JPH071350U - チェンのワンタッチ接続及び解除金具 - Google Patents
チェンのワンタッチ接続及び解除金具Info
- Publication number
- JPH071350U JPH071350U JP4699092U JP4699092U JPH071350U JP H071350 U JPH071350 U JP H071350U JP 4699092 U JP4699092 U JP 4699092U JP 4699092 U JP4699092 U JP 4699092U JP H071350 U JPH071350 U JP H071350U
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- pin
- opening
- diameter
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自転車、オートバイその他の駆動部伝達に使
われる、チェンの接続金具であり、工具なしで、ワンタ
ッチで確実に接続するものである。 【構成】 瓢箪型のプレートAには被係止部を有するピ
ンBが圧入してあり、その反対側にピンBの被係止部を
係止する為の係上部の開口部がダルマ状に明けられてい
る。この金具を一対、点対称に向き合わせ、お互いの被
係止部と係止部を噛み合わせる事により、チェンの接続
リンクとするものである。
われる、チェンの接続金具であり、工具なしで、ワンタ
ッチで確実に接続するものである。 【構成】 瓢箪型のプレートAには被係止部を有するピ
ンBが圧入してあり、その反対側にピンBの被係止部を
係止する為の係上部の開口部がダルマ状に明けられてい
る。この金具を一対、点対称に向き合わせ、お互いの被
係止部と係止部を噛み合わせる事により、チェンの接続
リンクとするものである。
Description
【0001】
本考案は自転車、オートバイ、その他の駆動部伝達に使われるチェン全般に対 しての接続方法に係わるものである。
【0002】
従来のこの用途のチェンの接続方法は図10〜12の方法が一般的で図10の ように専門工具で飛び出したピンを圧入したり、図11のようにボルト・ナット で、締め付けたり、図12のようにコの字状の接続リンクを反対側からCリング ではさんだり、割りピンでとめたりする方法である。又図13のようにリンクの 中央をふくらました特殊プレート2枚を向き合わせ、そのふくらみに横方向から 、両側に溝のあるピンを通して引掛ける方法も知られている 又図14のように 、内側に向かってそっているプレートと、それに溝付ピンを圧入した出来たコの 字状のリンクに、接続するチェンを通し、通されたチェンを持って、更に内側に 曲げる事により、他の正常のピン間隔より狭く明けられた係止プレートに通し、 曲げる力をゆるめる事によりコの字形プレートが反発して元の位置に戻り、ピン の溝が係止プレートに引掛かる方法もある。
【0003】
従来の技術で述べたものの内、図10〜12は接続するのに専用工具を必要と する。又、図11〜12には専用の部品の特殊型状の巾が接続すべきチェンの巾 より大きくなり、外装変速機付自転車の変速機の作動性能を悪化させるので、こ の種の自転車には採用されていない。
【0004】 図10は外装変速機付自転車に使われる最も一般的な方法だが外装変速の段数 が6段から7段、8段とふえてくるに従い、チェンの巾に対する制約がふえ、益 々、狭くなる傾向にあり、従来プレート面から余分に飛び出していたピンヘッド がプレート同平面に近くなるまでに要求されてきている。当然、継なぎ目がない ように専用工具で圧入して接続するのだが、手作業で継なぐ為、時としてピンが センターで止まらないミスが発生し走行時のチェン切れ事故を惹起している。そ の為、益々慎重な作業を要求され時間を要し非効率化の要因にもなっている。又 圧入したあとが硬く、潤滑に動かす為に馴らし工程も必要となっている。
【0005】 図13においては工具は必要とはしないが、チェンのそれぞれの端部に特殊リ ンクを前もって接続しておかねばならず、汎用性がない。又相対するプレートの ふくらみが、その巾を狭くしつつある傾向に逆行し、現在使われていない。
【0006】 図14においてはそれらを克服した新しい接続方法の一つである。
【0007】 本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、 更に図14に示す新しい方法とは別な方法を提示しようとするものである。その 目的とする所は、専用工具なしで、より確実、安全に短時間にワンタッチで接続 を可能とするように考案されたものである。
【0008】
上記目的を達成する為に、本考案の接続リンクは一種類だけでありしかもそれ は最小単位のピンとプレートとの2個の部品だけからなり、そのピンをプレート に圧入する事によりなる接続リンクを一対用意するだけである。
【0009】
実施例について図面を参照し説明する。 接続の方法としては図4のように、その接続リンクを点対称の位置に、それぞ れを向き合わせ、そのピンの頭を接続するチェン両端の内側リンクの開口部にそ れぞれを通す。
【0010】 図5のように、内側リンクの開口部を貫通して、反対側に飛び出したそれぞれ のピンはその被係止部(F)から上が頂度、頭を出す寸法であり、更にそこに相 対する接続リンクの開口部L2に通す。
【0011】 その状態で接続するチェンを接続リンクを中心にして、左右に網引き状態に引 張り合う事により、被係止部(F)は、両側にある隆起部(E)にのり上げ、係 止部(D)をスライドしながら、のり越え完了のカチッと云う音と共に、開口部 L1に収まり図6の状態になる。被係止部(F)は係止部(D)と噛み合い、チ ェン全体は確実に接続される事になる。
【0012】 解除の方法としては、図7のように接続リンクの隣の内側リンク(黒く塗られ たリンク)をコの字型に折曲げ、接続リンクの弦状部Gのへこみの為に左右に飛 び出した弧の部分を(右側の弦状部Gは手前プレートに隠れて点線で表されてい る)ペンチ等で押圧する事によりピンBが隆起部Eをのり越える。そのまま手で 押してもよいが堅い場合は、図8のように、内側リンクの胴のくびれ部分を更に ペンチ等で押圧する事により、ピンBは完全に隆起部Eをのり越え、開口部L2 の位置に戻り、解除状態になる。
【0013】 この時、解除時も工具なしで解除したい時は、隆起部Eの高さを使用目的に応 じて低くしたり、あるいは請求項2で述べたように一ヵ所だけにする事により解 除時もワンタッチで解除する事も可能である。
【0014】 プレートAは開口部L2、L1の穴が明けられ、更に、弦状部Gのカット部分 のために強度的な問題が出てくるがこれはプレートAの厚みを強度適合まで厚く する事や、プレートAの胴のくびれのカーブをゆるくする事やプレート自体の材 質に高硬度のクロモリ鋼を採用する事により克服される。又、C4をC3に出来 るだけ近づける事によっても強化される。
【0015】 又、図1〜6までは接続プレートAの厚みは他の接続されるチェンプレートと 同じになっているが、その点、他の外側プレートより若干頭を出している分だけ 、接続プレートの厚みを増して、プレートAの強化を計る事も可能である。
【0016】
本考案は上述のとおり構成されているので次に記載する効果を奏する。
【0017】 接続するのに工具を必要としない。
【0018】 接続チェンの端部に通し、左右に引張る事により、ワンタッチで確実に接続出 来る。
【0019】 走行使用時チェンは常に左右に引張られる状態にあり、その事が解除の方向と は逆方向であり、合目的的にチェン切れの事故を防ぐ役目を果たす。
【0020】 ワンタッチ接続と言う事により、従来の接続作業より、はるかに、簡便で短時 間で効率的に確実な作業が出来る。
【0021】 接続完了は、ピンが隆起部をのり越える時に発生するカチッと云う音でも確実 に確認出来る。
【0022】 接続部品がピンとプレートだけから成り従来と比べて部品種類が最も少く、そ れを一対で使用するだけでありコスト・ダウンにつながる。
【0023】 接続されるチェン側に特殊加工や、特殊部品を必要とせず、従来のチェンにも そのまま使用可能で、非常に汎用性のあるものである。
【0024】 最近の外装変速機付自転車の変速はプレート両面を中から押し広げるような苛 酷な使用をし、プレートがピンからはずれる事故が発生しがちであるが、本考案 のようにピンの被係止部とプレートの係止部が噛み合っている状態では、はずれ る事はなく、その問題も解決している。
【図1】接続リンクの斜視図である。
【図2】接続リンクの平面図である。
【図3】接続リンクの横面図である。
【図4】接続するチェンの端部と、点対称に並べた接続
リンク一対の横面図である。
リンク一対の横面図である。
【図5】図4の状態の矢印の方向に差し込んだ状態の横
面図である。
面図である。
【図6】図5の状態の矢印の方向に左右に引張り、確実
に接続された状態の横面図である。
に接続された状態の横面図である。
【図7】解除時、接続リンク両隣の内側リンクをコの字
状に折曲げた状態の平面図である。
状に折曲げた状態の平面図である。
【図8】図7の矢印の部分を押圧して接続リンクのピン
が隆起部にのり上げた状態の平面図てある。
が隆起部にのり上げた状態の平面図てある。
【図9】図8の矢印を更に押圧し、接続リンクが解除状
態になった平面図である。
態になった平面図である。
【図10〜14】従来の接続方法の各種類である。
A. 接続プレート B. 接続ピン C1 接続プレートAの中心 C2 ピンBの中心 C3 開口部L1の中心 C4 開口部L2の中心 D 係止部 E 隆起部 F 被係止部 G 弦状部 L1 開口部 L2 開口部 l1 ピンB1及び開口部L1の直径 l2 被係止部Fの直径及び開口部L2の直径 f1 被係止部Fの巾及び係止部Dの厚み。 f2 被係止部Fの下の傘状部の厚み及び係止部Dの上
溝の巾。
溝の巾。
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図9】
【図6】
【図7】
【図8】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
Claims (4)
- 【請求項1】 チェンの接続リンクであって、瓢箪型の
プレート(A)はその中心点(C1)の位置を中心にし
て上下対称である。プレート(A)の左中心部(C2)
に鍔つきのピン(B)が圧入してあり、プレート(A)
にはその鍔と同寸の溝がC2を中心に穿ってある。従っ
てヒン(B)の上部の鍔はプレート(A)の溝にあわさ
り、又、そのピン(B)の上面はプレート(A)の上面
と同一平面にある。ピン(B)の下部には被係止部
(F)の溝がf1の巾で削ってあり被係止部(F)の下
の傘の部分は角をとって丸く面取りがしてある。又、そ
の巾はf2である。ピン(B)の直径はl2であり、被
係止部(F)の直径はl1である、C1を中心にしてC
2の対称の位置C3に直径l1の開口部L1が明けら
れ、更に、その同心円上に直径l2の寸法でもって溝が
上方からけずられ係止部Dを成している。開口部L1に
一部重なるようにしてC3よりC1に向かって平行移動
させたC1の位置に開口部L2がl2の直径でもって明
けられている。係止部(D)は開口部L2の円周部まで
伸びており、従って係止部(D)の全体の馬蹄形の外周
部の開口部L2を中心にC4からC3まで平行移動した
形状を成している。 - 【請求項2】 係止部(D)の末端と開口部L2の境目
付近に隆起部(E)が対面二カ所に(又は一カ所だけで
もよい)設けられている。 - 【請求項3】 プレート(A)の右端には弧をカットし
て、弦状部(G)が設けられている。 - 【請求項4】 この接続リンクを一対、点対称の位置で
向き合わせる事により、チェンの接続リンクとする。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4699092U JPH071350U (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | チェンのワンタッチ接続及び解除金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4699092U JPH071350U (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | チェンのワンタッチ接続及び解除金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH071350U true JPH071350U (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=12762641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4699092U Pending JPH071350U (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | チェンのワンタッチ接続及び解除金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH071350U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011037141A1 (ja) * | 2009-09-24 | 2011-03-31 | 株式会社ジェイテクト | 動力伝達チェーンの組立方法 |
JP2012219932A (ja) * | 2011-04-11 | 2012-11-12 | Keiichi Sawada | チェーン継手 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6317883U (ja) * | 1986-07-22 | 1988-02-05 |
-
1992
- 1992-05-25 JP JP4699092U patent/JPH071350U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6317883U (ja) * | 1986-07-22 | 1988-02-05 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011037141A1 (ja) * | 2009-09-24 | 2011-03-31 | 株式会社ジェイテクト | 動力伝達チェーンの組立方法 |
JP2011067827A (ja) * | 2009-09-24 | 2011-04-07 | Jtekt Corp | 動力伝達チェーンの組立方法 |
JP2012219932A (ja) * | 2011-04-11 | 2012-11-12 | Keiichi Sawada | チェーン継手 |
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