JP2019121515A - スナップボタン型電気コネクタ対 - Google Patents

スナップボタン型電気コネクタ対 Download PDF

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康昭 福元
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吾 根武谷
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Abstract

【課題】小型に実現することが容易なスナップボタン型電気コネクタ対を提供する。【解決手段】スナップボタン型プラグコネクタ100のプラグハウジング160は、嵌合方向に隆起した隆起部130と、隆起部130に形成された係合部150とを有する。スナップボタン型リセプタクルコネクタ200のリセプタクルハウジング260は、隆起部130を嵌合方向に受け入れる受入部230と、受入部230に形成され、係合部150に引っ掛かることにより、隆起部130の受入部230からの抜けを抑制する被係合部250とを有する。隆起部130と受入部230の各々は、受入部230に隆起部130が受け入れられたときに、両部130及び230によってスナップボタン型プラグコネクタ100とスナップボタン型リセプタクルコネクタ200との周方向の相対的な回転が阻止される形状を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、スナップボタン型電気コネクタ対に関する。
特許文献1に開示されるように、それぞれ導電性を有する布に取り付けられる雄型コネクタ部と雌型コネクタ部とを備えるスナップボタン型電気コネクタ対が知られている。雄型コネクタ部は凸部を有し、雌型コネクタ部は、凸部と嵌合する凹部を有する。凸部及び凹部の各々には、複数の電極が配列されている。凸部と凹部とが嵌合したときに、凸部に配列されている複数の電極と、凹部に配列されている複数の電極とが電気的に接触する。
特開2017−183074号公報
上述した複数の電極は、凸部と凹部との各々において、両部が嵌合する嵌合方向に延びる仮想嵌合軸まわりの周方向に絶縁されて配列されている。このように電極が配列されている場合、凸部と凹部とが嵌合しているときに、凸部の複数の電極と、凹部の複数の電極との電気的な接触を維持するために、凸部及び凹部の、仮想嵌合軸まわりの相対的な回転を阻止する手段が必要である。
特許文献1では、その手段を、雄型コネクタ部に設けられる位置決めキイと、雌型コネクタ部に設けられ、位置決めキイと嵌合する被位置決めキイとによって実現している。これら位置決めキイ及び被位置決めキイは、凸部及び凹部とは別途に、凸部及び凹部から離れた位置に配置されているため、スナップボタン型電気コネクタ対の小型化を困難化する要因となりうる。
本発明の目的は、小型に実現することが容易なスナップボタン型電気コネクタ対を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るスナップボタン型電気コネクタ対は、
第1スナップボタン型電気コネクタと、前記第1スナップボタン型電気コネクタと嵌合する第2スナップボタン型電気コネクタと、を備え、
前記第1スナップボタン型電気コネクタが、
前記第1スナップボタン型電気コネクタと前記第2スナップボタン型電気コネクタとが嵌合する嵌合方向に隆起した隆起部と、前記隆起部に形成され、前記嵌合方向と直交する方向に延在する係合部と、を有する絶縁性の第1ハウジングと、
前記嵌合方向に延びる仮想嵌合軸まわりの周方向に互いに絶縁された状態で、前記第1ハウジングに保持された導電性の複数の第1コンタクトと、を有し、
前記第2スナップボタン型電気コネクタが、
前記隆起部を前記嵌合方向に受け入れる受入部と、前記受入部に形成され、前記受入部に前記隆起部が受け入れられたときに、前記係合部に引っ掛かることにより、前記係合部との間の摩擦力よって、前記隆起部の前記受入部からの抜けを抑制する被係合部と、を有する絶縁性の第2ハウジングと、
前記周方向に互いに絶縁された状態で前記第2ハウジングに保持され、前記受入部に前記隆起部が受け入れられたときに、複数の前記第1コンタクトと電気的に接触する導電性の複数の第2コンタクトと、を有し、
前記隆起部と前記受入部の各々が、前記受入部に前記隆起部が受け入れられたときに、両部によって前記第1スナップボタン型電気コネクタと前記第2スナップボタン型電気コネクタとの前記周方向の相対的な回転が阻止される形状を有する。
前記隆起部と前記受入部との一方に、前記嵌合方向と直交する方向に突出して前記嵌合方向に延在する突条が形成され、他方には、前記嵌合方向に延在し、前記突条が前記嵌合方向にスライド可能に嵌る溝条が形成されており、
前記突条が前記溝条に嵌ることにより、前記第1スナップボタン型電気コネクタと前記第2スナップボタン型電気コネクタとの前記周方向の相対的な回転が阻止される、
構成としてもよい。
前記隆起部が、前記嵌合方向に平行な平面視で略多角形状の外形を有し、前記受入部が、前記隆起部と嵌合する形状を有することにより、前記第1スナップボタン型電気コネクタと前記第2スナップボタン型電気コネクタとの前記周方向の相対的な回転が阻止される、
構成としてもよい。
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの各々が、前記嵌合方向に平行な平面視で、略多角形状の外形を有しており、
前記第1ハウジングの前記外形の角部と、前記第2ハウジングの前記外形の角部とが、前記周方向に揃っているときに、前記受入部への前記隆起部の受け入れが可能となる、
構成としてもよい。
複数の前記第1コンタクトが互いに等しい形状を有すると共に、複数の前記第2コンタクトが互いに等しい形状を有していてもよい。
複数の前記第1コンタクトの各々が、
前記第2コンタクトと電気的に接触する部分以外の部分において、前記第1ハウジングから露出し、前記第1スナップボタン型電気コネクタが取り付けられる第1被取付体に対して、導電性の線状材で縫い付けることができる形状を有する第1取付部を有し、
複数の前記第2コンタクトの各々が、
前記第1コンタクトと電気的に接触する部分以外の部分において、前記第2ハウジングから露出し、前記第2スナップボタン型電気コネクタが取り付けられる第2被取付体に対して、導電性の線状材で縫い付けることができる形状を有する第2取付部を有する、
構成としてもよい。
上記構成によれば、第1スナップボタン型電気コネクタと第2スナップボタン型電気コネクタとの周方向の相対的な回転が、係合部が形成された隆起部と、被係合部が形成された受入部とによって阻止される。従って、第1スナップボタン型電気コネクタと第2スナップボタン型電気コネクタとの周方向の相対的な回転を阻止するための部材を、隆起部及び受入部とは別途に設ける必要がない。このため、本発明のスナップボタン型電気コネクタ対は、小型に実現することが容易である。
実施形態1に係るスナップボタン型電気コネクタ対の斜視図。 実施形態1に係るスナップボタン型電気コネクタ対の、図1のAA−AA線の位置における断面図。 実施形態1に係るスナップボタン型プラグコネクタの斜視図。 実施形態1に係るスナップボタン型プラグコネクタの平面図。 実施形態1に係るスナップボタン型プラグコネクタの製造プロセスを示す概念図。 実施形態1に係るスナップボタン型リセプタクルコネクタの斜視図。 実施形態1に係るスナップボタン型リセプタクルコネクタの平面図。 実施形態1に係るスナップボタン型リセプタクルコネクタの製造プロセスを示す概念図。 実施形態2に係るスナップボタン型プラグコネクタの斜視図。 実施形態2に係るスナップボタン型プラグコネクタの平面図。 実施形態2に係るスナップボタン型リセプタクルコネクタの斜視図。 実施形態2に係るスナップボタン型リセプタクルコネクタの平面図。 実施形態3に係るスナップボタン型プラグコネクタの斜視図。 実施形態3に係るスナップボタン型プラグコネクタの平面図。 実施形態3に係るスナップボタン型リセプタクルコネクタの斜視図。 実施形態3に係るスナップボタン型リセプタクルコネクタの平面図。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態1〜3に係るスナップボタン型電気コネクタ対について説明する。図中、同一又は対応する部分に同一の符号を付す。
[実施形態1]
図1に示すように、本実施形態に係るスナップボタン型電気コネクタ対300は、第1スナップボタン型電気コネクタとしてのスナップボタン型プラグコネクタ100と、これに嵌合する第2スナップボタン型電気コネクタとしてのスナップボタン型リセプタクルコネクタ200とを備える。
図2に示すように、スナップボタン型プラグコネクタ100は、第1被取付体としての導電性の布(以下、導電布という。)CLに取り付けられる。導電布CLは、ユーザに着用されるウエアにおいて、生体信号を検出するプローブを構成している。
一方、スナップボタン型リセプタクルコネクタ200は、第2被取付体としての基板BDに取り付けられる。基板BDは、導電布CLが構成するプローブによって検出された生体信号を電磁波に乗せて、スマートフォンやパーソナルコンピュータといった外部機器に出力するトランスミッタを構成している。
導電布CLは、互いに絶縁された複数本の配線が導電性の繊維で形成された構造を有する。基板BDも、互いに絶縁された複数本の配線がプリントされた構造を有する。具体的には、導電布CLと基板BDの各々は、3本の配線を備える。スナップボタン型電気コネクタ対300は、導電布CLが備える3本の配線の各々と、基板BDが備える3本の配線の各々とを、電気的に接続する役割を果たす。
以下、スナップボタン型電気コネクタ対300の構成について具体的に説明する。以下の説明を容易にするために、図1及び図2に示すように、スナップボタン型プラグコネクタ100とスナップボタン型リセプタクルコネクタ200とが嵌合する方向(以下、嵌合方向という。)に延びる仮想嵌合軸VAを定義する。
まず、スナップボタン型プラグコネクタ100の構成について説明する。
図2に示すように、スナップボタン型プラグコネクタ100は、導電性のプラグコンタクト部170と、プラグコンタクト部170を保持する絶縁性の第1ハウジングとしてのプラグハウジング160とを有する。
図3に示すように、プラグハウジング160は、仮想嵌合軸VAと直交する仮想平面上に延在する基部140と、基部140から嵌合方向に隆起した隆起部130とを有する。隆起部130は、仮想嵌合軸VAを中心軸とする略円柱状の本体部110と、本体部110から仮想嵌合軸VAと直交する半径方向外方に突出した突条部120とを有する。突条部120は、それぞれ嵌合方向に延びる複数、具体的には3つの突条121、122、及び123を含む。
図4に示すように、それら突条121〜123は、仮想嵌合軸VAまわりの周方向(以下、単に周方向という。)に等間隔に配置されている。突条121〜123の各々は、仮想嵌合軸VAに平行な平面視において、仮想嵌合軸VAから遠ざかる半径方向外方に向かうに従って広がった形状、具体的には、略台形をなしている。
図3に示すように、プラグハウジング160は、隆起部130に形成された係合部150も有する。係合部150は、隆起部130の本体部110における外周面から仮想嵌合軸VAに垂直な半径方向外方に突出し、かつ周方向に延在している。
図4に示すように、係合部150は、突条121と122との間、突条122と123との間、及び突条123と121との間、のそれぞれにおいて、周方向に延在している。なお、係合部150の本体部110の外周面からの突出高さは、突条121〜123の本体部110の外周面からの突出高さより低い。
図3に示すように、プラグコンタクト部170は、図2に示した導電布CLが3本の配線を備えることに対応して、複数の第1コンタクトとしての、3つのプラグコンタクト171、172、及び173を含む。なお、図2には、プラグコンタクト171〜173のうちのプラグコンタクト171のみが現れている。
図4に示すように、プラグコンタクト171〜173の各々は、図1及び図2に示したスナップボタン型リセプタクルコネクタ200と電気的に接触する対リセプタクルコンタクト接触部170aと、図2に示した導電布CLに取り付けられる第1取付部としての配線接続部170bとを有する。
プラグコンタクト171〜173の対リセプタクルコンタクト接触部170aは、隆起部130の外面の位置に露出している。
具体的には、プラグコンタクト171の対リセプタクルコンタクト接触部170aは、突条121の、仮想嵌合軸VAと直交する半径方向に関して最も外方に位置する頂面の位置に露出している。同様に、プラグコンタクト172の対リセプタクルコンタクト接触部170aは、突条122の頂面の位置に露出し、プラグコンタクト173の対リセプタクルコンタクト接触部170aは、突条123の頂面の位置に露出している。
また、プラグコンタクト171〜173の配線接続部170bは、基部140から露出している。具体的には、仮想嵌合軸VAに平行な平面視で、基部140の、隆起部130の外縁と、基部140の外縁との間の領域には、切り欠きが形成されていて、その切り欠きの部分に、配線接続部170bが露出している。なお、プラグコンタクト171〜173の各々において、配線接続部170bの周方向の位置は、対リセプタクルコンタクト接触部170aの周方向の位置と揃っている。
配線接続部170bの各々は、スナップボタン型プラグコネクタ100の取り付けに利用される。具体的には、図2に示すように、配線接続部170bは、導電性の線状材としての導電性の糸(以下、導電糸という。)CTによって、導電布CLに縫い付けられる。
また、図2に示す導電糸CTは、スナップボタン型プラグコネクタ100を導電布CLに機械的に固定する役割のみならず、電気的に接続する役割も果たす。即ち、図4に示すプラグコンタクト171〜173は、各々の配線接続部170bにおいて、図2に示す導電糸CTを通じて、導電布CLが備える図示せぬ配線と電気的に接続される。
次に、以上説明した構成を有するスナップボタン型プラグコネクタ100の製造方法について、図5を参照して説明する。
図5に示すように、まず、プラグコンタクト171〜173を準備する。プラグコンタクト171〜173は、金型によるプレスによって得られる。プラグコンタクト171〜173は、詳細には、1種類の金型によるプレスによって、一時に模られる。
プレス後、金型を取り外した段階では、プラグコンタクト171〜173が、ランナーとしての枠部材CFに保持されている。プラグコンタクト171〜173は、仮想嵌合軸VAと直交する共通の仮想平面上に延在する部分を有し、かつ互いに周方向に離間された状態で、枠部材CFに保持されている。
次に、枠部材CFに保持された状態のプラグコンタクト171〜173を、プラグハウジング160をインサート成形するための図示せぬ金型で、仮想嵌合軸VAと平行な方向に挟み込み、その金型に、プラグハウジング160の材料である樹脂を注入する。これにより、プラグコンタクト171〜173が周方向に互いに絶縁された状態で、プラグハウジング160に保持された状態となる。
そして、樹脂が固化した後に金型を取り外し、プラグコンタクト171〜173を枠部材CFから切り離すことにより、スナップボタン型プラグコネクタ100が完成する。
次に、スナップボタン型リセプタクルコネクタ200の構成について説明する。
図2に示すように、スナップボタン型リセプタクルコネクタ200は、導電性のリセプタクルコンタクト部270と、リセプタクルコンタクト部270を保持する絶縁性の第2ハウジングとしてのリセプタクルハウジング260と、を有する。
図6に示すように、リセプタクルハウジング260は、仮想嵌合軸VAと直交する仮想平面上に延在する基部240と、基部240から嵌合方向に土手状に立ち上がった受入部230とを有する。
受入部230は、仮想嵌合軸VAを取り囲む略円筒状の本体部210と、本体部210の仮想嵌合軸VAに面する内周面から、仮想嵌合軸VAに近づくように半径方向内方に突出した突出部220とを有する。突出部220は、それぞれ嵌合方向に延びる複数、具体的には3つの突出壁221、222、及び223を含む。
図7に示すように、それら突出壁221〜223は、周方向に等間隔に配置されている。そして、突出壁221及び222と本体部210の内周面とによって溝条231が画定され、突出壁222及び223と本体部210の内周面とによって溝条232が画定され、突出壁223及び221と本体部210の内周面とによって溝条233が画定されている。
溝条231〜233の各々は、嵌合方向に延在している。溝条231には、図3及び図4に示した突条121がスライド可能に嵌る。溝条232には、図3及び図4に示した突条122がスライド可能に嵌る。溝条233には、図3及び図4に示した突条123がスライド可能に嵌る。
図6に示すように、リセプタクルハウジング260は、受入部230に形成された被係合部250も有する。被係合部250は、受入部230の突出壁221〜223における仮想嵌合軸VAに面する内周面から仮想嵌合軸VAに垂直な半径方向内方に突出し、かつ周方向に延在している。
図7に示すように、被係合部250は、突出壁221〜223の各々の内周面において、周方向に延在している。
図6に示すように、リセプタクルコンタクト部270は、図2に示した基板BDが3本の配線を備えることに対応して、複数の第2コンタクトとしての、3つのリセプタクルコンタクト271、272、及び273を含む。なお、図2には、リセプタクルコンタクト271〜273のうちのリセプタクルコンタクト271のみが現れている。
図7に示すように、リセプタクルコンタクト271〜273の各々は、図1及び図2に示したスナップボタン型プラグコネクタ100と電気的に接触する対プラグコンタクト接触部270aと、図2に示した基板BDに取り付けられる第2取付部としての配線接続部270bと、を有する。
リセプタクルコンタクト271〜273の対プラグコンタクト接触部270aは、受入部230の内周面の位置に露出している。
具体的には、リセプタクルコンタクト271の対プラグコンタクト接触部270aは、溝条231の、仮想嵌合軸VAから最も遠い底面の位置に露出している。同様に、リセプタクルコンタクト272の対プラグコンタクト接触部270aは、溝条232の底面の位置に露出し、リセプタクルコンタクト273の対プラグコンタクト接触部270aは、溝条233の底面の位置に露出している。
また、リセプタクルコンタクト271〜273の配線接続部270bは、基部240から露出している。具体的には、仮想嵌合軸VAに平行な平面視で、基部240の、受入部230の外縁と、基部240の外縁との間の領域には、切り欠きが形成されていて、その切り欠きの部分に、配線接続部270bが露出している。なお、リセプタクルコンタクト271〜273の各々において、配線接続部270bの周方向の位置は、対プラグコンタクト接触部270aの周方向の位置と揃っている。
配線接続部270bの各々は、スナップボタン型リセプタクルコネクタ200の取り付けに利用される。具体的には、図2に示すように、配線接続部270bは、はんだSLによって、基板BDに固定される。各々の配線接続部270bは、はんだSLを通じて、基板BDが備える図示せぬ配線と電気的に接続される。
次に、以上説明した構成を有するスナップボタン型リセプタクルコネクタ200の製造方法について、図8を参照して説明する。
図8に示すように、まず、リセプタクルコンタクト271〜273を準備する。リセプタクルコンタクト271〜273は、金型によるプレスによって得られる。リセプタクルコンタクト271〜273は、詳細には、1種類の金型によるプレスによって、一時に模られる。
プレス後、金型を取り外した段階では、リセプタクルコンタクト271〜273が、ランナーとしての枠部材CFに保持されている。リセプタクルコンタクト271〜273は、仮想嵌合軸VAと直交する共通の仮想平面上に延在する部分を有し、かつ互いに周方向に離間された状態で、枠部材CFに保持されている。
次に、枠部材CFに保持された状態のリセプタクルコンタクト271〜273を、リセプタクルハウジング260をインサート成形するための図示せぬ金型で、仮想嵌合軸VAと平行な方向に挟み込み、その金型に、リセプタクルハウジング260の材料である樹脂を注入する。これにより、リセプタクルコンタクト271〜273が周方向に互いに絶縁された状態で、リセプタクルハウジング260に保持された状態となる。
そして、樹脂が固化した後に金型を取り外し、リセプタクルコンタクト271〜273を枠部材CFから切り離すことにより、スナップボタン型リセプタクルコネクタ200が完成する。
以上説明したスナップボタン型電気コネクタ対300においては、図1に示すスナップボタン型プラグコネクタ100と、スナップボタン型リセプタクルコネクタ200とが嵌合する際に、図6及び図7に示すリセプタクルハウジング260の受入部230が、図3及び図4に示すプラグハウジング160の隆起部130を嵌合方向に受け入れる。
その際、図3及び図4に示す突条121が、図7に示す溝条231に嵌り、図3及び図4に示す突条122が、図7に示す溝条232に嵌り、図3及び図4に示す突条123が、図7に示す溝条233に嵌る。
そして、その過程で、図3及び図4に示す突条121〜123の頂面に露出した対リセプタクルコンタクト接触部170aと、図7に示す溝条231〜233の底面に露出した対プラグコンタクト接触部270aとが、電気的に接触する。これにより、図2に示す導電布CLが備える3本の配線の各々と、基板BDが備える3本の配線の各々とが、電気的に接続される。
また、図2に示すように、受入部230に隆起部130が受け入れられて嵌合が完了したとき、被係合部250が、係合部150に引っ掛かることにより、係合部150との間の摩擦力よって、隆起部130の受入部230からの抜けが抑制される状態となる。このため、例えば、ユーザがランニング等の運動を行っても、導電布CLに対する基板BDの機械的及び電気的な接続が維持される。
なお、ウエアを洗濯する場合等には、ユーザが、スナップボタン型プラグコネクタ100と、スナップボタン型リセプタクルコネクタ200との嵌合を解除することで、トランスミッタをウエアから取り外すことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、スナップボタン型プラグコネクタ100とスナップボタン型リセプタクルコネクタ200とが嵌合する際に、隆起部130の突条121〜123が、受入部230の溝条231〜233に嵌る。これにより、スナップボタン型プラグコネクタ100とスナップボタン型リセプタクルコネクタ200との周方向の相対的な回転が阻止される。
具体的には、スナップボタン型プラグコネクタ100とスナップボタン型リセプタクルコネクタ200とに、それらを周方向に相対回転させようとする外力が作用した場合、図4に示す突条121が、図7に示す突出壁221又は222に当たり、図4に示す突条122が、図7に示す突出壁222又は223に当たり、図4に示す突条123が、図7に示す突出壁223又は221に当たる。
このように、スナップボタン型リセプタクルコネクタ200からのスナップボタン型プラグコネクタ100の抜けを抑制する隆起部130と受入部230とが、スナップボタン型プラグコネクタ100とスナップボタン型リセプタクルコネクタ200との周方向の相対的な回転を阻止する役割も果たす。
このため、その周方向の相対的な回転を阻止するための部材を、隆起部130及び受入部230とは別途に設ける必要がない。従って、本実施形態に係るスナップボタン型電気コネクタ対300は、小型に実現することが容易である。
[実施形態2]
上記実施形態1では、隆起部130に突条121〜123を形成し、受入部230に溝条231〜233を形成したが、隆起部130に溝条231〜233を形成し、受入部230に突条121〜123を形成してもよい。以下、その具体例について述べる。
まず、図9及び図10を参照し、スナップボタン型プラグコネクタ400について説明する。
図9に示すように、スナップボタン型プラグコネクタ400は、プラグコンタクト171〜173と、それらを保持するプラグハウジング440とを備える。プラグハウジング440が、基部410と、基部410から隆起した隆起部420とを有する点は、実施形態1と同様である。
本実施形態では、隆起部420が、仮想嵌合軸VAを取り囲む略円筒状をなしている。隆起部420の、仮想嵌合軸VAに面する内周面に、嵌合方向に延びる複数本、具体的には、3本の溝条421〜423が形成されている。
図10に示すように、それら溝条421〜423は、周方向に等間隔に配置されている。溝条421〜423の各々は、仮想嵌合軸VAに平行な平面視で、仮想嵌合軸VAから遠ざかる半径方向外方に向かうに従って広がった形状、具体的には、略扇型をなす。
また、本実施形態では、プラグコンタクト171〜173の対リセプタクルコンタクト接触部170aが、隆起部420の外周面の位置に露出している。対リセプタクルコンタクト接触部170aの周方向の位置は、溝条421〜423の周方向の位置と揃っている。
また、本実施形態では、図9に示すように、係合部430が、隆起部420の外周面に形成されている。係合部430は、隆起部420の外周面から仮想嵌合軸VAに垂直な半径方向外方に突出し、周方向に延在している。図10に示すように、係合部430は、周方向に隣り合う対リセプタクルコンタクト接触部170aの間において、周方向に延在している。
次に、図11及び図12を参照し、スナップボタン型リセプタクルコネクタ500について説明する。
図11に示すように、スナップボタン型リセプタクルコネクタ500は、リセプタクルコンタクト271〜273と、それらを保持するリセプタクルハウジング580とを備える。リセプタクルハウジング580が、基部560と、基部560から嵌合方向に土手状に立ち上がった受入部550とを有する点は、実施形態1と同様である。
本実施形態では、受入部550が、仮想嵌合軸VA上に延在する中央部530と、中央部530を取り囲む略円筒状の囲繞部540とを有する。中央部530は、仮想嵌合軸VAを中心軸とする略円柱状の本体部510と、本体部510の外周面から仮想嵌合軸VAと直交する半径方向外方に突出し、嵌合方向に延びる複数本、具体的には3本の突条521〜523と、を有する。
図12に示すように、それら突条521〜523は、周方向に等間隔に配置されている。突条521〜523の各々は、仮想嵌合軸VAに平行な平面視で、仮想嵌合軸VAから遠ざかる半径方向外方に向かうに従って広がった形状、具体的には、略扇型をなす。
また、本実施形態では、リセプタクルコンタクト271〜273の対プラグコンタクト接触部270aが、略円筒状の囲繞部540の、中央部510に面する内周面の位置に露出している。対プラグコンタクト接触部270aの周方向の位置は、突条521〜523の周方向の位置と揃っている。
また、本実施形態では、図11に示すように、被係合部570が、囲繞部540の内周面に形成されている。被係合部570は、囲繞部540の内周面から仮想嵌合軸VAに近づく半径方向内方に突出し、かつ周方向に延在している。図12に示すように、被係合部570は、周方向に隣り合う対プラグコンタクト接触部270aの間において、周方向に延在している。
本実施形態によれば、スナップボタン型プラグコネクタ400とスナップボタン型リセプタクルコネクタ500とが嵌合する際に、図9及び図10に示す隆起部420が、図11及び図12に示す中央部530と囲繞部540との間の空隙に嵌る。
その際、図11及び図12に示す突条521が、図9及び図10に示す溝条421に嵌り、図11及び図12に示す突条522が、図9及び図10に示す溝条422に嵌り、図11及び図12に示す突条523が、図9及び図10に示す溝条423に嵌る。これにより、スナップボタン型プラグコネク400とスナップボタン型リセプタクルコネクタ500との周方向の相対的な回転が阻止される。
このように、隆起部420と受入部550との形状によって、スナップボタン型プラグコネクタ400とスナップボタン型リセプタクルコネクタ500との周方向の相対的な回転が阻止さるので、この周方向の相対的な回転を阻止するための部材を、隆起部420及び受入部550とは別途に設ける必要がない。このため、本実施形態に係るスナップボタン型プラグコネクタ400及びスナップボタン型リセプタクルコネクタ500は、小型に実現することが容易である。
なお、図9及び図10に示す対リセプタクルコンタクト接触部170aと、図11及び図12に示す対プラグコンタクト接触部270aとが電気的に接触し、図11及び図12に示す被係合部570が、図9及び図10に示す係合部430に引っ掛かることで、隆起部420の受入部550からの抜けが抑制される点は、実施形態1と同様である。
[実施形態3]
上記実施形態1では、隆起部130、プラグハウジング160、及びリセプタクルハウジング260が、嵌合方向に平行な平面視で略円形の外形を有したが、これらの平面視での形状は特に限定されない。以下、隆起部130、プラグハウジング160、及びリセプタクルハウジング260の平面視での形状を多角形に変更した具体例について述べる。
まず、図13及び図14を参照し、スナップボタン型プラグコネクタ600について説明する。
図13に示すように、本実施形態では、スナップボタン型プラグコネクタ600のプラグハウジング660が、仮想嵌合軸VAに平行な平面視で略三角形をなす。プラグハウジング660が、基部640と、基部640から隆起した隆起部630とを有し、隆起部630が、本体部610と、本体部610に形成された3本の突条621〜623を有する点は、実施形態1と同様である。
図14に示すように、本実施形態では、隆起部630の本体部610も、仮想嵌合軸VAに平行な平面視で略三角形をなす。つまり、本体部610は略三角柱状をなしている。仮想嵌合軸VAに平行な平面視で、本体部610の3つの角部の、仮想嵌合軸VAまわりの周方向の位置は、プラグハウジング660の基部640の、3つの角部の周方向の位置と揃っている。
突条621〜623は、本体部610の3つの側面の各々に形成されている。突条621〜623の各々の幅は、本体部610の側面の幅より短い。また、プラグコンタクト171〜173の対リセプタクルコンタクト接触部170aは、突条621〜623の各々の、本体部610の側面と平行な頂面の位置に露出している。
また、本実施形態では、図13に示すように、係合部650が、本体部610の側面において嵌合方向と直交する方向に延在している。図14に示すように、係合部650は、突条621と622の間、突条622と623の間、及び突条623と621の間において延在している。
次に、図15及び図16を参照し、スナップボタン型リセプタクルコネクタ700について説明する。
図15に示すように、本実施形態では、スナップボタン型リセプタクルコネクタ700のリセプタクルハウジング760が、仮想嵌合軸VAに平行な平面視で略三角形をなす。リセプタクルハウジング760が、基部740と、基部740から嵌合方向に土手状に立ち上がった受入部730とを有し、受入部730が、仮想嵌合軸VAを取り囲む形状をなしている点は、実施形態1と同様である。
受入部730の仮想嵌合軸VAに面する内面に、図13及び図14に示した突条621〜623が嵌る溝条711〜713が形成されている。溝条711〜713の各々の、底面の位置に、リセプタクルコンタクト271〜273の対プラグコンタクト接触部270aが露出している。
また、受入部730の仮想嵌合軸VAに面する内面には、図13及び図14に示した隆起部630の、略三角柱状をなす本体部610の3つの角部が嵌る角部嵌合用溝条721〜723も形成されている。
図16に示すように、仮想嵌合軸VAに平行な平面視で、それら3つの角部嵌合用溝条721〜723の、仮想嵌合軸VAまわりの周方向の位置は、リセプタクルハウジング760の基部740の3つの角度の、周方向の位置と揃っている。
また、本実施形態では、図15に示すように、被係合部750が、受入部730の仮想嵌合軸VAに面する内面に形成されている。図16に示すように、被係合部750は、角部嵌合用溝条721〜723の各々において延在している。
本実施形態によれば、スナップボタン型プラグコネクタ600とスナップボタン型リセプタクルコネクタ700とが嵌合する際に、図13及び図14に示す隆起部630が、図15及び図16に示す受入部730に嵌る。
その際、図13及び図14に示す突条621が、図15及び図16に示す溝条711に嵌り、図13及び図14に示す突条622が、図15及び図16に示す溝条712に嵌り、図13及び図14に示す突条623が、図15及び図16に示す溝条713に嵌る。
また、図13及び図14に示す隆起部630の本体部610の3つの角部が、図15及び図16に示す角部嵌合用溝条721〜723に嵌る。これにより、スナップボタン型プラグコネク600とスナップボタン型リセプタクルコネクタ700との周方向の相対的な回転が阻止される。
このように、隆起部630と受入部730との形状によって、スナップボタン型プラグコネクタ600とスナップボタン型リセプタクルコネクタ700との周方向の相対的な回転が阻止さるので、この周方向の相対的な回転を阻止するための部材を、隆起部630及び受入部730とは別途に設ける必要がない。このため、本実施形態に係るスナップボタン型プラグコネクタ600及びスナップボタン型リセプタクルコネクタ700は、小型に実現することが容易である。
また、本実施形態では、図13及び図14に示すプラグハウジング660と、図15及び図16に示すリセプタクルハウジング760との各々が、嵌合方向に平行な平面視で、略三角形状の外形を有している。また、図14に示すように、隆起部630の3つの角部の周方向の位置が、プラグハウジング660の3つの角部の周方向の位置と揃っており、図15に示すように、受入部730の角部嵌合用溝条721〜723の周方向の位置が、リセプタクルハウジング760の3つの角部の周方向の位置と揃っている。
このため、プラグハウジング660の外形の角部と、リセプタクルハウジング760の外形の角部とが、周方向に揃っているときに、受入部730への隆起部630の受け入れが可能となる。従って、スナップボタン型プラグコネクタ600と、スナップボタン型リセプタクルコネクタ700とを嵌合させる際の、両部の周方向の位置決めが容易である。
なお、図13及び図14に示す対リセプタクルコンタクト接触部170aと、図15及び図16に示す対プラグコンタクト接触部270aとが電気的に接触し、図15及び図16に示す被係合部750が、図13及び図14に示す係合部650に引っ掛かることで、隆起部630の受入部730からの抜けが抑制される点は、実施形態1と同様である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、以下に述べる変形も可能である。
上記実施形態3では、隆起部630に突条621〜623を形成し、受入部730に溝条711〜713を形成したが、隆起部630が嵌合方向に平行な平面視で略三角形状の外形を有し、受入部730が隆起部630と嵌合する形状を有するので、突条621〜623と溝条711〜713とが存在しなくても、スナップボタン型プラグコネクタ600とスナップボタン型リセプタクルコネクタ700との周方向の相対的な回転を阻止できる。
また、隆起部630の平面視での形状は、略三角形に限られない。隆起部630の平面視での形状が、真円以外の形状、例えば、略楕円形状や略四角形等の略多角形状であれば、受入部730を隆起部630と嵌合する形状とすることにより、突条621〜623と溝条711〜713とが存在しなくても、スナップボタン型プラグコネクタ600とスナップボタン型リセプタクルコネクタ700との周方向の相対的な回転を阻止できる。
上記実施形態1では、図2に示したように、スナップボタン型プラグコネクタ100が導電布CLに取り付けられ、スナップボタン型リセプタクルコネクタ200が基板BDに取り付けられる場合について述べたが、スナップボタン型プラグコネクタ100及びスナップボタン型リセプタクルコネクタ200を取り付ける取付け対象物は特に限定されない。スナップボタン型リセプタクルコネクタ200の配線接続部270bを導電糸CTによって導電布CLに縫い付けることもできるし、スナップボタン型プラグコネクタ100の配線接続部170bをはんだSLによって基板BDに取り付けることもできる。
上記実施形態では、スナップボタン型プラグコネクタ100とスナップボタン型リセプタクルコネクタ200との各々が備えるコンタクトの個数が3つであったが、2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。コンタクトの個数は、スナップボタン型電気コネクタ対300が導通させる配線の本数に応じて任意に設計できる。
上記各実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。本発明の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
100…スナップボタン型プラグコネクタ(第1スナップボタン型電気コネクタ)、
110…本体部、
120…突条部、
121,122,123…突条、
130…隆起部、
140…基部、
150…係合部、
160…プラグハウジング(第1ハウジング)、
170…プラグコンタクト部、
171,172,173…プラグコンタクト(第1コンタクト)、
170a…対リセプタクルコンタクト接触部、
170b…配線接続部(第1取付部)、
200…スナップボタン型リセプタクルコネクタ(第2スナップボタン型電気コネクタ)、
210…本体部、
220…突出部、
221,222,223…突出壁、
230…受入部、
231,232,233…溝条、
240…基部、
250…被係合部、
260…リセプタクルハウジング(第2ハウジング)、
270…リセプタクルコンタクト部、
271,272,273…リセプタクルコンタクト(第2コンタクト)、
270a…対プラグコンタクト接触部、
270b…配線接続部(第2取付部)、
300…スナップボタン型電気コネクタ対、
400…スナップボタン型プラグコネクタ(第1スナップボタン型電気コネクタ)、
410…基部、
420…隆起部、
421,422,423…溝条、
430…係合部、
440…プラグハウジング(第1ハウジング)、
500…スナップボタン型リセプタクルコネクタ(第2スナップボタン型電気コネクタ)、
510…本体部、
521,522,523…突条、
530…中央部、
540…囲繞部、
550…受入部、
560…基部、
570…被係合部、
580…リセプタクルハウジング(第2ハウジング)、
600…スナップボタン型プラグコネクタ(第1スナップボタン型電気コネクタ)、
610…本体部、
621,622,623…突条、
630…隆起部、
640…基部、
650…係合部、
660…プラグハウジング(第1ハウジング)、
700…スナップボタン型リセプタクルコネクタ(第2スナップボタン型電気コネクタ)、
711,712,713…溝条、
721,722,723…角部嵌合用溝条、
730…受入部、
740…基部、
750…被係合部、
760…リセプタクルハウジング(第2ハウジング)、
CL…導電布(第1被取付体)、
BD…基板(第2被取付体)、
VA…仮想嵌合軸、
CT…導電糸(導電性の線状材)、
CF…枠部材、
SL…はんだ。

Claims (6)

  1. 第1スナップボタン型電気コネクタと、前記第1スナップボタン型電気コネクタと嵌合する第2スナップボタン型電気コネクタと、を備え、
    前記第1スナップボタン型電気コネクタが、
    前記第1スナップボタン型電気コネクタと前記第2スナップボタン型電気コネクタとが嵌合する嵌合方向に隆起した隆起部と、前記隆起部に形成され、前記嵌合方向と直交する方向に延在する係合部と、を有する絶縁性の第1ハウジングと、
    前記嵌合方向に延びる仮想嵌合軸まわりの周方向に互いに絶縁された状態で、前記第1ハウジングに保持された導電性の複数の第1コンタクトと、を有し、
    前記第2スナップボタン型電気コネクタが、
    前記隆起部を前記嵌合方向に受け入れる受入部と、前記受入部に形成され、前記受入部に前記隆起部が受け入れられたときに、前記係合部に引っ掛かることにより、前記係合部との間の摩擦力よって、前記隆起部の前記受入部からの抜けを抑制する被係合部と、を有する絶縁性の第2ハウジングと、
    前記周方向に互いに絶縁された状態で前記第2ハウジングに保持され、前記受入部に前記隆起部が受け入れられたときに、複数の前記第1コンタクトと電気的に接触する導電性の複数の第2コンタクトと、を有し、
    前記隆起部と前記受入部の各々が、前記受入部に前記隆起部が受け入れられたときに、両部によって前記第1スナップボタン型電気コネクタと前記第2スナップボタン型電気コネクタとの前記周方向の相対的な回転が阻止される形状を有する、
    スナップボタン型電気コネクタ対。
  2. 前記隆起部と前記受入部との一方に、前記嵌合方向と直交する方向に突出して前記嵌合方向に延在する突条が形成され、他方には、前記嵌合方向に延在し、前記突条が前記嵌合方向にスライド可能に嵌る溝条が形成されており、
    前記突条が前記溝条に嵌ることにより、前記第1スナップボタン型電気コネクタと前記第2スナップボタン型電気コネクタとの前記周方向の相対的な回転が阻止される、
    請求項1に記載のスナップボタン型電気コネクタ対。
  3. 前記隆起部が、前記嵌合方向に平行な平面視で略多角形状の外形を有し、前記受入部が、前記隆起部と嵌合する形状を有することにより、前記第1スナップボタン型電気コネクタと前記第2スナップボタン型電気コネクタとの前記周方向の相対的な回転が阻止される、
    請求項1に記載のスナップボタン型電気コネクタ対。
  4. 前記第1ハウジングと前記第2ハウジングとの各々が、前記嵌合方向に平行な平面視で、略多角形状の外形を有しており、
    前記第1ハウジングの前記外形の角部と、前記第2ハウジングの前記外形の角部とが、前記周方向に揃っているときに、前記受入部への前記隆起部の受け入れが可能となる、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のスナップボタン型電気コネクタ対。
  5. 複数の前記第1コンタクトが互いに等しい形状を有すると共に、複数の前記第2コンタクトが互いに等しい形状を有する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のスナップボタン型電気コネクタ対。
  6. 複数の前記第1コンタクトの各々が、
    前記第2コンタクトと電気的に接触する部分以外の部分において、前記第1ハウジングから露出し、前記第1スナップボタン型電気コネクタが取り付けられる第1被取付体に対して、導電性の線状材で縫い付けることができる形状を有する第1取付部を有し、
    複数の前記第2コンタクトの各々が、
    前記第1コンタクトと電気的に接触する部分以外の部分において、前記第2ハウジングから露出し、前記第2スナップボタン型電気コネクタが取り付けられる第2被取付体に対して、導電性の線状材で縫い付けることができる形状を有する第2取付部を有する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載のスナップボタン型電気コネクタ対。
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