JP2011049484A - 太陽電池素子の製造方法および太陽電池素子の製造装置 - Google Patents

太陽電池素子の製造方法および太陽電池素子の製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】太陽電池素子の電極の位置や電極形状のばらつきの影響を受けにくい太陽電池素子の製造方法および製造装置を提供すること。
【解決手段】第1導電型を有する半導体基板1と、前記第1導電型と異なる第2導電型を有し、半導体基板1上の一部に形成された半導体層2と、該半導体層2上に配置された第1電極3と、半導体基板1上の半導体層2の非形成領域に配置された第2電極4と、を備えた太陽電池素子の製造方法であって、第1電極3及び第2電極4の少なくとも一方の形状を認識し、該形状の情報を取得する認識工程と、前記情報に基づき半導体層2を除去する部分を決定し、半導体層2の一部を除去する除去工程とを備えたことを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、太陽電池素子の製造方法および太陽電池素子の製造装置に関するものである。
近年、エネルギー問題や環境問題の深刻化に伴い、光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽電池素子を用いた太陽光発電が注目を集めている。
この太陽電池素子は、単結晶または多結晶シリコン基板を使用したものが主流となっており、市場からはより高効率で安価な太陽電池素子が望まれている。このため光電流を増加させるために受光面側に配置された電極の一部又は全部を裏面側に配置したバックコンタクト型太陽電池素子が提案されている(例えば特許文献1)。
また上記のシリコン基板を使用した太陽電池素子の製造工程には、例えばP型の導電型を有するシリコン基板の表面にリンなどを拡散してN型の導電型を有する半導体層を形成してPN接合を形成した後、P型とN型を分離(PN分離)する工程がある。このPN分離は、シリコン基板の表面に形成された半導体層の一部をレーザで除去することによって行われていた(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−82811号公報 特開平5−75148号公報
従来のレーザによるPN分離は、シリコン基板の標準的な外形形状を基準として、レーザを走査するプログラムが組まれており、このプログラムに基づいて、レーザを照射することによって半導体層を除去していた。しかしながら、シリコン基板には寸法や形状の大きさにばらつきがあり、高精度に半導体層を除去できない場合があった。特に、上述のバックコンタクト型太陽電池素子では、プラス側とマイナス側の電極の双方が裏面側に配置されるため、各電極が緻密に配置される。そのため、均一のパターン形状を有する電極を全てのシリコン基板に形成するのが困難であった。このように、シリコン基板同士で電極パターンに位置ずれが生じていると、目的の位置でPN分離が行われず、リーク電流が増大し、光電変換効率が低下する可能性があった。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、その目的は太陽電池素子が有する電極の形状のばらつきの影響を受けにくい太陽電池素子の製造方法および製造装置を提供することである。
本発明に係る太陽電池素子の製造方法は、第1導電型を有する半導体基板と、前記第1導電型と異なる第2導電型を有し、前記半導体基板上の一部に形成された半導体層と、該半導体層上に配置された第1電極と、前記半導体基板上の前記半導体層の非形成領域に配置された第2電極と、を備えた太陽電池素子の製造方法であって、前記第1電極及び第2電極の少なくとも一方の形状を認識し、該形状の情報を取得する認識工程と、前記情報に基づき前記半導体層を除去する部分を決定し、前記半導体層の一部を除去する除去工程とを備えたことを特徴とする。
また、第1導電型を有する半導体基板と、前記第1導電型と異なる第2導電型を有し、前記半導体基板上の一部に形成された半導体層と、該半導体層上に配置された第1電極と、前記半導体基板上の前記半導体層の非形成領域に配置された第2電極と、を備えた太陽電池素子の製造装置であって、前記第1電極及び第2電極の少なくとも一方の形状を認識し、該形状の情報を取得する撮像部と、前記情報に基づき、前記半導体層を除去する部分を決定し、前記半導体層の一部を除去する加工部と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る太陽電池素子の製造方法及び太陽電池素子の製造装置によれば、個々の半導体基板に形成された電極の形状を認識し、電極の形状に応じて半導体層を除去する位置を決定できるため、電極の位置が設計された位置よりずれていた場合であっても、所望の位置で半導体層を除去できる。その結果、本発明の製造方法及び製造装置によれば、第1導電型と第2導電型の分離を精度良く行うことができるため、リーク電流を低減した太陽電池素子を製造することができる。
本発明の太陽電池素子の製造方法の一実施形態で製造される太陽電池素子の一例を示すものであり、(a)は太陽電池素子の裏面側から見た平面図であり、(b)は受光面側から見た平面図である。 図1(b)のY−Y線の断面を模式的に示した模式図である。 本発明の太陽電池素子の製造装置の実施形態の一例を示す模式図である。 図1(a)のA部の部分拡大図である。 溝の形状を説明するための部分拡大図である。 本発明の太陽電池素子の製造装置の他の実施形態の一例を示す模式図である。
本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。まず、本発明の太陽電池素子の製造方法または太陽電池素子の製造装置で製造される太陽電池素子の実施形態について説明する。
<太陽電池素子>
太陽電池素子Xは、図1及び図2に示すように、主として太陽光を受光する受光面1a及び該受光面1aの裏側に相当する裏面1bを有する半導体基板1と、半導体基板1上に形成された半導体層2と、貫通孔3と、第1電極4と、第2電極5と、を備えている。
半導体基板1は、入射された光を電気に変換する機能を有している。このような半導体基板1は、例えば、単結晶シリコン、多結晶シリコン等で構成されており、例えば1辺が150〜160mm程度の矩形の平板状のものである。また、半導体基板1は、第1導電型(例えば、P型)を有している。そして、半導体基板1上(半導体基板1の表面)には、第2導電型(例えば、N型)の半導体層2が形成されており、この半導体基板1と半導体層2との界面でPN接合が形成されている。
半導体層2は、半導体基板1としてP型のシリコン基板を使用する場合、N型を呈するように、例えばリンなどを半導体基板1の表面に拡散させることによって形成できる。また、半導体層2は、半導体基板1に貫通孔3を形成した後に上記したリンを拡散させることによって、半導体基板1の受光面1aに第一半導体層2a、貫通孔3の内壁に第二半導体層2b、及び半導体基板1の裏面1bに第三半導体層2cを形成できる。
第1電極4は、表面電極4aと、貫通孔3内に配置された貫通電極4bと、裏面電極4cと、を有している。また、第1電極4は、半導体層2上に形成されており、表面電極4aは第一半導体層2aと接合しており、貫通電極4bは第二半導体層2bと接合しており、裏面電極4cは第三半導体層2cと接合している。表面電極4a及び裏面電極4cは、貫通電極4bを介して電気的に接続されている。そのため、表面電極4a及び裏面電極4cは、貫通孔3の開口部の少なくとも一部と重なるように形成される。また、第1電極4は、例えば銀などを主成分とした電極材料をスクリーン印刷してパターニングした後、焼成することによって形成することができる。例えば受光面上に線状の集電電極を有することによって、発生したキャリアを受光面側でも効率よく集電することができる。
表面電極4aは、例えば、図1(b)に示すように、半導体基板1で発生したキャリアを収集すべく、複数の線状の電極により構成されている。さらに、表面電極4aは、この線状電極に加え、この線状電極と略垂直に交わる縦方向の電極により貫通電極4bの少なくとも1つと接続されており、これにより一つの貫通電極4bに、複数の線状電極を接続できる。
第2電極5は、半導体基板1上の半導体層2が形成されていない領域(非形成領域)に形成されている。そのため、第1電極4と第2電極5とは、互いに異なる導電型を呈した半導体に接合しているので、極性が異なっている。第2電極5は、図2に示すように、高濃度ドープ層6を介して半導体基板1と接合させてもよい。高濃度ドープ層6は、半導体基板1の裏面1bにおいて、半導体層2が形成された領域及び貫通孔3近傍領域以外の略全面に、ボロンやアルミニウムを高濃度に拡散してもよい。ここで高濃度とは、半導体基板1における一導電型不純物の濃度よりも不純物濃度が大きいことを意味する。
第2電極5は、半導体基板1で生成されたキャリアを集電する集電電極5aと、該集電電極5aで集められたキャリアを外部に取り出す出力取出電極5bと、を有している。集電電極5aは、例えば、アルミニウムや銀を主成分とする材料で形成され、本実施形態では半導体基板1の裏面1bの略全面に設けられている。なお、集電電極5aの電極材料としてアルミニウムを用いれば、電極材料を焼成して集電電極5aを形成する際に、高濃度ドープ層6を同時に形成することができる。また、出力取出電極5bは、集電電極5aの一部と電気的に接続するように設けられており、銀などの材料で形成されている。
また、本実施形態では、図1(a)に示すように、裏面電極4cおよび出力取出電極5bが半導体基板1の裏面1b側に設置され、裏面電極4cと出力取出電極5bが直線上に交互に並ぶように矩形状に形成されている。このような電極形状であれば、裏面電極4cの矩形状電極間に複数の出力取出電極5bを設けることができるため、出力部の面積を増やすことができ、集電電極5aで収集されるキャリアを効率良く出力できる。
また、本実施形態では、図2に示すように、半導体基板1(第一半導体層2a)の上面に反射防止膜7を設けてもよい、このような反射防止膜7としては、例えば、屈折率1.8〜2.3程度、厚み500〜1200Å程度の窒化シリコン膜などを用いることができる。
そして、本実施形態では、図1(a)及び図2に示すように、PN分離を行うための溝8(第1溝8a、第2溝8b)が形成されている。本実施形態では、図1(a)に示すように、第1溝8aは、裏面1bにおける半導体基板1の端部と集電電極5aとの間に形成されており、第2溝8bは、裏面電極4cと集電電極5a及び出力取出電極5bとの間で、裏面電極4cを取り囲むように形成されている。
≪太陽電池素子の製造方法≫
次に、太陽電池素子の製造方法の一例について説明する。
<半導体基板の準備工程>
まず、半導体基板1として、例えば、1×1015atoms/cm〜1×1017atoms/cm程度ドープされたP型のシリコン基板を準備する。このようなシリコン基板は、シリコンインゴットから切り出された単結晶シリコン基板や多結晶シリコン基板から成り、その大きさは例えば、15cm〜20cm角程度の矩形状で、厚みは300〜150μm程度である。なお、シリコン基板の切り出し(スライス)に伴う基板表層部の機械的ダメージ層や汚染層を除去するために、この基板の受光面側及び裏面側の表層部をNaOHやKOH、あるいはフッ酸と硝酸の混合液などでそれぞれ10〜20μm程度エッチングし、その後、純水などで洗浄する。このエッチングにより半導体基板1の受光面側に、光反射率の低減を効果的に行うための凹凸構造を形成することができる。
<貫通孔の形成工程>
次に、半導体基板1の受光面1aから裏面1bに向かって貫通する貫通孔3を形成する。貫通孔3は、例えば、機械的ドリル、ウォータージェット或いはレーザ装置等を用いて、半導体基板1の裏面側から受光面側に向けて形成される。貫通孔3は一定のピッチで複数形成され、貫通孔3の直径は50μm以上300μm以下であればよく、受光面側と裏面側の開口部の直径が異なってもよい。
<半導体層の形成工程>
次に、半導体基板1に第一半導体層2a、第二半導体層2b及び第三半導体層2cを形成する。このような半導体層を形成するためのN型化ドーピング元素としては、P(リン)を用い、シート抵抗が60〜300Ω/□程度のN型とする。これによって上述のP型バルク領域との間にPN接合部が形成される。なお、第一半導体層2a、第二半導体層2b及び第三半導体層2cは、POCl(オキシ塩化リン)を拡散源とした気相熱拡散法を用いれば半導体基板1の両面および貫通孔3内壁に、同時に各半導体層を形成することができる。
<反射防止膜の形成工程>
次に、第一半導体層2aの上に、反射防止膜7を形成する。反射防止膜7は、例えば、PECVD法、蒸着法またはスパッタ法などを用いて第一半導体層2aの上に厚みが500〜1200Å程度の窒化シリコン膜を形成することによって得ることができる。
<高濃度ドープ層の形成工程>
高濃度ドープ層6は、B(ボロン)やAl(アルミニウム)等の不純物元素を1×1018〜5×1021atoms/cm程度の濃度で半導体基板1にドープすることによって形成する。このような高濃度ドープ層6は、集電電極5aとの間でオーミックコンタクトが可能なP型層となる。なお、不純物元素としてアルミニウムを用いる場合は、例えば、アルミニウム粉末と有機ビヒクル等からなるアルミニウムペーストを印刷法で塗布した後、温度700〜850℃程度で熱処理(焼成)してアルミニウムを半導体基板1に向けて拡散すればよい。この場合、アルミニウムペースト印刷面だけに所望の拡散領域を形成できる。また、焼成後のアルミニウムは、除去せずにそのまま集電電極5aとして利用することもできる。
<電極の形成工程>
次に、半導体基板1に表面電極4a及び貫通電極4bを形成する。これらの電極は、半導体基板1の受光面1aに、銀等からなる導電性ペーストをスクリーン印刷法等による塗布法を用いて、所望のパターン形状となるように塗布する。このとき、貫通孔3内にも導電性ペーストを充填してもよい。次いで、導電性ペーストを焼成し、表面電極4a及び貫通電極4bを形成する。ここで、導電性ペーストが銀を主成分とする材料であれば、最高温度500〜850℃で数十秒〜数十分程度焼成すればよい。
次に、半導体基板1の裏面1b上に、集電電極5aを形成する。集電電極5aは、上述した塗布法を用いて、半導体基板1の裏面に例えばアルミニウム等からなる導電性ペーストを塗布し、最高温度500〜850℃で数十秒〜数十分程度焼成することにより集電電極5aを形成する。
次いで、半導体基板1の裏面1bに、裏面電極4c及び出力取出電極5bを形成する。これらの電極は、上述した塗布法を用いて、半導体基板1の裏面1bに例えば銀等からなる導電性ペーストを所望の電極パターンになるように塗布し、最高温度500〜850℃で数十秒〜数十分程度焼成することにより裏面電極4c及び出力取出電極5bを形成する。
<PN分離工程>
次に、PN分離の方法について説明する。本実施形態では、半導体基板1の裏面電極4c(第1電極)及び集電電極5a(第2電極)又は出力取出電極5b(第2電極)の少なくとも一方の電極パターン形状を認識し、該形状の情報を取得する認識工程と、前記情報に基づき半導体層2を除去する部分を決定し、半導体層2の一部を除去する除去工程を備えている。このようなPN分離行程について、本発明の太陽電池素子の製造装置の実施形態を参照しつつ説明する。
本発明の実施形態に係る太陽電池素子の製造装置10は、図3に示すように撮像部11と加工部21とを有する。
撮像部11は、カメラ12とカメラ制御部13とを有する。カメラ12は、半導体基板1に形成された電極形状を認識する機能を有する。本実施形態では、半導体基板1の裏面1bの集電電極5aの形状、裏面電極4cの形状及び出力取出電極5aの形状を認識する。このようなカメラとしては、例えばCCDカメラ、CMOSカメラ等を利用でき、カメラで撮像できる光の波長帯は可視光のほか赤外光等である。カメラ制御部13は、カメラ12を操作する機能を有する。このようなカメラ制御部13としては、例えば、ホワイトバランス等の補正回路、ゲイン・感度補正回路、シャッタースピード制御回路、カメラからの出力信号を増幅するアンプ回路、出力信号をデジタル−アナログ変換するDA変換回路、出力信号のノイズを除去するフィルタ回路、出力信号の変調・復調回路等を備えたものが用いられる。撮像部11は、上記各電極の形状を認識して該形状の情報を取得する認識工程を担うとともに、後述する情報処理部20に該情報を伝達する機能も有している。撮像用の照明にはバックライト光源のほか、カメラ12の周辺部から照明する落射照明、カメラ12の光軸と軸が同じである同軸照明等を用いてもよい。このような落射照明及び同軸照明は、観察する半導体基板1の裏面1bにおいて影となる部分を少なくできるため、電極の位置・形状を撮像しやすくなる利点がある。光源の波長は白色光のほか赤色、青色等の単色光等の可視光や赤外光、紫外光が適宜用いることができ、例えば、赤外線が半導体基板1を透過しやすいことを利用して、半導体基板1に比べて相対的に赤外線が透過しにくい電極は撮像して検出されやすくなる。特に、半導体基板1が多結晶のシリコン基板であるような場合には、可視光源を利用すると多結晶の模様と電極のパターン模様との区別がつきにくいため、赤外線光源がより好適である。
加工部21は、レーザ発振部14と、レーザ制御部15と、ミラー16と、ミラー制御部17と、レンズ18と、載置台19と、情報処理部20と、を有している。
レーザ発振部14は、半導体層2の一部を半導体基板1より除去するレーザを発振する機能を有する。このようなレーザとしては、例えば、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)レーザまたはYVO(イットリウム・バナデイト)レーザ等の固体レーザやエキシマレーザを使用することができる。レーザの励起光源は半導体レーザやエキシマレーザ等が用いられ得る。レーザの形態はディスクレーザやファイバレーザ等が用いられ得る。レーザ光の波形制御には簡便にジャイアントパルスが得られるQスイッチが好適に用いられ得る。
特に半導体基板1がシリコン基板であれば、YVOレーザを使用するのが好ましい。これは、レーザによる第1溝8a及び第2溝8bの形成では、レーザにより半導体層2が除去された部分にシリコンの残渣が発生する。この残渣はレーザの照射位置を中心としてその周辺部に飛び散り、その一部が第1溝8a及び第2溝8bの内部に入り込み、該溝に付着する場合がある。この残渣は、導電性を有するため該残渣が導電路となり、太陽電池素子の発電時にリーク電流が発生する可能性があるが、YVOレーザの第2高調波(波長532nm)は、シリコンの吸収が良く、シリコンが高温に上昇し、気化が起こりやすくなるため、残渣の発生を低減することができ、出来上がった太陽電池素子のリーク電流を低く抑えることができるためである。なお、半導体層2を除去する際、図2に示すように、半導体層2より深い位置にある半導体基板1の一部も同時に除去してもよい。このように、半導体基板1の一部まで除去するようにすれば、より確実にPN分離が可能である。
レーザ制御部15は、レーザの出力等を制御して調整や安定化をするものであり、例えば、レーザ発振部14に電力を供給する電源回路、レーザ発振部14の温度を検出および制御するための温度センサ、温度調節回路に加え、冷却水路、冷却水タンク等を備えている。また、レーザ制御部15は、レーザ発振部14および光学系に埃を含まない空気を供給するフィルタや送風機、レーザの照射によって蒸散された半導体基板1のヒュームを除去する排気ダクト、該ヒュームをダクトに流入させるためのエアブロー装置、レーザ光が外部に漏れないようにするための遮蔽ユニット、ビームの出力を所定の時間間隔でモニタする焦電センサ等を備えていてもよい。
ミラー16は、レーザ発振部14より発振されたレーザの方向(角度)を調整する機能を有し、例えばガルバノミラーやポリゴンミラーが好適に用いられる。
ミラー制御部17は、撮像部11で得た電極形状の情報に基づき、ミラー16の角度等を制御する機能を有し、ミラーおよびミラーに連結されたギア、モータ、モータの回転数・回転角度を検出するセンサ、ミラーの温度を検出するセンサ等から構成される。すなわちミラー制御部17は、個々の電極形状に応じてミラー16の角度等を制御し、半導体層2を除去する位置を決定し、レーザを半導体層2の所望の位置に照射するようにすることができる。
レンズ18は、入射されるレーザを集光するとともに、焦点面を平面とする機能を有する。したがってレンズ18を用いれば、半導体基板1のような平面上のどの部位においてもフォーカスを一定とすることが可能となる機能を有する。このようなレンズ18としては、例えば一般的な凸レンズのほかフラットフィールドレンズ、Fθレンズ等を用いることができる。レンズ等の光学系は、半導体基板1のどの部位に対してもレーザが垂直に入射可能なテレセントリックレンズが好適に用いられる。また、焦点でのレーザのスポット径を変化させたり、ワーキングディスタンスを調整する目的でコンバージョンレンズを用いてもよい。なお、レンズ18以外にも光学系を制御するという観点から、光学フィルタや偏光制御板、位相差制御板等を別途設けてもよい。
載置台19は、載置面でもって半導体基板1を支持する機能を有している。また載置台19には、載置面の中央部付近に、該載置面から該載置面の裏面まで貫通する貫通孔を設け、載置台19の裏面側から真空ポンプ等を用いて半導体基板1を固定してもよい。また、載置台19には、シーケンサー等により制御されたサーボモーター等の可動機構を取り付け、例えばXYの2軸方向および載置面内の回転方向に自在に動くようにすれば、カメラ12の直下、レーザ照射位置、半導体基板1の取り出し位置等、半導体基板1を自在に搬送可能となり、半導体層2の除去工程を効率良く行うことができる。
情報処理部20は、撮像部11で得た電極形状の情報を処理し、半導体層2を除去する部分を決定する機能を有している。情報処理部20は、まず撮像部11で得た電極形状の情報を取得し、電極形状を認識する。また、情報処理部20には、予め各電極に対して、どの位置に溝8を形成するかを決定するプログラムが組み込まれている。例えば、このようなプログラムでは、図4に示すように、集電電極5aの外周端部から外側に向かって所定距離dだけ離間した位置及び裏面電極4cの外周部各辺から外側に所定距離sだけ離間した位置にレーザを照射するというアルゴリズムが組み込まれている。半導体層2を除去する部位の形状データは、例えば、EIA(Electronic Industries Alliance)規定のNCデータであるRS−274C等のフォーマットに変換されてレーザ制御部15およびミラー制御部17に送信される。レーザ制御部15にはこのほか、レーザ光の出力やパルス周波数等の条件が予め一定或いは可変の値として送信されている。また、ミラー制御部17にはこのほか、レーザ光を走査する開始・終了時の加減速度条件やカーブ・コーナー等の曲率・直角度の条件が予め一定或いは可変の値として送信されている。
次に、半導体層2を除去し、PN分離を施す除去工程について説明する。
まず、所望の電極が形成された半導体基板1をピンアライメントなどで載置台19上の所定の位置に載置し、固定する。なお、本実施形態では、半導体基板1の裏面1bがカメラ12と対向するように配置する。次いで、載置台19を撮像部11のカメラ12の直下に移動させ、カメラ12で集電電極5a、裏面電極4c、出力取出電極5bの各形状を撮像して形状を認識することにより、形状の情報を取得する。
次いで、撮像部11で取得した各電極の形状の情報を情報処理部21に伝送し、該情報処理部21で上記情報を解析し、レーザを照射して半導体層2を除去する位置を決定する。
次いで、レーザの照射位置まで載置台19を移動させる。その後、レーザ発振部14からレーザ(図3中の点線L)を照射するとともに、情報処理部21で算出された半導体層2を除去する位置に従い、ミラー制御部16を駆動させてレーザの照射方向を定め、レンズ18でレーザを集光させて、半導体基板1(半導体層2)に向かってレーザを照射する。このとき、レーザの各種条件としては、例えば、波長355〜1064nmのレーザを用いた場合、TEM波、出力5〜30W、パルス出力であって出力されたビームパルスの周波数1Hz〜1MHz、ビームパルス幅100フェムト秒〜100マイクロ秒、加工面でのビームスポット径1〜100μm、ビームプロファイルはトップハット型が望ましい。
このように本実施形態によれば、個々の電極形状を認識し、各形状に応じて半導体層2を除去する位置を決定しているため、例えば各電極の位置がスクリーン製版の伸びや半導体基板の位置決め誤差などにより、設計された位置よりずれた場合であっても、所望の位置で半導体層2を除去できる。これにより、本実施形態では、極性の異なる電極が裏面1bに緻密に形成されているようなバックコンタクト型太陽電池素子においても、良好なPN分離が可能となる。
さらに、本実施形態によれば、例えば図5に示すように、集電電極5a形成時にスクリーン印刷時における導電ペーストのにじみの影響で集電電極5aに凸部5b1、5b2などの変形部が形成されたとしても、この集電電極5aの凸部5b1、5b2の形状に合わせて溝8を形成することが可能となる。なお、上述した実施形態では、半導体基板1の裏面1bに形成された裏面電極4c、集電電極5a及び出力取出電極5aの全ての電極の形状を認識しているが、全ての電極でなく、少なくとも1つの電極の位置を認識させた上で半導体層2を除去するようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、レーザによって半導体層2を除去する方法について述べたが、以下ではサンドブラスト加工を用いた方法について説明する。
本発明の他の実施形態に係る太陽電池素子の製造装置10’は、図6に示すように、加工部21がレーザ加工による機構の代わりにサンドブラスト加工の機構を有する点で上述の実施形態と相違する。具体的に、本実施形態において、加工部21は、情報処理部20と、サンドブラスト装置22と、載置台駆動部23と、制御部24とを備えている。
サンドブラスト装置22は、例えば、アルミナや炭化珪素の粒子を投射して、該粒子で半導体層2を除去して溝8を形成する機能を有する。またこの粒子では、必要に応じて半導体基板1の一部を除去してもよい。
載置台駆動部23は、載置台19を自在に移動させる機構を有している。このような載置台駆動部23としては、例えば、サーボモーター等を用いることができる。また、載置台駆動部23は、載置台19とシャフト等で接続されている。
制御部24は、サンドブラスト装置22および載置台駆動部23を制御する機能を有する。制御部24は、サンドブラスト装置22のON−OFFを行う。また、制御部24は、撮像部11で取得した半導体基板1の形状の情報が情報処理部20で解析された結果に基づき、載置台駆動部23の移動を制御することができる。すなわち、このようなサンドブラスト装置22を用いた本実施形態では、上述した実施形態と同様に、電極の形状の情報に基づき、載置台駆動部23を移動させることにより、半導体基板1の所望の位置に溝8を精度良く形成することができる。
なお、上述した実施形態では、一例としてバックコンタクト型太陽電池素子について説明してきたが、本発明はバックコンタクト型太陽電池素子限定されるものではなく、半導体基板の受光面側に一極性の電極を配置し、裏面側に他極性のみの電極を配置した太陽電池素子のPN分離においても適用可能である。
X;太陽電池素子
1;半導体基板
2;半導体層
2a;第一半導体層
2b;第二半導体層
2c;第三半導体層
3;貫通孔
4;第1電極
4a;表面電極
4b;貫通電極
4c;裏面電極
5;第2電極
5a;集電電極
5b; 出力取出電極
6;高濃度ドープ層
7;反射防止膜
8;溝
10、10’;太陽電池素子の製造装置
11;撮像部
12;カメラ
13;カメラ制御部
14;レーザ発振部
15;レーザ制御部
16;ミラー
17;ミラー制御部
18;レンズ
19;載置台
20;情報処理部
21;加工部
22;ブラスト装置
23;載置台駆動部
24;制御部

Claims (7)

  1. 第1導電型を有する半導体基板と、前記第1導電型と異なる第2導電型を有し、前記半導体基板上の一部に形成された半導体層と、該半導体層上に配置された第1電極と、前記半導体基板上の前記半導体層の非形成領域に配置された第2電極と、を備えた太陽電池素子の製造方法であって、
    前記第1電極及び前記第2電極の少なくとも一方の形状を認識し、該形状の情報を取得する認識工程と、前記情報に基づき前記半導体層を除去する部分を決定し、前記半導体層の一部を除去する除去工程とを備えた太陽電池素子の製造方法。
  2. 前記認識工程は、前記第1電極及び前記第2電極の少なくとも一方の形状を撮像して行うことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池素子の製造方法。
  3. 前記除去工程は、レーザ加工、サンドブラスト加工、エッチング加工またはダイシング加工であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の太陽電池素子の製造方法。
  4. 前記半導体基板はシリコン基板であり、
    前記除去工程は、YVOレーザによるレーザ加工であることを特徴とする請求項3に記載の太陽電池素子の製造方法。
  5. 第1導電型を有する半導体基板と、前記第1導電型と異なる第2導電型を有し、前記半導体基板上の一部に形成された半導体層と、該半導体層上に配置された第1電極と、前記半導体基板上の前記半導体層の非形成領域に配置された第2電極と、を備えた太陽電池素子の製造装置であって、
    前記第1電極及び前記第2電極の少なくとも一方の形状を認識し、該形状の情報を取得する撮像部と、
    前記情報に基づき、前記半導体層を除去する部分を決定し、前記半導体層の一部を除去する加工部と、を備えた太陽電池素子の製造装置。
  6. 前記加工部は、レーザ装置、サンドブラスト装置、エッチング装置またはダイシング装置であることを特徴とする請求項5に記載の太陽電池素子の製造装置。
  7. 前記加工部は、前記半導体基板が配置される載置面を有する載置台をさらに備え、
    前記載置台は、前記半導体基板を前記撮像部の直下に、順次、搬送する可動機構を有することを特徴とする請求項6に記載の太陽電池素子の製造装置。


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