JP2011040219A - 直流コンセント - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化を招くことなくプラグの逆差しを防止でき、且つ、プラグを接続する際にプラグの位置合わせが容易な直流コンセントを提供する。
【解決手段】コンセント本体10の前面には、プラグ2が着脱自在に接続されるコンセント部14が設けられる。コンセント部14は、前方から見た形状が四角形状に形成されたプラグ受け部15と、当該プラグ受け部15の周りを囲むように形成されてプラグ2の周壁23が挿入される挿入溝17と、プラグ受け部15に開口する2個のピン挿入孔16を通してコンセント本体10内にそれぞれ挿入される電極ピンを嵌合する刃受とを具備する。2個のピン挿入孔16は、プラグ受け部15の上側辺に沿って並んで配置され、且つ、プラグ受け部15において下側辺よりも上側辺に近い位置に配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流コンセントに関するものである。
従来、ラジオや電話機などの直流電源を駆動電源とする直流機器に対して、直流電源を供給するための直流コンセントが公知であった(例えば特許文献1参照)。
上記特許文献に示される直流コンセントは、壁内に組み込まれたスイッチボックスに収納される本体を備え、この本体に交流電源を直流電源に変換するコンバータを内蔵してある。そして、スイッチボックスに相対する本体の面には、壁内に配線された交流電源の電源線が接続される交流接続端子が設けられ、室内に相対する本体の面には、直流機器からの接続線に設けたプラグが着脱自在に接続されるコンセント部が設けられている。而して、直流コンセントの交流接続端子に交流電源の電源線が接続されると、コンバータにより交流電源が直流電源に変換されてコンセント部に供給され、コンセント部にプラグが接続された直流機器に対して直流電源を供給することができる。
ところで、直流コンセントにプラグを着脱する際にはアークが発生する可能性があり、特に直流電力を供給する直流コンセントの場合、交流に比べてアークが持続しやすいため、アークに対する保護が必要であるが、上記特許文献の直流コンセントではコンセント部がピンジャックタイプの端子で構成されており、プラグ側の電極の周囲を覆う部材がないので、アークが発生した場合にアークが外部から見えてしまうという問題があった。
このようなアークに対する保護がなされた直流コンセントとして、IEC規格(CEI/IEC 60906−3)において規格化されたSELV(Safty Extra Low Voltage:安全超低電圧)回路用のソケット及びプラグがある。図12(c)(d)は上記のIEC規格に規格化されたプラグ110を示し、先端に設けた円筒部111の内側に2本の電極ピン112が配置されている。一方、ソケット100は、図12(a)(b)に示すようにプラグ110の円筒部111が挿入される丸穴101を有し、この丸穴101の底部からは、円筒部111の筒内部に挿入される円柱状の突出部102が突出するとともに、突出部102の先端面に開口するピン挿入孔103に臨んで刃受104が突出部102内に収納されている。プラグ110をソケット100に接続すると、ピン挿入孔103を通して突出部102内に挿入される電極ピン112が刃受104と嵌合し、ソケット100からプラグ110へ電力が供給されるようになっている。
特開平7−15835号公報(段落[0021]−[0023]、及び、第1図)
上述のIEC規格に準拠したソケット100では、図12(a)に示すように、2個のピン挿入孔103が、突出部102の中心位置を通る直線L1上であって、突出部102の中心位置に対して対称な位置に開口しているので、電極ピン112が正負の極性を間違えてピン挿入孔103内に挿入されないように、突出部102の外周面にキー溝105を形成するとともに、円筒部111の内周面にリブ113を突設してある。また上記IEC規格のソケット100及びプラグ110は4種類の供給電圧に対応しており、供給電圧の種類を識別するために、突出部102の外周面にはキー溝105を基準にして所定の角度位置に電圧識別用溝106が形成されるととともに、プラグ110の円筒部111の内周面にはリブ113を基準にして所定の角度位置に電圧識別用リブ114が突設されている。
そして、キー溝105とリブ113、電圧識別用溝106と電圧識別用リブ114とをそれぞれ嵌合させることで、プラグ110の逆差しや供給電圧の異なるプラグ110が誤接続されるのを防止しているが、ソケット100においてプラグ110側の円筒部111に嵌合する部分が丸孔のため、この丸穴101内に円筒部111を差し込む際に、プラグ110を回転させながら、円筒部111に設けたリブ113,114がソケット100の溝105,106内に嵌る位置を探さなければならず、使い勝手が悪かった。
ところで、上述のソケット100及びプラグ110において、キー溝105やリブ113を設けることなくプラグ110の逆差しを防止するためには、図12(a)に破線で示すように2個のピン挿入孔103を直線L1に対して片側(例えば図中の下側)にずらした位置に配置すればよいが、突出部102は円柱形状のため、2個のピン挿入孔103を直線L1から片側にずれた位置に配置しようとすると、2個のピン挿入孔103の間隔が狭くなり、絶縁距離を確保するためには、ソケット100の全体が大型化してしまうという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、大型化を招くことなくプラグの逆差しを防止でき、且つ、プラグを接続する際にプラグの位置合わせが容易な直流コンセントを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、丸棒状の複数本の電極ピンと複数本の電極ピンの周りを囲む四角筒状の周壁とを具備したプラグが着脱自在に接続され、当該プラグに直流電力を供給する直流コンセントであって、プラグが着脱自在に接続されるコンセント部が前面に設けられたコンセント本体を具備し、コンセント部は、前方から見た形状が四角形状であって、プラグの電極ピンがそれぞれ挿入される複数個のピン挿入孔が開口するプラグ受け部と、当該プラグ受け部の周りを囲むように形成されてプラグの周壁が挿入される挿入溝と、複数個のピン挿入孔を通してコンセント本体内にそれぞれ挿入される電極ピンを嵌合する刃受とを有し、複数個のピン挿入孔のうち直流電力供給用の刃受に対応する2個のピン挿入孔は、プラグ受け部の一辺である基準辺に沿って並んで配置され、且つ、プラグ受け部において上記基準辺と対向する辺よりも上記基準辺に近い位置に偏って配置されたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、プラグ受け部は、前方から見た形状が四角形状の角を供給電圧の違いに応じて少なくとも1つ切り取った形状に形成され、当該プラグ受け部の周りを囲むように挿入溝が形成されたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、プラグ受け部は、直流電力供給用の刃受に対応する2個のピン挿入孔が近付けて配置された基準辺とは反対側の角が切り取られた形状に形成されたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか1つの発明において、挿入溝に連続して延長形成され、電源供給元である電源回路の種類に応じてプラグの周壁内面に設けられた識別用リブが挿入される識別用溝を備えたことを特徴とする。ここにおいて、直流コンセントに直流電力を供給する電源回路の種類としてはSELV回路、ELV(Extra Low Voltage:超低電圧)回路、FELV(Functional Extra Low Voltage:機能的超低電圧)回路などがIEC規格(IEC60950−1、IEC60335−1)に規定されている。
請求項1の発明によれば、コンセント部は、周りを挿入溝で囲まれた前面視四角形状のプラグ受け部を有しており、このプラグ受け部には、直流電力供給用の刃受に対応する2個のピン挿入孔が、プラグ受け部の一辺である基準辺に沿って配置され、しかもプラグ受け部の基準辺に近付けて配置されているので、コンセント部にプラグを取り付ける向きを容易に理解でき、またプラグの四角筒状の周壁を、四角形状のプラグ受け部の周りに設けた嵌合溝に挿入することによって、コンセント部にプラグを取り付ける向きが制限されるから、プラグの位置合わせが容易であり、逆差しを防止しつつ使い勝手のよい直流コンセントを実現できる。またプラグ受け部は四角形状であるので、2個のピン挿入孔が基準辺側に近付けて配置された場合でも、2個のピン挿入孔の間隔が狭まることはなく、絶縁距離を確保するために直流コンセントの大型化を招くことがない。
請求項2の発明によれば、供給電圧の違いに応じてプラグ受け部の外周形状を異ならせているので、電圧の異なるプラグが接続されるのを防止できるとともに、プラグ受け部の外周形状から供給電圧の違いを容易に判別できる。また、供給電圧の違いに応じてプラグ受け部の外周形状が異なるとともに、プラグ側の外周形状も異なるので、対応するプラグを接続する向きが容易に判別でき、より差し込みしやすいものになる。またプラグ受け部の外周形状を、四角形状の角を少なくとも一つ切り取った形状としているので、プラグ受け部が四角形の外側に張り出す形に形成されることがなく、直流コンセントが大型になるのを防止できる。
請求項3の発明によれば、プラグ受け部において角が切り取られた部位とピン挿入孔との距離を長くとれるので、プラグ受け部の強度が低下するのを抑制できる。
請求項4の発明によれば、プラグ側の識別用リブと識別用溝とで電源回路の種類を判別することができ、しかも識別用溝は挿入溝を延長させて設けられているので、挿入溝とは分離して識別用溝を設ける場合に比べて強度を保ちやすく、形状が単純なため製造が容易になる。
実施形態1の直流コンセントにプラグを接続する前の状態を示す外観斜視図である。 同上の直流コンセントを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は一部破断せる下面図である。 同上の直流コンセントを取付枠に取り付ける前の状態を示す外観斜視図である。 同上の直流コンセントに接続されるプラグの外観斜視図である。 (a)(b)は同上の直流コンセントの施工状態を示す正面図である。 (a)〜(d)は同上の直流コンセントの施工状態を示す正面図である。 (a)〜(e)は実施形態2の直流コンセントの正面図である。 (a)〜(d)は実施形態3の直流コンセントの正面図である。 同上の直流コンセントの施工状態を示す正面図である。 同上の直流コンセントが用いられる直流配電システムのシステム構成図である。 (a)(b)は、同上の直流コンセントにおいて、ピン挿入孔に平刃が挿入される場合の説明図である。 IEC規格で規格化されたSELV回路用のソケット及びプラグを示し、(a)はソケットの正面図、(b)はソケットの断面図、(c)はプラグの正面図、(d)はプラグの断面図である。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の実施形態では壁埋込型の直流コンセントを例にして説明を行うが、本発明の技術思想を、電気機器に固定される機器取付用のコンセントや、コードの延長接続を行うために用いられて固定しないで使用されるコードコネクタボディや、固定しないで使用されるテーブルタップなどの種々の機器に対応したコンセント適用してもよいことはいうまでもない。
(実施形態1)
本発明の実施形態1を図1〜図6に基づいて説明する。本実施形態の直流コンセント1は壁などの造営面に埋込配設されて使用されるものであり、直流コンセント1と、この直流コンセント1に着脱自在に接続されるプラグ2とで直流電源用の差込接続器が構成される。尚、以下の説明では特に断りが無いかぎり、図2(a)に示す向きにおいて上下左右の方向を規定し、図2(a)中の正面を前面として説明を行うので、図2(b)中の右端は後端となる。
直流コンセント1は、造営材に埋込配設される合成樹脂製のコンセント本体10を備える。コンセント本体10は、前側が開口した略箱状の合成樹脂製のボディ11と、後面が開口した略箱状の合成樹脂製のカバー12とを、金属製の組立枠13,13にて結合して組み立てられている。このコンセント本体10は、日本工業規格(JIS C 8303参照)に準拠した大きさであって、大角形連用配線器具の取付枠(JIS C 8375参照)に3個まで並べて取着可能なモジュール寸法の1個分の大きさ(この大きさを1個モジュール寸法という。)に形成されている。
カバー12の前面には、前方に突出して取付枠50の開口54内に嵌るボス部12aが一体に突設されている。ボス部12aの左右両側の肩部12bには、略コ字状に形成された組立枠13の中央片がそれぞれ載置される。組立枠13の両脚片は、カバー12およびボディ11の側面にそれぞれ形成された係止凹部12c,11aに挿入され、両脚片の先端部に設けた略V形の係止爪13c,13cを拡開させて係止凹部11aの両側段部に係止させることによって、ボディ11とカバー12とが組立枠13,13により結合される。なお、組立枠13の中央片の外側縁には、合成樹脂製の取付枠50(図3参照)に設けられた係止孔に係合可能な一対の係止爪13aが突設されるとともに、中央片の内側縁から前方に突出する突出片に、金属製の取付枠(図示せず)に取り付ける際に取付枠の係止爪が係入する係止孔13bが設けられている。
ボス部12aの前面には、プラグ2が着脱自在に接続されるコンセント部14が設けられている。このコンセント部14は、ボス部12a前面の中央部に設けられ、前方から見た形状が四角形状(例えば矩形状)であって、丸孔状の2個のピン挿入孔16が開口したプラグ受け部15と、プラグ受け部15の周りを囲むように形成されてプラグ2の周壁23が挿入される挿入溝17と、ピン挿入孔16を通してコンセント本体10内にそれぞれ挿入されるプラグ2の電極ピン22を嵌合する刃受18とを備えている。
2個のピン挿入孔16は、直流電力供給用の2個(正極側及び負極側)の刃受18にそれぞれ対応して設けられ、プラグ受け部15の一辺である基準辺(本実施形態では上側辺)に沿って配置され、且つ、プラグ受け部15において上側辺と対向する辺(下側辺)よりも上側辺(基準辺)に近い位置に偏って配置されている。尚、プラグ受け部15の上側辺からピン挿入孔16までの距離は、プラグ受け部15の下側辺からピン挿入孔16までの距離の半分以下となっており、ピン挿入孔16が上側寄りに配置されていることが、容易に判別できるようになっている。
また、コンセント本体10の内部には、刃受18にそれぞれ電気的に接続された所謂速結端子構造の接続端子(図示せず)が収納されており、ボディ11の後面に開口する電線挿入孔より挿入された直流電源の給電線(図示せず)が接続端子に接続されるようになっている。尚、速結端子構造の接続端子には、例えば特開平10−144424号公報に開示されているような従来周知の速結端子を使用すればよく、図示および説明は省略する。
図3は直流コンセント1を合成樹脂製の取付枠50に取り付ける前の状態を示しており、この取付枠50は、長手方向に対向する取付片51にボックスねじ用の長孔52と、はさみ金具が取着される取着孔(図示せず)と、プレートねじ用のねじ孔53とが少なくとも設けてある。また、取付枠50の長手方向に沿う側片55,56のうち、一方の側片55には2個で1組となった係止孔(図示せず)が3組ずつ並設され、他方の側片56には横長の板片57が垂設されている。この板片57には係止孔59が長手方向に3個並設され、各係止孔59の下縁からは突出片58が上方へ突設してある。
この直流コンセント1を取付枠50を用いて造営面に埋込配設する際には、先ず直流コンセント1の一方の組立枠13に設けた係止爪13aが、取付枠50の側片55に設けられた係止孔(図示せず)に挿入されたのち、他方の組立枠13の係止爪13aが、突出片58の両側の肩部58aに載るようにして係止孔59に挿入されれば、ボス部12aの前面を開口54から露出させた状態で、コンセント本体10が取付枠50に取り付けられる。次に、造営面に開口する埋込用孔を通して電源側からの給電線が室内側に引き出された後、この給電線の被覆が剥かれた芯線がボディ11後面の電線挿入孔に挿入されると、端子部に給電線が電気的に接続される。そして、コンセント本体10の後部を埋込用孔に埋設するようにして取付枠50が造営面に固定されることによって、直流コンセント1のコンセント本体10が取付枠50を介して造営面に固定される。また、図5(a)に示すように、取付枠50の前面には化粧プレート60が取着されており、化粧プレート60の窓孔61から直流コンセント1のコンセント部14が露出している。尚、直流コンセント1のコンセント本体10は1個モジュール寸法に形成されているので、図5(b)に示すように取付枠50に対して直流コンセント1を3個並設することもできるし、図6(a)〜(c)に示すように直流コンセント1を他の配線器具と共に取付枠50に並設することもできる。ここで、図6(a)の形態では、直流コンセント1をTVコンセント3及びLAN用モジュラコンセント4と共に取付枠50に並設してある。また図6(b)の形態では、直流コンセント1をLAN用モジュラコンセント4及び電話用モジュラコンセント5と共に取付枠50に並設してあり、図6(c)の形態では2個の直流コンセント1をパイロットランプのような配線器具6と共に並設してある。また更に、図6(d)の形態では、2連の取付枠を用いて、3個モジュール寸法に形成された交流電源用のコンセント7と、1個モジュール寸法に形成された3個の直流コンセント1とを並設してある。
一方、この直流コンセント1に接続されるプラグ2は、図4に示すように、合成樹脂により手で把持できる程度の大きさに形成された横長の直方体状のプラグ本体21を備え、このプラグ本体21の前面(直流コンセント1との対向面)には、丸棒状の2本の電極ピン22が突設されるとともに、2本の電極ピン22の周りを囲むように四角筒状の周壁23が突設されている。ここで、プラグ本体21の前面から周壁23の先端までの長さは、プラグ本体21前面から電極ピン22の先端までの長さよりも若干大きい寸法に設定されている。また2本の電極ピン22は、周壁23の一方の壁(例えば上側壁)に沿って配置されており、且つ、電極ピン22と周壁23の上側壁との距離は、電極ピン22と周壁23の下側壁との距離よりも短くなるように配置されている。また、プラグ本体21の後面からは、負荷機器からの電線24が導出されており、差込プラグ2が直流コンセント1に接続されると、電線24を介して負荷機器に直流電力が供給されるようになっている。
このプラグ2を直流コンセント1に接続するにあたっては、電極ピン22とピン挿入孔16の位置を合わせて、プラグ2を直流コンセント1側に近付けると、先ずプラグ2の周壁23が直流コンセント1の挿入溝17内に挿入された後、電極ピン22がピン挿入孔16内に挿入され、プラグ2を所定位置まで差し込むと、電極ピン22が刃受18に電気的且つ機械的に接続される。尚、電極ピン22が刃受18に接触する際には、既に周壁23の先端が挿入溝17内に挿入されているので、電極ピン22の接触時にアークが発生したとしても外部からアークが見えることはない。
またプラグ2を直流コンセント1から引き抜く際には、プラグ本体21を把持して手前側に引っ張ると、先ず電極ピン22が刃受18から外れて、ピン挿入孔16の外側に出た後、プラグ2の周壁23が挿入溝17から外に出るので、プラグ2を直流コンセント1から容易に取り外すことができる。尚、電極ピン22が刃受18から外れた時点では、まだ周壁23の先端が挿入溝17内に挿入されているので、電極ピン22の開離時にアークが発生したとしても外部からアークが見えることはない。
ここにおいて、本実施形態の直流コンセント1では、プラグ2の周壁23内に挿入されるプラグ受け部15の形状が四角形状に形成されるとともに、プラグ受け部15に開口する2個のピン挿入孔16が、プラグ受け部15の上側辺(基準辺)に沿って配置され、且つ、2個のピン挿入孔16からプラグ受け部15の上側辺(基準辺)までの距離が、ピン挿入孔16からプラグ受け部15の下側辺(上記基準辺と対向する辺)までの距離に比べて短くなるように、プラグ受け部15の上側に偏って配置されているので、コンセント部14にプラグ2を取り付ける向きを容易に理解できる。またプラグ2の四角筒状の周壁23を、四角形状のプラグ受け部15の周りに設けた挿入溝17に挿入することによって、コンセント部14にプラグ2を取り付ける向きが制限されるから、嵌合部分が円形となっているIEC規格に準拠したSELV回路用のソケットに比べて、プラグ2の位置合わせが容易であり、逆差しを防止しつつ使い勝手のよい直流コンセントを実現できる。またコンセント部14には、ピン挿入孔16が開口するプラグ受け部15の周りに挿入溝17が形成されているだけで、上記のIEC規格に準拠したSELV回路用のソケットのように逆差し防止のためのキー溝が形成されていないので、コンセント部14の形状を簡単にでき、強度を確保するために直流コンセント1の大型化を招くことがない。
なお、前方から見たプラグ受け部15の形状が円形の場合、2個のピン挿入孔16を片側に寄せて配置しようとすると、2個のピン挿入孔16の間隔が狭くなってしまうが、本実施形態では前方から見たプラグ受け部15の形状が四角形状(矩形状)となっているので、2個のピン挿入孔16が基準辺である上側辺寄りに配置された場合でも、2個のピン挿入孔16の間隔が狭まることはなく、したがって絶縁距離を確保するために、直流コンセントの大型化を招くことがない。
また本実施形態の差込接続器において、丸棒状の電極ピン22に代えて平刃形状の栓刃がプラグ2に設けられ、プラグ受け部15に矩形孔からなるピン挿入孔16’が形成された場合、丸棒状の電極ピン22に比べて平刃形状の栓刃では断面積を同程度にするため幅細で且つ縦長になるので、図11(a)に示すように、プラグ受け部15に形成されるピン挿入孔16’も、丸孔状のピン挿入孔16に比べて縦長になる。ここで、コンセント本体10が1個モジュール寸法に形成されている場合、ピン挿入孔16’の縦寸法(上下方向寸法)とプラグ受け部15の上下方向寸法との差が小さいため、プラグ受け部15の上下方向における中央位置からピン挿入孔16’を上側に偏らせて配置したとしても、ピン挿入孔16’のズレ量を大きくとることができず、ピン挿入孔16’が上下何れの側に偏っているのか判別しにくいという問題があった。またピン挿入孔16’は、平刃形状の栓刃の縦寸法よりも若干縦長に形成されるので、ピン挿入孔16’の開口位置の上下方向におけるズレ量が小さい場合、プラグ2が左右逆向きにして差込接続されると、平刃形状の栓刃の端がピン挿入孔16’内に差し込まれてしまう可能性もあった。このような問題を回避するには、図11(b)に示すようにピン挿入孔16’が開口する位置の上下方向におけるズレ量を大きくとる必要があるが、それによってコンセント本体10が大型化するという問題もあった。それに対して本実施形態ではピン挿入孔16が丸孔状に形成されているので、矩形孔状のピン挿入孔16’に比べて上下方向におけるズレ量を大きくとることができ、したがってピン挿入孔16が上下何れの側に偏っているかを容易に判別でき、プラグ2を左右逆向きにして接続しようとしても、プラグ2の電極ピン22がピン挿入孔16内に挿入されることがない。
ところで、本発明に係る直流コンセント1は、図10に示す直流配電システムに用いられる。なお図10は直流配電システムを戸建て住宅の家屋Hに適用した例を示しているが、直流配電システムを集合住宅やテナントビルなどの建物に適用してもよいことは言うまでもない。
家屋Hには、直流電力を出力する直流電力供給部72と、家屋H内の要所に配設され、直流電力供給部72から直流供給線路Wdcを介して直流電力が供給される直流コンセント1と、直流電力により動作する複数の直流機器(例えば冷蔵庫80a、テレビ80b、電話機80cなど)が設けられており、直流機器80a〜80cからの差込プラグ2を直流コンセント1に接続することによって、直流機器80a〜80cに直流電力が供給される。また直流電力供給部72と直流コンセント1との間には、直流供給線路Wdcに流れる電流を監視し、異常を検知したときに直流供給線路Wdc上で直流電力供給部72から直流コンセント1への給電を制限ないし遮断する直流ブレーカ73が設けられる。
直流電力供給部72は、基本的には、商用電源のように宅外から供給される交流電源ACを電力変換して直流電力を生成する。図示する構成では、交流電源ACは、分電盤70に内器として取り付けられた主幹ブレーカ71を通して、スイッチング電源を含むAC/DCコンバータ74に入力される。AC/DCコンバータ74から出力される直流電力は、協調制御部75を通して各直流ブレーカ73に接続される。
また直流電力供給部72には、交流電源ACから電力が供給されない期間(たとえば、商用電源ACの停電期間)に備えて二次電池77が設けられている。また、直流電力を生成する太陽電池76や燃料電池78を併用することも可能になっている。交流電源ACから直流電力を生成するAC/DCコンバータ74を備える主電源に対して、太陽電池76や二次電池77や燃料電池78は分散電源になる。なお、図示例において太陽電池76、二次電池77、燃料電池78は出力電圧を制御する回路部を含み、二次電池77は放電だけではなく充電を制御する回路部も含んでいる。
ここで、直流機器80a〜80cの駆動電圧は機器に応じた複数種類の電圧から選択されるから、協調制御部75にDC/DCコンバータを設け、主電源および分散電源から得られる直流電圧を必要な電圧に変換して、それぞれ対応する直流コンセント1に供給するのが望ましく、使用される直流機器や建物の使用環境などに合わせて直流電圧の供給電圧は適宜決められればよい。ここにおいて、直流コンセント1に直流電力を供給する電源供給元の電源回路は、交流電源ACと直流コンセント1との間に設けられており、例えば分電盤70の内部に設けられている。
(実施形態2)
本発明の実施形態2を図7に基づいて説明する。実施形態1では、前方から見たプラグ受け部15の形状が四角形状(矩形状)に形成されていたが、本実施形態では、前方から見たプラグ受け部15の形状が、四角形状(矩形状)の角を供給電圧の違いに応じて少なくとも1つ切り取った形状に形成されている。尚、プラグ受け部15の形状を除いては実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
本実施形態の直流コンセント1は、例えばDC6V,12V,24V,48Vの4種類の供給電圧に対応しており、図7(a)は6V用、同図(b)は12V用、同図(c)は24V用、同図(d)は48V用の直流コンセント1を示している。そして、6V用の直流コンセント1では、プラグ受け部15の右下角を斜めにカットしてテーパ部15aが設けられるとともに、挿入溝17もプラグ受け部15の外周形状に合わせて形成されている。また12V用の直流コンセント1では、プラグ受け部15の左下角を斜めにカットしてテーパ部15aが設けられるとともに、挿入溝17もプラグ受け部15の外周形状に合わせて形成されている。また24V用の直流コンセント1ではプラグ受け部15にテーパ部を設けず、四角形状(矩形状)に形成してあり、48V用の直流コンセント1ではプラグ受け部15の右下角及び左下角にテーパ部15a,15aが設けられるとともに、挿入溝17がプラグ受け部15の外周形状に合わせて形成されている。
このように、24V用の直流コンセント1では前方から見たプラグ受け部15の形状を矩形状のままとし、6V用,12V用,48V用の直流コンセント1では、四角形状の角を供給電圧の種類に応じて少なくとも1つ切り取った形状にプラグ受け部15が形成されており、供給電圧の違いに応じてプラグ受け部15の外周形状を異ならせているので、プラグ受け部15の外周形状から供給電圧の違いを容易に判別できる。またプラグ受け部15の外周形状は、四角形状(矩形状)の角を供給電圧に応じて少なくとも1つ切り取った形状に形成されているので、前方から見たプラグ受け部15の形状が矩形の外側に張り出すことがなく、直流コンセント1が大型になるのを防止できる。
また更に、供給電圧の違いに応じてプラグ受け部15の外周形状を異ならせるとともに、プラグ2側でも、周壁22の外周形状がプラグ受け部15の形状に合わせて変更されるので、供給電圧の異なるプラグ2が接続されるのを防止するとともに、プラグ2を接続する向きが容易に判別でき、より差し込みしやすいものになる。
また本実施形態では、プラグ受け部15において、2個のピン挿入孔16が偏って配置された上側辺とは反対側(下側)の角が、供給電圧の違いに応じて切り取られており、ピン挿入孔16を偏倚させた上側の角が切り取られる場合と比べて、角が切り取られた部位とピン挿入孔16との距離を長くとれるので、プラグ受け部15の強度が低下するのを抑制できるという利点がある。
尚、本実施形態では、プラグ受け部15の下側の角を供給電圧の種類に応じて切り取ることによってプラグ受け部15の形状を変化させているが、切り取られる角の位置や数は上記の形態に限定されるものではなく、ピン挿入孔16が偏って配置された基準辺側(上側)の角を切り取るようにしてもよいし、上側及び下側の角を両方ともに切り取ってもよい。また切り取る部位の形状も上記の形態に限定されるものではなく、例えば図6(e)に示すようにプラグ受け部15の角を略直角に切り取って、入り隅部15bを設けてもよい。
(実施形態3)
本発明の実施形態3を図8及び図9に基づいて説明する。実施形態1,2の直流コンセント1では、電源供給元である電源回路の種類に応じてプラグ2との嵌合部分の形状を変更していないが、本実施形態では、電源回路の種類を識別するための識別用溝17aが、挿入溝17に連続して延長形成されている。尚、識別用溝17a以外は実施形態1又は2の直流コンセント1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
電源供給元である電源回路の種類としてはSELV回路、ELV回路、FELV回路などがIEC規格で規格化されており、図8(a)〜(d)に示すようにSELV回路用の直流コンセント1には、プラグ受け部15の下側辺の左右方向中央部に、挿入溝17と連続する識別用溝17aが設けられている。図8(a)は6V用、同図(b)は12V用、同図(c)は24V用、同図(d)は48V用の直流コンセント1を示しており、実施形態2と同様、前方から見たプラグ受け部15の形状は、供給電圧の種類に応じて四角形状の角を少なくとも1つ切り取った形状に形成されている。ここにおいて、直流コンセント1に直流電源を供給する電源回路は、上述した図10の直流配電システムでは、交流電源ACと直流コンセント1との間に設けられており、例えば分電盤70の内部に設けられている。
ここで、識別用溝17aは、挿入溝17を延長させることによって形成されているので、挿入溝17とは別に挿入溝17と分離した形で溝を形成する場合に比べてカバー12の強度を保ちやすく、形状が単純なため製造が容易になる。また識別用溝17aは、プラグ受け部15においてピン挿入孔16が偏って配置された側(上側)と反対側の辺に設けられているので、ピン挿入孔16と識別用溝17aとの距離を十分に確保することができ、プラグ受け部15の強度が低下するのを抑制できる。また本実施形態では、識別用溝17aが、挿入溝17をプラグ受け部15側に延長することで形成されているので、プラグ受け部15と反対側に延長する場合に比べて、ボス部12aの前面の大きさを小さくでき、直流コンセント1の大型化を防止できる。尚、識別用溝17aを延長形成する部位やその形状を上記の形態に限定する趣旨のものではなく、識別が可能であれば識別用溝17aの形成部位や形状や数は問わない。
一方、ELV回路用の直流コンセント1には、図7(a)〜(d)に示すように識別用溝17aが設けられておらず、識別用溝17aの有無によって電源回路の種類を容易に判別することができる。
またSELV回路用のプラグ2では、識別用溝17aと嵌合する識別用リブ(図示せず)が周壁23の内面に形成されており、ELV回路用のプラグ2では識別用リブが形成されていないので、ELV回路用のプラグ2はELV回路用の直流コンセント1とSELV回路用の直流コンセント1の両方に接続できるものの、SELV回路用のプラグ2はSELV回路用の直流コンセント1のみに接続できるようになっている。
ところで、SELV回路はELV回路に比べて絶縁等級が高いので、SELV回路で使用される負荷機器(以下、SELV機器と言う。)は、ELV回路で使用される負荷機器(以下、ELV機器と言う。)ほど高い絶縁性能が要求されておらず、SELV機器はELV機器よりも絶縁性能が低い場合が多い。したがって、SELV回路に比べて絶縁等級の低いELV回路で、ELV機器に比べて絶縁性能が不十分なSELV機器が使用されると、漏電による故障などが発生する虞があるが、本実施形態ではSELV回路用のプラグ2は、ELV回路用の直流コンセント1に接続できず、SELV回路用の直流コンセント1のみに接続できるようになっているので、SELV機器がELV回路で使用されることはない。なお、ELV機器はSELV回路用の直流コンセント1に接続される可能性があるが、ELV機器はSELV機器に比べて絶縁性能が高く、ELV回路に比べてSELV回路は絶縁等級が高いので、SELV回路でELV機器が使用されても特に問題はない。
ここで、図9は本実施形態の施工状態を示し、図示例ではELV回路用の2種類(24V用及び48V用)の直流コンセント1A,1Bと、SELV回路用の1種類(24V用)の直流コンセント1Cが取付枠50に対して並設されている。
1 直流コンセント
2 プラグ
10 コンセント本体
14 コンセント部
15 プラグ受け部
16 ピン挿入孔
17 挿入溝
18 刃受
21 プラグ本体
22 電極ピン
23 周壁

Claims (4)

  1. 丸棒状の複数本の電極ピンと複数本の電極ピンの周りを囲む四角筒状の周壁とを具備したプラグが着脱自在に接続され、当該プラグに直流電力を供給する直流コンセントであって、
    プラグが着脱自在に接続されるコンセント部が前面に設けられたコンセント本体を具備し、
    コンセント部は、前方から見た形状が四角形状であって、プラグの電極ピンがそれぞれ挿入される複数個のピン挿入孔が開口するプラグ受け部と、当該プラグ受け部の周りを囲むように形成されてプラグの周壁が挿入される挿入溝と、複数個のピン挿入孔を通してコンセント本体内にそれぞれ挿入される電極ピンを嵌合する刃受とを有し、
    複数個のピン挿入孔のうち直流電力供給用の刃受に対応する2個のピン挿入孔は、プラグ受け部の一辺である基準辺に沿って並んで配置され、且つ、プラグ受け部において上記基準辺と対向する辺よりも上記基準辺に近い位置に偏って配置されたことを特徴とする直流コンセント。
  2. 前記プラグ受け部は、前方から見た形状が四角形状の角を供給電圧の違いに応じて少なくとも1つ切り取った形状に形成され、当該プラグ受け部の周りを囲むように前記挿入溝が形成されたことを特徴とする請求項1記載の直流コンセント。
  3. 前記プラグ受け部は、直流電力供給用の前記刃受に対応する前記2個のピン挿入孔が近付けて配置された前記基準辺とは反対側の角が切り取られた形状に形成されたことを特徴とする請求項2記載の直流コンセント。
  4. 前記挿入溝に連続して延長形成され、電源供給元である電源回路の種類に応じて前記プラグの周壁内面に設けられた識別用リブが挿入される識別用溝を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の直流コンセント。
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