JP2000086059A - 用紙揃え機構 - Google Patents
用紙揃え機構Info
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- JP2000086059A JP2000086059A JP10261875A JP26187598A JP2000086059A JP 2000086059 A JP2000086059 A JP 2000086059A JP 10261875 A JP10261875 A JP 10261875A JP 26187598 A JP26187598 A JP 26187598A JP 2000086059 A JP2000086059 A JP 2000086059A
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- guide
- paper
- sheet
- shaft member
- guide plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 各種証明書類等の発行装置において、印字、
複写を終了して用紙受け台上に自然落下することにより
順次積層された複数枚の用紙にステープルを施す前に、
用紙の整列性を高める為に行う寄せ作業を簡単な機構に
よって実現することを可能とした排出用紙の揃え機構を
提供する。 【解決手段】 用紙受け台21上に排出された用紙の幅
方向位置を揃える為のサイドガイド機構25を備えた用
紙取扱装置において、サイドガイド機構は、用紙受け台
の幅方向両側に夫々配置された回転ガイド部材30と、
該回転ガイド部材を回動駆動する駆動手段とを有し、回
転ガイド部材は、駆動手段により回転駆動される直立の
軸部材31と、該軸部材によって偏心した位置を固定的
に軸支された積層ガイド板32とから一体化されて上下
方向に進退可能に構成されており、積層ガイド板は、径
寸法の異なる複数の円形、或は楕円形のガイド板を順次
上下方向に積層一体化した構成を備える。
複写を終了して用紙受け台上に自然落下することにより
順次積層された複数枚の用紙にステープルを施す前に、
用紙の整列性を高める為に行う寄せ作業を簡単な機構に
よって実現することを可能とした排出用紙の揃え機構を
提供する。 【解決手段】 用紙受け台21上に排出された用紙の幅
方向位置を揃える為のサイドガイド機構25を備えた用
紙取扱装置において、サイドガイド機構は、用紙受け台
の幅方向両側に夫々配置された回転ガイド部材30と、
該回転ガイド部材を回動駆動する駆動手段とを有し、回
転ガイド部材は、駆動手段により回転駆動される直立の
軸部材31と、該軸部材によって偏心した位置を固定的
に軸支された積層ガイド板32とから一体化されて上下
方向に進退可能に構成されており、積層ガイド板は、径
寸法の異なる複数の円形、或は楕円形のガイド板を順次
上下方向に積層一体化した構成を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用紙搬送装置に於
ける排出用紙の揃え機構の改良に関し、例えば各種証明
書類の発行装置において印字を終了して排紙受けに順次
排出された複数枚の用紙にステープルを施す前に、用紙
の整列性を高める為に行う寄せ作業を簡単な機構によっ
て実現することを可能とした排出用紙の揃え機構に関す
る。
ける排出用紙の揃え機構の改良に関し、例えば各種証明
書類の発行装置において印字を終了して排紙受けに順次
排出された複数枚の用紙にステープルを施す前に、用紙
の整列性を高める為に行う寄せ作業を簡単な機構によっ
て実現することを可能とした排出用紙の揃え機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】各種印刷装置においては、印字部にて印
字を受けた用紙を一か所に搬送、排出して積層し、積層
された用紙束の適所にステープルを施し、ステープル後
に最終的な受け皿に移送するという一連の作業が自動化
されている。このような印刷装置としては、例えば国
や、地方公共団体の役所において発行する各種証明書類
の発行装置を挙げることができ、例えば地方公共団体の
役所において戸籍謄本、住民票等を発行する作業は近年
自動化が進んでおり、印刷、とじ込み、発行といった一
連の作業を自動化した発行装置、印刷システムが既に実
用化されている。ところで、一台の印刷装置、印刷シス
テムにおいて使用される用紙サイズは証明書等の種類に
よって一様ではなく、例えば証明書の種類によってサイ
ズが異なる場合が多い。複数枚の同サイズ用紙に対して
自動的に印字を施して排出した後でステープルを行う場
合には、用紙束を整合状態に揃えることが必要である
が、排出される用紙のサイズが変わる場合には用紙の揃
え手段としてもサイズ変更に追随可能なものを用いる必
要がある。
字を受けた用紙を一か所に搬送、排出して積層し、積層
された用紙束の適所にステープルを施し、ステープル後
に最終的な受け皿に移送するという一連の作業が自動化
されている。このような印刷装置としては、例えば国
や、地方公共団体の役所において発行する各種証明書類
の発行装置を挙げることができ、例えば地方公共団体の
役所において戸籍謄本、住民票等を発行する作業は近年
自動化が進んでおり、印刷、とじ込み、発行といった一
連の作業を自動化した発行装置、印刷システムが既に実
用化されている。ところで、一台の印刷装置、印刷シス
テムにおいて使用される用紙サイズは証明書等の種類に
よって一様ではなく、例えば証明書の種類によってサイ
ズが異なる場合が多い。複数枚の同サイズ用紙に対して
自動的に印字を施して排出した後でステープルを行う場
合には、用紙束を整合状態に揃えることが必要である
が、排出される用紙のサイズが変わる場合には用紙の揃
え手段としてもサイズ変更に追随可能なものを用いる必
要がある。
【0003】図4(a) は上記従来の印刷装置の概略構成
を示す図、(b) は要部平面図であり、この印刷装置は、
図面右方に位置する図示しない印字部にて印字を受けた
用紙Pを一枚づつ一定方向に搬送する用紙搬送手段1
と、用紙搬送手段1の排出端から一枚づつ排出されて落
下してきた用紙を受けて積層する用紙受け台2と、用紙
受け台2上に設けられたストッパ3と、用紙束にステー
プルを施すステープラ4と、ステープルを受けた用紙束
を受け皿6に移送する排出ローラ5と、を有する。用紙
搬送手段1の排出端から一枚づつ順次排出された用紙P
は用紙受け台2上に順次積層されると共に、その先端位
置をストッパ3によって規制されて先端位置を揃えられ
る。この状態でステープラ4を作動させてステープルを
施した後で、それまで停止していた排出ローラ5を矢印
方向に回転させることにより、受け皿6上に該用紙束を
排出する。
を示す図、(b) は要部平面図であり、この印刷装置は、
図面右方に位置する図示しない印字部にて印字を受けた
用紙Pを一枚づつ一定方向に搬送する用紙搬送手段1
と、用紙搬送手段1の排出端から一枚づつ排出されて落
下してきた用紙を受けて積層する用紙受け台2と、用紙
受け台2上に設けられたストッパ3と、用紙束にステー
プルを施すステープラ4と、ステープルを受けた用紙束
を受け皿6に移送する排出ローラ5と、を有する。用紙
搬送手段1の排出端から一枚づつ順次排出された用紙P
は用紙受け台2上に順次積層されると共に、その先端位
置をストッパ3によって規制されて先端位置を揃えられ
る。この状態でステープラ4を作動させてステープルを
施した後で、それまで停止していた排出ローラ5を矢印
方向に回転させることにより、受け皿6上に該用紙束を
排出する。
【0004】ところで、上記タイプの印刷装置にあって
は、用紙搬送手段1の排出端から放出されて自然落下し
てきた用紙Pを用紙受け台2上に受ける際に、用紙の先
端縁の位置を固定されたストッパ3によって規制するた
めの構成を備えているに過ぎない為、用紙サイズ、排出
方向、カール癖等の用紙に備わった癖、自然落下時の用
紙の姿勢、落下経路等の落下条件が一様でなく、また、
受け台2上の用紙に備わったカール癖等の条件も一様で
ない為、ストッパ3に突き当たって受け台2上に着座し
た時の姿勢も理想通りとはならない。従って、図4(b)
の様に用紙がずれを起こすことも多々ある。このように
用紙間に位置ずれが発生した状態でステープラ4を作動
させて用紙束の先端縁を綴じようとしてもステープルさ
れない頁、或は不完全ステープル状態となった頁が発生
する。このようなステープル不良となった用紙束を顧客
に渡すことはできないので、ステープルのし直しが必要
となり、自動化のメリットが低下していた。また、ステ
ープルされないで脱落した頁が他の顧客によって入手さ
れると、住民票等の証明書類が悪用される事態も想定さ
れる。このような不具合を解消する為には、例えば図5
に示したように用紙受け台2の後方と、幅方向両側に夫
々矢印方向に進退可能に構成されたガイド板10、1
1、12を設けて用紙受け台2上に落下した用紙Pの着
座位置を常に整列させるための揃え機構が必要となる
が、このような機構を採用すると、装置の大型化、コス
ト増を招くばかりでなく、排出される用紙サイズの変更
に追随して用紙束を整列させ得るように構成する場合に
はこの揃え機構の進退駆動部の制御が複雑化するという
不具合がある。
は、用紙搬送手段1の排出端から放出されて自然落下し
てきた用紙Pを用紙受け台2上に受ける際に、用紙の先
端縁の位置を固定されたストッパ3によって規制するた
めの構成を備えているに過ぎない為、用紙サイズ、排出
方向、カール癖等の用紙に備わった癖、自然落下時の用
紙の姿勢、落下経路等の落下条件が一様でなく、また、
受け台2上の用紙に備わったカール癖等の条件も一様で
ない為、ストッパ3に突き当たって受け台2上に着座し
た時の姿勢も理想通りとはならない。従って、図4(b)
の様に用紙がずれを起こすことも多々ある。このように
用紙間に位置ずれが発生した状態でステープラ4を作動
させて用紙束の先端縁を綴じようとしてもステープルさ
れない頁、或は不完全ステープル状態となった頁が発生
する。このようなステープル不良となった用紙束を顧客
に渡すことはできないので、ステープルのし直しが必要
となり、自動化のメリットが低下していた。また、ステ
ープルされないで脱落した頁が他の顧客によって入手さ
れると、住民票等の証明書類が悪用される事態も想定さ
れる。このような不具合を解消する為には、例えば図5
に示したように用紙受け台2の後方と、幅方向両側に夫
々矢印方向に進退可能に構成されたガイド板10、1
1、12を設けて用紙受け台2上に落下した用紙Pの着
座位置を常に整列させるための揃え機構が必要となる
が、このような機構を採用すると、装置の大型化、コス
ト増を招くばかりでなく、排出される用紙サイズの変更
に追随して用紙束を整列させ得るように構成する場合に
はこの揃え機構の進退駆動部の制御が複雑化するという
不具合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、各種証明書類等の発行装置において、印
字、複写を終了して用紙受け台上に自然落下することに
より順次積層された複数枚の用紙にステープルを施す前
に、用紙の整列性を高める為に行う寄せ作業を簡単な機
構によって実現することを可能とした排出用紙の揃え機
構を提供することにある。即ち、従来の発行装置におい
ては、用紙受け台上に放出されて順次自然落下した印字
済み用紙を積層状態でステープルしていたが、自然落下
した用紙の整列状態が悪い場合にはステープル不良が発
生し易く、種々の不具合が発生していた。このような不
具合を解消する為に、用紙の幅方向、前後方向の位置を
整列させる為に進退するガイド板を備えた揃え機構を採
用すると、装置が大型化、高コスト化するという不具合
があった。また、用紙受け台に放出される用紙の種類の
変更等に伴ってサイズが変わる場合には、上記ガイド板
の進退範囲を変更する必要が生じる為、装置構成、制御
方法が複雑化して高コスト化を招くという欠点があっ
た。
する課題は、各種証明書類等の発行装置において、印
字、複写を終了して用紙受け台上に自然落下することに
より順次積層された複数枚の用紙にステープルを施す前
に、用紙の整列性を高める為に行う寄せ作業を簡単な機
構によって実現することを可能とした排出用紙の揃え機
構を提供することにある。即ち、従来の発行装置におい
ては、用紙受け台上に放出されて順次自然落下した印字
済み用紙を積層状態でステープルしていたが、自然落下
した用紙の整列状態が悪い場合にはステープル不良が発
生し易く、種々の不具合が発生していた。このような不
具合を解消する為に、用紙の幅方向、前後方向の位置を
整列させる為に進退するガイド板を備えた揃え機構を採
用すると、装置が大型化、高コスト化するという不具合
があった。また、用紙受け台に放出される用紙の種類の
変更等に伴ってサイズが変わる場合には、上記ガイド板
の進退範囲を変更する必要が生じる為、装置構成、制御
方法が複雑化して高コスト化を招くという欠点があっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、用紙を一枚づつ一定方向に搬送
する用紙搬送手段と、用紙搬送手段の排出端から一枚づ
つ排出されて落下してきた用紙を受けて積層する用紙受
け台と、用紙受け台上に排出された用紙の幅方向位置を
揃える為のサイドガイド機構とを備えた用紙取扱装置に
おいて、サイドガイド機構は、用紙受け台の幅方向両側
に夫々配置された回転ガイド部材と、該回転ガイド部材
を回動駆動する駆動手段とを有し、該回転ガイド部材
は、駆動手段により回転駆動される直立の軸部材と、該
軸部材によって偏心した位置を固定的に軸支された積層
ガイド板とから成り、軸部材と積層ガイド板は一体回転
するとともに、一体的に上下方向に進退可能に構成され
ており、該積層ガイド板は、径寸法の異なる複数の円
形、或は楕円形のガイド板を順次上下方向に積層一体化
した構成を備えると共に、軸部材の上下動によって選択
的にいずれかのガイド板をガイド位置に位置決め固定す
ることができ、積層ガイド板を構成する各ガイド板の内
の一つを上記ガイド位置に位置決めした状態で、軸部材
から最も離間した位置にある端縁を用紙受け台側に向け
た時に、用紙受け台の幅方向両サイドに対向配置された
各積層ガイド板を構成する各ガイド板間によって所定サ
イズの用紙の両側縁部を揃えることを特徴とする。
め、請求項1の発明は、用紙を一枚づつ一定方向に搬送
する用紙搬送手段と、用紙搬送手段の排出端から一枚づ
つ排出されて落下してきた用紙を受けて積層する用紙受
け台と、用紙受け台上に排出された用紙の幅方向位置を
揃える為のサイドガイド機構とを備えた用紙取扱装置に
おいて、サイドガイド機構は、用紙受け台の幅方向両側
に夫々配置された回転ガイド部材と、該回転ガイド部材
を回動駆動する駆動手段とを有し、該回転ガイド部材
は、駆動手段により回転駆動される直立の軸部材と、該
軸部材によって偏心した位置を固定的に軸支された積層
ガイド板とから成り、軸部材と積層ガイド板は一体回転
するとともに、一体的に上下方向に進退可能に構成され
ており、該積層ガイド板は、径寸法の異なる複数の円
形、或は楕円形のガイド板を順次上下方向に積層一体化
した構成を備えると共に、軸部材の上下動によって選択
的にいずれかのガイド板をガイド位置に位置決め固定す
ることができ、積層ガイド板を構成する各ガイド板の内
の一つを上記ガイド位置に位置決めした状態で、軸部材
から最も離間した位置にある端縁を用紙受け台側に向け
た時に、用紙受け台の幅方向両サイドに対向配置された
各積層ガイド板を構成する各ガイド板間によって所定サ
イズの用紙の両側縁部を揃えることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
の形態に従い詳細に説明する。図1は本発明の一形態例
の用紙揃え機構の概略構成を示す正面図、図2(a) 及び
(b) は図1の用紙揃え装置の斜視図、及び平面図であ
る。また、図3(a) 及び(b) は用紙揃え機構の要部構成
を示す正面図である。図面右方に位置する図示しない印
字部(画像形成部)にて印字を受けた用紙Pは、エンド
レスベルトから成る用紙搬送手段20の排出端から下方
に放出され、下方前方に位置する用紙受け台21上に排
出される。用紙受け台21は、底板22と、底板22の
先端側に固定されたストッパ23を備え、ストッパ23
間にはステープラ24を備える。更に、用紙受け台21
の幅方向両サイドには用紙受け台21上に排出された用
紙Pの幅方向位置を揃える為のサイドガイド機構25を
備えている。底板21の後方位置には排出ローラ26を
設けると共に、排出ローラ26の更に後方には受け皿2
7が配置されている。ストッパ23は、用紙搬送手段2
0の排出端から放出されて落下してきた用紙Pの先端を
受けてその排出方向位置を規制する手段であり、ステー
プラ24は用紙受け台の底板22上に積層された用紙束
の一端縁に沿った所定位置にステープルを施す手段であ
る。ステープラ24の動作は図示しない制御部からの制
御信号に基づいて行われる。
の形態に従い詳細に説明する。図1は本発明の一形態例
の用紙揃え機構の概略構成を示す正面図、図2(a) 及び
(b) は図1の用紙揃え装置の斜視図、及び平面図であ
る。また、図3(a) 及び(b) は用紙揃え機構の要部構成
を示す正面図である。図面右方に位置する図示しない印
字部(画像形成部)にて印字を受けた用紙Pは、エンド
レスベルトから成る用紙搬送手段20の排出端から下方
に放出され、下方前方に位置する用紙受け台21上に排
出される。用紙受け台21は、底板22と、底板22の
先端側に固定されたストッパ23を備え、ストッパ23
間にはステープラ24を備える。更に、用紙受け台21
の幅方向両サイドには用紙受け台21上に排出された用
紙Pの幅方向位置を揃える為のサイドガイド機構25を
備えている。底板21の後方位置には排出ローラ26を
設けると共に、排出ローラ26の更に後方には受け皿2
7が配置されている。ストッパ23は、用紙搬送手段2
0の排出端から放出されて落下してきた用紙Pの先端を
受けてその排出方向位置を規制する手段であり、ステー
プラ24は用紙受け台の底板22上に積層された用紙束
の一端縁に沿った所定位置にステープルを施す手段であ
る。ステープラ24の動作は図示しない制御部からの制
御信号に基づいて行われる。
【0008】ステープラ24によってステープルを施さ
れた用紙束は排出ローラ26の回転によって受け皿27
上に排出される。サイドガイド機構25は、用紙受け台
21の幅方向両側に夫々配置された複数の回転ガイド部
材30と、該回転ガイド部材を回動駆動する図示しない
駆動手段とから成る。各回転ガイド部材30は、図3に
も示すように、図示しない駆動手段により回転駆動され
る直立した軸部材31と、該軸部材31によって偏心し
た位置を固定的に軸支された積層ガイド板32とから成
り、軸部材31と積層ガイド板32は一体回転するとと
もに、一体的に上下方向(軸方向)に進退可能に構成さ
れている。この回転ガイド部材30の上下方向への動作
は、図示しない制御部が図示しないソレノイド、モータ
等の動作機構を動作させることによって実現される。各
積層ガイド板32は、径寸法の異なる複数の円形、或は
楕円形のガイド板35、36、37、・・・を順次上下
方向に積層一体化した構成を備えると共に、軸部材31
の上下動によって選択的にいずれかのガイド板35、3
6、37が、底板22上の用紙束の厚さ範囲内(ガイド
位置)に位置決め固定される。つまり、用紙受け台21
上に排出される用紙Pの幅寸法が変更される場合には、
積層ガイド板32自体を上下方向に変位させることによ
って新たに排出される用紙の幅寸法に見合ったサイズの
ガイド板を上記ガイド位置に対応する位置に固定する。
図2(b) に示すように幅寸法が最小である用紙P1の幅
方向端縁をガイドする場合には最大径のガイド板35の
高さ位置が上記ガイド位置となるように積層ガイド板3
2の高さ位置を調節した上で、積層ガイド板32を鎖線
で示した退避位置に退避させておき、一枚排出されるご
とに、最大径のガイド板35のガイド端縁(軸31から
最も偏位した遠方にある端縁)35aを用紙の幅方向端
縁に向けて幅方向位置を揃える。このことによって、当
該サイズの用紙に見合ったガイド板35を用いた用紙の
ガイドが可能となる。また、上記動作は、全ての積層ガ
イド板32について共通する動作であり、用紙を挟んで
対向配置される各積層ガイド板32によって同期した動
作を行うことにより、落下してくる用紙の幅方向位置を
順次確実に揃えることができる。
れた用紙束は排出ローラ26の回転によって受け皿27
上に排出される。サイドガイド機構25は、用紙受け台
21の幅方向両側に夫々配置された複数の回転ガイド部
材30と、該回転ガイド部材を回動駆動する図示しない
駆動手段とから成る。各回転ガイド部材30は、図3に
も示すように、図示しない駆動手段により回転駆動され
る直立した軸部材31と、該軸部材31によって偏心し
た位置を固定的に軸支された積層ガイド板32とから成
り、軸部材31と積層ガイド板32は一体回転するとと
もに、一体的に上下方向(軸方向)に進退可能に構成さ
れている。この回転ガイド部材30の上下方向への動作
は、図示しない制御部が図示しないソレノイド、モータ
等の動作機構を動作させることによって実現される。各
積層ガイド板32は、径寸法の異なる複数の円形、或は
楕円形のガイド板35、36、37、・・・を順次上下
方向に積層一体化した構成を備えると共に、軸部材31
の上下動によって選択的にいずれかのガイド板35、3
6、37が、底板22上の用紙束の厚さ範囲内(ガイド
位置)に位置決め固定される。つまり、用紙受け台21
上に排出される用紙Pの幅寸法が変更される場合には、
積層ガイド板32自体を上下方向に変位させることによ
って新たに排出される用紙の幅寸法に見合ったサイズの
ガイド板を上記ガイド位置に対応する位置に固定する。
図2(b) に示すように幅寸法が最小である用紙P1の幅
方向端縁をガイドする場合には最大径のガイド板35の
高さ位置が上記ガイド位置となるように積層ガイド板3
2の高さ位置を調節した上で、積層ガイド板32を鎖線
で示した退避位置に退避させておき、一枚排出されるご
とに、最大径のガイド板35のガイド端縁(軸31から
最も偏位した遠方にある端縁)35aを用紙の幅方向端
縁に向けて幅方向位置を揃える。このことによって、当
該サイズの用紙に見合ったガイド板35を用いた用紙の
ガイドが可能となる。また、上記動作は、全ての積層ガ
イド板32について共通する動作であり、用紙を挟んで
対向配置される各積層ガイド板32によって同期した動
作を行うことにより、落下してくる用紙の幅方向位置を
順次確実に揃えることができる。
【0009】次に、用紙の幅方向サイズが中程度の用紙
P2が排出される場合には、積層ガイド板32を1段階
低下させてガイド板36が上記ガイド位置に位置するよ
うに位置決めする。この状態で、上記と同様な揃え動作
を行う。幅方向サイズが最大の用紙P3が排出されてく
る場合には、積層ガイド板32を更に1段階低下させて
ガイド板37が上記ガイド位置に位置するように位置決
めする。この状態で、上記と同様な揃え動作を行う。排
出される用紙サイズが変更される度に、該用紙に対応す
るガイド板をガイド位置に移動した上で、排出されてく
る用紙一枚ごとに上記揃え動作を行うことにより、用紙
サイズの変更に追随した幅方向位置の規制を行うことが
可能となる。なお、積層ガイド板を構成するガイド板の
枚数、形状等として図示したものは一例に過ぎず、種々
の変更が可能であることは言うまでもない。
P2が排出される場合には、積層ガイド板32を1段階
低下させてガイド板36が上記ガイド位置に位置するよ
うに位置決めする。この状態で、上記と同様な揃え動作
を行う。幅方向サイズが最大の用紙P3が排出されてく
る場合には、積層ガイド板32を更に1段階低下させて
ガイド板37が上記ガイド位置に位置するように位置決
めする。この状態で、上記と同様な揃え動作を行う。排
出される用紙サイズが変更される度に、該用紙に対応す
るガイド板をガイド位置に移動した上で、排出されてく
る用紙一枚ごとに上記揃え動作を行うことにより、用紙
サイズの変更に追随した幅方向位置の規制を行うことが
可能となる。なお、積層ガイド板を構成するガイド板の
枚数、形状等として図示したものは一例に過ぎず、種々
の変更が可能であることは言うまでもない。
【0010】以上の様に本発明によれば、印字、複写を
終了して用紙受け台上に自然落下することにより順次積
層された複数枚の用紙にステープルを施す前に、用紙の
幅方向整列性を高める為に行う寄せ作業を簡単な機構に
よって実現することができ、コストアップ、大型化、制
御の複雑化を回避することができる。
終了して用紙受け台上に自然落下することにより順次積
層された複数枚の用紙にステープルを施す前に、用紙の
幅方向整列性を高める為に行う寄せ作業を簡単な機構に
よって実現することができ、コストアップ、大型化、制
御の複雑化を回避することができる。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、各種証明
書類等の発行装置において、印字、複写を終了して用紙
受け台上に自然落下することにより順次積層された複数
枚の用紙にステープルを施す前に、用紙の整列性を高め
る為に行う寄せ作業を簡単な機構によって実現すること
ができる。即ち、従来の発行装置においては、用紙受け
台上に放出されて順次自然落下した印字済み用紙を積層
状態でステープルしていたが、自然落下した用紙の整列
状態が悪い場合にはステープル不良が発生し易く、種々
の不具合が発生していた。このような不具合を解消する
為に、用紙の幅方向、前後方向の位置を整列させる為に
進退するガイド板を備えた揃え機構を採用すると、装置
が大型化、高コスト化するという不具合があった。ま
た、用紙受け台に放出される用紙の種類の変更等に伴っ
てサイズが変わる場合には、上記ガイド板の進退範囲を
変更する必要が生じる為、装置構成、制御方法が複雑化
して高コスト化を招くという欠点があった。これに対し
て、本発明は、用紙受け台の幅方向両側に、径寸法の異
なる複数枚のガイド板から成る積層ガイド板を備えた回
転ガイド部材を対向配置し、回転ガイド部材を上下動さ
せることにより、排出される用紙サイズに見合ったガイ
ド板をガイド位置に臨ませた状態で、排出用紙のガイド
を行うようにしたので、上記の不具合を一挙に解決する
ことができる。
書類等の発行装置において、印字、複写を終了して用紙
受け台上に自然落下することにより順次積層された複数
枚の用紙にステープルを施す前に、用紙の整列性を高め
る為に行う寄せ作業を簡単な機構によって実現すること
ができる。即ち、従来の発行装置においては、用紙受け
台上に放出されて順次自然落下した印字済み用紙を積層
状態でステープルしていたが、自然落下した用紙の整列
状態が悪い場合にはステープル不良が発生し易く、種々
の不具合が発生していた。このような不具合を解消する
為に、用紙の幅方向、前後方向の位置を整列させる為に
進退するガイド板を備えた揃え機構を採用すると、装置
が大型化、高コスト化するという不具合があった。ま
た、用紙受け台に放出される用紙の種類の変更等に伴っ
てサイズが変わる場合には、上記ガイド板の進退範囲を
変更する必要が生じる為、装置構成、制御方法が複雑化
して高コスト化を招くという欠点があった。これに対し
て、本発明は、用紙受け台の幅方向両側に、径寸法の異
なる複数枚のガイド板から成る積層ガイド板を備えた回
転ガイド部材を対向配置し、回転ガイド部材を上下動さ
せることにより、排出される用紙サイズに見合ったガイ
ド板をガイド位置に臨ませた状態で、排出用紙のガイド
を行うようにしたので、上記の不具合を一挙に解決する
ことができる。
【図1】本発明の一形態例の用紙揃え機構の概略構成を
示す正面図。
示す正面図。
【図2】(a) 及び(b) は図1の用紙揃え装置の斜視図、
及び平面図。
及び平面図。
【図3】(a) 及び(b) は用紙揃え機構の要部構成を示す
正面図。
正面図。
【図4】(a) は上記従来の印刷装置の概略構成を示す
図、(b) は要部平面図。
図、(b) は要部平面図。
【図5】他の従来例の説明図。
20 用紙搬送手段、21 用紙受け台、22 底板、
23 ストッパ、24ステープラ、25 サイドガイド
機構、26 排出ローラ、27 受け皿、30 回転ガ
イド部材、31 軸部材、32 積層ガイド板、35、
36、37、ガイド板、35a、36a、37a 端
縁。
23 ストッパ、24ステープラ、25 サイドガイド
機構、26 排出ローラ、27 受け皿、30 回転ガ
イド部材、31 軸部材、32 積層ガイド板、35、
36、37、ガイド板、35a、36a、37a 端
縁。
Claims (1)
- 【請求項1】 用紙を一枚づつ一定方向に搬送する用紙
搬送手段と、用紙搬送手段の排出端から一枚づつ排出さ
れて落下してきた用紙を受けて積層する用紙受け台と、
用紙受け台上に排出された用紙の幅方向位置を揃える為
のサイドガイド機構とを備えた用紙取扱装置において、 サイドガイド機構は、用紙受け台の幅方向両側に夫々配
置された回転ガイド部材と、該回転ガイド部材を回動駆
動する駆動手段とを有し、 該回転ガイド部材は、駆動手段により回転駆動される直
立の軸部材と、該軸部材によって偏心した位置を固定的
に軸支された積層ガイド板とから成り、軸部材と積層ガ
イド板は一体回転するとともに、一体的に上下方向に進
退可能に構成されており、 該積層ガイド板は、径寸法の異なる複数の円形、或は楕
円形のガイド板を順次上下方向に積層一体化した構成を
備えると共に、軸部材の上下動によって選択的にいずれ
かのガイド板をガイド位置に位置決め固定することがで
き、 積層ガイド板を構成する各ガイド板の内の一つを上記ガ
イド位置に位置決めした状態で、軸部材から最も離間し
た位置にある端縁を用紙受け台側に向けた時に、用紙受
け台の幅方向両サイドに対向配置された各積層ガイド板
を構成する各ガイド板間によって所定サイズの用紙の両
側縁部を揃えることを特徴とする用紙揃え機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10261875A JP2000086059A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 用紙揃え機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10261875A JP2000086059A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 用紙揃え機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000086059A true JP2000086059A (ja) | 2000-03-28 |
Family
ID=17367983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10261875A Pending JP2000086059A (ja) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | 用紙揃え機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000086059A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100485553B1 (ko) * | 2001-08-31 | 2005-04-28 | 캐논 가부시끼가이샤 | 시트 처리 장치 및 시트 처리 장치를 구비한 화상 형성 장치 |
JP2007027580A (ja) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | Denso Corp | 位置決め方法および位置決め装置 |
US7837190B2 (en) | 2003-04-30 | 2010-11-23 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Strike plate and exit section utilizing same |
CN110168791A (zh) * | 2016-12-21 | 2019-08-23 | 株式会社村田制作所 | 电极叠层体的制造装置 |
-
1998
- 1998-09-16 JP JP10261875A patent/JP2000086059A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100485553B1 (ko) * | 2001-08-31 | 2005-04-28 | 캐논 가부시끼가이샤 | 시트 처리 장치 및 시트 처리 장치를 구비한 화상 형성 장치 |
US7837190B2 (en) | 2003-04-30 | 2010-11-23 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Strike plate and exit section utilizing same |
JP2007027580A (ja) * | 2005-07-20 | 2007-02-01 | Denso Corp | 位置決め方法および位置決め装置 |
CN110168791A (zh) * | 2016-12-21 | 2019-08-23 | 株式会社村田制作所 | 电极叠层体的制造装置 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20050719 |