JP4985727B2 - 電動ステープラにおける用紙クランプ機構 - Google Patents

電動ステープラにおける用紙クランプ機構 Download PDF

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    • B42BPERMANENTLY ATTACHING TOGETHER SHEETS, QUIRES OR SIGNATURES OR PERMANENTLY ATTACHING OBJECTS THERETO
    • B42B4/00Permanently attaching together sheets, quires or signatures by discontinuous stitching with filamentary material, e.g. wire

Description

本発明は、被綴り用紙を綴るステープルを打ち出すドライバを備えたドライバユニットと、打ち出されて被綴り用紙を貫通したステープルを折り曲げるクリンチャを備えたクリンチャユニットとを備えた電動ステープラにおいて、綴り時にドライバユニットとクリンチャユニットとの間に差し込まれた被綴り用紙をクランプするクランプ機構に関する。
例えば、用紙束のセンターを綴じる中綴じ用の上下分離型ステープラ(特許文献1、2参照)で綴じ作業を行う場合、被綴り用紙の中央を折り曲げてからドライバユニットとクリンチャユニットとの間の綴り間口に差し込んで綴る構成では、被綴り用紙の中央の折り曲げ部分が山形に重なるので、上部にドライバユニット、下部にクリンチャユニットを配置する構成が一般的であるが、折り曲げた部分の重なり高さが高くなりがちであるから、被綴り用紙を差し込む際に引っかからないように両ユニット間の綴り間口を広くする必要がある。特に、50枚程度の被綴り用紙を綴るためには、綴り間口を相当広くしなければならない。
また、綴り時には、ドライバユニット又はクリンチャユニットの一部を相手側に突出させて綴り間口を狭めて被綴り用紙の束をクランプしてからドライバユニットからドライバを打ち出し、ステープルを貫通させてクリンチャユニットでクリンチする。通常はクリンチャユニット上に折り曲げた被綴り用紙を重ねてセットするから、ドライバユニット側にクランプ機構が設けられ、ドライバユニットが下降して被綴り用紙の束をクランプしている。この場合、ドライバユニット全体を別の機構により下降させる構成では、装置が大型化してしまうから、ドライバユニットのうちステープル収納部とドライバの周囲を含むヘッド部と、ドライバ等を駆動する駆動部とを切り離し、ステープル収納部とヘッド部が降下して被綴り用紙をクランプする構成が採用されていた(特許文献1参照)。ステープル収納部とヘッド部は、多数の連結ステープルを収納するステープル収納部から先頭のステープルを打ち出し部に送り出し、送り出された先頭ステープルをドライバで打ち出す構成となっており、互いに切り離すことはできないと考えられていたからである。
実開平6−63342号公報 特開2005−314029号公報
ところが、綴り間口を広くすれば、ドライバユニットのヘッド部分の上下の移動範囲も広くなる。ステープル収納部とヘッド部を含む可動部は5000本〜7000本程度の連結ステープルが装填されたステープル収納部を含んでいるため重量が大きくなり、必然的にこれを上下に大きく駆動するための電流負荷は大きく、作動時に発生する騒音も大きくなる。
また、かなりの重量を有する可動部が急激に上下動すると、それによって生じる振動によってステープル収納部内の連結ステープルの連結部分が外れたり、連結ステープルを打ち出し部に供給する送り爪が連結ステープルのバウンシングによって外れたりするので、送り不良が生じる可能性もある。
さらに、ステープルが消費されたり、新しくステープルが補充されたりするにつれてステープル収納部の内部のステープルの数量が増減し、これにより重量も増減するから、ステープル収納部とヘッド部が一体的に移動すると、全体の重心が変化するので、綴りの芯位置が振れやすくなる。これに加え、昇降時のストロークが大きく、しかもステープル収納部がバウンシングすると、ステープルの綴り位置にばらつきが発生し、綴りが不安定になる可能性がある。
本発明は、上記問題点を解消するため、被綴り用紙のクランプのために上下に作動する部分を小型化して動作重量を小さくすることにより、綴り間口が大きくても、常に安定な綴りを確保することができる電動ステープラにおける用紙クランプ機構を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、複数の被綴り用紙を貫通させるステープルを打ち出すドライバを有するドライバユニットと、打ち出されたステープルを折り曲げるクリンチャを有するクリンチャユニットとを有し、上記ドライバユニットには、多数の連結ステープルを収納するステープル収納部と、ステープルを打ち出すヘッド部と、ヘッド部に摺動自在に設けられたドライバを駆動する駆動部とを設けるとともに、綴り時に上記ドライバユニットから上記ヘッド部のみをクリンチャユニット側に移動させて被綴り用紙をクランプするヘッド昇降機構を設け、上記ヘッド部には、上記ステープル収納部に開口する打ち出し部と、上記ステープル収納部から上記打ち出し部に供給された先頭ステープルを打ち出すドライバと、上記打ち出し部の打ち出し側に設けられたステープル格納部とを設け、上記ヘッド昇降機構には、上記ドライバに係合して上記打ち出し部内の先頭ステープルを上記格納部に移動させるとともに、上記ヘッド部に係合してクリンチャユニット側に移動することにより上記クリンチャユニットとの間に被綴り用紙をクランプさせる作動手段とこの作動手段を駆動する昇降駆動機構とを設け、上記作動手段は上記打ち出し部に沿って摺動可能で、摺動時に上記ドライバと上記ヘッド部にそれぞれ係合可能な作動プレートによって構成され、上記昇降駆動機構は、上記駆動部の電動モータに作動連結するカムと、このカムによって揺動する作動リンクとによって構成され、上記作動リンクの先端を上記打ち出し部に沿って摺動可能な作動プレートに係合可能としたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、上記作動プレートは、ドライバに係合した後にヘッド部に係合するようにしたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2において、上記駆動部には、上記カムと一体的に形成されたメインカムと、このメインカムによって揺動するメインリンクとが設けられ、このメインリンクの先端を上記ドライバに係合させたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかにおいて、上記作動プレートは上記打ち出し部内のステープルの両側をガイドするように形成されたガイドプレートであることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、綴り時にはヘッド昇降機構によってドライバユニットからヘッド部のみがクリンチャユニット側に移動して被綴り用紙をクランプするので、ステープル収納部とともに移動する場合と比べて負荷が小さく、小型化が可能となるほか、綴りスピードも速くすることができる。また、ステープル収納部は内部のステープルの数量が増減することにより重量も増減するが、このように重量が変化するステープル収納部は移動せず、重量変化のないヘッド部のみが移動するので、重心は一定であり、ステープルの綴りの芯位置が安定する。したがって、綴りを常に良好に確保することができる。
また、昇降駆動機構によって作動手段を駆動すると、作動手段がドライバに係合して作動することで打ち出し部内の先頭ステープルを格納部に移動させるとともに、ヘッド部に係合してクリンチャユニット側に移動することによりクリンチャユニットとの間に被綴り用紙をクランプさせるから、連結ステープルから先頭ステープルを分離させて格納部に格納する作用と、ヘッド部を作動させて被綴り用紙をクランプする作用とを作動手段に行わせることができるので、構造を簡易にすることができる。
さらに、昇降駆動機構は、駆動部の電動モータに作動連結するカムと、カムによって揺動する作動リンクとによって構成され、作動リンクの先端を上記打ち出し部に沿って摺動可能な作動プレートに係合可能としたから、作動プレートを駆動するカム・リンク機構をドライバを駆動する公知のカム・リンク機構と組み合わせることができ、全体の構造をコンパクトに設計することができる。
請求項2に係る発明によれば、作動プレートは、ドライバに係合した後にヘッド部に係合するようにしたから、作動プレートの一方向の動きによって、ドライバによる先頭ステープルの格納部への格納と、ヘッド部の昇降を別タイミングで行うことができる。
請求項3に係る発明によれば、上記駆動部には、上記カムと一体的に形成されたメインカムと、このメインカムによって揺動するメインリンクとが設けられ、このメインリンクの先端を上記ドライバに係合させたから、作動プレートを駆動するカム・リンク機構をドライバを駆動する公知のカム・リンク機構と組み合わせることができ、全体の構造をコンパクトに設計することができる。
請求項4に係る発明によれば、作動プレートは打ち出し部内のステープルの両側をガイドするように形成されたガイドプレートであるから、ドライバが先頭ステープルを分離して格納部まで移動させるときに、ステープルをガイドプレートによってガイドして確実に格納部に格納させることができる。
(a)(b)は、上下分離型ステープラの待機時と綴り時の基本的な構成を 示す斜視図 上記ステープラのヘッド部の要部の断面図 ステープル収納部にヘッド部が摺動可能に保持された状態を示す斜視図 図3の一部の拡大図 昇降駆動機構とドライバ駆動機構を示す側面図 ヘッド部の作動プレートの作動の初期状態を示す斜視図 ヘッド部の作動プレートの作動の初期状態を示す断面図 ヘッド部の作動プレートのクランプ時の状態を示す斜視図 ヘッド部の作動プレートのクランプ時の状態を示す断面図 ヘッド部の作動プレートの綴り終了時の状態を示す斜視図 ヘッド部の作動プレートの綴り終了時の状態を示す断面図 昇降駆動機構とドライバ駆動機構の作動途中を、ギア類を省略して示す側 面図 昇降駆動機構とドライバ駆動機構の綴り終了時の状態を、ギア類を省略し て示す側面図 ステープルの支持態様を示す説明図
図1(a)(b)および図2に基づいて、本発明に係る中綴じ用上下分離型ステープラについて説明する。
図1(a)(b)に示すように、上下分離型ステープラは、上下に分離したドライバユニット1とクリンチャユニット2とを備え、ドライバユニット1とクリンチャユニット2間に供給された用紙Pをステープルで綴じることができるようになされている。
ドライバユニット1は、多数の連結ステープルを収納するステープル収納部3と、ステープルを打ち出すヘッド部4と、ヘッド部4に摺動自在に設けられた後述のドライバを駆動する駆動部5とから構成されている。クリンチャユニット2には、ドライバによって打ち出されたステープルを折り曲げる可動クリンチャとその駆動機構が設けられている。
ドライバユニット1のステープル収納部3にはステープルカートリッジ3aが収納されている。ステープルカートリッジ3aには、一例として真直状のステープルをシート状に連結したシートステープルが積層状態で収納されている。また、ステープル収納部3には、図2に示されるように、ステープルカートリッジから送り出されたシートステープルSの供給路6が形成され、供給路6の端部はヘッド部4に形成された後述の打ち出し部7に開口している。また、ステープル収納部3の供給路6の端部には、次に示すフォーミングプレートの下方に対応する位置にステープルの曲げ台8が設けられている。
ヘッド部4には、ステープル収納部3に開口する打ち出し部7と、ステープル収納部3から打ち出し部7に供給されたステープルをコ字形に成形するフォーミングプレート10と、成形された先頭ステープルを打ち出すドライバ11とが設けられている。ドライバ11は打ち出し部7に沿って摺動可能に設けられている。フォーミングプレート10は打ち出し部7の手前でドライバ11と一体に上下方向に摺動するように設けられている。フォーミングプレート10の下端には凹部(図示せず)が形成され、摺動時に凹部の両側の脚部で真直状のステープルの両側を押し込んでコ字形に成形するように構成されている。
なお、これらの基本的構成は特開2005−81520号公報等により公知の事項なので説明は省略する。
次に、ステープル収納部3と駆動部5とはハウジング9内に一体的に設けられているが、ヘッド部4はこれらとは別体で、ハウジング9に対して昇降可能に設けられている。
ヘッド部4は、図3に示されるように、主に両側の側板部12aと前側下部の前板部12bとからなるヘッド部材12の前側上部にフォーミングプレート10とドライバ11とを上下方向に摺動自在に配置するとともに、前側中央部に後に示す作動プレート(作動手段)13を上下方向に摺動自在に配置してなるものである。
図3及び図4に示されるように、ヘッド部材12の側板部12aには上下に長いガイド溝14が形成され、ガイド溝14にはステープル収納部3側に固定された固定軸15が係合している。また、側板部12aの上部には軸16が固定され、この軸16はステープル収納部3側に上下方向に形成されたガイド溝17に係合している。これにより、ヘッド部材12は上下方向に摺動し、ステープル収納部3と駆動部5とに対して昇降可能となる。
ヘッド部材12の側板部12aの内側下部には、図2に示すように、前板部12bとリアプレート19とが平行に配置され、その間に、ドライバ11と作動プレート13とを摺動案内する打ち出し部7が形成されている。前板部12bはステープル供給路6の開口端に対面するように設けられている。打ち出し部7の上部では、ドライバ11とフォーミングプレート10とが上下方向に摺動できるように形成されている。打ち出し部7の下部には、成形されたステープルを1本格納できるスペースの格納部20が設けられている。
ヘッド部4には上述のフォーミングプレート10とドライバ11のほか、作動プレート13が摺動自在に配置されている。
フォーミングプレート10の上部両側の屈曲部21には第1の駆動軸22が設けられている。
作動プレート13は、図4に示すように、上部プレート13aの両側から下方にガイドプレート13bを突出形成したもので、上部プレート13aの中央部は前方に張り出し形成され、張り出し部13cの中央には切り起しによって背面側に突出する突片18(図2参照)が形成され、この突片18はドライバ11に形成された長穴23に挿入されている。張り出し部13cの下端には前方に突出する係合片24が形成され、ヘッド部材12の前板部12bの上部中央に形成された受け部25に係合可能に設けられている。ガイドプレート13bは打ち出し部7の両側を摺動して成形されたステープルsの脚部s1の脚部の外側(アウトサイド)をガイドするように形成されている(図2、図14参照)。ドライバ11は両側のガイドプレート13bの内側に挟まれてこれらのガイドプレート13bと面一になるように配置されている。また、上部プレート13aの両側部は前方に屈曲し、この屈曲部26には第2の駆動軸27が取り付けられている。第1の駆動軸22と第2の駆動軸27は、ハウジング9の長孔29に沿って摺動するように構成されている。
なお、作動プレート13は下方に摺動する際、その突片18がドライバ11の長穴23に係合してドライバ11を下方に摺動させた後に、係合片24がヘッド部4の受け部25に係合してヘッド部4を下方に摺動させるように構成されている。
また、前板部12bの前部にはステープル支持部材28が配置され、バネ30によって背面側に回動するように付勢されている。ステープル支持部材28には、打ち出されたステープルのクラウン部を支持するクラウンサポート31とステープルsの脚部の内側を支持するインサイドサポート32(図14参照)が形成されている。
次に、ヘッド部4と駆動部5にはヘッド部4のみを昇降させるヘッド昇降機構が設けられている。ヘッド昇降機構は、ヘッド部4を下降させてクリンチャユニット2との間に配置された被綴り用紙P(図1参照)をクランプするとともに、供給路6から打ち出し部7に送られた先頭ステープルsを次位のステープルから分離して格納部20に移動させるもので、図4及び図5に示されるように、ドライバ11とヘッド部4を作動させる上述の作動プレート13と、この作動プレート13を駆動する昇降駆動機構33とから構成されている。
昇降駆動機構33は駆動部5に設けられ、電動モータ34とミッドギア35を介して作動連結された駆動ギア36と、駆動ギア36の軸37の周囲に形成された作動リンクカム38と、作動リンクカム38と係合可能に設けられた作動リンク39とによって構成されている。作動リンクカム38は略半円形に形成されている。作動リンク39は先端側は幅狭で、反対側は幅広に形成され、その幅広側の端部には回動軸41が設けられている。回動軸41には紙厚調整バネ42が配置されている。また、中間部よりやや幅狭側にはガイド軸43が固定されている。ガイド軸43は駆動部5のハウジング9に形成されたガイド溝44に沿って上下方向に摺動可能に設けられている。作動リンク39の先端には係合溝45が形成され、係合溝45は第2の駆動軸27に係合している。さらに、幅広部の下部には作動リンクフォロワ46が設けられている。作動リンクフォロワ46は作動リンクカム38に係合可能に設けられている。
駆動部5には、作動プレート13の昇降駆動機構33とともに、ドライバ11とフォーミングプレート10とを駆動するドライバ駆動機構47が設けられている。このドライバ駆動機構47は、駆動ギア36の軸37の周囲に形成されたメインカム48と、メインカム48と係合可能に設けられたメインリンク49とによって構成されている。メインカム48は扇形に形成され、作動リンクカム38と同軸上に設けられ、中間部には回動軸(ガイド軸43)が設けられ、ガイド溝44に沿って上下方向に摺動可能に設けられている。メインリンク49の先端52は第1の駆動軸22に係合している。さらに、反対側にはメインリンクフォロワ53が設けられている。メインリンクフォロワ53はメインカム48に係合可能に設けられている。
ここで、上記用紙クランプ機構の作動態様について説明する。まず、待機状態において作動リンク39とメインリンク49とは図5のように配置されている。このとき、図2及び図4に示されるように、ドライバ11とフォーミングプレート10とガイドプレート13bとはいずれも上死点位置にある。次に、ドライバユニット1とクリンチャユニット2との間に被綴り用紙Pを差し入れた後、電動モータ34のスイッチをオンすると、駆動ギア36が回転し、作動リンクカム38とメインカム48も同時に回転する。まず、図5に示されるように、作動リンクカム38の直線部38aが作動リンク39の作動リンクフォロワ46に係合して下方に押圧するので、作動リンク39は回動軸41を中心に下方に揺動し、その先端は第2の駆動軸27を押し下げる。このため、作動プレート13は下降する。その下降途中で、図6及び図7に示すように、作動プレート13の突片18がドライバ11の長穴23の下縁に係合するので、ドライバ11とフォーミングプレート10を下方に移動させる。これにより、ドライバ11は打ち出し部7に供給されていたステープルsを打ち出して連結ステープルから分離して下方の格納部20まで移動させる。図14に示されるように、打ち出し部7内のステープルの脚部の外側は作動プレート13のガイドプレート13bによってガイドされる。ステープルsが格納部20まで移動すると、作動プレート13の中央部の係合片24は前板部12bの受け部25に係合し、前板部12bを押し下げる。これにより、図8及び図9に示すように、ヘッド部4は下降して、クリンチャユニット2との間に差し込まれた被綴り用紙をクランプする。このように昇降駆動機構33によりヘッド部4が下死点まで移動すると、さらに図12にも示されるように、作動リンクフォロワ46は作動リンクカム38の円弧状外周面38bに沿って移動するので、作動リンク39は同じ状態に保持される。
続いてドライバ駆動機構47が作動する。すなわち、図13に示されるように、作動リンクカム38とともに回転したメインカム48の直線部48aにメインリンクフォロワ53が係合して押し上げられる。回動軸43は固定されたままになっているから、メインリンク49は回動軸43を中心に回動し、メインリンク49の先端側は下降して第1の駆動軸22を下方に押し下げるので、図10及び図11に示されるように、ドライバ11とフォーミングプレート10とは下方に駆動される。これにより、格納部20に格納されていたステープルsはヘッド部4から下方に打ち出され、被綴り用紙を貫通する。このとき、図14に示されるように、ステープルの両脚部s1の前後は格納部20の前板部12bとリアプレート19とによって支持され、両脚部s1の外側はガイドプレート13bによってガイドされ、さらに両脚部s1の内側はステープル支持部材28のインサイドサポート32によって支持される。しかも、図11に示されるように、クラウン部はステープル支持部材28のクラウンサポート31によって支持されているので、ステープルは確実に被綴り用紙を貫通する。そして、クリンチャユニット2の駆動機構により上端の可動クリンチャが作動してステープルsの脚を折り曲げることで綴りが行なわれる。
なお、被綴り用紙が厚いときは、メインリンク49の先端が無負荷のときよりも上方位置で停止するので、メインリンク49のストローク量は変わるが、この調整は紙厚調整バネ42によって行われる。
綴りが終了した後、作動リンクフォロワ46とメインリンクフォロワ53は作動リンクカム38とメインカム48から外れるので、作動リンク39とメインリンク49はフリーとなり、図示しないカム・リンク機構等の手段によって待機位置まで復帰移動し、一連の綴り動作の1サイクルが終了する。
上述のように、綴り時にはヘッド昇降機構によってドライバユニット1からヘッド部4のみがクリンチャユニット2側に移動して被綴り用紙をクランプするので、ステープル収納部3とともに移動する場合と比べて負荷が小さく、小型化が可能となるほか、綴り動作の速度も速くすることができる。また、ステープル収納部3は内部のステープルの数量が増減することにより重量も増減する。しかし、このように重量が変化するステープル収納部3は移動せず、先頭ステープルのみを他のステープルから分離して重量変化のないヘッド部4のみが移動するので、重心は一定であり、ドライバ11が傾くことはないのでステープルsの綴りの芯位置が安定する。したがって、綴りを常に良好に確保することができる。
また、昇降駆動機構33によって作動プレート13を駆動すると、作動プレート13がドライバ11に係合して作動することで打ち出し部7内の先頭ステープルを格納部20に移動させるとともに、ヘッド部4に係合してクリンチャユニット2側に移動することによりクリンチャユニット2との間に被綴り用紙をクランプさせるから、連結ステープルから先頭ステープルを分離させて格納部20に格納する作用と、ヘッド部4を作動させて被綴り用紙をクランプする作用とを作動プレート13に行わせることができるので、構造を簡易にすることができる。
さらに、作動プレート13は、打ち出し部7に沿って摺動可能で、摺動時にドライバ11とヘッド部4にそれぞれ係合可能な作動プレート13によって構成され、昇降駆動機構33は、駆動部5の電動モータ34に作動連結する作動リンクカム38と、作動リンクカム38によって揺動する作動リンク39とによって構成され、作動リンク39の先端を上記打ち出し部7に沿って摺動可能な作動プレート13に係合可能としたから、作動プレート13を駆動するカム・リンク機構をドライバ11を駆動する公知のカム・リンク機構と組み合わせることができ、全体の構造を小型化することができる。
また、作動プレート13は、ドライバ11に係合した後にヘッド部4に係合するようにしたから、作動プレート13の一方向の動きによって、ドライバ11による先頭ステープルの格納部20への格納と、ヘッド部4の昇降を別タイミングで行うことができる。
さらに、作動プレート13は打ち出し部7内のステープルの両側をガイドするように形成されたガイドプレート13bであるから、ドライバ11が先頭ステープルを分離して格納部20まで移動させるときに、ステープルをガイドプレート13bによってガイドして確実に格納部20に格納させることができる。
なお、作動手段はプレート状に形成されることに限定されない。ドライバに係合して作動することにより打ち出し部内の先頭ステープルを格納部に移動させるとともに、ヘッド部に係合してクリンチャユニット側に移動することによりクリンチャユニットとの間に被綴り用紙をクランプさせるものであれば他の手段であってもよい。
P 被綴り用紙
1 ドライバユニット1
2 クリンチャユニット
3 ステープル収納部
4 ヘッド部
5 駆動部
7 打ち出し部
11 ドライバ
13 作動プレート(作動手段)
20 格納部
33 昇降駆動機構
38 作動リンクカム
39 作動リンク
48 メインカム
49 メインリンク

Claims (4)

  1. 複数の被綴り用紙を貫通させるステープルを打ち出すドライバを有するドライバユニットと、打ち出されたステープルを折り曲げるクリンチャを有するクリンチャユニットとを有し、上記ドライバユニットには、多数の連結ステープルを収納するステープル収納部と、ステープルを打ち出すヘッド部と、ヘッド部に摺動自在に設けられたドライバを駆動する駆動部とを設けるとともに、綴り時に上記ドライバユニットから上記ヘッド部のみをクリンチャユニット側に移動させて被綴り用紙をクランプするヘッド昇降機構を設け
    上記ヘッド部には、上記ステープル収納部に開口する打ち出し部と、上記ステープル収納部から上記打ち出し部に供給された先頭ステープルを打ち出すドライバと、上記打ち出し部の打ち出し側に設けられたステープル格納部とを設け、
    上記ヘッド昇降機構には、上記ドライバに係合して上記打ち出し部内の先頭ステープルを上記格納部に移動させるとともに、上記ヘッド部に係合してクリンチャユニット側に移動することにより上記クリンチャユニットとの間に被綴り用紙をクランプさせる作動手段とこの作動手段を駆動する昇降駆動機構とを設け、
    上記作動手段は上記打ち出し部に沿って摺動可能で、摺動時に上記ドライバと上記ヘッド部にそれぞれ係合可能な作動プレートによって構成され、
    上記昇降駆動機構は、上記駆動部の電動モータに作動連結するカムと、このカムによって揺動する作動リンクとによって構成され、上記作動リンクの先端を上記打ち出し部に沿って摺動可能な作動プレートに係合可能とした
    ことを特徴とする電動ステープラにおける用紙クランプ機構。
  2. 上記作動プレートは、ドライバに係合した後にヘッド部に係合するようにしたことを特徴とする、請求項1に記載の電動ステープラにおける用紙クランプ機構。
  3. 上記駆動部には、上記カムと一体的に形成されたメインカムと、このメインカムによって揺動するメインリンクとが設けられ、このメインリンクの先端を上記ドライバに係合させたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の電動ステープラにおける用紙クランプ機構。
  4. 上記作動プレートは上記打ち出し部内のステープルの両側をガイドするように形成されたガイドプレートであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の電動ステープラにおける用紙クランプ機構。
JP2009192970A 2009-08-24 2009-08-24 電動ステープラにおける用紙クランプ機構 Active JP4985727B2 (ja)

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