JP2020101757A - 光ケーブルの製造方法、光ケーブル - Google Patents
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Abstract
Description
光ファイバを取り出す場合には、ケーブル外被を除去してケーブルコアを露出させる必要がある。このケーブル外被を容易に除去するために、ケーブル外被を引き裂くための引き裂き部材をケーブル外被の内周端近傍(例えばケーブルコアの表面)に設ける場合がある。
しかし、引き裂き部材を内側のシースの表面近傍に配置するにあたり、内側シースと外側シースの間に引き裂き紐を沿わせながら被覆すると、内側シース内に全てが埋め込まれてしまうこともあり、全長に亘って内側シースの表面付近に配置させるのは難しく、周方向位置を固定するのも難しい。また、ケーブルコアに内側のシースのみを被覆したものを予め製造しておき、これを改めて押し出し装置に繰り出して外側シースを被せる場合は、内側シースから離れて外側シース内に埋め込まれてしまうことがあり、上記同様、周方向位置を固定するのも難しい。
本開示の一態様に係る光ケーブルは、光ファイバを収納したケーブルコアと、該ケーブルコアの外周に被覆され、少なくとも内側の第1シースと外側の第2シースを含む複数層で構成されるケーブル外被と、ケーブル長手方向に沿って設けられ、前記第2シースを引き裂くための第2引き裂き部材と、を備え、該第2引き裂き部材の一部が前記第1シースに埋め込まれた状態で該第1シースの外周端近傍に固着されている。
最初に本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
本開示の一態様に係る光ケーブルの製造方法は、(1)光ファイバを収納したケーブルコアと、該ケーブルコアの外周に被覆されたケーブル外被と、ケーブル長手方向に沿って設けられ、前記ケーブル外被を引き裂くための引き裂き部材と、を備えた光ケーブルの製造方法であって、前記ケーブル外被が、少なくとも内側の第1シースと外側の第2シースを含む複数層で構成され、前記第1シースを形成させる第1ダイが、前記第2シースを引き裂くための第2引き裂き部材を挿通可能な挿通穴を有しており、第1シース用の樹脂材料を押し出す際に、前記第2引き裂き部材を前記挿通穴から供給し、前記第1シースの外周端近傍に配する。ダイには、第2引き裂き部材を通す挿通穴が形成されており、製造中同じ位置に配されているので、第2引き裂き部材は、第1ダイから押し出された直後の第1シース用の樹脂材料の外周端近傍に固定して配することができる。よって、第2引き裂き部材の位置を安定させることができ、ケーブル外被を容易に引き裂くことができる。
(3)本開示の光ケーブルの製造方法の一態様では、前記第1シース用の樹脂材料および前記第2引き裂き部材の外側に第2シース用の樹脂材料を押し出す。これにより、第1シース用の樹脂材料と第2シース用の樹脂材料を同時に押し出すので、第1シース用の樹脂材料と第2シース用の樹脂材料を別々に押し出した場合に比べて、製造工程を少なくとも一つ減らすことができる。
なお、本明細書において、断面が円形状とは、断面が真円である場合だけを意味するものではなく、例えば、円形に近い、楕円形状や多角形状であってもよい。いずれの形状であっても、断面形状を円形状に近似した時に、上記の式を満たすようにすればよい。
本開示の一態様に係る光ケーブルは、(5)光ファイバを収納したケーブルコアと、該ケーブルコアの外周に被覆され、少なくとも内側の第1シースと外側の第2シースを含む複数層で構成されるケーブル外被と、ケーブル長手方向に沿って設けられ、前記第2シースを引き裂くための第2引き裂き部材と、を備え、該第2引き裂き部材の一部が前記第1シースに埋め込まれた状態で該第1シースの外周端近傍に固着されている。第2引き裂き部材は、内側の第1シースの一部に埋め込まれた状態で外周端近傍に固着されており、第2引き裂き部材が同じ位置に安定して配され、ケーブル外被を容易に引き裂ける光ケーブルを提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本開示による光ケーブルの製造方法、光ケーブルの好適な実施の形態について説明する。
図1は、本開示における光ケーブルのシース被覆工程の一例を説明する図である。このシース被覆工程には、サプライリール30、押出装置32、冷却装置34、引き取りキャプスタン35、巻取装置36が備えられている。
ケーブルコア2の移動速度は、引き取りキャプスタン35で制御される。ケーブルコア2の移動速度と押出装置32の樹脂材料の押し出し量を調整することにより、ケーブルコア2の周囲に図4で説明するケーブル外被10が被覆成形される。
ケーブル外被10を被覆した光ケーブル1は、冷却装置34で冷却された後、引き取りキャプスタン35を経て巻取装置36で巻き取られる。
図2に示すように、ダイ33の中央には、筒状のポイント38が設けられる。ポイント38内には、後述の第1引き裂き部材(引き裂き紐21)を添えたケーブルコア2が通される。ポイント38の外側には、筒状の第1ダイ41が設けられる。第1ダイ41では、第1シース用の樹脂材料がケーブルコア2の外周に押し出される。
また、例えば、第1ダイ41の外側には、同じく筒状の第2ダイ42が設けられている。第2ダイ42では、第2シース用の樹脂材料が第1シース用の樹脂材料の外側に押し出される。
そして、第1シース用の樹脂材料11’が、第1ダイ41からケーブルコア2の外周に押し出され、また、第2シース12を引き裂くための引き裂き紐22が、挿通穴50から第1シース用の樹脂材料11’の上に押し出される。なお、引き裂き紐22は、第1シース用の樹脂材料11’を第1ダイ41押し出す前に、挿通穴50の出口51から所定の長さだけ出しておいてもよい。
なお、ケーブルコアは外被よりも柔らかく、ケーブルコア2に添わせても引き裂き紐21はある程度ケーブルコア側に埋まり、引き裂き紐が完全にフリーになることはない(位置が固定される)ので、引き裂き紐21については、ケーブルコア2に添わせて固定させても問題は無い。
このように、第1ダイ41に、引き裂き紐22を通す挿通穴50が形成されており、引き裂き紐22は、第1ダイ41から押し出された直後の第1シース用の樹脂材料11’の外周端近傍位置に固定して配されるので、引き裂き紐22を予め製造された第1シースの表面に添わせる場合に比べて、ケーブル周方向でみた引き裂き紐22の位置を安定させることができる。
なお、本実施形態では、第1シース用の樹脂材料11’と第2シース用の樹脂材料12’を同時に押し出す例で説明した。しかし、本発明はこの例に限定されない。第2シース用の樹脂材料12’は、第1シース用の樹脂材料11’の押し出しとは別工程で押し出すことも可能である。
図3のダイ33を経て製造された光ケーブル1は、図4(A)に示すように、ケーブルコア2の外周に2層のケーブル外被10が被覆される。ケーブル外被10は、第1シース用の樹脂材料11’で形成された第1シース11と、第2シース用の樹脂材料12’で形成された第2シース12とからなる。
詳しくは、図4(B)に示すように、断面円形状に形成された引き裂き紐22の直径をa、第1シース11への引き裂き紐22の埋まり量をbとしたとき、第2シース12を容易に引き裂けるように、0%<b/a<100%を満たしている。
なお、本明細書において円形とは真円だけを意味するのではなく、例えば、円形に近い、楕円形や多角形のようなものも含む。
しかし、図5(A)に示すように、ケーブルコア2を挟んで対向する位置に設けられた2本の引き裂き紐22,22aで第2シース12を引き裂くこともできる。
あるいは、図5(C)に示すように、第1シース11と第2シース12との間に、鋼製もしくは硬質プラスチック製のテープで形成されたシールド14を縦添えしてもよい。この場合、第2シース12を引き裂くための引き裂き紐22の位置を明らかにするために、第2シース12の表面にマークを設けてもよい。
Claims (5)
- 光ファイバを収納したケーブルコアと、該ケーブルコアの外周に被覆されたケーブル外被と、ケーブル長手方向に沿って設けられ、前記ケーブル外被を引き裂くための引き裂き部材と、を備えた光ケーブルの製造方法であって、
前記ケーブル外被が、少なくとも内側の第1シースと外側の第2シースを含む複数層で構成され、
前記第1シースを形成させる第1ダイが、前記第2シースを引き裂くための第2引き裂き部材を挿通可能な挿通穴を有しており、
第1シース用の樹脂材料を押し出す際に、前記第2引き裂き部材を前記挿通穴から供給し、前記第1シースの外周端近傍に配する、光ケーブルの製造方法。 - 前記挿通穴の出口が、前記第1シース用の樹脂材料を前記第1ダイから前記ケーブルコアに向けて送出する出口位置近傍に開口している、請求項1に記載の光ケーブルの製造方法。
- 前記第1シース用の樹脂材料および前記第2引き裂き部材の外側に第2シース用の樹脂材料を押し出す、請求項1または2に記載の光ケーブルの製造方法。
- 前記引き裂き部材が直径aの断面円形状であり、前記光ケーブルの断面における前記第1シースへの前記第2引き裂き部材の埋まり量bとしたとき、0%<b/a<100%を満たす、請求項1から3のいずれか一項に記載の光ケーブルの製造方法。
- 光ファイバを収納したケーブルコアと、
該ケーブルコアの外周に被覆され、少なくとも内側の第1シースと外側の第2シースを含む複数層で構成されるケーブル外被と、
ケーブル長手方向に沿って設けられ、前記第2シースを引き裂くための第2引き裂き部材と、を備え、
該第2引き裂き部材の一部が前記第1シースに埋め込まれた状態で該第1シースの外周端近傍に固着されている、光ケーブル。
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