JP2007292096A - シフトアクチュエータ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 アクチュエータピストン54cに連結されている2−4シフトフォーク44をシフト方向に動作させる流体圧式の2−4シフトアクチュエータ54において、アクチュエータピストン54cの両側の流体圧室のそれぞれにピストンA,Bをストローク可能に配置し、両ピストンA,Bに対してアクチュエータピストン54cへ向かうストロークを生じさせる加圧流体を供給すると、両ピストンA,Bのストローク量が規定され、それぞれのピストンA,Bのストローク限界状態でアクチュエータピストン54cをニュートラル位置に停止させる手段とした。
【選択図】 図3
Description
・ポジションセンサによる複雑なフィードバック制御が必要となる。
・ニュートラル状態へのシフト動作が不安定である。
シフト状態からニュートラルにする場合、オーバーシュートし(ニュートラル位置を飛び越えて)、反対側のギアに入るおそれがある。
・ニュートラル状態へのシフト動作が遅い。
オーバーシュートを回避するため、精度良くコントロールしようとすると、必然的にシフト動作が遅くなる。
シフト時、前記両流体圧室のうち一方の流体圧室に加圧流体を供給することで、アクチュエータピストンに連結されているシフト操作部材をシフト方向に動作させる流体圧式のシフトアクチュエータにおいて、
前記両流体圧室のそれぞれにピストン摺動穴を形成し、該ピストン摺動穴のそれぞれにピストンをストローク可能に配置し、
前記両ピストンと前記ピストン摺動穴との間に、前記両ピストンに対してアクチュエータピストンへ向かうストロークを生じさせる加圧流体供給時、両ピストンのストローク量を、それぞれのピストンのストローク限界状態でアクチュエータピストンをニュートラル位置に停止させるストローク量に規定するストローク規定構造を設けたことを特徴とする。
すなわち、両ピストンに対してアクチュエータピストンへ向かうストロークを生じさせる加圧流体を供給するだけで、機械的な位置制御により、アクチュエータピストンをニュートラル位置に停止させる中間停止機能が実現される。
そして、中間停止機能をフィードバック制御ではなく機械的な位置制御により実現するため、シフト状態からニュートラルにする場合、オーバーシュートをすることなく、ニュートラル状態へのシフト動作が安定する。
さらに、フィードバック制御とは異なり、オーバーシュートの回避を考える必要が無いため、ニュートラル状態へのシフト動作が速くなる。
この結果、ニュートラル状態へのシフト動作時、ポジションセンサによるフィードバック制御を不要としながら中間停止機能を実現し、かつ、安定して速いニュートラル状態へのシフト動作を達成することができる。
図1は実施例1のシフトアクチュエータを適用したツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションを示すスケルトン図である。
以下、実施例1のシフトアクチュエータを適用したツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションにおける変速機入力部および軸の構成について説明する。
ツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションは、図1に示すように、変速機入力部に、複数の変速段のうち奇数変速段グループの選択時に締結される第1クラッチCAと、複数の変速段のうち偶数変速段グループの選択時に締結される第2クラッチCBと、を備えている。そして、トランスミッションケース1と、駆動入力軸2と、トーショナルダンパ3と、オイルポンプ4と、第1変速機入力軸5と、第2変速機入力軸6と、を備えている。
両クラッチCA,CBのドライブ側は、トーショナルダンパ3を介し、エンジン等の動力源からの回転駆動力を入力する駆動入力軸2に連結される。
第2クラッチCBのドリブン側は、偶数変速段の選択による締結時、エンジン等の動力源からの回転駆動力を第2変速機入力軸6に入力する。
次に、実施例1のシフトアクチュエータを適用したツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションにおける変速機構の構成について説明する。
ツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションは、図1に示すように、変速機構として、同期噛合機構を有し、歯数比の異なる複数のギヤ対により前進6速・後退1速を達成する常時噛み合い式のギヤトレーンを備えている。
図2は実施例1のシフトアクチュエータを適用したツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションにおける変速油圧制御系および電子制御系を示す制御系統図である。
ツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションは、変速油圧制御系および電子制御系として、図2に示すように、3−5シフトフォーク41と、1−Rシフトフォーク42と、6−Nシフトフォーク43と、2−4シフトフォーク44と、第1コントロールバルブユニット45と、第2コントロールバルブユニット46と、自動MTコントローラ47と、を備えている。
そして、前記オイルポンプ4とライン圧ソレノイドバルブ70とは、ポンプ圧油路73により連結されている。
前記ライン圧ソレノイドバルブ70とアクチュエータ油圧コントロールバルブ59とは、ライン圧油路74により連結されている。
前記第1クラッチ圧ソレノイドバルブ71とアクチュエータ油圧コントロールバルブ59とは、偶数変速段圧油路75により連結されている。
前記第2クラッチ圧ソレノイドバルブ72とアクチュエータ油圧コントロールバルブ59とは、奇数変速段圧油路76により連結されている。
前記第1クラッチ圧ソレノイドバルブ71と第1クラッチCAのクラッチ油室とは、第1クラッチ圧油路77により連結されている。なお、第1クラッチ圧油路77には、図外の第1クラッチ圧センサが設けられている。
前記第2クラッチ圧ソレノイドバルブ72と第2クラッチCBのクラッチ油室とは、第2クラッチ圧油路78により連結されている。なお、第2クラッチ圧油路78には、図外の第2クラッチ圧センサが設けられている。
次に、第1コントロールバルブユニット45と、第2コントロールバルブユニット46と、の配置構成について説明する。
まず、実施例1では、図1および図2に示すように、トランスミッションケース1に、変速時に油圧作動する変速要素への制御油圧を作り出す油圧コントロールバルブを備えたツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションにおいて、前記油圧コントロールバルブのうち、変速機入力部に設けられた両クラッチCA,CBを制御するクラッチ制御用コントロールバルブ70,71,72を選別し、前記選別したクラッチ制御用コントロールバルブ70,71,72を、前記クラッチCA,CBの近接位置に配置している。
次に、実施例1のシフトアクチュエータの構成について図3及び図4に基づき説明する。
図3は実施例1の2−4シフトアクチュエータ54を備えた2−4シフト操作系の構成を示す概略図、図4は実施例1の2−4シフトアクチュエータ54の作動流体回路に設けられたシフトソレノイド及びソレノイド作動表を示す図である。
ここでは、2−4シフトアクチュエータ54を例にとって説明するが、他の3−5シフトアクチュエータ50、1−Rシフトアクチュエータ52、6−Nシフトアクチュエータ53も同様の構成を備えている。
なお、シフト動作制御手段としては、図4(a)に示すように、第1流体圧路54h(油路A)の途中位置に第1ソレノイドバルブ54jを設け、第2流体圧路54i(油路B)の途中位置に第2ソレノイドバルブ54kを設けている。
そして、図4(b)に示すように、第2速出力歯車33をカウンターシャフト15に駆動結合する2速を選択時、第1ソレノイドバルブ54jをONとし、第2ソレノイドバルブ54kをOFFとし、第4速出力歯車35をカウンターシャフト15に駆動結合する4速を選択時、第1ソレノイドバルブ54jをOFFとし、第2ソレノイドバルブ54kをONとし、ニュートラル状態へのシフト動作に、第1ソレノイドバルブ54jと第2ソレノイドバルブ54kとを共にONとするシフト動作制御を行う。
マニュアルトランスミッション(手動変速機)は、構造が簡単で効率が良いという利点があるが、運転者が全て変速操作しなければならない。そこで、この手動変速機の利点を残して、変速操作を自動化する機構を追加したものが、自動マニュアルトランスミッションと呼ばれるものである。
この自動マニュアルトランスミッションの課題は、変速時、一旦クラッチを切って変速させるため、自動変速時にトルクが途切れることによる違和感が残ることである。この問題を解消するには、トルクのとぎれを無くすことが必要となる。通常の手動変速機は、クラッチが1組であるが、それにクラッチをもう1組追加し、2組のクラッチを繋ぎ替えてトルクの途切れを無くしたものがツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションである。
このツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションでは、隣り合う変速段への変速時、まず、アクチュエータ油圧コントロールバルブ59において、クラッチ掛け替え制御に先行し、開放されているクラッチの変速段グループの中から次の変速段を選択し、選択された変速段を得る方向にシフトフォークを動作させるシフトアクチュエータへの変速油圧を作り出し、次いで、クラッチ制御用コントロールバルブ70,71,72において、第1クラッチCAと第2クラッチCBの掛け替え制御油圧を作り出し、トルクのとぎれを無くした変速を行う。以下、実施例1のシフトアクチュエータが適用されたツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションでの変速作用を説明する。
中立位置(Nレンジ)や駐車位置(Pレンジ)の選択時には、クラッチCA,CBの双方を開放しておき、かつ、シフトアクチュエータ50,52,53,54は、全て図2に示す中立位置にしておく。つまり、同期噛合機構28,29,37,38のカップリングスリーブ28a,29a,37a,38aを全て中立位置に維持し、ツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションが動力伝達を行わないようにする。
第1速時には、1−Rシフトアクチュエータ52を図3の左方向に動作させる制御を行うことで、同期噛合機構28のカップリングスリーブ28aを図2の左方向に移動させて歯車22をカウンターシャフト15に駆動結合し、その後、第1クラッチCAを締結する。
これにより、第1クラッチCAからの駆動入力が、第1変速機入力軸5→第1速歯車組G1→カウンターシャフト15→出力歯車組19,20を介して変速機出力軸11により軸方向に出力され、第1速の動力伝達が行われる。
これにより、第2クラッチCBからの駆動入力が、第2変速機入力軸6→第2速歯車組G2→カウンターシャフト15→出力歯車組19,20を介して変速機出力軸11により軸方向に出力され、第2速の動力伝達が行われる。
これにより、第1クラッチCAからの駆動入力が、第1変速機入力軸5→第3速歯車組G3→カウンターシャフト15→出力歯車組19,20を介して変速機出力軸11により軸方向に出力され、第3速の動力伝達が行われる。
これにより、第2クラッチCBからの駆動入力が、第2変速機入力軸6→第4速歯車組G4→カウンターシャフト15→出力歯車組19,20を介して変速機出力軸11により軸方向に出力され、第4速の動力伝達が行われる。
これにより、第1クラッチCAからの駆動入力が、第1変速機入力軸5→第3速歯車組G3→カウンターシャフト15→出力歯車組19,20を介して変速機出力軸11により軸方向に出力され、第5速(変速比1)の動力伝達が行われる。
これにより、第2クラッチCBからの駆動入力が、第2変速機入力軸6→第6速歯車組G6→カウンターシャフト15→出力歯車組19,20を介して変速機出力軸11により軸方向に出力され、第6速の動力伝達が行われる。なお、第6速から順次第1速へとダウンシフトさせるに際しても、上記アップシフトとは逆の制御を行う。
これにより、第1クラッチCAからの駆動入力が、第1変速機入力軸5→後退速歯車組GR→カウンターシャフト15→出力歯車組19,20を介して変速機出力軸11により軸方向に出力され、後退速の動力伝達が行われる。
従来、シフトフォークをシフト方向に動作させるシフトアクチュエータとしては、図5に示すように、アクチュエータボディのアクチュエータ摺動穴にストローク可能に配置されると共にシフトフォークが連結されたアクチュエータピストンと、該アクチュエータピストンの両端面位置に形成された油圧室A,油圧室Bと、該油圧室A,油圧室Bにそれぞれ接続された油路A,油路Bを備えたものが知られている。
この従来のシフトアクチュエータでは、図6に示すように、ギア1を入れるシフト動作時には、ソレノイドバルブAをONとし、ソレノイドバルブBをOFFとし、ギア2を入れるシフト動作時には、ソレノイドバルブAをOFFとし、ソレノイドバルブBをONとし、ニュートラル状態へのシフト動作時には、ポジションセンサからの位置信号を用いたフィードバック制御によりソレノイドバルブA,Bに対しON,OFFの制御指令を出力している。
各々の状態にするための制御方法は、以下の通りである。
(1)ギア1シフト
・油路Aに油を供給し、油圧室Aの油圧を立てる。
・アクチュエータピストンは、油圧室Aの油圧により発生した推力をシフトフォーク及びシンクロカップリングに伝える。
・シフト動作完了後、油路Aを開放し、油圧室Aの油圧を抜く。シフト状態は、ディテント機構により保持される。
(2)ギア2シフト
・油路Bに油を供給し、油圧室Bの油圧を立てる。
・アクチュエータピストンは、油圧室Bの油圧により発生した推力をシフトフォーク及びシンクロカップリングに伝える。
・シフト動作完了後、油路Bを開放し、油圧室Bの油圧を抜く。シフト状態は、ディテント機構により保持される。
(3)ニュートラル
・油路A(又はB)に油を供給し、油圧室A(又はB)の油圧を立てる。
・アクチュエータピストンは、油圧室A(又はB)の油圧により発生した推力をシフトフォーク及びシンクロカップリングに伝える。このとき、油圧室A(又はB)の油圧は、ポジションセンサによる位置検出信号のフィードバックによりコントロールされる。
・ニュートラル位置停止後、油路A(又はB)を開放し、油圧室A(又はB)の油圧を抜く。ニュートラル状態は、ディテント機構により保持される。
・ポジションセンサによる複雑なフィードバック制御が必要となる。
・ニュートラル状態へのシフト動作が不安定である。
シフト状態からニュートラルにする場合、オーバーシュートし(ニュートラル位置を飛び越えて)、反対側のギアに入るおそれがある。
・ニュートラル状態へのシフト動作が遅い。
オーバーシュートを回避するため、精度良くコントロールしようとすると、必然的にシフト動作が遅くなる。
これに対し、実施例1のシフトアクチュエータでは、ニュートラル状態へのシフト動作時、ポジションセンサによるフィードバック制御を不要としながら中間停止機能を実現し、かつ、安定して速いニュートラル状態へのシフト動作を達成することができるようにした。
そして、中間停止機能をフィードバック制御ではなく機械的な位置制御により実現するため、シフト状態からニュートラルにする場合、オーバーシュートをすることなく、ニュートラル状態へのシフト動作が安定する。
さらに、フィードバック制御とは異なり、オーバーシュートの回避を考える必要が無いため、ニュートラル状態へのシフト動作が速くなる。
この結果、ニュートラル状態へのシフト動作時、ポジションセンサによるフィードバック制御を不要としながら中間停止機能を実現し、かつ、安定して速いニュートラル状態へのシフト動作を達成することができる。
シフトアクチュエータによるシフト動作の一例として、2−4シフトアクチュエータ54によるニュートラル状態から2速へのシフト動作(図8)と2速からニュートラル状態へのシフト動作(図9)について説明する。
ピストンAは、内側流体圧室54f及び外側流体圧室54gへの加圧流体の供給により、大径と小径の面積差分の推力が発生し、図9の左方向へストロークしてストッパ面54d3に押し付けられる。
アクチュエータピストン54cは、両内側流体圧室54f,54fから流体圧が両端に作用するが、油圧レベルも受圧面積も等しいため、推力を発生しない。
ピストンBは、内側流体圧室54f及び外側流体圧室54gへの加圧流体の供給により、大径と小径の面積差分の推力が発生し、この推力をアクチュエータピストン54cに伝える。
アクチュエータピストン54cは、ピストンBから受けた推力により、図9の右方向にストロークし、2−4シフトフォーク44及び2−4同期噛合機構38のカップリングスリーブ38aに伝える。
実施例1のシフトアクチュエータにあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
要するに、アクチュエータピストンの両端面位置に形成された両流体圧室のそれぞれにピストンをストローク可能に配置し、両ピストンとピストン摺動穴との間に、両ピストンに対してアクチュエータピストンへ向かうストロークを生じさせる加圧流体供給時、両ピストンのストローク量を、それぞれのピストンのストローク限界状態でアクチュエータピストンをニュートラル位置に停止させるストローク量に規定するストローク規定構造を設けたものであれば本発明に含まれる。
CB 第2クラッチ
G1 第1速歯車組
G2 第2速歯車組
G3 第3速歯車組
G4 第4速歯車組
G5 第5速歯車組
G6 第6速歯車組
GR 後退歯車組
1 トランスミッションケース
2 駆動入力軸
4 オイルポンプ
5 第1変速機入力軸
6 第2変速機入力軸
11 変速機出力軸
15 カウンターシャフト
41,42,43,44 シフトフォーク(シフト操作部材)
45 第1コントロールバルブユニット
46 第2コントロールバルブユニット
50,52,53,54 シフトアクチュエータ
59 アクチュエータ油圧コントロールバルブ(シフト制御用コントロールバルブ)
54a アクチュエータボディ
54b アクチュエータ摺動穴
54c アクチュエータピストン
54d ピストン摺動穴
54d1 ピストン小径摺動穴
54d2 ピストン大径摺動穴
54d3 ピストンストッパ面
54e ピストン(A,B)
54f 内側流体圧室
54g 外側流体圧室
L 両ピストンストッパ面間長さ
La アクチュエータピストンの長さ
Lp ピストンA小径部長さ
Lp ピストンB小径部長さ
54h 第1流体圧路
54i 第2流体圧路
54j 第1ソレノイドバルブ
54k 第2ソレノイドバルブ
90 ディテント機構
Claims (6)
- アクチュエータボディのアクチュエータ摺動穴にストローク可能に配置されると共にシフト操作部材が連結されたアクチュエータピストンと、該アクチュエータピストンの両端面位置に形成された流体圧室と、を備え、
シフト時、前記両流体圧室のうち一方の流体圧室に加圧流体を供給することで、アクチュエータピストンに連結されているシフト操作部材をシフト方向に動作させる流体圧式のシフトアクチュエータにおいて、
前記両流体圧室のそれぞれにピストン摺動穴を形成し、該ピストン摺動穴のそれぞれにピストンをストローク可能に配置し、
前記両ピストンと前記ピストン摺動穴との間に、前記両ピストンに対してアクチュエータピストンへ向かうストロークを生じさせる加圧流体供給時、両ピストンのストローク量を、それぞれのピストンのストローク限界状態でアクチュエータピストンをニュートラル位置に停止させるストローク量に規定するストローク規定構造を設けたことを特徴とするシフトアクチュエータ。 - 請求項1に記載されたシフトアクチュエータにおいて、
前記ピストンを、ピストン小径部とピストン大径部と段差面を有する段差付きピストンとし、前記ピストン摺動穴を、ピストン小径摺動穴とピストン大径摺動穴とピストンストッパ面を有する段付きピストン摺動穴とし、
前記ピストン小径部の端面側に内側流体圧室を形成し、前記ピストン大径部の端面側に外側流体圧室を形成し、
前記ストローク規定構造は、前記段差付きピストンの段差面と前記段付きピストン摺動穴のピストンストッパ面により構成し、
前記両ピストンストッパ面間長さは、アクチュエータピストンの長さと、両ピストンによる2つのピストン小径部長さと、の合計長さと等しく設定したことを特徴とするシフトアクチュエータ。 - 請求項2に記載されたシフトアクチュエータにおいて、
前記両ピストンのうち、一方のピストンの内側流体圧室と外側流体圧室に加圧流体を供給可能な第1流体圧路と、他方のピストンの内側流体圧室と外側流体圧室に加圧流体を供給可能な第2流体圧路と、を設け、
前記アクチュエータピストンを端部までストロークさせるシフト動作時には、第1流体圧路または第2流体圧路の一方のみに加圧流体を供給し、前記アクチュエータピストンをニュートラル位置とするシフト動作時には、第1流体圧路および第2流体圧路の両方に加圧流体を供給するシフト動作制御手段を設けたことを特徴とするシフトアクチュエータ。 - 請求項3に記載されたシフトアクチュエータにおいて、
前記アクチュエータピストンを一端部までストロークさせる第1シフト動作時に第1シフト状態で保持し、前記アクチュエータピストンを他端部までストロークさせる第2シフト動作時に第2シフト状態で保持し、前記アクチュエータピストンをニュートラル位置にて停止させるシフト動作時にニュートラル状態で保持するディテント機構を設け、
前記シフト動作制御手段は、シフト動作後、前記ディテント機構により第1シフト状態、または、第2シフト状態、または、ニュートラル状態で保持されると、第1流体圧路と第2流体圧路の少なくとも一方に供給されている加圧流体を抜くことを特徴とするシフトアクチュエータ。 - 請求項1乃至4の何れか1項に記載されたシフトアクチュエータにおいて、
前記シフト操作部材を有する変速機は、複数の変速段のうち奇数変速段グループの選択時に締結される第1クラッチと、複数の変速段のうち偶数変速段グループの選択時に締結される第2クラッチと、同期噛合機構を有し、歯数比の異なる複数のギヤ対により複数の変速段を達成する常時噛み合い式のギヤトレーンと、を備え、
隣り合う変速段への変速時、前記第1クラッチと前記第2クラッチの掛け替え制御に先行し、開放されているクラッチの変速段グループの中から次の変速段を選択し、シフト制御用コントロールバルブにより作り出された変速油圧により選択された変速段を得る方向にシフトフォークを動作させるツインクラッチ式自動マニュアルトランスミッションであることを特徴とするシフトアクチュエータ。 - アクチュエータボディのアクチュエータ摺動穴にストローク可能に配置されると共にシフト操作部材が連結されたアクチュエータピストンと、該アクチュエータピストンの両端面位置に形成された流体圧室と、を備え、
シフト時、前記両流体圧室のうち一方の流体圧室に加圧流体を供給することで、アクチュエータピストンに連結されているシフト操作部材をシフト方向に動作させる流体圧式のシフトアクチュエータにおいて、
前記両流体圧室のそれぞれにピストン摺動穴を形成し、該ピストン摺動穴のそれぞれにピストンをストローク可能に配置し、
前記両ピストンに対してアクチュエータピストンへ向かうストロークを生じさせる加圧流体を供給すると、両ピストンのストローク量が規定され、それぞれのピストンのストローク限界状態でアクチュエータピストンをニュートラル位置に停止させることを特徴とするシフトアクチュエータ。
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