JP3304590B2 - シート処理装置 - Google Patents

シート処理装置

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JP3304590B2
JP3304590B2 JP01066994A JP1066994A JP3304590B2 JP 3304590 B2 JP3304590 B2 JP 3304590B2 JP 01066994 A JP01066994 A JP 01066994A JP 1066994 A JP1066994 A JP 1066994A JP 3304590 B2 JP3304590 B2 JP 3304590B2
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンタ等の
画像記録装置から排出されるシートを揃えて綴じるシー
ト処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のシート処理装置として、従来、
下記(J01)の技術が知られている。 (J01)(特公平4−19151号公報記載の技術) この公報に記載されたフィニッシャーは図4に示すよう
に、コンパイルトレイ01に1頁目を下にして順次N頁
まで重ねられた全部でN頁あるシート02を綴じる際
に、フィニッシャ03の針打ち出し部03aをコンパイ
ルトレイ01の上方に配置し針受部03bを下方に配置
して 最終頁であるNページ目から1頁目の方向(下
方)へ向かって針を打ち込んでステープル作業を行うも
のである。ステープル作業時、ステープラ03の針受部
03bはシート02の下面に接近して配置され、シート
02の上側から針打出し部03aが下方に移動してステ
ープル作業を行う。この場合、ステープラ03でのステ
ープル作業時にシート02の上下移動が生じないので、
ステープル作業後のシート02の端部において各シート
端の位置ずれは生じない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のシート処理装
置として、従来、下記(J02)の技術が知られている。 (J02)(実開平3−70967号公報記載の技術) この公報に記載されたフィニッシャーは図5に示すよう
に、コンパイルトレイ01に1頁目を下にして順次N頁
まで重ねられた全部でN頁あるシート02を綴じる際
に、針打ち出し部03aをコンパイルトレイ01の下方
に配置し針受部03bを上方に配置して1頁目から最終
頁であるNページ目の方向(上方)へ向かって針を打ち
込んでステープルを行うものである。ステープル作業
時、ステープラ03の針受部03bはシート02の上方
に配置され、シート02の下方から針打出し部03aが
上方に移動してステープル作業を行う。この場合、シー
ト02の枚数が少ない場合には、シート02上面と針受
部03bとの間隔が大きくなり、ステープル作業時にシ
ート02が針打ち出し部03aによって上方に持ち上げ
られる。
【0004】前記従来の技術(J02)には下記の問題点
がある。 前記(J02)の問題点 シート02が持ち上げられると、シート02に湾曲部0
2a部が生じる。この湾曲部02aは、湾曲部の内側(下
面側)と外側(上面側)とで曲率半径の差があるため、
図6に示すように、シート02の端部にくさび状の位置
ずれが生じる。したがって、予めコンパイルトレイ01
上でシート02の端部を揃えても、図6から分かるよう
に、ステープル後にはシート02の端部がくさび状にな
るという問題点がある。
【0005】本発明は、前述の事情に鑑み、下記(O0
1)の記載内容を課題とする。(O01)コンパイルトレ
イの下方に針打ち出し部が配置されるとともに上方に針
受部が配置されたステープラを有するシート処理装置に
おいて、ステープル作業後のシート端部がくさび状にず
れないようにすること。
【0006】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。な
お、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するものではない。
【0007】(第1発明) 前記課題を解決するために、本出願の第1発明のシート
処理装置(U)は、搬入される複数のシート(S)を重
ねて収容するコンパイルトレイ(C)と、前記コンパイ
ルトレイ(C)内に収容されたシート(S)をステープ
ルするステープラ(T)とを備え、前記ステープラ
(T)は前記コンパイルトレイ(C)上方に配置された
針受部(T2)と前記針受部(T2)に下方から接近する
針打出し部(T1)とを有するシート処理装置(U)に
おいて、下記の要件を備えたことを特徴とする、 (Y01)前記コンパイルトレイ(C)を揺動自在に支持
する手段(21)、 (Y02)前記コンパイルトレイ(C)を上方に付勢する
手段。前記第1発明において、前記コンパイルトレイを揺動自
在に支持する手段および前記コンパイルトレイを上方に
付勢する手段により、コンパイルトレイ(C)に収容さ
れたシート(S)上面と針受部(T2)との距離を略一
定に保持する手段(21,22)を構成することが可能
である。前記コンパイルトレイを上方に付勢する手段と
してはばねのような弾性部材を使用可能である。
【0008】(第2発明) 本出願の第2発明のシート処理装置(U)は、搬入され
る複数のシート(S)を重ねて収容するコンパイルトレ
イ(C)と、前記コンパイルトレイ(C)内に収容され
たシート(S)をステープルするステープラ(T)とを
備え、前記ステープラ(T)は前記コンパイルトレイ
(C)上方に配置された針受部(T2)と前記針受部
(T2)に下方から接近する針打出し部(T1)とを有す
るシート処理装置(U)において、下記の要件を備えた
ことを特徴とする、 (Y03)前記コンパイルトレイ(C)を揺動自在に支持
する手段(21)とステープル作業時に前記コンパイル
トレイ(C)を上方に移動させる手段(31〜36)と
により構成された、前記コンパイルトレイ(C)内に収
容されたシート(S)と前記針受部(T2)とを接近さ
せる手段(21,31〜36)、
【0009】(第3発明) また、本出願の第3発明のシート処理装置(U)は、搬
入される複数のシート(S)を重ねて収容するコンパイ
ルトレイ(C)と、前記コンパイルトレイ(C)内に収
容されたシート(S)をステープルするステープラ
(T)とを備え、前記ステープラ(T)は前記コンパイ
ルトレイ(C)上方に配置された針受部(T2)と前記
針受部(T2)に下方から接近する針打出し部(T1)と
を有するシート処理装置(U)において、下記の要件を
備えたことを特徴とする、(Y04)ステープル作業時に前記コンパイルトレイ
(C)のシート支持面に垂直な方向に前記針受部(T
2)を移動させる手段(41,42)により構成され
た、前記コンパイルトレイ(C)内に収容された シート
(S)と前記針受部(T2)とを前記シート(S)の面
に垂直な方向から接近させる手段(41,42)、
【0010】
【作用】(第1発明の作用) 次に、前述の特徴を備えた本出願の第1発明の作用を説
明する。前述の特徴を備えた本出願の第1発明のシート
処理装置(U)では、コンパイルトレイ(C)は搬入さ
れる複数のシート(S)を重ねて収容する。前記コンパ
イルトレイ(C)を揺動自在に支持する手段(21)と
コンパイルトレイ(C)を上方に付勢する手段(22)
とにより、コンパイルトレイ(C)は最初、前記針受部
(T2)に対して所定の距離だけ下方に配置されてい
る。コンパイルトレイ(C)にシート(S)が搬入され
るとシート(S)の重量によりコンパイルトレイ(C)
は下降するが、コンパイルトレイ(C)内のシート
(S)の高さが増加するので、シート(S)上面とその
上方の針受部(T2)との距離は一定に保持される。前
記シート(S)上面とその上方の針受部(T2)との距
離は小さい値に設定できるので、常にシート(S)上面
とその上方の針受部(T2)との距離を小さい一定値に
保持することができる。したがって、ステープル作業を
行う際に、コンパイルトレイ(C)に収容されたシート
(S)の下方から針打出し部(T1)が上昇してシート
(S)を持ち上げるけれども、シート(S)は前記小さ
な一定距離を上昇するだけで針受部(T2)に当接す
る。このため、シート(S)端部の位置ずれを小さくす
ることができる。
【0011】(第2発明の作用)次に、前述の特徴を備
えた本出願の第2発明の作用を説明する。前記第2発明
のシート処理装置(U)では、前記コンパイルトレイ
(C)は揺動自在に支持されている。このコンパイルト
レイ(C)は、ステープル作業時に上方に移動させられ
て、針受部(T2)に接近する。このため、ステープル
作業を行う際に、コンパイルトレイ(C)に収容された
シート(S)の下方から針打ち出し部が上昇してシート
(S)を持ち上げるけれども、シート(S)は前記小さ
な距離を上昇するだけで針受部(T2)に当接する。こ
のため、シート(S)端部の位置ずれを小さくすること
かできる。
【0012】(第3発明の作用) 次に、前述の特徴を備えた本出願の第3発明の作用を説
明する。前記第3発明のシート処理装置(U)では、コ
ンパイルトレイ(C)上方に配置された針受部(T2)
は、ステープル作業時に前記コンパイルトレイ(C)の
シート支持面に垂直な方向すなわち、コンパイルトレイ
(C)内のシート(S)に垂直な方向から接近するよう
に移動させられる。このため、ステープル作業を行う際
に、コンパイルトレイ(C)に収容されたシート(S)
の下方から針打ち出し部が上昇してシート(S)を持ち
上げるけれども、シート(S)は前記小さな距離を上昇
するだけで針受部(T2)に当接する。このため、シー
ト(S)端部の位置ずれを小さくすることができる。
【0013】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施例を
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。なお、以後の説明の理解を容易にするために、
図面において互いに直交する矢印X,Y,Zの方向に直
交座標軸X軸、Y軸、Z軸を定義し、矢印X方向を前
方、矢印Y方向を左方、 矢印Z方向を上方とする。こ
の場合、X方向(前方)と逆向き(−X方向すなわち、
反X方向)は後方、Y方向(左方)と逆向き(−Y方向
すなわち、反Y方向)は右方、Z方向(上方)と逆向き
(−Z方向すなわち、反Z方向)は下方となる。また、
前方(X方向)及び後方(−X方向)を含めて前後方向
又はX軸方向と言い、左方(Y方向)及び右方(−Y方
向)を含めて左右方向又はY軸方向と言い、上方(Z方
向)及び下方(−Z方向)を含めて上下方向又はZ軸方
向と言うこととする。さらに図中、「○」の中に「・」
が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を表
し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表か
ら裏に向かう矢印を表している。
【0014】(実施例1)図1は本発明のシート処理装
置Uの実施例1の要部の縦断面図である。図1におい
て、シート処理装置Uは複写機本体(図示せず)と接続
する面(シート処理装置の図1で左側面)に、複写機で
複写されたシートSを搬入するシート搬入口1が配置さ
れている。このシート搬入口1には搬送ローラ2が配置
されている。搬送ローラ2に接続するシート搬入路3の
終端(図1中、右端)には搬入路終端ローラ4が配置さ
れている。前記シート搬入口1から搬入されたシートS
は、前記搬入路終端ローラ4からコンパイルトレイCに
搬入される。
【0015】コンパイルトレイCは、外方(図1で右
方)に行くに従って上昇するように傾斜して配置されて
いる。このコンパイルトレイCには前後方向のシート揃
えを行うための前後一対のタンパ5が設けられ、コンパ
イルトレイCの左端は、シート左端位置決め部6として
構成されている。また、このコンパイルトレイCの左端
側にはステープラTが配置されている。
【0016】ステープラTは、針打ち出し部T1、針受
部T2、およびカム7等を有している。前記針受部T2は
コンパイルトレイCの上方に配置され固定されている。
カム7が回転したとき針打ち出し部T1が上方に回動し
てステープル針8により、コンパイルトレイCに収容さ
れたシートをステープルする(綴じる)ように構成され
ている。コンパイルトレイCの右端にはシート排出装置
9が設けられている。シート排出装置9は、上下一対の
シート排出ローラ11及び12を有している。上側排出
ローラ12を支持する揺動アーム13は、引っ張りバネ
14により下方に付勢されて(図1の2点鎖線で示す位
置に保持されて)いるが、必要なときにはソレノイド1
6により上方位置(図1の実線位置参照)に保持される
ようになっている。シート処理装置Uの右側壁には、前
記上側シート排出ローラ11および下側シート排出ロー
ラ12に隣接してシート排出口17が形成されている。
そして、シート排出口17の外側にはスタックトレイ1
8が配置されている。
【0017】コンパイルトレイCに収容されたのシート
Sをスタックトレイ18に排出するときには上側排出ロ
ーラ11は下方に降下した位置(下側排出ローラ12に
向けて押圧される位置)において回転自由な状態に保持
される。また、下側排出ローラ12はコンパイルトレイ
C内のシートSをスタックトレイ18に排出するときに
は図1で時計方向に回転駆動されるようになっている。
さらに、前記上側排出ローラ11はコンパイルトレイC
内に順次搬入されるシートの左端を揃えるため、前記下
方に降下した位置(図1の2点鎖線位置参照)において
時計方向に回転駆動されるようになっている。このよう
な、上側排出ローラ11の回転自由な状態と回転駆動さ
れる状態とはクラッチ(図示せず)のオン、オフにより
切り換えることができる。
【0018】前記コンパイルトレイCの右側の端部の下
面は、シート処理装置Uのフレームに支持されたヒンジ
軸(コンパイルトレイCを揺動自在に支持する手段)2
1回りに回転自在に支持されている。このため、コンパ
イルトレイCはヒンジ軸21回りに揺動自在に支持され
ている。コンパイルトレイCはさらに、左側の所定の位
置において、シートSを針受部T2へ接近させる手段で
あるスプリング(コンパイルトレイCを上方に付勢する
手段)22の一方の端部と接続され、スプリング22の
他方の端部が上方のシート処理装置Uのフレーム(図示
せず)へ固定され、上方へ揺動するように付勢される。
このスプリング22の付勢により、コンパイルトレイC
は所定の傾斜角度に保持され且つ揺動可能とされる。前
記符号21,22で示された要素により、コンパイルト
レイCに収容されたシートS上面と針受部T2との距離
を略一定に保持する手段(21,22)が構成されてい
る。
【0019】(実施例1の作用)次に、前述の構成を備
えた本発明の実施例1の作用を説明する。複写機から排
出される複写済のシートSは、順次シート処理装置Uへ
搬入され、コンパイルトレイCに収容され、揃えられ
る。記録シートSがコンパイルトレイCに載置される
と、シート枚数が増える毎にコンパイルトレイC上のシ
ートSの束の厚みは増加する。また、シート数が増す毎
に重量も増加する。重量の増加に伴いコンパイルトレイ
Cを揺動自在に上方へ支持しているスプリング22の長
さが伸長する。シート枚数の増加に伴いシートSの束の
厚みの増加とスプリング22の長さの伸長量がほぼ同一
となるようにスプリングの強さが設定されているため、
シート最上面と針受部T2との空間部の距離は常にほぼ
一定の大きさを保持する。
【0020】複写機からシート処理装置UへのシートS
の搬入が終了後、前記カム7が回転駆動されて、針打出
し部T1が上方へ回転され、ステープル針8がコンパイ
ルトレイCの下面側から打ち出される。ステープル針8
はその両端が、コンパイルトレイC上のシートSを貫通
する。シートSを貫通し針受部T2へ達したステープル
針8の端部は、針受部T2により内側へそれぞれ折曲げ
られる。上記のステープル作業において、コンパイルト
レイC上のシートSの束は、シートSの最上面と針受部
T2とが当接するまで針打出し部T1により上方(Z軸方
向)へ持ち上げられる。しかし、コンパイルトレイCの
最上面のシートSと針受部T2との距離は、スプリング
22の付勢により所定の小さな距離に保持されているた
め、上記の持ち上げられる距離は小さい。よって、コン
パイルトレイC上の複数のシートSの端部にくさび状の
ずれは生じない。
【0021】コンパイルトレイC上のステープル作業が
完了したシートSは、上側排出ローラ12の下降によ
り、該ローラ12と下側排出ローラ11とにより挟持さ
れる。この状態で、ローラ11を回転駆動するとシート
Sはシート処理装置Uの排出口17からスタックトレイ
21に排出される。コンパイルトレイC上からステープ
ル作業完了後のシートSが排出されると、スプリング2
2に加わる荷重が初期状態の値となる。よって、スプリ
ング22の荷重による伸長はなくなり、コンパイルトレ
イCと針受部T2との距離も所定の初期値となる。
【0022】以上の説明から分かるように、針受部T2
とコンパイルトレイCとの前記間隔をシート枚数の大小
に係らず略一定に保持することが可能となり、シートS
の枚数が少ない場合における前記間隔を小さくすること
が可能となる。
【0023】(実施例2)次に、図2により本発明のシ
ート処理装置の実施例2について説明する。なお、この
実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対
応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説
明を省略する。コンパイルトレイCは、ヒンジ軸21に
より回転自在とされる。このコンパイルトレイCは、ヒ
ンジ軸21よりも左方の所定の位置においてスプリング
31により下方へ付勢され、カムローラ32により下面
を支持されている。コンパイルトレイCの下側には、前
記カムローラ32を駆動するモータ34とモータの回転
力を伝達する回転力伝達部36とが配置されている。カ
ムローラ32は偏芯カムであり、該カムローラ32の回
転により前記コンパイルトレイCを支持する位置が上下
に変動する。これらの、カムローラ32、モータ34お
よび回転力伝達部36がコンパイルトレイCの傾斜角度
を強制的に変える手段を構成する。
【0024】(実施例2の作用)コンパイルトレイC内
に収容されたシートSに対してステープル作業を行う際
には、先ず前記カムローラ32を回転させることによ
り、コンパイルトレイCを上昇させてその中に収容され
たシートSの上面とステープラTの針受部T2との距離
を小さくしておく。前記カムローラ32の回転量すなわ
ち、コンパイルトレイCの上昇量はコンパイルトレイC
に収容されたシート枚数に応じて決定される。これによ
り、針打ち出し部T1によるシートSの持ち上げ量が小
さくなる。
【0025】(実施例3)次に、図3により本発明のシ
ート処理装置Uの実施例3について説明する。なお、こ
の実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素に
対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な
説明を省略する。ステープラTの針受部T2の左側面に
はラック41が取り付けられている。前記ラック41は
ピニオン42と噛み合っており、このピニオン42は、
シート処理装置Uのフレームに回転自在に支持され且つ
図示しない回転駆動装置によって回転駆動されるように
構成されている。前記符号41,42で示された要素お
よび針受部T2の上下移動をガイドするガイド部材(図
示せず)等により、針受部T2とシートSとを接近させ
る手段が構成されている。図3において、ピニオン42
を時計方向へ回転すればステープラTは、下方へ移動
し、反時計方向へ回転すればステープラTは、上方へ移
動する。
【0026】(実施例3の作用)コンパイルトレイC内
に収容されたシートSに対してステープル作業を行う際
には、先ず前記ピニオン41を回転させることにより、
針受部T2をコンパイルトレイに接近するように移動さ
せその中に収容されたシートSの上面とステープラTの
針受部T2との距離を小さくしておく。前記ピニオン4
1の回転量すなわち、針受部T2の移動量(下降量)は
コンパイルトレイCに収容されたシート枚数に応じて決
定される。これにより、ステープ作業時の針打ち出し部
T1によるシートSの持ち上げ量が小さくなる。
【0027】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。 (H01)実施例3において、ステープラTの針受部T1
とコンパイルトレイCとを接近させる手段はラック4
1、ピニオン42以外の手段を使用することが可能であ
る。 (H02)実施例2,3において、針受部T2とシートS
とを接近させる手段は、それらが当接するまで接近させ
るように構成することが可能である。
【0028】
【発明の効果】前述の本発明のシート処理装置は、下記
の効果を奏することができる。 (E01)コンパイルトレイの下方に針打ち出し部が配置
されるとともに上方に針受部が配置されたステープラを
有するシート処理装置において、ステープル作業後のシ
ート端部がくさび状にずれないようにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明のシート処理装置の実施例1の
要部の縦断面図である。
【図2】 図2は本発明のシート処理装置の実施例2の
要部の縦断面図である。
【図3】 図3は本発明のシート処理装置の実施例3の
要部の縦断面図である。
【図4】 図4は従来のシート処理装置の説明図であ
る。
【図5】 図5は従来の他のシート処理装置の説明図で
ある。
【図6】 図6は図5の要部の拡大図である。
【符号の説明】
C…コンパイルトレイ、S…シート、T…ステープラ、
T1…針打出し部、T2…針受部、U…シート処理装置、
1…搬入口、2…搬送ローラ、3…シート搬入路、4…
搬入路終端ローラ、6…シート左端位置決め部、7…カ
ム、8…ステープル針、9…シート排出装置、19,,
41…スプリング、11…下側排出ローラ,12…上側
排出ローラ、13…揺動アーム、17…排出口、18…
スタックトレイ、21…ヒンジ軸、31…スプリング、
32…カムローラ、34…モータ、36…回転力伝達
部、41…ラック、42…ピニオン、
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 37/00 - 37/06 B65H 39/00 - 39/16 B65H 31/00 - 31/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬入される複数のシートを重ねて収容す
    るコンパイルトレイと、前記コンパイルトレイ内に収容
    されたシートをステープルするステープラとを備え、前
    記ステープラは前記コンパイルトレイ上方に配置された
    針受部と前記針受部に下方から接近する針打出し部とを
    有するシート処理装置において、下記の要件を備えたこ
    とを特徴とする前記シート処理装置、 (Y01)前記コンパイルトレイを揺動自在に支持する手
    段、 (Y02)前記コンパイルトレイを上方に付勢する手段。
  2. 【請求項2】 搬入される複数のシートを重ねて収容す
    るコンパイルトレイと、前記コンパイルトレイ内に収容
    されたシートをステープルするステープラとを備え、前
    記ステープラは前記コンパイルトレイ上方に配置された
    針受部と前記針受部に下方から接近する針打出し部とを
    有するシート処理装置において、下記の要件を備えたこ
    とを特徴とする前記シート処理装置、 (Y03)前記コンパイルトレイを揺動自在に支持する手
    段とステープル作業時に前記コンパイルトレイを上方に
    移動させる手段とにより構成された、前記コンパイルト
    レイ内に収容されたシートと前記針受部とを接近させる
    手段、
  3. 【請求項3】 搬入される複数のシートを重ねて収容す
    るコンパイルトレイと、前記コンパイルトレイ内に収容
    されたシートをステープルするステープラとを備え、前
    記ステープラは前記コンパイルトレイ上方に配置された
    針受部と前記針受部に下方から接近する針打出し部とを
    有するシート処理装置において、下記の要件を備えたこ
    とを特徴とする前記シート処理装置、(Y04)ステープル作業時に前記コンパイルトレイのシ
    ート支持面に垂直な方向に前記針受部を移動させる手段
    により構成された、前記コンパイルトレイ内に収容され
    シートと前記針受部とを前記シートの面に垂直な方向
    から接近させる手段、
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