JPH08110449A - 自己支持型光ファイバケーブル - Google Patents
自己支持型光ファイバケーブルInfo
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- JPH08110449A JPH08110449A JP6244453A JP24445394A JPH08110449A JP H08110449 A JPH08110449 A JP H08110449A JP 6244453 A JP6244453 A JP 6244453A JP 24445394 A JP24445394 A JP 24445394A JP H08110449 A JPH08110449 A JP H08110449A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4401—Optical cables
- G02B6/4415—Cables for special applications
- G02B6/4416—Heterogeneous cables
- G02B6/4422—Heterogeneous cables of the overhead type
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/44—Mechanical structures for providing tensile strength and external protection for fibres, e.g. optical transmission cables
- G02B6/4401—Optical cables
- G02B6/4407—Optical cables with internal fluted support member
Abstract
(57)【要約】
【目的】 支持線に対して内部の光ファイバ心線に十分
な余長が付与され、また、巻取り性、引出し性、布設時
の作業性に優れ、かつ、製造も容易な自己支持型光ファ
イバケーブルを提供する。 【構成】 中心にテンションメンバー5を有する光ファ
イバ収容体4の内部に、光ファイバ心線を収容するため
の空間部6が、テンションメンバー5の周りに撚られた
状態に形成されており、各空間部6内には、チューブ7
a内に複数本の光ファイバ心線7bをルースに収容した
ルースチューブ型光ファイバユニット7がルースに収容
されている。このような光ファイバ収容体4上には、そ
の長さ方向に沿ってケーブル支持線8が配置され、その
外周に光ファイバ収容体4と一体の被覆9が施されてい
る。また、各空間部6の外側両肩部分には、引裂き紐1
1が、空間部6に沿って、かつ、一部を間欠的に外表面
より露出させて埋設されている。
な余長が付与され、また、巻取り性、引出し性、布設時
の作業性に優れ、かつ、製造も容易な自己支持型光ファ
イバケーブルを提供する。 【構成】 中心にテンションメンバー5を有する光ファ
イバ収容体4の内部に、光ファイバ心線を収容するため
の空間部6が、テンションメンバー5の周りに撚られた
状態に形成されており、各空間部6内には、チューブ7
a内に複数本の光ファイバ心線7bをルースに収容した
ルースチューブ型光ファイバユニット7がルースに収容
されている。このような光ファイバ収容体4上には、そ
の長さ方向に沿ってケーブル支持線8が配置され、その
外周に光ファイバ収容体4と一体の被覆9が施されてい
る。また、各空間部6の外側両肩部分には、引裂き紐1
1が、空間部6に沿って、かつ、一部を間欠的に外表面
より露出させて埋設されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架空布設用として有用
な自己支持型光ファイバケーブルに関する。
な自己支持型光ファイバケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、架設時の作業性の向上を図っ
た光ファイバケーブルとして、図6に示すような、支持
線1にケーブル本体2を所定の間隔をおいてプレハンガ
3により支持固定した構造の、いわゆる自己支持型と称
するものが知られている。
た光ファイバケーブルとして、図6に示すような、支持
線1にケーブル本体2を所定の間隔をおいてプレハンガ
3により支持固定した構造の、いわゆる自己支持型と称
するものが知られている。
【0003】この自己支持型ケーブルにおいては、同図
に示すように、ケーブル本体2は支持線1に弛みをもっ
て固定されている。すなわち、プレハンガ3間のケーブ
ル本体長が、支持線1のそれより若干長くなっている。
これは、次のような理由による。
に示すように、ケーブル本体2は支持線1に弛みをもっ
て固定されている。すなわち、プレハンガ3間のケーブ
ル本体長が、支持線1のそれより若干長くなっている。
これは、次のような理由による。
【0004】すなわち、実際に布設されたケーブルは、
周囲の温度変化などで伸び縮みするが、光ファイバ心線
の熱膨張率が支持線を構成する材料(通常、鋼線)の熱
膨張率よりはるかに小さいため、プレハンガ3間のケー
ブル本体と支持線1の長さを同じにすると、支持線の伸
縮に光ファイバ心線が追随できず、光ファイバ心線に張
力または微小曲げが生じ、伝送特性の低下ないし破断を
招くおそれがある。
周囲の温度変化などで伸び縮みするが、光ファイバ心線
の熱膨張率が支持線を構成する材料(通常、鋼線)の熱
膨張率よりはるかに小さいため、プレハンガ3間のケー
ブル本体と支持線1の長さを同じにすると、支持線の伸
縮に光ファイバ心線が追随できず、光ファイバ心線に張
力または微小曲げが生じ、伝送特性の低下ないし破断を
招くおそれがある。
【0005】また、ケーブルの接続部は、光ファイバ心
線同志を接合し、その外側に接続箱を気密に被嵌した構
造を有するが、環境温度や風による振動などで、光ファ
イバ心線がケーブル内に引き込まれる、いわゆるクリー
プ現象が生ずるため、光ファイバ心線は十分な余長をも
って接続する必要がある。
線同志を接合し、その外側に接続箱を気密に被嵌した構
造を有するが、環境温度や風による振動などで、光ファ
イバ心線がケーブル内に引き込まれる、いわゆるクリー
プ現象が生ずるため、光ファイバ心線は十分な余長をも
って接続する必要がある。
【0006】さらに、架線されたケーブルから分岐を行
うための余長も必要である。
うための余長も必要である。
【0007】ちなみに、一般に、前者の支持線の張力に
対しては 0.3%程度、また、接続部においては 3%程度
の余長が必要とされている。
対しては 0.3%程度、また、接続部においては 3%程度
の余長が必要とされている。
【0008】
【発明の解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の自己支持型ケーブルにおいては、ケーブ
ル本体2を弛ませることにより余長をもたせた構造、す
なわち、長さ方向の外形が変化している構造であるた
め、ドラムへの巻取り、あるいはドラムからの引出しが
困難で、また、架線の際に金車などによりしごきを受け
やすいという問題があった。さらに、このために、付与
し得る余長が限られるという問題もあった。加えて、プ
レハンガ3のモールド成型に特殊な製造装置を必要とす
る、同モールド成型工程で冷却に時間がかかるため線速
を遅くする必要がある、工程数が多いなど、製造面でも
問題があった。
たような従来の自己支持型ケーブルにおいては、ケーブ
ル本体2を弛ませることにより余長をもたせた構造、す
なわち、長さ方向の外形が変化している構造であるた
め、ドラムへの巻取り、あるいはドラムからの引出しが
困難で、また、架線の際に金車などによりしごきを受け
やすいという問題があった。さらに、このために、付与
し得る余長が限られるという問題もあった。加えて、プ
レハンガ3のモールド成型に特殊な製造装置を必要とす
る、同モールド成型工程で冷却に時間がかかるため線速
を遅くする必要がある、工程数が多いなど、製造面でも
問題があった。
【0009】本発明は、これらの問題を解決するために
なされたもので、支持線に対し、光ファイバ心線に十分
な余長を付与することができ、しかも、巻取り性、引出
し性、および布設時の作業性に優れ、さらに、製造が容
易で生産性にも優れた自己支持型光ファイバケーブルを
提供することを目的とする。
なされたもので、支持線に対し、光ファイバ心線に十分
な余長を付与することができ、しかも、巻取り性、引出
し性、および布設時の作業性に優れ、さらに、製造が容
易で生産性にも優れた自己支持型光ファイバケーブルを
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の自己支持型光フ
ァイバケーブルは、ケーブル支持線と、これを包覆する
被覆と一体に形成された、内部に光ファイバを収容する
空間部を有する光ファイバ収容体と、前記空間部に収容
された光ファイバ心線とを具備し、かつ、前記空間部
は、光ファイバ収容体の軸心の周りに撚られた状態に形
成されていることを特徴とする。
ァイバケーブルは、ケーブル支持線と、これを包覆する
被覆と一体に形成された、内部に光ファイバを収容する
空間部を有する光ファイバ収容体と、前記空間部に収容
された光ファイバ心線とを具備し、かつ、前記空間部
は、光ファイバ収容体の軸心の周りに撚られた状態に形
成されていることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明の自己支持型光ファイバケーブルにおい
ては、光ファイバ心線を収容する空間部が、光ファイバ
収容体の軸心の周りに撚られた状態に形成されているの
で、ケーブル支持線に対し、光ファイバ心線に余長を付
与することができ、しかも、その余長率は、撚りピッチ
などの撚り条件を変えることにより調節が可能である。
また、長さ方向の外形が一様になるため、ドラムへの巻
取りやドラムからの引き出しが容易となり、また、架線
の際の金車によるしごきも受けにくいため、布設時の作
業性が向上する。さらに、製造に際しては、押出工程は
一度で済み、また、従来のように、光ファイバ心線収容
部外周に押え巻きを施す必要もないので、製造工程数を
大幅に低減することができる。またさらに、線速を低下
させる必要もないので、生産性が向上する。
ては、光ファイバ心線を収容する空間部が、光ファイバ
収容体の軸心の周りに撚られた状態に形成されているの
で、ケーブル支持線に対し、光ファイバ心線に余長を付
与することができ、しかも、その余長率は、撚りピッチ
などの撚り条件を変えることにより調節が可能である。
また、長さ方向の外形が一様になるため、ドラムへの巻
取りやドラムからの引き出しが容易となり、また、架線
の際の金車によるしごきも受けにくいため、布設時の作
業性が向上する。さらに、製造に際しては、押出工程は
一度で済み、また、従来のように、光ファイバ心線収容
部外周に押え巻きを施す必要もないので、製造工程数を
大幅に低減することができる。またさらに、線速を低下
させる必要もないので、生産性が向上する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
る。
【0013】図1は、本発明の自己支持型光ファイバケ
ーブルの一実施例を示す断面図である。図1において、
4は、ポリエチレンのようなプラスチックからなり、中
心に鋼線やFRP(ガラス繊維強化樹脂)などからなる
テンションメンバー5を有する光ファイバ収容体を示し
ている。この光ファイバ収容体4の内部には、光ファイ
バ心線を収容するための空間部6が複数、テンションメ
ンバー5の周りに、S方向、Z方向、あるいはS方向お
よびZ方向を交互に繰り返すSZ方向の撚りをもって形
成されている。そして、これらの各空間部6内には、ポ
リブチレンテレフタレート(PBT)などからなるチュ
ーブ7a内に複数本の光ファイバ心線7bをルースに収
容するとともに、それらの空隙部にジェリー状の混和物
7cを充填してなる、いわゆるルースチューブ型光ファ
イバユニット7が、ルースに収容されている。
ーブルの一実施例を示す断面図である。図1において、
4は、ポリエチレンのようなプラスチックからなり、中
心に鋼線やFRP(ガラス繊維強化樹脂)などからなる
テンションメンバー5を有する光ファイバ収容体を示し
ている。この光ファイバ収容体4の内部には、光ファイ
バ心線を収容するための空間部6が複数、テンションメ
ンバー5の周りに、S方向、Z方向、あるいはS方向お
よびZ方向を交互に繰り返すSZ方向の撚りをもって形
成されている。そして、これらの各空間部6内には、ポ
リブチレンテレフタレート(PBT)などからなるチュ
ーブ7a内に複数本の光ファイバ心線7bをルースに収
容するとともに、それらの空隙部にジェリー状の混和物
7cを充填してなる、いわゆるルースチューブ型光ファ
イバユニット7が、ルースに収容されている。
【0014】また、光ファイバ収容体4上には、その長
さ方向に沿ってケーブル支持線8が配置され、その外周
に光ファイバ収容体4と一体の被覆9を施すことによ
り、連結固定されている。なお、図1において、10
は、光ファイバ収容体4と被覆9とを連結する首部を示
している。
さ方向に沿ってケーブル支持線8が配置され、その外周
に光ファイバ収容体4と一体の被覆9を施すことによ
り、連結固定されている。なお、図1において、10
は、光ファイバ収容体4と被覆9とを連結する首部を示
している。
【0015】さらに、この実施例においては、各空間部
6の外側両肩部分に、アラミッド繊維やポリエステル繊
維のような高抗張力繊維からなる 2本の引裂き紐11
が、空間部6に沿って、かつ、一部を間欠的に外表面よ
り露出させて埋設されている。なお、引裂き紐11の一
部を露出させるには、図2(a)に示すように、引裂き
紐11をケーブルの径方向に波うたせて配置すること
で、波の山部分を平滑に形成された光ファイバ収容体4
の外表面から露出させる、あるいは、図2(b)に示す
ように、光ファイバ収容体4の外表面に窪み12を設
け、この部分で波うたせることなく配置した引裂き紐1
1を露出させるなどの方法を用いることができる。図2
中、13は、引裂き紐の露出部を示す。
6の外側両肩部分に、アラミッド繊維やポリエステル繊
維のような高抗張力繊維からなる 2本の引裂き紐11
が、空間部6に沿って、かつ、一部を間欠的に外表面よ
り露出させて埋設されている。なお、引裂き紐11の一
部を露出させるには、図2(a)に示すように、引裂き
紐11をケーブルの径方向に波うたせて配置すること
で、波の山部分を平滑に形成された光ファイバ収容体4
の外表面から露出させる、あるいは、図2(b)に示す
ように、光ファイバ収容体4の外表面に窪み12を設
け、この部分で波うたせることなく配置した引裂き紐1
1を露出させるなどの方法を用いることができる。図2
中、13は、引裂き紐の露出部を示す。
【0016】このように構成される自己支持型光ファイ
バケーブルにおいては、光ファイバを収容する空間部6
が、光ファイバ収容体4の軸心の周りに撚りをもって形
成されており、かつ、このように形成された空間部6内
に、チューブ7a内に複数本の光ファイバ心線7bをル
ースに収容したルースチューブ型光ファイバユニット7
がさらにルースに収容されているので、チューブ7a内
の光ファイバ心線7bに、光ファイバ収容体4の長さ方
向に沿って配設された支持線8に対して十分な余長が付
与される。したがって、実際に布設した場合に光ファイ
バ心線7bに引張応力がかからず、そのような応力の負
荷に光ファイバ特性の低下や断線が防止される。また、
分岐等の接続部の形成も容易である。
バケーブルにおいては、光ファイバを収容する空間部6
が、光ファイバ収容体4の軸心の周りに撚りをもって形
成されており、かつ、このように形成された空間部6内
に、チューブ7a内に複数本の光ファイバ心線7bをル
ースに収容したルースチューブ型光ファイバユニット7
がさらにルースに収容されているので、チューブ7a内
の光ファイバ心線7bに、光ファイバ収容体4の長さ方
向に沿って配設された支持線8に対して十分な余長が付
与される。したがって、実際に布設した場合に光ファイ
バ心線7bに引張応力がかからず、そのような応力の負
荷に光ファイバ特性の低下や断線が防止される。また、
分岐等の接続部の形成も容易である。
【0017】しかも、長さ方向の外形が一様であるた
め、ドラムへの巻取りやドラムからの引き出しが容易
で、また、架線の際の金車によるしごきも受けにくいた
め、布設時の作業性に優れる。
め、ドラムへの巻取りやドラムからの引き出しが容易
で、また、架線の際の金車によるしごきも受けにくいた
め、布設時の作業性に優れる。
【0018】また、ケーブル支持線8の被覆9と光ファ
イバ収容体4が一体構造とされているため、一度の押出
工程で容易に製造することができる。
イバ収容体4が一体構造とされているため、一度の押出
工程で容易に製造することができる。
【0019】すなわち、上記構成の光ファイバケーブル
を製造するには、図3に示すように、テンションメンバ
ー5、支持線8、ルースチューブ型光ファイバユニット
7および引裂き紐11を、テンションメンバー5を中心
にそれぞれが所定の位置に配置されるように回転ダイス
14aを備えた押出機14に供給し、回転ダイス14a
を回転させつつポリエチレンなどを所定の形状に押出
し、巻取装置15で巻き取るようにすればよく、一工程
で、また、速い線速のもとで生産性よく製造することが
できる。
を製造するには、図3に示すように、テンションメンバ
ー5、支持線8、ルースチューブ型光ファイバユニット
7および引裂き紐11を、テンションメンバー5を中心
にそれぞれが所定の位置に配置されるように回転ダイス
14aを備えた押出機14に供給し、回転ダイス14a
を回転させつつポリエチレンなどを所定の形状に押出
し、巻取装置15で巻き取るようにすればよく、一工程
で、また、速い線速のもとで生産性よく製造することが
できる。
【0020】さらに、光ファイバ収容体4のルースチュ
ーブ型光ファイバユニット7を収容した空間部6それぞ
れの外側両肩部分には引裂き紐11が、その一部を間欠
的に外表面より露出させて埋設されているので、光ファ
イバ心線の分岐にあたり、所用の位置にある引裂き紐1
1の露出部13を掴んで引裂くことにより、光ファイバ
ユニット7を容易に外に取り出し、その分岐作業を作業
性よく行うことができる。なお、引裂き紐11に着色な
どを施し、それぞれの識別ができるようにしておけば、
より迅速に所要の光ファイバユニット7を取り出すこと
ができる。
ーブ型光ファイバユニット7を収容した空間部6それぞ
れの外側両肩部分には引裂き紐11が、その一部を間欠
的に外表面より露出させて埋設されているので、光ファ
イバ心線の分岐にあたり、所用の位置にある引裂き紐1
1の露出部13を掴んで引裂くことにより、光ファイバ
ユニット7を容易に外に取り出し、その分岐作業を作業
性よく行うことができる。なお、引裂き紐11に着色な
どを施し、それぞれの識別ができるようにしておけば、
より迅速に所要の光ファイバユニット7を取り出すこと
ができる。
【0021】なお、上記実施例は、光ファイバ心線7b
をルースチューブ型光ファイバユニット7として、空間
部4内に収容した例であるが、本発明はこのような実施
例に限定されるものではなく、例えば、図4に示すよう
に、多心の光ファイバテープ心線16を複数積層して空
間部6内に収容するようにしてもよい。
をルースチューブ型光ファイバユニット7として、空間
部4内に収容した例であるが、本発明はこのような実施
例に限定されるものではなく、例えば、図4に示すよう
に、多心の光ファイバテープ心線16を複数積層して空
間部6内に収容するようにしてもよい。
【0022】このように構成されるものにおいても、光
ファイバテープ心線15に支持線8に対して十分な余長
が付与されなど、上記実施例と同様の効果を得ることが
できる。
ファイバテープ心線15に支持線8に対して十分な余長
が付与されなど、上記実施例と同様の効果を得ることが
できる。
【0023】また、図5は本発明のさらに他の実施例を
示したもので、この例では、支持線8が光ファイバ収容
体4の中心に配置した構造となっており、したがって、
断面の外形が円形となっている。そして、光ファイバ心
線を収容する空間部6は、支持線8を中心に撚られて設
けられており、その内部にはルースチューブ型光ファイ
バユニット7が収容されている。なお、ルースチューブ
型光ファイバユニット7にかえて、多心の光ファイバテ
ープ心線16を複数積層して収容するようにしてもよ
い。また、各空間部6の外側両肩部分には、上記実施例
の場合と同様、 2本の引裂き紐11が、空間部6に沿っ
て、かつ、一部を間欠的に外表面より露出させて埋設さ
れて、分岐作業の作業性を容易にしている。
示したもので、この例では、支持線8が光ファイバ収容
体4の中心に配置した構造となっており、したがって、
断面の外形が円形となっている。そして、光ファイバ心
線を収容する空間部6は、支持線8を中心に撚られて設
けられており、その内部にはルースチューブ型光ファイ
バユニット7が収容されている。なお、ルースチューブ
型光ファイバユニット7にかえて、多心の光ファイバテ
ープ心線16を複数積層して収容するようにしてもよ
い。また、各空間部6の外側両肩部分には、上記実施例
の場合と同様、 2本の引裂き紐11が、空間部6に沿っ
て、かつ、一部を間欠的に外表面より露出させて埋設さ
れて、分岐作業の作業性を容易にしている。
【0024】この実施例においても、上記実施例の場合
と同様、光ファイバ心線7bには、支持線8に対して十
分な余長が付与されるとともに、従来のものに比べ、ド
ラムへの巻取り性、引き出し性、布設時の作業性が改善
される。さらに、製造も容易となる。
と同様、光ファイバ心線7bには、支持線8に対して十
分な余長が付与されるとともに、従来のものに比べ、ド
ラムへの巻取り性、引き出し性、布設時の作業性が改善
される。さらに、製造も容易となる。
【0025】なお、図1に示したような、支持線8が光
ファイバ収容体4の外に配置されている構造のもので
は、光ファイバ収容体4中心のテンションメンバー5は
必ず必要とするものではない。
ファイバ収容体4の外に配置されている構造のもので
は、光ファイバ収容体4中心のテンションメンバー5は
必ず必要とするものではない。
【0026】本発明において、空間部6内に収容する光
ファイバ心線としては、上記実施例のように、ルースチ
ューブ型としたり、あるいは光ファイバテープ心線の使
用が望ましいが、単心の光ファイバ心線をそのままルー
スに収容させたり、あるいはこれを撚合わせてユニット
化して収容させるようにしてもよい。
ファイバ心線としては、上記実施例のように、ルースチ
ューブ型としたり、あるいは光ファイバテープ心線の使
用が望ましいが、単心の光ファイバ心線をそのままルー
スに収容させたり、あるいはこれを撚合わせてユニット
化して収容させるようにしてもよい。
【0027】なお、上記のいずれの実施例においても、
光ファイバ収容体4の外周に外被を設けてもよく、この
場合、引裂き紐11の露出部13の位置が分かるよう
に、外被にはマーキングを施すことが好ましい。
光ファイバ収容体4の外周に外被を設けてもよく、この
場合、引裂き紐11の露出部13の位置が分かるよう
に、外被にはマーキングを施すことが好ましい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の自己支持
型光ファイバケーブルによれば、光ファイバ収容体内に
光ファイバを収容する空間部が撚られて設けられている
ので、支持線に対して光ファイバ心線に十分な余長が付
与される。したがって、布設等の際の引張応力による光
ファイバの特性低下や断線が防止される。
型光ファイバケーブルによれば、光ファイバ収容体内に
光ファイバを収容する空間部が撚られて設けられている
ので、支持線に対して光ファイバ心線に十分な余長が付
与される。したがって、布設等の際の引張応力による光
ファイバの特性低下や断線が防止される。
【0029】また、長さ方向の外形が一様であるため、
ドラムへの巻取りやドラムからの引き出しが容易で、布
設時の作業性にも優れる。
ドラムへの巻取りやドラムからの引き出しが容易で、布
設時の作業性にも優れる。
【0030】さらに、支持線を包覆する被覆と光ファイ
バ収容体が一体構造であるため、製造は容易で、生産性
に優れ、製品のコストダウンを図ることができる。
バ収容体が一体構造であるため、製造は容易で、生産性
に優れ、製品のコストダウンを図ることができる。
【図1】本発明の自己支持型光ファイバケーブルの一実
施例を示す断面図。
施例を示す断面図。
【図2】同実施例の、引裂き紐の露出方法を示す斜視
図。
図。
【図3】同実施例の光ファイバケーブルを製造する方法
を模式的に示す図。
を模式的に示す図。
【図4】本発明の他の実施例を示す断面図。
【図5】本発明のさらに他の実施例を示す断面図。
【図6】従来の自己支持型光ファイバケーブルを示す斜
視図。
視図。
4………光ファイバ収容体 6………空間部 7………ルースチューブ型光ファイバユニット 7b………光ファイバ心線7b 8………ケーブル支持線 9………被覆 10………首部 11………引裂き紐 13………露出部 16………光ファイバテープ心線
Claims (4)
- 【請求項1】 ケーブル支持線と、これを包覆する被覆
と一体に形成された、内部に光ファイバを収容する空間
部を有する光ファイバ収容体と、前記空間部に収容され
た光ファイバ心線とを具備し、かつ、前記空間部は、光
ファイバ収容体の軸心の周りに撚られた状態に形成され
ていることを特徴とする自己支持型光ファイバケーブ
ル。 - 【請求項2】 請求項1記載の自己支持型光ファイバケ
ーブルにおいて、光ファイバ心線は、チューブ内にルー
スに収容されて前記空間部に収容されていることを特徴
とする自己支持型光ファイバケーブル。 - 【請求項3】 請求項1記載の自己支持型光ファイバケ
ーブルにおいて、光ファイバ心線は、光ファイバテープ
心線であることを特徴とする自己支持型光ファイバケー
ブル。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項記載の自
己支持型光ファイバケーブルにおいて、光ファイバ収容
体の前記空間部外壁に、引裂き紐を、その一部を間欠的
に外表面より露出させて埋設してなることを特徴とする
自己支持型光ファイバケーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6244453A JPH08110449A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 自己支持型光ファイバケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6244453A JPH08110449A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 自己支持型光ファイバケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08110449A true JPH08110449A (ja) | 1996-04-30 |
Family
ID=17118884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6244453A Withdrawn JPH08110449A (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 自己支持型光ファイバケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08110449A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6545222B2 (en) * | 2000-01-11 | 2003-04-08 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Cable, and method for removing sheath at intermediate part of cable |
US6841729B2 (en) * | 2000-10-13 | 2005-01-11 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Self-supporting cable and manufacturing method therefor |
JP2014032302A (ja) * | 2012-08-03 | 2014-02-20 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 通信ケーブルおよびその製造方法 |
CN104062727A (zh) * | 2014-06-23 | 2014-09-24 | 江苏亨通光电股份有限公司 | 一种轻型小缆径8字形自承式光缆 |
CN112805606A (zh) * | 2020-04-26 | 2021-05-14 | 常熟虞通光电科技有限公司 | 一种空间利用率更高的高纤芯密度光缆 |
-
1994
- 1994-10-07 JP JP6244453A patent/JPH08110449A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6545222B2 (en) * | 2000-01-11 | 2003-04-08 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Cable, and method for removing sheath at intermediate part of cable |
US6841729B2 (en) * | 2000-10-13 | 2005-01-11 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Self-supporting cable and manufacturing method therefor |
JP2014032302A (ja) * | 2012-08-03 | 2014-02-20 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 通信ケーブルおよびその製造方法 |
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CN112805606A (zh) * | 2020-04-26 | 2021-05-14 | 常熟虞通光电科技有限公司 | 一种空间利用率更高的高纤芯密度光缆 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020115 |