JP2003098410A - 光ファイバケーブル及びその製造方法 - Google Patents

光ファイバケーブル及びその製造方法

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JP2003098410A JP2001292433A JP2001292433A JP2003098410A JP 2003098410 A JP2003098410 A JP 2003098410A JP 2001292433 A JP2001292433 A JP 2001292433A JP 2001292433 A JP2001292433 A JP 2001292433A JP 2003098410 A JP2003098410 A JP 2003098410A
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修 子安
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空力特性を向上せしめ、光ファイバに歪みを
与えることなく小さな巻き枠にて整列巻きを可能とし、
低コストにする。 【解決手段】 光ファイバケーブル1は、ほぼ円筒形状
ケーブルをなす外皮部材3と、この外皮部材3の内部を
複数の区画に画成する画成用介在部材5と、前記複数の
区画の少なくとも一つの区画内に前記外皮部材3と一体
的に支持線7を挿通せしめた支持線部9と、この支持線
部9を有する区画を除く他の区画内に緩衝層を介して挿
通せしめた光ファイバ部13と、からなる。ケーブル1
の外形が丸型であるので、空力特性が向上し風圧による
振動が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバケー
ブル及びその製造方法に関し、特に自己支持型架空光フ
ァイバケーブルの構造において空力特性を向上させた光
ファイバケーブル及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5ないしは図7を参照するに、従来、
光ファイバケーブルとしての例えば自己支持型架空光フ
ァイバケーブルは種々の構造を有している。図5の支持
型架空光ファイバケーブル101はSSD構造であり、
支持線部103と光ファイバ部105が並列に一括シー
スされた構造である。この例では光ファイバ部105の
外皮107内部にはスロット109が形成されており、
ほぼ中央部には光ファイバ心線111が挿通されてお
り、光ファイバ心線111の周囲の外皮107近くには
支持線113が設けられている。
【0003】図6の支持型架空光ファイバケーブル11
5はSSS構造であり、支持線部103とは別個に、光
ファイバ部の105はチューブ型の外皮117の内部の
ほぼ中央部に支持線119がシースされると共にこの支
持線119の周囲に6心の光ファイバ121からなる光
ファイバ心線123が巻きつけられた構造である。
【0004】図7の支持型架空光ファイバケーブル12
5はSSF構造であり、別個にシースされた支持線部1
03と光ファイバ部105が並列に配置され、上記の支
持線部103と光ファイバ部105がバインド線127
で押巻きされた構造である。なお、この例では支持線部
103と光ファイバ部105が図6と同じ構造とされて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の支持
型架空光ファイバケーブル101,115,125にお
いては、支持線部103と光ファイバ部105との2つ
の異なる大きさの断面円形ケーブルが並列になっている
ことから空力特性に劣るという問題点があった。
【0006】また、支持線部103と光ファイバ部10
5との全体的な断面形状が異型のため、製造時に巻き枠
に巻き取る際に整列巻きがしにくいために巻き状態が乱
れるので光ファイバに歪が加わり易いという問題点があ
った。
【0007】また、上記の理由で光ファイバケーブル1
01,115,125の整列巻きがしにくいので、一定
長を巻き取るためには大き目の巻き枠が必要となるとい
う問題点があった。
【0008】また、図5のSSD構造の支持型架空光フ
ァイバケーブル101のようにスロット109が使用さ
れることや、図6のSSS構造の支持型架空光ファイバ
ケーブル115、図7のSSF構造の支持型架空光ファ
イバケーブル125のようにチューブ形が使用されるこ
とから、実装密度が下がると共にコストが上がるという
問題点があった。
【0009】また、光ファイバケーブル101,11
5,125が太めになることから支持線部103ないし
は支持線113,119のサイズが大きくなるという問
題点があった。
【0010】この発明は上述の課題を解決するためにな
されたもので、その目的は、空力特性を向上せしめ、光
ファイバに歪みを与えることなく小さな巻き枠にて整列
巻きを可能とし、低コストの光ファイバケーブル及びそ
の製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の光ファイバケーブルは、ほ
ぼ円筒形状ケーブルをなす外皮部材と、この外皮部材の
内部を複数の区画に画成する画成用介在部材と、前記複
数の区画の少なくとも一つの区画内に前記外皮部材と一
体的に支持線を挿通せしめた支持線部と、この支持線部
を有する区画を除く他の区画内に緩衝層を介して挿通せ
しめた光ファイバ部と、からなることを特徴とするもの
である。
【0012】したがって、光ファイバケーブルの外形形
状が丸型であるので、空力特性が向上し風圧による振動
が低減されるために、断線事故や光ファイバ心線の移動
が防止される。また、支持線部のサイズが細くなる。
【0013】また、光ファイバケーブルの外形形状が丸
型であるので、製造時は勿論のこと、敷設工事での取り
扱いが容易である。また、従来型より巻き枠のサイズが
小さくても可能となり、束で作業する場合に捩れが入り
にくくなる。
【0014】また、他のスロット型光ファイバケーブル
やチューブ型光ファイバケーブルと比較して構造が単純
であり低コストとなる。
【0015】請求項2によるこの発明の光ファイバケー
ブルは、請求項1記載の光ファイバケーブルにおいて、
前記緩衝層が、光ファイバ部の周囲を高デニールのアラ
ミド繊維で包み込んだ第1緩衝層と、この第1緩衝層と
画成用介在部材のコーナ部との間を低デニールのアラミ
ド繊維で高密度に配設した第2緩衝層との二重構造から
なることを特徴とするものである。
【0016】したがって、緩衝層が二重構造であるの
で、光ファイバ部の周囲の第1緩衝層で外力からの歪が
防止され、第2緩衝層によりクリアランスの小さな介在
のコーナ部への光ファイバ部の落ち込みが防止される。
【0017】請求項3によるこの発明の光ファイバケー
ブルの製造方法は、ほぼ円筒形状ケーブルをなす外皮部
材と、この外皮部材の内部を複数の区画に画成する画成
用介在部材と、前記複数の区画の少なくとも一つの区画
内に前記外皮部材と一体的に支持線を挿通せしめた支持
線部と、この支持線部を有する区画を除く他の区画内に
緩衝層を介して挿通せしめた光ファイバ部と、からなる
光ファイバケーブルを製造する際に、前記緩衝層で包み
込んだ光ファイバ部と前記支持線とをそれぞれ画成用介
在部材の該当する区画に添えてから、上記の画成用介在
部材と緩衝層と支持線との周囲に外皮部材を押出成形
し、この押出成形時に、外皮部材の樹脂材料を前記支持
線の周囲を一体的に回り込むようにして支持線部を形成
すると共に外皮部材の樹脂材料を光ファイバ部に入り込
まないように押出成形することを特徴とするものであ
る。
【0018】したがって、支持線部は外皮部材と容易に
一体構造とされるが、光ファイバ部には外皮部材の樹脂
材料が入り込まないようにされる。なお、このように製
造された光ファイバケーブルは外形形状が丸型なので、
空力特性が向上し風圧による振動が低減されるために、
断線事故や光ファイバ心線の移動が防止される。また、
支持線部のサイズが細くなる。
【0019】また、光ファイバケーブルは外形形状が丸
型なので製造時の取り扱いが容易であり、敷設工事での
取り扱いも容易である。また、従来型より巻き枠のサイ
ズが小さくても可能となり、束で作業する場合に捩れが
入りにくくなる。
【0020】また、他のスロット型光ファイバケーブル
やチューブ型光ファイバケーブルと比較して構造が単純
であり低コストとなる。
【0021】請求項4によるこの発明の光ファイバケー
ブルの製造方法は、請求項3記載の光ファイバケーブル
の製造方法において、前記緩衝層が、光ファイバ部の周
囲を高デニールのアラミド繊維で包み込んだ第1緩衝層
と、この第1緩衝層と画成用介在部材のコーナ部との間
を低デニールのアラミド繊維で高密度に配設した第2緩
衝層との二重構造であることを特徴とするものである。
【0022】したがって、請求項2記載の作用と同様で
あり、緩衝層が二重構造であるので、光ファイバ部の周
囲の第1緩衝層で外力からの歪が防止され、第2緩衝層
によりクリアランスの小さな介在のコーナ部への光ファ
イバ部の落ち込みが防止される。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0024】図1を参照するに、この実施の形態に係わ
る光ファイバケーブル1は、丸型自己支持架空光ファイ
バケーブルであり、ほぼ円筒形状ケーブルをなす外皮部
材3が設けられている。この外皮部材3は、この実施の
形態ではPE(ポリエチレン)製である。この外皮部材
3の内部は画成用介在部材により複数の区画に画成され
ている。この画成用介在部材としては、例えばX型の形
状をなすPE樹脂製からなるX型介在部材5が予め製作
されており、このX型介在部材5により外皮部材3の内
部が4つの区画に画成される。
【0025】また、X型介在部材5の図1において上部
の区画には例えば鋼線などの支持線7が挿通され、且つ
この支持線7の周囲には例えば前記外皮部材3と同じ樹
脂材料にて一体的に支持されることにより支持線部9が
構成されている。この支持線部9は、必ずしも1つの区
画に設けられる必要はなく他の区画にも複数の支持線部
9が設けられても構わない。
【0026】なお、画成用介在部材としては、外皮部材
3の内部を複数の区画に画成するものであればよく、断
面形状がX型とは異なる他の形状であっても構わない。
上記のX型介在部材5は、円筒形状の外皮部材3の内部
が容易に4つの区画に均等に画成されるので使い勝手が
良好であり、且つ光ファイバケーブル1の全体も柔軟で
ある。
【0027】また、上記の支持線部9を有する区画以外
の他の区画内には、緩衝層11により包み込まれた光フ
ァイバ部13が挿通されている。なお、この光ファイバ
部13は光ファイバ心線が単線あるいは複数が挿通され
て構成されている。
【0028】また、上記の緩衝層11は、光ファイバ部
13の周囲を高デニールのアラミド繊維で包み込んだ第
1緩衝層15と、この第1緩衝層15とX型介在部材5
のコーナ部との間を低デニールのアラミド繊維で高密度
に配設した第2緩衝層17との二重構造となっている。
【0029】図2を参照するに、上記構造の光ファイバ
ケーブル1を製造する際には、画成用介在部材としての
例えばX型介在部材5が予め製作されており、このX型
介在部材5が押出成形用の押出し機19の押出し用ダイ
21内に挿入される。さらに、3つの各光ファイバ部1
3は、それぞれ予め例えば上記の第1緩衝層15と第2
緩衝層17とからなる緩衝層11で包み込まれており、
X型介在部材5の該当する区画に添えられるようにして
押出し用ダイ21内に挿入される。また、支持線7もX
型介在部材5の該当する区画に添えられるようにして押
出し用ダイ21内に挿入される。押出し用ダイ21は外
皮部材3の円筒形状に成型する形状となっており、外皮
部材3の樹脂材料Pが支持線7の周囲を一体的に回り込
むように構成され、光ファイバ部13には上記の樹脂材
料Pが回り込まないように構成されている。
【0030】この状態で、加熱されて錬成された外皮部
材3の樹脂材料Pとしての例えばPEが押出成形用の押
出し機19へ注入され押出し用ダイ21から押し出され
ることにより、外皮部材3の樹脂材料Pが上記のX型介
在部材5と緩衝層11と支持線7との周囲に円筒形状に
押出成形される。つまり、外皮部材3の押出し時には、
支持線部9は樹脂材料が支持線7の周囲に充実し、それ
以外はパイプ押し出しが行われ、支持線7が外皮部材3
と一体となるように支持線部9が形成されて押し出され
る。このとき、上記のX型介在部材5と緩衝層11と支
持線7は樹脂材料Pが押し出される速度に合わせて矢印
の方向に送り込まれるので、押出し用ダイ21から図1
に示されている断面形状の丸型自己支持架空光ファイバ
ケーブル1が製造される。
【0031】したがって、支持線7は外皮部材3と容易
に一体構造とされるので抗張力体としての働きを持つこ
とになり、一方、光ファイバ部13には外皮部材3の樹
脂材料Pが入り込まないようにされるので、光ファイバ
部13が緩衝層11により保護されている状態となる。
【0032】なお、このように製造された光ファイバケ
ーブル1は外形形状を丸型とすることができるので、空
力特性が向上し風圧による振動が低減されるために、断
線事故や光ファイバ心線の移動が防止される。また、支
持線7のサイズが細くなる。
【0033】また、光ファイバケーブル1は外形形状が
丸型なので製造時の取り扱いが容易であり、敷設工事で
の取り扱いも容易である。また、整列巻きが可能で従来
型より巻き枠のサイズが小さくても巻き取ることが可能
となり、束で作業する場合に捩れが入りにくくなるの
で、光フアイバ部13に与える歪も低減できる。
【0034】また、この丸型自己支持架空光ファイバケ
ーブル1は、他のスロット型光ファイバケーブルやチュ
ーブ型光ファイバケーブルと比較して構造が単純であり
低コストとなる。
【0035】また、上記の緩衝層11が第1緩衝層15
と第2緩衝層17の二重構造であるので、光ファイバ部
13の周囲の第1緩衝層15で外力からの歪を防止で
き、第2緩衝層17によりクリアランスの小さな介在の
コーナ部への光ファイバ部13の落ち込みを防止でき
る。
【0036】図3を参照するに、この発明の他の実施の
形態の光ファイバケーブル23を示すもので、主要部を
なす構造は図1の光ファイバケーブル1の場合とほぼ同
様であり、製造方法も図2の場合とほぼ同様である。
【0037】この光ファイバケーブル23は、支持線部
9の支持線7に鋼線が用いられ、光ファイバ部13には
24心の光ファイバ心線25が用いられている24心自
己支持型架空光ファイバケーブルである。
【0038】ちなみに、この24心自己支持型架空光フ
ァイバケーブル23は、外皮部材3の材料がPEで、ケ
ーブル外径が8.0mmであり、支持線7の外径が1.2
mmであり、X型介在部材5の材料がLDPEで、その外
径が4.0mmであり、X型介在部材5の厚さが0.5mm
であり、緩衝層11が1200デニールのポリプロピレ
ンヤーン、アラミド繊維からなる。
【0039】図4を参照するに、この発明の他の実施の
形態の光ファイバケーブル27を示すもので、主要部を
なす構造は図1の光ファイバケーブル1の場合とほぼ同
様であり、製造方法も図2の場合とほぼ同様である。
【0040】この光ファイバケーブル27は、支持線部
9の支持線7に鋼線が用いられ、光ファイバ部13には
6個の4心光ファイバテープ心線29で合計24心の光
ファイバ心線が用いられている24心自己支持型架空光
ファイバケーブルである。
【0041】ちなみに、この24心自己支持型架空光フ
ァイバケーブル27は、外皮部材3の材料がPEで、ケ
ーブル外径が8.0mmであり、支持線7の外径が1.2
mmであり、X型介在部材5の材料がLDPEで、その外
径が4.0mmであり、X型介在部材5の厚さが0.5mm
である。
【0042】また、以上のような光ファイバケーブル
1,23,27においてX型介在部材5のサイズは、支
持線7の外径と光ファイバ部13の形態によって以下の
表1のようになる。
【0043】
【表1】 なお、この発明は前述した実施の形態に限定されること
なく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施
し得るものである。
【0044】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、光ファ
イバケーブルの外形形状が丸型であるので、空力特性を
向上せしめ風圧による振動を低減できることから、断線
事故や光ファイバ心線の移動を防止できる。また、支持
線部のサイズを細くできる。
【0045】また、光ファイバケーブルの外形形状が丸
型であるので、製造時は勿論のこと、敷設工事での取り
扱いを容易にできる。また、従来型より巻き枠のサイズ
が小さくても巻き可能であり、束で作業する場合に捩れ
を入りにくくできる。
【0046】また、他のスロット型光ファイバケーブル
やチューブ型光ファイバケーブルと比較して構造が単純
であり低コストにできる。
【0047】請求項2の発明によれば、緩衝層を二重構
造にしたので、光ファイバ部の周囲の第1緩衝層で外力
からの歪を防止でき、第2緩衝層によりクリアランスの
小さな介在のコーナ部への光ファイバ部の落ち込みを防
止できる。
【0048】請求項3の発明によれば、支持線部を外皮
部材と容易に一体構造に押出成形できる。しかも、光フ
ァイバ部には外皮部材の樹脂材料を入り込まないように
成形できる。なお、光ファイバケーブルの外形形状を丸
型に成形したので、空力特性を向上せしめ風圧による振
動を低減できることから、断線事故や光ファイバ心線の
移動を防止できる。また、支持線部のサイズを細くでき
る。
【0049】また、光ファイバケーブルの外形形状が丸
型であるので、製造時は勿論のこと、敷設工事での取り
扱いを容易にできる。また、従来型より巻き枠のサイズ
が小さくても巻き可能であり、束で作業する場合に捩れ
を入りにくくできる。
【0050】また、他のスロット型光ファイバケーブル
やチューブ型光ファイバケーブルと比較して構造が単純
であり低コストにできる。
【0051】請求項4の発明によれば、請求項3記載の
効果と同様であり、緩衝層を二重構造にしたので、光フ
ァイバ部の周囲の第1緩衝層で外力からの歪を防止で
き、第2緩衝層によりクリアランスの小さな介在のコー
ナ部への光ファイバ部の落ち込みを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態の光ファイバケーブルの
断面図である。
【図2】この発明の実施の形態の光ファイバケーブルの
製造方法を概略的に示す斜視図である。
【図3】この発明の他の実施の形態の光ファイバケーブ
ルの断面図である。
【図4】この発明の他の実施の形態の光ファイバケーブ
ルの断面図である。
【図5】従来の光ファイバケーブルの断面図である。
【図6】従来の他の光ファイバケーブルの断面図であ
る。
【図7】従来の他の光ファイバケーブルの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 光ファイバケーブル(図1の) 3 外皮部材 5 X型介在部材(画成用介在部材) 7 支持線 9 支持線部 11 緩衝層 13 光ファイバ部 15 第1緩衝層 17 第2緩衝層 19 押出し機 21 押出し用ダイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ円筒形状ケーブルをなす外皮部材
    と、この外皮部材の内部を複数の区画に画成する画成用
    介在部材と、前記複数の区画の少なくとも一つの区画内
    に前記外皮部材と一体的に支持線を挿通せしめた支持線
    部と、この支持線部を有する区画を除く他の区画内に緩
    衝層を介して挿通せしめた光ファイバ部と、からなるこ
    とを特徴とする光ファイバケーブル。
  2. 【請求項2】 前記緩衝層が、光ファイバ部の周囲を高
    デニールのアラミド繊維で包み込んだ第1緩衝層と、こ
    の第1緩衝層と画成用介在部材のコーナ部との間を低デ
    ニールのアラミド繊維で高密度に配設した第2緩衝層と
    の二重構造からなることを特徴とする請求項1記載の光
    ファイバケーブル。
  3. 【請求項3】 ほぼ円筒形状ケーブルをなす外皮部材
    と、この外皮部材の内部を複数の区画に画成する画成用
    介在部材と、前記複数の区画の少なくとも一つの区画内
    に前記外皮部材と一体的に支持線を挿通せしめた支持線
    部と、この支持線部を有する区画を除く他の区画内に緩
    衝層を介して挿通せしめた光ファイバ部と、からなる光
    ファイバケーブルを製造する際に、 前記緩衝層で包み込んだ光ファイバ部と前記支持線とを
    それぞれ画成用介在部材の該当する区画に添えてから、
    上記の画成用介在部材と緩衝層と支持線との周囲に外皮
    部材を押出成形し、この押出成形時に、外皮部材の樹脂
    材料を前記支持線の周囲を一体的に回り込むようにして
    支持線部を形成すると共に外皮部材の樹脂材料を光ファ
    イバ部に入り込まないように押出成形することを特徴と
    する光ファイバケーブルの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記緩衝層が、光ファイバ部の周囲を高
    デニールのアラミド繊維で包み込んだ第1緩衝層と、こ
    の第1緩衝層と画成用介在部材のコーナ部との間を低デ
    ニールのアラミド繊維で高密度に配設した第2緩衝層と
    の二重構造であることを特徴とする請求項3記載の光フ
    ァイバケーブルの製造方法。
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