JPH072416A - シート処理装置 - Google Patents

シート処理装置

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JPH072416A
JPH072416A JP14171393A JP14171393A JPH072416A JP H072416 A JPH072416 A JP H072416A JP 14171393 A JP14171393 A JP 14171393A JP 14171393 A JP14171393 A JP 14171393A JP H072416 A JPH072416 A JP H072416A
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JP
Japan
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stapler
sheet
staplers
processing apparatus
edge
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Application number
JP14171393A
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English (en)
Inventor
Takeshi Nakamura
健 中村
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート処理装置の最大消費電力を小さくする
こと。ステープラ作動用モータの必要パワーを小さくす
ること。 【構成】 複数のシートを揃えて収容するコンパイルト
レイ46と、このコンパイルトレイ46に収容されたシ
ートの複数箇所のステープル位置に対応してそれぞれ配
置された複数のステープラ61a,61bと、前記複数の
各ステープラ61a,61bを作動させるステープラ作動
装置69と、ステープルされた前記複数のシートSを所
定の排出トレーに排出するシート排出装置81と、を備
えたシート処理装置において、前記ステープラ作動装置
69は、前記複数の各ステープラ61a,61bをそれぞ
れ異なる時刻に作動させる手段を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の記録シ−トを揃
えてステープラで綴じるシ−ト処理装置に関し、特に複
数のステープラを備えたシート処理装置に関する。本発
明のシート処理装置は、複写機やプリンタ等の画像記録
装置から順次排出される複数のシートを綴じる場合に使
用されたり、又は前記画像記録装置とは独立に単独で使
用されたりする。
【0002】
【従来の技術】この種のシ−ト処理装置として、従来、
下記(J01)の技術が知られている。 (J01)(2個(複数)のステープラを用いた技術) 複写機、又はプリンタ等の画像処理装置から順次排出さ
れるシートの処理装置は、複数のシートを揃えて収容す
るコンパイルトレイと、このコンパイルトレイに収容さ
れたシートの2箇所(複数箇所)のステープル位置に対
応してそれぞれ配置された2個の(複数の)ステープラ
と、前記各ステープラを作動させるステープラ作動装置
と、ステープルされた前記複数のシートを所定の排出ト
レーに排出するシート排出装置と、を備えている。この
ような従来の2個のステープラを用いたシート処理装置
においては、2箇所のステープル位置にそれぞれ対応し
てステープラが配置されている場合、2箇所の位置にス
テープルを行う際、2個のステープラを同時に作動させ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の技術(J0
1)は下記の問題点がある。複数箇所のステープルを同
時に行うと、負荷が大きくなり、パワーの大きな電源が
必要になる。また、複数の各ステープラを同時に作動さ
せる場合、ステープラ作動用モータを各ステープラ毎に
配置すると複数のモータが必要となり、複数の各ステー
プラを1個のステープラ作動用モータで駆動するとして
もパワーの大きなモータを使用しなければならない。
【0004】本発明は、前述の事情に鑑み、複数箇所の
ステープル位置に対応してそれぞれ配置された複数のス
テープラを備えたシート処理装置において、下記の記載
内容を課題とする。 (O01) 最大消費電力を小さくすること。 (O02) ステープラ作動用モータの必要パワーを小さ
くすること。
【0005】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。ま
た、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する
理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明
の範囲を実施例に限定するためではない。
【0006】前記課題を解決するために、本出願の第1
発明のシート処理装置は、複数のシート(S)を揃えて
収容するコンパイルトレイ(46)と、このコンパイル
トレイ(46)に収容されたシート(S)の複数箇所の
ステープル位置に対応してそれぞれ配置された複数のス
テープラ(61a,61b)と、前記複数の各ステープラ
(61a,61b)を作動させるステープラ作動装置(6
9)と、ステープルされた前記複数のシート(S)を所
定の排出トレーに排出するシート排出装置(81)と、
を備えたシート処理装置において、下記の要件を備えた
ことを特徴とする、(Y01) 前記ステープラ作動装置
(69)は、前記複数の各ステープラ(61a,61b)
をそれぞれ異なる時刻に作動させる手段を有すること。
【0007】また、本出願の第2発明のシート処理装置
は、前記第1発明のシート処理装置において、下記の要
件を備えたことを特徴とする、(Y02) 前記ステープ
ラ作動装置(69)は、1個のステープラ作動用モータ
(67)と、このステープラ作動用モータ(67)によ
り回転駆動されるとともに前記複数の各ステープラ(6
1a,61b)に対応してそれぞれ配置されたステープラ
駆動用カム(62a,62b)と、前記各ステープラ駆動
用カム(62a,62b)により押圧されて作動する各ス
テープラ(61a,61b)の作動時刻をずらす手段と、
を有すること。
【0008】また、本出願の第3発明のシート処理装置
は、前記第1発明のシート処理装置において、下記の要
件を備えたことを特徴とする、(Y03) 前記ステープ
ラ作動装置(69)は、前記ステープラ作動用モータ
(67)により回転駆動されるカム軸(63)と、この
カム軸(63)と一体的に回転するとともに前記複数の
各ステープラ(61a,61b)に対応してそれぞれ配置
された偏心カムとを有し、前記各偏心カムは各ステープ
ラ(61a,61b)の作動時刻をずらして作動させる姿
勢で前記カム軸(63)に固着されていること。
【0009】(課題を解決するための手段の補足説明)
前記本出願の第2発明において、前記「各ステープラ
(61a,61b)の作動時刻をずらす手段」は、各ステ
ープラ(61a,61b)を異なる時刻に作動させるため
の手段であり、複数の各ステープラ駆動用カム(62
a,62b)を同一のカム軸(63)に固着した場合で
も、別々のカム軸に固着した場合でも、いずれも容易に
実現することができる。複数の各ステープラ駆動用カム
(62a,62b)を同一のカム軸(63)に固着した場
合には、ステープラ駆動用カム(62a,62b)の形状
を変えたり、偏心カムを使用してその偏心方向を異なら
せることにより、前記「各ステープラ(61a,61b)
の作動時刻をずらす手段」を容易に実現することができ
る。また、複数の各ステープラ駆動用カム(62a,6
2b)を別々のカム軸に固着した場合には、前記ステー
プラ駆動用カム(62a,62b)の形状を変えたり、偏
心カムを使用してその偏心方向を異ならせる方法、又
は、それらの各カム軸の回転時刻をずらす手段を採用す
ることにより、前記「各ステープラ(61a,61b)の
作動時刻をずらす手段」を容易に実現することができ
る。
【0010】
【作用】次に、前述の特徴を備えた本発明の作用を説明
する。前述の特徴を備えた本出願の第1発明のシート処
理装置は、コンパイルトレイ(46)に複数のシート
(S)を揃えて収容する。このコンパイルトレイ(4
6)に収容されたシート(S)の複数箇所のステープル
位置に対応してそれぞれ配置された複数の各ステープラ
(61a,61b)は、ステープラ作動装置(69)によ
り、それぞれ異なる時刻に作動してシート(S)をステ
ープルする。このように、各ステープラ(61a,61
b)の作動時刻が異なるので、ステープラ作動装置(6
9)の駆動源にパワーの小さいものを使用することがで
きる。このため、シート処理装置の最大消費電力を小さ
くすることができる。前記複数の各ステープラ(61
a,61b)により複数箇所でステープルされた前記複数
のシート(S)は、シート排出装置(81)により、所
定の排出トレーに排出される。
【0011】前述の特徴を備えた本出願の第2発明のシ
ート処理装置は、前記ステープラ作動装置(69)の1
個のステープラ作動用モータ(67)により、前記複数
の各ステープラ(61a,61b)に対応してそれぞれ配
置されたステープラ駆動用カム(62a,62b)が回転
駆動される。前記各ステープラ駆動用カム(62a,6
2b)は同時に回転するが、各ステープラ(61a,61
b)を作動させるタイミングを時間的にずらす手段によ
り各ステープラ(61a,61b)は作動時刻は異なる。
したがって、前記ステープラ作動用モータ(67)にパ
ワーの小さいものを使用することができる。このため、
シート処理装置の最大消費電力を小さくすることができ
る。
【0012】前述の特徴を備えた本出願の第3発明のシ
ート処理装置は、前記ステープラ作動装置(69)のス
テープラ作動用モータ(67)によりカム軸(63)が
回転駆動される。このカム軸(63)と一体的に回転す
る偏心カムは、前記複数の各ステープラ(61a,61
b)に対応してそれぞれ配置された偏心カムとを有し、
前記各偏心カムは各ステープラ(61a,61b)の作動
時刻をずらして作動させる。
【0013】
【実施例】次に図面を参照しながら、本発明の実施例を
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。なお、本発明の実施例の説明中において、「前
方」は図中の矢印X1方向、「後方」は図中の矢印X2
(図1参照)方向を意味する。また、「左方」は図中の
矢印Y1方向(図1,2参照)を意味し、「右方」は図
中の矢印Y2方向を意味するものとする。さらに、「上
方」は図中のZ1方向を意味し、「下方」は図中のZ2方
向を意味するものとする。さらにまた、図中、「○」の
中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう
矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは
紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
【0014】(実施例1)図1は本発明のシ−ト処理装
置の実施例1が複写機に連結された状態の縦断面図であ
る。図2は同実施例1における端綴じ用シートトレイを
上方から見た平面図である。図3は同実施例の端綴じ用
コンパイルトレイのシート左端位置決め装置の説明図で
ある。図4は同実施例1の端綴じ用コンパイルトレイ及
び中綴じ用コンパイルトレイでシートの側縁を揃えるた
めに使用されるシート側縁揃え装置の説明で、図4Aは
全体斜視図、図4Bはタンパ(シート側縁揃え板)と駆
動用ベルトとの結合方法の説明図である。図5は同実施
例1における中綴じ用コンパイルトレイの主要構成部品
の分解説明図である。図6は同実施例1におけるシート
上下位置調節部材の斜視図である。図7は同実施例1の
サドルステープラ作動機構の説明図である。
【0015】図1において、シート処理装置Uは複写機
本体Fに連結されている。このほぼ直方体のシート処理
装置Uは複写機Fと接続する面(シート処理装置の一側
面)に、複写機Fで複写された記録シートSを搬入する
シート搬入口1が配置されている。このシート搬入口1
から搬入された記録シートSは、切り換え装置2の切り
換えにより、右側の第1搬送路3と、左側の第2搬送路
4との何れかに搬送ローラ6により搬送される。搬送ロ
ーラ6は駆動ローラ及び従動ローラにより構成されてい
る。第1搬送路3の搬送先には、複数のシ−トを揃えて
収容する端綴じ用コンパイルトレイ7が水平に対し緩傾
斜して配置され、この端綴じ用コンパイルトレイ7の左
側先端は上方に立ち上がりシート左端位置決め部8を構
成している。端綴じ用コンパイルトレイ7の下方には端
綴じ用ステ−プラ9が配置され、端綴じ用コンパイルト
レイ7には端綴じ用ステ−プラ9がトレイ上面側に出入
するための開口が形成されている。
【0016】端綴じ用ステ−プラ9はカム11の回転に
より針を打ち出す。そして、端綴じ用コンパイルトレイ
7の上方には端綴じ用ステ−プラ9から打ち出された針
を折曲げるための針受け台12が配置されている。端綴
じ用コンパイルトレイ7の右端にはシートセット排出装
置13が設けられている。シートセット排出装置13
は、シート排出ローラ14a及び遊動ローラ14bを有し
ている。遊動ローラ14bは揺動アーム15により回転
可能に支持されている。揺動アーム15は、引っ張りバ
ネ16により常時下方に付勢されているが、必要なとき
にはソレノイド17により上方に保持されるようになっ
ている。シート処理装置Uの右側壁には、前記シート排
出ローラ14aおよび遊動ローラ14bに隣接して端綴じ
シート搬出口P1が形成されている。
【0017】また、前記端綴じ用コンパイルトレイ7上
面には、端綴じ用コンパイルトレイ7に搬入されるシー
トの側縁(本実施例では前後の両側縁すなわち、X1−
X2方向の両側縁)を揃えるためのシート側縁揃え装置
18の前後一対のタンパ(シート側縁揃え板)19aが
配置されている。図4は前記シート側縁揃え装置18の
説明で、図4Aは全体斜視図、図4Bはタンパ19aと
駆動用ベルト20との結合方法の説明図である。図4
A,4Bにおいて、前後方向(X1−X2方向)に離れて
対向する姿勢で配置された一対のタンパ19aには、そ
れぞれ連結軸19bが連結されている。連結軸19bは前
記端綴じ用コンパイルトレイ7に形成された前後に延び
るスリット7aを貫通して、端綴じ用コンパイルトレイ
7の下方に突出している。この連結軸19bの前記スリ
ット7aを貫通する部分には円筒状ローラ19cが配置さ
れている。この円筒状ローラ19cは、連結軸19bがス
リット7aに沿って前後にスムーズに移動できるように
するための部材(摩擦抵抗低減用部材)である。
【0018】図4Bにおいて、前記連結軸19bの下端
部には連結用プレート21aが固着されている。この連
結用プレート21aと固定用プレート21bとにより、前
記駆動用ベルト20を挟み、それらの両プレート21
a,21bを連結することにより、前記連結軸19bを駆
動用ベルト20に連結している。図4A,4Bにおい
て、前記一対のタンパ19aの中、前側(X1側)のタン
パ19aは、前記駆動ベルト20の上側に配置された部
分20aに固定され、後側(X2側)のタンパ19aは下
側に配置された部分20bに固定されている。これによ
り、前後一対のタンパ19aは、駆動ベルト20が駆動
されたときに、接近又は離れるようになっている。この
ため、端綴じ用コンパイルトレイ7に搬入されたシート
はその前後方向(X1−X2方向)の中央位置に揃えられ
るようになっている。
【0019】また、前記端綴じ用コンパイルトレイ7の
上方には、図3に示すシート左端位置決め装置22が配
置されている。図3において、シート左端位置決め装置
22は、偏心カム23の周囲に回転自在に支持された揺
動アーム24を有している。この揺動アーム24は、円
筒部24aと、この円筒部24aと一体のアーム24b
と、このアーム部24bの中間部に設けられた被ガイド
突起24cとを有している。この揺動アーム24の先端
には放射状に突出する複数の薄いゴム板26が固定され
ている。前記被ガイド突起24cはシート処理装置Uの
フレームに固定されたリング状ガイド溝27によってガ
イドされるようになっている。前記偏心カム23が反時
計方向に回転すると、前記被ガイド突起24cは前記リ
ング状ガイド溝27に沿って時計方向に回転移動する。
このとき、前記揺動アーム24の先端の薄いゴム板26
は時計方向に旋回し、ゴム板26の先端は端綴じ用コン
パイルトレイ7上のシートSを左方に移動させるように
なっている。このため、端綴じ用コンパイルトレイ7に
搬入されたシートは常にその左右方向の左端位置(前記
シート左端位置決め部8に当接する位置)に揃えられる
ようになっている。
【0020】前記シート処理装置Uには、前記シート搬
出口P1ら搬出されたシート又は端綴じされたシートを
受ける端綴じシート排出トレイ31がシート処理装置U
右側壁から外側に突出して設けられている。図2は本発
明のシ−ト処理装置の実施例1における端綴じシート排
出トレイ31を上側から見た平面図である。図1および
図2から明らかなように、この端綴じシート排出トレイ
31はシートを載置するシート受け部32とそのシート
受け部32の前後に形成されたガイドロッド嵌合部33
およびスクリューシャフト螺合部34とを有している。
ガイドロッド嵌合部33にはガイド孔33aが形成され
ている。このガイド孔33aを貫通するガイド棒36が
垂直に配置されている。そのガイド棒36の上端および
下端は、シート処理装置Uのフレームに固定されている
支持部(図示せず)で支持されている。前記ガイド孔3
3aおよびガイド棒36は端綴じシート排出トレイ31
を上下にガイドするガイド装置37を構成している。
【0021】前記スクリューシャフト螺合部34にはネ
ジ孔34aが形成されている。このネジ孔34aに螺合す
るネジ棒38が垂直に配置されている。図1において、
そのネジ棒38の上端および下端は、シート処理装置U
のフレームに固定されている軸受け部39および軸受け
部41で回転可能に支持されている。このネジ棒38の
下部には歯数の多い被駆動歯車42が固定されている。
この被駆動歯車42と噛み合う歯数の小さい駆動歯車4
3は、トレイ駆動モータ44の出力軸に装着されてい
る。
【0022】前記第2搬送路4の下方には、図1に示す
ように、複数のシ−トを揃えて収容する中綴じ用コンパ
イルトレイ46が急傾斜した姿勢でシート処理装置Uの
フレームに固定して設けられている。中綴じ用コンパイ
ルトレイ46は、図5に示すように右側板47及び左側
板48を有している。この中綴じ用コンパイルトレイ4
6の上部は、上方に開口しかつ、その右側板47は右方
に屈曲して、シートの搬入が容易になるように上方にい
くほど開口断面が拡大している。
【0023】図1および図5に図示するように、中綴じ
用コンパイルトレイ46の右側板47の上部には、前後
(X1−X2方向)に離れて一対のサドルステ−プラ用開
口51が形成され、さらにその下方に折りローラ用開口
52が形成されている。また、中綴じ用コンパイルトレ
イ46の左側板48の上部には、前後に延びる一対のタ
ンパ用スリット53が形成され、タンパ用スリット53
の下方には左右一対の針受け台54が固定され、さらに
その針受け台54の下方にはナイフエッジ用開口55が
形成されている。このナイフエッジ用開口55の下方に
は、中綴じ用コンパイルトレイ46に搬入されるシート
の下端位置(上下位置)を調節するためのシート上下位
置調節部材(後述)が貫通する一対のシート位置調節用
ガイド孔56が形成されている。
【0024】図5から分かるように、前記右側板47は
その前後の側縁が右方に折り曲げられており、その折り
曲げ部47aには取付用ねじ貫通孔47bが形成されてい
る。また、前記左側板48はその前後の側縁が左方に折
り曲げられており、その折り曲げ部48aには取付用ね
じ貫通孔48bが形成されている。前記右側板47及び
左側板48は、図1に示すように左右方向(Y1−Y2方
向)に所定間隔離れて配置されている。そしてその配置
状態で前記各折り曲げ部47a及び48aは、前記取付用
ねじ貫通孔47b及び48bを貫通する取付ねじ(図示せ
ず)によりシート処理装置Uのフレーム(図示せず)に
固定されている。
【0025】図1,5において、中綴じ用コンパイルト
レイ46の前後一対のタンパ57aは、前記端綴じ用コ
ンパイルトレイ7のタンパ18a,18a(図4参照)と
同様に構成されており、同様に作動するようになってい
る。また、図1,5において、前記サドルステ−プラ用
開口51に対応して、その右側には一対のサドルステ−
プラ61a,61bが前後方向(X1−X2方向)に並んで
配置されている。各サドルステ−プラ61a,61bは、
それぞれステープラ駆動用カム62a,62bの回転によ
り針を打ち出す。そして、各サドルステ−プラ61a,
61bから打ち出された針は、前記針受け台54により
折り曲げられるようになっている。
【0026】図7は、ステープラ作動装置69の説明図
である。この図7では前記図5に示す右側板47全体の
図示が省略され、右側板47に形成されたサドルステー
プラ用開口51のみが図示されている。図7において、
前記ステープラ駆動用カム62a,62bは、共通のカム
軸軸63に固定支持されている。前記ステープラ駆動用
カム62a及び62bはカム軸63に対して偏心してお
り、その偏心方向は軸方向から見て90°ずれている。
図7に示す状態では、ステープラ駆動用カム62aはサ
ドルステープラ61aを作動させる90°手前の回転位
置に有り、ステープラ駆動用カム62bはサドルステー
プラ61bを作動させる180°手前の回転位置に有
る。したがって、図7の状態からカム軸63が矢印E方
向に90°回転した位置でサドルステープラ61aが作
動し、180°回転した位置でサドルステープラ61b
が作動するようになっている。すなわち、各ステープラ
駆動用カム62a,62bは、偏心カムにより構成されて
おり、各サドルステープラ61a,61bの作動時刻をず
らして作動させる姿勢で前記カム軸63に固着されてい
る。
【0027】前記カム軸63は前後に配置された一対の
軸受け64(図7に後側の軸受けのみ図示)により回転
自在に支持されている。カム軸63には被駆動歯車66
が固定支持されている。被駆動歯車66は、ステプーラ
作動用モータ67により回転する駆動歯車68と噛み合
っている。前記符号62〜68で示された要素により、
ステープラ作動装置69が構成されている。
【0028】サドルステ−プラ61a,61bの下方に
は、前記折りローラ用開口52に対応して、上下一対の
折りローラ71が配置されている。また図1に示すよう
に、前記ナイフエッジ用開口55の左方(Y1方向)に
は右方(Y2方向)に突出可能な(すなわち、中綴じ用
コンパイルトレイ46内部に突出可能な)ナイフエッジ
72が配置されている。このナイフエッジ72は、復帰
バネ73により常時左方(Y1)方向に付勢され、カム
74の回転により中綴じ用コンパイルトレイ46内部に
進退する。このナイフエッジ72が中綴じされたシート
(中綴じシート)の中央を垂直に押圧して、一対の折り
ローラ76間に押し込む。前記符号52,55,71〜
76で示された要素からシート折曲装置77が構成され
ている。
【0029】図1から分かるように、中綴じ用コンパイ
ルトレイ46の下部外側面には、シート上下位置調節部
材78が上下動可能に配置されている。図1,5,6か
ら分かるように、このシート上下位置調節部材78は左
側面部78a及びこの左側面部78aの下端から右方に突
出する前後一対のシート下端支持部78bとを有してい
る。前記一対のシート下端支持部78bはそれぞれ前記
左側壁48の一対のシート位置調節用ガイド孔56を左
方から右方に貫通して中綴じ用コンパイルトレイ46内
部に突出している。図1,6から分かるように、シート
上下位置調節部材78の左側面部78aは、ベルト駆動
モータ(図示せず)により駆動されるシート上下位置調
節用ベルト79に連結されている。そして、前記シート
位置調節用ベルト79を駆動することにより、前記シー
ト下端支持部78bの上下位置を調節するように構成さ
れている。
【0030】図1において、折りローラ76で中折りさ
れた中綴じシートは、一対のローラ(駆動ローラ及び従
動ローラ)から構成される中綴じシート排出ローラ81
により中綴じシート排出口P2から、シート処理装置U
外側に突出する中綴じシート排出トレイ82に排出され
る。本実施例では中綴じシート排出トレイ82はシート
処理装置Uに固定されているが、端綴じシート排出トレ
イ31と同様に上下動可能な形式のものを採用すること
が可能である。
【0031】(実施例1の作用)複写機Fから排出され
た記録シートSをシート処理装置Uで綴じる場合には、
最初に綴じ方を端綴じにするか、中綴じにするかを、複
写機F側で設定する。シート処理装置Uで端綴じをする
場合には、切り換え装置2が図1に示す状態を維持し、
記録シートSは複数のシ−トを揃えて収容する端綴じ用
コンパイルトレイ7に搬入される。この記録シートSは
1部分端綴じ用コンパイルトレイ7からはみ出し、端綴
じシート排出トレイ31に載置される。この端綴じ用コ
ンパイルトレイ7に載置された記録シートSは、前記前
後一対のタンパ19a(図4参照)及びシート左端位置
決め装置22(図3参照)により、幅方向(前後方向、
X1−X2方向)及び長さ方向(左右方向、Y1−Y2方
向)に揃えられる。
【0032】記録シートSが所定枚数端綴じ用コンパイ
ルトレイ7に載置されると、カム11が回転し、端綴じ
用ステ−プラ9が端綴じを行う。次いで、遊動ローラ1
4bが降下し、シート排出ローラ14aの回転により、こ
の端綴じされたシート(端綴じシート)を端綴じシート
排出口P1から排出させて、端綴じシート排出トレイ3
1に載置する。端綴じシートが端綴じシート排出トレイ
31に載置されると、モータ44が回転し端綴じシート
排出トレイ31は降下する。そして、端綴じシート排出
トレイ31に載置された端綴じシート上面の位置を常時
同じ高さに維持する。
【0033】シート処理装置Uで中綴じをする場合に
は、切り換え装置2が図1に示す状態から時計方向に回
転し、記録シートは複数のシ−トを揃えて収容する中綴
じ用コンパイルトレイ46に搬入される。この時、シー
トサイズに応じて前記シート上下位置調節部材78は、
中綴じ用コンパイルトレイ46下部での位置が調節され
る。そして、搬入される記録シートSの下端はシート上
下位置調節部材78のシート下端支持部78bで位置決
めされ、記録シートの中央部がサドルステ−プラ61
a,61bに位置する。
【0034】端綴じの場合と同様のタンパ57a(図5
参照)により、幅方向(前後方向すなわち、X1−X2方
向)に紙揃えされる。記録シートSが所定枚数中綴じ用
コンパイルトレイ46に収納されると、カム軸63が一
回転される。このカム軸63が図7に示す状態から90
°回転したときにステ−プラ駆動用カム62aがサドル
ステープラ61aを作動させ、180°回転したときに
ステ−プラ駆動用カム62bがサドルステープラ61bを
作動させる。このように、サドルステープラ61a,6
1bの作動タイミングが時間的にずれるので、最大消費
電力を少なくすることができる。
【0035】次ぎに、シート上下位置調節部材78が降
下し、中綴じされたシート(中綴じシート)の中央部が
シート折曲装置77に対応した位置に来る。そこで、カ
ム74が回転して、ナイフエッジ72が中綴じ用コンパ
イルトレイ46内に突出する。このナイフエッジ72が
シートの中央を垂直に押圧して、折りローラ76の1対
のローラ間に押し込む。そして、1対の折りローラ76
によりシートを折曲する。この折曲されたシートは、シ
ート排出装置81により中綴じシート排出口P2から搬
出されて、中綴じ用シートトレイ82に載置される。
【0036】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。
【0037】(H01) 実施例において、端綴じ処理を
する装置を設けないことも可能である。 (H02) 実施例において、シート上下位置調節部材7
8を上下方向に移動させる手段として、他の種々の手段
を採用することが可能であり、例えば、ラックとピニオ
ンの組合わせ、又はスクリューシャフトとナットの組合
わせ等を採用することが可能である。 (H03) サドルステープラを作動させるステープラ用
駆動モータを複数設け、それらのステープラ用駆動モー
タを各サドルステープラ毎に配置して、その作動時刻を
ずらす構成を採用することも可能である。 (H04) 本発明は複数の端綴じ用ステープラに対して
も適用することができる。
【0038】
【発明の効果】前述の本発明のシ−ト処理装置は、下記
の効果(E01)〜(E03)を奏することができる。 (E01) シート処理装置の最大消費電力を小さくする
ことができる。 (E02) ステープラ作動用モータの必要パワーを小さ
くすることができるので、パワーの小さなモータを使用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明のシ−ト処理装置の実施例1が
複写機に連結された状態の縦断面図である。
【図2】 図2は同実施例1における端綴じシート排出
トレイを上方から見た平面図である。
【図3】 図3は同実施例の端綴じ用コンパイルトレイ
のシート左端位置決め装置の説明図である。
【図4】 図4は同実施例1の端綴じ用コンパイルトレ
イ及び中綴じ用コンパイルトレイでシートの側縁を揃え
るために使用されるシート側縁揃え装置の説明で、図4
Aは全体斜視図、図4Bはタンパ(シート側縁揃え板)
と駆動用ベルトとの結合方法の説明図である。ある。
【図5】 図5は同実施例1における中綴じ用コンパイ
ルトレイの主要構成部品の分解説明図である。
【図6】 図6は同実施例1におけるシート上下位置調
節部材の斜視図である。
【図7】 図7は同実施例1のサドルステープラ作動機
構の説明図である。
【符号の説明】
S…シート、46…コンパイルトレイ、61a,61b…
ステープラ(中綴じ用ステープラ)、63…カム軸、6
7…ステープラ作動用モータ、69…ステープラ作動装
置、81…シート排出装置、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のシートを揃えて収容するコンパイ
    ルトレイと、このコンパイルトレイに収容されたシート
    の複数箇所のステープル位置に対応してそれぞれ配置さ
    れた複数のステープラと、前記複数の各ステープラを作
    動させるステープラ作動装置と、ステープルされた前記
    複数のシートを所定の排出トレーに排出するシート排出
    装置と、を備えたシート処理装置において、下記の要件
    を備えたことを特徴とするシート処理装置、(Y01)
    前記ステープラ作動装置は、前記複数の各ステープラを
    それぞれ異なる時刻に作動させる手段を有すること。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項1記載のシート処理装置、(Y02) 前記ステープ
    ラ作動装置は、1個のステープラ作動用モータと、この
    ステープラ作動用モータにより回転駆動されるとともに
    前記複数の各ステープラに対応してそれぞれ配置された
    ステープラ駆動用カムと、前記各ステープラ駆動用カム
    により押圧されて作動する各ステープラの作動時刻をず
    らす手段と、を有すること。
  3. 【請求項3】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項1記載のシート処理装置、(Y03) 前記ステープ
    ラ作動装置は、前記ステープラ作動用モータにより回転
    駆動されるカム軸と、このカム軸と一体的に回転すると
    ともに前記複数の各ステープラに対応してそれぞれ配置
    された偏心カムとを有し、前記各偏心カムは各ステープ
    ラの作動時刻をずらして作動させる姿勢で前記カム軸に
    固着されていること。
JP14171393A 1993-06-14 1993-06-14 シート処理装置 Pending JPH072416A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010208854A (ja) * 2009-02-12 2010-09-24 Canon Inc シート綴じ装置及び画像形成装置
JP2011131995A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Canon Finetech Inc シート綴じ装置
JP2013035185A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Max Co Ltd 中綴じ用ステープラ

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