JP2011061127A - 半導体発光装置および半導体発光装置の製造方法 - Google Patents

半導体発光装置および半導体発光装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】補助電極の剥離の問題を解消するとともに、光取り出し効率の向上をも図ることができる半導体発光装置を提供する。
【解決手段】
第1の導電型を有する第1の半導体層と、第1の導電型とは異なる第2の導電型を有する第2の半導体層と、第1の半導体層と第2の半導体層の間に設けられた発光層と、を含む半導体発光装置において、第1の半導体層上に形成された第1電極と、第2の半導体層上に形成された第2電極と、第2の半導体層および第2電極を覆う透光性電極と、を含む。
第2電極と第2の半導体層との接触は、非オーミック性接触である。第2電極は、下層と、透光性電極に対する接触抵抗が下層よりも低い上層とを含む積層構造を有し、透光性電極に形成された開口部においてその一部が露出している。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体発光装置に関し、特に発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode、以下LEDと称する)の電極構造に関する。
従来技術
図1(a)および(b)に従来のLEDチップ100の構造を示す。LEDチップ100は、サファイア基板101、n層102、発光層103、p層104、透光性電極105、n層102上に形成されたn電極106、透光性電極105上に形成されたp電極107を有する。p層104はn層102に比べ導電性が低く、また膜厚も薄いことから、電流をp層内においてLEDチップの平面方向に拡散させることが難しい。そのため、p層104の表面には、電流を平面方向に拡散させ且つ発光層103からの光を透過せしめる透光性電極105が設けられている。透光性電極105をp層104とp電極107の間に設けることにより、発光駆動電流がLEDチップ100の平面方向に拡散するため、発光輝度分布の面内均一性を改善することができる。しかしながら、透光性電極を設けただけではその効果は十分ではなく、p電極およびn電極の周辺およびこれらの電極間を結ぶ直線上の近傍において電流集中および発光集中が生じてしまう。そこで、n電極106およびp電極107は、それぞれ補助電極を有している。すなわち、n電極106は、nパッド部106aと、これに接続された櫛歯状のn補助電極106bとからなり、p電極107は、pパッド部107aと、これに接続された櫛歯状のp補助電極107bとを含んでいる。n補助電極106bとp補助電極107bの間の距離を一定とすることにより、これらの電極間に流れる発光駆動電流の密度が均一となり、LEDチップ面内において発光輝度分布を均一にすることができる。
特開2001−345480号公報
上記した従来のLEDチップ構造においては、n電極106およびp電極107は主に金属系の材料が用いられるため、ある程度の光吸収は避けられない。従って、光取り出し効率の観点から両電極の面積は極力小さい方が好ましく、補助電極を形成する場合、その幅を狭くすることが好ましい。しかしながら、補助電極を細線状とした場合、LED駆動時の電流による発熱が大きくなり、p補助電極107bと透光性電極105との熱膨張率差に基づく応力によってp補助電極107bが剥離するという不具合が発生していた。
また、酸化インジウムスズ(ITO:Indium Tin Oxide)等の酸化物からなる透光性電極105とp電極107との密着性を確保するため、p電極107の材料として一般的にチタン(Ti)が用いられるが、チタン(Ti)は光反射率が低く、光を吸収しやすいという性質を持つ。細線状のp補助電極107bと透光性電極105との密着性を確保するためには、チタン(Ti)の膜厚を少なくとも250Å以上とする必要があるが、この場合、Ti層表面の光反射率が約50%以下と大幅に低下する。このように、透光性電極上にp電極を形成する従来のLED構造においては、p電極は、透光性電極との密着性を確保することを優先させて電極材料の選択がなされるため、p電極による光の吸収を回避することは困難であった。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、補助電極の剥離の問題を解消するとともに、光取り出し効率の向上をも図ることができる半導体発光装置を提供することを目的とする。
本発明の半導体発光装置は、第1の導電型を有する第1の半導体層と、前記第1の導電型とは異なる第2の導電型を有する第2の半導体層と、前記第1の半導体層と前記第2の半導体層の間に設けられた発光層と、を含む半導体発光装置であって、前記第1の半導体層上に形成された第1電極と、前記第2の半導体層上に形成された第2電極と、前記第2の半導体層および前記第2電極を覆う透光性電極と、を含み、前記第2電極と前記第2の半導体層との接触は、非オーミック性接触であり、前記第2電極は、下層と、前記透光性電極に対する接触抵抗が前記下層よりも低い上層とを含む積層構造を有し、前記透光性電極に形成された開口部においてその一部が露出していることを特徴としている。
また、本発明の半導体発光装置の製造方法は、基板上に第1の導電型を有する第1の半導体層を形成する工程と、前記第1の半導体層の上に発光層を形成する工程と、前記発光層の上に前記第1の導電型とは異なる第2の導電型を有する第2の半導体層を形成する工程と、前記第2の半導体層を表出させる工程と、前記第1の半導体層の上に第1電極を形成する工程と、前記第2の半導体層の上に前記第2半導体層との接触が非オーミック性となるように第2電極を形成する工程と、前記第2の半導体層および前記第2電極を覆うように透光性電極を形成する工程と、前記透光性電極に開口部を形成し、前記開口部において前記第2電極の一部を露出させる工程と、を含み、前記第2電極を形成する工程は、前記第2の半導体層の上にアルミニウム、ロジウム、銀のいずれか、又はこれらを含む合金からなる下層と、前記前記透光性電極に対する接触抵抗が前記下層よりも低い上層とを形成する工程とを含むことを特徴としている。ここで、前記下層に銀を含む場合は、前記第2電極を形成する領域の半導体層表面を予め高抵抗化させる処理を含む。
本発明に係る半導体発光装置によれば、p電極(又はn電極)を半導体膜上に直接形成するとともに、p電極(又はn電極)を透光性電極で覆う構造としたので、p電極(又はn電極)の剥離を防止することができる。これにより、光反射率を考慮した電極材料の選択が可能となり、光取り出し効率の向上を図ることができる。また、p電極(又はn電極)と半導体膜との接触が非オーミック性接触(ショットキー接触)となるように構成したので、p電極(又はn電極)直下における電流集中を防止して発光輝度分布を均一とすることができる。
(a)は従来のLEDチップ構造を示す平面図、(b)は(a)における1b−1b線に沿った断面図である。 (a)は、本発明の実施例1に係るLEDチップの斜視図、(b)は(a)における2b−2b線に沿った断面を含む斜視図である。 本発明の実施例1に係るLEDチップの平面図である。 (a)は図3における4a−4a線に沿った断面図、(b)は4b−4b線に沿った断面図である。 本発明の実施例1に係るLEDチップの電極部分を拡大した断面図である。 (a)から(d)は、本発明の実施例1に係るLEDチップの製造方法を示す断面図である。 (a)は、本発明の実施例2に係るLEDチップの構造を示す斜視図、(b)は(a)における7b−7b線に沿った断面を含む斜視図である。 本発明の実施例2に係るLEDチップの平面図である。 図8における9−9線に沿った断面図である 本発明の実施例2に係るLEDチップの電極部分を拡大した断面図である。 (a)から(c)は本発明の実施例2に係るLEDチップの凸部を形成する工程を示す断面図である。 (a)および(b)は、本発明の実施例2に係るLEDチップの凸部上に形成されたp電極を示す断面図である。
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する。尚、以下に示す図において、実質的に同一又は等価な構成要素、部分には同一の参照符を付している。
(実施例1)
図2(a)は、本発明の実施例であるLEDチップ1の構造を示す斜視図、図2(b)は、図2(a)における2b−2b線に沿った断面を含む斜視図、図3は平面図、図4(a)および図4(b)は、それぞれ図3における4a−4a線および4b−4b線に沿った断面図である。
C面サファイア基板等からなる成長用基板10の上には、例えばAlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)からなるn層11、発光層12、p層13がこの順に積層されて構成される半導体膜14が形成されている。半導体膜14の一部をエッチングすることにより表出したn層11の表面には、n電極30が形成されている。n電極は、図3に示すように、ワイヤーボンディングを行うためのnパッド部31と、nパッド部31に接続されてLEDチップ1の中心線に沿って伸張するn補助電極32とを有している。n補助電極32は、LED駆動時における電流集中を緩和して発光輝度分布を均一にする役割を担う。
p層13の表面には、p電極40が設けられている。すなわち、p電極40は透光性電極上ではなく、p層表面に直接接続される。p電極40は、ワイヤーボンディングを行うためのpパッド部41と、pパッド部41に接続されてn補助電極32を囲むように形成された略U字形状のp補助電極42とを有している。p補助電極42は、n補助電極32とともに、LED駆動時における電流集中を緩和して発光輝度分布を均一にする役割を担う。n補助電極32とp補助電極42は、両電極間の距離が、LEDチップ1の面内において一定となるように配置される。これにより、両電極間を流れる発光駆動電流の分布がLEDチップ1の面内において均一となり、発光輝度分布の均一化を図ることが可能となる。
p電極40およびp層13の表面は、例えば酸化インジウムスズ(ITO)からなる透光性電極20で覆われる。透光性電極20には開口部21が設けられている。開口部21においてpパッド部41の一部が露出しており、pパッド部41にワイヤーボンディングを行うことが可能となっている。
このように、pパッド部41および細線状のp補助電極42は、ITOと比較して密着性を確保しやすい半導体膜14上に直接形成され、且つ開口部21を除き透光性電極20に覆われているので、熱応力が加わった場合でも剥離しにくくなっている。
図5は、p補助電極42の形成部を拡大した断面図である。同図に示すように、p電極40は、多層構造とすることが可能である。pパッド部41およびp補助電極42の半導体膜14と接する下層401は、光反射率が比較的高いアルミニウム(Al)、ロジウム(Rh)、銀(Ag)のいずれか、又はこれらの材料を含む合金であることが好ましい。半導体膜14と接する下層401の光反射率を高くすることにより、p電極40によって吸収される光の量が減少し、光取り出し効率が向上する。上記したように、p電極40は、透光性電極20によって覆われており、半導体膜14との密着性が確保されているため、光反射率を優先した材料選択が可能となる。
また、下層401と半導体膜14との接触は、非オーミック性接触(ショットキー接触)であることが好ましい。半導体膜14とp電極40との接触を非オーミック性接触とし、p電極40とp層13との接触抵抗を、p電極40と透光性電極20との接触抵抗および透光性電極20とp層13との接触抵抗よりも高くすることにより、p電極40の直下における電流集中を防止することができ、透光性電極20内に電流を拡散させることが可能となる。これにより、半導体膜14上に直接p電極40を設ける構造としても、発光輝度分布を均一とすることが可能となる。例えば、GaN系の半導体膜14に対しては、下層401としてアルミニウム(Al)を選択することにより、半導体膜14との接触は、非オーミック性接触(ショットキー接触)となる。
非オーミック性接触を得るための他の方法としては、p層13表面のp電極40を形成する部分にプラズマ処理を施してp層13表面を高抵抗化する方法がある。かかる手法によれば、下層401としてアルミニウム(Al)以外のロジウム(Rh)や銀(Ag)等を使用した場合でも、p層13との間で非オーミック性接触を形成することが可能となる。
尚、p電極40とp層13との密着性をより強固にするために、下層401は極少量のチタン(Ti)またはニッケル(Ni)を含んでいてもよい。但し、チタン(Ti)またはニッケル(Ni)を下層401に含む場合は、光反射率の低下を極力抑えるためにTi層またはNi層の膜厚を10Å以下とすることが好ましい。
下層401の上には例えばチタン(Ti)、ニッケル(Ni)等からなる中間層402を設けることとしてもよい。中間層402としてチタン(Ti)、ニッケル(Ni)を使用することにより透光性電極20とp電極40との密着性が向上する。また、中間層402を導入することにより、p電極40の総膜厚が増加するため、細線状のp補助電極42のシート抵抗が低くなり、p補助電極42の先端まで電流が行き渡りやすくなる。
中間層402の上には、透光性電極20に対する接触抵抗が下層401および中間層402よりも低い材料からなる上層403が設けられる。上層403の材料としては、例えば金(Au)を使用することが好ましい。このように、p電極40を構成する各層のうち上層403については、透光性電極20に対する接触抵抗を最小とすることにより、図5に示すように、主に上層403から透光性電極20に向けて電流を流すことが可能となり、透光性電極20内における電流拡散を促進させることが可能となる。仮に、p電極40を単一の材料からなる単層とした場合には、p電極より流出した電流は、即座にp層13内に流入してしまうこととなり、透光性電極20内に広く電流を拡散させることができず、その結果、p電極40の近傍に電流が集中し、均一な発光輝度分布を得ることが困難となる。
ここで、p電極40の膜厚が厚くなるほど透光性電極20の厚み方向における電流経路(図5における幅A)が拡大する。すなわち、p電極40の膜厚が厚くなるほど透光性電極の実質的なシート抵抗が低くなり、透光性電極20内における電流拡散を促進させることが可能となる。一方、p電極40の総膜厚は厚くなりすぎるとLED駆動時における発熱によって生じる熱応力が大きくなり剥離が生じる可能性があるため、p電極の膜厚は3000Å以下に設定することが好ましい。p電極40の膜厚は、主に中間層402および上層403の膜厚を制御することによって任意の値に設定される。
p電極40を上記した如き材料によって形成された積層構造とすることにより、LEDチップ1の光取り出し効率を改善するとともに、透光性電極20内における電流拡散が促進され、均一な発光輝度分布を得ることが可能となる。
次に上記した構造を有するLEDチップ1の製造方法について説明する。図6(a)〜(d)は、LEDチップ1の製造方法を示す各プロセスステップ毎の断面図である。
(半導体膜形成工程)
はじめに、成長用基板10としてAlInGaN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x + y + z = 1)を成長可能なC面サファイア基板を準備する。次に、有機金属気相成長法(MOCVD法)により、成長用基板10上にAlInGaNからなるn層11、発光層12、p層13を順次成長させ、半導体膜14を形成する(図6(a))。具体的には、サファイア基板10をMOCVD装置に投入し、約1000℃の水素雰囲気中で10分程度の加熱を行う(サーマルクリーニング)。次に雰囲気温度を約500℃とし、トリメチルガリウム(TMG)(流量 10.4 μmol/min)、アンモニア(NH )(流量3.3LM)を3分間供給してGaNからなる低温バッファ層(図示せず)を形成する。その後、雰囲気温度を1000℃まで昇温して30秒間保持することにより低温バッファ層を結晶化させる。次に、雰囲気温度を維持したままトリメチルガリウム(TMG) (流量45μmol/min)、アンモニア(NH )(流量4.4LM)を20分間供給し膜厚1μm程度の下地GaN層(図示せず)を形成する。次に、雰囲気温度1000℃にてトリメチルガリウム(TMG)(流量45μmol/min)、アンモニア(NH)(流量4.4LM)、シラン(SiH)(流量2.7×10−9μmol/min)を60分間供給し、膜厚4μm程度のGaNからなるn層11 を成長させる。
発光層12にはInGaN/GaNからなる多重量子井戸構造を適用した。本実施例ではInGaN井戸層/GaN障壁層を1周期として5周期成長を行った。雰囲気温度約700℃でトリメチルガリウム(TMG)(流量3.6 μmol/min)、トリメチルインジウム(TMI)(流量10 μmol/min)、アンモニア(NH)(流量4.4LM)を33秒間供給し、膜厚2.2nm程度のInGaN井戸層を形成し、続いてトリメチルガリウム(TMG)(流量3.6μmol/min)、アンモニア(NH)(流量4.4LM)を320秒間供給し、膜厚15nm程度のGaN障壁層を形成する。かかる処理を5周期分繰り返すことにより発光層12が形成される。
次に、雰囲気温度を870℃まで上げ、トリメチルガリウム(TMG)(流量8.1μmol/min)、トリメチルアルミニウム(TMA)(流量7.5μmol/min)、アンモニア(NH)(流量4.4LM)、CP2Mg(bis-cyclopentadienyl Mg)(流量2.9×10−7μmol/min)を5分間供給し、膜厚40nm程度のp−AlGaNクラッド層(図示しない) を成長させる。引き続きそのままの温度でトリメチルガリウム(TMG)(流量18μmol/min)、アンモニア(NH)(流量4.4LM)、CP2Mg(2.9×10−7μmol/min)を7分間供給しGaNからなる膜厚150nm程度のp層13 を成長させる。
(凹部形成工程)
次に、n電極30を形成する部分の半導体膜14をエッチングして、n層11を表出させる(図6(b))。具体的にはp層13の表面にフォトレジストを塗布し、フォトリソグラフィ技術を用いてフォトレジストに所望のパターンニングを施してレジストマスクを形成する。その後、基板を反応性イオンエッチング(RIE)装置に投入し、レジストマスクを介して露出している部分の半導体膜14をエッチングしてn層11を表出させる。
(電極形成工程)
次に、リフトオフ法を用いてp層13の表面と先のエッチング工程において表出したn層11の表面にそれぞれn電極30およびp電極40を形成する(図6(c))。具体的には、n層11およびp層の表面に所望のパターンを有するレジストマスクを形成する。次に、n電極30の場合、電子ビーム蒸着法により膜厚10Å程度のチタン(Ti)および膜厚10000Å程度のアルミニウム(Al)を順次成膜した後、レジストマスクを電極材料とともに除去(リフトオフ)することによりnパッド部31およびn補助電極32のパターンを形成する。一方、p電極40の場合、電子ビーム蒸着法により膜厚100Å程度のアルミニウム(Al)および膜厚1000Å程度のロジウム(Rh)を成膜し、下層401を形成する。続いて膜厚30Å程度の金(Au)を成膜し、上層403を形成する。その後、レジストマスクを電極材料とともに除去(リフトオフ)することによりpパッド部41およびp補助電極42のパターンを形成する。発光輝度分布を均一にするために、n補助電極部32とp補助電極42は、チップ面内におけるどの領域においても互いの距離が一定となるような形状で形成する。
尚、良好な光反射率を得るため、下層401の膜厚は500Å以上、より好ましくは1000Å以上とすることが好ましい。上記実施例では、p層13とp電極40との接触を非オーミック性とするために、p層13の上にまずアルミニウム(Al)を堆積し、アルミニウム(Al)上にロジウム(Rh)を積層し、これを下層401とした。p層13とp電極40との密着性を向上させるため、下層401にチタン(Ti)を導入する場合、光反射率への影響を考慮して、Ti層の膜厚を10Å以下とすることが好ましい。また、p電極40と透光性電極20との密着性を向上させるとともに、透光性電極20内における電流拡散を促進させるために、下層401と上層403との間にチタン(Ti)等からなる中間層402を形成することとしてもよい。p電極の膜厚を厚くしすぎると、LED駆動時の発熱による熱応力等によって、細線状のp補助電極42において剥離が生じるおそれがあるので、少なくともp補助電極42については総膜厚を3000Å以下とすることが好ましい。p補助電極42の膜厚は、主に中間層402および上層403の膜厚で調整することが可能である。
また、上記した実施例では、p電極40の材料選択によってp層13との間で非オーミック性接触を得ることとしたが、p電極40を形成するためのレジストマスクを形成した後、RIE装置等を用いてプラズマ処理によりp層表面を高抵抗化することによりp層13とp電極40との間で非オーミック性接触を得ることとしてもよい。この場合、電極材料としてアルミニウム(Al)以外の材料を選択した場合でもp層13との間で非オーミック性接触を得ることができる。また、p電極40の形成にスパッタ法を用いることにより、電極材料の成膜と同時にスパッタ時のプラズマによりp層13の表面を高抵抗化し、これによって非オーミック性接触を得ることとしてもよい。
また、nパッド部31およびpパッド部41はn補助電極32およびp補助電極42に比べて面積が大きいため電流が集中しやすい。かかる電流集中を防止するためnパッド部41およびpパッド部51の直下にSiO等からなる絶縁膜を形成してもよい。ただし、金属は酸化物との密着性が十分ではないので、細線状のn補助電極32およびp補助電極42は、半導体膜14と直接接していることが好ましい。
(透光性電極形成工程)
次に透光性電極20をp層13表面に形成する(図6(d))。具体的には、アーク放電型イオンプレーティング法により、基板全面に膜厚2600Å程度の酸化インジウムスズ(ITO)を成膜する。続いて、ITO膜上に所望のレジストマスクを形成し、これを40℃に設定された市販のITO用エッチャントに30〜500秒間浸漬する。これにより、ITO膜を部分的にエッチングして開口部21を形成し、開口部21においてpパッド部41を露出させる。その後、酸素を含む雰囲気中で600℃、1分間の熱処理を行って、ITO膜を酸化させて光透過率を向上させる。以上の処理によりp層13の表面に、透光性電極20が形成される。p電極40は、pパッド部41に形成された開口部21を除き、透光性電極20によって覆われる。
尚、透光性電極20の材料としては、ITOの他、例えばインジウム(In)、スズ(Sn)、亜鉛(Zn)から選択される元素をひとつまたは複数含む酸化物、または薄膜AuNi等を使用することができる。
また、透光性電極20の膜厚はp電極40の膜厚よりも厚くすることが好ましい。透光性電極20内の横方向の電流拡散は、自身のシート抵抗とp層13との接触抵抗に依存する。シート抵抗は、電流の進行方向の断面積に反比例するため、透光性電極20の膜厚が厚いほど低くなり、電流が拡散しやすくなる。透光性電極20のシート抵抗を極力低く抑えるためには、透光性電極20の膜厚をp補助電極42の膜厚よりも厚くすればよい。一方、光透過率を考慮すると、透光性電極20の膜厚は、薄い方が光の吸収が少なく好ましい。さらに透光性電極20の厚みが発光波長の整数倍の時(光学波長で)、干渉による損失が最小となり、好ましい。上記した実施例では、透光性電極20の膜厚に関するこれら3つの条件、すなわち、(1)透光性電極20の膜厚がp補助電42の膜厚よりも厚いこと、(2)透光性電極20の膜厚を極力薄くすること、(3)透光性電極20の膜厚が発光の光学波長の整数倍であること、をITOで同時に満足する膜厚である2600Åにて透光性電極20を形成した。また、透光性電極20の成膜は、イオンプレーティング法以外の方法によっても行うことが可能であり、例えば、電子ビーム蒸着等も用いることができる。
(素子分離工程)
次に上記各工程を経た基板をチップ状に個片化する。素子分離は、既存のレーザスクライブ/ブレイキングによる方法、ポイントスクライブ/ブレイキングによる方法、ダイシング法等が利用できる。
以上の各工程を経ることにより、LEDチップ1が完成する。このように、本発明に係る半導体発光装置によれば、p電極は透光性電極を構成するITO等と比較して密着性を確保しやすい半導体膜上に直接形成され、更にp補助電極およびpパッド部の一部は透光性電極で覆われているので、p電極の剥離の問題を解消することが可能となり、歩留りおよび信頼性を向上させることが可能となった。特に、p補助電極においては、細線状で形成され、LED駆動時において比較的大きな熱応力が加わるので、本発明による剥離防止の効果が顕著に現れる。
また、本発明に係る半導体発光装置においては、半導体膜とp電極との接触を非オーミック性接触とし、p電極直下における電流集中を緩和している。これにより、半導体膜上に直接p電極を形成する構造としても、発光駆動電流を透光性電極内に拡散させることが可能となり、LEDチップ面内における発光輝度分布を均一とすることができる。
また、本発明に係る半導体発光装置によれば、上記の如く、p電極の剥離の問題が解消されたことにより、p電極の構成材料の選択の自由度が向上した。すなわち、p電極の構成材料として、光反射率の高い材料を選択することが可能となった。これにより、p電極に吸収されてしまう光の量を減少させ、光取り出し効率を向上させることができた。更に、p電極の剥離の問題が解消されたことにより、p補助電極の幅を従来よりも狭くすることが可能となり、これにより発光の影となる領域を減少させることができ更なる光出力の向上を図ることが可能となる。
(実施例2)
以下、本発明の実施例2に係る半導体発光装置について説明する。図7(a)は、本発明の実施例2に係るLEDチップ2の構成を示す斜視図、図7(b)は、図7(a)における7b−7b線に沿った断面を含む斜視図、図8は平面図、図9は図8における9−9線に沿った断面図である。
C面サファイア基板等からなる成長用基板10の上には、例えばAlxInyGazN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1、x+y+z=1)からなるn層11、発光層12、p層13がこの順に積層されて構成される半導体膜14が形成されている。半導体膜14の一部をエッチングすることにより表出したn層11の表面には、n電極30が形成されている。n電極は、ワイヤーボンディングを行うためのnパッド部31と、nパッド部31に接続され略U字形状をなすn補助電極32とを有している。
p層13は、その延在する面内において六方晶であるAlxInyGazNの結晶構造に由来する断面台形状の凸部13aを有している。すなわち、凸部13aの表面は、AlxInyGazNの結晶面により構成されている。凸部13aは、LEDチップ2の中心線に沿って伸張しており、その上面は平坦面となっている。p電極40は、凸部13aの上面に設けられる。p電極40は、ワイヤーボンディングを行うためのpパッド部41と、pパッド部41に接続されてLEDチップ2の中心線に沿って伸張するp補助電極42とを有している。pパッド部41およびp補助電極42は、いずれも凸部13a上に形成される。p補助電極42は、n補助電極32とともに、LEDチップ2の駆動時における電流集中を緩和して発光輝度分布を均一にする役割を担う。n補助電極32とp補助電極42は、両電極間の距離が、LEDチップ2の面内において一定となるように配置される。これにより、両電極間を流れる発光駆動電流の分布がLEDチップ2の面内において均一となり、発光輝度分布の均一化を図ることが可能となる。
p電極40およびp層13の表面は、例えば酸化インジウムスズ(ITO)からなる透光性電極20によって覆われる。透光性電極20には開口部21が設けられている。開口部21においてpパッド部41の一部が露出しており、pパッド部41にワイヤーボンディングを行うことが可能となっている。
このように、pパッド部41および細線状のp補助電極42は、ITO等と比較して密着性を確保しやすい半導体膜20上に直接形成され、更に開口部21を除き透光性電極20に覆われているので、熱応力が加わった場合でも剥離しにくくなっている。
尚、p電極40は上記した実施例1の場合と同様、多層構造とすることが可能である。また、p電極40と半導体膜14との接触は、非オーミック性接触(ショットキー接触)であることが好ましい。半導体膜14とp電極40との接触を非オーミック性接触とすることにより、p電極40の直下に電流が集中するのを防止することができ、透光性電極20内に電流を拡散させることが可能となる。
図10は、p補助電極42の形成部を拡大した断面図である。ここで、上記した実施例1に係るLEDチップ1の如き構造においては、p電極40の厚みを厚くする程、透光性電極20の電流経路に関わる実質的なシート抵抗が低下することとなるので、透光性電極20の面内に亘って広く電流を拡散させるのに有利となる。その一方で、p電極40の厚みを厚くしすぎると、熱応力等によって剥離しやすくなる。一方、実施例2に係るLEDチップ2の如き構造によれば、p電極40の厚みを厚くすることなく透光性電極40の実質的なシート抵抗を下げることができる。すなわち、図5と図10とを比較して明らかなように、実施例2のLED構造においては、p電極40はp層13の凸部13aの上面に設けられているので、p電極の上層403より流出した電流が透光性電極20内をよぎる断面の面積は、実施例1のものよりも広くなる。換言すれば、透光性電極20の厚み方向における電流経路(図10における幅B)が実施例1のものより拡大する。このため、透光性電極20の実質的なシート抵抗を更に下げることが可能となり、透光性電極20内における電流拡散を助長し、発光輝度分布の面内均一化に寄与することができる。また、かかる構造とすることにより、透光性電極20内における電流の拡散距離を伸ばすことができるので、p補助電極42およびn補助電極32の面積を縮小することが可能となる。従って、発光の影となる領域を減少させることができ、更なる光出力の増大を図ることが可能となる。
更に、p層13に凸部13aを設けることにより、p層13の表面が平坦である場合と比較して光取り出し効率を向上させることが可能となる。これはp層13に凸部13aを設けることにより、発光層12からの光がp層13と透光性電極20との界面において全反射され、外部に放出されないこととなる光を減ずることができるからである。
凸部13aは、p層13の成長工程において形成することが可能であり、その形状は六方晶であるAlInGaNの結晶構造由来のものとなる。p層13の表面と凸部13aの傾斜面がなす角は約60°一定となるため、凸部13aの上面の幅はその底面の幅とその高さで調整することができる。凸部13aの高さを透光性電極20の厚みと同等又はそれ以上とすることにより、透光性電極20の厚みを最大限に活用した電流経路を形成することができ、透光性電極20内における電流拡散を促進することができる。透光性電極20の膜厚は2600Å程度とすることが好ましく、凸部13aの高さは、それ以上であることが好ましい。凸部13aを光取り出し効率向上に寄与させるためには、その高さ寸法を発光波長(約450nm)よりも十分に大きくする必要がある。このため、凸部13aの高さを5000Å以上とするのが好ましい。尚、凸部の高さとは、凸部周辺のp層13の表面と、凸部13aにおいてp電極40が形成された表面との高低差を意味する。
以下に、実施例2に係るLEDチップ2の製造工程のうち、凸部13aの形成に係る工程(凸部形成工程)について図11(a)〜(c)を参照しつつ説明する。凸部形成工程以外の半導体膜形成工程、凹部形成工程、電極形成工程、透光性電極形成工程、素子分離工程は、上記した実施例1に係るLEDチップ1の場合と同様であるので、その説明は省略する。
成長用基板10上にn層11、発光層12、p層13を順次形成した後、p層13の表面全面にSiO膜50を形成する。SiO膜50の成膜は、半導体膜14をプラズマに曝すことのない熱CVD法や電子ビーム蒸着法等により行うことが好ましい。次に、SiO膜50上に凸部13aの形成領域に対応した部分に開口を有するレジストマスク(図示せず)を形成し、レジストマスクの開口部から露出したSiO膜50をBHF(バッファードフッ酸)を用いてエッチングすることにより、SiO膜50をパターニングする。SiO膜50には、凸部13aの形成領域に対応した部分に開口部が形成され、当該開口部分においてp層13の表面が露出する(図11(a))。
次に、基板をMOCVD装置に投入し、SiO膜50をマスクとして半導体膜を成長させる。具体的には、p層13成膜時の成長条件、すなわち、雰囲気温度870℃にて、トリメチルガリウム(TMG)(流量8.1μmol/min)、トリメチルアルミニウム(TMA)(流量7.5μmol/min)、アンモニア(NH)(流量4.4LM)、CP2Mg(bis-cyclopentadienyl Mg)(流量2.9×10−7μmol/min)を供給してp−GaN層を成長させる。p−GaN層は、SiO膜50の開口部において露出したp層13上においてのみ成長し、この部分に凸部13aが形成される。凸部13aの表面は、AlxInyGazNの結晶面により構成され、凸部13aの断面形状は台形をなしている。凸部13aの高さおよび上面の幅は、成長時間によって調整することが可能である(図11(b))。
次に、基板をBHF(バッファードフッ酸)に浸漬してSiO膜50を除去する(図11(c)。以上の各処理を行うことによりp層13上に凸部13aが形成される。その後、上記実施例1の場合と同様、半導体膜14をエッチングしてn層12を表出させ、n電極30およびp電極40を形成し、p電極40を覆うように透光性電極20を形成し開口部21を形成し、LEDチップを個片化する。以上の各工程を経ることにより、実施例2に係るLEDチップ2が完成する。
尚、凸部13aの断面形状は台形に限らず、図12(a)に示すように三角形としてもよい。この場合、凸部形成工程におけるp−GaN層の成長時間を長くすればよい。凸部13aの断面形状を三角形とすることにより、更なる光出力の増大が期待できる。また、この場合、p電極40は、図12(a)に示すように、凸部13aの側面に形成することとしてもよく、図12(b)に示すように、凸部13aの頂部を跨ぐように形成することとしてもよい。また、選択成長を行うためのマスク材料としては、結晶成長温度に耐えることができ、パターニング可能な材料であればよく、SiO以外には例えばSiN等を使用することができる。
また、上記した各実施例においてはp層を上面とするLEDチップについて説明したが、p層とn層の配置は逆であっても構わない。すなわち、n層を上面とし、n層上に透光性電極を配する構造にも本発明を適用することが可能である。
10 成長用基板
11 n層
12 発光層
13 p層
13a 凸部
14 半導体膜
20 透光性電極
21 開口部
30 n電極
31 nパッド部
32 n補助電極
40 p電極
41 pパッド部
42 p補助電極

Claims (7)

  1. 第1の導電型を有する第1の半導体層と、
    前記第1の導電型とは異なる第2の導電型を有する第2の半導体層と、
    前記第1の半導体層と前記第2の半導体層の間に設けられた発光層と、を含む半導体発光装置であって、
    前記第1の半導体層上に形成された第1電極と、
    前記第2の半導体層上に形成された第2電極と、
    前記第2の半導体層および前記第2電極を覆う透光性電極と、を含み、
    前記第2電極と前記第2の半導体層との接触は、非オーミック性接触であり、
    前記第2電極は、下層と、前記透光性電極に対する接触抵抗が前記下層よりも低い上層とを含む積層構造を有し、前記透光性電極に形成された開口部においてその一部が露出していることを特徴とする半導体発光装置。
  2. 前記第2の半導体層は、その延在する面内において凸部を有し、前記第2電極は前記凸部の表面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の半導体発光装置。
  3. 前記第2電極と前記第2半導体層の接触抵抗は、前記第2電極と前記透光性電極の接触抵抗よりも高いことを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体発光装置。
  4. 前記下層は、アルミニウム、ロジウム、銀のいずれか、又はこれらを含む合金からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の半導体発光装置。
  5. 前記第1電極は、第1パッド部と前記第1パッド部に接続された線状の第1補助電極部とを含み、
    前記第2電極は、第2パッド部と前記第2パッド部に接続された線状の第2補助電極部とを含み、前記第2パッド部の少なくとも一部が前記開口部において露出していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の半導体発光装置。
  6. 基板上に第1の導電型を有する第1の半導体層を形成する工程と、
    前記第1の半導体層の上に発光層を形成する工程と、
    前記発光層の上に前記第1の導電型とは異なる第2の導電型を有する第2の半導体層を形成する工程と、
    前記第2の半導体層を表出させる工程と、
    前記第1の半導体層の上に第1電極を形成する工程と、
    前記第2の半導体層の上に前記第2半導体層との接触が非オーミック性となるように第2電極を形成する工程と、
    前記第2の半導体層および前記第2電極を覆うように透光性電極を形成する工程と、
    前記透光性電極に開口部を形成し、前記開口部において前記第2電極の一部を露出させる工程と、を含み、
    前記第2電極を形成する工程は、前記第2の半導体層の上にアルミニウム、ロジウム、銀のいずれか、又はこれらを含む合金からなる下層と、前記前記透光性電極に対する接触抵抗が前記下層よりも低い上層とを形成する工程とを含むことを特徴とする半導体発光装置の製造方法。
  7. 前記第2の半導体層の延在する面内において前記第2の導電型を有する凸部を形成する工程を更に含み、
    前記第2電極は前記凸部の表面に形成されることを特徴とする請求項6に記載の半導体発光装置の製造方法。
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