JP2011082297A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】素子面積増大を極力抑制し、かつ、効果的に高耐圧デバイスの終端部での電界集中を防止し、耐圧低下を抑制する。
【解決手段】n+型カソード領域6を中央に配置してその両側にp+型アノード領域7を配置した構造において、半導体素子部8の上に電極パターン11を形成すると共に、電極パターン11が半導体素子部8の側面に位置する電位制御部9に接続された構造とする。 そして、電極パターン11の内部抵抗による電圧降下を利用して、高電位側のn+型カソード領域6から低電位側のp+型アノード領域7に向かう方向において、半導体素子部8の表面の電位が徐々に低下させる。また、半導体素子部8の側面においても、電極パターン11の内部抵抗による電圧降下を利用して、n+型カソード領域6からp+型アノード領域7に向かう方向において、各電位制御部9の電位を段階的に低下させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、SOI(Silicon on insulator)基板を用いて高耐圧デバイスを形成した半導体装置に関するものである。
従来より、支持基板と活性層とが埋込絶縁膜を介して貼り合わされたSOI基板を用いて高耐圧デバイスを形成した半導体装置がある。このような半導体装置では、高耐圧デバイスでの終端部での耐圧低下が問題となる。このため、特許文献1では、長方形状にレイアウトされた高耐圧デバイスの側面に絶縁膜を介して分圧ダイオードを配置し、各分圧ダイオードを配線にて繋いだ構造を提案している。このような構造とすることで、各分圧ダイオードにより、長方形状にレイアウトされた高耐圧デバイスにおける高電位側とされる一端から低電位側とされる他端に向けて、距離に応じた多段階的な分圧を行うことができる。これにより、高耐圧デバイスの側面において電位制御を行うことができ、電界集中を緩和することが可能となって、耐圧低下を抑制することが可能となる。
特許第4204895号公報
しかしながら、特許文献1に示す装置では、高耐圧デバイスの側面の電位制御を行うために、分圧ダイオードのような制御デバイスを形成している。このため、制御デバイス形成領域を高耐圧デバイスの周囲に設けなければならず、素子面積増大が避けられない。
本発明は上記点に鑑みて、素子面積増大を極力抑制し、かつ、効果的に高耐圧デバイスの終端部での電界集中を防止し、耐圧低下を抑制することができる半導体装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、第1電極(12、58、69)を通じて第1不純物層(6、57、68)に対して高電圧を印加すると共に、第2電極(13、56、66)を通じて第2不純物層(7、51、61)に対して高電圧よりも低い低電圧を印加する半導体素子が備えられた半導体素子部(8)における第1不純物層(6、57、68)および第2不純物層(7、51、61)の長手方向の両側を側面として、該側面に沿って、第1不純物層(6、57、68)から第2不純物層(7、51、61)に向かう方向に複数の電位制御部(9)が備えられ、半導体素子部(8)の上に、内部抵抗に応じて第1不純物層(6、57、68)から第2不純物層(7、51、61)に向かい、かつ、半導体素子部(8)の側面を通過するパターンとして延設されることで、複数の電位制御部(9)のそれぞれに電気的に接続された電極パターン(11)が備えられていることを特徴としている。
このような半導体装置によれば、電極パターン(11)の内部抵抗による電圧降下を利用して、高電位側の第1不純物層(6、57、68)から低電位側の第2不純物層(7、51、61)に向かう方向において、半導体素子部(8)の表面の電位を徐々に低下させられるようにできる。また、半導体素子部(8)の側面においても、電極パターン(11)の内部抵抗による電圧降下を利用して、第1不純物層(6、57、68)から第2不純物層(7、51、61)に向かう方向において、各電位制御部(9)の電位を段階的に低下させられる。このため、半導体素子部(8)内において第1不純物層(6、57、68)から第2不純物層(7、51、61)に至るまでの電位降下に合せて、半導体素子部(8)の表面の電位および側面に位置する各電位制御部(9)の電位を低下させることが可能となる。
これにより、第1不純物層(6、57、68)や第2不純物層(7、51、61)の長手方向両端、つまりこれらの終端部での電界集中を防止することが可能となり、耐圧低下を抑制することが可能となる。そして、半導体素子部(8)の側面に形成した各電位制御部(9)の電位を異ならせることを、半導体素子部(8)の上部において半導体素子部(8)と重なるように配置した電極パターン(11)によって行える。このため、従来のように分圧ダイオードのような制御デバイスを形成するための制御デバイス形成領域を半導体素子部(8)の周囲に設けなくても済む。よって、素子面積増大を極力抑制し、かつ、効果的に高耐圧デバイスの終端部での電界集中を防止して、耐圧低下を抑制することができる半導体装置とすることが可能となる。
例えば、請求項2に記載したように、電極パターン(11)を蛇行状にレイアウトすることができる。具体的には、請求項3に記載したように、電極パターン(11)を、第1不純物層(6、57、68)および第2不純物層(7、51、61)の長手方向と平行方向に伸びる平行部分と、該部分の両端において該部分に垂直方向に伸びる垂直部分とを有した構成とし、垂直部分において電位制御部(9)に電気的に接続した構造とすることができる。
このような電極パターン(11)は、例えば、請求項4に記載したように、活性層(3)を覆っている層間絶縁膜(10)内に埋め込まれた構造とすることができる。
一方、請求項5に記載したように、複数の電位制御部(9)に関しては、活性層(3)をトレンチ分離構造(5)により第1不純物層(6、57、68)から第2不純物層(7、51、61)に向かう方向において複数に分離したシリコンにて構成することができる。
また、請求項6に記載したように、トレンチ(5a)と、該トレンチ(5a)の内壁を熱酸化することで形成した絶縁膜(5b)と、該絶縁膜(5b)の表面においてトレンチ(5a)内を埋め尽くすように形成されたPoly−Si層(5c)とによってトレンチ分離構造(5)を構成するのであれば、半導体素子部(8)の側面に配置されたトレンチ分離構造(5)を第1不純物層(6、57、68)から第2不純物層(7、51、61)に向かう方向において複数に分割することで電気的に分離した複数のPoly−Si層(5c)にて複数の電位制御部(9)を構成することもできる。
この場合、請求項7に記載したように、複数に分割されたトレンチ分離構造(5)にて構成された複数の電位制御部(9)を半導体素子部(8)の側面に複数列備えることができる。
このような構造とすれば、第1領域(R1)の外部の電位の影響をシールドすることができる。このため、より第1領域(R1)の外部の電位に対するシールド能力を上げることが可能となり、より効果的に耐圧低下を抑制することが可能となる。
さらに、請求項8に記載したように、複数に分割されたトレンチ分離構造(5)と第1領域(R1)の外縁を囲んでいるトレンチ分離構造(5)との間の幅W1が2μm以下とされ、複数に分割されたトレンチ分離構造(5)同士の間の幅W2が2μm以下とされるようにすると好ましい。
このように、幅W1、W2を2μm以下にすると、トレンチ分離構造(5)を構成する絶縁膜(5b)とシリコンとの仕事関数差に基づいて広がる空乏層によって、幅W1、W2の間のシリコンが完全空乏化される。このため、より耐圧低下を効果的に防止できる半導体装置にすることが可能となる。
請求項9に記載の発明では、活性層(3)のうち埋込絶縁膜(4)側の表面には、第1不純物層(6、57、68)および第2不純物層(7、51、61)の長手方向と平行方向を長手方向とするp型領域(20)およびn型領域(21)にて構成されたPN接合部が繰り返し形成されていることを特徴としている。
このように、活性層(3)のうち埋込絶縁膜(4)側の表面にPN接合部を繰り返し形成することにより、半導体素子部(8)の表面や側面に加えて裏面についても、第1不純物層(6、57、68)から第2不純物層(7、51、61)に向かう方向において、各電位制御部(9)の電位を段階的に低下させられる。これにより、より半導体装置の耐圧を向上させることが可能となる。
請求項10に記載の発明では、半導体素子部(8)の側面に配置されたトレンチ分離構造(5)には、第1不純物層(6、57、68)から第2不純物層(7、51、61)に至るまでの間において、半導体素子部(8)側に突出する複数の凸部(5d)が形成されていることを特徴としている。
このように、トレンチ分離構造(5)に対して半導体素子部(8)側に突出する凸部(5d)を形成することで、活性層(3)から電位制御部(9)までの距離を長くすることができ、活性層(3)のうち凸部(5d)と接する部位では電荷が誘起され難くなるようにできる。このため、等電位線の分布に偏りが生じることを抑制でき、さらに耐圧低下を抑制することが可能となる。
請求項11に記載の発明では、半導体素子部(8)の側面におけるトレンチ分離構造(5)よりも内側の活性層(3)に対し、第1不純物層(6、57、68)から第2不純物層(7、51、61)に至るまでの間において、p型領域(30)およびn型領域(31)にて構成されるPN接合部が繰り返し形成されていることを特徴としている。
このように、半導体素子部(8)の側面にp型領域(30)およびn型領域(31)にて構成されるPN接合部を形成している。このため、p型領域(30)のうちトレンチ分離構造(5)と接する部位において電荷が誘起されるが、n型領域(31)のうちトレンチ分離構造(5)と接する部位では電荷が誘起され難くなるようにできる。このため、等電位線の分布に偏りが生じることを抑制でき、さらに耐圧低下を抑制することが可能となる。
以上のような構造の半導体装置に備えられる半導体素子としては、様々な構造のものを適用することができる。
例えば、請求項12に記載したように、半導体素子として、活性層(3)の表層部に形成された第1不純物層に相当する第1導電型のカソード領域(6)および第2不純物層に相当する第2導電型のアノード領域(7)と、カソード領域(6)に電気的に接続された第1電極に相当するカソード電極(12)と、アノード領域(7)に電気的に接続された第2電極に相当するアノード電極(13)とを有し、アノード領域(7)がカソード領域(6)の両側に配置されたPNダイオードを適用することができる。
また、請求項13に記載したように、半導体素子として、活性層(3)の表層部に形成された第2導電型のチャネル層(50)と、チャネル層(50)内において該チャネル層(50)の表層部に形成された第2不純物層に相当する第1導電型のソース領域(51)と、活性層(3)の表層部においてチャネル層(50)から離間して形成された第1不純物層に相当する第1導電型のドレイン領域(57)と、チャネル層(50)の表面のうち活性層(3)とソース領域(51)との間に位置する部分をチャネル領域(53)として該チャネル領域(53)の上にゲート絶縁膜(54)を介して備えられたゲート電極(55)と、ソース領域(51)およびチャネル層(50)に電気的に接続された第2電極に相当するソース電極(56)と、ドレイン領域(57)と電気的に接続された第1電極に相当するドレイン電極(58)とを有し、ソース領域(51)およびチャネル領域(50)がドレイン領域(57)の両側に配置されたLDMOSを適用することもできる。
さらに、請求項14に記載したように、半導体素子として、活性層(3)の表層部に形成された第2導電型のベース領域(60)と、ベース領域(60)内において該ベース領域(60)の表層部に形成された第2不純物領域に相当する第1導電型のエミッタ領域(61)と、活性層(3)の表層部においてベース領域(60)から離間して形成された第1不純物領域に相当する第2導電型のコレクタ領域(68)と、ベース領域(60)の表面のうち活性層(3)とエミッタ領域(61)との間に位置する部分をチャネル領域(63)として該チャネル領域(63)の上にゲート絶縁膜(64)を介して備えられたゲート電極(65)と、エミッタ領域(61)およびベース領域(60)に電気的に接続された第2電極に相当するエミッタ電極(66)と、コレクタ領域(68)と電気的に接続された第1電極に相当するコレクタ電極(69)とを有し、エミッタ領域(61)およびベース領域(60)がコレクタ領域(69)の両側に配置されたIGBTを適用することもできる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかる半導体装置の上面レイアウトを示した図である。 図1のA−A’断面図である。 図1のB−B’断面図である。 本発明の第2実施形態にかかる半導体装置の断面図である。 図4のC−C’矢視断面図である。 (a)は、トレンチ分離構造5の構成を変更した場合の上面レイアウト図であり、(b)は、(a)のE−E’断面図である。 本発明の第3実施形態にかかる半導体装置のPNダイオード形成領域R1の上面レイアウトを示した図である。 図7に示す半導体装置のPNダイオード形成領域R1の底面レイアウトを示した図である。 図7のF−F’断面図である。 図7のG−G’断面図である。 本発明の第4実施形態にかかる半導体装置のトレンチ分離構造5などの上面レイアウト図である。 本発明の第5実施形態にかかる半導体装置のトレンチ分離構造5などの上面レイアウト図である。 本発明の第6実施形態にかかる半導体装置のトレンチ分離構造5などの上面レイアウト図である。 本発明の第7実施形態にかかる半導体装置のトレンチ分離構造5などの上面レイアウト図である。 (a)は、本発明の第8実施形態にかかる半導体装置のトレンチ分離構造5などの上面レイアウト図、(b)は、(a)のH−H’断面図、(c)は、(a)のI−I’断面図である。 (a)は、本発明の第9実施形態にかかる半導体装置のトレンチ分離構造5などの上面レイアウト図、(b)は、(a)のJ−J’断面図、(c)は、(a)のK−K’断面図である。 本発明の他の実施形態で説明するLDMOSを備えた半導体装置の断面図である。 本発明の他の実施形態で説明するIGBTを備えた半導体装置の断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態は、半導体素子としてラテラルのPNダイオードを形成した半導体装置に対して本発明の一実施形態を適用したものである。図1は、本実施形態にかかる半導体装置の上面レイアウト図である。また、図2は、図1のA−A’断面図であり、図3は、図1のB−B’断面図である。これらの図を参照して、本実施形態の半導体装置について説明する。なお、図1は断面図ではないが、レイアウト構成を理解し易くするために部分的にハッチングを示してある。
図1に示されるように、PNダイオード形成領域R1と他のデバイスの形成領域R2等の素子形成領域が1チップ中に集積された構造により、本実施形態の半導体装置が構成されている。具体的には、図2に示されるように、半導体装置は、SOI基板1を用いて構成されている。SOI基板1は、例えばシリコン基板からなる支持基板2とn-型のシリコン基板を薄膜化して構成した活性層3とを酸化膜等で構成される埋込絶縁膜4を介して接合して構成されている。
活性層3は半導体素子が形成される部分であり、厚みが例えば5〜25μmとされている。この活性層3に形成されたトレンチ分離構造5により、PNダイオード形成領域R1と他のデバイスの形成領域R2とが素子分離されている。トレンチ分離構造5は、活性層3の表面から形成された埋込絶縁膜4まで達する溝5aと、この溝5a内を埋め込むように形成された絶縁膜5bとによって構成されており、PNダイオード形成領域R1と他のデバイスの形成領域R2の少なくとも外縁がトレンチ分離構造5によって囲まれている。そして、PNダイオード形成領域R1と他のデバイスの形成領域R2等の素子形成領域を囲んでいる周辺領域において、活性層3をGND等の低インピーダンス源に固定することで、隣接する素子形成領域間での電圧干渉などが抑制されている。
また、活性層3の表層部には、拡散層にて構成されたn+型カソード領域(第1不純物層)6とp+型アノード領域(第2不純物層)7とが形成されている。例えば、n+型カソード領域6は、n型不純物濃度が1×1018〜1×1020cm-3、接合深さが0.1〜1μmとされている。p+型アノード領域7は、例えばp型不純物濃度が1×1018〜1×1020cm-3、接合深さが0.2〜2μmとされている。
これらn+型カソード領域6とp+型アノード領域7は共に短冊状(長方形状)で構成され、図1の上面レイアウトに示されるように、1本のn+型カソード領域6を中心とした両側に、n+型カソード領域6から離間した位置にp+型アノード領域7が一本ずつ配置されることでストライプ状の構造とされている。このため、活性層3のうちn+型カソード領域6およびp+型アノード領域7を囲む部分が長方形状のレイアウトとなっている。この長方形状の部分がPNダイオードの配置された半導体素子部8とされ、この長方形状の半導体素子部8を囲むようにトレンチ分離構造5が形成されている。
このトレンチ分離構造5は、さらに、長方形状とされた半導体素子部8の両長辺を側面として、この側面から垂直方向に複数本延設された部分と、この側面から垂直方向に複数本延設された部分を含めて半導体素子部8の両側を挟むように側面に対向するように延設された部分とを有したレイアウトとされている。これにより、半導体素子部8の側面に、トレンチ分離構造5によって囲まれた複数の領域が構成され、この複数の領域によって電位制御部9が構成されている。各電位制御部9は、PNダイオード形成領域R1の中心を通る紙面左右方向に中心線(n+型カソード領域6を通過する中心線)を引くと共に、および紙面上下方向に中心線を引くと、それら各中心線を中心として、線対称となるようにレイアウトされている。
また、活性層3の表面には層間絶縁膜10が形成されており、この層間絶縁膜10内に埋め込まれるようにして電位制御用の電極パターン11が形成されている。電極パターン11は、図1に示されるようにダイオード形成領域R1の中心を通る紙面左右方向に引いた中心線を挟んで線対称に配置されている。そして、高電圧側となるn+型カソード領域6から低電圧側となるp+型アノード領域7に至るように一本のライン状とされ、これらの間において極力距離を稼ぎつつ、かつ、PNダイオードの両側に配置された複数の電位制御部9を通過するように、蛇行状にレイアウトされている。すなわち、電極パターン11は、n+型カソード領域6からp+型アノード領域7に至るまでの間において、紙面左右方向(n+型カソード領域6やp+型アノード領域7の長手方向)と平行方向に伸びる平行部分と、それに対して垂直方向に伸びる垂直部分とにより構成されている。そして、紙面左右方向に伸びる部分が半導体素子部8の両側の電位制御部9側まで伸び、その部分の両端において紙面上下方向に伸びる部分の隣り合うもの同士が紙面左右方向に伸びる部分と連結されることで、蛇行状のレイアウトが構成されている。
また、図2および図3に示されるように、電極パターン11と活性層3との間には層間絶縁膜10の一部が介在した構造とされている。そして、図1および図3に示したように、層間絶縁膜10には部分的にコンタクトホール10aが形成されており、コンタクトホール10aを通じて電極パターン11の所望部位と活性層3の所望部位とが電気的に接続され、その他の部分では、電極パターン11と活性層3とが電気的に分離された構造とされている。具体的には、電極パターン11のうち電位制御部9側に位置している部位がコンタクトホール10aを通じて電位制御部9と電気的に接続されている。ただし、電極パターン11を通じて電位制御部9同士が電気的に接続され、かつ、電極パターン11の内部抵抗によって電位制御部9同士の間の電位差を発生させることが必要になる。このため、n+型カソード領域6からp+型アノード領域7に至るまでの間において、電極パターン11のうち紙面上下方向に伸びる部分が、隣接している電位制御部9のいずれか一方にのみ接続され、両方共に接続されることがないようにしている。このようにすることで、電極パターン11が短い部位で高い電位差を発生させなくても済むようにしている。そして、このような構造とされた電極パターン11が層間絶縁膜10の残部によって覆われた状態となっている。
さらに、層間絶縁膜10のうちn+型カソード領域6やp+型アノード領域7と対応する箇所には、コンタクトホール10b、10cが形成されている。そして、コンタクトホール10bを介してn+型カソード領域6に対してカソード電極(第1電極)12が電気的に接続されていると共に、コンタクトホール10cを介してp+型アノード領域7に対してアノード電極(第2電極)13が電気的に接続されている。
このような構造により、PNダイオードを形成した半導体装置が構成されている。このような半導体装置では、n+型カソード領域6を中央に配置してその両側にp+型アノード領域7を配置した構造において、半導体素子部8の上に電極パターン11を形成すると共に、電極パターン11が半導体素子部8の側面に位置する電位制御部9に接続された構造とされている。
このため、電極パターン11の内部抵抗による電圧降下を利用して、高電位側のn+型カソード領域6から低電位側のp+型アノード領域7に向かう方向において、半導体素子部8の表面の電位が徐々に低下させられるようにできる。また、半導体素子部8の側面においても、電極パターン11の内部抵抗による電圧降下を利用して、n+型カソード領域6からp+型アノード領域7に向かう方向において、各電位制御部9の電位を段階的に低下させられる。このため、半導体素子部8内においてn+型カソード領域6からp+型アノード領域7に至るまでの電位降下に合せて、半導体素子部8の表面の電位および側面に位置する各電位制御部9の電位を低下させることが可能となる。
これにより、n+型カソード領域6やp+型アノード領域7の長手方向両端、つまりこれらの終端部での電界集中を防止することが可能となり、耐圧低下を抑制することが可能となる。そして、半導体素子部8の側面に形成した各電位制御部9の電位を異ならせることを、半導体素子部8の上部において半導体素子部8と重なるように配置した電極パターン11によって行えるため、各電位制御部9に関しては活性層3の一部を使用して構成できる。このため、従来のように分圧ダイオードのような制御デバイスを形成するための制御デバイス形成領域を半導体素子部8の周囲に設けなくても済み、単に活性層3が部分的に残っているだけで良い。よって、素子面積増大を極力抑制し、かつ、効果的に高耐圧デバイスの終端部での電界集中を防止して、耐圧低下を抑制することができる半導体装置とすることが可能となる。
なお、このような構造の半導体装置の製造方法については、従来のPNダイオードを備えた半導体装置の製造方法とほぼ同様であり、電位制御部9を形成するためにトレンチ分離構造5の形成に用いるマスクのパターンを変更したり、電極パターン11の形成工程を追加するだけで構わない。すなわち、トレンチ分離構造5の形成に用いるマスクのパターン変更は、トレンチ5aを形成するためのマスクのパターンが本実施形態の半導体装置に備えられるトレンチ分離構造5のパターンと対応するパターンとなるようにすれば良い。また、電極パターン11の形成工程としては、層間絶縁膜10の形成工程中に電極パターン11の形成工程を含むようにすれば良い。例えば、層間絶縁膜10の一部を熱酸化等によって形成したのち、その所望箇所にフォトエッチングによってコンタクトホール10aを形成する。次に、その上にノンドープもしくは低濃度の不純物をドープしたPoly−Siを成膜したのち、パターニングして電極パターン11を形成し、さらに、絶縁膜のデポジション等によって層間絶縁膜の残部を形成する。その後は、従来と同様、コンタクトホール10b、10cの形成工程やカソード電極12およびアノード電極13の形成工程を行うことで、本実施形態の半導体装置を製造することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は、第1実施形態に対してより耐圧向上を図るための構造を追加したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図4は、本実施形態にかかる半導体装置の断面図、図5は、図4のC−C’矢視断面図であり、活性層3を埋込絶縁膜4側から見たときの底面レイアウトに相当する。なお、図4は、図5のD−D’線に対応する断面図である。
本実施形態の半導体装置は、PNダイオードの下方に、耐圧向上を図るための構造を追加したもので、本実施形態の半導体装置の上面レイアウトについては、図1と同様である。具体的には、図4および図5に示したように、PNダイオードの下方、つまり活性層3における埋込絶縁膜4と隣接する部分に、複数のp型領域20と複数のn型領域21とによって構成されたPN接合部を形成している。これら複数のp型領域20と複数のn型領域21は、図5の底面レイアウトに示されるように、n+型カソード領域6やp+型アノード領域7の長手方向と同方向を長手方向とする短冊状とされ、同じ幅で交互に並べられることによりストライプ状とされている。これらp型領域20およびn型領域21は、本実施形態では埋込絶縁膜4からの接合深さが同じ1〜10μmとされており、p型領域20はp型不純物濃度が1×1015〜1×1019cm-3、n型領域21はn型不純物濃度が1×1015〜1×1019cm-3とされている。
このような構造により、本実施形態の半導体装置が構成されている。このような半導体装置では、活性層3のうち半導体素子の下方における埋込絶縁膜4と隣接する位置に、p型領域20およびn型領域21が交互に繰り返し配置された構造となる。このため、以下の作用および効果を奏することができる。
カソード電極12に対して高電圧を印加すると共にアノード電極13および支持基板2をGNDにした場合、p型領域20のうち埋込絶縁膜4に隣接する位置に+電荷が誘起される。つまり、n型領域21が反転層とならない程度に不純物濃度が濃くなっていてn型領域21のうち埋込絶縁膜4と隣接する位置には+電荷が誘起されず、n型領域21以外の部分に反転層が局在化させられるようにできる。このため、擬似的なフィールドプレートを構成することが可能となり、活性層3の下方においてn+型カソード領域6からp+型アノード領域7に至るまでの間において、p型領域20の間隔に応じて均等に電圧降下が生じるようにできる。
また、単にn型領域21のみを形成した場合には、n型領域21からの空乏層が十分に広がらず、リサーフ(Resurf:REduced SUrface Field)効果を得ることができなくなり、期待した耐圧が得られなく可能性があるが、p型領域20を形成しているため、空乏層が十分に広がるようにできる。したがって、半導体素子部8の表面や側面に加えて裏面についても、n+型カソード領域6からp+型アノード領域7に向かう方向において、各電位制御部9の電位を段階的に低下させられる。これにより、より半導体装置の耐圧を向上させることが可能となる。
なお、このような構造の半導体装置は、例えば次のような製造方法によって製造される。まず、SOI基板1を形成する前の段階において、活性層3を構成するためのシリコン基板の表面に、p型領域20の形成予定領域が開口するマスクを配置した後、そのマスク上からp型不純物をイオン注入する。続いて、p型不純物注入に用いたマスクを除去した後、n型領域21の形成予定領域が開口するマスクを配置し、そのマスク上からn型不純物をイオン注入する。そして、熱処理によって活性化させることでp型領域20およびn型領域21を形成し、さらに、埋込絶縁膜4を介して、シリコン基板のうちp型領域20およびn型領域21が形成された側の表面を支持基板2に貼り合せる。その後は、シリコン基板を薄膜化して活性層3を形成したのち、第1実施形態と同様の製造工程を行うことで、本実施形態の半導体装置を製造することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は、第1実施形態に対してトレンチ分離構造5の構成を変更すると共に電位制御部9の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
上記第1、第2実施形態では、トレンチ分離構造5をトレンチ5a内が絶縁膜5bにて埋め込まれた構造としている。これに対して、トレンチ分離構造5を他の構造にて構成することもでき、例えばトレンチ5a内を絶縁膜5bだけでなくPoly−Si層で埋め込む構造を採用することができるが、単に構造を変更しただけでは問題が発生する。これについて、図6を参照して説明する。
図6(a)は、半導体装置におけるトレンチ分離構造5の構造を変えた場合の一例を指名した上面レイアウト図、図6(b)は、図6(a)のE−E’断面である。
図6(a)、(b)に示されるように、トレンチ分離構造5を、トレンチ5aと、トレンチ5aの内壁を熱酸化することで形成した絶縁膜5bと、絶縁膜5bの表面においてトレンチ5a内を埋め尽くすように形成されたPoly−Si層5cとによって構成している。このような構造とするのは、第1、第2実施形態のように絶縁膜5bのみによってトレンチ5aを埋め込んだ構造にすると、絶縁膜5bの構成材料(例えばSiO2)とシリコンとの熱膨張率などの物性の差により発生する応力がシリコン層に掛かり、結晶欠陥などを発生させる可能性があるためである。このような結晶欠陥などは、リーク電流を発生させ、半導体素子が正常に動作することを阻害する要因となる。このため、そのような応力に起因する結晶欠陥などの発生を抑制するためには、絶縁膜5bのみでなく、Poly−Si層5cを用いるのが好ましい。
しかしながら、このような構造とする場合、図6(a)から判るように半導体素子部8の側面がすべてPoly−Si層5cによって囲まれた状態になるため、半導体素子部8の側面の電位制御を行うことができなくなる。これと同様のことは、特許文献1に記載された半導体装置についても言え、トレンチ分離構造のトレンチ内を絶縁膜およびPoly−Si層によって構成するような場合には、耐圧向上の効果を得ることができなくなる。
このため、本実施形態では、トレンチ分離構造5のトレンチ5a内を絶縁膜5bおよびPoly−Si層5cで覆った構造としつつ、かつ、半導体素子部8の側面の電位制御が行えるようにする。
図7は、本実施形態にかかる半導体装置のPNダイオード形成領域R1の上面レイアウト図である。図8は、PNダイオード形成領域R1の底面レイアウト図である。また、図9は、図7のF−F’断面図であり、図10は、図7のG−G’断面図である。これらの図を参照して、本実施形態の半導体装置について説明する。なお、図7は断面図ではないが、レイアウト構成を理解し易くするために部分的にハッチングを示してある。
図7に示すように、本実施形態では、半導体素子部8の側面に配置されるトレンチ分離構造5を複数に分割し、さらにその周囲をトレンチ分離構造5によって囲んだ構造としている。すなわち、半導体素子部8の側面に配置されるトレンチ分離構造5に備えられるPoly−Si層5cによって電位制御部9を構成し、このPoly−Si層5cに電極パターン11が電気的に接続された構造としている。このようにすれば、半導体素子部8の側面に配置される複数のトレンチ分離構造5が互いに分割され、各Poly−Si層5cが電気的に分離されるため、各Poly−Si層5cを異なる電位に制御可能となる。したがって、電極パターン11の電圧降下に基づいて、Poly−Si層5cを電位制御部9として機能させることが可能となり、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
なお、本実施形態のような構造の半導体装置の場合、半導体素子部8の側面に分割配置されたトレンチ分離構造5と、半導体素子部8およびその側面に分割配置されたトレンチ分離構造5を囲むように配置されたトレンチ分離構造との間にシリコンが存在することになる。しかしながら、この領域は、既に半導体素子部8の側面に配置されたトレンチ分離構造5によって半導体素子部8の電圧の影響を受けないようにされているため、この領域の等電位線は紙面左右方向に平行なものとなる。したがって、この領域の存在によって耐圧低下が起こることはない。
また、このような構造の半導体装置は、トレンチ分離構造5のパターンが第1実施形態と異なっているだけである。このため、第1実施形態の半導体装置の製造方法に対して、トレンチ5aを形成する際のマスクのパターンを変更すること、および、トレンチ5a内の埋込を絶縁膜5bのみで行うのではなくPoly−Si層5cも用いて行うことが変わるだけであ。その他の製造工程については、第1実施形態と同様の工程を用いることにより、本実施形態にかかる半導体装置を製造することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は、第3実施形態に対してトレンチ分離構造5の間の幅を規定したものであり、その他に関しては第3実施形態と同様であるため、第3実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図11は、本実施形態にかかる半導体装置のトレンチ分離構造5などの上面レイアウト図である。ここでは電極パターン11のレイアウトに関しては省略してあるが、第3実施形態と同様、実際には電極パターン11が半導体素子部8の上に配置されている。
この図に示されるように、半導体素子部8の側面に分割配置されたトレンチ分離構造5と、半導体素子部8およびその側面に分割配置されたトレンチ分離構造5を囲むように配置されたトレンチ分離構造5の間の幅W1と、半導体素子部8の側面に分割配置された各トレンチ分離構造5の間の幅W2とが、共に、2μm以下となるようにしている。
このように、幅W1、W2を2μm以下にすると、トレンチ分離構造5を構成する絶縁膜5b(例えば酸化膜)とシリコンとの仕事関数差に基づいて広がる空乏層によって、幅W1、W2の間のシリコンが完全空乏化される。このため、より耐圧低下を効果的に防止できる半導体装置にすることが可能となる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は、第3実施形態に対してトレンチ分離構造5のレイアウトを変更したものであり、その他に関しては第3実施形態と同様であるため、第3実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図12は、本実施形態にかかる半導体装置のトレンチ分離構造5などの上面レイアウト図である。ここでは電極パターン11のレイアウトに関しては省略してあるが、第3実施形態と同様、実際には電極パターン11が半導体素子部8の上に配置されている。
この図に示されるように、半導体素子部8の側面に分割配置されたトレンチ分離構造5について、その周囲を囲むトレンチ分離構造5からの距離が変わるようにレイアウトしてある。具体的には、n+型カソード領域6からp+型アノード領域7に至るまでの間において、n+型カソード領域6から近い順番に、周囲を囲むトレンチ分離構造5からの距離が遠いものと近いものとが交互に入れ替えで配置されている。つまり、半導体素子部8の側面に分割配置されたトレンチ分離構造5が、複数列(本実施形態では2列)に配置されるようにしている。
このような構造とすれば、周囲を囲むトレンチ分離構造5から近い側に配置されたトレンチ分離構造5と、それよりも遠い側(半導体素子部8側)に位置しているトレンチ分離構造5の複数段構造により、PNダイオード形成領域R1の外部の電位の影響をシールドすることができる。このため、よりPNダイオード形成領域R1の外部の電位に対するシールド能力を上げることが可能となり、より効果的に耐圧低下を抑制することが可能となる。
(第6実施形態)
本発明の第6実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は、第1実施形態に対してトレンチ分離構造5の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図13は、本実施形態にかかる半導体装置のトレンチ分離構造5などの上面レイアウト図である。ここでは電極パターン11のレイアウトに関しては省略してあるが、第1実施形態と同様、実際には電極パターン11が半導体素子部8の上に配置されている。
この図に示されるように、本実施形態の半導体装置では、半導体素子部8の側面に位置するトレンチ分離構造5に対して、半導体素子部8側に突出する複数の凸部5dを形成することで、トレンチ分離構造5を凹凸形状としている。
このように、本実施形態では、トレンチ分離構造5に対して半導体素子部8側に突出する凸部5dを形成している。半導体素子部8の側面に位置する電位制御部9の電位の影響により、活性層3のうちトレンチ分離構造5と接する部分に電荷が誘起されるため、それが等電位線の分布に偏りを生じさせ、耐圧低下の要因となる。しかしながら、本実施形態のようにトレンチ分離構造5に対して半導体素子部8側に突出する凸部5dを形成することで、活性層3から電位制御部9までの距離を長くすることができ、活性層3のうち凸部5dと接する部位では電荷が誘起され難くなるようにできる。このため、等電位線の分布に偏りが生じることを抑制でき、さらに耐圧低下を抑制することが可能となる。
(第7実施形態)
本発明の第7実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は、第6実施形態に対してトレンチ分離構造5の構成を変更したものであり、その他に関しては第6実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図14は、本実施形態にかかる半導体装置のトレンチ分離構造5などの上面レイアウト図である。ここでは電極パターン11のレイアウトに関しては省略してあるが、第1実施形態と同様、実際には電極パターン11が半導体素子部8の上に配置されている。
この図に示されるように、本実施形態の半導体装置でも、半導体素子部8の側面に位置するトレンチ分離構造5に対して、半導体素子部8側に突出する凸部5dを形成することで、トレンチ分離構造5を凹凸形状にしている。そして、さらにトレンチ分離構造5をトレンチ5aと、トレンチ5aの内壁を熱酸化することで形成した絶縁膜5bと、絶縁膜5bの表面においてトレンチ5a内を埋め尽くすように形成されたPoly−Si層5cとによって構成している。
このように、トレンチ5a内を絶縁膜5bだけでなくPoly−Si層5cと共に埋め込んだ構造のトレンチ分離構造5であっても、半導体素子部8の側面に位置するトレンチ分離構造5に対して凹凸形状を構成することができる。このようにしても、第6実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第8実施形態)
本発明の第8実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は、第1実施形態に対してトレンチ分離構造5の構成を変更したものであり、その他に関しては第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図15(a)は、本実施形態にかかる半導体装置のトレンチ分離構造5などの上面レイアウト図、図15(b)は、図15(a)のH−H’断面図、図15(c)は、図15(a)のI−I’断面図である。ここでは電極パターン11のレイアウトに関しては省略してあるが、第1実施形態と同様、実際には電極パターン11が半導体素子部8の上に配置されている。
図15(a)に示されるように、本実施形態の半導体装置では、半導体素子部8の側面において、トレンチ分離構造5よりも内側の活性層3に対してp型領域30およびn型領域31にて構成されるPN接合部をn+型カソード領域6からp+型アノード領域7に至るまでの間において繰り返し形成してある。これらp型領域30およびn型領域31は、図15(b)、(c)に示されるように拡散層によって構成されており、これらの形成予定領域が開口するマスクをそれぞれ用いて活性層3の表面からp型不純物もしくはn型不純物をイオン注入した後、熱処理によって拡散させることで形成される。
このように、本実施形態では、半導体素子部8の側面にp型領域30およびn型領域31にて構成されるPN接合部を形成している。このため、p型領域30のうちトレンチ分離構造5と接する部位において電荷が誘起されるが、n型領域31のうちトレンチ分離構造5と接する部位では電荷が誘起され難くなるようにできる。このため、第6実施形態と同様に、等電位線の分布に偏りが生じることを抑制でき、さらに耐圧低下を抑制することが可能となる。
(第9実施形態)
本発明の第9実施形態について説明する。本実施形態の半導体装置は、第8実施形態に対してトレンチ分離構造5の構成を変更したものであり、その他に関しては第8実施形態と同様であるため、第8実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図16(a)は、本実施形態にかかる半導体装置のトレンチ分離構造5などの上面レイアウト図、図16(b)は、図16(a)のJ−J’断面図、図16(c)は、図16(a)のK−K’断面図である。ここでは電極パターン11のレイアウトに関しては省略してあるが、第8実施形態と同様、実際には電極パターン11が半導体素子部8の上に配置されている。
図16(a)に示されるように、本実施形態の半導体装置では、半導体素子部8の側面において、トレンチ分離構造5よりも内側の活性層3に対してp型領域30およびn型領域31にて構成されるPN接合部をn+型カソード領域6からp+型アノード領域7に至るまでの間において繰り返し形成してある。これらp型領域30およびn型領域31は、図16(b)、(c)に示されるように拡散層によって構成されており、これらの形成予定領域が開口するマスクをそれぞれ用いて活性層3の表面からp型不純物もしくはn型不純物をイオン注入した後、熱処理によって拡散させることで形成される。そして、さらにトレンチ分離構造5をトレンチ5aと、トレンチ5aの内壁を熱酸化することで形成した絶縁膜5bと、絶縁膜5bの表面においてトレンチ5a内を埋め尽くすように形成されたPoly−Si層5cとによって構成している。
このように、トレンチ5a内を絶縁膜5bだけでなくPoly−Si層5cと共に埋め込んだ構造のトレンチ分離構造5であっても、半導体素子部8の側面にp型領域30およびn型領域31にて構成されるPN接合部を形成することができる。このようにしても、第8実施形態と同様の効果を得ることができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、半導体素子としてPNダイオードを形成した半導体装置について説明したが、他の半導体素子が形成される半導体装置についても本発明を適用することができる。
図17は、半導体素子としてLDMOSを備えた半導体装置の断面図である。この図に示されるように、活性層3の表層部に、p-型チャネル層50が形成されていると共に、このp-型チャネル層50内において当該p-型チャネル層50の表層部にn+型ソース領域(第2不純物層)51およびp+型コンタクト領域52が形成されている。そして、p-型チャネル層50の表面のうちn+型ソース領域51と活性層3との間に位置する部分をチャネル領域53として、このチャネル領域53の上にゲート絶縁膜54を介してゲート電極55が配置されている。また、n+型ソース領域51およびp+型コンタクト領域52の上には、ソース電極(第2電極)56が配置されており、n+型ソース領域51およびp+型コンタクト領域52と電気的に接続されている。そして、これら各構成が図示していないが図17の紙面垂直方向を長手方向として短冊状にレイアウトされている。
一方、p-型チャネル層50から離間するように、活性層3の表層部にはn+型ドレイン領域(第1不純物層)57が形成されている。そして、このn+型ドレイン領域57の上にはドレイン電極(第1電極)58が形成されており、n+型ドレイン領域57と電気的に接続された構造とされている。これらn+型ドレイン領域57およびドレイン電極58も、図示しないが図17の紙面垂直方向を長手方向として短冊状にレイアウトされている。また、これらn+型ドレイン領域57およびドレイン電極58を中央に配置して、p型チャネル層50やn+型ソース領域51およびp+型コンタクト領域52等をその両側に配置することでストライプ状のレイアウトとされている。そして、図示していないが、層間絶縁膜や保護膜が備えられることで、LDMOSが構成されている。
このようなLDMOSが構成された半導体装置に関しても、上記各実施形態と同様の構造を採用することにより、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、図17では、第1実施形態の構造をLDMOSが備えられた半導体装置に適用した場合について例示してあるが、勿論、第2〜第9実施形態の構造に適用することもできる。
また、図18は、半導体素子としてIGBTを備えた半導体装置の断面図である。
この図に示されるように、活性層3の表層部に、p-型ベース領域60が形成されていると共に、このp-型ベース領域60内において当該p-型ベース領域60の表層部にn+型エミッタ領域(第2不純物層)61およびp+型コンタクト領域62が形成されている。そして、p-型ベース領域60の表面のうちn+型エミッタ領域61と活性層3との間に位置する部分をチャネル領域63として、このチャネル領域63の上にゲート絶縁膜64を介してゲート電極65が配置されている。また、n+型エミッタ領域61およびp+型コンタクト領域62の上には、エミッタ電極(第2電極)66が配置されており、n+型エミッタ領域61およびp+型コンタクト領域62と電気的に接続されている。そして、これら各構成が図示していないが図18の紙面垂直方向を長手方向として短冊状にレイアウトされている。
一方、p-型ベース領域60から離間するように、活性層3の表層部にはn+型バッファ層67が形成されていると共に、n+型バッファ層67内における当該n+型バッファ層67の表層部にp+型コレクタ領域(第1不純物層)68が形成されている。そして、このp+型コレクタ領域68の上にはコレクタ電極(第1電極)69が形成されており、p+型コレクタ領域68と電気的に接続された構造とされている。これらp+型コレクタ領域68およびコレクタ電極69等も、図示しないが図18の紙面垂直方向を長手方向として短冊状にレイアウトされている。また、これらp+型コレクタ領域68およびコレクタ電極69等を中央に配置して、p型チャネル層60やn+型エミッタ領域61およびp+型コンタクト領域62等をその両側に配置することでストライプ状のレイアウトとされている。そして、図示していないが、層間絶縁膜や保護膜が備えられることで、IGBTが構成されている。
このようなIGBTが構成された半導体装置に関しても、上記各実施形態と同様の構造を採用することにより、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、図18では、第1実施形態の構造をIGBTが備えられた半導体装置に適用した場合について例示してあるが、勿論、第2〜第9実施形態の構造に適用することもできる。
さらに、上記各実施形態では、電極パターン11の一例を示したが、必ずしも上記したパターンにする必要は無い。例えば、上記各実施形態では、n+型カソード領域6からp+型アノード領域7に至る一本のライン状のもので電極パターン11を構成したが、2本にしても良い。その場合、2本の電極パターン11それぞれが例えばn+型カソード領域6とp+型アノード領域7との配列方向に平行な中心線を中心とした線対称となるようにすると、半導体素子部8の両側面での電位差を合せることが可能になるという効果も得られる。
なお、上記各実施形態の相互間において、適宜組み合わせが可能である。例えば、第2実施形態に示したp型領域20およびn型領域21によるPN接合部を備えた構造を第3〜第9実施形態および他の実施形態に示した各種構成に適用することも可能である。また、第1導電型をn型とし、第2導電型をp型とする半導体素子を例に挙げて説明したが、各導電型を反転させた構造、つまり第1導電型をp型とし、第2導電型をn型とする半導体素子に対して本発明を適用することもできる。
1 SOI基板
2 支持基板
3 活性層
4 埋込絶縁膜
5 トレンチ分離構造
5a トレンチ
5a 溝
5b 絶縁膜
5c Poly−Si層
5d 凸部
6 n+型カソード領域
7 p+型アノード領域
8 半導体素子部
9 電位制御部
10 層間絶縁膜
10a〜10c コンタクトホール
11 電極パターン
12 カソード電極
13 アノード電極
20、30 p型領域
21、31 n型型領域
R1 PNダイオード形成領域(第1領域)
R2 他のデバイスの形成領域(第2領域)

Claims (14)

  1. 支持基板(2)と第1導電型からなる活性層(3)が埋込絶縁膜(4)の両側に形成されたSOI基板(1)を有し、
    前記SOI基板(1)における前記活性層(3)に、一方向を長手方向とするストライプ状の上面レイアウトとされた第1不純物層(6、57、68)および第2不純物層(7、51、61)が形成され、第1電極(12、58、69)を通じて前記第1不純物層(6、57、68)に対して高電圧を印加すると共に、第2電極(13、56、66)を通じて前記第2不純物層(7、51、61)に対して前記高電圧よりも低い低電圧を印加する半導体素子が備えられ、前記半導体素子が配置された半導体素子部(8)を含み、外縁がトレンチ分離構造(5)によって囲まれた第1領域(R1)と、
    前記デバイス形成領域(R1)とは異なる位置に他の素子が配置された第2領域(R2)と、を備えてなる半導体装置において、
    前記半導体素子部(8)における前記第1不純物層(6、57、68)および前記第2不純物層(7、51、61)の両側を側面として、該側面に沿って、前記第1不純物層(6、57、68)から前記第2不純物層(7、51、61)に向かう方向に複数の電位制御部(9)が備えられていると共に、
    前記半導体素子部(8)の上に、内部抵抗に応じて前記第1不純物層(6、57、68)から前記第2不純物層(7、51、61)に向かい、かつ、前記半導体素子部(8)の前記側面を通過するパターンとして延設されることで、前記複数の電位制御部(9)のそれぞれに電気的に接続された電極パターン(11)が備えられていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記電極パターン(11)は、蛇行状にレイアウトされていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記電極パターン(11)は、前記第1不純物層(6、57、68)および前記第2不純物層(7、51、61)の長手方向と平行方向に伸びる平行部分と、該部分の両端において該部分に垂直方向に伸びる垂直部分とを有し、前記垂直部分において前記電位制御部(9)に電気的に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記活性層(3)は層間絶縁膜(10)によって覆われており、前記半導体素子部(8)の上の前記層間絶縁膜(10)内に前記電極パターン(11)が埋め込まれていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の半導体装置。
  5. 前記複数の電位制御部(9)は、前記活性層(3)を前記トレンチ分離構造(5)により前記第1不純物層(6、57、68)から前記第2不純物層(7、51、61)に向かう方向において複数に分離したシリコンであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の半導体装置。
  6. 前記トレンチ分離構造(5)は、トレンチ(5a)と、該トレンチ(5a)の内壁を熱酸化することで形成した絶縁膜(5b)と、該絶縁膜(5b)の表面において前記トレンチ(5a)内を埋め尽くすように形成されたPoly−Si層(5c)とによって構成されており、
    前記複数の電位制御部(9)は、前記半導体素子部(8)の前記側面に配置されたトレンチ分離構造(5)を前記第1不純物層(6、57、68)から前記第2不純物層(7、51、61)に向かう方向において複数に分割することで電気的に分離した複数の前記Poly−Si層(5c)にて構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の半導体装置。
  7. 前記複数に分割された前記トレンチ分離構造(5)にて構成された前記複数の電位制御部(9)は、前記半導体素子部(8)の前記側面に複数列備えられていることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記複数に分割された前記トレンチ分離構造(5)と前記第1領域(R1)の外縁を囲んでいる前記トレンチ分離構造(5)との間の幅W1が2μm以下とされ、前記複数に分割された前記トレンチ分離構造(5)同士の間の幅W2が2μm以下とされていることを特徴とする請求項6または7に記載の半導体装置。
  9. 前記活性層(3)のうち前記埋込絶縁膜(4)側の表面には、前記第1不純物層(6、57、68)および前記第2不純物層(7、51、61)の長手方向と平行方向を長手方向とするp型領域(20)およびn型領域(21)にて構成されたPN接合部が繰り返し形成されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の半導体装置。
  10. 前記半導体素子部(8)の前記側面に配置された前記トレンチ分離構造(5)には、前記第1不純物層(6、57、68)から前記第2不純物層(7、51、61)に至るまでの間において、前記半導体素子部(8)側に突出する複数の凸部(5d)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の半導体装置。
  11. 前記半導体素子部(8)の前記側面における前記トレンチ分離構造(5)よりも内側の前記活性層(3)に対し、前記第1不純物層(6、57、68)から前記第2不純物層(7、51、61)に至るまでの間において、p型領域(30)およびn型領域(31)にて構成されるPN接合部が繰り返し形成されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の半導体装置。
  12. 前記半導体素子は、
    前記活性層(3)の表層部に形成された前記第1不純物層に相当する第1導電型のカソード領域(6)および前記第2不純物層に相当する第2導電型のアノード領域(7)と、
    前記カソード領域(6)に電気的に接続された前記第1電極に相当するカソード電極(12)と、
    前記アノード領域(7)に電気的に接続された前記第2電極に相当するアノード電極(13)とを有し、前記アノード領域(7)が前記カソード領域(6)の両側に配置されたPNダイオードであることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載の半導体装置。
  13. 前記半導体素子は、
    前記活性層(3)の表層部に形成された第2導電型のチャネル層(50)と、
    前記チャネル層(50)内において該チャネル層(50)の表層部に形成された前記第2不純物層に相当する第1導電型のソース領域(51)と、
    前記活性層(3)の表層部において前記チャネル層(50)から離間して形成された前記第1不純物層に相当する第1導電型のドレイン領域(57)と、
    前記チャネル層(50)の表面のうち前記活性層(3)と前記ソース領域(51)との間に位置する部分をチャネル領域(53)として該チャネル領域(53)の上にゲート絶縁膜(54)を介して備えられたゲート電極(55)と、
    前記ソース領域(51)および前記チャネル層(50)に電気的に接続された前記第2電極に相当するソース電極(56)と、
    前記ドレイン領域(57)と電気的に接続された前記第1電極に相当するドレイン電極(58)とを有し、前記ソース領域(51)および前記チャネル領域(50)が前記ドレイン領域(57)の両側に配置されたLDMOSであることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載の半導体装置。
  14. 前記半導体素子は、
    前記活性層(3)の表層部に形成された第2導電型のベース領域(60)と、
    前記ベース領域(60)内において該ベース領域(60)の表層部に形成された前記第2不純物層に相当する第1導電型のエミッタ領域(61)と、
    前記活性層(3)の表層部において前記ベース領域(60)から離間して形成された前記第1不純物層に相当する第2導電型のコレクタ領域(68)と、
    前記ベース領域(60)の表面のうち前記活性層(3)と前記エミッタ領域(61)との間に位置する部分をチャネル領域(63)として該チャネル領域(63)の上にゲート絶縁膜(64)を介して備えられたゲート電極(65)と、
    前記エミッタ領域(61)および前記ベース領域(60)に電気的に接続された前記第2電極に相当するエミッタ電極(66)と、
    前記コレクタ領域(68)と電気的に接続された前記第1電極に相当するコレクタ電極(69)とを有し、前記エミッタ領域(61)および前記ベース領域(60)が前記コレクタ領域(69)の両側に配置されたIGBTであることを特徴とする請求項1ないし11のいずれか1つに記載の半導体装置。
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