JP2011077186A - 光起電力装置の製造方法及び製造装置 - Google Patents

光起電力装置の製造方法及び製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011077186A
JP2011077186A JP2009225303A JP2009225303A JP2011077186A JP 2011077186 A JP2011077186 A JP 2011077186A JP 2009225303 A JP2009225303 A JP 2009225303A JP 2009225303 A JP2009225303 A JP 2009225303A JP 2011077186 A JP2011077186 A JP 2011077186A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
etching
silicon substrate
resistant film
laser
laser beam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009225303A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5213826B2 (ja
Inventor
Tomotake Katsura
智毅 桂
Shuichi Fujikawa
周一 藤川
Tatsuki Okamoto
達樹 岡本
Kunihiko Nishimura
邦彦 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2009225303A priority Critical patent/JP5213826B2/ja
Publication of JP2011077186A publication Critical patent/JP2011077186A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5213826B2 publication Critical patent/JP5213826B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

【課題】集光スポットサイズの大きいレーザビームで耐エッチング膜に微細なレーザパターニングを行う光起電力装置の製造方法及び製造装置を得ること。
【解決手段】反射率の低減のための微細な凹凸構造をシリコン基板の表面に備えた光起電力装置の製造方法であって、シリコン基板の表面に耐エッチング性を有する耐エッチング膜を形成する工程と、回折光学素子で分岐させたレーザビームによって耐エッチング膜に開口を形成する開口形成工程と、耐エッチング膜をマスクとしてシリコン基板をエッチングして、凹凸構造を形成する工程とを有し、開口形成工程においては、レーザビーム分岐パターン300の各々の耐エッチング膜上でのビームスポット径を、ビームスポット301のピッチよりも大きくして、隣接するビームスポット同士を干渉させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、結晶シリコンを使用した光起電力装置の製造方法及び製造装置に関する。
従来、耐エッチング膜のレーザパターニングと、ウェットエッチングとによって結晶シリコン太陽電池の表面に反射率低減のための微小な凹凸構造(テクスチャ構造)を形成する技術が知られている。レーザパターニングにおいては、耐エッチング膜に多数の開口を高速度で形成するために、回折光学素子によってレーザを分岐する手法がとられる(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。
特開2009−147059号公報
D. Niinobe, K. Nishimura, S. Matsuno, H. Fujioka, T. Katsura, T. Okamoto, T. Ishihara, H. Morikawa,S. Arimoto著、"Honeycomb-Structured Multi-Crystalline Silicon Solar Cells With 18.6% Efficiency Via Industrially Applicable Laser Process"、Proceedings of the 23rd EU PVSEC、2008年、p1824-1828
上記特許文献1や非特許文献1に開示される発明では、微細なテクスチャ構造を形成するために、レーザビームを微細に集光する必要があるが、レーザビームは微細に集光すると発散角が大きくなる。また、シリコン基板の厚さは、面内分布(同一基板内でのばらつき)があることに加え、基板ごとにも差がある。このため、発散角の大きなレーザビームを使用すると、シリコン基板の厚さの違いによって加工対象の表面との距離がわずかに変化しただけで、ビームスポットが拡大してしまう。すなわち、特許文献1や非特許文献1に開示される発明は、加工対象の表面との距離がわずかに変化しただけでレーザビームの強度が低下し、開口を形成できない領域が生じるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、集光スポットサイズの大きいレーザビームで耐エッチング膜に微細なレーザパターニングを行う光起電力装置の製造方法及び製造装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、反射率の低減及び装置内への光の閉じ込めのための微細な凹凸構造をシリコン基板の表面に備えた光起電力装置の製造方法であって、シリコン基板の表面に耐エッチング性を有する耐エッチング膜を形成する工程と、回折光学素子で分岐させたレーザビームによって耐エッチング膜に凹凸構造の凹部に対応する開口を形成する開口形成工程と、耐エッチング膜をマスクとしてシリコン基板をエッチングして、凹凸構造を形成する工程とを有し、開口形成工程においては、分岐レーザビームの各々の耐エッチング膜上でのビームスポット径を、該分岐レーザビームのピッチよりも大きくして、隣接するビームスポット同士を干渉させることを特徴とする光起電力装置の製造方法を特徴とする。
本発明にかかる光起電力装置の製造方法及び製造装置は、集光スポットサイズの大きいレーザビームを用いて耐エッチング膜に微細なレーザパターニングを行えるという効果を奏する。また、複数のビームスポットのエネルギーが合成されて耐エッチング膜に作用するため、個々のビームスポットのエネルギーが小さくても開口を形成可能であるという効果を奏する。
図1−1は、本発明にかかる光起電力装置の製造方法及び製造装置の実施の形態1としてのレーザ加工装置を用いて形成される光起電力装置の上面図である。 図1−2は、実施の形態1にかかるレーザ加工装置を用いて形成される光起電力装置の底面図である。 図1−3は、光起電力装置の断面を示す図である。 図2は、実施の形態1にかかるレーザ加工装置を用いて形成される、光起電力装置のグリッド電極周辺の一部を拡大して示す断面図である。 図3−1は、実施の形態1にかかる光起電力装置の製造方法の処理手順の一例を模式的に示す図である。 図3−2は、実施の形態1にかかる光起電力装置の製造方法の処理手順の一例を模式的に示す図である。 図3−3は、実施の形態1にかかる光起電力装置の製造方法の処理手順の一例を模式的に示す図である。 図3−4は、実施の形態1にかかる光起電力装置の製造方法の処理手順の一例を模式的に示す図である。 図3−5は、実施の形態1にかかる光起電力装置の製造方法の処理手順の一例を模式的に示す図である。 図3−6は、実施の形態1にかかる光起電力装置の製造方法の処理手順の一例を模式的に示す図である。 図3−7は、実施の形態1にかかる光起電力装置の製造方法の処理手順の一例を模式的に示す図である。 図3−8は、実施の形態1にかかる光起電力装置の製造方法の処理手順の一例を模式的に示す図である。 図3−9は、実施の形態1にかかる光起電力装置の製造方法の処理手順の一例を模式的に示す図である。 図4は、実施の形態1としてのレーザ加工装置の構成の一例を模式的に示す図である。 図5は、実施の形態1においてレーザビーム分岐パターンとビームスポットとの関係の一例を示す図である。 図6は、耐エッチング膜に形成された開口の様子を模式的に示す図である。 図7は、実施の形態2としてのレーザ加工装置の構成の一例を模式的に示す図である。 図8は、実施の形態1、2にかかるレーザ加工装置を用いて形成される光起電力装置のテクスチャ形状を模式的に示す断面図である。 図9は、実施の形態3にかかるレーザ加工装置を用いて形成される光起電力装置のテクスチャ形状を模式的に示す断面図である。
以下に、本発明にかかる光起電力装置の製造方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、これらの実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
まず、本発明にかかる光起電力装置の製造方法及び製造装置の実施の形態1としてのレーザ加工装置200Aを用いて形成される光起電力装置100の概略構成について説明する。図1−1〜図1−3は、実施の形態1としてのレーザ加工装置を用いて形成される光起電力装置100の概略構成を示す図である。図1−1は、光起電力装置100の上面図であり、図1−2は、光起電力装置100の底面図であり、図1−3は、図1−2中の1−3〜1−3線に沿った光起電力装置100の断面図である。図2は、図1−1〜図1−3に示される光起電力装置100のグリッド電極周辺の一部を拡大して示す断面図である。
図1−1〜図1−3に示されるように、光起電力装置100は、シリコン基板としてのP型シリコン基板101と、P型シリコン基板101の一方の主面(受光面)側の表面に形成されるN型の不純物を拡散させたN型拡散層102(高濃度N型拡散層102H、低濃度N型拡散層102L)と、他方の主面(裏面)側の表面に形成されるP型シリコン基板101よりも高濃度にP型の不純物を含んだP層110とを含む光電変換層を備える。
また、光起電力装置100は、反射防止膜109と、グリッド電極111と、バス電極113と、裏面電極121と、裏側集電電極122とを備える。反射防止膜109は、光電変換層の受光面への入射光の反射を防止する。グリッド電極111は、発電された電気を局所的に集電するために受光面に設けられる電極である。バス電極113は、グリッド電極111で集電された電気を取り出すために、グリッド電極111とほぼ直交して設けられる(図1−1参照)。裏面電極121は、発電された電気の取り出しと入射光の反射とを目的としてP型シリコン基板101の裏面のほぼ全面に設けられる。裏側集電電極122は、裏面電極121に生じた電気を集電する(図1−2参照)。
なお、グリッド電極111、バス電極113及び裏側集電電極122は、銀などで形成される。一方、裏面電極121は、アルミニウムなどで形成される。
また、図2に示されるように、光起電力装置100は、曲率を有する面などで構成された複数の凹部106からなるテクスチャ構造が形成された凹部形成領域105aと、グリッド電極111などの光入射側電極が形成される電極形成領域105bとを受光面側に有する。電極形成領域105bは、光入射側電極の幅(寸法)と、電極形成時の電極の位置ずれや太さのばらつきを考慮したマージンとを足した幅(寸法)となる。
凹部形成領域105aは、P型シリコン基板101の上面に所定の間隔で形成された複数の凹部106によってテクスチャ構造が形成されており、凹部106を形成する面を含むP型シリコン基板101の上面から所定の深さには、N型の不純物が低濃度に拡散された低濃度N型拡散層102Lが形成される。また、電極形成領域105bでは、低濃度N型拡散層102Lよりも抵抗が低くなるようにN型の不純物が高濃度に拡散された高濃度N型拡散層102H上に、グリッド電極111などの光入射側電極が、接合部分112を介して形成されている。なお、P型シリコン基板101の受光面と裏面の構造は、図1−1〜図1−3を用いて説明した通りである。
次に、上記構造の光起電力装置100の製造方法について説明する。図3−1〜図3−9は、本実施の形態にかかる光起電力装置の製造方法の処理手順の一例を模式的に示す図である。なお、以下の説明における数値(各部の寸法(サイズ)、処理条件等)はあくまでも一例であり、本発明はこれらの数値に限定されるものではない。
まず、P型シリコン基板101を用意する(図3−1)。ここでは、民生用光起電力装置向けとして最も多く使用されているP型多結晶シリコン基板を使用するものとする。P型シリコン基板101は、多結晶シリコンインゴットからワイヤソーでスライスし、スライス時に生じるシリコン基板表面のダメージを、酸又はアルカリ溶液を用いたウェットエッチングで除去して製造する。ダメージ除去後のP型シリコン基板101の厚さは約250μmであり、寸法は約150mm×150mmである。
ついで、ダメージ除去後のP型シリコン基板101を熱酸化炉へ投入し、N型の不純物としてのリン(P)の雰囲気下で加熱して、P型シリコン基板101の上下両面及び側面を含む表面にリンを高濃度に拡散させ、高濃度N型拡散層102Hを形成する(図3−2)。ここで、上面とは光入射側面、下面とは上面の反対側の面、側面とはP型シリコン基板101の上下両面以外の面を指す。これは、以下の説明においても同様である。
本実施の形態においては、リン雰囲気の形成にはオキシ塩化リン(POCl)を用い、約840℃で拡散させる。これによって、P型シリコン基板101の上面、下面及び側面には、高濃度N型拡散層102Hが形成される。ついで、オキシ塩化リン蒸気の存在下で加熱してできたリンガラス層をフッ酸溶液中で除去する。
その後、上面に形成した高濃度N型拡散層102H上に、耐エッチング性を有する膜(以下、耐エッチング膜という。)103を形成する(図3−3)。耐エッチング膜103として、窒化シリコン(SiN)膜、酸化シリコン(SiO、SiO)膜、酸化窒化シリコン(SiON)膜、アモルファスシリコン(a−Si)膜、ダイヤモンドライクカーボン(DLC)膜、樹脂膜などを用いることができる。ここでは、耐エッチング膜103として、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって形成した膜厚240nm程度のSiN膜を用いるものとする。
なお、膜厚に関しては、後工程であるテクスチャ・エッチング(凹部106を形成するためのエッチング)時にSiN膜が残存し、かつ、SiN膜除去工程で要求される処理時間内にSiN膜が剥離する適切な膜厚を選択する。
ついで、耐エッチング膜103上の凹部形成領域105aに、数μm程度の微細な開口104を形成する(図3−4)。この際、テクスチャ構造を形成せず、光起電力装置100の光入射側電極を形成しようとする電極形成領域105bには、開口104は形成しない。本実施の形態では、開口104の形成にはレーザ照射による方法を用いる。レーザ照射によって開口104を形成する方法では、半導体プロセスで用いられるフォトリソグラフィ技術によって形成する場合に必要となるレジスト塗布、露光・現像、エッチング、レジスト除去という複雑な工程が不要であり、レーザを照射するだけで開口104を形成でき、工程を簡略化できるというメリットがある。本発明は、レーザ照射による開口104の形成方法に特徴があるため、この工程については後段で詳細に説明することとし、ここでは光起電力装置の製造方法の流れについて先に説明する。
レーザ照射による開口104の形成の後、耐エッチング膜103に開けた微細な開口104を通して高濃度N型拡散層102Hを含むP型シリコン基板101の表面付近をエッチングして、凹部106を形成する(図3−5)。この際には、開口104を通してP型シリコン基板101をエッチングするため、P型シリコン基板101の表面には開口104を中心として、凹部106が形成される。混酸系のエッチング液は、エッチング速度に異方性を有さないため、これを用いてエッチングを行うとP型シリコン基板101表面の結晶面方位に影響されずに均一にテクスチャを形成でき、表面反射損失の少ない光起電力装置100を製造できる。
ここではエッチング液としてフッ酸と硝酸との混合液を用いる。混合比は、フッ酸1:硝酸20:水10である。なお、エッチング液の混合比は、所望のエッチング速度、エッチング形状に応じて、適切な混合比に変更可能である。また、ここでは凹部形成領域105aにおいて、高濃度N型拡散層102Hが除去されるようにエッチングを行う。
ついで、フッ酸などを用いて耐エッチング膜103を除去した後(図3−6)、P型シリコン基板101を熱酸化炉へ再度投入し、オキシ塩化リン蒸気の存在下で加熱して、凹部106の表面にリンを低濃度に拡散させた低濃度N型拡散層102Lを形成する(図3−7)。この時の処理温度は約840℃とする。ここで、電極形成領域105bは、エッチング後も高濃度N型拡散層102Hが残っているため、その上から低濃度な拡散を行っても抵抗は低いままである。また、凹部形成領域105aの凹部106の内面は、エッチング時に高濃度N型拡散層102Hが除去された状態となっているが、この拡散処理によって低濃度N型拡散層102Lが形成される。
ついで、シリコン基板側面に形成されたN型拡散層102をプラズマエッチングなどによって除去し、オキシ塩化リン蒸気の存在下で加熱してできたリンガラス層をフッ酸溶液で除去する。その後、プラズマCVD法によってセル表面にSiN膜などからなる反射防止膜109を形成する(図3−8)。反射防止膜109の膜厚及び屈折率は、光反射を最も抑制する値に設定される。なお、屈折率の異なる膜を2層以上積層しても良い。
その後、P型シリコン基板101の表面と裏面とに、それぞれ光入射側電極(グリッド電極111、バス電極113)と裏面電極(裏面電極121、裏側集電電極122)とを形成する(図3−9)。
ここではまず、アルミニウムを混入したペーストをP型シリコン基板101の裏面の全面にスクリーン印刷して、裏面電極121を形成する。次に、銀を混入したペーストをP型シリコン基板101の表面の反射防止膜109上に櫛形にスクリーン印刷して、グリッド電極111及びバス電極113を形成する。その後、焼成処理を行う。なお、グリッド電極111及びバス電極113の基となるペーストは、電極形成領域105b上に印刷される。また、焼成処理は、大気雰囲気中、約760℃で実施する。このとき、グリッド電極111は、接合部分112において、反射防止膜109を突き抜けて高濃度N型拡散層102Hと電気的に導通する。これにより、高濃度N型拡散層102Hは、光入射側電極(グリッド電極111、バス電極113)との良好な抵抗性接合を得る。また、焼成によって裏面電極121のアルミニウムがP型シリコン基板101へと拡散し、P型シリコン基板101の裏面から所定の範囲にP層110が形成される。
以上のようにして、光起電力装置100が作製される。
続いて、レーザ照射によって耐エッチング膜103に開口104を形成する工程について詳細に説明する。
図4は、本発明かかる光起電力装置の製造方法及び製造装置の実施の形態1としてのレーザ加工装置200Aの構成の一例を模式的に示す図である。レーザ加工装置200Aは、ステージ201、レーザ発振部202、レーザ強度調整部203、ビーム径調整部204、反射鏡205、回折光学素子206、集光レンズ207、z軸ステージ208及び制御部220を備える。
ステージ201は、耐エッチング膜103が形成されたP型シリコン基板101を載置し、P型シリコン基板101と平行な面内(xy平面内)で移動させる。レーザ発振部202は、レーザ光Lを出力する。レーザ強度調整部203は、レーザ光Lのレーザビーム強度を調整する。ビーム径調整部204は、レーザ光Lのビーム形状を調整して拡大する。反射鏡205は、1又は複数枚が設けられており、レーザ光Lを反射させながら光路へ導く。回折光学素子206は、レーザ光Lを複数のレーザ光に分岐させる。集光レンズ207は、レーザ光Lを加工対象上に集光する。z軸ステージ208は、P型シリコン基板101との距離を調整する。制御部220は、レーザ発振のタイミングやステージ201の移動やz軸ステージ208の変位などを制御する。
z軸ステージ208による集光レンズ207と加工対象との距離の調整時には、回折光学素子206と集光レンズ207との距離は一定であることが望ましく、z軸ステージ208上に回折光学素子206及び集光レンズ207の両者を設置することが望ましい。
本実施の形態においては、レーザ発振部202として、TEM00モードの繰り返し周波数が10kHzのQ−スイッチNd:YVOレーザの2倍波レーザ(波長532nm)を使用する。この波長は、加工対象である耐エッチング膜103を構成するSiN膜での吸収係数が比較的高く、波長が短いために加工の許容深度を深くすることができ、また微細な加工が可能な波長である。
より高次の高調波、例えば3倍波や4倍波は、さらに吸収係数が高いために、これらを使用すると加工品質がさらに向上する。しかし、これらの高調波レーザは、一般的に出力が低いため、レーザビーム分岐を多くできず、生産性が低下する。また、紫外線であるためレーザ強度調整部203やビーム径調整部204、反射鏡205、回折光学素子206、集光レンズ207といった光学素子がダメージを受けやすく、取り扱いが困難であるというデメリットもある。
一方、基本波を使用すると、出力は高いが吸収係数が急激に低下するため、生産性及び加工品質が低下してしまう。
以上の理由により、本実施の形態では、生産性、メンテナンス性及び加工品質のバランスの良い2倍波レーザを使用する。なお、Nd:YVOレーザの他に、Nd:YAG(Yttrium Aluminum Garnet)レーザや、Nd:YLF(Yttrium Lithium Fluoride)レーザの2倍波を使用することもできる。
シリコン及び耐エッチング膜での吸収係数が高く、ビーム品質の高いレーザを使用することで、レーザ光の集光径を小さくした場合でも、加工の許容深度を深くすることが可能である。そのため、本実施の形態では、TEM00モードのレーザ光を使用している。
このようなレーザ加工装置200Aにおいて、レーザ発振部202から出力されるレーザ光Lは、加工に適したビーム強度となるようにレーザ強度調整部203で強度が調整された後、ビーム径調整部204によって拡大及び平行光線化され、反射鏡205で光路が変更された後、回折光学素子206に入射される。回折光学素子206での回折によって複数のレーザ光に分岐された後、集光レンズ207で集光され、ステージ201上に載置したP型シリコン基板101上に設けられた耐エッチング膜103に、微細な周期パターンを形成する。この結果、集光スポットが照射される位置においては、耐エッチング膜103に開口104が開けられ、下地のP型シリコン基板101の表面が露出する。
集光レンズ207によって形成されるビームスポットの大きさは、集光レンズ207の焦点距離及び集光レンズ207への入射ビーム径によって決定され、焦点距離に比例し、入射ビーム径に反比例する。すなわち、焦点距離を長く設定したり、入射ビーム径を小さく設定すると、ビームスポットは大きくなり、ビーム発散角度は小さくなる。微細なパターンを加工するためには、一般的にビームスポットの大きさを小さくする必要があり、ビーム発散角度が大きくなるため、集光レンズ207と加工対象の表面との距離が僅かに変化しただけで、ビームスポットが拡大してしまい、結果として強度(エネルギー密度)が低下し、開口104を形成できなくなってしまう。また、P型シリコン基板101は、基板ごとに厚さにばらつきがあり、さらに同じ基板内でも面内で厚さが均一とは限らない。この厚さの変化に起因して生じる集光レンズ207と加工対象の表面との距離の変化により、開口104を形成できない領域が生じる場合がある。これを防ぐためには、ビーム発散角度の小さい、すなわちビームスポットの大きいレーザビームによって微細なパターンを加工する必要がある。
ここでは、回折光学素子206によるレーザビーム分岐パターンのピッチ(分岐レーザビームの間隔)に対して、ビームスポットの大きさを大きくして調整することで、レーザビーム分岐パターン中の近接するビーム同士の干渉を利用して微細なパターンを形成する。
図5に、本実施の形態におけるレーザビーム分岐パターンとビームスポットとの関係の一例を模式的に示す。図5には、レーザ光Lを二次元のパターン(2行11列のマトリクス状のパターン)に分岐させた状態を示している。図中ではレーザビーム分岐パターン300として分岐されたレーザビームの各中心を黒丸で示した。ビームスポット301は円で示している。この円上ではレーザビーム強度がビームの中心の強度のe2乗分の1となる。レーザビームは、TEM00なので、この円内にレーザビームのエネルギーの約87%が含有される。ここでは、レーザビーム分岐パターンのピッチを約20μm、ビームスポット径を約60μmと設定した。
レーザビームの強度が重なる領域では、レーザビームは干渉し微細なパターンが形成される。レーザビーム分岐パターン300とビームスポット301とによって形成された耐エッチング膜103上の開口104の様子を、図6に模式的に示す。回折光学素子206によるレーザビーム分岐パターン300のピッチよりも微細なパターンを形成できるため、同面積の耐エッチング膜103を加工するためのビーム分岐数を減らすことが可能であり、生産性が低下することはない。また、分岐させたレーザビームが重なり合った部分では、複数のビームスポット301のエネルギーが合成されて耐エッチング膜103に作用するため、レーザ発振部202から出力されるレーザ光Lは、レーザビーム分岐パターン300中の近接するビーム同士を干渉させない場合よりも少ないエネルギーであっても開口104を形成可能となる。すなわち、少ない消費電力で耐エッチング膜103に開口104を形成可能である。
そして、P型シリコン基板101表面の広い範囲に開口104を設けるため、レーザ照射時には、レーザ加工装置200Aは、P型シリコン基板101を設置したステージ201又はP型シリコン基板101上に照射されるレーザ光Lを所定の方向に走査する。また、レーザ発振部202による繰り返し周波数でレーザ光Lが出力される1周期ごとに、開口104を形成するように、レーザ光Lの走査速度が制御部220によって制御される。なお、本明細書において、レーザ光Lの「走査」とは、レーザ光Lがステージ201に対して相対的に移動する状態を示し、レーザ光Lをステージ201に対して移動させる場合と、ステージ201をレーザ光Lに対して移動させる場合との両方を含む。
回折光学素子206によるレーザビーム分岐パターン300のピッチに対して、ビームスポット301の大きさを大きく調整し、レーザビーム分岐パターン300中の近接するビーム同士の干渉を利用して微細なパターンを形成することで、シリコン基板ごとの厚さのばらつきや、基板厚さの面内分布が存在しても、耐エッチング膜103上に微細なピッチで開口104を形成できる。すなわち、本実施の形態にかかるレーザ加工装置は、集光スポットサイズの大きいレーザビームで耐エッチング膜103に微細なレーザパターニングを行うことができる。
実施の形態2.
本発明にかかる光起電力装置の製造方法の実施の形態2は、レーザ光を用いて耐エッチング膜に開口を形成する工程でのレーザ光の走査方法のみが実施の形態1と異なる。よって、以下の説明では、実施の形態1と異なる部分のみを説明し、同一の部分については説明を省略する。図7は、本発明にかかる光起電力装置の製造方法の実施の形態2としてのレーザ加工装置の構成の一例を模式的に示す図である。レーザ加工装置200Bは、ステージ201、レーザ発振部202、レーザ強度調整部203、ビーム径調整部204、反射鏡205、回折光学素子206、集光レンズ207、z軸ステージ208、ビーム偏向部209及び制御部220を有する。ステージ201は、耐エッチング膜103が形成されたP型シリコン基板101を載置し、加工対象と平行な面内で移動させる。レーザ発振部202は、レーザ光Lを出力する。レーザ強度調整部203は、レーザ光Lのレーザビーム強度を調整する。ビーム径調整部204は、レーザ光Lのビーム形状を調整して拡大する。反射鏡205は、1又は複数枚が設けられており、レーザ光Lを反射させながら光路へ導く。回折光学素子206は、レーザ光Lを複数のレーザ光に分岐させる。集光レンズ207は、レーザ光Lを加工対象上に集光する。z軸ステージ208は、P型シリコン基板101との距離を調整する。ビーム偏向部209は、レーザ光Lを加工対象面上で二次元的に走査する。制御部220は、レーザ発振のタイミングやステージ201の移動やz軸ステージ208の変位、ビーム偏向部209によるビーム偏向などを制御する。
レーザ加工装置200Bにおいて、レーザ発振部202から出力されるレーザ光Lは、加工に適したビーム強度となるようにレーザ強度調整部203で強度が調整された後、ビーム径調整部204によって拡大及び平行光線化され、反射鏡205で光路が変更された後、回折光学素子206に入射される。回折光学素子206での回折によって複数のレーザ光に分岐された後、ビーム偏向部209によって偏向される。ビーム偏向部209は、ガルバノミラーやポリゴンミラーを使用することができ、ステージ201のみでレーザビームを走査する場合と比較して数倍以上の高速ビーム走査が可能となる。その後、集光レンズ207で集光され、ステージ201上に載置したP型シリコン基板101上に形成された耐エッチング膜103に、微細な周期パターンを形成する。ステージ201とビーム偏向部209とを組み合わせることで、高速のビーム走査が可能である。
レーザ発振部202は、実施の形態1と同じように、QスイッチNd:YVOレーザの2倍波レーザなどを用いることができる。ビーム走査速度の高速化にあわせて、レーザ発振の繰り返し周期を高く設定することとなる。
集光レンズ207には、ビーム偏向部209によって偏向されたレーザビームを規則正しく耐エッチング膜103に集光するためにfθレンズを使用する。偏向ビームとfθレンズとの組み合わせにより、加工対象と集光レンズ207との距離変化時には、収差の影響によりガウシアンビームを仮定して計算されるビーム発散角以上にビーム形状が変化する。この収差によるビーム形状の変化は、レンズへの入射ビーム径が拡大するとより顕著になる。集光レンズ207への入射ビーム径を小さくすることで、ビーム発散角の縮小と同時に収差による影響も低減される。
偏向ビームとfθレンズとを組み合わせて使用した場合も、ビームスポットの大きさを回折光学素子206によるレーザビーム分岐パターンのピッチよりも大きく調整し、回折光学素子206によるレーザビーム分岐パターンの近接するビーム同士の干渉によって微細な周期パターンを形成する。これにより、P型シリコン基板101の厚さのばらつき、面内厚さ分布が発生した場合でも、耐エッチング膜103に開口104を形成できる。
本実施の形態によれば、実施の形態1よりも高速かつ安定して耐エッチング膜103に開口104を形成できる。加工の高速化により光起電力装置の製造に必要なレーザ加工機の台数を低減できるため、製造コストを削減できる。なお、レーザによる耐エッチング膜103への開口104の形成以外については実施の形態1と同様である。
実施の形態3.
本発明にかかる光起電力装置の製造方法の実施の形態3は、P型シリコン基板が多結晶シリコン基板ではなく単結晶シリコン基板であることと、テクスチャ構造を形成するためのエッチング工程を、実施の形態1や実施の形態2における混酸系のエッチング液を用いた等方性エッチングではなく、NaOHやKOHなどのアルカリ溶液を用いた異方性エッチングによって行うこととで実施の形態1、2と相違する。よって、以下の説明では、実施の形態1、2と異なる部分のみを説明し、同一の部分については説明を省略する。
民生用光起電力装置に最も多く使用されているのは多結晶シリコン基板であるが、宇宙用や家庭用など設置面積に制限がある環境用の光起電力装置として単結晶シリコン基板を使用したものがある。単結晶シリコン基板を使用した光起電力装置は、多結晶シリコン基板を使用したものと比較して基板コストは高いが、結晶方位及び結晶の品質が揃っているため高効率である。
一般に、単結晶シリコン基板を使用した光起電力装置の製造においては、アルカリエッチングの異方性を利用してランダムのピラミッド状又は逆ピラミッド状のテクスチャ構造が形成される。
ランダムのピラミッド状のテクスチャ構造は、耐エッチング膜を形成することなくアルカリエッチングすることによって、エッチング条件に応じた値を中央値とする大きさで形成される。このため、実施の形態1、2のように、光入射側電極形成部を避けてテクスチャを形成し、N型拡散の濃度をパターニングする(電極形成領域には高濃度N型拡散層を、凹部形成領域には低濃度N型拡散層を形成する)構造の光起電力装置を製造する場合には、ランダムのピラミッド状のテクスチャ構造を採用することはできない。
一方、逆ピラミッド状のテクスチャ構造は、実施の形態1、2とほぼ同様のプロセスであり、単結晶シリコン基板上に耐エッチング膜を形成し、耐エッチング膜に開口を形成し、アルカリ溶液による異方性エッチングを行うことによってテクスチャが形成される。すなわち、逆ピラミッド状の場合は、テクスチャ構造のパターニングが可能ではある。ただし、フォトリソグラフィを使用して耐エッチング膜に開口を形成していたため、コストの面で問題があった。
このため、本実施の形態では、回折光学素子を使用してレーザビームを分岐し、レーザビーム分岐パターンのピッチよりも大きく調整したビームスポットによって単結晶シリコン基板の上に形成した耐エッチング膜に微細なパターンの開口を形成する。分岐したレーザビームの干渉により、ビームスポットサイズ及びレーザビーム分岐パターンのピッチよりも小さいピッチで開口を形成できる。そして、耐エッチング膜に形成した開口を介して、アルカリ溶液で単結晶シリコン基板を異方性エッチングし、逆ピラミッド状のテクスチャ構造を形成する。
本実施の形態においては、大きなビームスポットサイズとすることで、ビーム発散角度を小さくできるため、シリコン基板に面内平均厚さの基板ごとのばらつきや厚さの面内分布によらず、安定なレーザ加工を実施できる。実施の形態1、2で説明したように、レーザビーム分岐パターンで近接するレーザビーム同士の干渉を使用して微細なパターンを形成するため、開口の形状は比較的不揃いとなる。
図8は、実施の形態1、2にかかるレーザ加工装置を用いて形成される光起電力装置のテクスチャ形状を模式的に示す断面図である。また、図9は、実施の形態3にかかるレーザ加工装置を用いて形成される光起電力装置のテクスチャ形状を模式的に示す断面図である。実施の形態1、2においては等方性エッチングを行うため、近接する凹部同士が繋がるまでエッチングを進めると、一部の凹部同士の間では、繋がった凹部の境界がならされるようにエッチングが進展する。この結果、図8中に矢印で示すように、テクスチャ構造の一部が平坦となるため、テクスチャによる反射率低減効果が低下してしまう。
一方、単結晶シリコン基板と異方性エッチングとを組み合わせた本実施の形態においては、凹部同士が繋がった場合でも平坦になりにくく、テクスチャ構造による反射率低減効果が減少する割合は小さい。すなわち、耐エッチング膜に形成する開口パターンが比較的不規則であっても、反射率低減効果が減少する程度が小さい。したがって、より反射率低減効果の高いテクスチャ構造を形成することができ、変換効率の高い光起電力装置を製造可能である。
なお、上記の各実施の形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明はこれらの実施の形態において用いた数値に限定されるものではない。
以上のように、本発明にかかる光起電力装置の製造方法及び製造装置は、集光スポットサイズの大きいレーザビームで耐エッチング膜に微細なレーザパターニングを行える点で有用であり、特に、結晶シリコン太陽電池の歩留まりを向上させるのに適している。
100 光起電力装置
101 P型シリコン基板
102 N型拡散層
102H 高濃度N型拡散層
102L 低濃度N型拡散層
103 耐エッチング膜
104 開口
105a 凹部形成領域
105b 電極形成領域
106 凹部
109 反射防止膜
110 P
111 グリッド電極
112 接合部分
113 バス電極
121 裏面電極
122 裏側集電電極
200A、200B レーザ加工装置
201 ステージ
202 レーザ発振部
203 レーザ強度調整部
204 ビーム径調整部
205 反射鏡
206 回折光学素子
207 集光レンズ
208 z軸ステージ
209 ビーム偏向部
220 制御部
300 レーザビーム分岐パターン
301 ビームスポット

Claims (5)

  1. 反射率の低減及び装置内への光の閉じ込めのための微細な凹凸構造をシリコン基板の表面に備えた光起電力装置の製造方法であって、
    前記シリコン基板の表面に耐エッチング性を有する耐エッチング膜を形成する工程と、
    回折光学素子で分岐させたレーザビームによって前記耐エッチング膜に前記凹凸構造の凹部に対応する開口を形成する開口形成工程と、
    前記耐エッチング膜をマスクとして前記シリコン基板をエッチングして、前記凹凸構造を形成する工程とを有し、
    前記開口形成工程においては、分岐レーザビームの各々の前記耐エッチング膜上でのビームスポット径を、該分岐レーザビームのピッチよりも大きくして、隣接するビームスポット同士を干渉させることを特徴とする光起電力装置の製造方法。
  2. 前記開口形成工程においては、前記分岐させたレーザビームを偏向させ、該偏向させたレーザビームをfθレンズによって前記耐エッチング膜に集光させることを特徴とする請求項1に記載の光起電力装置の製造方法。
  3. 前記シリコン基板として単結晶シリコンからなる基板を用い、前記エッチングの際に異方性エッチングを行って前記凹凸構造を形成することを特徴とする請求項1又は2に記載の光起電力装置の製造方法。
  4. 反射率の低減及び装置内への光の閉じ込めのための微細な凹凸構造をシリコン基板の表面に備えた光起電力装置の製造装置であって、
    レーザビームを出力するレーザ発振手段と、
    前記レーザビームを2以上に分岐させて分岐レーザビームを形成する回折光学素子と、
    前記シリコン基板の表面に形成された耐エッチング性を有する耐エッチング膜に前記分岐レーザビームを集光させる集光レンズとを有し、
    前記回折光学素子は、前記分岐レーザビームの各々を、前記耐エッチング膜上でのビームスポット径よりも狭いピッチで分岐させて、隣接するビームスポット同士に干渉を生じさせることを特徴とする光起電力装置の製造装置。
  5. 前記分岐レーザビームを偏向させる手段をさらに有し、
    前記集光レンズはfθレンズであることを特徴とする請求項4に記載の光起電力装置の製造装置。
JP2009225303A 2009-09-29 2009-09-29 光起電力装置の製造方法及び製造装置 Expired - Fee Related JP5213826B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009225303A JP5213826B2 (ja) 2009-09-29 2009-09-29 光起電力装置の製造方法及び製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009225303A JP5213826B2 (ja) 2009-09-29 2009-09-29 光起電力装置の製造方法及び製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011077186A true JP2011077186A (ja) 2011-04-14
JP5213826B2 JP5213826B2 (ja) 2013-06-19

Family

ID=44020886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009225303A Expired - Fee Related JP5213826B2 (ja) 2009-09-29 2009-09-29 光起電力装置の製造方法及び製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5213826B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014008519A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Furukawa Co Ltd レーザーパルスによる加工物の製造方法及びレーザー加工装置
WO2015159456A1 (ja) * 2014-04-16 2015-10-22 三菱電機株式会社 太陽電池および太陽電池の製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001062578A (ja) * 1999-06-23 2001-03-13 Sumitomo Electric Ind Ltd レーザ穴開け加工装置
JP2002261315A (ja) * 2001-03-05 2002-09-13 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 薄膜光電変換モジュールの製造方法
JP2008227070A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Mitsubishi Electric Corp 光起電力装置の製造方法
WO2009016776A1 (ja) * 2007-07-31 2009-02-05 Mitsubishi Electric Corporation 光起電力装置の製造方法
JP2009147059A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Mitsubishi Electric Corp 光起電力装置の製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001062578A (ja) * 1999-06-23 2001-03-13 Sumitomo Electric Ind Ltd レーザ穴開け加工装置
JP2002261315A (ja) * 2001-03-05 2002-09-13 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 薄膜光電変換モジュールの製造方法
JP2008227070A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Mitsubishi Electric Corp 光起電力装置の製造方法
WO2009016776A1 (ja) * 2007-07-31 2009-02-05 Mitsubishi Electric Corporation 光起電力装置の製造方法
JP2009147059A (ja) * 2007-12-13 2009-07-02 Mitsubishi Electric Corp 光起電力装置の製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014008519A (ja) * 2012-06-29 2014-01-20 Furukawa Co Ltd レーザーパルスによる加工物の製造方法及びレーザー加工装置
WO2015159456A1 (ja) * 2014-04-16 2015-10-22 三菱電機株式会社 太陽電池および太陽電池の製造方法
JP6058212B2 (ja) * 2014-04-16 2017-01-11 三菱電機株式会社 太陽電池および太陽電池の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5213826B2 (ja) 2013-06-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20140308775A1 (en) Photovoltaic power device and manufacturing method thereof
US8012787B2 (en) Photovoltaic device and manufacturing method thereof
JP4964186B2 (ja) 光起電力装置の製造方法
US8039396B2 (en) Method for manufacturing photovoltaic device
EP2413374B1 (en) Method for roughening substrate surface and method for manufacturing photovoltaic device
JP5868503B2 (ja) 太陽電池およびその製造方法
JP5777795B2 (ja) 光起電力素子
JP2006080450A (ja) 太陽電池の製造方法
JP2008227070A (ja) 光起電力装置の製造方法
JP5318285B2 (ja) 光起電力装置の製造方法
JP5777798B2 (ja) 太陽電池セルの製造方法
US20090032091A1 (en) Solar cell
JP5213826B2 (ja) 光起電力装置の製造方法及び製造装置
JP5344872B2 (ja) 光起電力装置
JP5073468B2 (ja) 光起電力装置の製造方法
JP2014110256A (ja) 太陽電池セルの製造方法および太陽電池セル
JP2014239085A (ja) 太陽電池素子およびその製造方法
JP5393929B2 (ja) 単結晶シリコン基板の粗面化方法および光起電力装置の製造方法
JP4964222B2 (ja) 光起電力装置の製造方法
JP2014112584A (ja) 太陽電池セルの製造方法および太陽電池セル

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130226

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160308

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees