JP2006002783A - 動力伝達チェーンおよび動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達チェーンおよび動力伝達装置 Download PDF

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繁夫 鎌本
Shinji Yasuhara
伸二 安原
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Abstract

【課題】 多角形振動を抑え、これにより、騒音の要因を除去することができる動力伝達チェーンを提供する。
【解決手段】 動力伝達チェーン1は、前後に並ぶ貫通孔12,13を有する複数のリンク11と、一のリンク11の前貫通孔12と他のリンク11の後貫通孔13とが対応するようにチェーン幅方向に並ぶリンク11同士を長さ方向に屈曲可能に連結する複数のピン14および複数のインターピース15とを備えている。ピン14の形状が2種類14A,14Bとされるとともに、リンク11A,11Bのピッチも2種類とされている。そして、リンク11A,11Bおよびピン14A,14Bは、その連続する組の数が素数となるように、ランダムに配列されている。
【選択図】 図10

Description

この発明は、動力伝達チェーン、さらに詳しくは、自動車の無段変速機(CVT)に好適な動力伝達チェーンおよびこれを用いた動力伝達装置に関する。
自動車用無段変速機として、図16に示すように、固定シーブ(2a)および可動シーブ(2b)を有しエンジン側に設けられたドライブプーリ(2)と、固定シーブ(3b)および可動シーブ(3a)を有し駆動輪側に設けられたドリブンプーリ(3)と、両者間に架け渡された無端状動力伝達チェーン(1)とからなり、油圧アクチュエータによって可動シーブ(2b)(3a)を固定シーブ(2a)(3b)に対して接近・離隔させることにより、油圧でチェーン(1)をクランプし、このクランプ力によりプーリ(2)(3)とチェーン(1)との間に接触荷重を生じさせ、この接触部の摩擦力によりトルクを伝達するものが知られている。
動力伝達チェーンとしては、特許文献1に、前後に並ぶ貫通孔を有する複数のリンクと、一のリンクの前貫通孔と他のリンクの後貫通孔とが対応するようにチェーン幅方向に並ぶリンク同士を長さ方向に屈曲可能に連結する複数の第1ピンおよび複数の第2ピンとを備え、一のリンクの前貫通孔に固定されかつ他のリンクの後貫通孔に移動可能に嵌め入れられた第1ピンと一のリンクの前貫通孔に移動可能に嵌め入れられかつ他のリンクの後貫通孔に固定された第2ピンとが相対的に転がり接触移動することにより、リンク同士の長さ方向の屈曲が可能とされているものが提案されている。
また、特許文献2には、動力伝達チェーンにおいて、チェーン部材のピッチ間隔を変えることによって、振動を低減することが記載されている。
特開平8−312725号公報 特開平7−167224号公報
上記特許文献1の動力伝達チェーンは、チェーンが連続体でないことから生じる多角形振動を抑制し、これを使用する無段変速機の騒音の低減が図られているが、例えばこれが搭載される自動車の静粛性を高めて快適性を向上するには、さらなる騒音低減が好ましい。
そこで、例えば、チェーン部材のピッチ間隔を変え、それをランダムに配列することにより、騒音の低減を図ることが考えられる。しかしながら、チェーン部材の数が100程度とすると、2種類の部材を配列するパターンは無数にあり、そのうちから適正な配列を選び出すことは極めて困難な作業となる。
この発明の目的は、2種類の部材の適正なランダム配列を容易に得ることを可能とし、これにより、騒音の要因が大幅に除去された動力伝達チェーンおよび動力伝達装置を提供することにある。
この発明による動力伝達チェーンは、前後に並ぶ貫通孔を有する複数のリンクと、一のリンクの前貫通孔と他のリンクの後貫通孔とが対応するようにチェーン幅方向に並ぶリンク同士を長さ方向に屈曲可能に連結する複数のピンとを備え、リンクおよびピンの少なくとも一方について異なるものを使用することで、第1のリンクおよびピンの組と第2のリンクおよびピンの組を構成し、第1の組と第2の組とがランダムに配列されている動力伝達チェーンにおいて、第1の組および第2の組のそれぞれについて、その連続する組の数が素数とされていることを特徴とするものである。
第1の組をa、第2の組をbで表した場合に、その配列は、例えば、次のようなものとされる。abaabaaabaaaaabaaaaaaab。すなわち、各組の数は、1または素数(この場合は、2,3,5および7)とされ2以上の連続する組の数に対して素数でない4および6などは使用されない。第2の組についても連続させる場合には、その数は素数とされる。7より大きい素数である11や13を使用してももちろんよい。
ランダム配列であるので、ababababababやaabaabaabaabのような繰り返しに周期性のある配列は除外される。上記素数配列を実施するランダム配列については、次の4つの条件が少なくとも1つ(好ましくは2以上)満たされていることが好ましい。
A)任意の点を基準として±5%の範囲内に同種要素の配列数が現れない。
B)最大度数の配列数が、存在する最小度数の配列数の3倍以上とならない。
C)異種要素を含む同種要素連続配列数の種類が3種を超える。
D)60°以下の配列パターンの回転対称性を持つ部分が全体の50%を超えない。
この明細書において、「ランダム配列」とは、狭義には、上記4つの条件の少なくとも1つが満たされていることを意味するが、例えば、abbabbという配列を1カ所にだけ設け、これ以外の箇所について、A)が成り立っている場合もランダム配列と見なされるべきであり、「ランダム配列」には、各要素が全体にわたって周期性または規則性なく並んでいるものはもちろんのこと、全体の中のごく一部にだけ周期性または規則性を持たせたものも含まれるものとする。
2種類のピンの組の数は、同数またはほぼ同数であってもよいが、一方が他方の2倍程度であったり5倍程度であったりしてもよい。
複数のピンは、相対的に転がり接触移動しその転がり接触面形状が相違する2種類のピンを含んでいることがある(接触面形状ランダム)。接触面形状が相違するピンの組を少なくとも2種類得るには、例えば、第1ピンと第2ピンとの接触位置の軌跡が円のインボリュートとされかつインボリュートの基礎円半径が異なる2種類の第1ピンおよび第2ピンの組を形成すればよい。
また、ピッチが異なる2種類のリンクが形成されており、これらのリンクがランダムに配列されていることがある(ピッチランダム)。ピッチは、貫通孔同士の間隔を意味し、貫通孔の形状は同一のまま貫通孔同士の間隔を変えることによって、異なるピッチのリンクを得ることができる。リンク自体の大きさは、ピッチに応じて変えてもよいし、変えなくてもよい。2種類のピッチ(リンク)の数は、同数またはほぼ同数であってもよいが、一方が他方の2倍程度であったり5倍程度であったりしてもよい。また、ピンの組の数と対応するようにその数を決めてもよいし、また、ピンの組の数とは無関係にその数を決めてもよい。
複数のピンは、ピン長手方向に作用する力に対する剛性が相違する2種類のピンを含んでいることがある(剛性ランダム)。この場合に、複数のピンは、そのピン長手方向長さが実質的にすべて同一とされることが好ましい。剛性が相違する(長さ方向の弾性係数が相違する)ようにするには、ピン長手方向に垂直な断面における断面形状または断面積を相違させてもよく、ピンの長さを相違させてもよく、ピンの材料を相違させてもよく、ピンの熱処理を相違させてもよい。断面積を相違させる場合、各ピンは、ピンを製造する容易さの点から、単一のピン内におけるピン長手方向各位置での断面形状および断面積がピンの全長にわたって略同一とされることが好ましい。
剛性ランダム配列とピッチランダム配列とが組み合わされる場合には、剛性ランダム配列は、幅が相違するピンを使用することで形成されており、ピッチが大きい方のリンクに幅広のピンが挿通されているようにすることが好ましい。
また、各ピンは、シーブ面を有するプーリに接触するピン端面を有しており、複数のピンは、ピン端面内におけるシーブ面との接触位置が相違する2種類のピンを含んでいることがある(接触位置ランダム)。
接触面形状ランダム配列においては、第1ピンと第2ピンとの転がり接触移動の軌跡が相違しており、チェーン直線時での第1ピンと第2ピンとの接触部を原点とし、チェーン直線方向をx軸、これに直交する方向をy軸、チェーン曲線部の第1ピンと第2ピンの接触位置におけるピン接線方向とy軸のなす角をγ、CVT用チェーンとして使用される際のチェーン曲線部の最小半径をR、CVTの変速比をrとして、転がり接触移動の軌跡は、次の式で与えられる許容下限の円のインボリュート曲線と許容上限の円のインボリュート曲線との範囲内にあるインボリュート曲線または非インボリュート曲線であることが好ましい。
許容下限 x=0.25R・(sinγ−γ・cosγ)
y=0.25R・(cosγ+γ・sinγ)−0.25R
許容上限 x=2r・R・(sinγ−γ・cosγ)
y=2r・R・(cosγ+γ・sinγ)−2r・R
転がり接触面形状が相違する2種類のピンがランダムに配列された接触面形状ランダム配列(転がり接触移動の軌跡が相違するインボリュート曲線または非インボリュート曲線を有する2種類のピンがランダムに配列されたインボリュートランダム配列を含む)、ピッチが異なる2種類のリンクがランダムに配列されたピッチランダム配列、ピン長手方向に作用する力に対する剛性が相違する2種類のピンがランダムに配列された剛性ランダム配列、およびピン端面内におけるシーブ面との接触位置が相違する2種類のピンがランダムに配列された接触位置ランダム配列のグループのうちの少なくとも2つのランダム配列を有していることがより好ましい。
この場合に、第1のランダム配列がabaabaaabaaaaabaaaaaaabである場合、連続するaにおいては、第2のランダム配列とされた第1の組をa、第2の組をaとして、その配列は、aa=a、aaa=a、aaaaa=a≠a、aaaaaaa=a≠aというように、第2の配列の各組についても、その連続する組の数が素数とされていることが好ましい。
動力伝達チェーンは、好ましくは、前後に並ぶ貫通孔を有する複数のリンクと、一のリンクの前貫通孔と他のリンクの後貫通孔とが対応するようにチェーン幅方向に並ぶリンク同士を長さ方向に屈曲可能に連結する複数の第1ピンおよび複数の第2ピンとを備え、一のリンクの前貫通孔に固定されかつ他のリンクの後貫通孔に移動可能に嵌め入れられた第1ピンと一のリンクの前貫通孔に移動可能に嵌め入れられかつ他のリンクの後貫通孔に固定された第2ピンとが相対的に転がり接触移動することにより、リンク同士の長さ方向の屈曲が可能とされているものとされる。
この場合に、第1ピンおよび第2ピンのうちのいずれか一方は、このチェーンが無段変速機で使用される際にプーリに接触する方のピン(以下「ピン」と称す)とされ、他方は、プーリに接触しない方のピン(インターピースまたはストリップと称されており、以下では「インターピース」と称す)とされる。
そして、リンクの前貫通孔は、ピンが固定されるピン固定部およびインターピースが移動可能に嵌め入れられるインターピース可動部からなり、リンクの後貫通孔は、ピンが移動可能に嵌め入れられるピン可動部およびインターピースが固定されるインターピース固定部からなるものとされる。前後貫通孔は、結合されて1つの孔とされてもよい。
なお、この明細書において、リンクの長さ方向の一端側を前、同他端側を後としているが、この前後は便宜的なものであり、リンクの長さ方向が前後方向と常に一致することを意味するものではない。
この発明による動力伝達チェーンは、いずれか一方のピン(インターピース)が他方のピン(ピン)よりも短くされ、長い方のピンの端面が無段変速機のプーリの円錐状シーブ面に接触し、この接触による摩擦力により動力を伝達するものであることが好ましい。各プーリは、円錐状のシーブ面を有する固定シーブと、固定シーブのシーブ面に対向する円錐状のシーブ面を有する可動シーブとからなり、両シーブのシーブ面間にチェーンを挟持し、可動シーブを油圧アクチュエータによって移動させることにより、無段変速機のシーブ面間距離したがってチェーンの巻き掛け半径が変化し、スムーズな動きで無段の変速を行うことができる。
この発明による動力伝達装置は、円錐面状のシーブ面を有する第1のプーリと、円錐面状のシーブ面を有する第2のプーリと、これら第1および第2のプーリに掛け渡される動力伝達チェーンとを備えたもので、動力伝達チェーンが上記いずれかに記載のものとされる。
この動力伝達装置は、自動車の無段変速機としての使用に好適なものとなる。
この発明の動力伝達チェーンによると、ランダムに配列されている2種類の構成要素のそれぞれについて、その連続する数を素数とすることで、構成要素の周期的または規則的な配列に伴って生じる所定周波数におけるピークレベルを確実に所定値以下に低減することができるので、多角形振動による共振を回避することができ、これにより、チェーンに起因する騒音を大幅に低減することができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施形態について説明する。以下の説明において、図3の左を前、右を後というものとする。
図1および図2は、この発明による動力伝達チェーンの一部を示しており、動力伝達チェーン(1)は、チェーン長さ方向に所定間隔をおいて設けられた前後貫通孔(12)(13)を有する複数のリンク(11)と、チェーン幅方向に並ぶリンク(11)同士を長さ方向に屈曲可能に連結する複数のピン(第1ピン)(14)およびインターピース(第2ピン)(15)とを備えている。
図3に示すように、前貫通孔(12)は、ピン(14)(実線で示す)が固定されるピン固定部(12a)およびインターピース(15)(二点鎖線で示す)が移動可能に嵌め入れられるインターピース可動部(12b)からなり、後貫通孔(13)は、ピン(14)(二点鎖線で示す)が移動可能に嵌め入れられるピン可動部(13a)およびインターピース(15)(実線で示す)が固定されるインターピース固定部(13b)からなる。そして、チェーン幅方向に並ぶリンク(11)を連結するに際しては、一のリンク(11)の前貫通孔(12)と他のリンク(11)の後貫通孔(13)とが対応するようにリンク(11)同士が重ねられ、ピン(14)が一のリンク(11)の前貫通孔(12)に固定されかつ他のリンク(11)の後貫通孔(13)に移動可能に嵌め入れられ、インターピース(15)が一のリンク(11)の前貫通孔(12)に移動可能に嵌め入れられかつ他のリンク(11)の後貫通孔(13)に固定される。そして、このピン(14)とインターピース(15)とが相対的に転がり接触移動することにより、リンク(11)同士の長さ方向(前後方向)の屈曲が可能とされる。
ピン(14)を基準としたピン(14)とインターピース(15)との接触位置の軌跡は、円のインボリュートとされており、この実施形態では、ピン(14)の接触面(14a)が、図4に示すように、断面において半径Rb、中心Mの基礎円を持つインボリュート形状を有し、インターピース(15)の接触面(15a)が平坦面(断面形状が直線)とされている。これにより、各リンク(11)がチェーン(1)の直線部分から円弧部分へまたは円弧部分から直線部分へと移行する際、前貫通孔(12)においては、インターピース(15)がインターピース可動部(12b)内を固定状態のピン(14)に対してその接触面(15a)がピン(14)の接触面(14a)に転がり接触(厳密には若干のすべり接触を含む転がり接触(転がり滑り接触)となっている)しながら移動し、後貫通孔(13)においては、ピン(14)が固定状態のインターピース(15)に対してその接触面(14a)がインターピース(15)の接触面(15a)に転がり接触(厳密には若干のすべり接触を含む転がり接触(転がり滑り接触)となっている)しながらピン可動部(13a)内を移動する。なお、図3において、符号AおよびBで示す箇所は、チェーン(1)の直線部分においてピン(14)とインターピース(15)とが接触している線(断面では点)であり、AB間の距離がこの明細書におけるピッチとされている。
このような動力伝達チェーン(1)では、図5に示すピンの運動軌跡に伴う多角形振動が生じる。図5において、ピン(四角印で示す)が直線部分からプーリと接触する円弧状部分に移行する噛込位置においては、プーリの接線方向とピン進入方向とが異なっており(これらの方向同士のなす角が進入角)、ピンは下降しながらプーリと接触する。プーリと接触する際のピンの下降量が初期噛込位置変化量として示されている。直線部分にあるピンも噛込位置におけるピンの下降の影響を受けて上下移動し、この上下移動量が振幅となる。このようなピンの上下移動の繰り返しにより、多角形振動が生じる。
ピン(14)とインターピース(15)とが相対的に転がり接触移動しかつピン(14)を基準としたピン(14)とインターピース(15)との接触位置の軌跡が円のインボリュートとされていることにより、ピンおよびインターピースの接触面がともに円弧面である場合などと比べて、上記の振幅を小さくすることができる。しかしながら、この構成であっても、リンク(11)、ピン(14)およびインターピース(15)を1種類とし、振動軽減対策を行わなかった場合、図6に示すように、大きな音圧レベルのピークが生じ、これが人間には騒音として感じられる。したがって、接触位置の軌跡が円のインボリュートとされているものにおいても、多角形振動のより一層の減少が望まれている。
そこで、この発明による動力伝達チェーンにおいては、すべてのリンク(11)、ピン(14)およびインターピース(15)が同一形状になされているのではなく、多角形振動による共振を回避するために、図7に示すように、異なる基礎円半径R1またはR2を有する2種類のピン(14A)(14B)およびインターピース(15A)(15B)の組が使用されており、好ましくは、さらに、図8に示すように、異なるピッチP1またはP2のリンク(11A)(11B)が使用されている。
この発明による動力伝達チェーン(1)の第1実施形態では、従来、図9(c)に示すように、すべてのリンク、ピンおよびインターピースが同じピッチP1で同じ基礎円半径R1を有しているのに対し、図9(a)に示すように、図7に示した2種類のピン(14A)(14B)を使用し、ピッチP1はすべて同じとされるとともに、第1組のピン(14A)のインボリュートの基礎円半径がR1であれば、第2組のピン(14B)のインボリュートの基礎円半径がR2、第3組のピン(14B)のインボリュートの基礎円半径がR2、第4組のピン(14A)のインボリュートの基礎円半径がR1というように、基礎円の大きさが変更されしかも不規則な順で(ランダムに)配列されている。
基礎円の半径が異なるピン(14A)(14B)およびインターピース(15A)(15B)の組を2種類製作するには、例えば、リンク(11)の形状は貫通孔(12)(13)を含めて同一形状とし、ピン(14A)の接触面(14a)を半径R1の基礎円を持つインボリュート形状に、ピン(14B)の接触面(14a)を半径R2の基礎円を持つインボリュート形状に形成し、インターピース(15A)(15B)は、その接触面(15a)が平坦面のもの1種類とすればよい。ピン(14A)(14B)とインターピース(15A)(15B)とはその断面形状を逆にしてもよく、ピンとインターピースとの接触位置の軌跡が円のインボリュートとなりかつピンとインターピースとが同じ断面形状を有するようにしてもよい。
この発明による動力伝達チェーン(1)の第2実施形態では、図9(b)に示すように、図8に示した2種類のリンク(11A)(11B)と図7に示した2種類のピン(14A)(14B)およびインターピース(15A)(15B)とを使用し、第1のリンク(11A)のピッチがP1であれば、第2のリンク(11B)のピッチがP2、第3のリンク(11B)のピッチがP2、第4のリンク(11A)のピッチがP1というように、ピッチの大きさが変更されしかも不規則な順で(ランダムに)配列されている。そして、ピッチがP1の場合には、ピン(14A)のインボリュートの基礎円半径がR1とされ、ピッチがP2の場合には、ピン(14B)のインボリュートの基礎円半径がR2とされている。
第2実施形態の動力伝達チェーン(1)を製作するには、ピン(14A)の接触面(14a)を半径R1の基礎円を持つインボリュート形状に、ピン(14B)の接触面(14a)を半径R2の基礎円を持つインボリュート形状に形成し、貫通孔(12)(13)の形状は同一のまま貫通孔(12)(13)同士の間隔(したがってピッチ)が異なるリンク(11A)(11B)を2種類製作し、これらの2種類のリンク(11A)(11B)と2種類のピン(14A)(14B)とを適宜組み合わせて連続させていけばよい。
第1および第2の実施形態において、これをチェーン全体に適用するに際しては、図10に示すように、2種類のピン(14A)(14B)の組の配列および異なるピッチを有するリンク(11A)(11B)の配列について、その連続する組の数が素数とされている。
図10(a)は、第1実施形態(ピッチが同じで、基礎円半径が異なる2種類のピン)のように、1つの構成要素について異なる2種類のものを使用する場合についての一例を示すもので、第1の組のピン(基礎円半径がR1)をa、第2の組のピン(基礎円半径がR2)をbで表した場合、その配列(一部を取り出したもの)は、例えば、abaabaaabaaaaabaaaaaaabとされる。すなわち、各組の数は、1または素数(この場合は、2,3,5および7)とされ2以上の連続する組の数に対して素数でない4および6などは使用されない。また、1または素数だけを使用するにしても、abababやabbabbabbのような周期性を有する配列は除外される。第2の組のピンbについても連続させる場合には、その数は素数とされる。7より大きい素数である11や13を使用してももちろんよい。
図10(b)は、第2実施形態(ピッチが異なりかつ基礎円半径が異なる2種類のピン)のように、2つの構成要素それぞれについて異なる2種類のものを使用する場合についての一例を示すもので、ピンの配置は、図10(a)と同じとされ、同じピン形状が連続する箇所においては、異なるピッチのリンクが使用されている。同図において、第1の組のピン(基礎円半径がR1)のうち第1のリンク(ピッチがP1)に挿入されたものをa、第2のリンク(ピッチがP2)に挿入されたものをaとし、第2の組のピン(基礎円半径がR2)のうち第1のリンク(ピッチがP1)に挿入されたものをb、第2のリンク(ピッチがP2)に挿入されたものをbと表した場合、その配列(一部を取り出したもの)は、例えば、aとされる。すなわち、リンクについてもピンについても、その各組の数は、1または素数とされ、例えば、同じピンの組が7つ連続している箇所においては、これが挿入されているリンクは、第1のリンクが1つで第2のリンクが6つ(非素数)とすることを避け、第1のリンクが2つで第2のリンクが5つとされている。また、1または素数だけを使用するにしても、aやaのような周期性を有する配列は除外される。
上記においては、ランダム配列される要素として、基礎円半径およびピッチを例示したが、これらに限定されるものではない。
例えば、図11に示すように、ピン(14)は、太さが変更されることでピン長手方向に作用する力に対する剛性が相違する2種類のピン(14A)(14C)を含んでいるようにしてもよく(剛性ランダム配列)、図12に示すように、各ピン(14)は、シーブ面(2d)を有するプーリ(2)に接触するピン端面内におけるシーブ面(2d)との接触位置が相違する2種類のピン(14D)(14E)を含んでいるようにしてもよい(接触位置ランダム配列)。
図11において、2種類のピン(14A)(14C)は、標準幅のもの(14A)と幅広のもの(14C)とがあり、ピッチは同じとされている。そして、標準幅のピン(14A)が挿通される貫通孔(13A)と幅広のピン(14C)が挿通される貫通孔(12C)とは、その大きさが相違させられており、また、リンク(11A)(11B)の長さも相違させられている。
図12は、各ピン(14D)(14E)が、その端面においてプーリ(2)のシーブ面(2d)に接触している状態を示す平面図であり、同図の上を前、下を後として、2種類のピン(14D)(14E)は、その接触位置が後寄りのもの(14D)と前寄りのもの(14E)とがあり、ピン(14D)(14E)とインターピース(15)との接触点間距離としてのピッチは、同じとされている。この結果、ピン端面での隣り合うピン同士の接触位置間の距離としては、同種のピン同士間隔であるL1と、異なるピン同士間隔であるL2(<L1)およびL3(>L3)とが存在している。
上記各実施形態の動力伝達チェーン(1)によると、接触位置の軌跡をインボリュート曲線とすることにより、図13に示すように、ピン(14)(15)がプーリ(2)に噛み込まれても同図に一点鎖線で示す直線Lの方向にチェーン(1)が引き続けられることにより、噛み込む位置と噛み込み後の移動によるチェーン(1)の多角形振動を最小限に抑えることができる。そして、第1実施形態のものでは、第1ピン(14A)(14B)と第2ピン(15A)(15B)との接触位置の軌跡が円のインボリュートとされかつインボリュートの基礎円半径が異なる2種類の第1ピン(14A)(14B)および第2ピン(15A)(15B)の組が設けられるとともに、これらのピン(14A)(14B)(15A)(15B)の組がランダムに配列されていることにより、打音発生の周期がずれ、音のエネルギが異なる周波数帯に分散されるので、音圧レベルのピークを低減することができる。そして、第2実施形態のものでは、第1ピン(14A)(14B)と第2ピン(15A)(15B)との接触位置の軌跡が円のインボリュートとされかつインボリュートの基礎円半径が異なる2種類の第1ピン(14A)(14B)および第2ピン(15A)(15B)の組が設けられているのに加えて、ピッチが異なる2種類のリンク(11A)(11B)がランダムに配列されているので、より一層、音圧レベルのピークを低減することができる。また、図11に示したピン幅ランダム配列のものでも、図12に示した接触位置ランダム配列のものでも同様の効果を得ることができる。さらにまた、上述した接触面形状ランダム配列、ピッチランダム配列、剛性ランダム配列および接触位置ランダム配列を適宜組み合わせて、図10(b)に例示したような2種類のランダム配列を使用することでより一層の騒音低減効果を得ることができる。こうして、図6における鋭いピークは、その音のエネルギが異なる周波数帯へ分散させられることで、大幅に低減され、人間が感じる騒音が減少する。
図11に示したピン幅ランダム配列による周波数帯分散効果は、その長手方向に作用する力に対する剛性が相違することにより生じるものであり、このような剛性相違を生じさせるには、図示省略したが、ピン幅(ピン太さ)の他に、ピン長手方向に垂直な断面における断面形状または断面積を相違させてもよく、ピンの長さを相違させてもよく、ピンの材料を相違させてもよく、ピンの熱処理を相違させてもよい。
図13において、チェーンの曲線部の中心を原点、チェーンの直線部の方向をX軸、これに直交する方向をY軸、原点と転がり接触中心とを結ぶ線とY軸とのなす角をθとする。また、チェーン直線時でのピンとインターピースとの接触部を原点とし、チェーン直線方向をx軸、これに直交する方向をy軸とし、チェーン曲線部のピンとインターピースの接触位置におけるピン接線方向とy軸のなす角をγとすると、円のインボリュート曲線は、基礎円の半径をRbとして、次の式で与えられる。
x=Rb・(sinγ−γ・cosγ)
y=Rb・(cosγ+γ・sinγ)−Rb
基礎円半径Rbは、例えば、CVT用チェーンとして使用される際の最小半径とされる。
インボリュート曲線は、基礎円半径に応じて無数にあり、基礎円半径が変化しても同様の効果を維持できるので、RをCVT用チェーンの最小半径として、インボリュート曲線の許容範囲は、次の式で表される。
x=k・R・(sinγ−γ・cosγ)
y=k・R・(cosγ+γ・sinγ)−k・R
ここで、CVT用チェーンとして使用される際のチェーン曲線部の最小半径をR、CVTの変速比をrとして、kを次の範囲とすることが好ましい。
0.25<k<2r
すなわち、図14に示すように、k=0.25としたときのインボリュート曲線(許容下限曲線)とk=2rとしたときのインボリュート曲線(許容上限曲線)との間にある任意のインボリュート曲線から2種類(必要に応じて3種類以上)のインボリュート曲線を選択することで、騒音を低減することができる。
転がり接触移動の軌跡は、第1ピンと第2ピンとの接触位置の軌跡が円のインボリュートに限られるものではなく、k=0.25としたときのインボリュート曲線(許容下限曲線)とk=2rとしたときのインボリュート曲線(許容上限曲線)との間にある非インボリュート曲線(インボリュート類似曲線)としてもよい。
上記の動力伝達チェーンは、図16に示したCVTで使用されるが、この際、図15に示すように、インターピース(15)がピン(14)よりも短くされ、インターピース(15)の端面がプーリ(2)の固定シーブ(2a)および可動シーブ(2b)の各円錐状シーブ面(2c)(2d)に接触しない状態で、ピン(14)の端面がプーリ(2)の円錐状シーブ面(2c)(2d)に接触し、この接触による摩擦力により動力が伝達される。ピン(14)とインターピース(15)とは、上述のように、転がり接触移動するので、プーリ(2)のシーブ面(2c)(2d)に対してピン(14)はほとんど回転しないことになり、摩擦損失が低減し、高い動力伝達率が確保される。
図1は、この発明による動力伝達チェーンの一部を示す平面図である。 図2は、同拡大斜視図である。 図3は、同拡大側面図である。 図4は、接触面の基礎円半径を説明する図である。 図5は、ピンの運動軌跡を示す図である。 図6は、等ピッチ配列を採用したときの音圧レベルを示すグラフである。 図7は、異なる形状のピンがランダムに配列された一例を示す図である。 図8は、異なる形状のリンクがランダムに配列された一例を示す図である。 図9は、この発明による動力伝達チェーンのピッチおよび基礎円半径とランダム配列の一例を示す図である。 図10は、適正なランダム配列が得られる素数配列の一例を示す図である。 図11は、異なる形状のピンがランダムに配列された他の例を示す図である。 図12は、異なる形状のピンがランダムに配列されたさらに他の例を示す図である。 図13は、この発明による動力伝達チェーンの噛み込み前後のピンの状態を示す図である。 図14は、この発明による動力伝達チェーンのピンの好ましい接触面形状の範囲を示す図である。 図15は、動力伝達チェーンがプーリに取り付けられた状態を示す正面図である。 図16は、この発明による動力伝達チェーンが使用される一例の無段変速機を示す斜視図である。
符号の説明
(1) 動力伝達チェーン
(2)(3) プーリ
(2a)(3a) 固定シーブ
(2b)(3b) 可動シーブ
(2c)(2d) 円錐状シーブ面
(11)(11A)(11B) リンク
(12)(13) 貫通孔
(14)(14A)(14B)(14C)(14D)(14E) ピン(第1ピン)
(15)(15A)(15B) インターピース(第2ピン)

Claims (8)

  1. 前後に並ぶ貫通孔を有する複数のリンクと、一のリンクの前貫通孔と他のリンクの後貫通孔とが対応するようにチェーン幅方向に並ぶリンク同士を長さ方向に屈曲可能に連結する複数のピンとを備え、リンクおよびピンの少なくとも一方について異なるものを使用することで、第1のリンクおよびピンの組と第2のリンクおよびピンの組を構成し、第1の組と第2の組とがランダムに配列されている動力伝達チェーンにおいて、
    第1の組および第2の組のそれぞれについて、その連続する組の数が素数とされていることを特徴とする動力伝達チェーン。
  2. 複数のピンは、相対的に転がり接触移動しその転がり接触面形状が相違する2種類のピンを含んでいる請求項1の動力伝達チェーン。
  3. ピッチが異なる2種類のリンクが形成されており、これらのリンクがランダムに配列されている請求項1の動力伝達チェーン。
  4. 複数のピンは、ピン長手方向に作用する力に対する剛性が相違する2種類のピンを含んでいる請求項1の動力伝達チェーン。
  5. 各ピンは、シーブ面を有するプーリに接触するピン端面を有しており、複数のピンは、ピン端面内におけるシーブ面との接触位置が相違する2種類のピンを含んでいる請求項1の動力伝達チェーン。
  6. 第1ピンと第2ピンとの転がり接触移動の軌跡が相違しており、チェーン直線時での第1ピンと第2ピンとの接触部を原点とし、チェーン直線方向をx軸、これに直交する方向をy軸、チェーン曲線部の第1ピンと第2ピンの接触位置におけるピン接線方向とy軸のなす角をγ、CVT用チェーンとして使用される際のチェーン曲線部の最小半径をR、CVTの変速比をrとして、転がり接触移動の軌跡は、次の式で与えられる許容下限の円のインボリュート曲線と許容上限の円のインボリュート曲線との範囲内にあるインボリュート曲線または非インボリュート曲線である請求項2の動力伝達チェーン。
    許容下限 x=0.25R・(sinγ−γ・cosγ)
    y=0.25R・(cosγ+γ・sinγ)−0.25R
    許容上限 x=2r・R・(sinγ−γ・cosγ)
    y=2r・R・(cosγ+γ・sinγ)−2r・R
  7. 転がり接触面形状が相違する2種類のピンがランダムに配列された接触面形状ランダム配列、ピッチが異なる2種類のリンクがランダムに配列されたピッチランダム配列、ピン長手方向に作用する力に対する剛性が相違する2種類のピンがランダムに配列された剛性ランダム配列、およびピン端面内におけるシーブ面との接触位置が相違する2種類のピンがランダムに配列された接触位置ランダム配列のうちの少なくとも2つのランダム配列を有している請求項1の動力伝達チェーン。
  8. 円錐面状のシーブ面を有する第1のプーリと、円錐面状のシーブ面を有する第2のプーリと、これら第1および第2のプーリに掛け渡される動力伝達チェーンとを備え、動力伝達チェーンが請求項1から7までのいずれかに記載のものである動力伝達装置。
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