JP5708352B2 - 中綴じ用ステープラ - Google Patents
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Description
2.中綴じ用電動ステープラ(中綴じ用ステープラのドライバ機構部が2つの例)
3.中綴じ用電動ステープラの動作
3−1.クランプを同時に行う例
3−2.クランプに位相差を設ける例
4.中綴じ用ステープラのドライバ機構部が3つの例
4−1.クランプを同時に行う例
4−2.クランプに位相差を設ける例
5.その他の変形例
図1に示すように、本発明を適用した中綴じ用電動ステープラは、複写機やプリンタ等の画像形成装置に隣接して設けられる用紙処理装置に内蔵される。そこで、先ず、図1を参照して、用紙処理装置について説明する。この用紙処理装置1は、複写機2に連結されている。この用紙処理装置1は、複写機2と接続する面に、複写機2で複写された用紙3を搬入する用紙搬入口4が配置されている。この用紙搬入口4から搬入された用紙3は、切換機構5の切り換えにより、搬送路が図1中右側の第1の搬送路6と左側の第2の搬送路7との何れかに切り換えられ、搬送ローラ8により搬送される。第1の搬送路6の搬送先には、複数の用紙の綴りを揃えて収容する端綴じ用コンパイルトレイ9が水平に対し緩傾斜して配置され、この端綴じ用コンパイルトレイ9の一端は、用紙左端位置決め部10となっている。端綴じ用コンパイルトレイ9の下方には、端綴じ用ステープラのドライバ機構部11が配置されている。端綴じ用ステープラのドライバ機構部11は、カム12の回転によりステープルを打ち出す。打ち出されたステープルは、端綴じ用ステープラ11の近傍に配設されたクリンチャ13によって折曲される。
図2及び図3に示す本発明が適用された中綴じ用電動ステープラ40は、板金等を折曲して形成したフレーム41内に、図1に示した一対の中綴じ用ステープラのドライバ機構部21a,21bが配設されている。
次に、以上のような2つのドライバ機構部21a,21bを備えた中綴じ用電動ステープラ40の動作について図5を参照して説明する。
図5の例では、ドライバ機構部21aとドライバ機構部21bとが走行路43にある綴り用紙3を同時にクランプし、ドライバ機構部21aとドライバ機構部21bがステープルを打ち込むタイミングをずらすようにしている。具体的に、ドライバ機構部21a,21bが駆動機構50によって駆動され、時間t0において綴り用紙3のクランプを開始する。次いで、時間t1からt2にかけて、ドライバ機構部21aが先に綴り用紙3に対してステープルを打ち込み、この打込終了後、時間t3からt4にかけてドライバ機構部21bが綴り用紙3に対してステープルを打ち込むようにしている。そして、ドライバ機構部21a,21bは、両方のステープルの打ち込みが終了した後、リターン動作に移り、時間t5以降、クリンチャ機構42から離間する方向に上昇する。この後、中綴じされた綴り用紙3は、ドライバ機構部21a,21bとクリンチャ機構部42,42の間を通過して走行路43から排出される。
図6(A)−(C)の例は、ドライバ機構部21aとドライバ機構部21bとが位相差を設けて走行路43にある綴り用紙をクランプするようにしている。
以上の例では、中綴じ用電動ステープラ40にドライバ機構部21a,21bが2つ設けられた場合を説明したが、本発明は、3つのドライバ機構部21a,21b,21cを備えるようにしてもよい。ドライバ機構部が3つの場合であっても、ドライバ機構部が2つの場合と同様、各ドライバ機構部21a,21b,21cに対応したカムギヤ55の各カム溝の形状を調整することによって、各ドライバ機構部21a,21b,21cの昇降のタイミングを同じにしたり若しくは位相差を設けたり、また、ドライバの昇降のタイミングに位相差を設けることができる。そこで、次に、3つのドライバ機構部21a,21b,21cを備えた中綴じ用電動ステープラ40の動作について図7を参照して説明する。
図7の例では、ドライバ機構部21aとドライバ機構部21bとドライバ機構部21cとが走行路43にある綴り用紙3を同時にクランプし、ドライバ機構部21aとドライバ機構部21bとドライバ機構部21cとがステープルを打ち込むタイミングをずらすようにしている。具体的に、ドライバ機構部21a,21b,21cが駆動機構50によって駆動され、時間t40において綴り用紙3のクランプを開始する。次いで、時間t41からt42にかけてドライバ機構部21aが先に綴り用紙3に対してステープルを打ち込み、この打込終了後、時間t43からt44にかけてドライバ機構部21bが綴り用紙に対してステープルを打ち込み、この打込終了後、時間t45からt46にかけてドライバ機構部21cが綴り用紙に対してステープルを打ち込むようにしている。そして、ドライバ機構部21a,21b,21cは、全てのステープルの打ち込みが終了した後、リターン動作に移り、時間t47以降、クリンチャ機構42から離間する方向に上昇する。この後、中綴じされた綴り用紙3は、ドライバ機構部21a,21b,21cとクリンチャ機構部42,42の間を通過して走行路43から排出される。
図8(A)−(C)の例は、ドライバ機構部21aとドライバ機構部21bとドライバ機構部21cとが位相差を設けて走行路43にある綴り用紙をクランプするようにしている。
ドライバ機構部21a,21bの駆動機構について、一つのモータ51を駆動源にして、伝達軸53を介して各ドライバ機構部21a,21b又はドライバ機構部21a,21b,21cを動作させる例を説明したが、本発明の駆動機構はこれに限定されるものではない。例えば、各中綴じ用ステープラにモータを設けるようにし、各モータの駆動タイミングに位相差を設けて、上記図5−図8のような動作を実現してもよい。
Claims (6)
- 綴り用紙に対してステープルを打ち込む少なくとも2以上のドライバ機構部と、
上記各ドライバ機構部と対向する位置に、それぞれ綴り用紙が通過する通路を介して設けられるクリンチャと、
上記ドライバ機構部又は上記クリンチャの一方を、対向する位置に設けられた他方に対して近接離間する方向に移動する駆動機構とを備え、
上記各ドライバ機構部又は上記クリンチャの一方を、対向する位置に設けられた他方に対して近接する方向に移動して、上記ドライバ機構部と上記クリンチャとの間に配された上記綴り用紙をクランプし、次いで、クランプした上記綴り用紙にステープルを打ち込む動作において、
上記駆動機構は、上記少なくとも2以上のドライバ機構部又は上記クリンチャを、上記綴り用紙をクランプしている時間が重なり、かつ、位相差を設けて上記ステープルを上記綴り用紙に打ち込むように動作させることを特徴とする中綴じ用ステープラ。 - 上記駆動機構は、上記少なくとも2以上のドライバ機構部又は上記クリンチャに、上記綴り用紙を同時にクランプさせることを特徴とする請求項1記載の中綴じ用ステープラ。
- 上記駆動機構は、上記少なくとも2以上のドライバ機構部又は上記クリンチャに、位相差を設けて上記綴り用紙をクランプさせることを特徴とする請求項1記載の中綴じ用ステープラ。
- 上記クリンチャは、上記綴り用紙をガイドする用紙ガイド部材より下側に配設されていることを特徴とする請求項1−3のうちいずれか1項記載の中綴じ用ステープラ。
- 上記綴り用紙にステープルを打ち込むとき、上記綴り用紙は、上記ドライバ機構部のマガジンによって上記用紙ガイド部材が変位して上記クリンチャの基準面に押さえ付けられることを特徴とする請求項4記載の中綴じ用ステープラ。
- 上記ドライバ機構部は、3つであることを特徴とする請求項1−5のうちいずれか1項記載の中綴じ用ステープラ。
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Family Applications (1)
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