JP2011064125A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料噴射弁による遮音性能を向上することである。
【解決手段】燃料噴射弁100が直接シリンダヘッド8に接触しないよう、また適切な距離を保てるように燃料噴射弁100とシリンダヘッド8との間に音響減衰可能な部品9を配置している。その部品9は、燃料噴射弁100のノズル部6を覆うように構成されており、燃料噴射弁100に接触する部分とシリンダヘッドに接触する部分とが金属以外の材料で構成されており、リング形状をしている。このリングの高さにより、部品9が燃料噴射弁に接触する部分と部品9がシリンダヘッドに接触する部分との間の距離を変更可能であり、また当該リング部品9を3層以上で構成することにより、燃料噴射弁100の作動音の伝搬を段階的に減衰することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は内燃機関で使用される燃料噴射弁に関する。また、その噴霧形態が筒内に直接噴射する場合にあって、特に、有益な遮音結果となるように設計されている燃料噴射弁に関する。
皿状に形成された減衰エレメントにより音響伝搬を減少させる手法が、特表2008−516133号公報に開示されている。この減衰エレメントでは、剛性的な2つのリングを有し、両リングの間には弾性的な中間リングを配置することで良好な音響減衰作用を得ている。
特表2008−516133号公報
近年、低燃費および高出力を狙ったエンジンとして、筒内直接噴射式ガソリンエンジン(以下、筒内噴射エンジンと称する)が実用化されている。筒内噴射エンジンにおいても、エンジンの静音化の要求が高まって来ており、これに対応した燃料噴射弁の構造およびレイアウトなどが必要とされる。
従来技術においては、減衰エレメントの厚みが薄く燃料噴射弁とシリンダヘッドとの間の距離が小さいため、燃料噴射弁からシリンダヘッドへ伝搬する燃料噴射弁の作動音を十分に低減することが難しかった。
このため、エンジンの静音化のためには燃料噴射弁が直接シリンダヘッドに接触しないよう、また適切な距離を保てるように燃料噴射弁とシリンダヘッドとの間に音響減衰可能な部品を配置することが重要である。
本発明の目的は、燃料噴射弁による遮音性能を向上することにある。
燃料噴射弁による遮音性能を向上するために、本発明では燃料噴射弁が直接シリンダヘッドに接触しないよう、また適切な距離を保てるように燃料噴射弁とシリンダヘッドとの間に音響減衰可能な部品を配置している。その部品は燃料噴射弁とシリンダヘッドとの間に配置され、燃料噴射弁のノズル部を覆うように構成されており、燃料噴射弁に接触する部分とシリンダヘッドに接触する部分とが金属以外の材料で構成されたリング形状(筒状体)である。このリングの高さにより燃料噴射弁のボディ部分とシリンダヘッドとの間の距離が変更可能である。また当該リングを3層以上で構成することにより燃料噴射弁の作動音の伝搬を段階的に減衰することができる。
本発明によれば、燃料噴射弁による遮音性能を向上することができる。
本発明に係る燃料噴射弁の第一実施例の構造を示す外観図である。 本発明に係る燃料噴射弁の第一実施例のリングを拡大した断面図である。 本発明に係る燃料噴射弁の第二実施例のリングを拡大した断面図である。 第一実施例の燃料噴射弁を筒内噴射式内燃機関に搭載した例を示す模式図である。
以下、本発明に係る実施例を説明する。
図1は、本発明に係る燃料噴射弁100の第一の実施例を示す外観図である。
燃料噴射弁100の上部は燃料配管1の内部にOリング2,バックアップリング3が装着されており、燃料配管側から供給される燃料をシールする方式となっている。一方、燃料噴射弁100の下部はノズル部6の下方にチップシール7があり、燃焼室内で発生する燃焼ガスをシールする方式となっている。
燃料噴射弁100は主にコネクタモールド部4,ボディ部5,ノズル部6の3つの部材で構成されており、噴射パルスがオンの状態になるとコネクタモールド部4へ電流が流れボディ部5内部のコイルへ電流が流れることでボディ部5全体にコイルの周りを一巡する磁気回路が構成される。このときにボディ部5で発生する磁気吸引力が内部に設けられた弁体を弁座から引き離し、弁体のリフト量分だけ燃料を噴射することができる。
噴射パルスがオフの状態になると、ボディ部5内部のコイルに電流が流れなくなり、ボディ部5で発生する磁気吸引力が消失し、弁体がスプリング力によって閉弁状態に戻り、燃料の噴射が終わる。
燃料噴射弁100のボディ部5とノズル部6とはシリンダヘッド8の内部に納まるようレイアウトされており、またリング9(リング状部材又は筒状体ともいう)がボディ部5とシリンダヘッド8との間に配置されているため、燃料噴射弁100のノズル部6,ボディ部5で発生した振動または音はシリンダヘッド8への伝搬を低減或いは防止する構成となっている。
リング9は、ボディ部5に接触する部分とシリンダヘッド8に接触する部分とを例えば樹脂(プラスチック)で構成し、その間を金属(鋼)などで構成することにより、複数の材料(材質の異なる複数の部材)を組み合わせて構成されている。リング9を構成する複数の部材は各部品を圧入または一体成形することで組み立てられている。リング9はその一体となった形でノズル部6に圧入などによって組み込まれている。
本実施例では、リング9はその高さ方向に3層で構成されている。リング9は、例えば4層,5層のように、3層よりも多い層数で構成されても良い。
図2はリング9の縦断面図を示しており、メインリング9aが上下2個とその間に設けられたセンターリング9bの3部品で構成されている。リング9はボディ部5とシリンダヘッド8との間に配置されており、軸方向荷重がかかる場合があり、この場合、メインリング9aが燃料噴射弁100の軸偏芯を許容できる構造としている。さらに、ボディ部5とシリンダヘッド8との間の距離を変更したい場合にはリング9の高さ変更により任意に変更することも可能である。ボディ部5とシリンダヘッド8との間に配置された場合、燃料噴射弁100のノズル部6,ボディ部5で発生した振動または音がメインリング9a,センターリング9b,メインリング9aの順で伝搬され各リングへ伝搬されるごとに振動速度が減衰され、透過損失が大きくなることにより振動値は初期の約半分となることから音響出力を抑えることが可能となる。
本実施例では、リング9はその内周面が燃料噴射弁100の外周面100bに接触し、その端面が弁中心軸100aを横切るように(好ましくは直交するように)燃料噴射弁100に形成された面100cと接触している。また燃料噴射弁100がシリンダヘッド8に取り付けられた場合、リング9は燃料噴射弁と接触する端面とは反対側の端面がシリンダヘッド8に接触する。さらに具体的に説明すれば、メインリング9aの内周面が燃料噴射弁100のノズル部6の外周面100bと接触し、メインリング9aの端面がボディ部5の下端面100cと接触している。
図3は、本発明のリングに係る第二の実施例の縦断面図である。実施例1と同様に、リング9は、ボディ部5に接触する部分とシリンダヘッド8に接触する部分とをそれぞれ例えば樹脂(プラスチック)、その間を金属(鋼)などで構成することにより、複数の材料(材質の異なる複数の部材)を組み合わせて構成されている。また、本実施例では、樹脂と金属が隣り合う順とし各部品を圧入または一体成形することでリング9が組み立てられ、その一体となった形でリング9をノズル部6に圧入などによって組み込む構成としている。
第1リング9cが上下2個とその間に第2リング9dが上下2個、第2リング9dの間に第3リング9eの5部品で構成されている。すなわちリング9は、ノズル部6に接触する側から、第1リング9c,第2リング9d,第3リング9e,第2リング9d,第1リング9cの順に積層されて筒状体を形成している。2つの第1リング9cは、一方がボディ部5と接触し、他方がシリンダヘッド8に接触しており、例えば樹脂(プラスチック)で構成している。第2リング9dは金属(鋼)で構成し、第3リング9eは樹脂(プラスチック)で構成している。リング9は第1実施例と同様にボディ部5とシリンダヘッド8との間に配置されており、軸方向荷重がかかる場合があり、この場合、第1リング9cまたは第3リング9eが燃料噴射弁の軸偏芯を許容できる構造とした。
次に、燃料噴射弁100が筒内噴射式内燃機関101に取り付けられる例を説明する。この例では、リング9として実施例1又は実施例2のいずれのものを用いても良い。図4は燃料噴射弁100が筒内噴射式内燃機関101に取り付けられる例を示しており、102は燃焼室、103はピストン、104はピストンに形成されるピストンキャビティ、105はシリンダ、106はシリンダヘッド、107は吸気ポート108を開閉する吸気弁装置、109は排気弁装置、110は点火プラグである。また、111は吸気ポート108を分離する中央隔壁を有し上流側において連通する吸気通路である。
1 燃料配管
2 Oリング
3 バックアップリング
4 コネクタモールド部
5 ボディ部
6 ノズル部
7 チップシール
8,106 シリンダヘッド
9 リング
9a メインリング
9b センターリング
9c 第1リング
9d 第2リング
9e 第3リング
100 燃料噴射弁
101 筒内噴射式内燃機関
102 燃焼室
103 ピストン
104 ピストンキャビティ
105 シリンダ
107 吸気弁装置
108 吸気ポート
109 排気弁装置
110 点火プラグ
111 吸気通路

Claims (5)

  1. 燃料噴射弁とシリンダヘッドとの間に配置され、燃料噴射弁のノズル部を覆うように構成されており、燃料噴射弁に接触する部分とシリンダヘッドに接触する部分とを金属以外の材料で構成したリング状部材を備え、燃料噴射弁のボディ部分がシリンダヘッドに直接、接触しないようにしたことを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 請求項1に記載の燃料噴射弁において、前記リング状部材の高さにより、前記リング状部材が接触する燃料噴射弁の部分と前記リング状部材が接触するシリンダヘッドの部分との間の距離を変更できることを特徴とする燃料噴射弁。
  3. 請求項1に記載の燃料噴射弁において、前記リング状部材は高さ方向に3層以上で構成されており、燃料噴射弁に接触する部分とシリンダヘッドに接触する部分との間の中間層を金属としたことを特徴とする燃料噴射弁。
  4. 請求項1に記載の燃料噴射弁において、前記リング状部材は高さ方向に3層以上で構成されており、燃料噴射弁に接触する部分とシリンダヘッドに接触する部分との間の中間層を金属としており、その配置が金属以外のリングと金属リングとが隣り合わせになるように配置されたことを特徴とする燃料噴射弁。
  5. 請求項1に記載の燃料噴射弁において、前記リング状部材は高さ方向に3層以上で構成されており、それが一体となって燃料噴射弁のノズル部へ圧入されることで固定されたことを特徴とする燃料噴射弁。
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