JP2011075375A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置を構成する二つの表示器が立体配置されていることを明確に認識させることができる表示装置を提供する。
【解決手段】車両の動作状態を表示する表示装置10は、車両の走行速度を表示する速度表示部20と、車両に搭載されている機器の動作状態を表示するテルテール表示部40とを有する。テルテール表示部40は、体格が速度表示部20の体格よりも小さく、速度表示部20の表示方向前側に間隔をあけて設置されている。そして、テルテール表示部40には、速度表示部20と対向する部位より速度表示部20に向けて光を放射する光源61が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両に搭載され、車両の動作状態を表示する表示装置に関する。
車両に搭載され、車両の動作状態を表示する表示装置として、例えば、指針計器における表示方向前側(視認者側)に、車両の動作状態を表示する表示器を当該指針計器から間隔をあけて設けた表示装置が知られている(特許文献1を参照)。
特許文献1の表示装置では、表示装置に設けられる光源が、表示器の外周縁を指針計器の文字盤の方向に投影させた場合に文字盤上に形成される投影外周縁に沿った部分を照らしている。この表示装置では、以下に説明する構造によりそれを実現している。
まず、光源は、指針計器の文字盤の表示方向後側に設けられている回路基板に実装されている。文字盤は、上記光源から放射される光の一部を透過可能な透光部を有している。
さらに、表示器の表示方向後側の部位、つまり表示器の指針計器と対向する部位には、透光部より透過した透過光を反射させ、文字盤の上記投影外周縁付近に向わせる反射部が設けられている。このように構成した表示装置によれば、光源から放射された光は、文字盤の透光部を通過し、表示器に設けられる反射部にて反射し、その後、文字盤の投影外周縁付近に到達する。以上の構成により、文字盤の一部(投影外周縁)に光源光が照射される。
特開2008−89478号公報
上述した構成を有する表示装置によれば、表示器の表示方向後側の部位より光が漏れ、その漏れた光にて指針計器の文字盤の一部が照らされているように見える。このことにより、視認者は、指針気計器と表示器との間に空間が形成されていると認識でき、これらが立体的に設けられていると認識する。
ところが、上記表示装置の指針計器の文字盤の一部を照らす光源は、文字盤の表示方向後側に設けられている回路基板上に実装されている。このため、光源から放射される光源光は、文字盤を通過し、その後、反射部を経なければ、文字盤の表示方向前側の面(文字盤の視認者側の面)に到達しない。ここで、一般的に、光源から照射位置までの距離が長ければ長いほど、照射位置での照度は低下する。上記表示装置では、上述したような経路を辿らなければ目的の場所に到達しないため、光源にて照らされる部分の照度が低下してしまい、視認者への指針計器と表示器との立体配置認識効果が低下する。
また、光源は文字盤の表示方向後側に設けられているため、光源の光源光は文字盤の透光部および表示器の反射部を必ず経なければ文字盤の表示方向前側の面には到達しない。このため、当該面の照度はさらに低下することとなり、上記立体配置認識効果はさらに低下してしまう。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、表示装置を構成する二つの表示器が立体配置されていることを明確に認識させることができる表示装置を提供することである。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明では、車両に搭載され、車両の動作状態を表示する表示装置において、車両の動作状態を表示する第一表示器と、第一表示器の表示方向と直交する方向の体格が第一表示器よりも小さく、第一表示器の表示方向前側に間隔をあけて設置され、車両の動作状態を表示する第二表示器と、第二表示器に設けられ、第二表示器における第一表示器と対向する部位より第一表示器に向けて光を放射する照明装置と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、第一表示器に向けて光を放射する照明装置は、第二表示器に設けられているので、照明装置から、この照明装置にて照らされる場所までの距離を従来技術のものと比較して短くすることができるし、照明装置と当該場所までの間に何も物体を介在させる必要がなくなる。このことによれば、当該場所における照度の低下を抑制することができるので、外来光が存在する昼間であっても視認者は照明装置が発した光を認識することができる。よって、この表示装置によれば、昼夜を問わず第一、第二表示器の立体配置を視認者に明確に認識させることができる。
請求項2に記載の発明では、照明装置は、光を放射する光源を備えており、光源は、第一表示器と対向する部位に設けられ、第一表示器に向けて光を放射することを特徴とする。この発明によれば、光を放射する光源を第一表示器と対向する位置に設けているので、さらに、第一表示器までの距離を短縮することができる。ゆえに、第一表示器における照度の低下を極力抑えることができる。
請求項3に記載の発明では、光源は、第二表示器の外周縁部に沿って複数個設けられていることを特徴とする。この発明によれば、光源が第二表示器の外周縁部に沿って複数個設けられているので、第一表示器における照度をさらに高くすることができる。
請求項4に記載の発明では、照明装置は、光を発する光源と、光源からの光を乱反射させ、その乱反射させた乱反射光を第一表示器に向けて放射する乱反射部と、を備えていることを特徴とする。
ここで、一つの光源が照らすことができる領域には限りがあり、中心部分から外周に向うほど照らされた領域の照度は低下する傾向にある。このため、光源からの光源光を直接第一表示器に放射すると、第一表示器における光源光の照射領域の照度にムラが発生してしまう。この発明によれば、光源から放射される光を乱反射させ、乱反射させた乱反射光を第一表示器に向けて放射する反射部を有しているので、照明装置からは乱反射光が放射されることとなり、上述したような照度のムラの発生を抑制することができる。
請求項5に記載の発明では、照明装置にて第一表示器が照らされる領域は、第二表示器の外周縁を第一表示器の方向に投影させた場合に第一表示器上に形成される投影外周縁を含んだ外周側と内周側の領域であることを特徴とする。
この発明によれば、視認者が視点を動かし、表示装置を斜めから除いた場合、視認者は投影外周縁よりも外周側だけでなく内周側の照射領域も目にすることとなる。このとき、視認者は光源にて照射された領域が増えたと感じるため、第一、第二表示器との間にはある程度の空間が存在すると明確に認識し、第一、第二表示器が立体配置されているということを認識する。したがって、当該投影外周縁を含む外周側および内周側を照射領域とすることにより、より明確に両者が立体配置されているということを視認者に認識させることができる。
本発明の第1実施形態による表示装置を示す正面図である。 本発明の第1実施形態による表示装置を示す図であって、図1のII−II線断面図である。 本発明の第1実施形態による表示装置の電気回路構成を説明する図である。 本発明の第2実施形態による表示装置の一部を拡大した部分断面図である。 本発明の第3実施形態による表示装置の一部を拡大した部分断面図である。 本発明の第4実施形態による表示装置の一部を拡大した部分断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
(基本構成)
以下、本発明の第1実施形態による表示装置を、車両の車室内前方に設置されるコンビネーションメータの一部に適用した例で説明する。図1、図2は、本発明の第1実施形態による表示装置を示している。表示装置10は、車両の動作状態等を表示する。表示装置10は、その表示方向を視認者側に向けて車両の車室内前方に設置されている。
図1は、表示装置10の正面図を示す。図1に示すように、表示装置10は、車両の走行速度情報を表示する速度表示部20と、車両の動作状態を表示するテルテール表示部40とから構成されている。
速度表示部20は、図1、図2に示すように、文字盤21に設けられる目盛22および文字23、および文字盤21の表示方向前側上を文字盤21に沿って移動することにより、所定の目盛22を指し示す指針25から構成されている。本実施形態では、目盛22および文字23が所定の間隔で円弧上に配列されている。速度表示部20は、車両の走行速度に応じた目盛22を指針25が指し示すことにより車両の走行速度情報を表示する。
テルテール表示部40は、車両搭載機器の状態を示す作動灯41および車両搭載機器の異常などを運転者に報知する警告灯42を有している。本実施形態では、作動灯41は、車両が燃費の良い走行状態にあるときに点灯するエコドライブランプ41a、前照灯のハイビーム作動中に点灯するハイビーム作動ランプ41b、およびフォグランプ作動中に点灯するフォグランプ作動ランプ41cからなっており、警告灯42は、燃料残量が減少すると点灯するフューエル残量ウォーニングランプ42a、運転席のシートベルト非着用時に点灯するシートベルト非着用ランプ42b、車両のいずれかのドアが開いているか半ドア状態時に点灯する半ドアウォーニングランプ42c、およびSRSエアバッグシステム異常時に点灯するエアバッグウォーニングランプ42dからなっている。
テルテール表示部40は、これらの各種ランプ41a〜c、42a〜dを点灯・消灯することにより、車両の動作状態を表示する。なお、図1は、上述した各種ランプ41a〜c、42a〜dが全て点灯した状態を図示している。
図2に示すように、テルテール表示部40は、速度表示部20の表示方向前側に間隔をあけて設置されている。テルテール表示部40の体格は、速度表示部20の表示方向と直交する方向の体格よりも小さい。図2に示すように、テルテール表示部40が速度表示部20に対して設置されることにより、視認者が表示装置10を正面から見ると、テルテール表示部40が速度表示部20に重なって設置されているように見える(図1を参照)。
次に、速度表示部20について詳細に説明する。速度表示部20は、文字盤21、指針25、見返し板28、透過パネル29および電気回路部30などから構成されている。
文字盤21は、透光性材料、例えばポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂などから平板状に形成されている。文字盤21には、目盛22および文字23が発光表示可能かつ透光表示可能に設けられている。また、文字盤21には、目盛22および文字23を除く部分に不透光性着色層が設けられている。この着色層は、例えば印刷により設けることができる。
目盛22および文字23は、それぞれ円弧状かつ指針25の回動軸26と同心上に設けられている。文字盤21には、指針25の回動軸26が挿通される貫通孔24が設けられている。
指針25は、透光性材料、例えばアクリル樹脂などにより形成され、文字盤21の表示方向前側に設置されている。指針25の回動軸26は、文字盤21の貫通孔24を通じて文字盤21の表示方向後側へ延伸しており、当該後側の先端に回動内機27が連結されている。
見返し板28は、不透光性の樹脂材料、例えば黒色のポリプロピレン樹脂(PP樹脂)あるいはアクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂(ABS樹脂)などによって枠状に形成されており、文字盤21の外周縁に沿って装着されることで文字盤21の表示方向前側に設置されている。透過パネル29は、所謂スモークパネルであって、透光性の樹脂材料、例えばアクリル樹脂などによって形成され、特定波長の光の透過率を透明の樹脂材料の透過率よりも低下させたものである。透過パネル29は湾曲板状に形成されており、見返し板28の文字盤21とは反対側の外周縁に沿って装着されることで文字盤21の表示方向前側に間隔をあけて設置されている。文字盤21に見返し板28と透過パネル29とが組付けられることにより、後述するテルテール表示部40を収容可能な空間が形成される。見返し板28には、テルテール表示部40のケース部43が一体的に形成されている。なお、見返し板28および透過パネル29は、表示装置10の見栄えを整えると同時に、表示装置10内部への埃や水分などの侵入を防止する機能を果たしている。
電気回路部30は、ガラスエポキシ樹脂などから形成される回路基板31および樹脂材料、例えば白色のPP樹脂あるいはABS樹脂などからなるケース32を有している。ケース32の表示方向前側には、文字盤21および見返し板28が保持され、後側には、回路基板31が保持されている。
回路基板31には、マイクロコンピュータなどからなる制御回路37が実装されている。また、回路基板31には、発光ダイオードからなる光源35、36が実装されている。ここで、光源35は、文字盤21を透過照明するための光源であり、光源36は、文字盤21の貫通孔24を通じて指針25を透過照明するための光源である。この実施形態では、光源35、36としてチップタイプの発光ダイオードを使用している。この発光ダイオードは、通電によって白色に発光する。さらに、回路基板31には、回動内機27が実装されている。回動内機27は、例えばステッピングモータあるいは交差コイル式回転機などの電気アクチュエータであり、指針25の回動軸26を回動させる。
また、ケース32には、リフレクタ33、34が一体的に形成されている。リフレクタ33、34は、各光源35、36の外周側に設置されており、光源35、36から放射された光のうち、文字盤21の目盛22や文字23、ならびに指針25から逸れる方向へ進む光を目盛22、文字23、指針25に向けて反射する。また、ケース32の表示方向後側には、樹脂材料、例えばPP樹脂あるいはABS樹脂などからなるロアケース38が回路基板31を覆うように装着されている。このロアケース38により、回路基板31、光源35、36、制御回路37、および回動内機27などを保護することができる。
次に、テルテール表示部40について詳細に説明する。テルテール表示部40は、ケース部43、電気回路部50、およびテルテールレンズ58、などから構成されている。
ケース部43は、見返し板28と同じ樹脂材料によって枠状に形成され、見返し板28の図2中下側より、上側に向うように、かつ指針25の回動軸26を覆うように設けられている。ケース部43は、表示窓44を有しており、この表示窓44の内側に作動灯41や警告灯42が点灯表示されるようになっている(図1参照)。
電気回路部50は、ガラスエポキシ樹脂などから形成される回路基板51および樹脂材料、例えば白色のPP樹脂あるいはABS樹脂などからなる保持部材55を有している。保持部材55の一方の端部は、ビス59にてケース32の表示方向前側に固定され、他方の端部は、テルテールレンズ58および回路基板51を保持する。上記一方の端部の表示方向前側には、平板状に形成されるテルテールレンズ58が保持され、後側には、回路基板51が保持される。保持部材55がケース32に固定されることにより、テルテールレンズ58および回路基板51がケース部43の表示方向後側に設置される。
テルテールレンズ58は、透光性材、例えばポリカーボネート樹脂あるいはアクリル樹脂などから平板状に形成されている。テルテールレンズ58には、作動灯41と、警告灯42が発光表示可能かつ透光表示可能に設けられている(図1を参照)。テルテールレンズ58は、作動灯41および警告灯42が表示窓の内側に配置されるように、一方の端部に保持されている。また、テルテールレンズ58には、文字盤21と同様に、作動灯41と警告灯42を除く部分に不透光性着色層が設けられている。この着色層は、例えば印刷により設けることができる。
回路基板51には、発光ダイオードからなる光源57が作動灯41および警告灯42の数に応じた分だけ実装されている。本実施形態では、七つの光源57が回路基板51に実装されている。この実施形態では、光源57としてチップタイプの発光ダイオードを使用している。この発光ダイオードは、通電によって緑色や青色や黄色や赤色に発光する。発光する色は、作動灯41や警告灯42の種類に応じて選択する。本実施形態では、エコドライブランプ41aやフォグランプ作動ランプ41cには緑色の発光ダイオードを使用し、ハイビーム作動ランプ41bには青色の発光ダイオードを使用し、フューエル残量ウォーニングランプ42aには黄色の発光ダイオードを使用し、シートベルト非着用ランプ42bや半ドアウォーニングランプ42cやエアバッグウォーニングランプ42dには赤色の発光ダイオードを使用する。
また、速度表示部20の回路基板31およびテルテール表示部40の回路基板51にはそれぞれコネクタ52、53が形成されており、両コネクタ52、53に接続されるフラットワイヤ54を通じて、テルテール表示部40の回路基板51上の電気部品と、制御回路37とが電気的に接続される。本実施形態では、両コネクタ52、53同士を接続するものとしてフラットワイヤ54を使用したが、フレキシブルプリント基板を使用しても良い。
保持部材55には、リフレクタ56が一体的に形成されている。リフレクタ56は、テルテールレンズ58と回路基板51との間に設けられる。リフレクタ56は、それぞれの光源57の外周側に、かつそれぞれの光源57から放射される光が対応する作動灯41および警告灯42とは異なる作動灯41および警告灯42に漏れないように閉じられたような構造となっている。リフレクタ56は、光源57から放射された光のうち、それぞれの作動灯41および警告灯42から逸れる方向へ進む光を作動灯41および警告灯42に向けて反射する。
次に、制御回路37について説明する。図3に示すように、制御回路37には、バッテリー80から電力が常時供給されている。また、制御回路37には、イグニッションスイッチ81がその作動状態を検出可能に電気的に接続されている。さらに、制御回路37には、ブレーキ時のタイヤのスキッドを制御するスキッド制御装置82、エンジンを制御するエンジン制御装置84、フォグランプや前照灯などの点灯・非点灯を制御するボデー制御装置85、シートベルトの装着・非装着を検出するシートベルトバックルスイッチ86、ドアの開閉状態と連動するドアカーテシランプスイッチ87、エアバッグの正常・異常を検出するエアバッグセンサ88、燃料残量を検出するフューエルセンダゲージ89などが電気的に接続されている。また、制御回路37には、光源35、36、57、後述する光源61および回動内機27がそれぞれ点灯制御可能および回動軸26の回動制御可能に電気的に接続されている。
以上の電気回路構成により、イグニッションスイッチ81がON状態になると、制御回路37はそれを検出して、表示装置の作動を開始する。ここで、速度表示部20の速度表示作動としては、光源35、36が点灯することで文字盤21および指針25が発光するとともに、スキッド制御装置82が車輪の回転センサ83から取得した車速信号に基づいて回動内機27が回転駆動されることで車両の走行速度が指針25により指示されることとなる。また、制御回路37は、制御回路37に接続されている各種制御装置82、84、85、各種スイッチ86、87、センサ88、ゲージ89からのランプ点灯要求信号に基づいて各種作動灯41や警告灯42を点灯制御する。
次に、第1実施形態の特徴的な構成である照明装置について説明する。
図2に示すように、第1実施形態の表示装置10は、照明装置60をさらに備えている。
本実施形態では、照明装置60は、通電することにより青色に発光するチップタイプの発光ダイオードからなる光源61であり、回路基板51の表示方向後側における文字盤21と対向する部位に実装されている。光源61は、文字盤21の表示方向前側の表面に向って光を放射するものである。光源61は、回路基板51上の他の光源57と同様、フラットワイヤ54を介して制御回路37と電気的に接続されており、制御回路37にて点灯制御される。
図1の破線で示すように、本実施形態では、五つの光源61がテルテール表示部40の外周縁に沿って、かつほぼ等間隔に回路基板51上に実装されている。光源61は、図1、2に示すように、ケース部43の外周縁を文字盤21の方向に投影させた場合に文字盤21上に形成される投影外周縁70(図2中の黒丸で示す部分)よりも外周側に広がる領域である円弧状の外周側照射領域71と内周側に広がる領域である円弧状の内周側照射領域72とを照射領域としている。図1に示すように、光源61が照らす外周側照射領域71は、目盛22や文字23と重ならないように定められているので、速度表示部20の視認性が悪化しない(図1の斜線で示す領域を参照)。
このように回路基板51に光源61を実装し、光源61から光を放射すると、文字盤21の一部が照らされる(図1の斜線領域および図2の外周側照射領域71、内周側照射領域72を参照)。このとき、視認者が表示装置10を正面から見ると、テルテール表示部40の背後から光が漏れ、その漏れた光にて文字盤21の一部が照らされているように見える。このことにより、視認者は、速度表示部20とテルテール表示部40との間に空間が形成されていると認識し、速度表示部20とテルテール表示部40とが立体的に設けられていると認識する。
また、本実施形態では、文字盤21の一部を照らす照明装置60がテルテール表示部40の表示方向後側の速度表示部20と対向する部位に設けられているため、照明装置60と文字盤21までの距離を従来技術のものと比較して短くすることが可能である。
また、本実施形態では、照明装置60と文字盤21との間には、光を遮るものがない。したがって、本実施形態の照明装置60によれば、従来技術のものと比較して、文字盤21の照らされている部分の照度を高くすることができる。ゆえに、昼夜を問わず速度表示部20とテルテール表示部40との立体配置を視認者に明確に認識させることができる。
特に、本実施形態では透過パネル29としてスモークパネルを使用している。文字盤21の照らされている部分の照度が低いと、両表示部20、40の立体配置を認識させる効果が低下する。
この実施形態によれば、透過パネル29としてスモークパネルを使用する場合であっても、視認者に文字盤21の当該部分が照らされていることをはっきりと認識させることができ、両表示部20、40の立体配置を認識させることができる。
ここで、視認者が運転席に着く場合や運転席を離れる場合は、運転席に着いて車両を運転している場合に比べ、視認者の目の移動範囲が非常に広い。本実施形態によれば、上述したように光源61は上記両領域71、72を照らしている。視認者が運転席に着く、または運転席を離れるという動作途中に表示装置10を斜めから覗き込んだとき、視認者は、内周側照射領域72部分も外周側照射領域71部分とともに見ることとなる。このとき、視認者は、照射された領域が増えたと感じ、そこにはある程度の空間が存在すると明確に認識することとなる。このように、光源61は外周側照射領域71だけでなく内周側照射領域72も照射しているため、速度表示部20とテルテール表示部40との立体配置を視認者に明確に認識させることができる。
本実施形態では、複数個の光源61にて上記両領域71、72を照射しているため、両照射領域71、72における照度を一つの光源にて実現しようとした場合に比べ高くすることができる。また、両領域71、72における照度にムラが発生するのを極力抑えることができる。
この実施形態では、速度表示部20が特許請求の範囲に記載の「第一表示器」に相当し、テルテール表示部40が特許請求の範囲に記載の「第二表示器」に相当する。なお、本実施形態では、第一表示器として速度表示部20として説明したが、エンジン回転速度を表示するタコメータであっても良い。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態は、第1実施形態の変形例である。第2実施形態では、照明装置60の光源62に加えて、光源62から放射される光を乱反射させ、乱反射させた乱反射光を速度表示部20の上記両領域71、72に向けて放射する乱反射リフレクタ65を有している。
第2実施形態では、図4に示すように、光源62は、表示方向前側に向けて光を放射可能に、回路基板51の表示方向前側の面に実装されている。保持部材55には、上述した乱反射リフレクタ65が一体的に形成されている。
乱反射リフレクタ65は、光源62より放射された光を乱反射させ、乱反射させた乱反射光を、当該リフレクタ65および回路基板51の外周縁部にて形成される隙間66より上記両領域71、72に向けて放射する。
この実施形態によれば、光源62から放射される光を直接文字盤21に向かわせるという第1実施形態とは異なり、乱反射リフレクタ65にて乱反射させた光を文字盤21に向かわせているため、光源62の個数が少なくとも照射場所に発生する光のムラを極力抑えることができる。
また、本実施形態では、回路基板51への光源62の実装位置が、他の光源57の実装位置と同じ側(表示方向前側)となっている。このことによれば、より単価の低い回路基板を使用することができる。
なお、この実施形態では、光源62および乱反射リフレクタ65が特許請求の範囲に記載の「照明装置」に相当し、乱反射リフレクタ65が特許請求の範囲に記載の「乱反射部」に相当する。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態は、第1実施形態の変形例である。第3実施形態では、図5に示すように、作動灯41および警告灯42を備えたテルテール表示部40の代わりに、液晶表示装置90を使用している。
液晶表示装置90は、制御回路37より送信される画像信号を画面に表示するものである。本実施形態では、液晶表示装置90として各画素を格子状に均等配列したドットマトリクスタイプの液晶表示装置を使用している。このタイプの表示装置は、画素の表示・非表示を組み合わせることにより画像を表示できるので、第1実施形態にて説明した作動灯41や警告灯42に関する情報だけでなく、車両走行距離情報、瞬間燃費・平均燃費情報、外気温度情報など、第1実施形態では表示できなかった情報も表示できる。
液晶表示装置90は、液晶パネル91とバックライト92などから構成されている。液晶パネル91は、透明電極が設置された二枚のガラス基板の間に液晶材料を封入し、これらガラス基板の両面に偏光板を貼り合わせたものである。透明電極は、画素ごとに形成されており、各画素の透明電極に電圧を印加することにより、各画素の透過率が制御され、画素ごとの表示・非表示が制御される。
液晶パネル91は、上記透明電極と回路基板95上に設けられている駆動回路とを電気的に接続するリード端子96を有している。リード端子96は、液晶パネル91の一方の端部より回路基板95に向って延びており、半田付けなどで回路基板95と電気的に接続されている。
液晶パネル91は、図5に示すように、他方の端部が回路基板95を保持する保持部材97に係止され、他方の端部がリード端子96を介して回路基板95に固定されることにより、保持部材97に固定される。
バックライト92は、液晶パネル91の表示方向後側より当該パネル91に向って光を放射するものである。バックライト92は、回路基板95上に実装された光源93と、液晶パネル91に向って均一に光源93の光を放射する導光板94を有している。導光板94は、透光性材料、例えばアクリル樹脂などにより板状に形成されており、回路基板95上に設置されている。
本実施形態では、図5に示すように、照明装置60の光源63は、第1実施形態と同様、回路基板95の表示方向後側の文字盤21と対向する部位に、速度表示部20の文字盤21に向けて光を放射可能に実装されている。光源63は、上記両領域71、72に向って光を放射し、上記両領域71、72を照らす。
なお、この実施形態では、液晶表示装置90が特許請求の範囲に記載の「第二表示器」に相当する。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態は、第3実施形態の変形例である。第4実施形態では、図6に示すように、液晶表示装置90に設けられている照明装置60の光源64に加えて、光源64から放射される光を乱反射させ、乱反射させた乱反射光を速度表示部20の上記両領域71、72に向けて放射する乱反射リフレクタ67を有している。
本実施形態では、図6に示すように、光源64は、表示方向前側に向けて光を放射可能に、回路基板95の表示方向前側の面に実装されている。保持部材97には、上述した乱反射リフレクタ67が一体的に形成されている。
乱反射リフレクタ67は、光源64より放射された光を乱反射させ、乱反射させた乱反射光を、当該リフレクタ67および回路基板95の外周縁部にて形成される隙間68より上記両領域71、72に向けて放射する。
この実施形態によれば、光源64から放射される光を直接文字盤21に向かわせるという第3実施形態とは異なり、乱反射リフレクタ67にて乱反射させた光を文字盤21に向かわせているため、光源64の個数が少なくとも照射場所に発生する光のムラを極力抑えることができる。
また、本実施形態では、回路基板95への光源64の実装位置が、他の光源93の実装位置と同じ側(表示方向前側)となっている。このことによれば、より単価の低い回路基板95を使用することができる。
この実施形態では、液晶表示装置90が特許請求の範囲に記載の「第二表示器」に相当し、光源64および乱反射リフレクタ67が特許請求の範囲に記載の「照明装置」に相当し、乱反射リフレクタ67が特許請求の範囲に記載の「乱反射部」に相当する。
10 表示装置、20 速度表示部、21 文字盤、22 目盛、23 文字、25 指針、28 見返し板、29 透過パネル、30 電気回路部、31 回路基板、32 ケース、37 制御回路、38 ロアケース、40 テルテール表示部、41 作動灯、42 警告灯、43 ケース部、50 電気回路部、51 回路基板、55 保持部材、56 リフレクタ、57 光源、58 テルテールレンズ、60 照明装置、61 光源、70 投影外周縁、71 外周側照射領域、72 内周側照射領域、80 バッテリー、81 イグニッションスイッチ、82 スキッド制御装置、83 回転センサ

Claims (5)

  1. 車両に搭載され、車両の動作状態を表示する表示装置において、
    前記車両の動作状態を表示する第一表示器と、
    前記第一表示器の表示方向と直交する方向の体格が前記第一表示器よりも小さく、前記第一表示器の表示方向前側に間隔をあけて設置され、前記車両の動作状態を表示する第二表示器と、
    前記第二表示器に設けられ、前記第二表示器における前記第一表示器と対向する部位より前記第一表示器に向けて光を放射する照明装置と、を備える表示装置。
  2. 前記照明装置は、光を放射する光源を備えており、
    前記光源は、前記第一表示器と対向する部位に設けられ、前記第一表示器に向けて光を放射することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記光源は、前記第二表示器の外周縁部に沿って複数個設けられていることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記照明装置は、光を発する光源と、前記光源からの光を乱反射させ、その乱反射させた乱反射光を前記第一表示器に向けて放射する乱反射部と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記照明装置にて前記第一表示器が照らされる領域は、前記第二表示器の外周縁を前記第一表示器の方向に投影させた場合に前記第一表示器上に形成される投影外周縁を含んだ外周側と内周側の領域であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の表示装置。
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