JP2011056712A - 電動ステープラ - Google Patents

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Abstract

【課題】ステープラの綴り動作に必要な駆動力を利用して綴り時にステープラの綴り台とガイドプレートの用紙載置面とを略一致させることができる。
【解決手段】ドライバを備えたドライバ駆動部2と、ステープルを折り曲げるクリンチャを備えたクリンチャ駆動部3と、ドライバ駆動部2又はクリンチャ駆動部3に設けられて被綴り用紙Pを綴る綴り台4とを備えたステープラ本体1をベースB上に配置するとともに、ドライバ駆動部2とクリンチャ駆動部3との間に、被綴り用紙P供給用ガイドプレート16に形成した開口部18を綴り台4に段違い状態で臨ませて綴り作動するステープラにおいて、ステープラ本体1の綴り台4と反対側をベースBに対して変位可能に支持させ、ドライバ駆動部2又はクリンチャ駆動部3の綴り動作によりステープラ本体1をベースBに対して変位させることでステープラ本体1の綴り台4とガイドプレート16の用紙載置面とを略面一にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機やプリンタの画像形成装置の後段に設けられる用紙の後処理機としての用紙処理装置などから供給された被綴り用紙をステープラ本体に供給するガイドプレートとステープラ本体に設けられた被綴り用紙の綴り台との間に形成される段差を解消する電動ステープラに関する。
一般に、複写機やプリンタの画像形成装置の後段に設けられる用紙の後処理機としての用紙処理装置では、複数の被綴り用紙を1セットにして綴る必要がある場合に対応してステープラを搭載している。複写機側から供給された被綴り用紙をガイドプレート上に載置してステープラに設けられた綴り台に供給し、被綴り用紙が供給された後に綴り台でステープルを打ち込んで綴り動作を行っていた。被綴り用紙を載置するガイドプレートには被綴り用紙の端面が当る当り面が形成されて被綴り用紙を揃えているとともに、被綴り用紙がステープラの綴り台に供給されるためには、被綴り用紙を載置するガイドプレートの先端も少なくともステープラの綴り台上にセットされていなければならない。ところが、ガイドプレートを直接に綴り台上にセットすれば、ガイドプレートが邪魔をしてステープルを打ち込むことができない。そこで、ガイドプレートのステープラの綴り台に対応する部位を切り欠いて開口部を形成し、ガイドプレート上の被綴り用紙を開口部から露出させた状態でステープラの綴り台上に供給されるように構成されている。また、ステープル機能には2箇所綴じやコーナ綴じがあるので、これらに対応するため。綴り箇所に対応する位置に開口部を形成し、ガイドプレートをステープラのドライバとクリンチャとの間の間口に納まる高さに設置し、ステープラをガイドプレートの側面に沿ってガイドプレートの開口部位置まで移動させてから綴り作動するように構成されている。
なお、綴り台は、被綴り用紙を綴るためにステープラ本体に固定された台で、例えばステープラ本体に固定されたクリンチャに対してドライバを接近するように駆動させて綴り作動する綴り方式の場合は、綴り台はクリンチャの周囲に設けられ、ドライバがクリンチャに接近したとき、被綴り用紙はドライバによって綴り台上に押し付けられてクランプされた後、ステープルがクリンチャに向けて打ち込まれるようになっている。
ところで、ガイドプレートの用紙載置面とステープラの綴り台との高さが異なると、ガイドプレート上に載置された被綴り用紙はステープラの綴り台から浮いた状態になる。そのため、特に被綴り用紙の束が厚いときは、束自体に剛性があるから綴り時に被綴り用紙の底面がステープラの綴り台にしっかりと押し付けることができない。このため、ステープルのクラウン部が被綴り用紙面から浮いたり、ステープルの脚の曲げが不十分となったりする綴り不良が生じる可能性がある。
これに対応するものとして、綴り時に撓んで被綴り用紙がステープラの綴り台に当るように、剛性の低いガイドプレートを配置することが考えられる。しかし、低剛性のガイドプレートを配置すると、被綴り用紙の枚数が多いときはその重量でガイドプレート自体が撓んでしまい、ステープラが移動するときに衝突する危険性が大きくなる。また、衝突を回避するため、ガイドプレートをステープラの綴り台から高い位置に設定すると、綴り時に被綴り用紙が挿入される間口が小さくなり、被綴り用紙の搬送が阻害されるという問題が生じる。
別の対応策として、ステープラを上下方向に移動可能な構成とし、綴り時にステープラの綴り台とガイドプレートの用紙載置面とを面一にしてから綴る技術が知られている(特許文献1参照)。
特開平7−215565号公報
しかしながら、上記技術ではステープラを横方向に移動させるだけでなく縦方向にも移動させるものであるから、ステープラの外部にステープラを移動させる移動装置が必要となり、装置が複雑で大型化せざるを得なかった。
本発明は上記問題点を解消し、特別の装置を必要とせず、ステープラの綴り動作に必要な駆動力を利用して綴り時にステープラの綴り台とガイドプレートの用紙載置面とを略一致させることができる電動ステープラを提供することをその課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、複数の被綴り用紙を貫通させるステープルを打ち出すドライバを備えたドライバ駆動部と、打ち出されたステープルを折り曲げるクリンチャを備えたクリンチャ駆動部と、上記ドライバ駆動部又はクリンチャ駆動部に設けられて上記被綴り用紙を綴る綴り台とを備えたステープラ本体を用紙処理装置に設けられたベース上に配置するとともに、上記ドライバ駆動部とクリンチャ駆動部との間に、上記用紙処理装置に設けられた被綴り用紙供給用ガイドプレートに形成した開口部を上記綴り台に段違い状態で臨ませて綴り作動するステープラにおいて、上記ステープラ本体の上記綴り台を上記ベースに対して変位可能に支持させ、上記ドライバ駆動部又はクリンチャ駆動部の綴り動作により上記ステープラ本体を上記ベースに対して変位させることで上記ステープラ本体の綴り台と上記ガイドプレートの用紙載置面とを略面一にすることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、上記綴り動作時に上記ドライバ駆動部と上記クリンチャ駆動部とを接近させて被綴り用紙をクランプしたときに、クランプ動作により上記ステープラ本体を変位させることでステープラ本体の綴り台をガイドプレートの用紙載置面と略面一にすることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1において、上記綴り台を備えたドライバ駆動部又はクリンチャ駆動部の駆動軸に設けたカムと、上記ベースに設けたカムフォロワとを備え、上記カムの回転時に上記カムフォロワに係合させて上記ステープラ本体を上記ベースに対して変位させることでステープラ本体の綴り台をガイドプレートの用紙載置面と略面一にすることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかにおいて、上記変位が上記ステープラ本体の綴り台と反対側の部位を上記ベースに回動可能に支持したことによるものであることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜3のいずれかにおいて、上記変位が上記ベースに対する上記ステープラ本体の平行移動によるものであることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1〜5において、上記駆動軸に固定されたカムの一部に突部を形成するとともに、上記ベースには、上記突部に係合可能なカムフォロワを設け、待機時には上記突部に上記カムフォロワが係合して上記ステープラ本体の変位を規制することを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、ステープラ本体をベースに対して変位可能に支持させ、ドライバ駆動部又はクリンチャ駆動部の綴り動作によりステープラ本体をベースに対して変位させることでステープラ本体の綴り台とガイドプレートの用紙載置面とを略面一にする構成としたから、特別な機構を必要とせず、ステープラ本体をベースに対して変位可能に支持させるだけでステープラの綴り動作に必要な駆動力を利用して綴り時にステープラの綴り台とガイドプレートの用紙載置面とを略一致させて被綴り用紙をクランプすることができる。したがって、ステープラ全体はコンパクトに保持され、低コストで綴り台と被綴り用紙との段差を解消して常に良好な綴りを行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、綴り時にドライバ駆動部とクリンチャ駆動部とを接近させて被綴り用紙をクランプしたときに、ガイドプレートの用紙載置面とドライバ駆動部の綴り台とは段違いになっているから、被綴り用紙の束は綴り台上に浮いた状態となる。被綴り用紙の束が厚くて剛性があるときは、あまり撓まないので、被綴り用紙が固定された状態になる。これに対し、被綴り用紙をクランプするためにクリンチャ駆動部とドライバ駆動部とを接近させる動力は加えられ続けるから、綴り台を備えたステープラ本体が変位してガイドプレートの用紙載置面と略面一となる。したがって、被綴り用紙は確実にクランプされ、綴りは良好に行われる。
請求項3に係る発明によれば、綴り台を備えたドライバ駆動部又はクリンチャ駆動部の駆動軸に設けたカムと、上記ベースに設けたカムフォロワとを備え、上記カムの回転時に上記カムフォロワに係合させて上記ステープラ本体を上記ベースに対して変位させることでステープラ本体の綴り台をガイドプレートの用紙載置面と略面一にするから、被綴り用紙は確実にクランプされ、綴りは良好に行われる。
請求項4に係る発明によれば、上記変位が上記ステープラ本体の綴り台と反対側の部位を上記ベースに回動可能に支持したことによるものであるから、回動軸の位置は、綴り台と略同じ高さ位置に設けられており、クリンチ部とドライバ打ち出し部の位置はステープラ本体が回動変位してもほとんどずれないので、綴りは確実に行われる。
請求項5に係る発明によれば、上記変位が上記ベースに対するステープラ本体の平行移動によるものであるから、クリンチ部とドライバ打ち出し部の位置はステープラ本体が回動変位してもほとんどずれないので、綴りは確実に行われる。
請求項6に係る発明によれば、綴り動作が終了するとカムの突部とカムフォロワとが係合し、待機状態となる。このときステープラ本体は変位できず、安定状態となる。綴り動作時には駆動軸とともにカムが回転してカムフォロワは突部から外れるので、ステープラ本体は変位可能となる。綴り動作が終了すると、再びカムフォロワとカムの突部が係合し、ステープラ本体の上方への変位は規制され、安定状態となる。駆動軸は1回転して1サイクルの綴り作動を行うから、綴り作動を終了して待機位置に戻るタイミングでカムフォロワ上にカムの突部を係合させてステープラ本体を安定させることができる。
本発明に係る電動ステープラの基本的な構成を示す概要斜視図 上記電動ステープラの待機状態の要部を示す側面図 上記電動ステープラのクリンチャ駆動部が被綴り用紙に当った状態を示す要部の側面図 上記電動ステープラのクリンチャ駆動部がさらに被綴り用紙を押し付けることによりステープラ本体が回動してクランプが行われ、綴り作動が行われた状態を示す要部の側面図 ステープラ本体を変位させる他の実施形態の待機状態を示す電動ステープラの要部を示す側面図 図5の実施形態において、ステープラ本体が変位した状態を示す電動ステープラの要部の側面図 図5の実施形態において、被綴り用紙がクランプされている状態を示す電動ステープラの要部の側面図 ステープラ本体を平行移動によって変位させる実施形態の待機状態を示す電動ステープラの要部を示す側面図 図8の実施形態において、ステープラ本体が変位し、被綴り用紙がクランプされている状態を示す電動ステープラの要部の側面図 待機時にステープラ本体の安定機構を示す要部の側面図 図10の安定機構が解除されてステープラ本体が変位可能となった状態を示す要部の側面図
図1は電動ステープラの斜視図である。この電動ステープラAは、複写機やプリンタの画像形成装置の後段に設けられる用紙の後処理機としての用紙処理装置に設けられたベースB上にステープラ本体1を配置したもので、ステープラ本体1にはドライバ駆動部2が設けられている。ステープラ本体1にはまたクリンチャ駆動部3が上下方向に揺動可能に配置され、揺動時にドライバ駆動部2に対して接近離間するように設けられている。ドライバ駆動部2には綴り台4が配置されている。
また、ステープラ本体1には、多数の連結ステープルを収納したカートリッジ(図示せず)を着脱できるように構成されているとともに、カートリッジから送り出されたステープルを成形して打ち出すヘッド部5を備え、ヘッド部5には図示しないがステープルを門形に成形するフォーミングプレートと成形されたステープルを打ち出すドライバとを駆動するドライバ駆動部2が設けられ、カートリッジ内のステープルは順次ドライバ駆動部2に供給されるように構成されている。
綴り台4は、被綴り用紙の綴り部位を下から支持する台で、ヘッド部5の上面に形成されたステープルの打ち出し部6の周囲に設けられている。
クリンチャ駆動部3には、ドライバによって打ち出されてステープルの脚部を折り曲げる可動クリンチャとその駆動機構が設けられている。可動クリンチャはステープラ本体1に揺動可能に設けられた駆動リンク7の先端のクリンチ部8に設けられている。
上記構成において、ドライバ駆動部2とクリンチャ駆動部3との間の間口に被綴り用紙を供給して綴り台4上に載せてスイッチをオンすると、駆動リンク7が下方に揺動して綴り台4に接近し、綴り台4との間に被綴り用紙Pクランプする。その後、ドライバ駆動部2からステープルが打ち出され、ステープルは被綴り用紙Pを貫通して上方に突出した後、クリンチ部8の可動クリンチャによって被綴り用紙Pの面に添うように折り曲げられ、綴りが終了する。綴りが終了すると、駆動リンク7は再び上方の待機位置に復帰移動する。
次に、ベースBはステープラ本体1を取付るための部材で、図2に示されるように、底板10と背面板11の両側にL字形のベースブラケット12を形成したもので、ベースブラケット12の起立部12aの上端は内側にU字状に屈曲形成されている。底板10の上にはステープラ本体1が配置されている。ステープラ本体1の側面には、綴り台4と反対側で綴り台4とほぼ同じ高さ位置に軸受穴(図示せず)が形成され、この軸受穴とベースブラケット12の起立部上端の屈曲部14に設けた軸受穴13とに回動軸15(図2参照)が設けられている。これにより、ステープラ本体1はベースBに対し、回動軸15を中心に上下に回動変位できるようになっている。
次に、16は電動ステープラAの綴り台4上に被綴り用紙Pを供給してステープル止めするためのガイドプレートで、図示されたガイドプレート16の一部は省略されている。このガイドプレート16は通常は複写機やプリンタの紙排出口等に設けられ、複写され又は印刷された用紙がソーターを経て積載されている。ガイドプレート16には用紙載置部(用紙載置面)17が形成され、その先端側には被綴り用紙Pを綴るための開口部18が切り欠き形成され、開口部18の両側先端は略直角に折り返され、先端壁20は被綴り用紙Pの端面を当てるための受け面となっている。
ガイドプレート16の折り返し部はステープラ本体1のドライバ駆動部2とクリンチャ駆動部3との間に配置され、ガイドプレート16の用紙載置部17は綴り台4よりも一段高い位置に配置されている。このため、ガイドプレート16の開口部18は綴り台4に段違い状態で臨むようになっているとともに、固定されたガイドプレート16に沿って電動ステープラAをスライド移動させることができるから、1台の電動ステープラAによって同じ被綴り用紙Pの互いに異なる位置を綴ることができる。
次に、上記構成によれば、図2に示されるように、ガイドプレート16上に複数の被綴り用紙Pを積み重ねて電動ステープラAの綴り台4上に供給した後、電動ステープラAのスイッチをオンすると、図3に示されるように、クリンチャ駆動部3の駆動リンク7が下方に揺動してドライバ駆動部2の綴り台4に向けて接近させてクランプする。ところが、ガイドプレート16の用紙載置部17とドライバ駆動部2の綴り台4とは段違いになっているから、被綴り用紙Pの束は綴り台4上に浮いた状態となる。被綴り用紙Pの束が厚くて剛性があるときは、あまり撓まないので、被綴り用紙Pが固定された状態になる。これに対し、駆動リンク7はさらに揺動し続け、クランプ力が増してくるので、図4に示されるように、ドライバ駆動部2を備えたステープラ本体1の方が回動軸15を中心に回動変位して綴り台4とガイドプレート16の用紙載置面と略面一となり、被綴り用紙Pはクリンチャ駆動部3との間で確実にクランプされる。その後、ドライバ駆動部2からステープルが打ち出され、ステープルは被綴り用紙Pを貫通して上方に突出した後、可動クリンチャによって被綴り用紙Pの面に添うように折り曲げられ、綴りが終了する。綴りが終了すると、図1に示されるように、駆動リンク7は再び上方の待機位置に復帰移動するから、ステープラ本体1も下方に回動して待機位置に戻る。
以上のように、被綴り用紙Pはドライバ駆動部2とクリンチャ駆動部3との間にしっかりとクランプされるから、綴りも円滑かつ確実に行われる。
また、回動軸15の位置は、綴り台4と略同じ高さ位置に設けられているため、クリンチ部8とドライバ打ち出し部の位置はステープラ本体1が回動変位してもほとんどずれないので、綴りは確実に行われる。
さらに、ステープラ本体の回動変位のための構造は単純で、綴り動作を利用して行われるから、新たにモータや機構を必要としない。したがって、コストを低く抑えることができるとともに、ステープラ全体の小型化が損なわれることはない。
なお、ステープラ本体1の変位は綴り動作を利用して上下動させるものであればよく、必ずしもクランプ動作を利用するものに限定されない。例えば、図5〜図9に示されるように、ステープラ本体1に設けられた駆動軸とカムの動作を利用してもよい。
すなわち、ドライバ駆動部2の綴り側に設けられた駆動軸21は電動モータの出力軸と作動連結し、待機状態から綴りが終了して再び待機状態に戻るまでの1サイクルを1回転で行うように設定されている。例えば駆動軸21には円形カム22が設けられ、その内側に形成されたカム溝(図示せず)にクリンチャ駆動部3の駆動リンク7の端部を係合させ、カム22が1回転することでカム溝により駆動リンク7が上部待機位置から下方に揺動し、再び上部に戻ることで、待機状態から綴り動作をし、再び待機状態に戻るという1サイクルの綴り工程を実行するように構成されている。ドライバ駆動部2も駆動軸21が1回転する中で待機位置からステープルの打ち込み位置、さらに待機位置へと変位するように構成されている。そこで、円形カム22の外周面の一部を切り欠いて弦部分を形成し、弦部分の中央に円弧を有する弦円弧部23を形成するとともに、ベースBの底板10のカム22に対応する位置にはカムフォロワ24を設ける構成にしてもよい。
上記構成において、待機時には図5のようにカムフォロワ24が弦円弧部23に係合するように設定する。綴り時には図6のように駆動軸21とともにカム22が回転してカムフォロワ24上に外周面が乗り上げ、ステープラ本体1が押し上げられるので、背面側の回動軸15を中心に回動変位し、綴り台4とガイドプレート16の被綴り用紙載置面とが略面一となり、被綴り用紙Pは図7のようにクリンチャ駆動部3との間でクランプされ、その後、その後、ドライバ駆動部2からステープルが打ち出され、ステープルは被綴り用紙Pを貫通して上方に突出した後、可動クリンチャによって被綴り用紙Pの面に添うように折り曲げられ、綴りが終了する。綴りが終了すると、図5に示されるように、駆動リンク7は再び上方の待機位置に復帰移動するから、ステープラ本体1も下方に回動して待機位置に戻る。駆動軸21は1回転したときに1サイクルの綴り作動を行うから、クリンチャ駆動部3の駆動リンクが下方に揺動して被綴り用紙Pをクランプするタイミングでカムフォロワ24上にカム22の外周面を係合させてステープラ本体1を回動変位させることができる。綴り終了後は再びカムフォロワ24が弦円弧部23に係合して待機状態の位置に戻るようにすればよい。
なお、カム22はクリンチャ駆動部3又はドライバ駆動部2においてクリンチャ又はドライバを駆動するために設けられているものを利用するのではなく、別のものを駆動軸21に設けてもよい。
次に、ステープラ本体1の変位は回動によって行われるものに限定されない。例えば、図8に示されるように、ステープラ本体1を平行移動して変位する構成であってもよい。すなわち、ベースB上には、ベースリンク25とベースリンク25に回動自在に設けられた等長の2つのリンク26と、これら2つのリンク26の端部をステープラ本体1の側面下部に回動自在に設けることにより4節リンク機構が構成されている。
上記構成によれば、綴り作動時に、図9に示されるように、リンク機構の作用により、ステープラ本体1は上方に平行に移動して変位するため、綴り台4が上方に移動して綴り台4とガイドプレート16の被綴り用紙載置面とが略面一となり、被綴り用紙Pはドライバ駆動部2とクリンチャ駆動部3との間で確実にクランプされる。その後、ドライバ駆動部2からステープルが打ち出され、ステープルは被綴り用紙Pを貫通して上方に突出した後、可動クリンチャによって被綴り用紙Pの面に添うように折り曲げられ、綴りが終了する。綴りが終了すると、駆動リンク7は再び上方の待機位置に復帰移動するから、ステープラ本体1も下方に移動して待機位置に戻る。
なお、ステープラ本体1を変位しやすくするため、ベースBとステープラ本体1との間に板バネ、コイルバネ等を設けたり、ベースBに対してステープラ本体1が垂直に移動できるようにガイドを設けたりしてもよい。
ところで、ステープラ本体1がベースBに対して変位可能になっていると、ステープルカートリッジを交換したり、ステープラ本体1を傾けたりしたときにステープラ本体1が不用意に動く可能性があるので、待機状態にあるときはステープラ本体1が安定した状態になっているのが好ましい。そこで、図10に示されるように、ステープラ本体1の駆動軸21の一端に設けられた上述のカム22と反対側に、このカム22と同様に他方の駆動リンク(駆動リンクは左右に1対設けられている)を揺動させるための円形カム30が設けられているので、このカム30の外周縁に円形縁を突出形成して内カムとし、その一部に円形縁の内周面から内側に向かって突出した突部27を形成している。これに対し、ベースブラケット12には、上記円形縁の内側に対応する位置にカムフォロワ28を設けている。そして、待機時にはカムフォロワ28が突部27に係合するように設定されている。
上記構成によれば、綴り動作が終了してクランプが開放されるとカム22の突部27はカムフォロワ28の下に係合し、待機状態となる。このときステープラ本体1は変位できず、安定状態となる。綴り動作時には、図11に示すように、駆動軸21とともにカム22が回転してカムフォロワ28は突部から外れるので、ステープラ本体1は変位可能となる。綴り動作が終了すると、再びカムフォロワ28の下部にカム30の突部27が係合し、ステープラ本体1の上方への変位は規制され、安定状態となる。駆動軸21は1回転して1サイクルの綴り作動を行うから、綴り作動を終了して待機位置に戻るタイミングでカムフォロワ28上にカム30の突部27を係合させてステープラ本体1を安定させることができる。
なお、ステープル本体は、クリンチャ駆動部とドライバ駆動部とは上下反対に配置される構成であってもよい
A 電動ステープラ
B ベース
P 被綴り用紙
1 ステープラ本体
2 ドライバ駆動部
3 クリンチャ駆動部
4 綴り台
5 ヘッド部
16 ガイドプレート
18 開口部

Claims (6)

  1. 複数の被綴り用紙を貫通させるステープルを打ち出すドライバを備えたドライバ駆動部と、打ち出されたステープルを折り曲げるクリンチャを備えたクリンチャ駆動部と、上記ドライバ駆動部又はクリンチャ駆動部に設けられて上記被綴り用紙を綴る綴り台とを備えたステープラ本体を用紙処理装置に設けられたベース上に配置するとともに、上記ドライバ駆動部とクリンチャ駆動部との間に、上記用紙処理装置に設けられた被綴り用紙供給用ガイドプレートに形成した開口部を上記綴り台に段違い状態で臨ませて綴り作動するステープラにおいて、
    上記ステープラ本体の上記綴り台を上記ベースに対して変位可能に支持させ、上記ドライバ駆動部又はクリンチャ駆動部の綴り動作により上記ステープラ本体を上記ベースに対して変位させることで上記ステープラ本体の綴り台と上記ガイドプレートの用紙載置面とを略面一にする
    ことを特徴とする電動ステープラ。
  2. 上記綴り動作時に上記ドライバ駆動部と上記クリンチャ駆動部とを接近させて被綴り用紙をクランプしたときに、クランプ動作により上記ステープラ本体を変位させることで上記ステープラ本体の綴り台を上記ガイドプレートの用紙載置面と略面一にする
    ことを特徴とする、請求項1に記載の電動ステープラ。
  3. 上記綴り台を備えたドライバ駆動部又はクリンチャ駆動部の駆動軸に設けたカムと、上記ベースに設けたカムフォロワとを備え、上記カムの回転時に上記カムフォロワに係合させて上記ステープラ本体を上記ベースに対して変位させることでステープラ本体の綴り台をガイドプレートの用紙載置面と略面一にする
    ことを特徴とする、請求項1に記載の電動ステープラ。
  4. 上記変位が上記ステープラ本体の綴り台と反対側の部位を上記ベースに回動可能に支持したことによるものであることを特徴とする、請求項1〜3に記載の電動ステープラ。
  5. 上記変位が上記ベースに対する上記ステープラ本体の平行移動によるものであることを特徴とする、請求項1〜3に記載の電動ステープラ。
  6. 上記駆動軸に固定されたカムの一部に突部を形成するとともに、上記ベースには、上記突部に係合可能なカムフォロワを設け、待機時には上記突部に上記カムフォロワが係合して上記ステープラ本体の変位を規制することを特徴とする、請求項1〜5に記載の電動ステープラ。
JP2009207154A 2009-09-08 2009-09-08 電動ステープラ Active JP5333083B2 (ja)

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