JP4245567B2 - 過電流検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体スイッチを用いた直流回路に流れる過電流を検出する過電流検出装置に係り、特に半導体スイッチのオン抵抗が変化した場合に、これに対応して高精度な過電流検出を可能とする技術に関する。
例えば、直流電源と、モータ、ランプ等の負荷との間にFET等の半導体スイッチを設け、該半導体スイッチをオン、オフ制御することにより、負荷の駆動を制御する直流回路では、短絡電流等の過電流が流れた際に、これを検出する過電流検出回路が備えられており、過電流を検出した際には、即時に半導体スイッチを遮断して回路を保護する。
図3は、従来における過電流検出回路が搭載された負荷駆動回路の構成を示す回路図である。同図に示す直流電源VBは、例えば車両に搭載されるバッテリであり、負荷101は、例えば車両に搭載されるパワーウインド駆動用のモータ、或いは各種のランプであり、直流電源VBと負荷101はMOS型のFET(T101)を介して接続されている。
また、直流電源VBのプラス側出力端子は電圧V1とされており、且つこのプラス側出力端子はIC回路102の端子aに接続されている。更に、直流電源VBのプラス側出力端子は、抵抗R101、R102の直列回路を介してグランドに接地されており、この接続点(電圧V4)は、IC回路102の端子bに接続される。
また、FET(T101)のゲートは、IC回路102の端子cに接続され、ソース(電圧V2)はIC回路102の端子dに接続される。
IC回路102は、抵抗R103、FET(T102)、抵抗R105の直列接続回路を備えており、抵抗R103の一端が端子a(即ち、直流電源VBのプラス側出力端子)に接続され、抵抗105の一端がグランドに接地されている。更に、該IC回路102は、アンプ(AMP101)を有しており、FET(T102)のドレイン(電圧V3)がアンプ(AMP101)のプラス側入力端子に接続され、端子d、即ちFET(T101)のソース(電圧V2)がアンプ(AMP101)のマイナス側入力端子に接続され、該アンプ(AMP101)の出力端子は、FET(T102)のゲートに接続されている。
また、比較器(CMP101)を備えており、FET(T102)のソースが比較器(CMP101)のマイナス側入力端子に接続され、端子b、即ち、抵抗R101とR102の接続点が比較器(CMP101)のプラス側入力端子に接続されている。
更に、IC回路102は、ドライバ回路103を備えており、該ドライバ回路103の出力端子は、抵抗R110を介して端子c、即ちFET(T101)のゲートに接続されている。
そして、ドライバ回路103の出力信号を制御することにより、FET(T101)のゲートに駆動信号を供給し、該FET(T101)のオン、オフを切り換える。
ここで、FET(T101)がオンとされたときの、該FET(T101)のドレイン、ソース間電圧VDSは、FET(T101)のオン抵抗をRon、ドレイン電流をIDとすると、次の(1)式で示すことができる。
VDS=V1−V2=Ron*ID ・・・(1)
そして、IC回路102内部のアンプ(AMP101)は、電圧V2と電圧V3が等しくなるようにFET(T102)のゲートに制御信号を出力して、抵抗R103からなる直列回路に流す電流I1を制御するので、抵抗R103の両端に生じる電圧は、上記のドレイン、ソース間電圧VDSに等しくなるように制御される。
更に、例えば、抵抗R105の抵抗値を抵抗R103の抵抗値の100倍の大きさとなるように設定すれば(例えば、R103=100Ω、R105=10KΩ)、電圧V5は電圧VDSを100倍に増幅した電圧となる。これは、以下の(2)式で示すことができる。
V5=(R5/R3)*Ron*ID ・・・(2)
そして、電圧V5は比較器(CMP101)のマイナス側入力端子に供給され、且つ、プラス側入力端子には直流電源VBの電圧を抵抗R101とR102で分圧した電圧(基準電圧)V4が供給されるので、電圧V5が電圧V4を上回ると比較器(CMP101)の出力信号が反転する。即ち、負荷101に過電流が流れて電流IDが増大すると、上記の(2)式により電圧V5が増大し、電圧V4を上回って比較器(CMP101)の出力信号が反転するので、この信号を検出してFET(T101)を遮断すれば、負荷101及びこれに接続される回路を保護することができる。
ここで、半導体スイッチが制御する負荷にはいろいろな種類があり、負荷の種類、特に負荷電流の大きさに合わせてFETを選択することになる。従って、FET(T101)の種類が変わるとオン抵抗Ronが変更になるので、上記の(2)式から理解されるように電圧V5が変化する。また、負荷101が同一であれば、過電流と判定する際の電流IDの大きさは変化しないので、同一の電流IDで過電流と判定するためには、新たなオン抵抗Ronに対応するように、(R5/R3)の値を変更するか、或いは、過電流判定するための基準電圧V4を変更する必要がある。
これらの変更は、IC回路102の内部で行うことはできないので、IC回路102の外部で行わなければならず、抵抗R101,R102をIC回路102の内部に組み込むことができない。
しかしながら、抵抗R101,R102をIC回路102の外部に設ける構成とすると、そのためにはIC回路102の接続端子が少なくとも1個(端子b)必要となる。図3では、説明の簡略化のため1個の負荷回路のみを示しているが、実際には、車両用の計装設備を想定すると10個、或いはそれ以上の負荷回路が存在することになり、このような場合にはIC回路102の接続端子が10個以上も多く必要になってしまい、ICパッケージの大型化、チップサイズの大型化、そしてコストアップにつながるという欠点がある。
上述したように、負荷回路に設ける半導体スイッチとしてのFET(T101)を変更することにより、オン抵抗Ronが変化した場合には、新たなオン抵抗Ronに対応するように、希望する過電流判定値を設定する必要がある。このためには、抵抗R101,R102の抵抗値を変更して過電流判定値を設定する必要があり、この操作はIC回路102の外部で行わなければならず、IC回路102に2個の調整用の端子(端子a,b)を設ける必要があり、パッケージの大型化につながるという問題があった。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、集積回路(IC回路)が大型化することなく、且つ簡易な方法でオン抵抗Ronの変化に対応した過電流判定値を設定することのできる過電流検出装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、 直流電源及び負荷を備え、半導体スイッチを用いて前記負荷のオン、オフを制御する負荷回路の、過電流を検出する過電流検出装置において、前記半導体スイッチと分離して構成した集積回路に、前記半導体スイッチに駆動信号を出力するドライバ回路と、前記直流電源から基準電圧(V4)を生成する基準電圧生成回路(R1,R2)と、前記直流電源電圧に比例した電流を生成する定電流生成回路(R4,T3,T4)と、を内蔵し、前記集積回路の外部に、電圧降下生成用抵抗(R6)を配置し、前記半導体スイッチ導通時の電圧降下(VDS)と、前記電圧降下生成用抵抗(R6)に前記定電流生成回路が生成した電流を通電することにより生じた電圧降下と、の加算電圧に対応した電圧を判定電圧(V5)として生成し、前記集積回路に、更に、前記判定電圧と前記基準電圧とを比較し、前記判定電圧が前記基準電圧を上回った際に前記ドライバ回路に前記半導体スイッチの遮断指令信号を出力する比較回路(CMP1)を内蔵したことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、前記集積回路は、前記ドライバ回路と前記半導体スイッチを接続するための第1の端子と、前記基準電圧生成回路と前記直流電源とを接続するための第2の端子と、前記電圧降下生成用抵抗と前記定電流生成回路とを接続するための第3の端子の、3つの接続用端子を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、前記定電流生成回路は、前記直流電源電圧に比例した電流と等しい電流を生成して、前記電圧降下生成用抵抗に流すカレントミラーを備えることを特徴とする
請求項に記載の発明は、前記半導体スイッチは、MOSFETであることを特徴とする。
本願請求項1の発明では、負荷回路に流れる電流の過電流判定値を、電圧降下生成用抵抗の値を調整することにより、任意に設定することができるので、半導体スイッチのオン抵抗Ronを変更する必要が発生した場合でも、電圧降下生成用抵抗により、所望の過電流判定値を設定することができ、高精度な過電流判定値の設定が可能となる。
また、電圧降下生成用抵抗のみが集積回路の外側に設けられ、その他の回路が集積回路内に設けられるので、装置全体の小型軽量化を図ることができる。
請求項の発明では、集積回路と負荷回路とを接続するための端子が、第1の端子〜第3の端子の3つとなるので、端子数を削減することができ、集積回路を小型化することができる。これにより、装置全体のコストダウンを図ることができる。
請求項の発明では、カレントミラー回路により、電圧降下生成用抵抗に発生する電圧降下分を設定することができるので、簡単且つ高精度な電圧降下設定が可能となる。
請求項の発明では、半導体スイッチとしてMOSFETを用いるので、過電流発生時において確実にMOSFETを保護することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る過電流検出装置が採用された負荷回路の構成を示す回路図である。
同図に示すように、この負荷回路は、直流電源VBと、MOS型のFET(T1;半導体スイッチ)と、負荷1と、の直列接続回路を有しており、FET(T1)のオン、オフを切り換えることにより、負荷1の駆動を制御する。
直流電源VBは、例えば車両に搭載されるバッテリであり、負荷1は車両に搭載されるパワーウインド駆動用のモータ或いは各種のランプである。また、この負荷回路は、IC回路(集積回路)2を備えており、該IC回路2によりFET(T1)の駆動が制御される。
FET(T1)のドレインと直流電源VBとの接続点P1(電圧V1)は、IC回路2の端子a(第2の端子)に接続され、FET(T1)のソースと負荷1との接続点P2(電圧V2)は、抵抗R6(電圧降下生成用抵抗)を介してIC回路2の端子d(第3の端子)に接続され、且つ、FET(T1)のゲートはIC回路2の端子c(第1の端子)に接続されている。
IC回路2は、抵抗R1と抵抗R2の直列接続回路を備えており、抵抗R1の一端は端子aに接続され、抵抗R2の一端はグランドに接地されている。また、抵抗R1とR2の接続点P4(電圧V4)は、比較器(CMP1)のプラス側入力端子に接続されている。
更に、IC回路2は、抵抗R3、FET(T2)、及び抵抗R5からなる直列接続回路を有しており、抵抗R3の一端は端子aに接続され、抵抗R5の一端はグランドに接地されている。抵抗R3とFET(T2)との接続点P3(電圧V3)は、アンプ(AMP1)のプラス側入力端子に接続され、該アンプ(AMP1)のマイナス側入力端子は、端子dに接続されている。
更に、アンプ(AMP1)の出力端子は、FET(T2)ゲートに接続されている。また、FET(T2)と抵抗R5の接続点P5(電圧V5)は、比較器(CMP1)のマイナス側入力端子に接続されている。
また、IC回路2は、ドライバ回路3を有しており、該ドライバ回路3の出力端子は、抵抗R10を介して端子cに接続されている。更に、トランジスタT3,T4からなるカレントミラー回路を備え、トランジスタT3のコレクタは抵抗R4を介して端子aに接続され、トランジスタT4のコレクタは端子d、即ちアンプ(AMP1)のマイナス側入力端子(点P6,電圧V6)に接続され、各トランジスタT3,T4のエミッタはグランドに接地されている。
比較器(CMP1)の出力端子は、過電流検出信号として図示省略の過電流保護回路に出力され、過電流が検出された際にはドライバ回路3に駆動停止指令を出力する機能を備えている。
ここで、抵抗R1,R2が基準電圧生成回路を構成し、抵抗R4,R6及びトランジスタT3,T4が電圧降下発生回路を構成し、抵抗R3,R5、FET(T2)、アンプ(AMP1)が判定電圧生成回路を構成し、比較器(CMP1)が比較回路を構成する。更に、抵抗R4及びトランジスタT3,T4が定電流生成回路を構成する。
次に、上述のように構成された本実施形態に係る過電流検出装置の作用について説明する。ドライバ回路3の制御下でFET(T1)に駆動信号が出力されると、該FET(T1)がオンとなり、電流IDが流れて負荷1が駆動する。これと並行して抵抗R3,FET(T2),抵抗R5からなる直列接続回路に電流I1が流れる。
ここで、アンプ(AMP1)のプラス側入力端子には点P3の電圧V3が入力され、マイナス側入力端子には端子d、即ち点P6の電圧V6が入力されるので、これらの電圧の差分(V3−V6)に応じた出力信号がFET(T2)のゲートに出力され、この差分値が零となるように、即ち電圧V3と電圧V6とが等しくなるように、電流I1が制御される。従って、FET(T1)のドレイン、ソース間電圧VDSと抵抗R6の両端に生じる電圧との合計が、抵抗R3の両端に生じる電圧と等しくなるように制御される。
更に、抵抗R3と直列接続された抵抗R5にも電流I1が流れるので、抵抗R3とR5の抵抗値に比例した大きさの電圧が抵抗R5の両端に発生する。例えば、抵抗R3の抵抗値が100Ωで、抵抗R5の抵抗値が10KΩである場合には、抵抗R5に生じる電圧V5は、抵抗R3の両端に生じる電圧の100倍の大きさとなる。
従って、電圧V5は、上記の電圧VDSと抵抗R6の両端に生じる電圧との合計の電圧を増幅した電圧となり、負荷回路に過電流が発生して電圧VDSが増大すると、電圧V5が上昇し、該電圧V5が基準電圧V4を上回ると、比較器(CMP1)の出力信号が反転して過電流の発生を検知する。そして、ドライバ回路3は、この過電流検知信号を受けてFET(T1)への駆動信号の供給を遮断して、該FET(T1)をオフとし、負荷回路を過電流から保護することができる。
また、背景技術で説明したように、制御する負荷1に応じてFET(T1)の種類が変わると、オン抵抗Ronが変更になる。従って、Ron*IDで示されるドレイン、ソース間の電圧VDSも、各素子ごとにばらつきが生じる。
以下、FET(T1)のオン抵抗Ronにばらつきが発生する場合でも、常に同一の大きさとなる過電流で回路を遮断させるための手法について説明する。
上記したように、IC回路2内には抵抗R4、及びトランジスタT3,T4からなるカレントミラーが設けられている。そして、抵抗R4には、直流電源VBの電圧V1が印加されるので、電流I2が流れる。この際、電流I2は次の(3)式で示すことができる。
I2=(V1−0.6)/R4 ・・・(3)
但し、トランジスタT3のベース、エミッタ間電圧を0.6Vとする。
従って、電流I2は電圧V1と抵抗R4で決定される定電流となり、トランジスタT3,T4により形成されるカレントミラー回路により、トランジスタT4のコレクタ電流が電流I2に等しくなる。この際、トランジスタT4のコレクタ電流は、抵抗R6を介して流れるので、抵抗R6に、R6*I2の電圧降下を発生させることになる。
ここで、上記したように、FET(T1)のドレイン、ソース間電圧VDSと抵抗R6の両端に生じる電圧、即ちR6*I2との合計が、抵抗R3の両端に生じる電圧と等しくなるように電流I1が制御されるので、次の(4)式が成立する。
V1−V3=VDS+R6*I2 ・・・(4)
ここで、R5/R3=mとすると、次の(5)式が得られる。
V5=m(VDS+R6*I2)
=m(Ron*ID+R6*I2) ・・・(5)
ここで、負荷回路に流れる電流IDが過電流であると判定する際の電流値を過電流判定値Iovcとすると、ID=Iovcのときに、比較器(CMP1)の出力が反転する必要がある。従って、ID=IovcのときにV5=V4となる。よって、(5)式より次の(6)式が得られる。
V5=m(Ron*Iovc+R6*I2)=V4 ・・・(6)
(6)式を変形すると、次の(7)式が得られる。
Iovc=(V4/m−R6*I2)/Ron ・・・(7)
(7)式において、V4,m,I2は、IC回路2内部の回路により設定される固有値であるが、抵抗R6はIC回路2外部に設置された抵抗であるので、Ronの変化に対して抵抗R6の値を選択することにより、過電流と判定する際の電流値Iovcを調整することができる。
次に、過電流判定値IovcとFET(T1)のオン抵抗Ronから、抵抗R6の値を設定する手法について説明する。図2は、抵抗R6の値を0〜600Ωまで100Ω単位で変化させた際の、オン抵抗Ronと過電流判定値Iovcとの関係を示す特性図である。なお、R1=20KΩ、R2=40KΩ、R3=100Ω、R4=120KΩ、R5=10KΩ、V1=12.5Vとしている。
R6=0Ωの曲線は、過電流判定値の調整機能を備えない場合を示しており、IC回路2が固定されると、オン抵抗Ronと過電流判定値Iovcとの関係は一義的に決まることになる。即ち、オン抵抗Ronが決まれば過電流判定値Iovcが決まってしまい、過電流判定値Iovcの設定自由度はない。
本実施形態では、抵抗R6の値を種々変更することによる調整機能を備えているので、抵抗R6を0〜600Ωの範囲で選択すると、同一のオン抵抗Ronに対して過電流判定値Iovcを適宜選択することができる。例えば、Ron=4mΩのFET(T1)を使用した場合には、Iovc=5.96〜20.8Aの範囲で任意の過電流判定値を設定することができる。
なお、図3に示すように、オン抵抗Ronが大きくなると調整範囲が狭くなり(5A以下の範囲)、大きい値の過電流判定値Iovcを選択することができなくなるが、オン抵抗Ronが大きいということはFET容量が小さいということであり、そもそも大電流を流すことができない。従って、過電流判定値としては5A以下で十分対応することができる。
このようにして、本実施形態に係る過電流検出装置では、IC回路2内にトランジスタT3,T4からなるカレントミラーを備え、抵抗R4に流れる電流I2と等しい電流が、IC回路2の外部に設けられた抵抗R6に流れるようにしている。このため、抵抗R6には、I2*R6となる電圧降下が生じ、FET(T1)のソース電圧V2からこの電圧降下分だけ減じた電圧V6を用いて、過電流判定用の電圧V5を生成するようにしているので、抵抗R6の値を適宜変更することにより、負荷回路の過電流判定値Iovcを任意の大きさに調整することができる。
従って、FET(T1)のオン抵抗Ronが変化した場合であっても、抵抗R6の値を調整することにより、常に所望の過電流判定値Iovcに設定することができる。また、背景技術で説明した図3の回路と比較して、IC回路2と負荷回路との接続端子が減少している。即ち、図3に示した回路ではIC回路102はa〜dの4つの端子を備えていたのに対し、本実施形態に係る図1に示す回路では、IC回路2は、a、c、dの3つの端子(第1の端子〜第3の端子)を備えた構成となっている。
このため、IC回路2が有する端子数を削減することができ、IC回路2のパッケージを小型化することができ、コストダウンを図ることができる。また、IC回路2の外部に設ける部品が抵抗R6の1個のみとなるので、部品点数の削減を図ることができる。
オン抵抗Ronが異なる種々の半導体素子を用いた場合でも、確実に所定の過電流値で回路を遮断させる技術として極めて有用である。
本発明の一実施形態に係る過電流検出装置、及び負荷回路を示す回路図である。 抵抗R6の値を0〜600Ωまで100Ω単位で変化させた際の、オン抵抗Ronと過電流判定値Iovcとの関係を示す特性図である。 従来における過電流検出装置、及び負荷回路を示す回路図である。
符号の説明
1 負荷
2 IC回路
3 ドライバ回路
T1 FET(半導体スイッチ)
T2 FET
AMP1 アンプ
CMP1 比較器
T3,T4 トランジスタ
VB 直流電源

Claims (4)

  1. 直流電源及び負荷を備え、半導体スイッチを用いて前記負荷のオン、オフを制御する負荷回路の、過電流を検出する過電流検出装置において、
    前記半導体スイッチと分離して構成した集積回路に、
    前記半導体スイッチに駆動信号を出力するドライバ回路と、
    前記直流電源から基準電圧(V4)を生成する基準電圧生成回路と、
    前記直流電源電圧に比例した電流を生成する定電流生成回路と、を内蔵し、
    前記集積回路の外部に、電圧降下生成用抵抗(R6)を配置し、
    記半導体スイッチ導通時の電圧降下(VDS)と、前記電圧降下生成用抵抗(R6)に前記定電流生成回路が生成した電流を通電することにより生じた電圧降下と、の加算電圧に対応した電圧を判定電圧(V5)として生成し、
    前記集積回路に、更に、前記判定電圧と前記基準電圧とを比較し、前記判定電圧が前記基準電圧を上回った際に前記ドライバ回路に前記半導体スイッチの遮断指令信号を出力する比較回路(CMP1)を内蔵したことを特徴とする過電流検出装置。
  2. 前記集積回路は、前記ドライバ回路と前記半導体スイッチを接続するための第1の端子と、前記基準電圧生成回路と前記直流電源とを接続するための第2の端子と、前記電圧降下生成用抵抗と前記定電流生成回路とを接続するための第3の端子の、3つの接続用端子を備えることを特徴とする請求項1に記載の過電流検出装置。
  3. 前記定電流生成回路は、前記直流電源電圧に比例した電流と等しい電流を生成して、前記電圧降下生成用抵抗に流すカレントミラーを備えることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の過電流検出装置。
  4. 前記半導体スイッチは、MOSFETであることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の過電流検出装置。
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