JPH10122307A - 巻掛け手段 - Google Patents

巻掛け手段

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JPH10122307A
JPH10122307A JP27610397A JP27610397A JPH10122307A JP H10122307 A JPH10122307 A JP H10122307A JP 27610397 A JP27610397 A JP 27610397A JP 27610397 A JP27610397 A JP 27610397A JP H10122307 A JPH10122307 A JP H10122307A
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フリートマン オスヴァルト
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H9/00Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members
    • F16H9/02Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion
    • F16H9/24Gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio, or for reversing rotary motion, by endless flexible members without members having orbital motion using chains or toothed belts, belts in the form of links; Chains or belts specially adapted to such gearing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G5/00V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
    • F16G5/16V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
    • F16G5/18V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts in the form of links

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 音響学的な品質を改善し、望ましくないノイ
ズを減少させる。 【解決手段】 巻掛け手段1が、トルク伝達経路内で伝
動装置の第1の円錐形プーリ対と、第2の円錐形プーリ
対との間に配置されており、当該巻掛け手段が、当該巻
掛け手段の走行方向に対して直交する方向に向けられた
押圧片2,2a,2bを有しており、該押圧片が、走行
方向に対して平行に配置された結合リンクプレート3
a,3b,3c,3dに設けられた開口4に係合してお
り、該結合リンクプレートが前記押圧片によって枢着式
に配置されており、少なくとも1つの押圧片が、切欠き
のような少なくとも1つの開口を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に自動車の無段
調節可能な伝動装置に用いられる巻掛け手段であって、
当該巻掛け手段が、トルク伝達経路内で伝動装置の第1
の円錐形プーリ対と、第2の円錐形プーリ対との間に配
置されており、当該巻掛け手段が、当該巻掛け手段の走
行方向に対して直交する方向に向けられた押圧片を有し
ており、該押圧片が、走行方向に対して平行に配置され
た結合リンクプレートに設けられた開口に係合してお
り、該結合リンクプレートが前記押圧片によって枢着式
に配置されている形式のものに関する。
【0002】第1の円錐形プーリ対は伝動装置入力軸に
少なくとも結合可能であり、第2の円錐形プーリ対は伝
動装置出力軸に少なくとも結合可能である。
【0003】
【従来の技術】このような形式の巻掛け手段、たとえば
チェーンまたはリンクプレートチェーンは、たとえばド
イツ連邦共和国特許第4330696号明細書または欧
州特許第0518478号明細書に基づき公知である。
このような巻掛け手段では、巻掛け手段の走行方向に対
して直交する方向に配置された押圧片と、巻掛け手段の
走行方向に対してほぼ平行に配置された結合リンクプレ
ートとが設けられている。この場合、巻掛け手段の押圧
片と結合リンクプレートとは2層複合リンクプレート構
造(Zwei−Laschen−Verband)また
は3層複合リンクプレート構造(Drei−Lasch
en−Verband)で配置されている。伝動装置の
両円錐形プーリ対の間での動力伝達またはトルク伝達の
ためには、押圧片の端面または付加的なピンの端面が円
錐形プーリ対、たとえば特に円錐形プーリ対の側面と摩
擦結合のような作用結合の状態となる。ドイツ連邦共和
国特許第4330696号明細書には付加的なピンを有
しない巻掛け手段が開示されており、この場合、押圧片
の端面が円錐形プーリ対と摩擦結合のような作用結合の
状態になる。欧州特許第0518478号明細書に開示
された変化実施例では、動力伝達またはトルク伝達のた
めの付加的なピンが結合リンクプレートに結合されてお
り、ピンの端面が円錐形プーリ対と摩擦結合のような作
用結合の状態になる。
【0004】このような巻掛け手段では、少なくとも幾
つかの押圧片またはピンが、円錐形プーリ対の室範囲に
進入して、円錐形プーリ対の側面と摩擦接触のような作
用接触の状態となり、これによって巻掛け手段を介して
一方の円錐形プーリ対から他方の円錐形プーリ対へトル
クを伝達する。円錐形プーリ対の範囲における巻掛け手
段の走行路の半径を変化させることにより、伝動装置の
伝達比を変化させることが可能となる。トルクは押圧片
と結合リンクプレートとを介して巻掛け手段に沿って伝
達される。円錐形プーリ対と作用接触状態にある、個々
の押圧片またはピンの端面または側面は次の押圧片また
はピンに対して間隔を置いて配置されていて、これらの
押圧片またはピンが順次に、回転する円錐形プーリ対に
進入していくので、円錐形プーリ対の有効側面に対する
接触、衝突または衝撃が繰返し生ぜしめられ、このこと
は巻掛け手段または伝動装置の望ましくないノイズを招
いてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、冒頭
で述べた形式の巻掛け手段もしくはこのような巻掛け手
段を備えた伝動装置を改良して、公知先行技術による巻
掛け手段または伝動装置に比べて音響学的な品質が少な
くとも改善されていて、望ましくないノイズが少なくと
も減じられているような巻掛け手段を提供することであ
る。さらに本発明の課題は、磨耗、寿命強度、伝達可能
な動力に対する安定性、簡単な組付けおよび僅かなコス
トに関する要求に応えるような、簡単に製造され得る巻
掛け手段または伝動装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、少なくとも1つの押圧片に切欠き
のような少なくとも1つの開口が設けられているように
した。
【0007】さらに巻掛け手段において、切欠きのよう
な少なくとも1つの開口が、少なくとも1つの押圧片
の、巻掛け手段の走行方向に対して直交する方向で見た
一方の端範囲に設けられていると有利である。
【0008】本発明の思想によれば、切欠きのような少
なくとも2つの開口が、少なくとも1つの押圧片の、巻
掛け手段の走行方向に対して直交する方向で見た両端範
囲に設けられていると有利である。この場合、各1つの
開口が、少なくとも1つの押圧片の1つの端範囲に設け
られていると有利である。
【0009】本発明の別の有利な構成では、切欠きのよ
うな少なくとも1つの開口の横断面が、巻掛け手段の走
行方向に対してほぼ直角な平面に位置している。
【0010】また、切欠きのような少なくとも1つの開
口の横断面が、巻掛け手段の走行方向に対してほぼ直角
な平面に位置していて、切欠きのような前記開口が走行
方向で押圧片を貫いて延びていても有利である。
【0011】切欠きのような少なくとも1つの開口の横
断面が、巻掛け手段の走行方向に対してほぼ平行な平面
に位置していて、前記開口が走行方向に対して直角な方
向で押圧片を貫いて延びていても有利である。
【0012】同じく、切欠きのような開口の延びが、完
全に押圧片を貫いて延びておらず、ひいては孔のような
切欠きの深さが材料厚さに到達していないと有利であ
る。
【0013】さらに、切欠きのような開口が各押圧片に
同じ横断面を有していると有利である。
【0014】本発明の思想によれば、押圧片に設けられ
た切欠きのような開口が、少なくとも2種類の横断面を
有していて、しかも1つの押圧片に設けられた切欠きの
ような開口が同じ横断面を有していると有利である。
【0015】同じく、押圧片に設けられた切欠きのよう
な開口が、少なくとも2種類の横断面を有しており、1
つの押圧片に設けられた開口が互いに異なる横断面を有
していると有利である。
【0016】さらに、少なくとも1つの押圧片に設けら
れた切欠きのような少なくとも1つの開口が、ほぼ円
形、丸形、楕円形、三角形、四角形、正方形、多角形の
横断面または不規則に成形された横断面を有していると
有利である。
【0017】同じく、押圧片が外周面に、互いに間隔を
置いて配置された少なくとも2つの接触範囲を有してお
り、該接触範囲が、結合リンクプレートと接触するよう
になっており、しかも互いに間隔を置いて配置された前
記接触範囲の間に切欠きのような少なくとも1つの開口
が配置されていると有利である。同じく、押圧片が、結
合リンクプレートと接触する少なくとも1つの接触範囲
を有していて、この接触範囲の範囲に切欠きのような少
なくとも1つの開口が配置されていても有利である。
【0018】さらに、押圧片が外周面に、互いに間隔を
置いて配置された少なくとも2つの接触範囲を有してお
り、該接触範囲が、結合リンクプレートと接触するよう
になっており、しかも前記接触範囲として設けられた面
の外側に少なくとも1つの開口が配置されていると有利
である。
【0019】本発明のさらに別の思想では、特に自動車
の無段調節可能な伝動装置に用いられる巻掛け手段であ
って、当該巻掛け手段が、トルク伝達経路内で伝動装置
の第1の円錐形プーリ対と、第2の円錐形プーリ対との
間に配置されており、当該巻掛け手段が、当該巻掛け手
段の走行方向に対して直交する方向に向けられた押圧片
を有しており、該押圧片が、走行方向に対して平行に配
置された結合リンクプレートに設けられた開口に係合し
ており、該結合リンクプレートが前記押圧片によって枢
着式に配置されている形式のものにおいて、少なくとも
1つの押圧片が、切欠きのような少なくとも1つの開口
を有しており、押圧片の端面が、トルク伝達の目的で前
記円錐形プーリ対と作用結合すると有利である。
【0020】本発明のさらに別の思想では、特に自動車
の無段調節可能な伝動装置に用いられる巻掛け手段であ
って、当該巻掛け手段が、トルク伝達経路内で伝動装置
の第1の円錐形プーリ対と、第2の円錐形プーリ対との
間に配置されており、当該巻掛け手段が、当該巻掛け手
段の走行方向に対して直交する方向に向けられた押圧片
を有しており、該押圧片が、走行方向に対して平行に配
置された結合リンクプレートに設けられた開口に係合し
ており、該結合リンクプレートが前記押圧片によって枢
着式に配置されている形式のものにおいて、少なくとも
1つの押圧片が、切欠きのような少なくとも1つの開口
を有しており、付加的なピンが結合リンクプレートおよ
び/または押圧片に結合されており、しかも前記ピンの
端面が、トルク伝達の目的で前記円錐形プーリ対と作用
結合すると有利である。さらに、少なくとも1つのピン
が切欠きのような開口を有していても有利であり、この
開口は、押圧片に設けられた上記開口と同様に形成され
ていてよい。
【0021】本発明のさらに別の思想では、少なくとも
1つの開口が、ほぼ閉じられた縁範囲を有しており、該
縁範囲が押圧片によって形成されていると有利である。
この場合、開口または切欠きの縁範囲が押圧片の材料に
よって仕切られていると有利である。押圧片自体が開口
の縁範囲を形成する。
【0022】同じく本発明のさらに別の思想では、少な
くとも1つの開口が、開いた縁範囲を有しており、該縁
範囲が、少なくとも部分的に押圧片によって形成されて
いると有利である。この場合、開口の縁範囲は押圧片の
材料によって部分的にしか仕切られない。開口の別の部
分は、たとえば押圧片の外縁部に設けられた溝のように
仕切られていない。
【0023】本発明のさらに別の思想では、巻掛け手段
において、トルク伝達の目的で前記円錐形プーリ対と作
用接触または摩擦接触する押圧片またはピンの端面が、
たとえばショットピーニングによりブラスト処理されて
いると有利である。
【0024】本発明のさらに別の思想では、上記巻掛け
手段を備えた、無段調節可能な伝動装置が形成されてい
ると有利である。
【0025】本発明はさらに、特に自動車の無段調節可
能な伝動装置に用いられる巻掛け手段に関する。本発明
はさらに、巻掛け手段を備えた、無段調節可能な伝動装
置のような伝動装置に関する。
【0026】このような巻掛け手段、たとえばチェーン
またはリンクプレートチェーンは、たとえばドイツ連邦
共和国特許第4330696号明細書に基づき公知であ
る。ドイツ連邦共和国特許第4330696号明細書に
は、2つのピッチ間隔を有するリンクプレートを備えた
巻掛け手段が開示されており、この場合、長い方のピッ
チ間隔に所属するリンクプレートだけが、一方の端範囲
または両方の端範囲に延長部を有している。これによ
り、リンクプレートの端範囲は交互に側方で互いに接触
することができ、互いに相対的に傾動せず、かつ/また
は同じ軸方向位置へずらされなくなる。このような構成
に基づき、チェーンの組付けのためにはたとえば4〜6
種類の基本タイプのリンクプレート、つまり一方の端範
囲に設けられた延長部を有する短いリンクプレート、延
長部を有しない短いリンクプレート、および/または2
つの端範囲に設けられた各1つの延長部を有する短いリ
ンクプレート、一方の端範囲に設けられた延長部を有す
る長いリンクプレートまたは延長部を有しない長いリン
クプレートおよび/または2つの端範囲に設けられた各
1つの延長部を有する長いリンクプレートが必要とな
る。これにより、高められた部品種類数および組付け時
における高められた手間が生じ、誤った組付けの危険が
増大し、しかも工具コストおよび組付けコストが著しく
高められている。
【0027】このような巻掛け手段では、音響学的な品
質が重要となる。上で述べた形式の巻掛け手段は、巻掛
け伝動装置における運転時に望ましくないノイズを発生
させる恐れがある。
【0028】本発明の課題は、摩耗、寿命強度、伝達可
能な動力に対する安定性に関する要求が満たされ、かつ
このような巻掛け手段の一部が互いに傾動しかつ/また
は同じ軸方向位置へずらされることが防止されているよ
うな、簡単に製造し得る巻掛け手段を提供することであ
る。同じく本発明の課題は、簡単な組付けおよび僅かな
コストで十分となるような巻掛け手段を提供することで
ある。
【0029】さらに本発明の課題は、上で述べた形式の
巻掛け手段および/またはこのような巻掛け手段を備え
た伝動装置を改良して、公知先行技術による巻掛け手段
またはこのような巻掛け手段を備えた伝動装置に比べて
音響学的な品質が少なくとも改善されていて、望ましく
ないノイズが少なくとも回避されているような巻掛け手
段および/またはこのような巻掛け手段を備えた伝動装
置を提供することである。
【0030】さらに本発明の課題は、公知先行技術によ
る伝動装置に比べて改善されていて、場合によってはよ
り廉価であり、かつ/または高められた運転出力および
/または減じられた摩耗で作動するような、巻掛け手段
を備えた伝動装置を提供することである。
【0031】このことは本発明による巻掛け手段を用い
て達成される。すなわち本発明によれば、巻掛け手段
が、トルク伝達経路内で伝動装置の第1の円錐形プーリ
対と、第2の円錐形プーリ対との間に配置されており、
当該巻掛け手段が、当該巻掛け手段の走行方向に対して
直交する方向に向けられた押圧片を有しており、該押圧
片が、走行方向に対して平行に配置された結合リンクプ
レートに設けられた開口に係合しており、該結合リンク
プレートが前記押圧片によって枢着式に配置されてい
る。
【0032】このことはさらに、上で述べた形式の巻掛
け手段において、全てのリンクプレートが、走行方向で
見てその少なくとも一方の端範囲に、少なくとも1つの
延長部を有していることにより達成される。
【0033】同じくこのことは、全てのリンクプレート
が、走行方向で見てその両端範囲のうちの一方の端範囲
に延長部を有していることにより有利に達成され得る。
【0034】本発明のさらに別の構成では、全てのリン
クプレートが、走行方向で見てその両端範囲の一方の端
範囲に、1つよりも多い延長部を有していると有利であ
る。
【0035】このことは同じく上で述べた形式の巻掛け
手段において、全てのリンクプレートが、走行方向で見
てその両端範囲に、少なくともそれぞれ1つの延長部を
有していることにより達成される。
【0036】本発明のさらに別の構成では、全てのリン
クプレートが、走行方向で見てその両端範囲のうちの一
方の端範囲に少なくとも2つの延長部を有していて、他
方の端範囲に少なくとも1つの延長部を有していると有
利である。
【0037】さらに、全てのリンクプレートが、走行方
向で見てその両端範囲に少なくとも2つの延長部を有し
ていると有利である。
【0038】本発明のさらに別の思想では、特に自動車
の無段調節可能な伝動装置に用いられる巻掛け手段であ
って、当該巻掛け手段が、トルク伝達経路内で伝動装置
の第1の円錐形プーリ対と、第2の円錐形プーリ対との
間に配置されており、当該巻掛け手段が、当該巻掛け手
段の走行方向に対して直交する方向に向けられた押圧片
を有しており、該押圧片が、走行方向に対して平行に配
置された結合リンクプレートに設けられた開口に係合し
ており、該結合リンクプレートが前記押圧片によって枢
着式に配置されており、しかも互いに異なるピッチ間
隔、たとえば互いに異なるリンクプレート長さを有する
結合リンクプレートが使用されている形式のものにおい
て、同じリンクプレート長さを有する全てのリンクプレ
ートが、走行方向で見てその少なくとも一方の端範囲
に、少なくとも1つの延長部を有していると有利であ
る。
【0039】この場合、同じリンクプレート長さを有す
る全てのリンクプレートが、走行方向で見てその両端範
囲のうちの一方の端範囲に1つの延長部を有していると
特に有利である。
【0040】また、同じリンクプレート長さを有する全
てのリンクプレートが、走行方向で見てその両端範囲の
うちの一方の端範囲に、1つよりも多い延長部を有して
いても有利である。
【0041】本発明のさらに別の構成では、同じリンク
プレート長さを有する全てのリンクプレートが、走行方
向で見てその両端範囲に、少なくともそれぞれ1つの延
長部を有していると有利である。
【0042】さらに、同じリンクプレート長さを有する
全てのリンクプレートが、走行方向で見てその両端範囲
のうちの一方の端範囲に少なくとも2つの延長部を有し
ており、他方の端範囲に少なくとも1つの延長部を有し
ていると有利である。
【0043】また、同じリンクプレート長さを有する全
てのリンクプレートが、走行方向で見てその両端範囲
に、少なくとも2つの延長部を有していても有利であ
る。
【0044】少なくとも個々のリンクプレートが、その
少なくとも一方の端範囲に少なくとも2つの延長部を有
していると有利である。
【0045】本発明のさらに別の思想では、巻掛け手段
において、少なくとも個々のリンクプレートが、走行方
向で見てその両端範囲のうちの一方の端範囲に少なくと
も2つの延長部を有しており、他方の端範囲に少なくと
も1つの延長部を有していると有利である。
【0046】さらに、互いに異なるリンクプレート長さ
を有するリンクプレートが、端範囲における少なくとも
1つの延長部の互いに異なる配置を有していると有利で
ある。
【0047】互いに異なるリンクプレート長さを有する
リンクプレートが、端範囲における少なくとも1つの延
長部の同じ配置を有していると有利である。
【0048】これにより、互いに異なる長さを有するリ
ンクプレートの、任意に選択された順序においてリンク
プレートが互いに傾動し得なくなり、それにもかかわら
ず少数の部品種類、ひいては減じられた製造コストおよ
び組付けコストが実現されることを達成することができ
る。
【0049】この場合、リンクプレートの端範囲に設け
られた少なくとも1つの延長部が、走行方向に対して直
角な方向、たとえば半径方向で見て、走行方向に対して
直角な方向におけるリンクプレートの全長よりも小さく
形成された長さを有していると有利である。この場合
に、半径方向とは、車両の運転時に巻掛け手段が通過す
る円錐形プーリ対の軸線に対する巻掛け手段の半径方向
に関する。この場合に軸方向とは、車両の運転時に巻掛
け手段が通過する円錐形プーリ対の軸線に対する巻掛け
手段の軸方向に関する。巻掛け手段は一般にエンドレス
な巻掛け手段として伝動装置において使用される。この
場合、巻掛け手段は場合によっては伝動装置組付け時に
おける開いた巻掛け手段から結合されて、エンドレスな
巻掛け手段を形成する。
【0050】同じく、リンクプレートに設けられた前記
延長部のうちの少なくとも1つが、走行方向に対して直
角な方向で見てリンクプレートのほぼ半径方向内側の範
囲に配置されていると有利である。
【0051】同じく、リンクプレートに設けられた前記
延長部のうちの少なくとも1つが、走行方向に対して直
角な方向で見てリンクプレートのほぼ半径方向外側の範
囲に配置されていると有利である。
【0052】同じく、リンクプレートに設けられた前記
延長部のうちの少なくとも1つが、半径方向で見てほぼ
真ん中の範囲に配置されていると有利である。
【0053】この場合に、走行方向で続く次のまたはそ
の次の2つのリンクプレートが各運転位置で少なくとも
前記延長部の範囲で少なくとも部分的に互いにオーバラ
ップするか、または前記リンクプレートの側面が前記延
長部の範囲で互いに接触するように前記延長部の長さが
設定されるように前記延長部が形成されている。
【0054】本発明のさらに別の思想では、走行方向に
対して直角な方向で見て互いに隣接し合う、走行方向で
続く次のまたはその次の2つのリンクプレートが少なく
とも第1の運転位置で少なくとも前記延長部のうちの少
なくとも1つの延長部の範囲で少なくとも部分的に互い
にオーバラップするか、または前記リンクプレートの側
面が側方で前記延長部の範囲で互いに接触し、かつ/ま
たは少なくとも1つの別の運転位置で少なくとも前記延
長部のうちの少なくとも1つの別の延長部の範囲で少な
くとも部分的に互いにオーバラップするか、または前記
リンクプレートの側面が側方で前記延長部の範囲で互い
に接触するように前記延長部の長さが設定されるように
前記延長部が形成されているように巻掛け手段が形成さ
れていると有利である。
【0055】延長部は巻掛け手段のほぼ走行方向に延び
ており、この場合、延長部は走行方向に対して直角な方
向でも延びを有している。したがって、前記延長部は少
なくとも走行方向で、あたかもリンクプレートが延長部
なしに形成されているかように、リンクプレートの輪郭
に対する延長部を成している。
【0056】同じく、リンクプレートが、半径方向内側
のウェブと、半径方向外側のウェブと、半径方向で前記
両ウェブの間に押圧片を収容するための少なくとも1つ
の開口とを有しており、前記延長部のうちの少なくとも
1つが、少なくとも1つの開口の半径方向内側で両端範
囲に配置されていると有利である。
【0057】本発明のさらに別の構成では、リンクプレ
ートが、半径方向内側のウェブと、半径方向外側のウェ
ブと、半径方向で前記両ウェブの間に押圧片を収容する
ための少なくとも1つの開口とを有しており、前記延長
部のうちの少なくとも1つが、少なくとも1つの開口の
半径方向外側で両端範囲に配置されていると有利であ
る。
【0058】同じく、リンクプレートが、半径方向内側
のウェブと、半径方向外側のウェブと、半径方向で前記
両ウェブの間に押圧片を収容するための少なくとも1つ
の開口とを有しており、前記延長部のうちの少なくとも
1つが、少なくとも1つの開口の半径方向の範囲で両端
範囲に配置されていると有利である。
【0059】本発明のさらに別の思想では、特に自動車
の無段調節可能な伝動装置に用いられる巻掛け手段であ
って、当該巻掛け手段が、トルク伝達経路内で伝動装置
の第1の円錐形プーリ対と、第2の円錐形プーリ対との
間に配置されており、当該巻掛け手段が、当該巻掛け手
段の走行方向に対して直交する方向に向けられた押圧片
を有しており、該押圧片が、走行方向に対して平行に配
置されたリンクプレートに設けられた開口に係合してお
り、該リンクプレートが前記押圧片によって枢着式に配
置されている形式のものにおいて、当該巻掛け手段が、
少なくとも2種類の互いに異なる長さまたはピッチ間隔
を有するリンクプレートを有しているように形成さ
れていると有利である。
【0060】この場合、3種類、4種類、5種類または
それ以上の互いに異なる長さまたはピッチ間隔Lを有
するリンクプレートが、当該巻掛け手段の走行方向に沿
って配置されていると有利である。
【0061】本発明のさらに別の思想では、少なくとも
2種類の互いに異なるピッチ間隔を有するリンクプレー
トが、推計学的な順序のような偶然原理もしくはランダ
ム原理に基づき、当該巻掛け手段の走行方向に沿って配
置されているように巻掛け手段が形成されていると有利
である。
【0062】同じく、リンクプレートが、その半径方向
外側の縁範囲および/または半径方向内側の縁範囲に少
なくとも1つの曲線状の凹部を有していると有利であ
る。この曲線状の凹部は半径方向内側のウェブまたは半
径方向外側のウェブの範囲に形成されていると有利であ
る。
【0063】さらに、リンクプレートが、その半径方向
外側の縁範囲および/または半径方向内側の縁範囲に、
押圧片の収容範囲の間の外縁部の、引き込まれた部分を
有していると有利である。
【0064】本発明のさらに別の思想では、少なくとも
1つのリンクプレートが、たとえば重量低減および/ま
たは強度増大のための少なくとも1つの別の開口を有し
ているように巻掛け手段が形成されていると有利であ
る。
【0065】同じく巻掛け手段において、少なくとも1
つのリンクプレートが、その半径方向外側の縁範囲およ
び/または半径方向内側の縁範囲に、たとえば重量低減
および/または強度増大のための少なくとも1つの別の
開口を有していると有利である。
【0066】本発明のさらに別の思想では、第1の円錐
形プーリ対と、第2の円錐形プーリ対と、両円錐形プー
リ対の間に作用結合された巻掛け手段とを備えた伝動装
置が、上で述べた巻掛け手段を備えていると有利であ
る。
【0067】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面につき詳しく説明する。
【0068】図1には、巻掛け伝動装置、たとえば特に
自動車に用いられる円錐形プーリ式巻掛け伝動装置のよ
うな無段調節可能な伝動装置に用いられるリンクプレー
トチェーンのような巻掛け手段1が示されている。この
巻掛け伝動装置は有利には自動車のパワートレーン内で
駆動ユニット、たとえば機関と、駆動される軸との間に
配置されていて、伝動装置の伝達比を機関の走行特性、
つまり運転者の要求に適合させる。
【0069】巻掛け手段1は主として2つの円錐形プー
リ対または円錐形プーリセットを動力経路またはトルク
経路内で結合させ、この場合、円錐形プーリの軸線に対
して巻掛け手段の回転半径を変化させることにより、た
とえば制御またはコントロールによって伝達比変化を実
現することができる。一方の円錐形プーリ対は少なくと
も1つの伝動装置入力軸に結合可能である。この伝動装
置入力軸は駆動ユニット、たとえば内燃機関の出力軸に
結合可能である。他方の円錐形プーリ対は少なくとも1
つの伝動装置出力軸に結合可能である。
【0070】巻掛け手段1は主として押圧片2,2a,
2bを有しており、これらの押圧片はそれぞれ対になっ
て配置されていると有利である。これらの押圧片2,2
a,2bは巻掛け手段1の走行方向に対して直角に、た
とえば直交する方向に配置されており、この場合、巻掛
け手段1の走行方向は矢印10で示されている。巻掛け
手段1の走行方向は主として両円錐形プーリ対の間の結
合方向を表していて、一般に巻掛け手段1の長手方向と
合致している。
【0071】押圧片2,2a,2bは結合リンクプレー
ト3a,3b,3c,3dに設けられた開口4に係合し
ており、この場合、結合リンクプレートの配置および順
序は2層複合リンクプレート構造(Zwei−Lasc
hen−Verband)または3層複合リンクプレー
ト構造(Drei−Laschen−Verband)
に対応するように選択されている。2層複合リンクプレ
ート構造および3層複合リンクプレート構造の構成は、
ドイツ連邦共和国特許第3027834号明細書、ドイ
ツ連邦共和国特許第3324318号明細書およびドイ
ツ連邦共和国特許第3826809号明細書に開示され
ている。
【0072】前記開口4は、それぞれ2つの押圧片が1
つの開口に係合するように形成されているか、またはそ
れぞれ4つの押圧片が1つの拡大された開口に係合する
ように形成されていてよい。それぞれ2つの押圧片が1
つの開口4に係合する実施例の場合には、結合リンクプ
レートに2つの開口が設けられている。これにより、合
計4つの押圧片が結合リンクプレートの開口を通じて係
合する。4つの押圧片が、1つの拡大された開口を通じ
て結合リンクプレートに係合するような実施例では、結
合リンクプレート1つ当たり単に1つの開口4しか設け
られていない。この場合、この開口4は、2つの開口を
結合することによって、1つに結合された大きな開口が
形成される。この大きな開口は、2つの個別の開口の間
に存在するウェブを取り除くことによって形成され得
る。
【0073】しかし、リンクプレートチェーンのリンク
プレートの重量低減または強度最適化、たとえば応力最
適化のためには、両実施例の場合に結合リンクプレート
にさらに付加的な開口が設けられていてよい。
【0074】押圧片2,2a,2bはその端面5で、円
錐形プーリ対104,105の有効側面と作用接触、た
とえば摩擦接触していて、巻掛け手段を介して一方の円
錐形プーリ対から他方の円錐形プーリ対へトルクまたは
動力を伝達する。端面5は円錐形プーリ対の側面と巻掛
け手段、たとえばリンクプレートチェーンとの間の摩擦
力を伝達する。さらに押圧片2,2a,2bは結合リン
クプレート3a,3b,3c,3dに対して引張力を伝
達する。押圧片2,2a,2bはその少なくとも一方の
端範囲で、位置固定エレメント6を用いて、結合リンク
プレート3a,3b,3c,3dからの脱落を防止され
ている。この位置固定エレメントは少なくとも個々のリ
ンクプレートの傾動を防止するためにも働く。
【0075】図2には巻掛け手段1の断面図が示されて
おり、1つの押圧片2aと複数の結合リンクプレート3
a,3b,3cとが認められる。押圧片2aは結合リン
クプレートに設けられた開口または切欠きに係合してい
る。結合リンクプレート3a,3b,3cは交互に相並
んで位置しているか、互いに接触している。押圧片2a
は少なくとも1つの位置固定エレメント6によって脱落
を防止されている。位置固定エレメント6は、たとえば
ドイツ連邦共和国特許第4415838号明細書または
ドイツ連邦共和国特許第3526062号明細書に基づ
き公知であるような溶接点により形成されていてよい。
【0076】図3(a)および(b)には、巻掛け手段
1のジョイント7が示されている。このジョイント7は
結合リンクプレート3a,3bと押圧片2a,2bとに
よって形成される。図3(a)に示した状態では、巻掛
け手段1がジョイント7でほぼ真っ直ぐに伸ばされてお
り、図3(b)に示した状態では巻掛け手段1がジョイ
ント7で折り曲げられているか、または屈曲されてい
る。ジョイント7は両押圧片2a,2bと、結合リンク
プレート3a,3bとによって形成される。両押圧片2
a,2bは接触範囲8を有しており、この接触範囲8で
は、各1つのジョイントを形成する押圧片が互いに接触
していて、かつ互いに支持されている。接触範囲8で
は、チェーンまたは巻掛け手段1がジョイントで折り曲
げられると、押圧片が互いに転動するか、または互いの
傍らを滑動する。図3(a)に示した状態では、押圧片
が接触範囲8の内側の範囲で互いに接触しており、図3
(b)に示した状態では押圧片が接触範囲8の外側の範
囲で互いに接触している。
【0077】押圧片はさらに接触範囲9を有しており、
この接触範囲9では、図3(a)、図3(b)および図
4に示したように、押圧片が結合リンクプレート3a,
3bに作用結合する。押圧片を結合リンクプレート3
a,3bに接触させるための接触範囲9は多数の部分範
囲9a,9bから成っていてよく、この場合、接触範囲
9の個々の部分範囲9a,9bは、接触範囲ではない少
なくとも1つの非接触範囲11によって互いに分離され
ていてよい。この非接触範囲11は接触範囲9に対して
引き込まれているので、この非接触範囲11は結合リン
クプレートには接触しない(ドイツ連邦共和国特許第3
027834号明細書参照)。
【0078】図4には、押圧片を開口20、たとえば切
欠きの範囲で断面した横断面図が示されている。この少
なくとも1つの開口または切欠きは、引き込まれた非接
触範囲11の範囲に延びており、かつ/または接触範囲
9にも接しているか、または接触範囲9をも含んでいて
よい。開口20は押圧片2a全体を通じて形成されてい
る。また、切欠き20の深さが押圧片の延在長さの一部
にわってしか延びていない場合でも有利である。切欠き
20の延びは、たとえば破線21にまで形成されていて
よい。切欠き20の深さは押圧片の延在長さの10%よ
りも大きく形成されていると有利である。また、100
%よりも少ない共通の深さを有する切欠きを両側に配置
することもできる。切欠き20は巻掛け手段1の走行方
向10または巻掛け手段1の長手方向に延びている。開
口または切欠き20は押圧片の端範囲30に設けられて
いると有利である。この場合、この開口または切欠き2
0は、走行方向に対して直交する方向で見た端範囲30
に設けられているが、ただし端面5には設けられていな
い。このことは本発明による利点を有している。すなわ
ち、これによって摩擦力伝達のためのこの端面が減じら
れず、それにもかかわらず、伝動装置の運転時に押圧片
が円錐形プーリの走行面へ当接する際には望ましい軸方
向での柔軟性が得られる。したがって、この開口または
切欠きは端面5から間隔を置いて配置されている。
【0079】図5の(a)、(b)、(c)、(d)お
よび(e)には、押圧片の種々の変化実施例が示されて
いる。この場合、図5(a)には、押圧片2aの端範囲
22に設けられた円形の切欠き20を備えた押圧片が図
示されている。図5(a)に示した円形の切欠き20
は、たとえば穿孔または打抜きにより加工成形されてい
てよい。また、2つよりも多い切欠きを加工成形するこ
ともできる。また、単に1つの切欠きしか加工成形され
ていなくてもよい。開口または切欠きの横断面は巻掛け
手段1の走行方向に対してほぼ直角な平面に位置してい
る。さらに図5(a)には、巻掛け手段1の走行方向に
対して直角に向けられた切欠き23が図示されている。
この切欠きは太い破線で図示されている。
【0080】図5(b)には、押圧片2aの端範囲22
に設けられたほぼ四角形、たとえば方形または正方形の
切欠き20を備えた押圧片が図示されている。図5
(a)に示した切欠き20も多角形に形成されていてよ
い。さらに、この切欠き20は、たとえば打抜きまたは
穿孔により加工成形されている。図5(c)には、押圧
片2aの端範囲22に設けられたほぼ三角形の切欠き2
0を備えた押圧片が図示されている。
【0081】図5(d)には、押圧片2aの端範囲22
に設けられたほぼ楕円形の切欠き20を備えた押圧片が
図示されている。
【0082】図5(e)には、押圧片2aの端範囲22
に設けられたほぼ円形の2つの切欠き20を備えた押圧
片が図示されている。ただし、両切欠き20の直径は互
いに異なる大きさを有している。
【0083】図5(f)には、押圧片2aの端範囲22
に設けられたほぼ円形の多数の切欠き20を備えた押圧
片2aの一部、たとえば端範囲22が図示されている。
これらの切欠き20の直径は互いに異なる大きさを有し
ている。
【0084】図5(g)には、押圧片2aの端範囲22
に設けられた多数の切欠き20a,20bを備えた押圧
片2aの一部、たとえば端範囲22が図示されている。
切欠き20aはほぼ閉じられた縁範囲を有しており、こ
の縁範囲は押圧片の材料によってほぼ完全に取り囲まれ
ている。切欠き20aの形状またはジオメトリは、ほぼ
不規則的な屈曲した形状として形成されている。切欠き
20bはほぼ開いた縁範囲を有しており、この縁範囲は
押圧片の材料によって部分的にしか取り囲まれていな
い。この切欠き20bは、たとえば溝または型打ち加工
部によって押圧片の端範囲に加工成形されていてよい。
この切欠き20bは、リンクプレート25がこの切欠き
または開口の範囲に接触せず、しかも切欠き20bに係
合しないように配置されていてよい。切欠き20bは、
リンクプレートの配置形式に関連して押圧片に加工成形
されていてよい。図5(g)には2つの切欠き20bが
示されており、一方の切欠き20bは半径方向外側の縁
範囲に加工成形されており、他方の切欠き20bは半径
方向内側の縁範囲に加工成形されている。
【0085】前記切欠きまたは開口は押圧片またはピン
の硬化前または硬化後に加工成形されていてよい。前記
切欠きは、押圧片に対して付加的に結合リンクプレート
と結合されているピンに加工成形されていてよく、この
ピンが円錐形プーリ対と作用結合する。ただし、このピ
ンは結合リンクプレートと共に巻掛け手段のジョイント
を形成するものではない。
【0086】押圧片の少なくとも一方の端範囲に設けら
れた切欠きにより、押圧片はこの存在しない質量に基づ
き一層フレキシブルでかつ軽量となり、押圧片の端面が
円錐形プーリ面に衝突する際の衝撃は減衰され得るの
で、衝突の衝撃または硬さは減じられる。これにより、
巻掛け手段の音響特性を著しく改善することができ、チ
ェーンは一層静かに走行するようになる。
【0087】上で述べたような形式の巻掛け手段、たと
えばリンクプレートチェーンにおいては、端範囲で押圧
片に設けられた開口または切欠きがチェーンの走行方向
で押圧片を貫いて延びていて、かつ押圧片の側方の端面
5を貫通しないか、または押圧片の側方の端面5に接触
しないように形成されていると特に有利である。したが
って、前記開口または切欠きは押圧片の少なくとも一方
の端範囲に加工成形されているが、ただし端面には加工
成形されていない。
【0088】図6には、無段調節可能な円錐形プーリ式
巻掛け伝動装置を備えた伝動装置が概略的に図示されて
いる。駆動機関100はその機関出力軸によってダンパ
101の入力部分101aを駆動する。この場合、入力
部分101aと出力部分101bとの間のトルク経路に
は蓄力器102と、場合によっては摩擦減衰装置とが設
けられている。ダンパ101にはトルク経路内でトルク
フィーラ103が後置されている。このトルクフィーラ
103は、たとえば単段式または多段式のトルクフィー
ラとして形成されている。
【0089】トルクフィーラの機能形式は、たとえばド
イツ連邦共和国特許出願公開第4234294号明細書
に記載されている。
【0090】このトルクフィーラには、圧力室120
a,121aを備えた第1の円錐形プーリ対104が配
置されている。圧力室120a,121aは複式ピスト
ン原理により配置されており、この場合、伝動装置の伝
達比を制御するためのピストンと、巻掛け手段1の押圧
力を制御するためのピストンとが制御される。複式ピス
トン原理の機能形式、つまり押圧力の制御および伝達比
調節のための2つのピストンの機能形式は、たとえばド
イツ連邦共和国特許出願公開第4201692号明細書
およびドイツ連邦共和国特許出願公開第4134658
号明細書に記載されている。
【0091】巻掛け手段1は第1の円錐形プーリ対10
4から第2の円錐形プーリ対105へ制御トルクを伝達
する。第2の円錐形プーリ対105は複式ピストン12
0b,121bによって制御可能である。巻掛け手段1
はエンドレスに形成されている。
【0092】第2の円錐形プーリ対105には、回転方
向逆転のための装置および始動エレメントが後置されて
いてよい。これらの構成部分はブロック106で概略的
に図示されている。さらに、リバースクラッチのような
回転方向逆転のための装置および/または始動クラッチ
またはトルクコンバータのような始動エレメントが、第
1の円錐形プーリ対104の手前にも配置されていてよ
い。
【0093】トルク伝達経路には最後に、ディファレン
シャル107と駆動軸108とが図示されている。
【0094】相応して、押圧片の端面または円錐形プー
リと作用結合または摩擦結合してかつトルク伝達を可能
にするピンの端面が、粒子噴流でブラスト処理されてい
ると有利である。少なくとも押圧片の端面またはピンの
端面がショットピーニングされてると有利である。
【0095】図7には、特に自動車に用いられる巻掛け
伝動装置、たとえば円錐形プーリ式巻掛け伝動装置のよ
うな無段調節可能な伝動装置のための巻掛け手段21
0、たとえばリンクプレートチェーンが示されている。
この伝動装置は有利には自動車のパワートレーン内で駆
動ユニット、たとえば機関と、駆動される軸との間に配
置されていて、伝動装置の伝達比を機関の走行特性もし
くは運転者の要求に適合させる。
【0096】巻掛け手段201は動力伝達経路またはト
ルク伝達経路に設けられた2つの円錐形プーリ対または
2つの円錐形プーリセットを互いに結合させ、この場
合、円錐形プーリの軸に対する巻掛け手段の回転半径を
変化させることにより、伝達比の変化をたとえば制御ま
たはコントロールにより実現することができる。
【0097】巻掛け手段201は主として押圧片20
2,202a,202bを有しており、これらの押圧片
は対になって配置されていると有利である。押圧片20
2,202a,202bは巻掛け手段201の走行方向
に対して直角または直交する方向で配置されており、こ
の場合、巻掛け手段201の走行方向は矢印210によ
り示されている。巻掛け手段201の走行方向はほぼ両
円錐形プーリ対の間の結合方向を表していて、巻掛け手
段201の長手方向と合致していてよい。
【0098】押圧片202,202a,202bはリン
クプレート203a,203b,203cに設けられた
開口204に係合しており、この場合、リンクプレート
203a,203b,203cの配置および順序は、3
層複合リンクプレート構造に対応して選択されている。
すなわち、リンクプレート長さまたはリンクプレートタ
イプとは無関係に3層目毎にリンクプレートが反復して
いる。この実施例では、3層複合リンクプレート構造が
示されており、この3層複合リンクプレート構造におい
ては、少なくとも個別のリンクプレートが二重リンクプ
レート205,205によって形成されていてよい。こ
のような補強されたリンクプレートまたは二重配置され
たリンクプレートは、リンクプレートと押圧片との間の
圧力分配を改善する目的で少なくとも部分的に配置され
ている。
【0099】本発明の別の有利な実施例では、リンクプ
レートが2層複合リンクプレート構造で配置されてい
る。また、リンクプレートを別のN層複合リンクプレー
ト構造で配置することも同じく有利である。この場合、
Nは層の数または列の数を表し、この層数または列数に
従ってリンクプレートの配置が反復する。このことは特
にN>3についても云える。
【0100】2層複合リンクプレート構造および3層複
合リンクプレート構造の構成は、ドイツ連邦共和国特許
第3027834号明細書、ドイツ連邦共和国特許第3
324318号明細書およびドイツ連邦共和国特許第3
826809号明細書に開示されている。
【0101】開口204は、それぞれ2つの押圧片20
2a,202bが1つの開口に係合するように形成され
ているか、または4つの押圧片2a,2bが1つの開口
に係合するように形成されていてよい。2つの押圧片が
1つの開口204に係合する変化実施例では、リンクプ
レートに2つの開口が設けられているので、合計4つの
押圧片が1つのリンクプレートの2つの開口に係合す
る。4つの押圧片が1つのリンクプレートの1つの開口
に係合する変化実施例では、リンクプレート1つ当たり
1つの開口204しか設けられていない。この場合、こ
の開口は、2つの開口の結合により、1つの大きな結合
された開口が生じるように形成されていてよい。しか
し、たとえばリンクプレートチェーンのリンクプレート
の重量低減および/または強度最適化のためには、両変
化実施例においてさらに付加的な開口がリンクプレート
に設けられていてもよい。このことは、たとえば図13
および図14に示されている。
【0102】押圧片202,202a,202bはその
端面206で、円錐形プーリ対104,105の有効側
面に、たとえば摩擦接触により作用接触して、巻掛け手
段201を介して一方の円錐形プーリ対104から他方
の円錐形プーリ対105へトルクまたは動力を伝達す
る。端面206は円錐形プーリ対104,105の側面
と、巻掛け手段201、たとえばチェーンとの間の摩擦
力を伝達する。さらに、押圧片202,202a,20
2bはリンクプレート203a,203b,203cへ
引張力を伝達する。押圧片202,202a,202b
は少なくともその一方の端範囲で、位置固定エレメント
207によってリンクプレート203a,203b,2
03cからの脱落を防止されている。この位置固定エレ
メント207は公知の溶接方法によって溶接点により形
成されていてよい。また、据込み成形等による材料変形
加工部を位置固定エレメント207として使用すること
もできる。
【0103】位置固定エレメント207は押圧片202
a,202bの半径方向外側に位置する範囲208aお
よび/または半径方向内側に位置する範囲208bに配
置されていてよい。この実施例では、各押圧片202
a,202bに半径方向外側の両側で位置固定エレメン
ト207が設けられている。半径方向内側の範囲では、
リンクプレート203aと作用接触または摩擦接触して
いる押圧片202a,202bにしか位置固定エレメン
トが設けられていない。
【0104】図8には、図7に示した巻掛け手段を矢印
Aの方向から見た側面図が示されている。リンクプレー
ト203a,203b,203cは3層複合リンクプレ
ート構造における配置に対応して互い違いになってお
り、この場合、リンクプレート長さまたはリンクプレー
トタイプは考慮されていない。リンクプレートは開口2
04を有しており、この開口204には押圧片202
a,202bが貫通している。この場合、押圧片は少な
くともその外面の部分範囲で開口の縁範囲の部分範囲と
作用接触し、これにより動力、特に引張力が伝達され
る。リンクプレートは、押圧片に設けられた位置固定エ
レメント207によって紛失防止されていて、かつ/ま
たは外側のリンクプレートの傾動または外方旋回をでき
るだけ防止されている。
【0105】リンクプレート、特に全てのリンクプレー
トは、延長部209を有している。この延長部209
は、走行方向210で見てリンクプレートの端範囲21
1に設けられているか、または形成されている。この延
長部209は、相並んで位置するリンクプレート203
a,203bまたはリンクプレート203b,203c
および/またはリンクプレート203c,203aが少
なくともこの延長部の範囲で互いに接触し、これによっ
てこの延長部および/または前記リンクプレートの端範
囲が、次の後続のリンクプレートの間へ係合して、走行
方向に対して直交する方向で互いに支持し合うようにす
るために働くと有利である。
【0106】たとえば延長部212を備えたリンクプレ
ート213を例にして説明すると、リンクプレート21
3の延長部212はリンクプレート214,215の間
に係合しており、この場合、この延長部はリンクプレー
ト215と、リンクプレート214に設けられた延長部
との間に係合している。したがって、リンクプレート2
13,214,215は走行方向に対して直交する方向
で互いに支持し合っている。
【0107】全てのリンクプレートがこのような2つの
延長部209を有していると特に有利である。これによ
り部品種類を減少させることができる。n種類のリンク
プレート長さを有する種々のリンクプレートを使用する
場合、各2つの延長部を有するリンクプレートのこのよ
うな構成では、n種類のリンクプレートしか使用されな
い。
【0108】図7および図8に示した巻掛け手段201
は、3種類のリンクプレート長さL,L,Lを有
するリンクプレートの配置を用いて形成されている。種
々のリンクプレート長さを有するリンクプレートの順序
は、偶然原理またはランダム原理に基づき選択され、有
利には純推計学的または純統計学的であるので、有利に
はリンクプレートグループの配置の順序に反復性が生じ
ない。ただしこの場合、最も小さいリンクプレートグル
ープ、つまり2つのリンクプレートの並設列、たとえば
短いリンクプレート(k)および/または長いリンクプ
レート(l)の、k―k、k―lおよびl―lの原理に
基づく並設列は反復することができる。リンクプレート
グループのできるだけ回避したい反復性は、多数のリン
クプレート、特に2つよりも多いリンクプレートを有す
るリンクプレートグループに関するものである。
【0109】3種類のリンクプレート長さL,L
を有する実施例の場合のリンクプレート長さは、次
の関係式に基づき規定されていてよい: L=L+Δ L=L2+Δ=L+2*Δ または L=L+Δ=L+Δ=L+Δ=L+Δ+Δ ただし、Δ=Δ+Δ または L=L*F L=L*F=L*F または L=L*F =L*F=L*F=L*F*F ただし、F=F*F この場合、Δ、ΔおよびΔは加数であり、ファク
タF、FおよびFはファクタである。
【0110】Lが1.01〜1.49×Lの範囲に
あり、有利には1.05〜1.29×Lの範囲にある
ようにリンクプレート長さL,L,Lが設定され
ていると有利である。別の実施例では、Lが1.10
〜1.25×Lの範囲、有利には1.15〜1.24
×Lの範囲にあり、かつLが1.01〜1.99×
の範囲、有利には1.10〜1.70×Lである
と有利である。さらに別の実施例では、Lが1.25
〜1.50×Lの範囲、有利には1.32〜1.40
×Lの範囲であると有利である。
【0111】本発明のさらに別の実施例では、4種類の
互いに異なるリンクプレート長さまたは別の変化形では
4種類よりも多い互いに異なるリンクプレート長さが使
用されると有利である。また、本発明のさらに別の実施
例では、単に2種類のリンクプレート長さを有するリン
クプレートしか使用されないと有利である。
【0112】図9および図10には、さらに別の実施例
による巻取り手段201の一部が、ほぼ真っ直ぐに伸ば
された状態で示されている。図9は側面図を示してお
り、図10は平面図を示している。リンクプレート20
3a,203b,203cが少なくとも部分的に認めら
れる。この場合、リンクプレートは3層複合リンクプレ
ート構造で配置されている。押圧片202a,202b
は開口204に係合している。リンクプレート203
a,203b,203cは走行方向で見てその端範囲に
延長部、たとえば付設部を有しており、この延長部はこ
の場合、リンクプレートの半径方向内側の範囲に配置さ
れている。別の実施例では、リンクプレートに設けられ
た延長部がリンクプレートの半径方向外側の範囲にも配
置されているか、または半径方向で見てリンクプレート
の真ん中の範囲にも配置されていてよい。
【0113】リンクプレートの延長部は、互いに隣接し
たリンクプレート203a,203bおよび203b,
203cおよび203c,203aが少なくとも延長部
209の範囲で互いに接触するように形成され、かつ長
さ設定されている。図9および図10に図示したリンク
プレート203a,203bは各リンクプレートの一方
の端範囲では延長部209の側面の範囲でしか互いに接
触していない。この場合、各リンクプレートの他方の端
範囲は延長部の側面以外のリンクプレート側面でも互い
に接触している。同様のことは、互いに隣接したリンク
プレートの別のリンクプレート組合せにも云える。
【0114】図11には、中央の開口252に係合した
押圧片251を備えたリンクプレート250の概略図が
示されている。走行方向で見て端範囲250a,250
bには、少なくとも1つの延長部253,254,25
5または多数のこれらの延長部が設けられているか、ま
たは形成されている。1実施例では、全てのリンクプレ
ートが延長部の同じ配置を有していると有利である。ま
た別の実施例では、同じリンクプレート長さまたはリン
クプレートピッチを有するリンクプレートが少なくとも
1つの延長部の同じ構成または同じ配置を有していると
有利であり、この場合、互いに異なるリンクプレート長
さを有するリンクプレートが少なくとも1つの延長部の
互いに異なる配置を有していてもよい。
【0115】全てのリンクプレートが一方の端範囲にだ
け少なくとも1つの延長部を有していることも有利であ
る。さらに、互いに異なるピッチ間隔を有するリンクプ
レートの場合に、それぞれ同じタイプまたは同じ長さの
リンクプレートが少なくとも一方の端範囲に少なくとも
1つの延長部または多数の延長部を有していることも同
様に有利である。この延長部は半径方向内側の範囲に設
けられた延長部255として形成されていてよい。同様
にこれらの延長部は、リンクプレートの半径方向延在長
さまたはリンクプレートの半径方向の真ん中の範囲に設
けられた延長部254として形成されていてもよい。さ
らに、これらの延長部はリンクプレートの半径方向外側
の範囲に設けられた延長部253として形成されていて
もよい。本発明の種々の実施例において、少なくとも一
方の端範囲に1つよりも多い延長部が配置されている場
合には、上記延長部253,254,255のうちの少
なくとも1つを使用することができる。
【0116】図11には、リンクプレートに設けられた
曲線状の凹部も図示されており、この曲線状の凹部は半
径方向内側の範囲で内側の曲線状の凹部261として形
成され、かつ/または半径方向外側の範囲で半径方向外
側の曲線状の凹部260として形成されている。この曲
線状の凹部は特に、リンクプレートの外輪郭262が曲
線状の凹部260,261の範囲において、その他の範
囲263に比べて引き込まれることによりすぐれてい
る。これにより、リンクプレートの質量減少および/ま
たは応力最適化が得られ、ひいては巻掛け手段全体の質
量減少および/または応力最適化が得られる。
【0117】リンクプレート250は半径方向内側のウ
ェブ270と、半径方向外側のウェブ271とを有して
いる。中央の開口252は付加的なウェブ272によっ
て互いに分離された2つの開口に分割されていてよい。
延長部は丸く面取りされた端範囲を有する垂れひだ状ま
たは舌片状に形成されていると有利である。また、延長
部が角張った角隅を有する輪郭、たとえば三角形または
多角形の輪郭を有していても有利である。
【0118】リンクプレートは薄板から打抜き成形法に
より製造されると有利である。
【0119】図12には巻掛け手段1の断面図が示され
ている。図12には押圧片202aおよびリンクプレー
ト203a,203b,203cが認められる。押圧片
202aはリンクプレートに設けられた開口または切欠
きに係合している。リンクプレート203a,203
b,203cは交互に相並んで配置されているか、また
は互いに接触している。押圧片202aは少なくとも1
つの位置固定エレメント207によって脱落防止されて
いる。この位置固定エレメントは紛失防止装置としても
役立つ。位置固定エレメント207は、たとえばドイツ
連邦共和国特許第4415838号明細書またはドイツ
連邦共和国特許第3526062号明細書に基づき公知
であるように、溶接点によって形成されていてよい。
【0120】図6には、無段調節可能な円錐形プーリ式
巻掛け伝動装置を有する伝動装置が概略的に示されてい
る。駆動機関100はその機関出力軸でダンパ101の
入力部分101aを駆動し、この場合、入力部分101
aと出力部分101bとの間のトルク伝達経路には、蓄
力器102および場合によっては摩擦減衰装置が設けら
れている。ダンパ101にはトルク伝達経路内でトルク
フィーラ103が後置されている。トルクフィーラ10
3は、たとえば単段式または多段式のトルクフィーラと
して形成されている。
【0121】トルクフィーラの機能形式は、ドイツ連邦
共和国特許出願公開第4234294号明細書に記載さ
れている。
【0122】トルクフィーラには圧力室120a,12
1aを備えた第1の円錐形プーリ対104が後置されて
いる。圧力室120a,121aは複式ピストン原理に
基づき配置されており、この場合、伝動装置の伝達比を
制御するためのピストンと、巻掛け手段1の押圧力を制
御するためのピストンとが制御される。複式ピストン原
理の機能形式、つまり押圧力の制御および伝達比の調節
のための2つのピストンの機能形式は、たとえばドイツ
連邦共和国特許出願公開第4201692号明細書およ
びドイツ連邦共和国特許出願公開第4134658号明
細書に記載されている。
【0123】巻掛け手段1は、形成されたトルクを第1
の円錐形プーリ対104から第2の円錐形プーリ対10
5へ伝達する。この第2の円錐形プーリ対105は複式
ピストン120b,121bによって制御可能である。
巻掛け手段1はエンドレスに形成されている。
【0124】第2の円錐形プーリ対105には、回転方
向逆転のための装置および始動エレメントが後置されて
いてよい。これらの構成部分はブロック106で概略的
に図示されている。さらに、リバースクラッチのような
回転方向逆転のための装置および/または始動クラッチ
またはトルクコンバータのような始動エレメントが、第
1の円錐形プーリ対104の手前にも配置されていてよ
い。
【0125】トルク伝達経路には最後に、ディファレン
シャル107と駆動軸108とが図示されている。
【0126】相応して、円錐形プーリと作用結合または
摩擦結合しかつトルク伝達を可能にする押圧片またはピ
ンの端面が、粒子噴流でブラスト処理されていると有利
である。少なくとも押圧片の端面またはピンの端面がシ
ョットピーニングされてると有利である。
【0127】図13および図14にはリンクプレートチ
ェーンのような巻掛け手段の各1つのリンクプレート3
01が示されている。図13に示したリンクプレート3
01は2つの主開口302を有しており、両主開口30
2は中心のウェブ305によって互いに分離されてい
る。両主開口302には、別の図面において部分的に既
に図示したように押圧片が係合する。さらにリンクプレ
ート301は垂れひだのような延長部306を有してい
る。本発明のさらに別の思想によれば、リンクプレート
301が、たとえば重量低減または強度最適化のための
少なくとも1つの別の開口303,304を有してい
る。これらの開口は円形、楕円形、角隅を有する形状ま
たは三角形に形成されていてよい。ただし、角隅を有す
る形状または三角形の場合には、角隅が丸く面取りされ
ている。さらに、半径方向内側の範囲および/または半
径方向外側の範囲に少なくとも1つの開口が形成されて
いてよい。
【0128】図14に示したリンクプレート310はウ
ェブを有しない中央の開口を有しており、この開口に押
圧片が係合する。リンクプレートは延長部316と別の
開口315とを備えて形成されている。
【0129】本発明は、明細書中に記載した実施例に限
定されるものではない。それどころか、本発明の枠内で
さらに別の多数の変化形および改良形が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】巻掛け手段の一部を示す概略図である。
【図2】巻掛け手段の横断面図である。
【図3】巻掛け手段の一部を示す側面図であり、(a)
は巻掛け手段がほぼ真っ直ぐに伸ばされた状態を示し、
(b)は巻掛け手段が屈曲された状態を示す。
【図4】押圧片の断面図である。
【図5】押圧片の7つの変化実施例(a)、(b)、
(c)、(d)、(e)、(f)および(g)を示す断
面図である。
【図6】伝動装置の概略図である。
【図7】巻掛け手段の平面図である。
【図8】巻掛け手段の一部を示す側面図である。
【図9】別の実施例による巻掛け手段の一部を示す側面
図である。
【図10】巻掛け手段の平面図である。
【図11】別の実施例によるリンクプレートの概略図で
ある。
【図12】巻掛け手段の横断面図である。
【図13】別の実施例によるリンクプレートの概略図で
ある。
【図14】さらに別の実施例によるリンクプレートの概
略図である。
【符号の説明】
1 巻掛け手段、 2,2a,2b 押圧片、3a,3
b,3c 結合リンクプレート、 4 開口、 5 端
面、 6 位置固定エレメント、 7 ジョイント、
8,9 接触範囲、 9a,9b 部分範囲、 10
走行方向を示す矢印、 11 非接触範囲、 20,2
0a,20b 開口もしくは切欠き、21 破線、 2
2 端範囲、 23 切欠き、 25 リンクプレー
ト、 30 端範囲、 100 駆動機関、 101
ダンパ、 101a 入力部分、101b 出力部分、
102 蓄力器、 103 トルクフィーラ、 10
4,105 円錐形プーリ対、 106 ブロック、
107 ディファレンシャル、 108 駆動軸、 1
20a,121a 圧力室、 120b,121b 複
式ピストン、 201 巻掛け手段、 202,202
a,202b 押圧片、 203a,203b,203
c リンクプレート、 204 開口、205 二重リ
ンクプレート、 206 端面、 207 位置固定エ
レメント、 208a 半径方向外側に位置する範囲、
208b 半径方向内側に位置する範囲、 209
延長部、 210 走行方向を示す矢印、 211 端
範囲、 212 延長部、 213,214,215
リンクプレート、 250リンクプレート、 250
a,250b 端範囲、 251 押圧片、 252
中央の開口、 253,254,255 延長部、 2
60,261 曲線状の凹部、 262 外輪郭、 2
70 半径方向内側のウェブ、 271 半径方向外側
のウェブ、 272 付加的なウェブ、 301 リン
クプレート、302 主開口、 303,304 開
口、 305 中央のウェブ、 306 延長部、 3
10 リンクプレート、 315 開口、 316 延
長部

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特に自動車の無段調節可能な伝動装置に
    用いられる巻掛け手段であって、当該巻掛け手段が、ト
    ルク伝達経路内で伝動装置の第1の円錐形プーリ対と、
    第2の円錐形プーリ対との間に配置されており、当該巻
    掛け手段が、当該巻掛け手段の走行方向に対して直交す
    る方向に向けられた押圧片を有しており、該押圧片が、
    走行方向に対して平行に配置された結合リンクプレート
    に設けられた開口に係合しており、該結合リンクプレー
    トが前記押圧片によって枢着式に配置されている形式の
    ものにおいて、少なくとも1つの押圧片が、切欠きのよ
    うな少なくとも1つの開口を有していることを特徴とす
    る巻掛け手段。
  2. 【請求項2】 切欠きのような少なくとも1つの開口
    が、少なくとも1つの押圧片の、当該巻掛け手段の走行
    方向に対して直交する方向で見た一方の端範囲に設けら
    れている、請求項1記載の巻掛け手段。
  3. 【請求項3】 切欠きのような少なくとも2つの開口
    が、少なくとも1つの押圧片の、当該巻掛け手段の走行
    方向に対して直交する方向で見た両端範囲に設けられて
    いる、請求項1記載の巻掛け手段。
  4. 【請求項4】 切欠きのような少なくとも1つの開口の
    横断面が、当該巻掛け手段の走行方向に対してほぼ直角
    な平面に位置している、請求項1から3までのいずれか
    1項記載の巻掛け手段。
  5. 【請求項5】 切欠きのような少なくとも1つの開口の
    横断面が、当該巻掛け手段の走行方向に対してほぼ直角
    な平面に位置しており、前記開口が、走行方向で押圧片
    を貫いて延びている、請求項1から4までのいずれか1
    項記載の巻掛け手段。
  6. 【請求項6】 切欠きのような少なくとも1つの開口の
    横断面が、当該巻掛け手段の走行方向に対してほぼ平行
    な平面に位置しており、前記開口が、走行方向に対して
    直角な方向で押圧片を貫いて延びている、請求項1から
    5までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
  7. 【請求項7】 個々の押圧片に設けられた切欠きのよう
    な開口が、同じ横断面を有している、請求項1から6ま
    でのいずれか1項記載の巻掛け手段。
  8. 【請求項8】 個々の押圧片に設けられた切欠きのよう
    な開口が、少なくとも2種類の横断面を有しており、し
    かも1つの押圧片に設けられた個々の開口が同じ横断面
    を有している、請求項1から7までのいずれか1項記載
    の巻掛け手段。
  9. 【請求項9】 個々の押圧片に設けられた切欠きのよう
    な開口が、少なくとも2種類の横断面を有しており、し
    かも1つの押圧片に設けられた個々の開口が互いに異な
    る横断面を有している、請求項1から8までのいずれか
    1項記載の巻掛け手段。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つの押圧片に設けられた
    切欠きのような少なくとも1つの開口が、ほぼ円形、丸
    形、楕円形、三角形、四角形、正方形、多角形の横断面
    または不規則に成形された横断面を有している、請求項
    1から9までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
  11. 【請求項11】 押圧片が外周面に、互いに間隔を置い
    て配置された少なくとも2つの接触範囲を有しており、
    該接触範囲が、結合リンクプレートと接触するようにな
    っており、しかも互いに間隔を置いて配置された前記接
    触範囲の間に切欠きのような少なくとも1つの開口が配
    置されている、請求項1から10までのいずれか1項記
    載の巻掛け手段。
  12. 【請求項12】 押圧片が外周面に、互いに間隔を置い
    て配置された少なくとも2つの接触範囲を有しており、
    該接触範囲が、結合リンクプレートと接触するようにな
    っており、しかも前記接触範囲として設けられた面の外
    側に切欠きのような少なくとも1つの開口が配置されて
    いる、請求項1から11までのいずれか1項記載の巻掛
    け手段。
  13. 【請求項13】 特に自動車の無段調節可能な伝動装置
    に用いられる巻掛け手段であって、当該巻掛け手段が、
    トルク伝達経路内で伝動装置の第1の円錐形プーリ対
    と、第2の円錐形プーリ対との間に配置されており、当
    該巻掛け手段が、当該巻掛け手段の走行方向に対して直
    交する方向に向けられた押圧片を有しており、該押圧片
    が、走行方向に対して平行に配置された結合リンクプレ
    ートに設けられた開口に係合しており、該結合リンクプ
    レートが前記押圧片によって枢着式に配置されている形
    式のものにおいて、少なくとも1つの押圧片が、切欠き
    のような少なくとも1つの開口を有しており、押圧片の
    端面が、トルク伝達の目的で前記円錐形プーリ対と作用
    結合することを特徴とする巻掛け手段。
  14. 【請求項14】 特に自動車の無段調節可能な伝動装置
    に用いられる巻掛け手段であって、当該巻掛け手段が、
    トルク伝達経路内で伝動装置の第1の円錐形プーリ対
    と、第2の円錐形プーリ対との間に配置されており、当
    該巻掛け手段が、当該巻掛け手段の走行方向に対して直
    交する方向に向けられた押圧片を有しており、該押圧片
    が、走行方向に対して平行に配置された結合リンクプレ
    ートに設けられた開口に係合しており、該結合リンクプ
    レートが前記押圧片によって枢着式に配置されている形
    式のものにおいて、少なくとも1つの押圧片が、切欠き
    のような少なくとも1つの開口を有しており、付加的な
    ピンが結合リンクプレートおよび/または押圧片に結合
    されており、しかも前記ピンの端面が、トルク伝達の目
    的で前記円錐形プーリ対と作用結合することを特徴とす
    る巻掛け手段。
  15. 【請求項15】 少なくとも1つの開口が、ほぼ閉じら
    れた縁範囲を有しており、該縁範囲が押圧片によって形
    成されている、請求項1から14までのいずれか1項記
    載の巻掛け手段。
  16. 【請求項16】 少なくとも1つの開口が、開いた縁範
    囲を有しており、該縁範囲が、少なくとも部分的に押圧
    片によって形成されている、請求項1から15までのい
    ずれか1項記載の巻掛け手段。
  17. 【請求項17】 トルク伝達の目的で前記円錐形プーリ
    対と作用接触または摩擦接触する押圧片またはピンの端
    面が、たとえばショットピーニングによりブラスト処理
    されている、請求項1から16までのいずれか1項記載
    の巻掛け手段。
  18. 【請求項18】 トルク伝達経路に、特に請求項1から
    17までのいずれか1項記載の巻掛け手段を備えた、無
    段調節可能な伝動装置のような伝動装置。
  19. 【請求項19】 特に自動車の無段調節可能な伝動装置
    に用いられる巻掛け手段であって、当該巻掛け手段が、
    トルク伝達経路内で伝動装置の第1の円錐形プーリ対
    と、第2の円錐形プーリ対との間に配置されており、当
    該巻掛け手段が、当該巻掛け手段の走行方向に対して直
    交する方向に向けられた押圧片を有しており、該押圧片
    が、走行方向に対して平行に配置された結合リンクプレ
    ートに設けられた開口に係合しており、該結合リンクプ
    レートが前記押圧片によって枢着式に配置されているこ
    とを特徴とする巻掛け手段。
  20. 【請求項20】 特に自動車の無段調節可能な伝動装置
    に用いられる巻掛け手段であって、当該巻掛け手段が、
    トルク伝達経路内で伝動装置の第1の円錐形プーリ対
    と、第2の円錐形プーリ対との間に配置されており、当
    該巻掛け手段が、当該巻掛け手段の走行方向に対して直
    交する方向に向けられた押圧片を有しており、該押圧片
    が、走行方向に対して平行に配置された結合リンクプレ
    ートに設けられた開口に係合しており、該結合リンクプ
    レートが前記押圧片によって枢着式に配置されている形
    式のものにおいて、全てのリンクプレートが、走行方向
    で見てその少なくとも一方の端範囲に、少なくとも1つ
    の延長部を有していることを特徴とする巻掛け手段。
  21. 【請求項21】 全てのリンクプレートが、走行方向で
    見てその両端範囲のうちの一方の端範囲に、1つの延長
    部を有している、請求項19または20記載の巻掛け手
    段。
  22. 【請求項22】 全てのリンクプレートが、走行方向で
    見てその両端範囲のうちの一方の端範囲に、1つよりも
    多い延長部を有している、請求項19または20記載の
    巻掛け手段。
  23. 【請求項23】 全てのリンクプレートが、走行方向で
    見てその両端範囲に、少なくともそれぞれ1つの延長部
    を有している、請求項19または20記載の巻掛け手
    段。
  24. 【請求項24】 全てのリンクプレートが、走行方向で
    見てその両端範囲のうちの一方の端範囲に少なくとも2
    つの延長部を有していて、他方の端範囲に少なくとも1
    つの延長部を有している、請求項19または20記載の
    巻掛け手段。
  25. 【請求項25】 全てのリンクプレートが、走行方向で
    見てその両端範囲に少なくとも2つの延長部を有してい
    る、請求項19または20記載の巻掛け手段。
  26. 【請求項26】 特に自動車の無段調節可能な伝動装置
    に用いられる巻掛け手段であって、当該巻掛け手段が、
    トルク伝達経路内で伝動装置の第1の円錐形プーリ対
    と、第2の円錐形プーリ対との間に配置されており、当
    該巻掛け手段が、当該巻掛け手段の走行方向に対して直
    交する方向に向けられた押圧片を有しており、該押圧片
    が、走行方向に対して平行に配置された結合リンクプレ
    ートに設けられた開口に係合しており、該結合リンクプ
    レートが前記押圧片によって枢着式に配置されており、
    しかも互いに異なるピッチ間隔、たとえば互いに異なる
    リンクプレート長さを有する結合リンクプレートが使用
    されている形式のものにおいて、同じリンクプレート長
    さを有する全てのリンクプレートが、走行方向で見てそ
    の少なくとも一方の端範囲に、少なくとも1つの延長部
    を有していることを特徴とする巻掛け手段。
  27. 【請求項27】 同じリンクプレート長さを有する全て
    のリンクプレートが、走行方向で見てその両端範囲のう
    ちの一方の端範囲に1つの延長部を有している、請求項
    19または26記載の巻掛け手段。
  28. 【請求項28】 同じリンクプレート長さを有する全て
    のリンクプレートが、走行方向で見てその両端範囲のう
    ちの一方の端範囲に、1つよりも多い延長部を有してい
    る、請求項19または26記載の巻掛け手段。
  29. 【請求項29】 同じリンクプレート長さを有する全て
    のリンクプレートが、走行方向で見てその両端範囲に、
    少なくともそれぞれ1つの延長部を有している、請求項
    19または26記載の巻掛け手段。
  30. 【請求項30】 同じリンクプレート長さを有する全て
    のリンクプレートが、走行方向で見てその両端範囲のう
    ちの一方の端範囲に少なくとも2つの延長部を有してお
    り、他方の端範囲に少なくとも1つの延長部を有してい
    る、請求項19または26記載の巻掛け手段。
  31. 【請求項31】 同じリンクプレート長さを有する全て
    のリンクプレートが、走行方向で見てその両端範囲に、
    少なくとも2つの延長部を有している、請求項19また
    は26記載の巻掛け手段。
  32. 【請求項32】 少なくとも個々のリンクプレートが、
    その少なくとも一方の端範囲に少なくとも2つの延長部
    を有している、請求項19記載の巻掛け手段。
  33. 【請求項33】 少なくとも個々のリンクプレートが、
    走行方向で見てその両端範囲のうちの一方の端範囲に少
    なくとも2つの延長部を有しており、他方の端範囲に少
    なくとも1つの延長部を有している、請求項19記載の
    巻掛け手段。
  34. 【請求項34】 互いに異なるリンクプレート長さを有
    するリンクプレートが、端範囲における少なくとも1つ
    の延長部の互いに異なる配置を有している、請求項1か
    ら33までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
  35. 【請求項35】 互いに異なるリンクプレート長さを有
    するリンクプレートが、端範囲における少なくとも1つ
    の延長部の同じ配置を有している、請求項1から34ま
    でのいずれか1項記載の巻掛け手段。
  36. 【請求項36】 リンクプレートの端範囲に設けられた
    少なくとも1つの延長部が、走行方向に対して直角な方
    向、たとえば半径方向で見て、走行方向に対して直角な
    方向におけるリンクプレートの全長よりも小さく形成さ
    れた長さを有している、請求項1から35までのいずれ
    か1項記載の巻掛け手段。
  37. 【請求項37】 リンクプレートに設けられた前記延長
    部のうちの少なくとも1つが、リンクプレートのほぼ半
    径方向内側の範囲に配置されている、請求項1から36
    までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
  38. 【請求項38】 リンクプレートに設けられた前記延長
    部のうちの少なくとも1つが、リンクプレートのほぼ半
    径方向外側の範囲に配置されている、請求項1から37
    までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
  39. 【請求項39】 リンクプレートに設けられた前記延長
    部のうちの少なくとも1つが、半径方向で見てほぼ真ん
    中の範囲に配置されている、請求項1から38までのい
    ずれか1項記載の巻掛け手段。
  40. 【請求項40】 走行方向に対して直角な方向、たとえ
    ば軸方向で見て互いに隣接し合う、走行方向で続く次の
    またはその次の2つのリンクプレートが各運転位置で少
    なくとも前記延長部の範囲で少なくとも部分的に互いに
    オーバラップするか、または前記リンクプレートの側面
    が側方で前記延長部の範囲で互いに接触するように前記
    延長部の長さが設定されるように前記延長部が形成され
    ている、請求項1から39までのいずれか1項記載の巻
    掛け手段。
  41. 【請求項41】 走行方向に対して直角な方向、たとえ
    ば軸方向で見て互いに隣接し合う、走行方向で続く次の
    またはその次の2つのリンクプレートが少なくとも第1
    の運転位置で少なくとも前記延長部のうちの少なくとも
    1つの延長部の範囲で少なくとも部分的に互いにオーバ
    ラップするか、または前記リンクプレートの側面が側方
    で前記延長部の範囲で互いに接触し、かつ/または少な
    くとも1つの別の運転位置で少なくとも前記延長部のう
    ちの少なくとも1つの別の延長部の範囲で少なくとも部
    分的に互いにオーバラップするか、または前記リンクプ
    レートの側面が側方で前記延長部の範囲で互いに接触す
    るように前記延長部の長さが設定されるように前記延長
    部が形成されている、請求項1から40までのいずれか
    1項記載の巻掛け手段。
  42. 【請求項42】 リンクプレートが、半径方向内側のウ
    ェブと、半径方向外側のウェブと、半径方向で前記両ウ
    ェブの間に押圧片を収容するための少なくとも1つの開
    口とを有しており、前記延長部のうちの少なくとも1つ
    が、少なくとも1つの開口の半径方向内側で両端範囲に
    配置されている、請求項1から41までのいずれか1項
    記載の巻掛け手段。
  43. 【請求項43】 リンクプレートが、半径方向内側のウ
    ェブと、半径方向外側のウェブと、半径方向で前記両ウ
    ェブの間に押圧片を収容するための少なくとも1つの開
    口とを有しており、前記延長部のうちの少なくとも1つ
    が、少なくとも1つの開口の半径方向外側で両端範囲に
    配置されている、請求項1から42までのいずれか1項
    記載の巻掛け手段。
  44. 【請求項44】 リンクプレートが、半径方向内側のウ
    ェブと、半径方向外側のウェブと、半径方向で前記両ウ
    ェブの間に押圧片を収容するための少なくとも1つの開
    口とを有しており、前記延長部のうちの少なくとも1つ
    が、少なくとも1つの開口の半径方向の範囲で両端範囲
    に配置されている、請求項1から43までのいずれか1
    項記載の巻掛け手段。
  45. 【請求項45】 特に自動車の無段調節可能な伝動装置
    に用いられる巻掛け手段であって、当該巻掛け手段が、
    トルク伝達経路内で伝動装置の第1の円錐形プーリ対
    と、第2の円錐形プーリ対との間に配置されており、当
    該巻掛け手段が、当該巻掛け手段の走行方向に対して直
    交する方向に向けられた押圧片を有しており、該押圧片
    が、走行方向に対して平行に配置されたリンクプレート
    に設けられた開口に係合しており、該リンクプレートが
    前記押圧片によって枢着式に配置されている形式のもの
    において、当該巻掛け手段が、少なくとも2種類の互い
    に異なる長さまたはピッチ間隔Lを有するリンクプレ
    ートを有していることを特徴とする巻掛け手段。
  46. 【請求項46】 3種類以上の互いに異なる長さまたは
    ピッチ間隔Lを有するリンクプレートが、当該巻掛け
    手段の走行方向に沿って配置されている、請求項45記
    載の巻掛け手段。
  47. 【請求項47】 少なくとも2種類の互いに異なるピッ
    チ間隔を有するリンクプレートが、推計学的な順序のよ
    うな偶然原理もしくはランダム原理に基づき、当該巻掛
    け手段の走行方向に沿って配置されている、請求項1か
    ら46までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
  48. 【請求項48】 リンクプレートが、その半径方向外側
    の縁範囲および/または半径方向内側の縁範囲に少なく
    とも1つの曲線状の凹部を有している、請求項1から4
    7までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
  49. 【請求項49】 リンクプレートが、その半径方向外側
    の縁範囲および/または半径方向内側の縁範囲に、押圧
    片の収容範囲の間の外縁部の、引き込まれた部分を有し
    ている、請求項1から48までのいずれか1項記載の巻
    掛け手段。
  50. 【請求項50】 少なくとも1つのリンクプレートが、
    たとえば重量低減および/または強度増大のための少な
    くとも1つの別の開口を有している、請求項1から49
    までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
  51. 【請求項51】 少なくとも1つのリンクプレートが、
    その半径方向外側の縁範囲および/または半径方向内側
    の縁範囲に、たとえば重量低減および/または強度増大
    のための少なくとも1つの別の開口を有している、請求
    項1から50までのいずれか1項記載の巻掛け手段。
  52. 【請求項52】 無段調節可能な伝動装置のような伝動
    装置であって、第1の円錐形プーリ対と、第2の円錐形
    プーリ対と、両円錐形プーリ対の間に作用結合された巻
    掛け手段とが設けられている形式のものにおいて、特に
    請求項1から51までのいずれか1項記載の巻掛け手段
    が形成されていることを特徴とする伝動装置。
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