JP2011085470A - 電流検出装置及び電流検出方法 - Google Patents

電流検出装置及び電流検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】オン抵抗の温度依存性を補償して負荷電流を高精度に検出する電流検出装置を提供する。
【解決手段】温度補正部130は、演算手段131、メモリ132、第1AD変換手段133、及び第2AD変換手段134を備えている。周囲温度T0におけるパワーMOSFET30のオン抵抗Rds_ON(T0)を事前に測定し、パワーMOSFET30の機種に特有の相関を用いてオン抵抗Rds_ON(T0)から周囲温度T0における温度係数TCds_ON(T0)を算出する。このオン抵抗Rds_ON(T0)及び温度係数TCds_ON(T0)から、周囲温度Tを変化させたときのオン抵抗Rds_ON(T)を求めてオン抵抗−温度テーブルを事前に作成し、これをメモリ132に保存して用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は、負荷への電源供給線路を開閉するスイッチを通過する電流を検出する電流検出装置及び電流検出方法に関し、特にスイッチにパワーMOSFET等の半導体スイッチを用いたときの電流検出装置及び電流検出方法に関する。
自動車等に用いられている電源供給装置では、ヘッドライト等の電装品に電源を供給するために、各電装品が電源供給線路であるハーネスを介してバッテリに接続されている。また、各電装品への電源供給線路を開閉するためのスイッチがその途中に設けられている。さらに、スイッチやハーネスを過電流から保護するための過電流保護手段も設けられている。過電流保護手段として、従来はヒューズが用いられていた。
近年、スイッチや過電流保護手段の電子化が進められており、電源供給線路を開閉するためのスイッチとして半導体スイッチが用いられるようになっている。また、ヒューズに代えて、過電流時に半導体スイッチをオフにして電源供給線路を遮断させるように構成された過電流保護手段も種々提案されている。半導体スイッチを用いた過電流保護手段では、ハーネスに加えて半導体スイッチも過電流から保護することが要求される。
一般的に、半導体スイッチを用いた過電流保護手段としては、半導体スイッチ両端の差電圧(FETの場合、ドレインーソース間電圧Vds)を外部からモニターし、その差電圧に従い過電流等を判定する方法が知られている。すなわち、半導体スイッチの両端電圧より半導体スイッチを通過する電流を予測し、過電流と判定した場合は、回路を遮断する方法である。
しかしながら、半導体スイッチは、周囲温度やそれ自身の発熱の影響を強く受けることが知られており、大電力に対応可能なパワーMOSFETを用いた場合には、周囲温度の変化によってそのオン抵抗が2倍程度も変化することがある。そのため、半導体スイッチの差電圧(オン抵抗による電圧降下)にをもとに半導体スイッチを通過する電流を精度よく予測することが難しい。そこで、このような半導体スイッチを用いる場合には、半導体スイッチを通過する電流を精度よく求めて過電流等を判定できるようにするために、検出した電流値に対し半導体スイッチのオン抵抗の温度変化による影響を補償する必要がある。
特許文献1には、図8に示すような電動機を駆動させる電動機制御装置900が記載されており、電機子チョッパ901及び界磁チョッパ902に用いられるパワーMOSFETの電流を検出する手段が開示されている。特許文献1では、パワーMOSFETのオン期間のドレイン−ソース間電圧を検出する手段、検出した電圧を増幅する手段、パワーMOSFETの温度上昇を検出する手段(温度検出回路)、及びパワーMOSFETのオン抵抗の温度による変化を補正する手段により、パワーMOSFETの電流を検出している。
パワーMOSFETでは、ドレイン−ソース間電圧Vdsと電流Iaとの間に図9に示すような比例関係があることが示されているが、オン抵抗が、図10に示すように、周囲温度変化により大きく変化する欠点がある。そこで、温度検出回路で検出した温度と図10に示すパワーMOSFETの特性から、電流値を補正するようにしている。
特許文献1では、図10に示すパワーMOSFETの温度変化係数から、図11に示すような逆関数を求めて温度補償係数yとし、これをデータテーブルとして以下のように用いている。
電流値=(ドレイン−ソース間電圧VdsのA/D変換値)×(温度補償係数y)
×(電流換算するための変換係数)
また、特許文献2には、図12に示すようなスイッチング装置が開示されている。同図に示すスイッチング装置では、ハーネス911に対し、図13に示すような周囲温度に依存して変化する発煙特性が規定されている。特許文献2では、ハーネス911の周囲温度として、半導体スイッチ912がオフの時に温度センサで検出した値を用いている。この周囲温度をもとに、図13に示した発煙特性の温度変化に過電流判定値を対応させて監視している。
特開2003−061392号公報 特開2003−209922号公報
しかしながら、図10に示すようなオン抵抗の周囲温度依存性は、個々のパワーMOSFETによって異なるため、パワーMOSFETの電流を精度良く検出するためには、パワーMOSFET毎に温度補償係数のデータテーブルを作成する必要がある。そのため、用いるパワーMOSFET全てについて、そのオン抵抗の周囲温度依存性を事前に測定し、その測定結果から温度補償係数を求めてデータテーブルを作成する、といった膨大な作業が必要となる。また、パワーMOSFET毎のデータテーブルを保存するために、パワーMOSFETを複数備えたシステムでは、大容量のメモリが必要となり、高コストになるといった問題もある。
また、パワーMOSFETやハーネスを保護するための制限特性は、図13に例示すように、周囲温度に依存して大きく変化する。そのため、パワーMOSFETやハーネスを通電する電流が制限特性を超えないようにさせるためには、周囲温度毎に制限特性を持たせるようにする必要があり、制限特性のデータ量が膨大になるといった問題がある。
本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、オン抵抗の温度依存性を補償して負荷電流を高精度に検出する電流検出装置を提供することを目的とする。
本発明の電流検出装置の第1の態様は、電源からハーネスを介して負荷に供給される負荷電流をオン/オフする半導体スイッチに並列に接続されて前記負荷電流を検出する電流検出装置であって、前記負荷電流に従って変化する所定の測定電圧を検出する電圧検出回路と、前記半導体スイッチの周囲温度を検出する温度センサーと、前記電圧検出回路及び前記温度センサーからそれぞれ前記測定電圧及び前記周囲温度を入力して前記負荷電流を算出する温度補正部と、を備え、前記温度補正部は、前記電圧検出回路から入力した前記測定電圧をAD変換する第1AD変換手段と、前記温度センサーから入力した前記周囲温度をAD変換する第2AD変換手段と、前記周囲温度が所定の温度T0のときの前記半導体スイッチのオン抵抗Rds_ON(T0)を事前に測定し、前記半導体スイッチの機種に特有のオン抵抗と温度係数との相関をもとに前記オン抵抗Rds_ON(T0)から前記周囲温度がT0のときの温度係数TCds_ON(T0)を求め、前記オン抵抗Rds_ON(T0)と前記温度係数TCds_ON(T0)を用いて事前に作成された前記周囲温度によるオン抵抗の変化を補償するオン抵抗補償テーブルを保存するメモリと、前記第2AD変換手段から入力したデジタル値の前記周囲温度と前記メモリから入力した前記オン抵抗補償テーブルとからオン抵抗補償値を求め、前記第1AD変換手段から入力したデジタル値の前記測定電圧と前記オン抵抗補償値から前記負荷電流を算出する演算手段と、を備えることを特徴とする。
本発明の電流検出装置の他の態様は、前記電圧検出回路は、前記半導体スイッチの前記電源側にこれと並列に接続された第1抵抗と、非反転入力端子が前記半導体スイッチの前記負荷側に接続され、反転入力端子が前記第1抵抗の下流側に接続された差動増幅器と、エミッタ端子が前記第1抵抗と前記差動増幅器の反転入力端子との間に接続され、コレクタ端子が第2抵抗を介して接地され、ゲート端子が前記差動増幅器の出力端子に接続されたトランジスタと、を備えることを特徴とする。
本発明の電流検出装置の他の態様は、前記測定電圧は、前記第2抵抗の端子間電圧を測定した電圧であることを特徴とする。
本発明の電流検出装置の他の態様は、前記オン抵抗補償テーブルは、前記周囲温度と前記オン抵抗との相関を表すテーブルであり、前記オン抵抗補償値は、前記検出された周囲温度における前記オン抵抗であることを特徴とする。
本発明の電流検出装置の他の態様は、前記オン抵抗補償テーブルは、前記周囲温度と前記オン抵抗の逆関数との相関を表すテーブルであり、前記オン抵抗補償値は、前記検出された周囲温度における前記オン抵抗の逆数であることを特徴とする。
本発明の電流検出装置の他の態様は、前記オン抵抗補償テーブルは、所定の最低温度以上に対する前記オン抵抗補償値を与えるテーブルであり、前記温度センサーで検出された前記周囲温度が前記最低温度より低いときは、前記オン抵抗補償テーブルから前記最低温度に対応する前記オン抵抗補償値を求めて前記負荷電流を算出することを特徴とする。
本発明の電流検出装置の他の態様は、前記演算手段から前記負荷電流を入力し、前記負荷電流が所定の負荷電流制限値を超えるか否かを判定し、前記負荷電流制限値を超えると判定したときは前記半導体スイッチをオフにするための制御信号を出力する異常判定部をさらに備えることを特徴とする。
本発明の電流検出装置の他の態様は、前記負荷電流制限値は、前記半導体スイッチを保護するために設定された半導体限界過電流特性の電流値と、前記ハーネスを保護するために設定された電線限界過電流特性の電流値のいずれか低い値であることを特徴とする。
本発明の電流検出方法の第1の態様は、半導体スイッチを通電する負荷電流に伴って変化する所定の電圧を測定し、前記測定電圧から前記負荷電流を算出する電流検出方法であって、前記半導体スイッチの機種に特有のオン抵抗と温度係数との相関式を事前に作成し、前記周囲温度が所定の温度T0のときの前記半導体スイッチのオン抵抗Rds_ON(T0)を事前に測定し、前記相関式をもとに前記オン抵抗Rds_ON(T0)から前記周囲温度がT0のときの温度係数TCds_ON(T0)を事前に求め、前記オン抵抗Rds_ON(T0)と前記温度係数TCds_ON(T0)を用いて前記周囲温度によるオン抵抗の変化を補償するオン抵抗補償テーブルを事前に作成し、前記負荷電流を算出するときは、前記測定電圧および前記周囲温度を検出し、前記検出された周囲温度と前記オン抵抗補償テーブルとからオン抵抗補償値を求め、前記検出された測定電圧と前記オン抵抗補償値から前記負荷電流を算出することを特徴とする。
本発明の電流検出方法の他の態様は、前記オン抵抗補償テーブルは、前記周囲温度と前記オン抵抗との相関を表すテーブルであり、前記オン抵抗補償値は、前記検出された周囲温度における前記オン抵抗であることを特徴とする。
本発明の電流検出方法の他の態様は、前記オン抵抗補償テーブルは、前記周囲温度と前記オン抵抗の逆関数との相関を表すテーブルであり、前記オン抵抗補償値は、前記検出された周囲温度における前記オン抵抗の逆数であることを特徴とする。
本発明の電流検出方法の他の態様は、前記オン抵抗補償テーブルは、所定の最低温度以上に対する前記オン抵抗補償値を与えるテーブルであり、前記温度センサーで検出された前記周囲温度が前記最低温度より低いときは、前記オン抵抗補償テーブルから前記最低温度に対応する前記オン抵抗補償値を求めて前記負荷電流を算出することを特徴とする。
本発明によれば、半導体スイッチの機種別に作成されたオン抵抗と温度係数との相関を用いることで、用いるパワーMOSFET全てについて、そのオン抵抗の周囲温度依存性を事前に測定せずとも、個々のパワーMOSFETについてオン抵抗の温度依存性を補償して負荷電流を高精度に検出する電流検出装置を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る電流検出装置の概略構成を示すブロック図である。 パワーMOSFETの複数サンプルのオン抵抗及び温度係数をプロットしたグラフである。 パワーMOSFETの複数サンプルの温度係数の誤差をプロットしたグラフである。 パワーMOSFETのオン抵抗のモデルを示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る電流検出装置の概略構成を示すブロック図である。 パワーMOSFETに対する限界過電流特性の一例を示すグラフである。 第3の実施形態の電流検出方法における周囲温度とオン抵抗の逆関数との関係を示すグラフである。 従来の電動機制御装置の構成を示すブロック図である。 パワーMOSFETの電流対電圧特性図である。 オン抵抗の温度特性図である。 オン抵抗の逆関数図である。 従来のスイッチング装置の構成を示すブロック図である。 従来のハーネスの発煙特性を示すグラフである。
本発明の好ましい実施の形態における電流検出装置及び電流検出方法の構成について、図面を参照して以下に詳細に説明する。なお、同一機能を有する各構成部については、図示及び説明簡略化のため、同一符号を付して示す。
(第1実施形態)
本発明の第1の実施の形態に係る電流検出装置及び電流検出方法の構成を、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態の電流検出装置100の構成を示すブロック図である。同図では、負荷40がハーネス20及びその途中に設けられた半導体スイッチのパワーMOSFET30を介して電源10に接続された系統において、負荷40に供給される負荷電流Iloadを高精度に測定する本実施形態の電流検出装置100の構成を示している。
パワーMOSFET30として、ここではnチャネル型のパワーMOSFETを用いており、ドライバ回路50からの制御によって、電源10から負荷40への電源供給をオン/オフする構成となっている。このような系統として、例えば電源10を車両に搭載されたバッテリとし、負荷40を車載電装品とすることができる。パワーMOSFET30のゲート端子にドライバ回路50からHレベルの駆動電圧が出力されると、パワーMOSFET30がオンになって負荷40に負荷電流Iloadが供給される。一方、ドライバ回路50から出力される駆動電圧がHレベルからLレベルに変更されると、パワーMOSFET30がオン状態からオフ状態に切り替えられて負荷40への負荷電流Iloadが遮断される。なお、パワーMOSFET30には、nチャネル型パワーMOSFETに限らず、pチャネル型パワーMOSFETを用いてもよい。
本実施形態の電流検出装置100は、電圧検出回路110、温度センサー120、及び温度補正部130を備えている。電圧検出回路110は、差動増幅器111、トランジスタ112、第1抵抗113、及び第2抵抗114を備えている。トランジスタ112にはpnp型のものを用いており、エミッタ端子が第1抵抗113を介して電源10に接続され、コレクタ端子は、第2抵抗114を介して接地されている。
差動増幅器111は、非反転入力端子がパワーMOSFET30のソース側(負荷40側)に接続され、反転入力端子が第1抵抗113の下流側、すなわちトランジスタ112のエミッタ端子に接続されている。これにより、非反転入力端子の電圧はパワーMOSFET30のソース側の電圧と等しく、反転入力端子の電圧はトランジスタ112のエミッタ端子の電圧に等しくなっている。また、差動増幅器111の出力端子は、トランジスタ112のゲート端子に接続されている。
上記のように構成された電圧検出回路110では、差動増幅器111の反転入力端子に印加される電圧と非反転入力端子に印加される電圧とが等しくなるように差動増幅器111の出力が調整され、これによりトランジスタ112のエミッターコレクタ間電流、すなわち第1抵抗113を流れる電流が制御される。電源10の電圧をV0、パワーMOSFET30のドレイン・ソース間電圧をVds、第1抵抗113の抵抗値をRs、第1抵抗113を流れる電流をIsとしたとき、
V0−Vds=V0−Rs・Is (1)
が成立する。
これより、電流Isは次式で与えられる。
Is=Vds/Rs (2)
式(2)より、第1抵抗113を流れる電流Isは、ドレイン・ソース間電圧Vdsに比例することがわかる。この電流Isは、トランジスタ112のエミッタ側からコレクタ側に流れ、第2抵抗114で消費される。
一方、パワーMOSFET30のオン抵抗をRds_ONとしたとき、ドレイン・ソース間電圧Vdsと負荷電流Iloadとの間に次式が成り立つ。
Vds=Iload・Rds_ON (3)
式(2)、(3)より、負荷電流Iloadと電流Isとの間には、
Is=Iload・Rds_ON/Rs
あるいは
load=Is・(Rs/Rds_ON) (4)
が成り立つ。すなわち、第1抵抗113には負荷電流Iloadに比例した電流Isが流れることがわかる。
本実施形態の電流検出装置100では、電流Isを検出することで負荷電流Iloadを検出する構成となっており、以下では電流Isを測定電流Isと称することとする。測定電流Isは、トランジスタ112のコレクタ側電圧を検出し、これを電流値に変換して検出する。トランジスタ112のコレクタ側電圧は、第2抵抗114の接地側とは反対側の電圧に相当する。この電圧(以下では測定電圧という)をVtとし、第2抵抗114の抵抗値をRtとするとき、測定電流Isは
Is=Vt/Rt (5)
で与えられる。
式(4)、(5)より、
load=(Vt/Rt)・(Rs/Rds_ON)
=Vt・{Rs/(Rds_ON・Rt)} (6)
が得られる。これより、抵抗Rds_ON、Rs、Rtが決まると、測定電圧Vtを検出することで負荷電流Iloadを求めることが可能となる。
しかしながら、パワーMOSFET30のオン抵抗Rds_ONは、周囲温度の変化によって大きく変化する。そのため、式(6)のオン抵抗Rds_ONとして適切な値を用いないと負荷電流Iloadが大きな誤差を持つことになる。そこで、本実施形態の電流検出装置100及び電流検出方法では、温度センサー120でパワーMOSFET30の周囲温度Tを測定し、これを用いてオン抵抗Rds_ONの温度変化による影響を補償するオン抵抗補償値を求め、これを用いて負荷電流Iloadを温度補正部130で算出している。
温度補正部130は、演算手段131、メモリ132、第1AD変換手段133、及び第2AD変換手段134を備えている。温度補正部130では、上記の周囲温度によるオン抵抗Rds_ONの変化の影響をデジタル演算処理して補正するために、演算手段131にマイコンを用いている。演算手段131でデジタル演算処理するために、電圧検出回路110から入力する測定電圧Vtを第1AD変換手段133でデジタル値に変換し、温度センサー120から入力する周囲温度Tsを第2AD変換手段134でデジタル値に変換している。デジタル値に変換された測定電圧Vt及び周囲温度Tsは、ともに演算手段131に入力され、ここでオン抵抗Rds_ONの温度変化による影響を補償した負荷電流Iloadを算出している。
オン抵抗Rds_ONは、個々のパワーMOSFETによって値がばらついており、かつ周囲温度によるオン抵抗Rds_ONの変化、すなわち温度係数も個々のパワーMOSFETで異なっている。そのため、従来は個々のパワーMOSFET毎に、周囲温度を複数変えてオン抵抗Rds_ONを測定し、その測定結果をもとにオン抵抗Rds_ONの温度依存性を補償するオン抵抗補償テーブルを作成する必要があった。しかし、オン抵抗補償テーブルを個々のパワーMOSFET毎に作成する必要があるため、膨大な手間とデータ量が必要になるといった問題があった。
これに対し、発明者等は、パワーMOSFETのオン抵抗Rds_ONとその温度係数(TCds_ONとする)との間に、機種によって決まる固有の特性があることを見出した。パワーMOSFETのオン抵抗Rds_ON及び温度係数TCds_ONの一例を図2に示す。図2は、パワーMOSFETの複数のサンプルについて、所定の周囲温度T0において各サンプルのオン抵抗Rds_ON(T0)及び温度係数TCds_ON(T0)を測定した結果をプロットしたものであり、それぞれ符号1、2で示している。同図において、横軸は個々のサンプルに付したサンプル番号となっている。同図(a)、(b)は、それぞれ機種の異なるパワーMOSFETのオン抵抗Rds_ON(T0)及び温度係数TCds_ON(T0)をプロットしている。
図2(a)、(b)より、パワーMOSFETのオン抵抗Rds_ON(T0)及び温度係数TCds_ON(T0)が、サンプルによってばらつくことがわかる。特に、機種の異なる図2(a)と図2(b)では、オン抵抗Rds_ON(T0)及び温度係数TCds_ON(T0)のばらつきの傾向が大きく異なることがわかる。これに対し、図2(a)、(b)それぞれの同じ機種のサンプルだけに注目すると、それぞれの機種でオン抵抗Rds_ON(T0)と温度係数TCds_ON(T0)との間に一定の相関があることが分かる。
すなわち、図2(a)に示す機種(以下では、機種Aとする)のパワーMOSFETでは、オン抵抗Rds_ON(T0)が大きいサンプルほど温度係数TCds_ON(T0)も大きくなっており、オン抵抗Rds_ON(T0)と温度係数TCds_ON(T0)とが、概ね比例してばらついていることが分かる。これに対し、図2(b)に示す機種(以下では、機種Bとする)のパワーMOSFETでは、オン抵抗Rds_ON(T0)が大きいサンプルほど温度係数TCds_ON(T0)が逆に小さくなっており、オン抵抗Rds_ON(T0)と温度係数TCds_ON(T0)とが、概ね反比例してばらついている。
そこで、図2(a)に示す機種AのパワーMOSFETでは、オン抵抗Rds_ON(T0)と温度係数TCds_ON(T0)との間に、比例関係を表す次式の相関を設定することができる。
TCds_ON(T0)=K・Rds_ON(T0) (7)
また、図2(b)に示す機種BのパワーMOSFETでは、オン抵抗Rds_ON(T0)と温度係数TCds_ON(T0)との間に、反比例の関係を表す次式の相関を設定することができる。
Rds_ON(T0)・TCds_ON(T0)=K (8)
パワーMOSFETの温度係数TCds_ON(T0)として、機種毎に図2に示す各サンプルの温度係数の平均値を用いた場合と、式(7)、(8)から求めた温度係数を用いた場合とで、それぞれのサンプルの温度係数TCds_ON(T0)iからの誤差を比較した結果を図3に示す。同図(a)、(b)は、それぞれ機種A、BのパワーMOSFETについて示している。
図3に示す温度係数の平均値を用いたときの各サンプルの温度係数TCds_ON(T0)iからの誤差ΔTC1は、機種毎に次式を用いて算出したものである。
ΔTC1=(TCds_ON(T0)i−TCds_ON(T0)ave)
/TCds_ON(T0)ave×100[%]
ここで、TCds_ON(T0)aveは、個々のサンプルの温度係数TCds_ON(T0)iを機種A、Bそれぞれで平均した平均値である。
また、式(7)、(8)から求めた温度係数を用いたときの各サンプルの温度係数TCds_ON(T0)iからの誤差ΔTC2、ΔTC3は、それぞれ次式を用いて算出したものである。
ΔTC2=(TCds_ON(T0)i−K・Rds_ON(T0))
/K・Rds_ON(T0)×100[%]
ΔTC3=(TCds_ON(T0)i−K/Rds_ON(T0))
/K/Rds_ON(T0)×100[%]
図3より、式(7)、(8)から求めた温度係数を用いたときの誤差ΔTC2、ΔTC3は、いずれも温度係数の平均値を用いたときの誤差ΔTC1に比べて小さくなっている。図3(a)に示す機種Aでは、平均値を用いたときの誤差ΔTC1の最小値、最大値がそれぞれー8.84%、10.38%となるのに対し、式(7)を用いたときの誤差ΔTC2の最小値、最大値がそれぞれー6.85%、7.70%となり、絶対値がともに小さくなっている。また、図3(b)に示す機種Bでも、平均値を用いたときの誤差ΔTC1の最小値、最大値がそれぞれー6.03%、6.76%となるのに対し、式(8)を用いたときの誤差ΔTC2の最小値、最大値がそれぞれー4.25%、3.73%となり、絶対値がともに小さくなっている。これより、式(7)、(8)を用いることで、温度係数TCds_ON(T0)をオン抵抗Rds_ON(T0)から精度よく求めることができることがわかる。
上記のように、オン抵抗Rds_ON及び温度係数TCds_ONのばらつきの傾向が、機種によって異なる理由を以下に説明する。パワーMOSFETのように、温度係数の異なる複数の材料で構成される抵抗体では、オン抵抗Rds_ONを図4(a)のようにモデル化することができる。ここでは、パワーMOSFET30が、パッケージ部31と半導体チップ32とからなり、さらに半導体チップ32が図示しない基板、チャネル、及びエピタキシャル層からなるものとしている。
図4(a)に示すパワーMOSFET30の各構成部に対応して、パワーMOSFET30の抵抗RFETを、図4(b)に示すような抵抗成分に分解して表すことができる。 すなわち、パワーMOSFET30のオン抵抗Rds_ONは、パッケージ部31の抵抗Rpackageと半導体チップ32の抵抗Rtipからなり、半導体チップ32の抵抗Rtipは、基板の抵抗Rsubとチャネルの抵抗Rchとエピタキシャル層の抵抗Repiとからなる。それぞれの抵抗値の比率の一例を、図4(b)の括弧内に示している。ここで、Rpackageの抵抗値比率は、図4(b)の上下端に示すパッケージ31の両端部分の抵抗値の合計を示している。
また、パワーMOSFET30のオン抵抗Rds_ONの温度係数TCds_ONは、パッケージ部31の抵抗Rpackageの温度係数(TCpackageとする)と半導体チップ32の抵抗Rtipの温度係数(TCtipとする)を抵抗値比率で加算した次式で与えられる。
TCds_ON=TCpackage*(6/15)
+TCtip*(9/15)
上記のオン抵抗Rds_ONを構成する各成分のうち、機種Aでは、基板の抵抗Rsubとエピタキシャル層の抵抗Repiは比較的ばらつきが小さいのに対し、チャネルの抵抗Rchが比較的大きくばらつくといった特徴がある。これは、チャンネルの抵抗Rchがトレンチ溝の深さ等、製造工程に起因するばらつきが大きく影響しているのに対し、抵抗Rsubと抵抗Repiは、基板材料として特性が管理されているためと考えられる。これに加えて、ゲートバイアス電圧等が外部回路のばらつきの影響を受けることも考えられる。
これに対し、機種Bでは、パッケージ部31の抵抗Rpackageのばらつきが大きくなっており、この場合にはオン抵抗Rds_ONと温度係数TCds_ONとが、反比例してばらつくといった特徴が見られる。上記のように、パワーMOSFETのオン抵抗Rds_ONのばらつき傾向は、それを構成する材料のうち抵抗のばらつきが大きい材料によって支配される。
本実施形態の電流検出方法では、図2に示すようなパワーMOSFETの機種毎に見られる固有の特性を利用することで、個別のパワーMOSFETの周囲温度Tによるオン抵抗Rds_ONの変化を補償するためのオン抵抗補償テーブルを、事前に容易に作成できるようにしている。これにより、電流検出時には、事前に作成したオン抵抗補償テーブルを用いて、個別のパワーMOSFETの負荷電流を高精度に算出することが可能となっている。以下では、一例としてパワーMOSFET30が機種Bのものであるとし、オン抵抗補償テーブルを事前に作成する方法、及び作成されたオン抵抗補償テーブルを用いて個別のパワーMOSFETの負荷電流を高精度に算出する方法を説明する。
周囲温度がTのときのオン抵抗Rds_ON(T)は、周囲温度がT0のときのオン抵抗Rds_ON(To)及び温度係数TCds_ON(T0)を用いて、次式で与えることができる。
Rds_ON(T)=Rds_ON(T0)
・[1+TCds_ON(T0)・(T−T0)] (9)
ここで、温度係数TCds_ON(T0)は、周囲温度Tによらず一定であるとしている。
そこでまず、パワーMOSFET30用に選択された機種BのパワーMOSFETについて、周囲温度T0におけるオン抵抗Rds_ON(T0)を事前に測定する。この測定されたRds_ON(T0)を相関式(8)に代入することで、周囲温度T0における温度係数TCds_ON(T0)を算出する。このようにして求めた周囲温度T0におけるオン抵抗Rds_ON(T0)及び温度係数TCds_ON(T0)を用いて、周囲温度Tを所定の温度範囲で変化させたときのオン抵抗Rds_ON(T)を式(9)より算出する。これより、所定の温度範囲で周囲温度Tを変化させたときのオン抵抗Rds_ON(T)を与えるオン抵抗補償テーブルを事前に作成することができる。ここでは、周囲温度Tによるオン抵抗の変化を補償するためのオン抵抗補償値を、オン抵抗Rds_ON(T)それ自身としている。
上記のようにして事前に作成したオン抵抗補償テーブルをメモリ132に保存しておくことで、負荷電流測定時には、演算手段131で以下のようにして負荷電流Iloadを求めることができる。まず、温度センサー120で周囲温度Tを検出する。次に、検出した周囲温度Tに対するオン抵抗Rds_ON(T)をオン抵抗補償テーブルから求める。さらに、このオン抵抗補償テーブルから求めたオン抵抗Rds_ON(T)と、電圧検出回路110で検出された測定電圧Vtとを、式(6)に代入することで、負荷電流Iloadを算出することができる。上記の電流検出方法によれば、周囲温度Tによるオン抵抗Rds_ON(T)の変化が適切に補正されることから、精度の高い負荷電流Iloadが得られる。
なお、上記では、メモリ132に事前に保存するオン抵抗補償テーブルを、オン抵抗補償値をオン抵抗Rds_ON(T)として、周囲温度Tとオン抵抗Rds_ON(T)との相関を表すテーブルとしたが、式(6)の演算処理を容易とするために、周囲温度Tとオン抵抗の逆関数1/Rds_ON(T)との相関、あるいは周囲温度TとRs/(Rds_ON・Rt)との相関を表すオン抵抗補償テーブルとしてもよい。その場合には、オン抵抗の逆関数1/Rds_ON(T)またはRs/(Rds_ON・Rt)がオン抵抗補償値となる。
また、式(9)では、温度係数TCds_ON(T0)が周囲温度Tによらず一定であるとしたが、これに限らず、周囲温度Tによって変化する温度係数TCds_ON(T)を用いることも可能である。一例として、温度係数TCds_ON(T)が周囲温度Tに比例して変化する場合には、
TCds_ON(T)=TCds_ON(T0){1+α(T−T0)} (10)
とすることができる。ここで、係数αは、機種BのパワーMOSFETの温度係数の変化率として、たとえば複数のサンプルの温度係数の変化率を平均して設定することができる。
式(9)のTCds_ON(T0)に代えて、式(10)のTCds_ON(T)を用いてオン抵抗Rds_ONを算出することで、オン抵抗Rds_ONの周囲温度Tによる変化をさらに高精度に補正するオン抵抗補償テーブルを事前に作成することが可能となる。
(第2実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る電流検出装置及び電流検出方法を、図5を用いて以下に説明する。図5は、第2の実施形態の電流検出装置200の構成を示すブロック図である。本実施形態の電流検出装置200は、第1の実施形態の電流検出装置100に、さらに異常判定部210を追加している。異常判定部210は、演算手段131で算出した負荷電流Iloadが、パワーMOSFET30及びハーネス20を保護するために設定されている負荷電流制限値を超えるか否かを判定するものである。
本実施形態では、パワーMOSFET30を保護するために設けられている半導体限界過電流特性と、ハーネス20を保護するために設けられている電線限界過電流特性を、メモリ132に予め保存させている。異常判定部210は、メモリ132から半導体限界過電流特性及び電線限界過電流特性を読み出し、両者のうちいずれか低い方を負荷電流制限値に選択する。そして、演算手段131から入力した負荷電流Iloadが負荷電流制限値を超えるか否かを判定し、負荷電流制限値を超えると判定すると、ドライバ回路50に対し負荷電流Iloadの遮断を要求する信号を出力する。これにより、ドライバ回路50は、負荷電流Iloadを遮断するようにパワーMOSFET30を制御する。
上記のように、本実施形態の電流検出装置200によれば、第1の実施形態と同様に、少ないデータ量のオン抵抗補償テーブルを用いて負荷電流を高精度に推定することができるのに加えて、負荷電流が所定の制限値を超えると判定されると、負荷電流を遮断させてパワーMOSFET及びハーネスの損傷を防止することが可能となる。
(第3実施形態)
本発明の第3の実施形態の電流検出装置及び電流検出方法について、以下に説明する。本実施形態の電流検出方法では、パワーMOSFET30及びハーネス20の保護特性に基づき、許容される電流量が大きくなる周囲温度の低温側では、オン抵抗補償テーブルのデータ量をさらに低減するようにしている。なお、本実施形態では、オン抵抗補償テーブルを、周囲温度T毎のパワーMOSFET30のオン抵抗Rds_ON(T)からなるテーブルに代えて、周囲温度T毎のオン抵抗の逆関数1/Rds_ON(T)からなるテーブルを用いた場合を例に説明する。
パワーMOSFET30の保護特性として、電流の大きさによって通電を許可する時間tを制限する半導体限界過電流特性が規定されている。パワーMOSFET30に設定された半導体限界過電流特性の一例を図6に示す。同図に示すように、パワーMOSFET30の半導体限界過電流特性は周辺温度Tに依存して変化し、周辺温度Tが低下するほど半導体限界過電流特性のラインが高電流側に移動する。従って、例えば電流値が同じであっても、周辺温度が低温になるほど通電が許可される時間が長くなる。また、通電時間が同じであっても、周辺温度が低いほど高い電流の通電が許可される。
上記のような限界過電流特性は、ハーネス20に対しても同様に設定されており、電流の大きさによってハーネスを通電する時間を制限する電線限界過電流特性が規定されている。第2の実施形態の電流検出装置200では、異常判定部210において、半導体限界過電流特性と電線限界過電流特性のいずれか低い方を負荷電流制限値としている。
半導体限界過電流特性及び電線限界過電流特性では、図6に例示するように、周囲温度が低温になると、許容する電流値が急激に大きくなる。そのため、周囲温度が低温の場合には、常温または高温の場合に比べて電流制限値に対し十分大きな余裕を有することになる。従って、周囲温度が低温時には、オン抵抗の逆関数1/Rds_ON(T)を周囲温度で高精度に補正しなくても、負荷電流Iloadが半導体限界過電流特性または電線限界過電流特性で与えられる電流制限値を超えるおそれはない。
そこで、本実施形態の電流検出方法では、周囲温度が所定の最低温度Tcより低い場合には、周囲温度が最低温度Tcのときのオン抵抗の逆関数1/Rds_ON(Tc)を用いて負荷電流Iloadの補正を行うようにする。すなわち、オン抵抗の逆関数1/Rds_ON(T)は、周囲温度Tに対し図7に示すように変化するものとしている。図7では、一例として最低温度Tc=0℃としている。そこで、本実施形態の電流検出方法及び電流検出装置では、最低温度Tc以上の周囲温度に対するオン抵抗補償テーブルを事前に作成してメモリ132に保存させておく。そして、温度センサー120で検出した周囲温度が最低温度Tc以下の場合には、オン抵抗補償テーブルから最低温度Tcに対応するオン抵抗の逆関数1/Rds_ON(Tc)を求め、これを用いて式(6)から負荷電流Iloadを算出する。
本実施形態の電流検出方法及び電流検出装置では、周囲温度が最低温度Tc以下の場合には、オン抵抗補償テーブルから最低温度Tcに対応するオン抵抗の逆関数1/Rds_ON(Tc)を求めて負荷電流Iloadを算出することから、最低温度Tc以上の周囲温度に対するオン抵抗補償テーブルを作成すればよく、オン抵抗補償テーブルのデータ量をさらに低減することが可能となる。
なお、本実施の形態における記述は、本発明に係る電流検出装置の一例を示すものであり、これに限定されるものではない。本実施の形態における電流検出装置の細部構成及び詳細な動作等に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
10 電源
20 ハーネス
30 パワーMOSFET
31 パッケージ部
32 半導体チップ
40 負荷
50 ドライバ回路
100、200 電流検出装置
110 電圧検出回路
111 差動増幅器
112 トランジスタ
113 第1抵抗
114 第2抵抗
120 温度センサー
130 温度補正部
131 演算手段
132 メモリ
133 第1AD変換手段
134 第2AD変換手段
210 異常判定部

Claims (12)

  1. 電源からハーネスを介して負荷に供給される負荷電流をオン/オフする半導体スイッチに並列に接続されて前記負荷電流を検出する電流検出装置であって、
    前記負荷電流に従って変化する所定の測定電圧を検出する電圧検出回路と、
    前記半導体スイッチの周囲温度を検出する温度センサーと、
    前記電圧検出回路及び前記温度センサーからそれぞれ前記測定電圧及び前記周囲温度を入力して前記負荷電流を算出する温度補正部と、を備え、
    前記温度補正部は、
    前記電圧検出回路から入力した前記測定電圧をAD変換する第1AD変換手段と、
    前記温度センサーから入力した前記周囲温度をAD変換する第2AD変換手段と、
    前記周囲温度が所定の温度T0のときの前記半導体スイッチのオン抵抗Rds_ON(T0)を事前に測定し、前記半導体スイッチの機種に特有のオン抵抗と温度係数との相関をもとに前記オン抵抗Rds_ON(T0)から前記周囲温度がT0のときの温度係数TCds_ON(T0)を求め、前記オン抵抗Rds_ON(T0)と前記温度係数TCds_ON(T0)を用いて事前に作成された前記周囲温度によるオン抵抗の変化を補償するオン抵抗補償テーブルを保存するメモリと、
    前記第2AD変換手段から入力したデジタル値の前記周囲温度と前記メモリから入力した前記オン抵抗補償テーブルとからオン抵抗補償値を求め、前記第1AD変換手段から入力したデジタル値の前記測定電圧と前記オン抵抗補償値から前記負荷電流を算出する演算手段と、を備える
    ことを特徴とする電流検出装置。
  2. 前記電圧検出回路は、
    前記半導体スイッチの前記電源側にこれと並列に接続された第1抵抗と、
    非反転入力端子が前記半導体スイッチの前記負荷側に接続され、反転入力端子が前記第1抵抗の下流側に接続された差動増幅器と、
    エミッタ端子が前記第1抵抗と前記差動増幅器の反転入力端子との間に接続され、コレクタ端子が第2抵抗を介して接地され、ゲート端子が前記差動増幅器の出力端子に接続されたトランジスタと、を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の電流検出装置。
  3. 前記測定電圧は、前記第2抵抗の端子間電圧を測定した電圧である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電流検出装置。
  4. 前記オン抵抗補償テーブルは、前記周囲温度と前記オン抵抗との相関を表すテーブルであり、前記オン抵抗補償値は、前記検出された周囲温度における前記オン抵抗である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電流検出装置。
  5. 前記オン抵抗補償テーブルは、前記周囲温度と前記オン抵抗の逆関数との相関を表すテーブルであり、前記オン抵抗補償値は、前記検出された周囲温度における前記オン抵抗の逆数である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電流検出装置。
  6. 前記オン抵抗補償テーブルは、所定の最低温度以上に対する前記オン抵抗補償値を与えるテーブルであり、前記温度センサーで検出された前記周囲温度が前記最低温度より低いときは、前記オン抵抗補償テーブルから前記最低温度に対応する前記オン抵抗補償値を求めて前記負荷電流を算出する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電流検出装置。
  7. 前記演算手段から前記負荷電流を入力し、前記負荷電流が所定の負荷電流制限値を超えるか否かを判定し、前記負荷電流制限値を超えると判定したときは前記半導体スイッチをオフにするための制御信号を出力する異常判定部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電流検出装置。
  8. 前記負荷電流制限値は、前記半導体スイッチを保護するために設定された半導体限界過電流特性の電流値と、前記ハーネスを保護するために設定された電線限界過電流特性の電流値のいずれか低い値である
    ことを特徴とする請求項7に記載の電流検出装置。
  9. 半導体スイッチを通電する負荷電流に伴って変化する所定の電圧を測定し、前記測定電圧から前記負荷電流を算出する電流検出方法であって、
    前記半導体スイッチの機種に特有のオン抵抗と温度係数との相関式を事前に作成し、
    前記周囲温度が所定の温度T0のときの前記半導体スイッチのオン抵抗Rds_ON(T0)を事前に測定し、
    前記相関式をもとに前記オン抵抗Rds_ON(T0)から前記周囲温度がT0のときの温度係数TCds_ON(T0)を事前に求め、
    前記オン抵抗Rds_ON(T0)と前記温度係数TCds_ON(T0)を用いて前記周囲温度によるオン抵抗の変化を補償するオン抵抗補償テーブルを事前に作成し、
    前記負荷電流を算出するときは、
    前記測定電圧および前記周囲温度を検出し、
    前記検出された周囲温度と前記オン抵抗補償テーブルとからオン抵抗補償値を求め、
    前記検出された測定電圧と前記オン抵抗補償値から前記負荷電流を算出する
    ことを特徴とする電流検出方法。
  10. 前記オン抵抗補償テーブルは、前記周囲温度と前記オン抵抗との相関を表すテーブルであり、前記オン抵抗補償値は、前記検出された周囲温度における前記オン抵抗である
    ことを特徴とする請求項9に記載の電流検出方法。
  11. 前記オン抵抗補償テーブルは、前記周囲温度と前記オン抵抗の逆関数との相関を表すテーブルであり、前記オン抵抗補償値は、前記検出された周囲温度における前記オン抵抗の逆数である
    ことを特徴とする9に記載の電流検出方法。
  12. 前記オン抵抗補償テーブルは、所定の最低温度以上に対する前記オン抵抗補償値を与えるテーブルであり、前記温度センサーで検出された前記周囲温度が前記最低温度より低いときは、前記オン抵抗補償テーブルから前記最低温度に対応する前記オン抵抗補償値を求めて前記負荷電流を算出する
    ことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の電流検出方法。
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