例3
この試験例3は曲げ特性についての試験であり、測定値としては伝送損失変化量(単位はdB)である。
実施例2,比較例3について、JIS C 6851(光ファイバケーブル特性試験方法)に基づいて曲げ試験を行った。曲げ試験装置93としては、図7に示されているように、サンプル95としての光ファイバシート77は、その一端側が、振動軸97を中心に上下方向に揺動する曲げアーム99の一方端側にクランプ101により固定され、サンプル95の他端側が曲げ半径R(R=15mm)を有する曲げ部材103により90度に曲げられ、サンプル95の他端にはおもり105で引張荷重がかけられる。このようにサンプル95に引張荷重をかけた状態で後方及び前方に180度にわたって曲げられる。つまり、サンプル95が垂直位置から最も大きく右側に曲げられ、次に最も左側の位置まで振られ、さらに最初の垂直位置に戻るまでを1サイクルとする。曲げ速度は約2秒間に1サイクルとする。
実施例2,比較例3の各光ファイバシート77について、上記の90度曲げのサイクル数を増やしていった時の各曲げ回数における曲げ損失を測定した。その結果が、表3に示されている。
また、90度曲げ(曲げ半径R=15mm)を50回行ったときの各光ファイバシート77の温度特性試験(一40℃〜+70℃)の結果も、表3に示されている。
なお、実施例2,比較例3のそれぞれのサンプル数Nは、N=10である。また、実施例2のサンプル95(光ファイバシート77)を構成する光ファイバは、ITU−T G.652に準拠した国際標準光ファイバ、つまり曲げに強い光ファイバを使用した。比較例3のサンプル95(光ファイバシート77)を構成する光ファイバは、通常のSM型光ファイバを使用した。
ちなみに、実施例2の光ファイバのモードフィールド径(コア径)は比較例3のSM型光ファイバに比べて小さく、実施例2の光ファイバの屈折率差は比較例3のSM型光ファイバに比べて大きいものである。
Figure 0003875678
表3から分かるように、比較例3のサンプル95を構成するSM型光ファイバよりも、実施例2のサンプル95を構成する曲げに強い光ファイバの方が、光ファイバシート77内で曲げられた時の伝送損失変化量が少ないのは明らかである。さらに、温度特性試験では、光ファイバシート77の構成材料との線膨張係数差によって、光ファイバ心線に外力が加わることが知られている。温度変化があった場合でも、曲げに強い光ファイバの方の伝送損失変化量が少ないのは明らかである。
また、従来の光ファイバシートには、例えば前述した特許文献8に記載されているように、光ファイバシートを構成する光ファイバ素線としてカーボンコート光ファイバが用いられているが、このような特殊な光ファイバ素線は通常の光ファイバ素線に比べ高コストである。また、ITU−T G.652に準拠した国際標準光ファイバでないと、現実的に公衆通信の伝送路として用いるのは困難である。
以上のことから、この実施の形態の光ファイバ分岐分配方法においては、錯綜する光配線の編み込み部75が予め光ファイバシート77内にモジュール化して収納されており、この光ファイバシート77が予めMDF、IDF、地下光クロージャ17、各光クロージャ、光成端箱27などの収納トレイ73に備えられることによって、IP系とRF系とに分離されている光ファイバ素線55A,55Bから、前記光ファイバシート77の編み込み部75を介して一加入者当たりにIP、RFの各1回線を分岐分配できる。
その結果、光ファイバ素線55A,55Bが輻輳することはなくなり、光ファイバ素線55A,55Bが絡み合ったり不必要な外力がかかることもないので、伝送損失増加の防止や誤接続の防止となり、さらに、接続作業の迅速化が図られて作業時間の短縮が可能となり、布設コストの低減に有効となる。
また、エンドユーザの申し込みや解約の度に、当該光ファイバ素線55A,55Bを取り出して接続したり、当該光ファイバ素線55A,55Bの接続を解除したりすることは従来と同様であるが、輻輳した光ファイバ素線55A,55Bの中から当該光ファイバ素線55A,55Bを取り出すことが不要となり、さらに、活線(光ファイバ素線55A,55B)に影響を与えることもなくなる。
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。
この発明の実施の形態で使用される光ファイバシートの概略平面図である。 図1の矢視II−II線の断面図である。 この発明の実施の形態の光ファイバ分岐分配方法が適用されるケーブル配線システムの概略説明図である。 架空光ファイバケーブルの断面図で、図6におけるIV−IV線に沿った拡大断面図である。 (A)は光ファイバドロップケーブルの断面図で、(B)はインドアロップケーブルの断面図である。 この発明の実施の形態における架空光クロージャ内の光ファイバ分岐分配状態の概略説明図である。 曲げ試験装置の概略説明図である。 従来の架空光クロージャ内の光ファイバ分岐分配状態の概略説明図である。 図8におけるIX−IX線に沿った拡大断面図である。 (A)は従来の光ファイバドロップケーブルの断面図で、(B)はインドアドロップケーブルの断面図である。
符号の説明
1,1A〜1E 光ファイバケーブル
5 成端キャビネット
17 地下光クロージャ
19 架空光クロージャ
21 光ファイバドロップケーブル
27 光成端箱
29 光インドアケーブル
31A,31B 光ファイバテープ心線
53 光エレメント部(インドアドロップケーブル)
55A,55B 光ファイバ素線
73 収納トレイ
75 編み込み部
77 光ファイバシート
77A 可撓性プラスチックフィルム
77B 接着剤層
79 光ファイバ導入側
81 光ファイバ素線部
83,83A,83B 導入側接続部
85 融着接続部補強材
87 光ファイバ分配側
89 光ファイバ素線部
91 分配側接続部

Claims (4)

  1. MDF、IDF、クロージャ(19)または光成端箱(27)に備えられる収納トレイ(73)内で複数の光ファイバ(31A、31B)を接続する際、予め複数の光ファイバ(31A、31B)を交差させた編み込み部(75)をモジュール化した光ファイバシートである編み込み体(77)を前記収納トレイ(73)に備え、IPの複数の光ファイバ(31A)と、RFの光ファイバ(31B)とを、前記編み込み体(77)の導入側における交叉している光ファイバ(55A)、光ファイバ(55B)にそれぞれ前記編み込み体(77)の外の収納トレイ(73)内で接続し、前記編み込み体(77)の分配側において、前記編み込み体(77)で交叉したIPの光ファイバ(55A)とRFの光ファイバ(55B)を編み込み体(77)の外の収納トレイ(73)内で前記一加入者当たりにIP、RFの各1回線に分配して光ファイバドロップケーブル(21)に接続することを特徴とする光ファイバ分岐分配方法。
  2. 再接続作業時に複数の回線の中から変更回線以外の活線に外力を殆ど加えることなく前記変更回線のみを再接続することを特徴とする請求項1記載の光ファイバ分岐分配方法。
  3. 光ファイバ導入側(79)でIPの複数の光ファイバ(31A)とRFの複数の光ファイバ(31B)とを接続すると共に、光ファイバの分配側(87)で一加入者当たりにIP、RFの各1回線を分配して光ファイバドロップケーブルに接続する複数の光ファイバ(55A)、光ファイバ(55B)を交差させ編み込み部(75)ら構成され、前記編み込み部(75)がモジュール化すべく接着剤層を介して固定する2枚の樹脂フィルムから挟み込まれた構造となっていることを特徴とする光ファイバシート。
  4. MDFまたはIDFまたはクロージャまたは光成端箱に備えられる収納トレイ(73)において、光ファイバ導入側(79)でIPの複数の光ファイバ(31A)とRFの複数の光ファイバ(31B)とを編み込み部(75)の外で接続する複数の導入側接続部(83A、83B)と、光ファイバ分配側(87)で一加入者当たりIP系、RF系の各1回線の光ファイバドロップケーブル(21)に前記編み込み部(75)の外で接続して分配する複数の分配側接続部(91)と、前記各導入側接続部(83A、83B)、分配側接続部(91)に導通する複数のIPの光ファイバ素線(55A)とRFの光ファイバ素線(55B)を交差させ編み込み部(75)から構成された光ファイバシートである編み込み体(77)を設けたことを特徴とする収納トレイ。
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