JP2011051359A - ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents
ブレーキ液圧制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011051359A JP2011051359A JP2007334189A JP2007334189A JP2011051359A JP 2011051359 A JP2011051359 A JP 2011051359A JP 2007334189 A JP2007334189 A JP 2007334189A JP 2007334189 A JP2007334189 A JP 2007334189A JP 2011051359 A JP2011051359 A JP 2011051359A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake fluid
- wheel
- switching valve
- control device
- pressure control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/32—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
- B60T8/34—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
- B60T8/36—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition including a pilot valve responding to an electromagnetic force
- B60T8/3615—Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems
- B60T8/3675—Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems integrated in modulator units
- B60T8/368—Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems integrated in modulator units combined with other mechanical components, e.g. pump units, master cylinders
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Regulating Braking Force (AREA)
Abstract
【課題】圧力制御の高性能化を図りつつ、油圧回路の簡素化を図り、ブレーキ液圧制御装置の小型軽量化を図ること。
【解決手段】ブレーキ液圧制御装置10は、マスタシリンダ101、104とホイールシリンダ103、106との間に配設され、車両のアンチロックブレーキ制御を行う。ブレーキ液圧制御装置10は、内部に流路11、21が形成されていると共に、第1側面30aに複数の取付孔31a〜31pが形成されてなるハウジング30と、ハウジング30の第1側面30aに形成された取付孔31a〜31dに取り付けられる複数の切替弁本体1a〜4aと、ハウジング30の第1側面30aの取付孔31j内へ挿入され、かつ複数の切替弁本体1a、2a、3a、4aの間に位置する圧力センサ13と、第1側面30aに取付けられ、圧力センサ13が接続されると共に、切替弁本体1a〜4aを駆動制御する電子制御ユニット8と、を備えている。
【選択図】 図2
【解決手段】ブレーキ液圧制御装置10は、マスタシリンダ101、104とホイールシリンダ103、106との間に配設され、車両のアンチロックブレーキ制御を行う。ブレーキ液圧制御装置10は、内部に流路11、21が形成されていると共に、第1側面30aに複数の取付孔31a〜31pが形成されてなるハウジング30と、ハウジング30の第1側面30aに形成された取付孔31a〜31dに取り付けられる複数の切替弁本体1a〜4aと、ハウジング30の第1側面30aの取付孔31j内へ挿入され、かつ複数の切替弁本体1a、2a、3a、4aの間に位置する圧力センサ13と、第1側面30aに取付けられ、圧力センサ13が接続されると共に、切替弁本体1a〜4aを駆動制御する電子制御ユニット8と、を備えている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、ブレーキ液圧を制御するブレーキ液圧制御装置に関し、特に、マスタシリンダとホイールシリンダとの間に配設され、マスタシリンダからホイールシリンダへのブレーキ液の圧力を制御して、車両のアンチロックブレーキ制御を行うブレーキ液圧制御装置に関するものである。
従来、マスタシリンダとホイールシリンダとを連結する配管と、配管内を流れるブレーキ液の流れを切替える複数の電磁切替弁と、電磁切替弁を制御してブレーキ液の圧力を制御する電子制御ユニットと、ブレーキ液をホイールシリンダからマスタシリンダへ戻すためのポンプと、を備えるブレーキ液圧制御装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2001−191908号
この種の制御装置には、例えば、上記圧力制御の向上を図るべく、ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧力を検出するための圧力センサが設けられている。また、この圧力センサは、上記複数の電磁弁の外側に配設されることがあり、その配設位置から圧力検出位置(例えば、ホイールシリンダへの流路)までの検出用流路を形成して油圧回路を構成する必要が生じる。
したがって、圧力センサの配設位置と圧力検出位置とが近いときには、油圧回路を簡易に構成できるが、一方で、圧力センサの配設位置と圧力検出位置とが離れている場合には、途中で他の流路が邪魔となることがあり、油圧回路の構成が複雑、困難となり得る。例えば、ハウジング内の油圧回路が前輪用流路と後輪用流路とに、ハウジングの中心位置から二分されて構成され、前輪用及び後輪用流路の何れかの圧力が検出されることがある。この場合に、圧力センサの配設位置から離れた方の流路へ検出用流路が形成されると、油圧回路構成が複雑になり、その結果、ブレーキ液圧制御装置の小型軽量化が困難となる虞がある。一方で、常に、圧力センサの配設位置から近い方の流路へ検出用流路が形成されるような油圧回路構成が行われると、この油圧回路構成を行う上での設計自由度が損なわれ、ブレーキ液圧制御装置の小型軽量化が困難となる虞がある。
本発明は、上記従来の有する問題点に鑑みてなされたものであり、圧力制御の高性能化を図りつつ、油圧回路の簡素化を図り、ブレーキ液圧制御装置の小型軽量化を図ることを主たる目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、
マスタシリンダとホイールシリンダとの間に配設されると共に、前記マスタシリンダから前記ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧力を制御して、車両のアンチロックブレーキ制御を行うブレーキ液圧制御装置であって、
内部に前記ブレーキ液が流動するための流路が形成されていると共に、第1側面に前記流路に連通する複数の取付孔が形成されてなるブロック状のハウジングと、
該ハウジングの第1側面の端辺に沿って形成された取付孔に夫々取り付けられると共に、前記流路を連通状態と遮断状態とに切り替えて、前記ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧力を制御する複数の切替弁本体と、
前記ハウジングの第1側面の取付孔内へ挿入され、かつ前記複数の切替弁本体の間に位置する共に、前記ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧力を検出する圧力センサと、
前記第1側面に取付けられ、前記圧力センサが接続されると共に、前記切替弁本体を駆動制御する電子制御ユニットと、
を備える、ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置である。
マスタシリンダとホイールシリンダとの間に配設されると共に、前記マスタシリンダから前記ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧力を制御して、車両のアンチロックブレーキ制御を行うブレーキ液圧制御装置であって、
内部に前記ブレーキ液が流動するための流路が形成されていると共に、第1側面に前記流路に連通する複数の取付孔が形成されてなるブロック状のハウジングと、
該ハウジングの第1側面の端辺に沿って形成された取付孔に夫々取り付けられると共に、前記流路を連通状態と遮断状態とに切り替えて、前記ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧力を制御する複数の切替弁本体と、
前記ハウジングの第1側面の取付孔内へ挿入され、かつ前記複数の切替弁本体の間に位置する共に、前記ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧力を検出する圧力センサと、
前記第1側面に取付けられ、前記圧力センサが接続されると共に、前記切替弁本体を駆動制御する電子制御ユニットと、
を備える、ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置である。
なお、この一態様において、上記アンチロックブレーキ制御とは、例えば、車両制動時において、車輪のロック状態を抑制するような制御を指す。
この一態様によれば、圧力制御の高性能化を図りつつ、油圧回路の簡素化を図ることができ、ブレーキ液圧制御装置の小型軽量化を図ることができる。
この一態様によれば、圧力制御の高性能化を図りつつ、油圧回路の簡素化を図ることができ、ブレーキ液圧制御装置の小型軽量化を図ることができる。
また、この一態様において、前記圧力センサは、前記複数の切替弁本体に囲われるように配設されていてもよい。
さらに、この一態様において、前記マスタシリンダは、前輪用マスタシリンダと、後輪用マスタシリンダと、を含んでおり、前記ホイールシリンダは、前輪用ホイールシリンダと、後輪用ホイールシリンダと、を含んでおり、前記複数の切替弁本体は、前記前輪用マスタシリンダから前記前輪用ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧力を制御するための一対の前輪用切替弁本体と、前記後輪用マスタシリンダから前記後輪用ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧力を制御するための一対の後輪用切替弁本体と、を含んでおり、前記一対の前輪用切替弁本体は、前記第1側面の第1端辺に沿って並んで設けられており、前記一対の後輪用切替弁本体は、前記第1端辺に対向する第2端辺に沿って並んで設けられており、前記圧力センサは、前記一対の前輪用切替弁本体及び前記一対の後輪用切替弁本体に囲われるように配設されていてもよい。
さらに、この一態様において、前記マスタシリンダは、前輪用マスタシリンダと、後輪用マスタシリンダと、を含んでおり、前記ホイールシリンダは、前輪用ホイールシリンダと、後輪用ホイールシリンダと、を含んでおり、前記複数の切替弁本体は、前記前輪用マスタシリンダから前記前輪用ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧力を制御するための一対の前輪用切替弁本体と、前記後輪用マスタシリンダから前記後輪用ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧力を制御するための一対の後輪用切替弁本体と、を含んでおり、前記一対の前輪用切替弁本体は、前記第1側面の第1端辺に沿って並んで設けられており、前記一対の後輪用切替弁本体は、前記第1端辺に対向する第2端辺に沿って並んで設けられており、前記圧力センサは、前記一対の前輪用切替弁本体及び前記一対の後輪用切替弁本体に囲われるように配設されていてもよい。
なお、この一態様において、前記ハウジング内の流路は、前記前輪用マスタシリンダから前記前輪用ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液が流動する前輪用流路と、前記後輪用マスタシリンダから前記後輪用ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液が流動する後輪用流路と、を含んでおり、前記前輪用流路と前記後輪用流路とが、前記第1側面の縦方向の中心線を中心にして略対称となるように形成されていてもよい。
この一態様において、前記一対の前輪用切替弁本体と、前記一対の後輪用切替弁本体とは、前記第1側面の縦方向の中心線を中心にして、略対称となるように配設されていてもよい。
この一態様において、前記圧力センサは、前記第1側面の縦方向の中心線上に配設されていてもよい。
この一態様において、前記圧力センサは、前記一対の前輪用切替弁本体および前記一対の後輪用切替弁本体の略中心に配設されていてもよい。
この一態様において、前記圧力センサは、前記一対の前輪用切替弁本体および前記一対の後輪用切替弁本体の略中心に配設されていてもよい。
この一態様において、前記ハウジングの第1側面に直交し、相互に対向する第2側面及び第3側面には、前記流路に連通する取付孔が形成されており、
前記第2側面及び前記第3側面の取付孔内へ移動可能に挿入されると共に、前記流路内のブレーキ液を加圧する一対のピストンと、前記第1側面に対向する第4側面に配設され、前記一対のピストンを往復動するモータと、を有するプランジャ型ポンプと、
前記第1側面に隣接する第5側面に配設され、前記ブレーキ液の圧力を減圧する一対のアキュムレータと、を更に備えていてもよい。
前記第2側面及び前記第3側面の取付孔内へ移動可能に挿入されると共に、前記流路内のブレーキ液を加圧する一対のピストンと、前記第1側面に対向する第4側面に配設され、前記一対のピストンを往復動するモータと、を有するプランジャ型ポンプと、
前記第1側面に隣接する第5側面に配設され、前記ブレーキ液の圧力を減圧する一対のアキュムレータと、を更に備えていてもよい。
本発明によれば、圧力制御の高性能化を図りつつ、油圧回路の簡素化を図り、ブレーキ液圧制御装置の小型軽量化を図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施例に係るブレーキ液圧制御装置を搭載したブレーキ用油圧回路図である。
図1に示すブレーキ用油圧回路100は、例えば、自動二輪車両に搭載されるものであり、周知のアンチロックブレーキ制御用の油圧回路に適用されている。ここで、アンチロックブレーキ制御(いわゆるABS制御)とは、例えば、車両制動時において、ブレーキ液圧を断続的に減少させて、車輪のロック状態を抑制するような制御を指す。なお、アンチロックブレーキ制御の作動原理、及び基本的な制御手法等については、当業者には既知であるため、詳しい説明を省略する。
ブレーキ用油圧回路100は、前輪に対する制動力を発生させるための前輪用マスタシリンダ(Front M/C)101、前輪用リザーバタンク102及び前輪用ホイールシリンダ(Front W/C)103と、後輪に対する制動力を発生させるための後輪用マスタシリンダ(Rear M/C)104、後輪用リザーバタンク105及び後輪用ホイールシリンダ(Rear W/C)106と、ブレーキ液圧制御装置10と、を備えている。
ブレーキ液圧制御装置10は、前輪用及び後輪用マスタシリンダ101、104と、前輪用及び後輪用ホイールシリンダ103、106との間に配設されている。また、ブレーキ液圧制御装置10は、前輪用マスタシリンダ101から前輪用ホイールシリンダ103へ供給されるブレーキ液の圧力を制御して、及び/又は、後輪用マスタシリンダ104から後輪用ホイールシリンダ106へ供給されるブレーキ液の圧力を制御して、上述のアンチロックブレーキ制御を行う。
前輪用マスタシリンダ101には、第1配管107を介して前輪用リザーバタンク102が接続されている。また、前輪用マスタシリンダ101には、第2配管108、ブレーキ液圧制御装置10及び第3配管109を介して、前輪用ホイールシリンダ103が接続されている。
前輪用マスタシリンダ101は、例えば、車両のハンドルレバー110により駆動されると、ブレーキ液圧制御装置10を介して、前輪用ホイールシリンダ103に対するブレーキ液圧が発生させる。また、前輪用ホイールシリンダ103は、供給されるブレーキ液圧に応じて前輪用ディスクブレーキ装置111を駆動し、前輪を制動する。
後輪用マスタシリンダ104には、第4配管112を介して後輪用リザーバタンク105が接続されている。また、後輪用マスタシリンダ104には、第5配管113、ブレーキ液制御装置10及び第6配管114を介して、後輪用ホイールシリンダ106が接続されている。
後輪用マスタシリンダ104は、例えば、車両のフットペダル115により駆動されると、ブレーキ液圧制御装置10を介して、後輪用ホイールシリンダ106に対するブレーキ液圧が発生させる。また、後輪用ホイールシリンダ106は、供給されるブレーキ液圧に応じて後輪用ディスクブレーキ装置116を駆動し、後輪を制動する。
次に、本実施形態に係るブレーキ液圧制御装置10について、詳細に説明する。
ブレーキ液圧制御装置10は、前輪用EV電磁弁1、前輪用AV電磁弁2、後輪用EV電磁弁3、後輪用AV電磁弁4、前輪用ポンプ5、後輪用ポンプ6、モータ7および電子制御ユニット(ECU)8を有している。
ブレーキ液圧制御装置10は、前輪用EV電磁弁1、前輪用AV電磁弁2、後輪用EV電磁弁3、後輪用AV電磁弁4、前輪用ポンプ5、後輪用ポンプ6、モータ7および電子制御ユニット(ECU)8を有している。
前輪用EVおよびAV電磁弁1、2と、後輪用EVおよびAV電磁弁3、4とは、例えば、周知の2位置型電磁弁である。また、通常状態、すなわちアンチロックブレーキ制御が行われない状態において、前輪用EV電磁弁1および後輪用EV電磁弁3は、開状態となり、前輪用AV電磁弁2および後輪用AV電磁弁4は、閉状態となる。また、前輪用ポンプ5及び後輪用ポンプ6は、モータ7により駆動される構成となっている。各電磁弁1、2、3、4及びモータ7は、電子制御ユニット8に接続されており、この電子制御ユニット8からの制御信号に基づいて、駆動制御される。
ブレーキ液圧制御装置10は、前輪用マスタシリンダ101から前輪用ホイールシリンダ103へ供給されるブレーキ液が流動するための前輪用流路11と、後輪用マスタシリンダ104から後輪用ホイールシリンダ106へ供給されるブレーキ液が流動するための後輪用流路21と、を含んでいる。
前輪用流路11において、第1流路11aの一端側が、第2配管108に接続されており、第1流路11aの他端側が前輪用EV電磁弁1に接続されている。第2流路11bの一端側が前輪用EV電磁弁1に接続されており、第2流路11bの他端側が第3配管109に接続されている。第1流路11aには第3流路11cの一端側が接続されており、第3流路11cの他端側が前輪用ポンプ5の吐出側に接続されている。第4流路11dの一端側が前輪用ポンプ5の吸引側に接続されており、第4流路11dの他端側が前輪用AV電磁弁2に接続されている。第4流路11dには、ブレーキ液の圧力を減圧するアキュムレータ9が接続されている。第2流路11bには第5流路11eの一端側が接続されており、第5流路11eの他端が前輪用AV電磁弁2に接続されている。第2流路11bには、前輪用ホイールシリンダ103へ供給されるブレーキ液の圧力を検出するための圧力センサ13が設けられている。
一方、後輪用流路21において、上述した前輪用流路11と略同様に、第1流路21aの一端側が第2配管113に接続されており、第1流路21aの他端側が後輪用EV電磁弁3に接続されている。第2流路21bの一端側が後輪用EV電磁弁3に接続されており、第2流路21bの他端側が第3配管114に接続されている。第1流路21aには、第3流路21cの一端が接続されており、第3流路21cの他端が後輪用ポンプ6の吐出側に接続されている。第4流路21dの一端側が後輪用ポンプ6の吸引側に接続されており、第4流路21dの他端側が後輪用AV電磁弁4に接続されている。第4流路21dには、ブレーキ液の圧力を減圧するアキュムレータ12が接続されている。第2流路21bには、第5流路21eの一端が接続されており、第5流路21eの他端が後輪用AV電磁弁4に接続されている。
なお、前輪用及び後輪用EV電磁弁1、3には、チェック弁(一方向弁)が夫々併設されており、前輪用及び後輪用ポンプ5、6の吐出側には、絞り弁が夫々設けられている。また、前輪用及び後輪用EV電磁弁1、3の前後と、前輪用及び後輪用ポンプ5、6の前と、前輪用及び後輪用AV電磁弁2、4の前と、には、フィルタが1つずつ設けられている。
図2は、本実施形態に係るブレーキ液圧制御装置10の構成を示す分解斜視図である。
本実施形態に係るブレーキ液圧制御装置10は、ハウジング30と、第1乃至第4切替弁本体1a、2a、3a、4aと、ブレーキ液圧を検出する圧力センサ13と、ブレーキ液を加圧する一対のピストン5a、5bと、第1乃至第4切替弁本体1a、2a、3a、4aを駆動制御する電子制御ユニット(ECU)8と、ピストン5a、5bを駆動するモータ7と、ブレーキ液圧を減圧する一対のアキュムレータ9、12と、を備えている。
本実施形態に係るブレーキ液圧制御装置10は、ハウジング30と、第1乃至第4切替弁本体1a、2a、3a、4aと、ブレーキ液圧を検出する圧力センサ13と、ブレーキ液を加圧する一対のピストン5a、5bと、第1乃至第4切替弁本体1a、2a、3a、4aを駆動制御する電子制御ユニット(ECU)8と、ピストン5a、5bを駆動するモータ7と、ブレーキ液圧を減圧する一対のアキュムレータ9、12と、を備えている。
ハウジング30は、例えば、アルミニウム等の金属からなり、略直方体形状のブロックに形成されている。また、ハウジング30は、第1側面(前面)30a、第2側面(左側面)30b、第3側面(右側面)30c、第4側面(後面)30d、第5側面(下面)30e、及び第6側面(上面)30fを有している。第1側面30a及び、この第1側面30aに対向する第4側面30dは、略正方形状に形成されている(図3参照)。
なお、ハウジング30の外周面には、陽極酸化皮膜処理が施されており、この表面処理によって、防錆及び耐摩耗性を向上させつつ、選択的にハウジング30の着色が可能となるため、意匠上の美的外観にも優れる。特に、このブレーキ液圧制御装置10は、自動二輪車両において、ユーザから視認され得る位置に配設されることがあり、上記美的外観の向上による効果は大きい。
また、ハウジング30の内部には、上述の前輪用流路11と後輪用流路21とからなる流路が形成されている。また、第1乃至第6側面30a〜30fには、夫々、前輪用及び後輪用流路11、21に連通する複数の取付孔31a〜31pが形成されている。
電子制御ユニット(ECU)8は、コイルユニット8aと、ECUハウジング8bと、コイルユニット8aを駆動制御するための電子基板(PCB)8cと、この電子基板8cを覆うECUカバー8dと、を有している。電子制御ユニット8は、第1側面30aを覆うようにして取付けられている。なお、ECUハウジング8bの一方側(例えば、ハウジング30の第3側面30c側)には、電子基板8cに接続するためのコネクタ8eが設けられている(図5参照)。また、電子基板8cには、主として、マイクロコンピュータが構成されている。
コイルユニット8aは、第1乃至第4切替弁本体1a、2a、3a、4aを駆動するための4つのコイルを内蔵している。各コイルは、第1乃至第4切替弁本体1a、2a、3a、4aに対応する位置に配設されている。また、第1乃至第4切替弁本体1a、2a、3a、4aの一方側は、対応するコイルの内部に挿入され、各コイルにより駆動制御される。例えば、電子制御ユニット8は、対応するコイルを励磁させることで、第1乃至第4切替弁本体1a、2a、3a、4aをX1方向又はX2方向へ駆動制御することができる。
電子制御ユニット8は、例えば、車輪速センサ(図示しない)により検出された前輪及び後輪の回転速度と、圧力センサ13により検出されたブレーキ液の圧力に基づいて、第1乃至第4切替弁本体1a、2a、3a、4aを、高性能に駆動制御(フィードバック制御)することで、アンチロックブレーキ制御を高性能に行うことができる。
第1乃至第4切替弁本体1a、2a、3a、4aは、ハウジング30の第1側面30aに形成された取付孔31a〜31d内へ挿入され、取り付けられている。また、第1乃至第4切替弁本体1a、2a、3a、4aは、コイルユニット8aにより駆動制御されており、ハウジング30の前輪用流路11及び後輪用流路21を、連通状態と遮断状態とに夫々切り替える。
なお、上記前輪用EV電磁弁1は、第1切替弁本体1aとコイルユニット8aとから構成されており、上記前輪用AV電磁弁2は、第2切替弁本体2aとコイルユニット8aとから構成されている。また、上記後輪用EV電磁弁3は、第3切替弁本体3aとコイルユニット8aとから構成されており、上記後輪用AV電磁弁4は、第4切替弁本体4aとコイルユニット8aとから構成されている。
圧力センサ13は、例えば、前輪用マスタシリンダ103へ供給されるブレーキ液の圧力を検出している。圧力センサ13の一端側は、第1乃至4切替弁本体1a、2a、3a、4aの取付孔31a〜31dの略中心Oに形成された取付孔31jに挿入されており、その他端側の接続部13aが電子制御ユニット8に接続されている。なお、上記取付孔31a〜31dの中心Oは、第1側面30aの中心と略一致している。換言すれば、第1乃至4切替弁本体1a、2a、3a、4aの取付孔31a〜31dは、第1側面30a上において、略四角形状(例えば、略正方形状)をなし、その対角線の交点が上記中心Oと一致している(図3参照)。
上述の如く、圧力センサ13がハウジング30の第1側面30aの略中心Oに配設され、この第1側面30aに対して電子制御ユニット8が取り付けられ、圧力センサ13の接触部13aと電子制御ユニット8とが接続されている。これにより、圧力センサ13と電子制御ユニット8とのインターフェイスが良好となる。
一対のピストン5a、5bは、第2及び第3側面30b、30cに形成された取付孔31e、31f内に夫々挿入されており、ハウジング30の中心O方向へ移動可能である。また、各ピストン5a、5bは、中心O方向へ往復動することで、ブレーキ液を加圧することができる。
モータ7は、モータ本体7aと、モータ本体7aに連結され回転駆動する駆動軸7bと、駆動軸7bに連結された偏芯カム7cと、を有している。モータ本体7aは、ハウジング30の第4側面30dに取付けられている(図4(b)参照)。また、駆動軸7b及び偏芯カム7cは、ハウジング30の第4側面30dに形成された取付孔31g内に回転可能に挿入されている。
一対のピストン5a、5bは、バネ部材等によりハウジング30の中心O方向へ付勢されており、その先端部は、モータ7の偏芯カム7cの外周面に当接している。したがって、モータ7の偏芯カム7cが回転駆動すると一対のピストン5a、5bが往復運動を行う、いわゆるプランジャ型ポンプが構成される。なお、上記前輪用ポンプ5および後輪用ポンプ6は、一対のピストン5a、5bおよびモータ7により構成されている。
一対のアキュムレータ9、12は、ゴム等の弾性部材からなり液圧を減圧する弾性部9a、12aと、この弾性部9a、12aを覆うカバー部9b、12bと、を有している。各アキュムレータ9、12は、ハウジング30の第5側面30eに形成された取付孔31h、31iに夫々取付けられている。
また、ハウジング30の第5側面30e(ポンプ5、6のインレット側に位置する第4流路11d、21d)には、ポンプインレットバルブ61a、61bが夫々設けられている。
次に、本実施形態に係るブレーキ液圧制御装置10のハウジング30内に形成された流路11、21について、詳細に説明する。なお、図4(a)は、ブレーキ液圧制御装置10のハウジング30内に形成された前輪用流路11及び後輪用流路21の概略を示す透視図であり、図2に示すハウジング30を電子制御ユニット8側から見た図である。同様に、図4(b)は、ブレーキ液圧制御装置10のハウジング30内に形成された前輪用流路11及び後輪用流路21の概略を示す透視図であり、図2に示すハウジング30をモータ7から見た図である。
図4(a)及び(b)に示す如く、ハウジング30の第1側面30aの略中心Oには、圧力センサ13が嵌入される取付孔31jが形成されている。第1側面30aには、第1側面30aの第1端辺(左端辺)に沿って、第1切替弁本体1aが挿入される取付孔31aと、第2切替弁本体2aが挿入される取付孔31bと、が並んで形成されている。また、第1側面30aには、第1端辺に対向する第2端辺(右端辺)に沿って、第3切替弁本体3aが挿入される取付孔31cと、第4切替弁本体4aが挿入される取付孔31dと、が並んで形成されている。
前輪用流路11と後輪用流路21とは、この圧力センサ31の取付孔31j又はモータ7を通る縦方向の中心線(第1側面30aの縦方向の中心線)Lを中心にして、略対称となるように形成されている。また、前輪用流路11には、第1及び第2切替弁本体1a、2aの取付孔31a、31bが夫々連通しており、後輪用流路21には、第3及び第4切替弁本体3a、4aの取付孔31c、31dが夫々連通している。
前輪用流路11において、ハウジング30の第6側面30fには、前輪用マスタシリンダ101からの第2配管108が接続される略柱状のM/C取付孔31kが形成されている。M/C取付孔31kは、第2側面30b側へ略L字状に屈曲する第1流路11aに接続されている。
第1流路11aは、下方側(第6側面30f側から第5側面30e側)へ延びる第3流路11cに接続されている。第3側面30cには、ハウジング30の中心O側へ真直ぐ延びるように形成され、内部をピストン5aが往復動する取付孔31fが形成されている。
第3流路11cは、この取付孔31fに接続され、連通している。また、この取付孔31fは、第4流路11dに接続され、連通している。第4流路11dは、下方側へ延びてアキュムレータ9の取付孔31hに連通し、この取付孔31hで上方側(第5側面30e側から第6側面30f側)へ折り返して、第2切替弁本体2aの取付孔31bに接続する。
第1切替弁本体1aの取付孔31aと第2切替弁本体2aの取付孔31bとは、第5流路11eにより接続され、連通している。圧力センサ13の取付孔31jは、例えば、その側方にある第5流路11eに検出用流路(図示しない)を介して、接続され、連通している。これにより、圧力センサ13は、検出通路を介して、第5流路11e内のブレーキ液の圧力、すなわち、前輪用ホイールシリンダ103へ供給されるブレーキ液の圧力を検出することができる。
第6側面30fには、前輪用ホイールシリンダ103への第3配管109が接続される略柱状のW/C取付孔31mが形成されている。W/C取付孔31mと第1切替弁本体1aの取付孔31aとは、第3側面30c側へ略L字状に屈曲する第2流路11bにより接続され、連通している。
なお、第1切替弁本体1aは、第1流路11aと第2流路11bとの間を、連通状態と遮断状態とに切替えており、第2切替弁本体2aは、第4流路11dと第5流路11eとの間を、連通状態と遮断状態とに切替える。
また、上記前輪用流路11と同様に、後輪用流路21において、ハウジング30の第6側面30fには、後輪用マスタシリンダ104からの第5配管113が接続される略柱状のM/C取付孔31nが形成されている。M/C取付孔31nは、第3側面30c側へ略L字状に屈曲する第1流路21aに接続され、連通している。
第1流路21aは、下方側へ延びる第3流路21cに接続され、連通している。第3側面30cには、ハウジング30の中心O側へ真直ぐ延びように形成され、内部をピストン5bが往復動する取付孔31eが形成されている。なお、ピストン5a、5bの取付孔31e、31fは、モータ7の取付孔31gに接続され、連通している。
第3流路21cは、この取付孔31eに接続され、連通している。また、この取付孔31eには、第4流路21dが接続され、連通している。第4流路21dは下方側へ延びてアキュムレータ12の取付孔31iに連通し、この取付孔31iで上方側へ折り返して、第4切替弁本体4aの取付孔31dに接続する。
第3切替弁本体3aの取付孔31cと第4切替弁本体4aの取付孔31dとは、第5流路21eにより接続され、連通している。また、第6側面30fには、後輪用ホイールシリンダ106への第4配管114が接続される略柱状のW/C取付孔31pが形成されている。W/C取付孔31pと第3切替弁本体3aの取付孔31cとは、略L字状に屈曲する第2流路21bに接続され、連通している。
なお、第3切替弁本体3aは、第1流路21aと第2流路21bとの間を、連通状態と遮断状態とに切替えており、第4切替弁本体4aは、第4流路21dと第5流路21eとの間を、連通状態と遮断状態とに切替える。
以上、本実施形態に係るブレーキ液圧制御装置10において、ハウジング30内の前輪用流路11及び後輪用流路21が中心線Lを中心にして略対称に構成されている。また、第1乃至第4切替弁本体1a、2a、3a、4aの略中心Oに、圧力センサ13の取付孔31jが形成され、この取付孔31jに圧力センサ13が挿入されている。
この圧力センサ13を用いることで、上述の如く、高性能に圧力制御を行うことができ、さらに、圧力センサ13の取付孔31jは、直近の第5流路11eに対して検出用流路を介して、簡易に接続することができる。また、同様の前輪用ホイールシリンダ103へのブレーキ液の圧力が検出可能な取付孔31a又は31bに対しても、取付孔31jを検出用流路を介して簡易に接続することができる。このように、圧力センサ13の取付孔31jに対する接続先の選択肢が広くなるため、設計自由度が高く、しかも簡易に接続し、油圧回路を簡素化することができる。すなわち、圧力制御の高性能化を図りつつ、油圧回路の簡素化を図り、ブレーキ液圧制御装置10の小型軽量化を図ることができる。
さらに、前輪用ホイールシリンダ103へのブレーキ液の圧力を検出するときと同様に、後輪用ホイールシリンダ106へのブレーキ液の圧力を検出する場合でも、圧力センサ13の取付孔31jを、検出用流路を介して、第5流路21e、取付孔31c又は31dに対して簡易に接続することができる。したがって、圧力センサ13の取付孔31jに対する接続先の選択肢を広げて設計自由度を向上させつつ、しかも簡易に接続でき、油圧回路の簡素化を図ることができる。すなわち、圧力制御の高性能化を図りつつ、油圧回路の簡素化を図り、ブレーキ液圧制御装置10の小型軽量化を図ることができる。また、上述の如く、ブレーキ液圧制御装置10の小型軽量化を図ることで、当該装置10の車両搭載位置の自由度を向上させることができる。
なお、図5に示す如く、電子制御ユニット8のコネクタ8eがハウジング30の第3側面30c側に位置するように、電子制御ユニット8はハウジング30の第1側面30aに取り付けられているが、電子制御ユニット8を中心Oを中心に180度回転させて、コネクタ8eがハウジング30の第2側面30b側に位置するように取り付けることも可能である。これにより、電子制御ユニット8のコネクタ8eの取出し方向を1種類のハウジング30に対して2種類設定することができる。したがって、当該装置10の設計自由度及び車両搭載位置の自由度が向上する。
以上、本発明を、例示の実施形態を参照して説明したが、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変更を行ってもよく、各要素を均等物と交換してもよいということは当業者には理解されよう。更に、本発明の要旨から逸脱することなく、多くの変更を行って、特定の状況又は材料を本発明の教示に対し適合させることができる。従って、本発明を、実施する上で考えられる最良の態様として開示した特定の実施形態に限定しようとするものではなく、本発明は、特許請求の範囲の範疇における全ての実施形態を含むものとする。
例えば、上記実施形態において、第1側面30aの圧力センサ13の取付孔31jは、第1乃至第4切替弁本体1a、2a、3a、4aの略中心に形成されているが、第1乃至第4切替弁本体1a、2a、3a、4aの間の任意の位置に形成されていてもよく、第1乃至第4切替弁本体1a、2a、3a、4aの内側の任意の位置に形成されていてもよい。さらに、圧力センサ13の取付孔31jは、第1側面30aの中心線L上に形成されていてもよい。
1 前輪用EV電磁弁
1a 第1切替弁本体
2 前輪用AV電磁弁
2a 第2切替弁本体
3 後輪用EV電磁弁
3a 第3切替弁本体
4 後輪用AV電磁弁
4a 第4切替弁本体
5 前輪用ポンプ
6 後輪用ポンプ
7 モータ
8 電子制御ユニット
9 アキュムレータ
10 ブレーキ液圧制御装置
11 前輪用流路
12 アキュムレータ
13 圧力センサ
30 ハウジング
30a 第1側面
30b 第2側面
30c 第3側面
30d 第4側面
30e 第5側面
30f 第6側面
101 前輪用マスターシリンダ
103 前輪用ホイールシリンダ
104 後輪用マスターシリンダ
106 後輪用ホイールシリンダ
1a 第1切替弁本体
2 前輪用AV電磁弁
2a 第2切替弁本体
3 後輪用EV電磁弁
3a 第3切替弁本体
4 後輪用AV電磁弁
4a 第4切替弁本体
5 前輪用ポンプ
6 後輪用ポンプ
7 モータ
8 電子制御ユニット
9 アキュムレータ
10 ブレーキ液圧制御装置
11 前輪用流路
12 アキュムレータ
13 圧力センサ
30 ハウジング
30a 第1側面
30b 第2側面
30c 第3側面
30d 第4側面
30e 第5側面
30f 第6側面
101 前輪用マスターシリンダ
103 前輪用ホイールシリンダ
104 後輪用マスターシリンダ
106 後輪用ホイールシリンダ
Claims (8)
- マスタシリンダとホイールシリンダとの間に配設されると共に、前記マスタシリンダから前記ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧力を制御して、車両のアンチロックブレーキ制御を行うブレーキ液圧制御装置であって、
内部に前記ブレーキ液が流動するための流路が形成されていると共に、第1側面に前記流路に連通する複数の取付孔が形成されてなるブロック状のハウジングと、
該ハウジングの第1側面の端辺に沿って形成された取付孔に夫々取り付けられると共に、前記流路を連通状態と遮断状態とに切り替えて、前記ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧力を制御する複数の切替弁本体と、
前記ハウジングの第1側面の取付孔内へ挿入され、かつ前記複数の切替弁本体の間に位置する共に、前記ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧力を検出する圧力センサと、
前記第1側面に取付けられ、前記圧力センサが接続されると共に、前記切替弁本体を駆動制御する電子制御ユニットと、
を備える、ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。 - 請求項1記載のブレーキ液圧制御装置であって、
前記圧力センサは、前記複数の切替弁本体に囲われるように配設されている、ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。 - 請求項1記載のブレーキ液圧制御装置であって、
前記マスタシリンダは、前輪用マスタシリンダと、後輪用マスタシリンダと、を含んでおり、
前記ホイールシリンダは、前輪用ホイールシリンダと、後輪用ホイールシリンダと、を含んでおり、
前記複数の切替弁本体は、前記前輪用マスタシリンダから前記前輪用ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧力を制御するための一対の前輪用切替弁本体と、前記後輪用マスタシリンダから前記後輪用ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液の圧力を制御するための一対の後輪用切替弁本体と、を含んでおり、
前記一対の前輪用切替弁本体は、前記第1側面の第1端辺に沿って並んで設けられており、
前記一対の後輪用切替弁本体は、前記第1端辺に対向する第2端辺に沿って並んで設けられており、
前記圧力センサは、前記一対の前輪用切替弁本体及び前記一対の後輪用切替弁本体に囲われるように配設されている、ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。 - 請求項3記載のブレーキ液圧制御装置であって、
前記ハウジング内の流路は、前記前輪用マスタシリンダから前記前輪用ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液が流動する前輪用流路と、前記後輪用マスタシリンダから前記後輪用ホイールシリンダへ供給されるブレーキ液が流動する後輪用流路と、を含んでおり、
前記前輪用流路と前記後輪用流路とが、前記第1側面の縦方向の中心線を中心にして略対称となるように形成されている、ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。 - 請求項3又は4記載のブレーキ液圧制御装置であって、
前記一対の前輪用切替弁本体と、前記一対の後輪用切替弁本体とは、前記第1側面の縦方向の中心線を中心にして、略対称となるように配設されている、ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。 - 請求項4又は5記載のブレーキ液圧制御装置であって、
前記圧力センサは、前記第1側面の縦方向の中心線上に配設されている、ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。 - 請求項6記載のブレーキ液圧制御装置であって、
前記圧力センサは、前記一対の前輪用切替弁本体および前記一対の後輪用切替弁本体の略中心に配設されている、ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。 - 請求項1乃至7のうちいずれか1項記載のブレーキ液圧制御装置であって、
前記ハウジングの第1側面に直交し、相互に対向する第2側面及び第3側面には、前記流路に連通する取付孔が形成されており、
前記第2側面及び前記第3側面の取付孔内へ移動可能に挿入されると共に、前記流路内のブレーキ液を加圧する一対のピストンと、前記第1側面に対向する第4側面に配設され、前記一対のピストンを往復動させるモータと、を有するプランジャ型ポンプと、
前記第1側面に隣接する第5側面に配設され、前記ブレーキ液の圧力を減圧する一対のアキュムレータと、を更に備える、ことを特徴とするブレーキ液圧制御装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007334189A JP2011051359A (ja) | 2007-12-26 | 2007-12-26 | ブレーキ液圧制御装置 |
PCT/JP2008/072440 WO2009081738A1 (ja) | 2007-12-26 | 2008-12-10 | ブレーキ液圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007334189A JP2011051359A (ja) | 2007-12-26 | 2007-12-26 | ブレーキ液圧制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011051359A true JP2011051359A (ja) | 2011-03-17 |
Family
ID=40801046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007334189A Pending JP2011051359A (ja) | 2007-12-26 | 2007-12-26 | ブレーキ液圧制御装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011051359A (ja) |
WO (1) | WO2009081738A1 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018008675A (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-18 | ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 車両用のブレーキ液圧制御装置、及び、モータサイクル用ブレーキシステム |
WO2018100449A1 (ja) * | 2016-12-02 | 2018-06-07 | ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ブレーキ液圧制御装置、モータサイクル用ブレーキシステム、及び、ブレ一キ液圧制御装置の製造方法 |
DE112017005982T5 (de) | 2016-11-25 | 2019-08-08 | Robert Bosch Gmbh | Bremsflüssigkeitsdrucksteuervorrichtung und Bremssystem für Motorräder |
CN111391804A (zh) * | 2019-01-03 | 2020-07-10 | 现代摩比斯株式会社 | 车辆的电子制动装置及其液压块 |
KR20200096463A (ko) * | 2020-08-04 | 2020-08-12 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 전자제동장치의 유압블럭 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012106519A (ja) * | 2010-11-15 | 2012-06-07 | Bosch Corp | ブレーキ液圧制御装置 |
CN107933538A (zh) * | 2016-10-12 | 2018-04-20 | 大陆泰密克汽车系统(上海)有限公司 | 压力调节模块及三通道防抱死制动系统 |
JP2019006347A (ja) * | 2017-06-28 | 2019-01-17 | ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 液圧制御装置、鞍乗型乗物用ブレーキシステム、及び、鞍乗型乗物 |
JP2019189049A (ja) | 2018-04-25 | 2019-10-31 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh | 鞍乗型車両用ブレーキシステムの液圧制御ユニット、及び、鞍乗型車両用ブレーキシステム |
JP2019189050A (ja) * | 2018-04-25 | 2019-10-31 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh | 鞍乗型車両用ブレーキシステムの液圧制御ユニット、及び、鞍乗型車両用ブレーキシステム |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3937554B2 (ja) * | 1998-01-29 | 2007-06-27 | 株式会社デンソー | ブレーキ制御用アクチュエータ |
US6554375B1 (en) * | 1998-07-08 | 2003-04-29 | Continental Teves Ag & Co., Ohg | Device for controlling brake pressure |
JP3932710B2 (ja) * | 1998-12-12 | 2007-06-20 | アイシン精機株式会社 | 液圧制御ユニット |
JP4448498B2 (ja) * | 2006-03-31 | 2010-04-07 | 日信工業株式会社 | 低圧アキュームレータ |
-
2007
- 2007-12-26 JP JP2007334189A patent/JP2011051359A/ja active Pending
-
2008
- 2008-12-10 WO PCT/JP2008/072440 patent/WO2009081738A1/ja active Application Filing
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018008675A (ja) * | 2016-06-30 | 2018-01-18 | ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 車両用のブレーキ液圧制御装置、及び、モータサイクル用ブレーキシステム |
DE112017005982T5 (de) | 2016-11-25 | 2019-08-08 | Robert Bosch Gmbh | Bremsflüssigkeitsdrucksteuervorrichtung und Bremssystem für Motorräder |
US10967842B2 (en) | 2016-11-25 | 2021-04-06 | Robert Bosch Gmbh | Brake hydraulic pressure controller and motorcycle brake system |
WO2018100449A1 (ja) * | 2016-12-02 | 2018-06-07 | ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | ブレーキ液圧制御装置、モータサイクル用ブレーキシステム、及び、ブレ一キ液圧制御装置の製造方法 |
JPWO2018100449A1 (ja) * | 2016-12-02 | 2019-10-17 | ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツングRobert Bosch Gmbh | ブレーキ液圧制御装置、モータサイクル用ブレーキシステム、及び、ブレーキ液圧制御装置の製造方法 |
US11339890B2 (en) | 2016-12-02 | 2022-05-24 | Robert Bosch Gmbh | Brake hydraulic pressure controller, motorcycle brake system, and manufacturing method of brake hydraulic pressure controller |
US11358577B2 (en) | 2019-01-03 | 2022-06-14 | Hyundai Mobis Co., Ltd. | Hydraulic block of electronic braking device for vehicle and electronic braking device for vehicle having the same |
CN111391804A (zh) * | 2019-01-03 | 2020-07-10 | 现代摩比斯株式会社 | 车辆的电子制动装置及其液压块 |
KR20200084548A (ko) * | 2019-01-03 | 2020-07-13 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 전자제동장치의 유압블럭 및 이를 구비한 차량용 전자제동장치 |
KR102146432B1 (ko) * | 2019-01-03 | 2020-08-20 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 전자제동장치의 유압블럭 및 이를 구비한 차량용 전자제동장치 |
US11702056B2 (en) | 2019-01-03 | 2023-07-18 | Hyundai Mobis Co., Ltd. | Hydraulic block for electronic braking device and electronic braking device having the same |
KR20200096463A (ko) * | 2020-08-04 | 2020-08-12 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 전자제동장치의 유압블럭 |
KR102249800B1 (ko) * | 2020-08-04 | 2021-05-10 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 전자제동장치의 유압블럭 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2009081738A1 (ja) | 2009-07-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5258781B2 (ja) | ブレーキ液圧制御装置 | |
WO2009081738A1 (ja) | ブレーキ液圧制御装置 | |
JP5026923B2 (ja) | ブレーキ液圧制御装置 | |
CN112292294B (zh) | 骑乘型车辆用制动系统的液压控制单元以及骑乘型车辆用制动系统 | |
WO2010023985A1 (ja) | ブレーキ液圧制御装置 | |
JPWO2009050961A1 (ja) | ブレーキ液圧制御装置 | |
EP2640617B1 (en) | Braking liquid pressure control device | |
WO2007024636A2 (en) | Multi-piston pump and valve arrangement | |
JP4319999B2 (ja) | バーハンドル車両用ブレーキ制御装置 | |
JP5005516B2 (ja) | 油路制御用モジュレータ | |
JP2012245855A (ja) | ブレーキ液圧制御装置とそれを用いたブレーキ装置 | |
CN109843668B (zh) | 刹车液压控制单元、摩托车用的刹车系统及摩托车 | |
JP6461678B2 (ja) | 車両用ブレーキ液圧制御装置 | |
JP7060682B2 (ja) | ブレーキ液圧制御装置 | |
EP2377735B1 (en) | Brake fluid pressure control device for vehicle | |
JP5749350B2 (ja) | ブレーキ液圧制御装置 | |
JP5491813B2 (ja) | 車両用ブレーキ液圧制御装置 | |
JP4939383B2 (ja) | 車両のブレーキ油圧制御装置 | |
JP2009132171A (ja) | 車両のブレーキ油圧制御装置 | |
JP2006088720A (ja) | 液圧制御ユニット | |
JP2005145136A (ja) | ブレーキ装置 | |
JP2011143814A (ja) | 液圧ユニット支持構造 |