JP2011052800A - 変速機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 変速機の係合装置を作動させる油圧アクチュエータの推力および作動応答性を両立させる。
【解決手段】 油圧アクチュエータA1は、大きい第1受圧面を有する1速ピストンPS1と小さい第2受圧面を有する3速ピストンPS3とを備えており、低温時の第1モードで第1受圧面だけに油圧を作用させて油圧アクチュエータA1を右方向に駆動して1速変速段を確立し、常温時の第2モードで第1、第2受圧面の両方に油圧を作用させて油圧アクチュエータA1を右方向に駆動して1速変速段を確立し、常温時の第3モードで第2受圧面だけに油圧を作用させて油圧アクチュエータA1を左方向に駆動して3速変速段を確立する。第1モードでは油圧アクチュエータA1が大推力、低速で作動するので、作動油の粘性が高くなる低温時であっても確実な変速を可能にすることができ、第2モードでは油圧アクチュエータA1が小推力、高速で作動するので、大推力が必要とされない常温時に高い変速応答性を確保することができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、回転軸に相対回転自在に支持されてエンジンの駆動力を伝達するギヤを、油圧制御回路に接続された油圧アクチュエータで作動する係合手段で前記回転軸に結合して所定の変速段を確立する変速機の制御装置に関する。
変速機のシンクロ装置を作動させる油圧アクチュエータが相互に対抗する方向に移動可能な一対のピストンを備えており、一方のピストンを油圧で駆動することでシフトフォークを一方向に移動させて第1の変速段を確立し、他方のピストンを油圧で駆動することでシフトフォークを他方向に移動させて第2の変速段を確立するものが、下記特許文献1により公知である。
特開2007−292096号公報
ところで、かかる油圧アクチュエータに要求される性能の一つは、シンクロ装置を確実に作動させる推力を発生可能なことである。特に、寒冷地におけるエンジン始動直後のようにミッションオイルが低温で粘性が高いときには、湿式多板型クラッチのドラグトルクが大きいため、ドラグトルクに打ち勝ってシンクロ装置が同期機能を発揮するのに必要な油圧アクチュエータの推力が大きくなる。油圧アクチュエータの推力を増加させるには、そのピストンの受圧面積を大きくすれば良いが、このようにするとピストンの移動速度が小さくなって変速応答性が低下する問題がある。
このように、油圧アクチュエータの推力と作動速度とはトレードオフの関係にあり、これを両立させるには大容量の油圧ポンプが必要になり、重量の増加や燃料消費量の増加を招く問題がある。また高圧の油圧ポンプを採用して油圧アクチュエータの推力および作動応答性を高めることも可能であるが、油圧制御デバイス(リニアソレノイド等)の制御ゲイン増加による制御性の悪化や、高油圧に耐える強度を確保するために重量増加等の問題が発生する。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、変速機の係合装置を作動させる油圧アクチュエータの推力および作動応答性を両立させること目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、回転軸に相対回転自在に支持されてエンジンの駆動力を伝達するギヤを、油圧制御回路に接続された油圧アクチュエータで作動する係合手段で前記回転軸に結合して所定の変速段を確立する変速機の制御装置において、前記油圧アクチュエータは供給される油圧により作動する第1、第2ピストンを備え、前記第1ピストンの第1受圧面は前記第2ピストンの第2受圧面よりも大きく設定され、前記油圧制御回路は、前記第1受圧面だけに油圧を作用させて前記第1、第2ピストンを第1の方向に駆動して第1の変速段を確立する第1モードと、前記第1、第2受圧面の両方に油圧を作用させて前記第1、第2ピストンを第1の方向に駆動して第1の変速段を確立する第2モードと、前記第2受圧面だけに油圧を作用させて前記第1、第2ピストンを第2の方向に駆動して第2の変速段を確立する第3モードとを切り換え可能であることを特徴とする変速機の制御装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記変速機は、前記エンジンの駆動力を第1入力軸に伝達する第1クラッチと、前記第1入力軸から出力軸に至る第1動力伝達経路に配置された第1ギヤ群と、前記第1ギヤ群のギヤの一つを前記第1入力軸または前記出力軸に結合して前記第1の変速段を確立する第1係合手段前記第1係合手段を作動させる第1油圧アクチュエータと、前記エンジンの駆動力を第2入力軸に伝達する第2クラッチと、前記第2入力軸から前記出力軸に至る第2動力伝達経路に配置された第2ギヤ群と、前記第2ギヤ群のギヤの一つを前記第2入力軸または前記出力軸に結合して前記第2の変速段を確立する第2係合手段と、前記第2係合手段を作動させる第2油圧アクチュエータとを備え、前記油圧制御回路は、第1油圧調整装置が出力する油圧を前記第1クラッチまたは前記第1油圧アクチュエータに供給すべく、第1シフトソレノイドにより作動する第1シフトバルブと、第2油圧調整装置が出力する油圧を前記第2クラッチまたは前記第2油圧アクチュエータに供給すべく、第2シフトソレノイドにより作動する第2シフトバルブと、前記第1、第2シフトバルブが出力する油圧を前記第1、第2油圧アクチュエータの何れかに選択的に供給すべく、第3シフトソレノイドにより作動する第3シフトバルブと、前記第1シフトソレノイドにより作動し、前記第2油圧アクチュエータを前記第1モードまたは前記第2モードに切り換える第4シフトバルブとを備えることを特徴とする変速機の制御装置が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項2の構成に加えて、前記第2シフトソレノイドにより作動し、前記第1油圧アクチュエータを前記第1モードまたは前記第2モードに切り換える第5シフトバルブを備えることを特徴とする変速機の制御装置が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項3の構成に加えて、前記第5シフトバルブおよび前記第2シフトバルブを一体に構成したことを特徴とする変速機の制御装置が提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、請求項2〜請求項4の何れか1項の構成に加えて、前記第4シフトバルブおよび前記第1シフトバルブを一体に構成したことを特徴とする変速機の制御装置が提案される。
また請求項6に記載された発明によれば、請求項3の構成に加えて、前記第4シフトバルブおよび前記第5シフトバルブを一体に構成したことを特徴とする変速機の制御装置が提案される。
また請求項7に記載された発明によれば、請求項1〜請求項6の何れか1項の構成に加えて、前記油圧制御回路は、前記変速機の油温が所定値未満の場合は前記第1モードに切り換え、前記変速機の油温が所定値以上の場合は前記第2モードに切り換えることを特徴とする変速機の制御装置が提案される。
尚、実施の形態の第1、第2副入力軸14,15はそれぞれ本発明の第1、第2入力軸に対応し、実施の形態の第1、第2出力軸16,17は本発明の回転軸あるいは出力軸に対応し、実施の形態の1速−3速油圧アクチュエータA1は本発明の油圧アクチュエータあるいは第1油圧アクチュエータに対応し、実施の形態の4速−リバース油圧アクチュエータA2は本発明の油圧アクチュエータあるいは第2油圧アクチュエータに対応し、実施の形態の第1リニアソレノイドLS1および第2リニアソレノイドLS2はそれぞれ本発明の第1油圧調整装置および第2油圧調整装置に対応し、実施の形態の1速ピストンPS1およびリバースピストンPSRは本発明の第1ピストンに対応し、実施の形態の3速ピストンPS3および4速ピストンPS4は本発明の第2ピストンに対応し、実施の形態の1速−3速シンクロ装置S1は本発明の係合手段あるいは第1係合手段に対応し、実施の形態の4速−リバースシンクロ装置は本発明の係合手段あるいは第2係合手段に対応し、実施の形態の第3A,第3BシフトソレノイドSH3A,SH3Bは本発明の第3シフトソレノイドに対応し、実施の形態の第3A,第3BシフトバルブVA3A,VA3Bは本発明の第3シフトバルブに対応する。
請求項1の構成によれば、変速機のギヤを回転軸に結合して所定の変速段を確立する係合装置を作動させる油圧アクチュエータが、大きい受圧面を有する第1ピストンと小さい受圧面を有する第2ピストンとを備えており、第1モードで第1受圧面だけに油圧を作用させて第1、第2ピストンを第1の方向に駆動して第1の変速段を確立し、第2モードで第1、第2受圧面の両方に油圧を作用させて第1、第2ピストンを第1の方向に駆動して第1の変速段を確立し、第3モードで第2受圧面だけに油圧を作用させて第1、第2ピストンを第2の方向に駆動して第2の変速段を確立する。
第1モードでは油圧アクチュエータが大推力、低速で作動するので、作動油の粘性が高くなる低温時であっても確実な変速を可能にすることができ、第2モードでは油圧アクチュエータが小推力、高速で作動するので、大推力が必要とされない常温時に高い変速応答性を確保することができる。
また請求項2の構成によれば、ツインクラッチ式の変速機の油圧制御回路が、第1シフトソレノイドにより作動して第1油圧調整装置が出力する油圧を第1クラッチまたは第1油圧アクチュエータに供給する第1シフトバルブと、第2シフトソレノイドにより作動して第2油圧調整装置が出力する油圧を第2クラッチまたは第2油圧アクチュエータに供給する第2シフトバルブと、第3シフトソレノイドにより作動して第1、第2シフトバルブが出力する油圧を第1、第2油圧アクチュエータに選択的に供給する第3シフトバルブと、第1シフトソレノイドにより作動して第2油圧アクチュエータを第1モードまたは第2モードに切り換える第4シフトバルブとを備えるので、既存の第1シフトソレノイドで第1シフトバルブおよび第4シフトバルブの両方を作動させることが可能となり、部品点数やコストの増加を最小限に抑えることができる。
また請求項3の構成によれば、第2シフトソレノイドにより作動して第1油圧アクチュエータを第1モードまたは第2モードに切り換える第5シフトバルブを備えるので、既存の第2シフトソレノイドで第2シフトバルブおよび第5シフトバルブの両方を作動させることが可能となり、部品点数やコストの増加を最小限に抑えることができる。
また請求項4の構成によれば、第5シフトバルブおよび第2シフトバルブを一体に構成したので、それらを別体で構成する場合に比べて部品点数を削減することができる。
また請求項5の構成によれば、第4シフトバルブおよび第1シフトバルブを一体に構成したので、それらを別体で構成する場合に比べて部品点数を削減することができる。
また請求項6の構成によれば、第4シフトバルブおよび第5シフトバルブを一体に構成したので、それらを別体で構成する場合に比べて部品点数を削減することができる。
また請求項7の構成によれば、変速機の油温が所定値未満の場合には油圧アクチュエータが大きな推力を発生する第1モードが選択され、変速機の油温が所定値以上の場合には油圧アクチュエータの作動速度が大きくなる第2モードが選択されるので、低温時の確実な変速および常温時の速やかな変速を両立させることができる。
ツインクラッチ式自動変速機のスケルトン図。(第1の実施の形態) 基礎となる油圧回路の模式図。(第1の実施の形態) 第1モードおよび第2モードの説明図。(第1の実施の形態) 実施の形態の油圧回路の模式図。(第1の実施の形態) 1速変速段のプリシフト時の作用説明図。(第1の実施の形態) リバース変速段のプリシフト時の作用説明図。(第1の実施の形態) 3速変速段および4速変速段のプリシフト時の作用説明図。(第1の実施の形態) 第1、第2モードの選択を説明するフローチャート。(第1の実施の形態) 自動変速機の油圧回路の作動表。(第1の実施の形態) 実施の形態の油圧回路を示す図。(第1の実施の形態) 実施の形態の自動変速機全体の油圧回路を示す図。(第1の実施の形態) 奇数変速段での走行中に偶数変速段のプリシフトを行う場合の油圧回路を示す図。(第1の実施の形態) 偶数変速段での走行中に奇数変速段のプリシフトを行う場合の油圧回路を示す図。(第1の実施の形態) プリシフト後に変速を行う場合の油圧回路を示す図。(第1の実施の形態) 低温時にプリシフトを行う場合の油圧回路を示す図。(第1の実施の形態) 実施の形態の油圧回路を示す図。(第2の実施の形態) 実施の形態の油圧回路を示す図。(第3の実施の形態) 実施の形態の油圧回路の模式図。(第3の実施の形態) 1速変速段のプリシフト時の作用説明図。(第3の実施の形態) リバース変速段のプリシフト時の作用説明図。(第3の実施の形態) 3速変速段および4速変速段のプリシフト時の作用説明図。(第3の実施の形態)
以下、図1〜図15に基づいて本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1には前進7速、後進1速のツインクラッチ式の自動変速機の骨格が示される。自動変速機Tは、エンジンEのクランクシャフト11の駆動力がトルクコンバータ12を介して入力される主入力軸13を備えており、主入力軸13の外周に第1副入力軸14および第2副入力軸15が同軸かつ相対回転自在に嵌合する。主入力軸13と径方向内側の第1副入力軸14とは湿式多板型の第1クラッチCL1を介して結合可能であり、かつ主入力軸13と径方向外側の第2副入力軸15とは湿式多板型の第2クラッチCL2を介して結合可能である。そして主入力軸13と平行に第1出力軸16および第2出力軸17が配置される。
第1副入力軸14には1速ドライブギヤ18と、3速−5速ドライブギヤ19と、7速ドライブギヤ20とが固設され、第2副入力軸15には2速−リバースドライブギヤ21と、4速−6速ドライブギヤ22とが固設される。
第1出力軸16には1速ドライブギヤ18に噛合する1速ドリブンギヤ23と、3速−5速ドライブギヤ19に噛合する3速ドリブンギヤ24と、4速−6速ドライブギヤ22に噛合する4速ドリブンギヤ25と、リバースドリブンギヤ27とが相対回転自在に支持される。1速ドリブンギヤ23および3速ドリブンギヤ24は、1速−3速シンクロ装置S1を介して第1出力軸16に選択的に結合可能であり、4速ドリブンギヤ25およびリバースドリブンギヤ27は、4速−リバースシンクロ装置S2を介して第1出力軸16に選択的に結合可能である。
第2出力軸17には3速−5速ドライブギヤ19に噛合する5速ドリブンギヤ28と、7速ドライブギヤ20に噛合する7速ドリブンギヤ29と、2速−リバースドライブギヤ21およびリバースドリブンギヤ27に噛合する2速ドリブンギヤ30と、4速−6速ドライブギヤ22に噛合する6速ドリブンギヤ31とが相対回転自在に支持される。5速ドリブンギヤ28および7速ドリブンギヤ29は、5速−7速シンクロ装置S3を介して第2出力軸17に選択的に結合可能であり、2速ドリブンギヤ30および6速ドリブンギヤ31は、2速−6速シンクロ装置S4を介して第2出力軸17に選択的に結合可能である。
第1出力軸16に固設した第1ファイナルドライブギヤ32と、第2出力軸17に固設した第2ファイナルドライブギヤ33とがディファレンシャルギヤDのファイナルドリブンギヤ34に噛合し、ディファレンシャルギヤDから左右に延びるドライブシャフト35,35に左右の車輪W,Wが接続される。
上記構成により、第1クラッチCL1を係合すると、エンジンEのクランクシャフト11の駆動力はトルクコンバータ12→主入力軸13→第1クラッチCL1の経路で第1副入力軸14に伝達され、第2クラッチCL2を係合すると、エンジンEのクランクシャフト11の駆動力はトルクコンバータ12→主入力軸13→第2クラッチCL2の経路で第2副入力軸15に伝達される。
よって、1速−3速シンクロ装置S1を右動して1速ドリブンギヤ23を第1出力軸16に結合した状態で第1クラッチCL1を係合すると1速変速段が確立し、2速−6速シンクロ装置S4を右動して2速ドリブンギヤ30を第2出力軸17に結合した状態で第2クラッチCL2を係合すると2速変速段が確立し、1速−3速シンクロ装置S1を左動して3速ドリブンギヤ24を第1出力軸16に結合した状態で第1クラッチCL1を係合すると3速変速段が確立し、4速−リバースシンクロ装置S2を左動して4速ドリブンギヤ25を第1出力軸16に結合した状態で第2クラッチCL2を係合すると4速変速段が確立し、5速−7速シンクロ装置S3を左動して5速ドリブンギヤ28を第2出力軸17に結合した状態で第1クラッチCL1を係合すると5速変速段が確立し、2速−6速シンクロ装置S4を左動して6速ドリブンギヤ31を第2出力軸17に結合した状態で第2クラッチCL2を係合すると6速変速段が確立し、5速−7速シンクロ装置S3を右動して7速ドリブンギヤ29を第2出力軸17に結合した状態で第1クラッチCL1を係合すると7速変速段が確立する。また4速−リバースシンクロ装置S2を右動してリバースドリブンギヤ27を第1出力軸16に結合して第2クラッチCL2を係合するとリバース変速段が確立する。
以上のように、1速変速段から7速変速段へのシフトアップ時には、第1クラッチCL1が係合して1速変速段が確立している間に2速変速段をプリシフトしておき、第1クラッチCL1を係合解除して第2クラッチCL2を係合することで2速変速段を確立し、第2クラッチCL2が係合して2速変速段を確立している間に3速変速段をプリシフトしておき、第2クラッチCL2を係合解除して第1クラッチCL1を係合することで3速変速段を確立し、これを繰り返してシフトアップを行う。
また7速変速段から1速変速段へのシフトダウン時には、第1クラッチCL1が係合して7速変速段が確立している間に6速変速段をプリシフトしておき、第1クラッチCL1を係合解除して第2クラッチCL2を係合することで6速変速段を確立し、第2クラッチCL2が係合して6速変速段を確立している間に5速変速段をプリシフトしておき、第2クラッチCL2を係合解除して第1クラッチCL1を係合することで5速変速段を確立し、これを繰り返してシフトダウンを行う。
これにより、駆動力の途切れのないシフトアップおよびシフトダウンが可能になる。
次に、図2に基づいて1速−3速シンクロ装置S1、4速−リバースシンクロ装置S2、5速−7速シンクロ装置S3および2速−6速シンクロ装置S4を作動させる油圧回路の基本回路について説明する。基本回路とは、本発明が適用された油圧回路の基礎となる油圧回路である。
1速−3速シンクロ装置S1、4速−リバースシンクロ装置S2、5速−7速シンクロ装置S3および2速−6速シンクロ装置S4を作動させるべく、それらに対応して1速−3速油圧アクチュエータA1、4速−リバース油圧アクチュエータA2、5速−7速油圧アクチュエータA3および2速−6速油圧アクチュエータA4が設けられる。
1速−3速油圧アクチュエータA1は、相互に対向するように配置された1速ピストンPS1および3速ピストンPS3を備えており、両ピストンPS1,PS3と一体のシフトフォーク41で1速−3速シンクロ装置S1(図1参照)を作動させる。4速−リバース油圧アクチュエータA2は、相互に対向するように配置された4速ピストンPS4およびリバースピストンPSRを備えており、両ピストンPS4,PSRと一体のシフトフォーク42で4速−リバースシンクロ装置S2(図1参照)を作動させる。5速−7速油圧アクチュエータA3は、相互に対向するように配置された5速ピストンPS5および7速ピストンPS7を備えており、両ピストンPS5,PS7と一体のシフトフォーク43で5速−7速シンクロ装置S3(図1参照)を作動させる。2速−6速油圧アクチュエータA4は、相互に対向するように配置された2速ピストンPS2およ6速ピストンPS6を備えており、両ピストンPS2,PS6と一体のシフトフォーク44で2速−6速シンクロ装置S4(図1参照)を作動させる。
油圧回路は、第1シフトバルブVA1と、第2シフトバルブVA2と、第3AシフトバルブVA3Aと、第3BシフトバルブVA3Bとを備える。第1シフトバルブVA1は第1シフトソレノイドSH1で二位置(○位置および×位置)を取り得るもので、○位置で第1リニアソレノイドLS1からの油圧を左側に分岐して第1クラッチCL1に伝達し、×位置で第1リニアソレノイドLS1からの油圧を右側に分岐して第3AシフトバルブVA3Aに伝達する。第2シフトバルブVA2は第2シフトソレノイドSH2で二位置(○位置および×位置)を取り得るもので、○位置で第2リニアソレノイドLS2からの油圧を左側に分岐して第2クラッチCL2に伝達し、×位置で第2リニアソレノイドLS2からの油圧を右側に分岐して第3AシフトバルブVA3Aに伝達する。
第3AシフトバルブVA3Aは第3AシフトソレノイドSH3Aで二位置(○位置および×位置)を取り得るもので、○位置で第1、第2シフトバルブVA1,VA2からの油圧を左側に分岐して第3BシフトバルブVA3Bに伝達し、×位置で第1、第2シフトバルブVA1,VA2からの油圧を右側に分岐して第3BシフトバルブVA3Bに伝達する。
第3BシフトバルブVA3Bは第3BシフトソレノイドSH3Bで二位置(○位置および×位置)と取り得るもので、○位置で第3AシフトバルブVA3Aからの四本の油路を左側に分岐して1速、5速、2速、4速ピストンPS1,PS5,PS2,PS4に伝達するとともに、×位置で第3AシフトバルブVA3Aからの四本の油路を右側に分岐して3速、7速、6速、リバースピストンPS3,PS7,PS6,PSRに伝達する。
第1シフトバルブVA1および第2シフトバルブVA2は、変速中および後述するフェール時を除いて基本的に逆位置をとるもので、第1シフトバルブVA1が○位置であれば第2シフトバルブVA2は×位置であり、第1シフトバルブVA1が×位置であれば第2シフトバルブVA2は○位置である。
第1シフトバルブVA1が×位置にあって第1リニアソレノイドLS1からの油圧を第3AシフトバルブVA3Aに伝達すると、その油圧は第3AシフトバルブVA3Aおよび第3BシフトバルブVA3Bによって4つの系統に選択的に分岐し、奇数変速段をプリシフトすべく、1速、3速、5速および7速ピストンPS1,PS3,PS5,PS7に伝達される。このとき、第2シフトバルブVA2は○位置にあって第2リニアソレノイドLS2からの油圧を第2クラッチCL2に伝達する。
第2シフトバルブVA2が×位置にあって第2リニアソレノイドLS2からの油圧を第3AシフトバルブVA3Aに伝達すると、その油圧は第3AシフトバルブVA3Aおよび第3BシフトバルブVA3Bによって4つの系統に選択的に分岐し、偶数変速段およびリバース変速段をプリシフトすべく、2速、6速、4速およびリバースピストンPS2,PS6,PS4,PSRに伝達される。このとき、第1シフトバルブVA1は○位置にあって第1リニアソレノイドLS1からの油圧を第1クラッチCL1に伝達する。
よって、第1シフトバルブVA1が○位置にあって第1リニアソレノイドLS1からの油圧で第1クラッチCL1が係合するとき、つまり奇数変速段が確立しているとき、第2シフトバルブVA2が×位置にあって第2リニアソレノイドLS2からの油圧が第3AシフトバルブVA3Aおよび第3BシフトバルブVA3Bを介して2速、6速、4速およびリバースピストンPS2,PS6,PS4,PSRの何れかを作動させ、偶数変速段あるいはリバース変速段をプリシフトする。逆に、第2シフトバルブVA2が○位置にあって第2リニアソレノイドLS2からの油圧で第2クラッチCL2が係合するとき、つまり偶数変速段あるいはリバース変速段が確立しているとき、第1シフトバルブVA1が×位置にあって第1リニアソレノイドLS1からの油圧が第3AシフトバルブVA3Aおよび第3BシフトバルブVA3Bを介して1速、3速、5速および7速ピストンPS1,PS3,PS5,PS7の何れかを作動させ、奇数変速段をプリシフトする。
図3は一つの油圧アクチュエータ(1速−3速油圧アクチュエータA1あるいは4速−リバース油圧アクチュエータA2)を模式的に示している。
油圧アクチュエータは一体に形成された大径の第1ピストンおよび小径の第2ピストンを備えており、第1、第2ピストンに固定されたシフトフォークがシンクロ装置に接続される。リニアソレノイドからの油圧をシフトバルブで分岐させて第1ピストンの受圧面および/または第2ピストンの受圧面に供給すると、第1、第2ピストンが一体で左右に駆動される。第1、第2ピストンを右方向に駆動するとき、図3(A)に示す「第1モード」および図3(B)に示す「第2モード」の一方が選択される。
図3(A)に示すように、「第1モード」では大径の第1ピストンの大きい受圧面だけに推力F1が作用し、第1、第2ピストンは推力FTOTAL =F1で右方向に駆動される。このとき、リニアソレノイドが出力する作動油の流量QTOTAL は、第1ピストンを駆動する作動油の量Q1に一致する。
図3(B)に示すように、「第2モード」では大径の第1ピストンの大きい受圧面および第2ピストンの小さい受圧面にそれぞれ推力F1,F2が作用し、第1、第2ピストンは推力FTOTAL =F1−F2で右方向に駆動される。このとき、リニアソレノイドが出力する作動油の流量QTOTAL は、第1ピストンを駆動する作動油の量Q1と第2ピストンを駆動する作動油の量Q2の差であるQ1−Q2となる。
つまり、「第1モード」では、第1、第2ピストンを大きな推力で右方向に駆動することができるが、その際に必要な作動油の流量が多くなり、作動油の流量が一定であるとすると第1、第2ピストンの移動速度が小さくなる。また「第2モード」では、第1、第2ピストンを右方向に駆動する推力は小さくなるが、その際に必要な作動油の流量が少なくなり、作動油の流量が一定であるとすると第1、第2ピストンの移動速度が大きくなる。よって、「第1モード」では第1、第2ピストンを大推力かつ低速で右方向に駆動することができ、「第2モード」では第1、第2ピストンを小推力かつ高速で右方向に駆動することができる。
ところで、作動油の油温が低くて粘性が高いとき、特にエンジンEの始動直後に車両を発進させるべく1速変速段あるいはリバース変速段をプリシフトするとき、湿式多板型の第1クラッチCL1および第2クラッチCL2のドラグトルクが大きくなることから、1速−3速シンクロ装置S1を1速変速段側に作動させるのに必要な推力や、4速リバースシンクロ装置S2をリバース変速段側に作動させるのに必要な推力が大きくなる。1速変速段あるいはリバース変速段で車両が発進すると作動油の温度は直ちに上昇して粘性が低くなるため、それ以後に1速−3速シンクロ装置S1、4速−リバースシンクロ装置S2、5速−7速シンクロ装置S3および2速−6速シンクロ装置S4を作動させるのに必要な推力は小さくなが、変速応答性を確保するために高い作動速度が要求される。
そこで、1速−3速シンクロ装置S1を作動させる1速−3速油圧アクチュエータA1は、大径(大受圧面積)の1速ピストンPS1と小径(小受圧面積)の3速ピストンPS3とを備えており、低温時に1速変速段を確立するときには、1速ピストンPS1を上記「第1モード」によりを大推力かつ低速で駆動し、常温時に1速変速段を確立するときには、1速ピストンPS1を上記「第2モード」により小推力かつ高速で駆動することにより、低温時における1速変速段の確実な確立と、常温時における1速変速段の速やかな確立とを両立させるようにする。
同様に、4速−リバースシンクロ装置S2を作動させる4速−リバース油圧アクチュエータA2は、大径(大受圧面積)のリバースピストンPSRと小径(小受圧面積)の4速ピストンPS4とを備えており、低温時にリバース変速段を確立するときには、リバースピストンPSRを上記「第1モード」により大推力かつ低速で駆動し、常温時にリバース変速段を確立するときには、上記「第2モード」によりリバースピストンPSRを小推力かつ高速で駆動することにより、低温時におけるリバース変速段の確実な確立と、常温時におけるリバース変速段の速やかな確立とを両立させるようにする。
尚、「第1モード」および「第2モード」は1速変速段およびリバース変速段の確立時に特有のものであり、2速変速段〜7速変速段の確立時には、図2の油圧回路で説明したモード(「第3モード」)だけが存在する。
図4は、図2の基本回路を変更し、1速変速段およびリバース変速段の確立時に「第1モード」および「第2モード」を切り換え可能にした本実施の形態の油圧回路を示すものである。
図4および図2を比較すると明らかなように、図4の油圧回路は、第1シフトソレノイドSH1により作動する第1シフトバルブVA1のスプールに第4シフトバルブVA4のスプールが一体に設けられており、かつ第2シフトソレノイドSH2により作動する第2シフトバルブVA2のスプールに第5シフトバルブVA5のスプールが一体に設けられている点で異なっている。
先ず、図5に基づいて1速変速段のプリシフトについて説明する。図5(A)は常温時における「第2モード」を説明するもので、第1シフトバルブVA1(および第4シフトバルブVA4)を×位置とし、第2シフトバルブVA2(および第5シフトバルブVA5)を○位置とし、第3AシフトバルブVA3Aを○位置とし、第3BシフトバルブVA3Bを○位置とすると、第1リニアソレノイドLS1から第1シフトバルブVA1、第3AシフトバルブVA3Aおよび第3BシフトバルブVA3Bを介して1速ピストンPS1に油圧が伝達されるとともに、1速ピストンPS1および3速ピストンPS3が第5シフトバルブVA5を介して接続されることで「第2モード」が成立し、1速ピストンPS1は3速ピストンPS3と一体で図中右方向に低推力かつ高速で移動して1速変速段をプリシフトする。
このとき、第2シフトバルブVA2は○位置にあり、第2リニアソレノイドLS2からの油圧は第2クラッチCL2に支障なく伝達される。
図5(B)は低温時における「第1モード」を説明するもので、第1シフトバルブVA1(および第4シフトバルブVA4)を×位置とし、第2シフトバルブVA2(および第5シフトバルブVA5)を×位置とし、第3AシフトバルブVA3Aを○位置とし、第3BシフトバルブVA3Bを○位置とすると、第1リニアソレノイドLS1から第1シフトバルブVA1、第3AシフトバルブVA3Aおよび第3BシフトバルブVA3Bを介して1速ピストンPS1に油圧が伝達されるが、1速ピストンPS1および3速ピストンPS3の接続が第5シフトバルブVA5にて遮断されることで「第1モード」が成立し、1速ピストンPS1は3速ピストンPS3と一体で図中右方向に高推力かつ低速で移動して1速変速段をプリシフトする。
このとき、本来は○位置にあるべき第2シフトバルブVA2は×位置にあり、第2リニアソレノイドLS2からの油圧は第2クラッチCL2に伝達されなくなる。しかしながら、「第1モード」における1速変速段のプリシフトは車両が発進する前の停止中に行われるために、第2クラッチCL2を係合する必要がなく、特に支障が生じることはない。
次に、図6に基づいてリバース変速段のプリシフトについて説明する。図6(A)は常温時における「第2モード」を説明するもので、第1シフトバルブVA1(および第4シフトバルブVA4)を○位置とし、第2シフトバルブVA2(および第5シフトバルブVA5)を×位置とし、第3AシフトバルブVA3Aを×位置とし、第3BシフトバルブVA3Bを×位置とすると、第2リニアソレノイドLS2から第2シフトバルブVA2、第3AシフトバルブVA3Aおよび第3BシフトバルブVA3Bを介してリバースピストンPSRに油圧が伝達されるとともに、リバースピストンPSRおよび4速ピストンPS4が第4シフトバルブVA4を介して接続されることで「第2モード」が成立し、リバースピストンPSRは4速ピストンPS4と一体で図中左方向に低推力かつ高速で移動してリバース変速段をプリシフトする。
このとき、第1シフトバルブVA1は○位置にあり、第2リニアソレノイドLS2からの油圧は第1クラッチCL1に支障なく伝達される。
図6(B)は低温時における「第1モード」を説明するもので、第1シフトバルブVA1(および第4シフトバルブVA4)を×位置とし、第2シフトバルブVA2(および第5シフトバルブVA5)を×位置とし、第3AシフトバルブVA3Aを×位置とし、第3BシフトバルブVA3Bを×位置とすると、第2リニアソレノイドLS2から第2シフトバルブVA2、第3AシフトバルブVA3Aおよび第3BシフトバルブVA3Bを介してリバースピストンPSRに油圧が伝達されるが、リバースピストンPSRおよび4速ピストンPS4の接続が第4シフトバルブVA4にて遮断されることで「第1モード」が成立し、リバースピストンPSRは4速ピストンPS4と一体で図中左方向に高推力かつ低速で移動してリバース変速段をプリシフトする。
このとき、本来は○位置にあるべき第1シフトバルブVA1は×位置にあり、第1リニアソレノイドLS1からの油圧は第1クラッチCL1に伝達されなくなる。しかしながら、「第1モード」におけるリバース変速段のプリシフトは車両が発進する前の停止中に行われるために、第1クラッチCL1を係合する必要がなく、特に支障が生じることはない。
上述した「第1モード」および「第2モード」の切り換えは1速変速段およびリバース変速段だけについて行われるものであり、2速〜7速変速段のプリシフトは、図9の作動表に示すように行われ、その作用は図2で説明した基本回路の作用と同じである。
ここで、上記2速〜7速変速段のプリシフトのうち、3速変速段および4速変速段のプリシフトの作用を、図7に基づいて説明する。
図7(A)に示すように、第1シフトバルブVA1(および第4シフトバルブVA4)を×位置とし、第2シフトバルブVA2(および第5シフトバルブVA5)を○位置とし、第3AシフトバルブVA3Aを○位置とし、第3BシフトバルブVA3Bを×位置とすると、第1リニアソレノイドLS1から第1シフトバルブVA1、第3AシフトバルブVA3Aおよび第3BシフトバルブVA3Bを介して3速ピストンPS3だけに油圧が伝達され、3速ピストンPS1は1速ピストンPS1と一体で図中左方向に移動して3速変速段をプリシフトする。
このとき、第2シフトバルブVA2は○位置にあり、第2リニアソレノイドLS2からの油圧は第2クラッチCL2に支障なく伝達される。
図7(B)に示すように、第1シフトバルブVA1(および第4シフトバルブVA4)を○位置とし、第2シフトバルブVA2(および第5シフトバルブVA5)を×位置とし、第3AシフトバルブVA3Aを×位置とし、第3BシフトバルブVA3Bを○位置とすると、第2リニアソレノイドLS2から第2シフトバルブVA2、第3AシフトバルブVA3Aおよび第3BシフトバルブVA3Bを介して4速ピストンPS4だけに油圧が伝達され、4速ピストンPS4はリバースピストンPSRと一体で図中右方向に移動して4速変速段をプリシフトする。
このとき、第1シフトバルブVA1は○位置にあり、第1リニアソレノイドLS1からの油圧は第1クラッチCL1に支障なく伝達される。
図9のフローチャートに示すように、ステップS1で自動変速機Tの油温を検出し、その油温が閾値未満である低温時には、ステップS2で1速ピストンPS1だけ、あるいはリバースピストンPSRだけに油圧を供給して1速変速段あるいはリバース変速段をプリシフトする「第1モード」を選択し、前記ステップS1で油温が閾値以上である常温時には、ステップS3で1速ピストンPS1および3速ピストンPS3の両方に、あるいはリバースピストンPSRおよび4速ピストンPS4の両方に油圧を供給して1速変速段あるいはリバース変速段をプリシフトする「第2モード」を選択するので、低温時における1速変速段およびリバース変速段の確実なプリシフトと、常温時における1速変速段およびリバース変速段の速やかなプリシフトとを両立させることができる。
しかも既存の第1シフトバルブVA1を駆動する既存の第1シフトソレノイドSH1を利用して第4シフトバルブVA4を駆動し、既存の第2シフトバルブVA2を駆動する既存の第2シフトソレノイドSH2を利用して第5シフトバルブVA5を駆動するので、部品点数やコストの増加を最小限に抑えることができる。
図10は、図4で模式的に示した油圧回路を具体化したものである。
同図から明らかなように、第1シフトバルブVA1のスプールの右端に第4シフトバルブVA4のスプールが一体に形成されており、第1シフトソレノイドSH1により第1シフトバルブVA1および第4シフトバルブVA4の両方が一体に駆動されるようになっている。また第2シフトバルブVA2のスプールの右端に第5シフトバルブVA5のスプールが一体に形成されており、第2シフトソレノイドSH2により第2シフトバルブVA2および第5シフトバルブVA5の両方が一体に駆動されるようになっている。
図11は、図10の油圧回路を含む自動変速機Tの全体の油圧回路を示すものであり、以下にその概要を説明する。
オイルパン51からストレーナ52を介してオイルポンプ53により汲み上げられたオイルは、リニアソレノイド54により制御されるレギュレータバルブ55によりライン圧に調圧されてアキュムレータ56に蓄圧される。
ライン圧は、前記第1リニアソレノイドLS1および前記第2リニアソレノイドLS2により調圧され、前記第3AシフトバルブVA3A、前記第3BシフトバルブVA3B、前記第4シフトバルブVA4、前記第5シフトバルブVA5および第6シフトバルブVA6を介して第1〜第4アクチュエータA1〜A4に供給され、各変速段のプリシフトに供される。尚、第6シフトバルブVA6は、第3AシフトバルブVA3Aあるいは第3BシフトバルブVA3Bのフェイル時の対策として設けられているもので、本願発明と直接関係するものではない。
第1シフトバルブVA1から出たクラッチ制御用の油路はマニュアルバルブ57を通過して第1クラッチCL1に接続され、また第2シフトバルブVA2から出たクラッチ制御用の油路はマニュアルバルブ57を通過して第2クラッチCL2に接続される。マニュアルバルブ57と第1、第2クラッチCL1,CL2との間には、それぞれアキュムレータ58,59が設けられる。
ライン圧はロックアップクラッチソレノイドSHLCで作動するロックアップクラッチシフトバルブ61と、リニアソレノイド62で制御されるロックアップクラッチコントロールバルブ63とを介してトルクコンバータ64のロックアップクラッチ65に供給される。
図12は、奇数変速段での走行時に偶数変速段(「第2モード」のリバース変速段)のプリシフトを行う場合を示すもので、第1シフトバルブVA1(第4シフトバルブVA4)が○位置、第2シフトバルブVA2(第5シフトバルブVA5)が×位置、第3AシフトバルブVA3Aが×位置、第3BシフトバルブVA3Bが×位置にある状態に対応する。
図9の作動表を併せて参照すると明らかなように、この場合には第1クラッチCL1に第1リニアソレノイドLS1からの油圧が作用し、リバースピストンPSRに第2リニアソレノイドLS2からの油圧が作用するが、それ以外に4速ピストンPS4にも第2リニアソレノイドLS2からの油圧が作用する。しかしながら、リバースピストンPSRの受圧面積は4速ピストンPS4の受圧面積よりも大きく設定されているため、リバースピストンPSRを作動させて小推力、高速度でリバース変速段を支障なくプリシフトすることができる。
図13は、偶数変速段での走行時に奇数変速段(「第2モード」の1速変速段)のプリシフトを行う場合を示すもので、第1シフトバルブVA1(第4シフトバルブVA4)が×位置、第2シフトバルブVA2(第5シフトバルブVA5)が○位置、第3AシフトバルブVA3Aが○位置、第3BシフトバルブVA3Bが○位置にある状態に対応する。
図9の作動表を併せて参照すると明らかなように、この場合には第2クラッチCL2に第2リニアソレノイドLS2からの油圧が作用し、1速ピストンPS1に第1リニアソレノイドLS1からの油圧が作用するが、それ以外に3速ピストンPS3にも第1リニアソレノイドLS1からの油圧が作用する。しかしながら、1速ピストンPS1の受圧面積は3速ピストンPS3の受圧面積よりも大きく設定されているため、1速ピストンPS1を作動させて小推力、高速度で1速変速段を支障なくプリシフトすることができる。
図14は、プリシフト後に変速を行う場合を示すもので、第1シフトバルブVA1(第4シフトバルブVA4)が○位置、第2シフトバルブVA2(第5シフトバルブVA5)が○位置、第3AシフトバルブVA3Aが×位置、第3BシフトバルブVA3Bが×位置にある状態に対応する。
図9の作動表を併せて参照すると明らかなように、この場合には第1クラッチCL1に第1リニアソレノイドLS1からの油圧が作用し、第2クラッチCL2に第2リニアソレノイドLS2からの油圧が作用する。従って、第1リニアソレノイドLS1および第2リニアソレノイドLS2の一方の出力を増加させながら他方の出力を減少させることで、第1、第2クラッチCL1,CL2を掴み代えて変速を行うことができる。
図15は、低温発進時にプリシフト(「第1モード」のリバース変速段)を行う場合を示すもので、第1シフトバルブVA1(第4シフトバルブVA4)が×位置、第2シフトバルブVA2(第5シフトバルブVA5)が×位置、第3AシフトバルブVA3Aが○位置、第3BシフトバルブVA3Bが○位置にある状態に対応する。
図9の作動表を併せて参照すると明らかなように、この場合には第1クラッチCL1および第2クラッチCL2には油圧が作用せず、1速ピストンPS1に第1リニアソレノイドLS1からの油圧が作用し、リバースピストンPS2に第2リニアソレノイドLS2から油圧が作用する。よって、第1リニアソレノイドLS1を絞って1速ピストンPS1の作動を禁止することで、第2リニアソレノイドLS2が出力する油圧でリバースピストンPS2を作動させ、リバース変速段をプリシフトすることができる。また逆に、第2リニアソレノイドLS2を絞ってリバースピストンPSRの作動を禁止することで、第1リニアソレノイドLS1が出力する油圧で1速ピストンPS1を作動させ、1速変速段をプリシフトすることができる。
次に、図16に基づいて本発明の第2の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態では、第1シフトバルブVA1のスプールに第4シフトバルブVA4のスプールが一体に形成され、共通の第1シフトソレノイドSH1で第1シフトバルブVA1および第4シフトバルブVA4が作動するようになっており、また第2シフトバルブVA2のスプールに第5シフトバルブVA5のスプールが一体に形成され、共通の第2シフトソレノイドSH2で第2シフトバルブVA2および第5シフトバルブVA5が作動するようになっている。それに対して第2の実施の形態では、第1シフトバルブVA1から第4シフトバルブVA4が分離されて共通の第1シフトソレノイドSH1で作動し、また第2シフトバルブVA2から第5シフトバルブVA5が分離されて共通の第2シフトソレノイドSH2で作動するようになっている。
本実施の形態によれば、第1シフトバルブVA1および第4シフトバルブVA4を分離し、また第2シフトバルブVA2および第5シフトバルブVA5を分離したことで、それらのスプールが長大化するのを防止してバルブブロックへの搭載性を高めることができる。
次に、図17〜図21に基づいて本発明の第3の実施の形態を説明する。
図17および図18に示すように、第3の実施の形態は第2の実施の形態の変形であって、第2の実施の形態で2個に分離されていた第4、第5シフトバルブVA4,VA5を1個に纏めたものである。1個に纏められた第4、第5シフトバルブVA4,VA5は、第1シフトソレノイドSH1および第2シフトソレノイドSH2の一方がONすると、○位置に切り換わるようになっている。
図19は第1の実施の形態の図5に対応するものであり、常温時および低温時における1速変速段のプリシフト時の油圧回路を示している。
図20は第1の実施の形態の図6に対応するものであり、常温時および低温時におけるリバース変速段のプリシフト時の油圧回路を示している。
図21は第1の実施の形態の図7に対応するものであり、3速変速段および4速変速段のプリシフト時の油圧回路を示している。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態では本発明の第3シフトバルブを第3AシフトバルブVA3Aおよび第3BシフトバルブVA3Bの2個のバルブで構成しているが、それを1個あるいは3個以上のバルブで構成することができる。
また実施の形態では、シンクロ装置で結合されるギヤを第1、第2出力軸16,17側に設けているが、それを第1、第2副入力軸14,15側に設けても良い。
14 第1副入力軸(第1入力軸)
15 第2副入力軸(第2入力軸)
16 第1出力軸(回転軸、出力軸)
17 第2出力軸(回転軸、出力軸)
A1 1速−3速油圧アクチュエータ(油圧アクチュエータ、第1油圧アクチュエータ)
A2 4速−リバース油圧アクチュエータ(油圧アクチュエータ、第2油圧アクチュエータ)
CL1 第1クラッチ
CL2 第2クラッチ
E エンジン
LS1 第1リニアソレノイド(第1油圧調整装置)
LS2 第2リニアソレノイド(第2油圧調整装置)
PS1 1速ピストン(第1ピストン)
PS3 3速ピストン(第2ピストン)
PS4 4速ピストン(第2ピストン)
PSR リバースピストン(第1ピストン)
S1 1速−3速シンクロ装置(係合手段、第1係合手段)
S2 4速−リバースシンクロ装置(係合手段、第2係合手段)
SH1 第1シフトソレノイド
SH2 第2シフトソレノイド
SH3A 第3Aシフトソレノイド(第3シフトソレノイド)
SH3B 第3Bシフトソレノイド(第3シフトソレノイド)
VA1 第1シフトバルブ
VA2 第2シフトバルブ
VA3A 第3Aシフトバルブ(第3シフトバルブ)
VA3B 第3Bシフトバルブ(第3シフトバルブ)
VA4 第4シフトバルブ
VA5 第5シフトバルブ

Claims (7)

  1. 回転軸(16,17)に相対回転自在に支持されてエンジン(E)の駆動力を伝達するギヤを、油圧制御回路に接続された油圧アクチュエータ(A1,A2)で作動する係合手段(S1,S2)で前記回転軸(16,17)に結合して所定の変速段を確立する変速機の制御装置において、
    前記油圧アクチュエータ(A1,A2)は供給される油圧により作動する第1、第2ピストン(PS1,PSR;PS3,PS4)を備え、前記第1ピストン(PS1,PSR)の第1受圧面は前記第2ピストン(PS3,PS4)の第2受圧面よりも大きく設定され、
    前記油圧制御回路は、前記第1受圧面だけに油圧を作用させて前記第1、第2ピストン(PS1,PSR;PS3,PS4)を第1の方向に駆動して第1の変速段を確立する第1モードと、前記第1、第2受圧面の両方に油圧を作用させて前記第1、第2ピストン(PS1,PSR;PS3,PS4)を第1の方向に駆動して第1の変速段を確立する第2モードと、前記第2受圧面だけに油圧を作用させて前記第1、第2ピストン(PS1,PSR;PS3,PS4)を第2の方向に駆動して第2の変速段を確立する第3モードとを切り換え可能であることを特徴とする変速機の制御装置。
  2. 前記変速機は、
    前記エンジン(E)の駆動力を第1入力軸(14)に伝達する第1クラッチ(CL1)と、
    前記第1入力軸(14)から出力軸(16,17)に至る第1動力伝達経路に配置された第1ギヤ群と、
    前記第1ギヤ群のギヤの一つを前記第1入力軸(14)または前記出力軸(16,17)に結合して前記第1の変速段を確立する第1係合手段(S1)と、
    前記第1係合手段(S1)を作動させる第1油圧アクチュエータ(A1)と、
    前記エンジン(E)の駆動力を第2入力軸(15)に伝達する第2クラッチ(CL2)と、
    前記第2入力軸(15)から前記出力軸(16,17)に至る第2動力伝達経路に配置された第2ギヤ群と、
    前記第2ギヤ群のギヤの一つを前記第2入力軸(15)または前記出力軸(16,17)に結合して前記第2の変速段を確立する第2係合手段(S2)と、
    前記第2係合手段(S2)を作動させる第2油圧アクチュエータ(A2)とを備え、
    前記油圧制御回路は、
    第1油圧調整装置(LS1)が出力する油圧を前記第1クラッチ(CL1)または前記第1油圧アクチュエータ(S1)に供給すべく、第1シフトソレノイド(SH1)により作動する第1シフトバルブ(VA1)と、
    第2油圧調整装置(LS2)が出力する油圧を前記第2クラッチ(CL2)または前記第2油圧アクチュエータ(S2)に供給すべく、第2シフトソレノイド(SH2)により作動する第2シフトバルブ(VA2)と、
    前記第1、第2シフトバルブ(VA1,VA2)が出力する油圧を前記第1、第2油圧アクチュエータ(A1,A2)の何れかに選択的に供給すべく、第3シフトソレノイド(SH3A,SH3B)により作動する第3シフトバルブ(VA3A,VA3B)と、
    前記第1シフトソレノイド(SH1)により作動し、前記第2油圧アクチュエータ(A2)を前記第1モードまたは前記第2モードに切り換える第4シフトバルブ(VA4)とを備えることを特徴とする、請求項1に記載の変速機の制御装置。
  3. 前記第2シフトソレノイド(SH2)により作動し、前記第1油圧アクチュエータ(A1)を前記第1モードまたは前記第2モードに切り換える第5シフトバルブ(VA5)を備えることを特徴とする、請求項2に記載の変速機の制御装置。
  4. 前記第5シフトバルブ(VA5)および前記第2シフトバルブ(VA2)を一体に形成したことを特徴とする、請求項3に記載の変速機の制御装置。
  5. 前記第4シフトバルブ(VA4)および前記第1シフトバルブ(VA1)を一体に形成したことを特徴とする、請求項2〜請求項4の何れか1項に記載の変速機の制御装置。
  6. 前記第4シフトバルブ(VA4)および前記第5シフトバルブ(VA5)を一体に形成したことを特徴とする、請求項3に記載の変速機の制御装置。
  7. 前記油圧制御回路は、前記変速機の油温が所定値未満の場合は前記第1モードに切り換え、前記変速機の油温が所定値以上の場合は前記第2モードに切り換えることを特徴とする、請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の変速機の制御装置。
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