JP2011067827A - 動力伝達チェーンの組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ピッチ長が異なるリンクをランダム配列とした動力伝達チェーンを組み立てるに際し、組立工数を効率化して、作業性を向上させることができる動力伝達チェーンの組立方法を提供する。
【解決手段】 動力伝達チェーンの組立方法は、チェーンを複数の分割体に分割して各分割体22,23を製作する工程と、各分割体22,23の両端に他のリンク11のピン挿通部12,13よりも大きいピン挿通部26,29を有する分割体結合用リンク24,25を配置する工程と、分割体結合用リンク24,25同士が重なるように分割体22,23同士を直線状に配置する工程と、重ねられた分割体結合用リンク24,25にピン14Aおよびインターピース15Aを挿入して所要位置に配置する工程と、分割体結合用リンク24,25を介して互いに結合された複数の分割体22,23の全体の両端を引っ張る工程とを備えている。
【選択図】 図12

Description

この発明は、動力伝達チェーンの組立方法、さらに詳しくは、自動車等の車両の無段変速機(CVT)に好適な動力伝達チェーンの組立方法に関する。
自動車用無段変速機に適した動力伝達チェーンとしては、ピンが挿通されるピン挿通部を有する複数のリンクおよびチェーン幅方向に並ぶリンク同士を連結する複数のピンを有するものが知られており、特許文献1には、その組立方法として、所要数のピンを所定ピッチでピン保持治具に配置してチェーンとして組み立てられたときの配列状態で保持しておいてから、これらのピンに順次リンクを圧入していくことで無端状チェーンを得るものが開示されている。
特開2005−172023号公報
この種の動力伝達チェーンでは、ピンがプーリに接触する間隔(ピッチ長)をリンク形状を変更することで2種類以上とし、ピッチ長が異なるリンクをランダムに配列して騒音低減効果を得るようになっている。しかしながら、従来の組立方法によると、リンクの配列を変更する必要が生じた場合、ピン保持治具全体を新しいものに作り替える必要があり、組立工数を効率化して、作業性を向上させることが課題となっている。
この発明の目的は、ピッチ長が異なる2種類以上のリンクを使用し、これらのリンクをランダム配列とした動力伝達チェーンを組み立てるに際し、組立工数を効率化して、作業性を向上させることができる動力伝達チェーンの組立方法を提供することにある。
この発明による動力伝達チェーンの組立方法は、ピンが挿通されるピン挿通部を有する複数のリンクおよびチェーン幅方向に並ぶリンク同士を連結する複数のピンを有し、リンクのピッチ長が少なくとも2種類とされて、ピッチ長が異なるリンクがランダムに配列されている動力伝達チェーンを組み立てる方法であって、動力伝達チェーンを複数の分割体に分割し、直線状ピン保持治具によって所要数のピンを保持してこれに所要数のリンクを圧入することで各分割体を製作する工程と、各分割体の両端に他のリンクのピン挿通部よりも分割体長手方向寸法が大きいピン挿通部を有する分割体結合用リンクを配置する工程と、分割体結合用リンク同士が重なるように分割体同士を直線状に配置する工程と、重ねられた分割体結合用リンクにピンを挿入して所要位置に配置する工程と、分割体結合用リンクを介して互いに結合された複数の分割体の全体の両端を引っ張ることで、分割体結合用リンクのピン挿通部内にピンを固定して全体に予張を付与する工程とを備えていることを特徴とするものである。
無端状の動力伝達チェーンを製造する1方法として、ピンの各端部を挿入可能な所要数のピン挿入孔を有する円盤状のピン保持治具と、各リンクをピンの所定位置まで押し込むリンク押圧治具とを使用するものがある。リンクのピッチ長が少なくとも2種類とされて、ピッチ長が異なるリンクがランダムに配列されている動力伝達チェーンを製造する際には、ランダム配列に合致したピン挿入孔がピン保持治具に形成される。ここで、例えば、あるリンクの配列位置を変更する場合、チェーンの全長は変化しないが、リンク配列は変化するので、新たなピン保持治具を製作することが必要となる。ピン保持治具は、出来上がった無端チェーンにおけるピン間隔(ピッチ長)を精度よく得ることが必要であり、その製作には手間および費用がかかるものとなっている。一方、チェーンの全長を変化させずにリンク配列を変更することは、騒音低減などの面から有効な設計手法となっており、配列の変更を自由に行える組立方法が求められている。
そこで、この発明による動力伝達チェーンの組立方法では、円盤状のピン保持治具を使用しての無端状チェーンの製造を行わないものとし、まず、動力伝達チェーンを複数の分割体に分割し、直線状ピン保持治具によってピンを保持してこれにリンクを圧入することで各分割体を製作するものとする。分割体の数は、特に限定されるものではなく、3〜10程度の適当な数に設定される。各分割体は、それぞれ所要のリンク配列とされており、分割体同士は、通常、互いに異なったリンク配列とされる。各分割体を得るには、ピンの各端部を挿入可能な所要数のピン挿入孔を有する直線状のピン保持治具と、各リンクをピンの所定位置まで押し込むリンク押圧治具とを使用し、ピン保持治具に保持されたピンに順次リンクを圧入すればよい。この場合、従来と同じリンクを使用しての分割体同士の結合は困難であるので、分割体同士の結合のために、分割体結合用リンクが使用される。分割体結合用リンクは、ピンの挿入を容易とするために、他のリンクのピン挿通部よりも分割体長手方向寸法が大きいピン挿通部を有するものとされる。これにより、分割体結合用リンクのピン挿通部内においては、ピンを移動および回転させることができ、ピンを挿入した後に所定位置でこれを所要角度回転させることで、ピンを本来位置に配置することができる。この段階では、分割体結合用リンクと各ピンとは固定されていないので、この後、分割体結合用リンクを介して互いに結合された複数の分割体同士を全体の両端を引っ張ることにより、各ピンが対応するピン挿通部に強制的に沿わされて、分割体結合用リンクとピンとが固定される。これにより、分割体結合用リンクのピン挿通部内の本来位置にピンが固定されるとともに、複数の分割体からなるチェーン全体に適当な予張が付与される。
各分割体を製作する工程において、ピンは、垂直状または水平状に直線状のピン保持治具に支持される。リンクの圧入は、プレス機を使用して行い、1枚ずつ行ってもよく、複数枚ずつ行ってもよく、また、チェーン幅方向に並ぶすべてのリンクを同時に圧入するようにしてもよい。各分割体は、通常、それぞれ異なるリンク配列を有しているものとされ(同じものを含んでも可)、これに対し、直線状のピン保持治具は、異なるリンク配列のものが複数用意される。ピン保持治具と分割体とは1対1で対応させる必要はなく、例えば、ピン保持治具のNo.1からNo.8までのピン挿入孔を使用して第1の分割体を製作し、ピン保持治具のNo.5からNo.12までのピン挿入孔を使用して第2の分割体を製作するというようなことも可能である。
上記の組立方法は、圧入を必要とする種々の動力伝達チェーンを製造するのに適しているが、ピン挿通部としての前後挿通部を有する複数のリンクと、一のリンクの前挿通部と他のリンクの後挿通部とが対応するようにチェーン幅方向に並ぶリンク同士を連結する前後に並ぶ複数の第1ピンおよび複数の第2ピンとを備え、第1ピンと第2ピンとが相対的に転がり接触移動することにより、リンク同士のチェーン長さ方向の屈曲が可能とされており、第1ピンおよび第2ピンのうちの一方は、一のリンクの前挿通部に固定されかつ他のリンクの後挿通部に移動可能に嵌め入れられ、同他方は、一のリンクの前挿通部に移動可能に嵌め入れられかつ他のリンクの後挿通部に固定されているものである動力伝達チェーンを製造するのにより適している。この場合の圧入は、挿通部のチェーン長さ方向に対して直交する部分の縁(上下の縁)で行われることが好ましい。
上記動力伝達チェーンでは、第1ピンおよび第2ピンの少なくとも一方がプーリと接触して摩擦力により動力伝達する。いずれか一方のピンがプーリと接触するチェーンにおいては、第1ピンおよび第2ピンのうちのいずれか一方は、このチェーンが無段変速機で使用される際にプーリに接触する方のピン(以下では、「第1ピン」または「ピン」と称す)とされ、他方は、プーリに接触しない方のピン(インターピースまたはストリップと称されており、以下では、「第2ピン」または「インターピース」と称す)とされる。
この場合に、分割体結合用を含む全てのリンクは、ピンおよびインターピースが1組とされてそれぞれ挿通される前後挿通部を有するものとされ、ピンは、一のリンクの後挿通部の後側部分に設けられたピン固定部に固定されかつ他のリンクの前挿通部の後側部分に設けられたピン可動部に移動可能に嵌め入れられ、インターピースは、一のリンクの前挿通部の前側部分に設けられたインターピース固定部に固定されかつ他のリンクの後挿通部の前側部分に設けられたインターピース可動部に移動可能に嵌め入れられているものとされる。そして、分割体の前端に配置される分割体結合用リンクについては、その前挿通部が、他のリンクに設けられている前挿通部(ピン可動部およびインターピース固定部)に加えて、インターピース固定部の背面側(転がり接触面と反対側の面)に設けられたインターピース固定部拡張部を有しているものとされ、分割体の後端に配置される分割体結合用リンクについては、その後挿通部が、他のリンクに設けられている後挿通部(ピン固定部およびインターピース可動部)に加えて、ピン固定部の背面側(転がり接触面と反対側の面)に設けられたピン固定部拡張部を有しているものとされる。そして、まず、ピンを斜め状態にしてピン固定部およびピン可動部内に緩く挿入した後、ピンを回転させながらピン固定部に沿うように移動させ、次いで、インターピースを斜め状態にしてインターピース固定部およびインターピース可動部内に緩く挿入した後、インターピースを回転させながらインターピース固定部に沿うように移動させることで、ピンおよびインターピースがその本来位置に配置される。
分割体予張工程後の完成品では、ピンが一方の分割体結合用リンクのピン固定部に、インターピースが他方の分割体結合用リンクのインタピース固定部にそれぞれ圧入された状態で、ピンとインターピースとが転がり接触することになり、ピン固定部拡張部およびインターピース固定部拡張部が設けられた挿通部では、その可動部側に間隙が形成される。
上記において、各リンクは、例えば、ばね鋼や炭素工具鋼製とされる。リンクの材質は、ばね鋼や炭素工具鋼に限られるものではなく、軸受鋼などの他の鋼でももちろんよい。リンクは、前後挿通部がそれぞれ独立の貫通孔(柱有りリンク)とされていてもよく、前後挿通部が1つの貫通孔(柱無しリンク)とされていてもよい。ピンの材質としては、軸受鋼などの適宜な鋼が使用される。
この発明の動力伝達チェーンの組立方法によると、動力伝達チェーンを複数の分割体に分割し、各分割体を直線状ピン保持治具を使用して製作した後に、各分割体同士を結合して無端チェーンとすることができるので、リンクの配列を変更する必要が生じた場合であっても、ピン保持治具全体を新しいものに作り替える必要はなく、組立工数が効率化されて、作業性を向上させることができる。
図1は、この発明による動力伝達チェーンの組立方法で製造される動力伝達チェーンの1実施形態の一部を示す平面図である。 図2は、標準のリンクの拡大側面図である。 図3は、標準のリンクに対してピッチ長が異なるリンクの拡大側面図である。 図4は、動力伝達チェーンがプーリに取り付けられた状態を示す正面図である。 図5は、この発明による動力伝達チェーンの組立方法で使用される圧入装置を示す垂直断面図である。 図6は、分割体結合用リンクの拡大側面図である。 図7は、この発明による動力伝達チェーンの組立方法の1工程(分割体配置工程)を示す図で、(a)は側面図、(b)は平面図である。 図8は、この発明による動力伝達チェーンの組立方法の1工程(分割体重ね合わせ工程)を示す図で、(a)は側面図、(b)は平面図である。 図9は、この発明による動力伝達チェーンの組立方法の1工程(ピン挿入工程)を示す図で、(a)は側面図、(b)は平面図である。 図10は、この発明による動力伝達チェーンの組立方法の1工程(ピン配置工程)を示す図で、(a)は側面図、(b)は平面図である。 図11は、この発明による動力伝達チェーンの組立方法の1工程(インターピース挿入工程)を示す図で、(a)は側面図、(b)は平面図である。 図12は、この発明による動力伝達チェーンの組立方法の1工程(分割体予張工程)を示す図で、(a)は側面図、(b)は平面図である。 図13は、この発明による動力伝達チェーンの組立方法の1工程(分割体完成工程)を示す図で、(a)は側面図、(b)は平面図である。
以下、図面を参照して、この発明の実施形態について説明する。以下の説明において、上下は、図2の上下をいうものとする。
図1は、この発明による動力伝達チェーンの一部を示しており、動力伝達チェーン(1)は、チェーン長さ方向に所定間隔をおいて設けられた前後挿通部(12)(13)(26)(27)(28)(29)を有する複数のリンク(11)(21)(24)(25)と、チェーン幅方向に並ぶリンク(11)(21)(24)(25)同士を長さ方向に屈曲可能に連結する複数のピン(第1ピン)(14)およびインターピース(第2ピン)(15)とを備えている。インターピース(15)は、ピン(14)よりも短くなされ、両者は、インターピース(15)が前側に、ピン(14)が後側に配置された状態で対向させられている。
この発明の動力伝達チェーン(1)では、リンク(11)(21)(24)(25)については、図2および図3に示した2種類のランダム配列用のリンク(11)と、図6に示した2種類の分割体結合用リンク(24)(25)が使用されている。
チェーン(1)は、幅方向同位相の複数のリンク(11)(21)(24)(25)で構成されるリンク列を進行方向(前後方向)に3つ並べて1つのリンクユニットとし、この3列のリンク列からなるリンクユニットを進行方向に複数連結して形成されている。この実施形態では、リンク枚数が9枚のリンク列とリンク枚数が8枚のリンク列2つとが1つのリンクユニットとされている。
ランダム配列用のリンク(11)(21)の前挿通部(12)は、ピン(14)が移動可能に嵌め合わせられるピン可動部(16)およびインターピース(15)が固定されるインターピース固定部(17)からなり、後挿通部(13)は、ピン(14)が固定されるピン固定部(18)およびインターピース(15)が移動可能に嵌め合わせられるインターピース可動部(19)からなる。
各ピン(14)は、インターピース(15)に比べて前後方向の幅が広くなされており、インターピース(15)の上下縁部には、各ピン(14)側にのびる突出縁部(15a)(15b)が設けられている。
チェーン幅方向に並ぶリンク(11)(21)(24)(25)を連結するに際しては、一のリンク(11)(21)(24)(25)の前挿通部(12)(26)(28)と他のリンク(11)(21)(24)(25)の後挿通部(13)(27)(29)とが対応するようにリンク(11)(21)(24)(25)同士が重ねられ、ピン(14)が一のリンク(11)(21)(24)(25)の後挿通部(13)(27)(29)に固定されかつ他のリンク(11)(21)(24)(25)の前挿通部(12)(26)(28)に移動可能に嵌め合わせられ、インターピース(15)が一のリンク(11)(21)(24)(25)の後挿通部(13)(27)(29)に移動可能に嵌め合わせられかつ他のリンク(11)(21)(24)(25)の前挿通部(12)(26)(28)に固定される。そして、このピン(14)とインターピース(15)とが相対的に転がり接触移動することにより、リンク(11)(21)(24)(25)同士の長さ方向(前後方向)の屈曲が可能とされる。
図2および図3に示すように、リンク(11)(21)のピン固定部(18)とインターピース可動部(19)との境界部分には、インターピース可動部(19)の上下の凹円弧状案内部(19a)(19b)にそれぞれ連なりピン固定部(18)に固定されているピン(14)を保持する上下の凸円弧状保持部(18a)(18b)が設けられている。同様に、インターピース固定部(17)とピン可動部(16)との境界部分には、ピン可動部(16)の上下の凹円弧状案内部(16a)(16b)にそれぞれ連なりインターピース固定部(17)に固定されているインターピース(15)を保持する上下の凸円弧状保持部(17a)(17b)が設けられている。
ピン(14)を基準としたピン(14)とインターピース(15)との接触位置の軌跡は、円のインボリュートとされており、この実施形態では、ピン(14)の転がり接触面(14a)が、断面において半径Rb、中心Mの基礎円を持つインボリュート曲線とされ、インターピース(15)の転がり接触面(15c)が平坦面(断面形状が直線)とされている。これにより、各リンク(11)(21)(24)(25)がチェーン(1)の直線領域から曲線領域へまたは曲線領域から直線領域へと移行する際、前挿通部(12)(26)(28)においては、ピン(14)が固定状態のインターピース(15)に対してその転がり接触面(14a)がインターピース(15)の転がり接触面(15c)に転がり接触(若干のすべり接触を含む)しながらピン可動部(16)内を移動し、後挿通部(13)(27)(29)においては、インターピース(15)がインターピース可動部(19)内を固定状態のピン(14)に対してその転がり接触面(15c)がピン(14)の転がり接触面(14a)に転がり接触(若干のすべり接触を含む)しながら移動する。
動力伝達チェーン(1)では、ピンの上下移動の繰り返しにより、多角形振動が生じ、これが騒音の要因となるが、ピン(14)とインターピース(15)とが相対的に転がり接触移動しかつピン(14)を基準としたピン(14)とインターピース(15)との接触位置の軌跡が円のインボリュートとされていることにより、ピンおよびインターピースの接触面がともに円弧面である場合などと比べて、振動を小さくすることができ、騒音を低減することができる。
より一層の騒音および振動の低減のためには、形状が異なる2種類以上のリンク(11)(21)をランダムに配列することが好ましく、これにより、打音発生の周期がずれて、音のエネルギーが異なる周波数帯に分散され、音圧レベルのピークが低減される。図2および図3において、符号AおよびBで示す箇所は、チェーン(1)の直線領域においてピン(14)とインターピース(15)とが接触している線(断面では点)であり、AB間の距離がピッチ長である。図2のリンク(11)に対して、AB間の距離(ピッチ長)を大きくしたものが、図3のリンク(21)となっている。この動力伝達チェーン(1)では、これらのピッチ長小のリンク(11)とピッチ長大のリンク(21)とがランダム配列されており、これに伴って、隣り合う転がり接触面(14a)(15c)間隔(隣り合うピン(14)同士の間隔および隣り合うインターピース(15)同士の間隔に同じ)もランダム配列となっている。
この動力伝達チェーン(1)は、例えば無段変速機で使用されるが、この際、図4に示すように、プーリ軸(2e)を有するプーリ(2)の固定シーブ(2a)および可動シーブ(2b)の各円錐状シーブ面(2c)(2d)にインターピース(15)の端面が接触しない状態で、ピン(14)の端面がプーリ(2)の円錐状シーブ面(2c)(2d)に接触し、この接触による摩擦力により動力が伝達される。
図4において、実線で示した位置にあるドライブプーリ(2)の可動シーブ(2b)を固定シーブ(2a)に対して接近・離隔させると、ドライブプーリ(2)における巻き掛け径は、同図に鎖線で示すように、接近時には大きく、離隔時には小さくなる。ドリブンプーリ(3)では、図示省略するが、その可動シーブがドライブプーリ(2)の可動シーブ(2b)とは逆向きに移動し、ドライブプーリ(2)の巻き掛け径が大きくなると、ドリブンプーリ(3)の巻き掛け径が小さくなり、ドライブプーリ(2)の巻き掛け径が小さくなると、ドリブンプーリ(3)の巻き掛け径が大きくなる。この結果、変速比が1:1である状態、ドライブプーリ(2)の巻き掛け径が最小で、ドリブンプーリ(3)の巻き掛け径が最大であるU/D(アンダードライブ)状態、ドライブプーリ(2)の巻き掛け径が最大で、ドリブンプーリ(3)の巻き掛け径が最小のO/D(オーバードライブ)状態などが得られる。
上記のリンク(11)(21)のランダム配列の採用は、動力伝達チェーン(1)製造時における組立工数の増加や作業性の悪化要因であり、この発明においては、組立工数の効率化および作業性の向上のために、次のような動力伝達チェーンの組立方法とされている。
動力伝達チェーンの組立方法は、図5から図13までに示すように、動力伝達チェーン(1)を複数の分割体(22)(23)に分割し、直線状のピン保持治具(43)によってピン(14)およびインターピース(15)を保持してこれにリンク(11)(21)(24)(25)を圧入することで各分割体(22)(23)を製作する工程(分割体製作工程)と、各分割体(22)(23)の両端に他のリンク(ランダム配列用のリンク)(11)(21)の前後挿通部(ピン挿通部)(12)(13)よりも前後長さ(分割体長手方向寸法)が大きい前挿通部(ピン挿通部)(26)または後挿通部(29)を有する分割体結合用リンク(24)(25)を配置する工程(分割体配置工程)と、分割体結合用リンク(24)(25)同士が重なるように分割体(22)(23)同士を直線状に配置する工程(分割体重ね合わせ工程)と、重ねられた分割体結合用リンク(24)(25)にピン(14A)およびインターピース(15A)を挿入して所要位置に配置する工程(ピン配置工程)と、分割体結合用リンク(24)(25)を介して互いに結合された複数の分割体(22)(23)同士を全体の両端を引っ張ることで、分割体結合用リンク(24)(25)の前後挿通部(26)(27)(28)(29)内にピン(14A)およびインターピース(15A)を固定して全体に予張を付与する工程(分割体予張工程)とを備えている。
分割体製作工程では、図5に示すように、圧入装置(40)を使用し、所要数のピン(14)およびインターピース(15)を直線状のピン保持治具(43)によって保持した後、所要数のランダム配列用のリンク(11)(21)を順次圧入していくことにより分割体(22)(23)が製作される。この圧入は、ピン(14)およびインターピース(15)の上下縁部とピン固定部(18)およびインターピース固定部(17)の上下縁部との間において行われており、その圧入代は0.005mm〜0.1mmとされている。
図5において、圧入装置(40)は、ピン(14)およびインターピース(15)の一端部を挿入可能な所要数のピン挿入孔(44)を有する直線状のピン保持治具(43)と、各リンク(11)をピン(14)およびインターピース(15)の所定位置まで押し込むリンク押圧治具(45)とを備えている。
ピン保持治具(43)は、図の左右方向に移動可能とされており、ピン保持治具(43)のピン挿入孔(44)は、有底のもので、その底面は、ピン(14)端面がインターピース(15)端面よりも突出するように、段付に形成されている。ピン挿入孔(44)の横断面形状は、リンク(11)の前後挿通部(12)(13)とほぼ同じ形状とされており、ピン(14)およびインターピース(15)の挿入および抜き出しが可能でかつ挿入されたピン(14)およびインターピース(15)が動かない程度の嵌め合いとされている。
リンク押圧治具(45)は、リンク(11)を1枚ずつ圧入するためのもので、その大きさがリンク(11)よりも若干大きい略方形の板状とされている、リンク押圧治具(45)には、これを貫通するピン挿通孔(46)が設けられている。ピン挿通孔(46)の横断面形状は、リンク(11)の前後挿通部(12)(13)とほぼ同じ形状とされており、リンク押圧治具(45)を下方に移動させる際にピン(14)およびインターピース(15)に接触するが干渉はしない程度の嵌め合いとされている。
分割体(22)(23)を製作するに際しては、分割体(22)(23)のリンク(11)(21)の配列に対応するピン挿入孔(44)が配列されたピン保持治具(43)が使用され、分割体(22)(23)を構成するすべてのピン(14)およびインターピース(15)がこのピン保持治具(43)のピン挿入孔(44)に挿入される。次いで、リンク(11)(21)がピン(14)およびインターピース(15)の上端部に配置されて、リンク押圧治具(45)が下降させられる。この後、同様にして、順次リンク(11)(21)が圧入され、これにより、分割体(22)(23)が製作される。リンク押圧治具(45)の下降量は、1層目のリンク(11)と2層目のリンク(11)とを密着させるのではなく、隣り合う層のリンク(11)間に所定量の隙間が形成されるように制御される。
リンク(11)(21)の配列が異なる分割体(22)(23)については、ピン保持治具(43)をこの分割体(22)(23)のリンク(11)(21)の配列に対応するピン挿入孔(44)が配列されたものに変更し、同様の手順でこの分割体(22)(23)が製作される。このようにして、直線状のピン保持治具(43)を使用した圧入により、動力伝達チェーン(1)を構成する複数の分割体(22)(23)が製作される。
次いで、分割体(22)(23)同士を結合するために、図7に示す分割体配置工程において、分割体(22)(23)の両端に、分割体結合用リンク(24)(25)が配置される。この分割体結合用リンク(24)(25)は、分割体(22)(23)の前端に配置されるもの(24)と、分割体(22)(23)の後端に配置されるもの(25)とで異なる形状とされている。前端配置用の分割体結合用リンク(24)は、図2に示すランダム配列用のリンク(11)を基準にして、その前挿通部(26)の前後長さが大きいものとされており、後端配置用の分割体結合用リンク(25)は、図2に示すランダム配列用のリンク(11)を基準にして、その後挿通部(29)の前後長さが大きいものとされている。
すなわち、図6(a)に示すように、前端配置用の分割体結合用リンク(24)の前挿通部(26)は、ピン(14)が移動可能に嵌め合わせられるピン可動部(31)およびインターピース(15)が固定されるインターピース固定部(32)を有し、そのインターピース固定部(32)には、ランダム配列用のリンク(11)と同じ大きさとされた本体部(32a)の前側に拡張部(32b)が付加されており、後挿通部(27)は、ピン(14)が固定されるピン固定部(33)およびインターピース(15)が移動可能に嵌め合わせられるインターピース可動部(34)からなる。ピン可動部(31)、インターピース固定部(32)の拡張部(32b)を含まない部分(32a)、ピン固定部(33)およびインターピース可動部(34)は、ランダム配列用のリンク(11)のピン可動部(16)、インターピース固定部(17)、ピン固定部(18)およびインターピース可動部(19)とそれぞれ同じ形状とされており、この前端配置用の分割体結合用リンク(24)は、ランダム配列用のリンク(11)にインターピース固定部拡張部(32b)が付加されて、その分リンク(24)全体の前後長さが大きいものとされている。
また、図6(b)に示すように、後端配置用の分割体結合用リンク(25)の前挿通部(28)は、ピン(14)が移動可能に嵌め合わせられるピン可動部(36)およびインターピース(15)が固定されるインターピース固定部(37)からなり、後挿通部(29)は、ピン(14)が固定されるピン固定部(38)およびインターピース(15)が移動可能に嵌め合わせられるインターピース可動部(39)からなり、ピン固定部(38)には、ランダム配列用のリンク(11)と同じ大きさとされた本体部(38a)の後側に拡張部(38b)が付加されている。ピン可動部(36)、インターピース固定部(37)、ピン固定部(38)の拡張部(38b)を含まない部分(38a)およびインターピース可動部(39)は、ランダム配列用のリンク(11)のピン可動部(16)、インターピース固定部(17)、ピン固定部(18)およびインターピース可動部(19)とそれぞれ同じ形状とされており、この後端配置用の分割体結合用リンク(25)は、ランダム配列用のリンク(11)にピン固定部拡張部(38b)が付加されて、その分リンク(25)全体の前後長さが大きいものとされている。
図8に示す分割体重ね合わせ工程では、分割体結合用リンク(24)(25)同士が重なるように(前端配置用の分割体結合用リンク(24)の前挿通部(26)に後端配置用の分割体結合用リンク(25)の後挿通部(29)が重ね合わされるように)分割体(22)(23)同士が直線状に配置される。図8(a)において、右側に示されているのは、後端配置用の分割体結合用リンク(25)であり、前端配置用の分割体結合用リンク(24)は、その一部が見えるように後端配置用の分割体結合用リンク(25)の紙面裏側に重ねられている。
ピン配置工程は、重ねられた分割体結合用リンク(24)(25)にピン(14A)を挿入する工程(図9参照)と、挿入したピン(14A)を所定位置(前端配置用の分割体結合用リンク(24)のピン可動部(31)および後端配置用の分割体結合用リンク(25)のピン固定部(38)に収まっている状態)に移動させる工程(図10参照)と、重ねられた分割体結合用リンク(24)(25)にさらにインターピース(15A)を挿入する工程(図11参照)と、挿入したインターピース(15A)を所定位置(前端配置用の分割体結合用リンク(24)のインターピース固定部(32)および後端配置用の分割体結合用リンク(25)のインターピース可動部(39)に収まっている状態)に移動させる工程(図12参照)とを含んでいる。
図9に示すピン(14A)の挿入工程においては、後端配置用の分割体結合用リンク(25)の後挿通部(29)におけるピン固定部(38)の後側に拡張部(38b)が設けられているので、ピン(14A)上端部がこのピン固定部(38)の拡張部(38b)内に入るように、ピン(14A)を斜め状態にして後挿通部(29)のピン固定部(38)内に挿入することができ、これにより、ピン(14A)は、前端配置用の分割体結合用リンク(24)の前挿通部(26)のピン可動部(31)内にも挿入される。
図10に示すピン(14A)の配置工程においては、斜め状態のピン(14A)を上下方向に向けるようにして後端配置用の分割体結合用リンク(25)の後挿通部(29)におけるピン固定部(38)内に移動させる。ピン(14A)が本来位置すべき状態は、ピン(14A)の背面がピン固定部(38)の後面に当接している状態であり、ピン(14A)は、ピン固定部(38)の拡張部(38b)に位置決めされた状態で保持される。
図11に示すインターピース(15A)の挿入工程においては、前端配置用の分割体結合用リンク(24)の前挿通部(26)におけるインターピース固定部(32)の前側に拡張部(32b)が設けられているので、インターピース(15A)下端部がこのインターピース固定部(32)の拡張部(32b)内に入るように、インターピース(15A)を斜め状態にして前挿通部(26)のインターピース固定部(32)内に挿入することができ、これにより、インターピース(15A)は、後端配置用の分割体結合用リンク(25)の後挿通部(29)のインターピース可動部(39)内にも挿入される。
図12に示すインターピース(15A)の配置工程においては、斜め状態のインターピース(15A)を上下方向に向けるようにして前端配置用の分割体結合用リンク(24)の前挿通部(26)におけるインターピース固定部(32)内に移動させる。インターピース(15A)が本来位置すべき状態は、インターピース(15A)の背面がインターピース固定部(32)の前面に当接している状態であり、インターピース(15A)は、インターピース固定部(32)の拡張部(32b)に位置決めされた状態で保持される。同図に示されているように、ピン(14A)がピン固定部(38)の拡張部(38b)に位置決めされ、インターピース(15A)がインターピース固定部(32)の拡張部(32b)に位置決めされた状態では、ピン(14A)とインターピース(15A)との間には、各拡張部(32b)(38b)に相当する大きさの間隙が存在している。
その後、図12において、矢印で示すように、分割体結合用リンク(24)(25)を介して互いに結合された複数の分割体(22)(23)同士を全体の両端を引っ張ることで、分割体予張工程が実施される。これにより、後端配置用の分割体結合用リンク(25)のピン固定部(38)の拡張部(38b)に位置決めされたピン(14A)が図の右側に、前端配置用の分割体結合用リンク(24)のインターピース固定部(32)の拡張部(32b)に位置決めされたインターピース(15A)が図の左側にそれぞれ相対移動させられることになり、図13に示すように、ピン(14A)とインターピース(15A)とが接触する。この結果、前端配置用の分割体結合用リンク(24)の前挿通部(26)の後側および後端配置用の分割体結合用リンク(25)の後挿通部(29)の前側に間隙が形成された状態でピン(14A)およびインターピース(15A)と分割体結合用リンク(24)(25)間に張力が負荷される。これにより、後端配置用の分割体結合用リンク(25)のピン固定部(38)にピン(14A)が圧入固定されるとともに、後端配置用の分割体結合用リンク(25)のインターピース固定部(32)にインターピース(15A)が圧入固定され、この際の引張り力を調整することで、分割体(22)(23)全体に適切な予張が付与される。
複数の分割体(22)(23)同士を上記のように結合して、所要長さのチェーンを作成した後、その端部同士を上記と同じようにして結合することで無端状の動力伝達チェーン(1)が完成する。
なお、上記の組立方法および圧入装置は、リンク、ピンおよびインターピースの形状に限定されることはなく、ピッチ長(ピン配列)をランダム配列とする圧入タイプの種々の動力伝達チェーンに適用することができる。
(1) 動力伝達チェーン
(11) リンク
(12) 前挿通部(ピン挿通部)
(13) 後挿通部(ピン挿通部)
(14) ピン(第1ピン)
(15) インターピース(第2ピン)
(22)(23) 分割体
(24) 前端配置用の分割体結合用リンク
(25) 後端配置用の分割体結合用リンク
(26) 前挿通部(ピン挿通部)
(27) 後挿通部(ピン挿通部)
(28) 前挿通部(ピン挿通部)
(29) 後挿通部(ピン挿通部)
(43) ピン保持治具

Claims (1)

  1. ピンが挿通されるピン挿通部を有する複数のリンクおよびチェーン幅方向に並ぶリンク同士を連結する複数のピンを有し、リンクのピッチ長が少なくとも2種類とされて、ピッチ長が異なるリンクがランダムに配列されている動力伝達チェーンを組み立てる方法であって、
    動力伝達チェーンを複数の分割体に分割し、直線状ピン保持治具によって所要数のピンを保持してこれに所要数のリンクを圧入することで各分割体を製作する工程と、各分割体の両端に他のリンクのピン挿通部よりも分割体長手方向寸法が大きいピン挿通部を有する分割体結合用リンクを配置する工程と、分割体結合用リンク同士が重なるように分割体同士を直線状に配置する工程と、重ねられた分割体結合用リンクにピンを挿入して所要位置に配置する工程と、分割体結合用リンクを介して互いに結合された複数の分割体の全体の両端を引っ張ることで、分割体結合用リンクのピン挿通部内にピンを固定して全体に予張を付与する工程とを備えていることを特徴とする動力伝達チェーンの組立方法。
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