JP2009169067A - 光ケーブル - Google Patents

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Kazuhiro Hamada
一弘 濱田
Hiroshi Miyano
寛 宮野
Masahiro Eguchi
正廣 江口
Ryoei Oka
涼英 岡
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Abstract

【課題】光ファイバ心線を損傷することなく安全に取出すことができ、しかも、外被の厚さに影響されることなく容易に切裂くことができる光ケーブルを提供する。
【解決手段】複数の光ファイバ心線を有する円形状のケーブルコア12と、その外周を外被15で覆った光ケーブル11であって、前記の外被15は、ケーブルコア12の外周の一部を長手方向に覆う介在部14と、ケーブルコア12と前記の介在部14を覆う外周部13からなる。介在部14は、外周部13よりも硬質の樹脂材からなる。また、この介在部14は、外周部13とは異なる樹脂材で形成し、外周部13から剥離可能とされる。なお、外周部13の表面に介在部14の位置を示し、外周部13に切込みを入れるための段差部16を有する形状としてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数本の光ファイバ心線を外被で保護した光通信用の光ケーブルに関する。
光ケーブルを敷設した後、ケーブルの中間部分(端部以外の部分)でケーブル内の光ファイバ心線を取出して分岐接続を行うことがある。この場合、光ケーブルの外周を覆っている外被を、ケーブル途中で部分的に除去して、ケーブル内の光ファイバ心線を取出し、これにドロップ光ケーブル等を接続して分岐(中間分岐とも言われている)している。この中間分岐に対して、ケーブル内からの光ファイバ心線の取出し作業を容易にするために、外被とケーブルコアとの間に、外被を引裂くための引裂き紐が長さ方向に沿って埋設されている。
図3は、光ケーブルの外被をカッターの切込みにより除去する従来方法の一例を説明する図である。光ケーブル1の中間部分から光ファイバ心線を取出す場合、図3(A)に示すように、例えば、その中間部分にカッター4で外被2に輪切り状に2つの切込み3aを入れる。次いで、図3(B)に示すように、2つの輪切り状の切込み3aを連結する切込み3bを軸方向に入れ、この切込みを入れた輪切り状の外被部分2aを除去する。
輪切り状の外被部分2aを除去したとき、図3(C)に示すように、光ファイバ心線の束またはスロットからなるケーブルコア5が露出される。このとき、外被2とケーブルコア5との間に埋設されている外被引裂き用の引裂き紐6が露出されるので、これを手で摘んで引っ張り出すことができる。この結果、図3(D)に示すように、引裂き紐6によりケーブルの外被2に引裂き3cを入れ、長手方向に引裂くことができる。なお、引裂き紐6が収納されていない場合は、露出しているケーブルコア5の外被端部から軸方向にカッター等により切込みを入れて引裂き口を形成して、手で引裂いている。
図3に示すように、カッター4を用いて外被2を除去する場合、特に軸方向に切込みを入れるときにカッター4の刃で光ファイバ心線に傷をつけないようにする必要がある。内部の光ファイバ心線を傷つけないように、外部から徐々に外被2を削り取る方法もあるが確実ではなく、時間を要する作業となる。また、通常は、ケーブルコア5の表面は押え巻テープが巻かれているので、カッター4の刃の切込み深さが押え巻テープに達する寸前で止める必要があり、作業者にスキルが求められ、作業性がよくないという問題があった。
上記のような問題を解決する方法として、例えば、図4に示すようなケーブルが知られている(例えば、特許文献1参照)。このケーブルは、光ファイバ心線、絶縁電線等を集合したケーブルコア5の外周に、外被(プラスチック被覆)2’で被覆成形したもので、外被2’の外方に向けて突出する被覆突出部7を、長手方向に沿って設けている。被覆突出部7の内側は、溝8が形成され空洞または紐状体で埋められている。溝8の底部8aは、外被2’の外表面より外方に位置するように形成されている。
上記のケーブルが布設された後、中間分岐を行う際には、ケーブルの途中部分で被覆突出部7を長さ20cm〜50cmにわたって外被5の外表面に沿って削り取る。これによりこ、溝8の底部8aが露出され、被覆突出部7を削り取った箇所の外被2’を切裂くことができる。被覆突出部7を円周方向の対向位置に2箇所設けておけば、外被を2つの部分に分割することができ、ケーブル内の光ファイバ心線を傷つけることなく容易に取り出すことができるとされている。
特開2001−110243号公報
特許文献1に開示の技術によれば、ケーブル内の光ファイバを傷めることなく取り出すことが期待できる。しかし、被覆突出部7を内部の溝8が露出するまで削り取るには、被覆突出部7がほぼ無くなる程度まで削る必要がある。このため、外被2’の被覆厚さが大きい場合は、被覆突出部7の断面積も大きくなり、削り取りの労力も増大する。また、外被2’の外面に突出部が存在することにより、曲げに方向性が生じ、また、巻き取り収納の容積が増大し、布設時の取扱い性が低下する可能性がある。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、光ファイバ心線を損傷することなく安全に取出すことができ、しかも、外被の厚さに影響されることなく容易に切裂くことができる光ケーブルの提供を目的とする。
本発明による光ケーブルは、複数の光ファイバ心線を有する円形状のケーブルコアと、その外周を外被で覆った光ケーブルであって、前記の外被は、ケーブルコアの外周の一部を長手方向に覆う介在部と、ケーブルコアと前記の介在部を覆う外周部からなる。介在部は、外周部よりも硬質の樹脂材からなる。また、この介在部は、外周部とは異なる樹脂材で形成し、外周部から剥離可能とされる。なお、外周部の表面に介在部の位置を示し、外周部に切込みを入れるための段差部を有する形状としてもよい。
本発明によれば、外被に側面からカッターで切裂きのための切込みを入れても、ケーブルコアの側面を覆う介在物によって、カッターがケーブルコアに達するのを抑制すると共に、外被を剥ぎやすくすることができる。また、外被の表面に切込みを入れやすい段差部を設けて、切込み位置の確認とカッターの刃の位置決めを容易にし、作業性を向上させることができる。
図により本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の概略を説明する図、図2は他の実施形態を説明する図である。図中、11は光ケーブル、12はケーブルコア、13は外周部、13a,13bは半部、14,14aは介在部、15は外被、16は段差部、16a,16bは凹溝、16cは小凸起、17はカッターを示す。
本発明による光ケーブル11は、図1(A)に一例として示すように、ケーブルコア12の外周を外被15で覆った形状のものを対象としている。ケーブルコア12は、断面が円形状で、例えば、溝付きスロットに複数の光ファイバ心線を収納し、その外周に押え巻きテープを巻き付けた形状のもの、あるいは、複数の単心光ファイバ心線または複数のテープ状光ファイバ心線を樹脂製のヤーンと共に束ねた形状のものを用いることができる。
本発明においては、ケーブルコア12を覆う外被15は、ケーブルコア12の外周の一部を介在物で覆った介在部14と、その外側およびケーブルコア12の露出面を含めて押出し成形により全体を覆う外周部13とで形成される。全体を覆う外周部13は、一般的にはポリエチレンで形成される。介在部14を形成する介在物の樹脂材としては、外周部13を形成する樹脂材とは、硬さが異なる樹脂材が用いられる。
介在部14の樹脂材は、外周部13の樹脂材より軟質のものでもよいが、硬質のもので形成することが好ましい。介在部14が外周部13の樹脂材より硬質のもので形成されている場合は、図1(B)に示すように、外周部13内に径方向に切込まれたカッター17が硬質の介在部14に当たった時に、その切込に要する力が急に増加することから、径方向への切込みを停止して長手方向に切込むことにより、外周部13に容易に切込みを入れることができる。この結果、特に切込み深さを気にすることなく、ケーブルコア12をカッター17で傷つけずに外被15の剥ぎ取りを行うことが可能となる。
また、介在部14の樹脂材は、外周部13の樹脂材と互いの密着力が弱い樹脂材で形成されていることが好ましい。外周部13がカッター17により切裂かれて、例えば、2つの半部13aと13bに分割された際に、図1(C)に示すように、介在部14をケーブルコア12の外面に残したまま剥離することができ、ケーブルコア12から大きく引き剥がすことができる。この結果、ケーブルコア12の取り出しが容易となり、作業性が向上する。なお、介在部14は、厚みも薄く帯状であるのでケーブルコア12からは、容易に剥ぎ取ることができ、また、ケーブルコア12の外面に巻き付けられている押え巻きテープと同時に剥ぎ取ることもできる。
介在部14の樹脂材としては、外周部13がポリエチレン樹脂で成形されている場合は、例えば、ナイロン樹脂を用いることができる。なお、外周部13のポリエチレン樹脂のロックウエル硬度は、60以下であるが、ナイロン樹脂は100以上である。
介在部14を形成する介在物には、断面がケーブルコア12の外面に倣う円弧状のものが望ましく、ケーブルコア12の両側面に対向するように2箇所に配した構成とするのが好ましい。介在部14は、外被15の一部を形成するものであるが、予め成形されたテープ状のものを、外被の成形時にケーブルコア12に縦添えする形態で、押出し成形装置に送り込み、外周部13の樹脂で覆うようにして設けることができる。また、押出し成形装置に二色成形装置を用いて、介在部14と外周部13を同時に成形するようにしてもよい。
外被15の外面には、介在部14の位置を示し、また、カッター17の刃の位置決めを行う段差部16を設けておくのが好ましい。なお、段差部16は、後述するように凹部で形成してもよく凸部で形成してもよい。凹凸によって形成された段差部部分にカッター17の刃部を当てることにより、介在部14が存在する範囲の位置上で、切込みラインが曲がったり、ずれたりすることなく、直線状に精度よく切込むことができる。
図2は、段差部16および介在部14の他の実施形態を示す図である。それぞれの光ケーブル11の実質的な構成は、図1で説明したのと同様である。
図2(A)は、外被15の外周部13に段差部として、断面U字状の凹溝16aを形成した例である。カッターの刃を凹溝16aの底に当てて切込むことにより、カッターが、介在部14のほぼ中心に当たってケーブルコア12に達するのを防止する。
図2(B)は、外被15の外周部13に段差部として、断面V字状の凹溝16bを形成した例である。カッターの刃を凹溝16b内に入れたとき、外周部13上での位置が特定され、また、被覆の厚さがもっとも薄くなっている位置で切込みを入れることができる。このため、外被15の切込みが、さらに容易となり作業性を向上させることができる。また、カッターは、図2(A)の場合と同様に、介在部14のほぼ中心に当たってケーブルコア12に達するのを防止する。
図2(C)は、外被15の外周部13に段差部として、小凸起16cを形成した例である。小凸起16cは、外周部13の表面からわずかに突出してカッターの刃の引っかかりができる程度に形成されていればよく、光ケーブルとしての外形は、ほぼ円形状であり、図2(A)(B)のものと同様に取り扱うことができる。
図2(D)は、外被15の外周部13に段差部16として、図1で示したのと同様な凹部で形成し、介在部14の断面形状を異ならせた例である。本例での介在部14aは、その断面形状で段差部16に位置する部分を厚く形成する。この結果、外周部13の段差部16の厚みを薄くすることができ、カッターによる切込み厚さが薄くなって、切込みの作業性を向上させることができる。
本発明による光ケーブルは、上述したように外形がほぼ円形のものであるが、上記の円形の光ケーブルを本体部とし、これに切断可能な吊り線部を細幅の首部を介して共通の外被で一体に設けた自己支持型の光ケーブルに対しても適用することができる。また、光ケーブルには、外被に抗張力体を埋設する構造のものがあるが、本発明による光ケーブルの構成は、この外被部分に抗張力体を埋設した光ケーブルにも適用することができる。
本発明の概略を説明する図である。 本発明の他の実施形態を説明する図である。 従来の技術を説明する図である。 従来の他の技術を説明する図である。
符号の説明
11…光ケーブル、12…ケーブルコア、13…外周部、13a,13b…半部、14,14a…介在部、15…外被、16…段差部、16a,16b…凹溝、16c…小凸起、17…カッター。

Claims (4)

  1. 複数の光ファイバ心線を有する円形状のケーブルコアと、その外周を外被で覆った光ケーブルであって、
    前記外被は、前記ケーブルコアの外周の一部を長手方向に覆う介在部と、前記ケーブルコアと前記介在部を覆う外周部と、からなることを特徴とする光ケーブル。
  2. 前記介在部は、前記外周部よりも硬質の樹脂材からなることを特徴とする請求項1に記載の光ケーブル。
  3. 前記介在部は、前記外周部とは異なる樹脂材からなり、前記外周部から剥離可能であることを特徴とする請求項1または2に記載の光ケーブル。
  4. 前記外周部に前記介在部の位置を示し、前記外周部に切込みを入れるための段差部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の光ケーブル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012226024A (ja) * 2011-04-18 2012-11-15 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバケーブル、光ファイバケーブルの分岐方法
JP2012226114A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Furukawa Electric Co Ltd:The 光ファイバケーブル、光ファイバケーブルの分岐方法

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