JP2014098373A - 燃料噴射弁 - Google Patents

燃料噴射弁 Download PDF

Info

Publication number
JP2014098373A
JP2014098373A JP2012251766A JP2012251766A JP2014098373A JP 2014098373 A JP2014098373 A JP 2014098373A JP 2012251766 A JP2012251766 A JP 2012251766A JP 2012251766 A JP2012251766 A JP 2012251766A JP 2014098373 A JP2014098373 A JP 2014098373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel injection
injection valve
vibration damping
vibration
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012251766A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Mifuji
政徳 三冨士
Toru Ishikawa
亨 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2012251766A priority Critical patent/JP2014098373A/ja
Publication of JP2014098373A publication Critical patent/JP2014098373A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】燃料噴射弁による遮音性能を向上することである。
【解決手段】燃料噴射弁による遮音性能を向上するために、本発明では固定鉄心の衝突部に振動減衰部材を装着し、可動鉄心が固定鉄心に衝突するときに発生する振動または打音を燃料噴射弁の上流側へ伝搬することを低減する。また、着座部材の着座部付近に振動減衰部材を装着し、弁体が着座するときに発生する振動または打音を低減する。さらに固定鉄心に伝搬される振動または打音がシリンダヘッドへ伝搬することを低減するためにシリンダヘッドと接触するハウジングの一部分に振動減衰部材を装着する。前記により燃料噴射弁の開、閉弁動作で発生する振動または打音を低減し、さらに外部への振動伝搬を防止することが可能である。
【選択図】 図1

Description

本発明は内燃機関で使用される燃料噴射弁に関し、その噴霧形態が筒内に直接噴射する場合にあって、特に、有益な遮音結果となるように設計されている燃料噴射弁に関する。
弁体であるアーマチュアが多孔質金属材料からなり、弁部材の着座時の打音を低減できるようにした燃料噴射弁が、特開2009−13917号公報に開示されている。アーマチュアが多孔質金属材料を用いて構成されることにより、アーマチュアの剛性が低下し、受ける振動を減衰しやすくすることで弁部材が着座する際の打音を低減させることができる。また、燃料噴射弁のボディ部が直接シリンダヘッドに接触しないよう、また、適切な距離を保てるよう燃料噴射弁とシリンダヘッドとの間に音響減衰可能な部品を配置し、燃料噴射弁の外部で作動音の減衰をはかる燃料噴射弁が特開2011−64125号公報に開示されている。
特開2009−13917号公報 特開2011−64125号公報
近年、低燃費および高出力を狙ったエンジンとして、筒内直接噴射式ガソリンエンジン(以下、筒内噴射エンジンと称する)が実用化されている。筒内噴射エンジンにおいても、ダウンサイジング化が進み、且つエンジンの静音化の要求も高まって来ている。これに対応して燃料噴射弁の構造および取り付け性について改善が必要である。
従来技術においては、アーマチュアが多孔質金属材料を用いて構成されることにより、アーマチュアの剛性が低下し、受ける振動を減衰しやすくすることで弁部材が着座する際の打音を低減させることができた。これは燃料噴射弁内部での振動、打音を低減するものであるがアーマチュが磁気吸引部材に衝突したとき、衝突側部品への振動、打音は伝搬する。また、高燃圧化が進み、空孔を有する部材で構成されるアーマチャは強度的に持たなくなってきている。また、エンジンが小型化しているため、燃料噴射弁とシリンダヘッド間の隙間も縮小され、音響減衰部品の装着スペースを確保することが難しくなり、燃料噴射弁本体で対策することが求められている。
先端に燃料を噴出する噴孔を有したオリフィスカップが設けられたノズルと、前記ノズルの内周部に圧入され、この内周部と嵌合部を形成する外周部を有する固定コアと、前記ノズル筒内に配置され、前記固定コアに対向すると共に前記ノズル内で往復動可能な可動コアと、前記可動コアによって駆動され前記噴孔を開閉するプランジャと、前記ノズルの外周に配置され、前記可動コアを電磁的に駆動する電磁コイルとを備えた電磁式燃料噴射弁において、前記固定コアに第1の振動減衰部材が設けられた構成とする。
本発明によれば、燃料噴射弁の開弁動作、閉弁動作で発生する振動または打音を低減し、さらに外部への振動伝搬を減少することができる。
本発明に係る燃料噴射弁の実施例の構造を示す断面図である。 本発明に係る燃料噴射弁の振動、打音の伝搬経路を示す図である。 本発明に係る燃料噴射弁の第1の振動減衰部材周辺部の拡大図である。 本発明に係る燃料噴射弁の第2の振動減衰部材周辺部の拡大図である。 本発明に係る燃料噴射弁の取り付け図である。
以下、本発明に係る実施例を説明する。
図1は、本発明に係る燃料噴射弁の実施形態を示す断面図である。
ノズル5、内側固定鉄心の固定コア2、筒状部材のハウジング3は溶接などの方法で結合されており、ノズル5の内部にロッドガイド14、ゼロスプリング11、可動鉄心のアンカー13が装着されており、筒状部材のハウジング3の内部にコイルが装着されており内側固定鉄心の固定コア2の内部にはスプリング8とアジャスタピン9とフィルタ10が装着されている。
内側固定鉄心の固定コア2の内部には、アジャスタピン9が固定されており、アジャスタピン9の下端部を固定端として、スプリング8が圧縮状態で設けられている。スプリング力は、プランジャ4と可動鉄心のアンカー13、ゼロスプリング11、ロッドガイド14に伝達され、これに伴って、プランジャ4はオリフィスカップ7の弁座に押し付けられる。
この状態では、燃料通路が閉じられているため、燃料は、燃料噴射弁100内部に留まり、複数個設けられている燃料噴射孔からの燃料噴射は行われない。
ハウジング3、可動鉄心のアンカー13、内側固定鉄心の固定コア2によって、コイル6の周りを一巡する磁気回路が構成される。
噴射パルスがオンの状態になると、コイル6に電流が流れ、可動鉄心のアンカー13は内側固定鉄心の固定コア2に電磁力によって吸引され、プランジャ4はその先端面がストッパ15の下端面に接触する位置まで移動する。このときプランジャ4の上端面と内側固定鉄心の固定コア2下端面との間に隙間が形成されるとことなる。
この開弁状態ではプランジャ4と弁座の間に隙間ができるため、燃料が着座部分を通過し複数個の燃料噴射孔から噴射される。噴射パルスがオフの状態になると、コイル19に電流が流れなくなり、電磁力が消滅するため、スプリング力によってプランジャ4は閉弁状態に戻り、燃料の噴射が終わる。
燃料噴射弁の動作は、上記のように、噴射パルスに従って、プランジャ4の位置を開弁状態と閉弁状態に切り替え、燃料供給量を制御することである。さらに、複数個の燃料噴射孔より噴射することにより、燃料粒径の小さい、すなわち微粒化の良好な燃料噴霧を形成することにある。振動減衰部材は内側固定鉄心の固定コア2の内径側に第1の振動減衰部材20、また、オリフィスカップ7の球面側に第2の振動減衰部材21、さらにハウジング3の外径部に第3の振動減衰部材22がそれぞれ装着されている。
第1から第3の振動減衰部材20,21、22としては、非金属(樹脂)又は金網状部材(フィルタのようなメッシュ)からできている。
図2は本発明に係る燃料噴射弁の振動、打音の伝搬経路を示す図である。開弁側の振動、打音は突起を有するアンカー13がコア2に衝突するときに発生し、その伝搬経路は、コア2からハウジング3へ進むもの(矢印A)と燃料配管側へ進むもの(矢印B)の2経路がある。一方、閉弁側の振動、打音はプランジャ4がオリフィスカップ7のシート部に着座するときに発生し、その伝搬経路は、シート部品からノズル5側へ進む(矢印C)。
図3は本発明に係る燃料噴射弁の開弁部拡大図である。開弁側の振動、打音は突起24を有するアンカー13がコア2に衝突するときに発生する。このため、本発明では衝突を受けるコア側へ圧入や溶接などで固定された第1の振動減衰部材20を取り付けることで、振動、打音を低減する。ただし、さらに上流側からハウジング3へ伝搬する振動、打音については圧入や溶接などで固定された第3の振動減衰部材22で振動、打音を低減する。
本発明により振動、打音を低減する反面、磁性材であるコア2やハウジング3に振動減衰部材が取り付けられるため、従来に対して磁気特性が変わってしまう跳ね返りがある。
これに対しては、磁気ギャップなどの見直しが必要となってくる。
そのため本実施例では、可動鉄心の突起部24に対向する位置に第1の振動減衰部材20を設けた。これにより磁気特性への影響を少なくしつつ、振動の伝搬を減少することができる。
一方、閉弁側の振動、打音はプランジャ4がオリフィスカップ7のシート部に着座するときに発生し、その伝搬経路は、シート部品からノズル5側へ進む。このため閉弁側の対応としては閉弁時にプランジャ5が衝突する周辺部分、例えば図4に示す様に、オリフィスカップ7の球面側に第2の振動減衰部材21を装着し振動、打音を低減するとともにシート部に伝搬する面積を低減する。
本実施例の場合、第2の振動部材21は、略円環状に形成され、オリフィスカップ7からノズル5側への振動を減少させているが、第2の振動部材21は、オリフィスカップ7の一部に配置されていればよく、第2の振動部材21の形状は、様々な形状であっても良い。
図5は、本発明に係る燃料噴射弁の取り付け図である。燃料噴射弁の上部は燃料配管23の内部に0リング17、バックアップリング18が装着されており、燃料配管側から供給される燃料をシールする方式となっている。一方、燃料噴射弁の下部はノズル部5の下方にチップシール15があり、燃焼室内で発生する燃焼ガスをシールする方式となっている。
燃料噴射弁は主にコネクタモールド1、ハウジング部3、ノズル部5の3つの部材で構成されている。燃料噴射弁のハウジング部3とノズル部5とはシリンダヘッド24の内部に納まるようレイアウトされている。燃料噴射弁による遮音性能を向上するために、本発明では固定鉄心の衝突部に第1の振動減衰部材20を装着し、可動鉄心が固定鉄心に衝突するときに発生する振動または打音を燃料噴射弁の上流側へ伝搬することを低減する。
また、着座部材の着座部付近に第2の振動減衰部材21を装着し、弁体が着座するときに発生する振動または打音を低減する。さらに固定鉄心に伝搬される振動または打音がシリンダヘッドへ伝搬することを低減するためにシリンダヘッドと接触するハウジングの一部分に第3の振動減衰部材22を装着する。図1に示すように、ハンジング3のシリンダヘッドと当接する角部に配置する。これにより燃料噴射弁の開、閉弁動作で発生する振動または打音を低減し、さらに外部への振動伝搬を防止することが可能である。
1 モールド
2 固定コア
3 ハウジング
4 プランジャ
5 ノズル
6 コイル
7 オリフィスカップ
8 スプリング
9 アジャスタピン
10 フィルタ
11 ゼロスプリング
12 PRガイド
13 アンカー
14 ロッドガイド
15 チップシール
16 コネクタ
17 0リング
18 バックアップリング
19 ナイロンリング
20 第1の振動減衰部材
21 第2の振動減衰部材
22 第3の振動減衰部材
23 燃料配管
24 シリンダヘッド
25 リング

Claims (6)

  1. 先端に燃料を噴出する噴孔を有したオリフィスカップが設けられたノズルと、前記ノズルの内周部に圧入され、この内周部と嵌合部を形成する外周部を有する固定コアと、前記ノズル筒内に配置され、前記固定コアに対向すると共に前記ノズル内で往復動可能なアンカーと、前記アンカーによって駆動され前記噴孔を開閉するプランジャと、前記ノズルの外周に配置され、前記アンカーを電磁的に駆動する電磁コイルとを備えた電磁式燃料噴射弁において、
    前記固定コアに第1の振動減衰部材が設けられたことを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 請求項1に記載の燃料噴射弁において、前記アンカーは前記固定コア側に突部を有し、前記固定コアの前記突部に対向する位置に第1の振動減衰部材が設けられたことを特徴とする燃料噴射弁。
  3. 請求項1に記載の燃料噴射弁において、前記オリフィスカップに第2の振動減衰部材が設けられたことを特徴とする燃料噴射弁。
  4. 請求項3に記載の燃料噴射弁において、前記第2の振動減衰部材は、オリフィスカップを構成する部材より硬度が低い部材であることを特徴とする燃料噴射弁。
  5. 請求項2に記載の燃料噴射弁において、第1の振動減衰部材は円環状に形成されていることを特徴とする燃料噴射弁。
  6. 請求項1−5に記載の燃料噴射弁において、第1の振動減衰部材および第2の振動減衰部材は、非金属または金網状の部材で構成することを特徴とする燃料噴射弁。
JP2012251766A 2012-11-16 2012-11-16 燃料噴射弁 Pending JP2014098373A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012251766A JP2014098373A (ja) 2012-11-16 2012-11-16 燃料噴射弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012251766A JP2014098373A (ja) 2012-11-16 2012-11-16 燃料噴射弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014098373A true JP2014098373A (ja) 2014-05-29

Family

ID=50940567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012251766A Pending JP2014098373A (ja) 2012-11-16 2012-11-16 燃料噴射弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014098373A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016207268A1 (de) * 2015-06-24 2016-12-29 Robert Bosch Gmbh Ventil zum zumessen eines fluids

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016207268A1 (de) * 2015-06-24 2016-12-29 Robert Bosch Gmbh Ventil zum zumessen eines fluids
JP2018518629A (ja) * 2015-06-24 2018-07-12 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 流体を調量する弁
US10519909B2 (en) 2015-06-24 2019-12-31 Robert Bosch Gmbh Valve for metering a fluid

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4483940B2 (ja) 燃料噴射弁
US8215573B2 (en) Automotive gasoline solenoid double pole direct injector
JP6082467B2 (ja) 噴射弁
US9316194B2 (en) Injector for injecting fluid
JP4735468B2 (ja) バルブユニット
JP5482267B2 (ja) 燃料噴射弁
JP6613973B2 (ja) 燃料噴射装置
JP4453745B2 (ja) 燃料噴射弁
JP6787687B2 (ja) 延長部分の溶接部の領域に配置された環状凹みを有する電磁式燃料噴射装置
JP2014098373A (ja) 燃料噴射弁
US9394869B2 (en) Fuel injector
JP4038462B2 (ja) 燃料噴射弁
JP3923935B2 (ja) 燃料噴射弁
EP1460262B1 (en) Fuel injector with a damping element and method for manufacturing a fuel injector
JP5637932B2 (ja) 燃料噴射弁
JP4866336B2 (ja) 電磁式燃料噴射弁
JP2006083802A (ja) 燃料噴射装置
JP2009236095A (ja) 燃料噴射装置
WO2022024497A1 (ja) 燃料噴射装置
US10378496B2 (en) Fuel injection valve
JP2008095531A (ja) 電磁式燃料噴射弁
JP2010281296A (ja) 燃料噴射弁
JP2004360626A (ja) 燃料噴射弁
JP2011226306A (ja) 燃料噴射装置
WO2017043211A1 (ja) 燃料噴射装置