JP2010027246A - 直流コンセント - Google Patents

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Abstract

【課題】建物内に配線された直流電源に対応可能で、建物全体として電力損失を低減でき、JISで規格化された他の配線器具と並設可能な直流コンセントを提供する。
【解決手段】直流コンセントAの器体1はJISに準拠した大きさに形成され、大角形連用配線器具の取付枠に3個まで並べて取着可能な1個モジュール寸法に形成されている。器体1の前面には、直流電源用のプラグが着脱自在に接続されるIEC規格に準拠したコンセント部20が設けられ、このコンセント部20は、プラグの先端部が挿入されるプラグ挿入用穴21と、プラグ挿入用穴21の底面から前方に突出する突出部22と、突出部22の前面に開口してプラグ側端子が差込接続される端子挿入用孔23a,23bと、コンセント部20に適合した直流電源が直流入力端子を介して供給されるとともに、端子挿入用孔23a,23bから挿入されるプラグ側端子に電気的に接続される刃受部材を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流コンセントに関するものである。
従来、ラジオや電話機などの機器は直流電源を駆動電源としており、このような直流機器に直流電源を供給するための直流コンセントが公知であった(例えば特許文献1参照)。
上記特許文献に示される直流コンセントは、壁内に組み込まれたスイッチボックスに収納される本体を備え、この本体に交流電源を直流電源に変換するコンバータを内蔵してある。そして、スイッチボックスに相対する本体の面には、壁内に配線された交流電源の電源線が接続される交流接続端子が設けられ、室内に相対する本体の面には、直流機器からの接続線に設けたプラグが着脱自在に接続されるコンセント部が設けられている。而して、直流コンセントの交流接続端子に交流電源の電源線が接続されると、コンバータにより交流電源が直流電源に変換されてコンセント部に供給され、コンセント部にプラグが接続された直流機器に対して直流電源を供給することができる。
特開平7−15835号公報(段落[0021]−[0023]、及び、第1図)
上記構成の直流コンセントは、交流入力端子を介して供給された交流電源を、内蔵のコンバータで直流電源に変換してコンセント部から直流機器側に供給しているので、建物内の複数箇所に直流コンセントが設置される場合は、複数箇所の直流コンセントでそれぞれAC/DC変換が行われるため、各直流コンセントでの変換ロスによって建物全体での電力損失が増加するという問題があった。また、この直流コンセントでは交流電源の供給を受け、交流電源を直流電源に変換して直流機器に供給しているため、建物内に直流電源の電源線が配線されていたとしても、この電源線から直流電源の供給を受けて、負荷機器に供給することはできなかった。
さらに、上述の直流コンセントでは、本体がスイッチボックスと略同じ大きさに形成されているため、スイッチボックスに対して、日本工業規格(JIS)で規格化された他の配線器具(例えばACコンセント、TVコンセント、電話用コンセント、LAN用コンセントなど)と共に並設することができず、使い勝手が悪かった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、建物内に配線された直流電源に対応可能で、建物全体として電力損失を低減でき、且つ、JISで規格化された他の配線器具と並設可能な使い勝手の良い直流コンセントを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、直流電源用のプラグが着脱自在に接続されるIEC規格に準拠したコンセント部が前面に設けられたコンセント本体を具備し、当該コンセント本体は日本工業規格に準拠した大きさであって、大角形連用配線器具の取付枠に3個まで並べて取着可能なモジュール寸法の1個分の大きさに形成されるとともに、前面を取付枠の開口から前方に露出させた状態で取付枠の被係合部に係止離脱可能に係合する係合手段と、コンセント部に適合した直流電源からの電線が接続される直流入力端子とを備え、コンセント部は、プラグの先端部が挿入される丸穴状のプラグ挿入用穴と、プラグ挿入用穴の内周面との間に隙間を設けた状態で、プラグ挿入用穴の底面から前方に向かって突出する円柱状の突出部と、当該突出部の前面に開口して、プラグが備えるプラグ側端子が差込接続される端子挿入用孔と、直流入力端子に電気的に接続されるとともに、端子挿入用孔を通してコンセント本体内に挿入されるプラグ側端子に電気的に接続される刃受部材とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、突出部の外周面において、給電電圧に応じた位置に、プラグ側の識別リブが係入する誤接続防止溝が形成されたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の何れかの発明において、突出部の前面が、コンセント本体の前面よりも後退した位置にあることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかの発明において、刃受部材に電気的に接続された端子板と、当該端子板との間に電線を圧接接続する鎖錠ばねと、端子板と電線との接続状態を解除するために鎖錠ばねを圧接解除方向に撓ませる解除釦とを具備する速結端子構造により直流入力端子が構成されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、直流入力端子に入力された直流電源がコンセント部から出力されるので、建物内に配線された直流電源の電源線から電源供給を受けて、負荷機器に直流電源を供給することができる。しかも、直流入力端子にはコンセント部に適合した直流電源からの電線が接続されるから、各々の直流コンセントでAC/DC変換を行う場合のように各直流コンセントで変換ロスが発生することはないから、建物全体での電力損失を低減することができる。またコンセント部はIEC規格に準拠しているので、IEC規格に準拠したプラグを備えた直流機器を接続して、使用することができる。さらに、コンセント本体はモジュール寸法の1個分の大きさに形成されているので、モジュール寸法の1個分の大きさに形成された他の配線器具、或いは、モジュール寸法の2個分の大きさに形成された他の配線器具と共に取付枠に取り付けることができ、使い勝手を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、供給電圧の異なるプラグが差込接続されるのを防止することができ、直流機器に対して適切な供給電圧の直流電源を供給することができる。
請求項3の発明によれば、コンセント部に接続されたプラグのコンセント本体前面からの突出量を小さくできるという効果がある。
請求項4の発明によれば、端子板と鎖錠ばねとの間に電線を挿入するだけで接続作業が行えるので、特別な工具を必要とせず、電線接続作業の作業性を向上させることができる。さらに、電線を取り外す際には解除釦を操作して、鎖錠ばねを撓ませるだけで良いので、電線の取り外し作業を容易に行うことができる。
以下に、本発明に係る直流コンセントの実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態の直流コンセントは例えば造営面(壁など)の裏側に先行配線された直流電源からの電線が接続されるとともに、造営面に埋込配設され、前面のコンセント部に接続される直流機器に対して直流電源を供給するものである。本実施形態の直流コンセントの正面図を図1(a)に、左側面図を図1(b)に、下面図を図1(c)に、背面図を図1(d)に、分解斜視図を図2にそれぞれ示す。尚、以下の説明では特に断りが無いかぎり、図1(a)の向きにおいて上下左右の方向を規定し、また図1(a)における正面を前面という。したがって、図1(b)における左側は後側となる。
直流コンセントAは合成樹脂製の器体1(コンセント本体)を備え、この器体1は、前面が開口した略箱状の合成樹脂製のボディ2と、後面が開口した略箱状の合成樹脂製のカバー3とを、金属製の組立枠4,4にて結合して組み立てられる。
カバー3の前面には突台5が一体に突設され、突台5の前面には直流電源用のプラグが着脱自在に接続されるコンセント部20が設けられている。また突台5の左右両側の肩部6には、略コ字状に形成された組立枠4の中央片がそれぞれ載置される。組立枠4の両脚片は、カバー3およびボディ2の側面にそれぞれ形成された係止凹部7,8に挿入され、両脚片の先端部に設けた略V形の引掛爪4c,4cを拡開させて係止凹部8の両側段部に係止させることによって、ボディ2とカバー3とが組立枠4,4により結合される。なお組立枠4の中央片の外側縁には、合成樹脂製の取付枠80(図3参照)に設けられた取付孔に係合可能な一対の係止爪4aが突設されるとともに、中央片の内側縁から前方に突出する突出片に、金属製の取付枠に取り付ける際に取付枠の係止爪が係止される係止孔4bが設けられている。ここにおいて、係止爪4aと係止孔4bとで、前面を取付枠の開口から前方に露出させた状態で取付枠の被係合部に係止離脱可能に係合する係合手段が構成される。
一方、ボディ2には長手方向(左右方向)の略中央を隔壁9で仕切ることによって、左右両側に端子収納室10,10が設けられている。各端子収納室10には、コンセント部20に適合した直流電源からの電線が接続される端子部11(直流入力端子)がそれぞれ収納されている。またボディ2の底面には、図1(d)及び図4に示すように、各端子収納室10と外部とを連通する各一対の電線挿入孔2aと、解除釦操作孔2bとがそれぞれ形成されている。尚、直流電源からの電線には極性があるので、電線の誤接続を防止するため、図1(d)に示すようにボディ2の底面において電線挿入孔2aの近傍に電源の種別や極性を示す文字や記号(例えば「DC48V」の文字や「+」、「−」といった記号)を印刷などの方法で表示しても良く、誤接続の虞を低減することができる。
各端子部11は、電線挿入孔2aから内部に挿入された電線に接続される側面視略コ字形の端子板12と、2個の電線挿入孔2aから器体1内に挿入された電線の芯線をそれぞれ端子板12に圧接接続する2個の鎖錠ばね13と、端子板12と電線との接続を外すために2個の鎖錠ばね13を圧接解除方向に撓ませる解除釦14とを具備した速結端子構造を有している。また本実施形態においては、端子板12の一側片の先端から側方に延出する延出片12cに、後述するプラグBの導電ピン54a,54b(図8参照)を受ける刃受部材15がかしめ固定されて、端子板ブロック16を構成している(図3及び図4参照)。なお刃受部材15は弾性を有する帯板を逆Ω字形に曲成して形成されており、底片の両側から突出する一対の刃受ばね片15aは互いに対向配置され、両者の間隔が上方ほど幅狭となるように傾斜し、且つ、上端間は導電ピン54a,54bが挿入しやすいよう上方ほど間隔が広がるように傾斜している。
そして、端子板12のコ字状部分に鎖錠ばね13が配置されると、端子板12の一方の側片12aに鎖錠ばね13に設けた鎖錠片13a及び接触片13bが対向する。鎖錠片13a及び接触片13bは、弾性を有する導電材料の帯板の両端部を曲成して中央片13cの両端部に形成されている。鎖錠片13aは中央片13cとの連結部位から先端縁に向かって端子板12の側片12aに近づく向きに傾斜し、接触片13bは略S字形に曲成されている。また、中央片13cは略平板状に形成されていて端子板12の他方の側片12bに当接する。各端子板12は、図4に示すように各端子収納室10内に一対の鎖錠ばね13と解除釦14とが納装された後、端子板12のコ字状部分に鎖錠ばね13及び解除釦14を収めるようにして端子収納室10に収納されている。
この端子部11に電線を接続するに当たっては、電線の被覆が剥かれた芯線をボディ2の底面に開口する電線挿入孔2aに挿入すると、この芯線が鎖錠ばね13の鎖錠片13a及び接触片13bと端子板12の側片12aとの間に挿入され、鎖錠片13aの先端が電線に食い込んで抜け止めがなされるとともに、鎖錠片13a及び接触片13bによって電線が端子板12の側片12aに圧接されることにより、電線と端子板12との導通(接続)が図られる。すなわち端子部11として速結端子構造のものを用いることで、特別な工具を必要とせずに電線の接続作業が行え、電線接続作業の作業性を向上させることができる。また電線を取り外す際には、解除釦操作孔2bを通して挿入されたドライバなどの治具により解除釦14を押動すると、解除釦14に押されて鎖錠ばね13の鎖錠片13aが側片12aから離れる向きに撓められ、鎖錠片13aの先端が電線から引き離されるので、電線を容易に引き抜くことができ、電線の取り外し作業を容易に行うことができる。
ここで、直流コンセントAの器体1は、日本工業規格(JIS C 8303参照)に準拠した大きさであって、大角形連用配線器具の取付枠80(JIS C 8375参照)に3個まで並べて取着可能なモジュール寸法の1個分の大きさ(この大きさを1個モジュール寸法という。)に形成されている。図3(b)は直流コンセントAを取付枠80に取り付ける前の状態を示しており、この取付枠80は、長手方向に対向する取付片81にボックスねじ用の長孔82と、はさみ金具が取着される取着孔(図示せず)と、プレートねじ用のねじ孔83とが少なくとも設けてある。また、取付枠80の長手方向に沿う側片85,86のうち、一方の側片85には2個で1組となった係止孔(図示せず)が3組ずつ並設され、他方の側片86には横長の板片87が垂設されている。この板片87には開口部89が長手方向に3個並設され、各開口部89の下縁には突出片88が上方へ突設してある。
而して、この直流コンセントAを造営面に埋込配設する際には、先ず直流コンセントAの一方の組立枠4に設けた係止爪4aを側片85の係止孔に挿入したのち、他方の組立枠4の係止爪4aを突出片88の両側の肩部88aに載せるようにして開口部89に挿入すれば、図3(a)に示すように突台5の前面を開口84から露出させた状態で器体1を取付枠80に取り付けることができる。次に造営面に開口する埋込用孔を通して電線を室内側に引き出した後、この電線の被覆が剥かれた芯線を電線挿入孔2aに挿入して、直流電源からの電線を直流コンセントAに接続する。そして、器体1の後部を埋込用孔に埋設するようにして取付枠80を造営面に固定することによって、直流コンセントAの器体1が取付枠80を介して造営面に固定される。
ここにおいて、直流コンセントAの器体1は1個モジュール寸法に形成されているので、図7(a)に示すようにDC48V用の直流コンセントAを、直流コンセントAと同様にIEC規格に準拠したコンセント部を備えるAC6V用及びAC48V用の2個のコンセント95と共に取付枠80に並設することができる。尚、図7(a)中の90は取付枠80の前面側に取着される化粧プレートであり、化粧プレート90の開口窓91から直流コンセントAの突台5の前面が露出するようになっている。
また、直流コンセントAの器体1は1個モジュール寸法に形成されているので、1個モジュール寸法或いは2個モジュール寸法に形成された他の配線器具と共に取付枠80に取り付けることができる。図7(b)〜(d)は本実施形態の直流コンセントAを他の配線器具と共に並設した状態を示しており、図7(b)の例では直流コンセントAがそれぞれ1個モジュール寸法に形成された交流用のコンセント92及びLAN用のモジュラコンセント93と共に取付枠80に並設されている。また、図7(c)の例では直流コンセントAが、IEC規格に準拠したコンセント部を備えるAC6V用のコンセント95およびJIS規格に準拠したコンセント92と共に取付枠80に並設され、図7(d)の例では直流コンセントAがそれぞれ1個モジュール寸法に形成されたTV用のコンセント94及びLAN用のモジュラコンセント93と共に取付枠80に並設されている。
次に本実施形態が備えるコンセント部20について説明する。コンセント部20及びコンセント部20に着脱自在に接続されるプラグBはそれぞれIEC規格(CEI/IEC 906−3)に準拠しており、IEC規格(CEI/IEC 906−3)では、8種類(交流及び直流の6V,12V,24V,48V)のSELV(Safety Extra-Low Voltage)電源に対して極配置が定められている。
先ず、直流機器側のプラグBについて図8〜図10を参照して説明する。プラグBは直流機器からの電線60に接続されている。プラグBは略円柱状のプラグ本体51を備え、プラグ本体51の先端側には後側よりも細径となる円筒状の嵌合部52が形成されている。嵌合部52の内周面には基準位置を示すリブ53がプラグ本体51の軸方向に沿って突設されている。そして、プラグ本体51の中心位置を通り、当該中心位置とリブ53とを結ぶ線分に対して直交する直線上には、中心位置に対して対称な位置に、プラグ本体51の軸方向に沿って延びる丸棒状の2本の導電ピン54a,54bが配置されている。尚、図10(a)に示すようにリブ53を上側に見た時に右側に位置する導電ピン54aが正極側、左側に位置する導電ピン54bが負極側の導電ピンとなっている。また嵌合部52の内周面には、電源の種類(直流又は交流の別、及び定格電圧)に応じた位置に、プラグ本体51の軸方向に沿って延びる誤接続防止用の識別リブ55が突設されている。図10(a)は直流用のプラグBに設けられた識別リブ55の位置を示し、電源電圧がDC6V,12V,24V,48Vの場合、それぞれ、リブ53の位置を基準(0°)として左回りに120°,150°,210°,240°の位置に識別リブ55が1箇所ずつ形成されている。なお、図10(b)は交流用のプラグBに設けられた識別リブ55の位置を示し、電源電圧がAC6V,12V,24V,48Vの場合、それぞれ、リブ53の位置を基準として左回りに30°,60°,300°,330°の位置に識別リブ55が1箇所ずつ形成されている。ここにおいて、本実施形態の直流コンセントAはDC48V用のコンセントであり、DC48V用のコンセントAに対応したプラグBでは、リブ53に対して左回りに240°の位置に識別リブ55が形成されている。
一方、コンセント部20は、図5及び図6に示すように、プラグBの先端部(嵌合部52)が挿入される丸穴状のプラグ挿入用穴21と、プラグ挿入用穴21の内周面との間に隙間を設けた状態で、プラグ挿入用穴21の底面から前方に向かって突出して嵌合部52内に挿入される円柱状の突出部22と、当該突出部22の前面に開口して、プラグBの先端部に設けた導電ピン54a,54bが差込接続される一対の端子挿入用孔23a,23bと、端子挿入用孔23a,23bを通して器体1内に挿入される導電ピン54a,54bにそれぞれ電気的に接続される刃受部材15,15とを備えている。突出部22の周面には基準位置を示す切欠溝22aが形成され、突出部22の中心位置を通り、当該中心位置と切欠溝22aとを結ぶ線分に対して直交する直線上には、中心位置に対して対称な位置に端子挿入用孔23a,23bが開口している。尚、図6(a)に示すように切欠溝22aを上側に見た時に左側に位置する端子挿入用孔23aが正極側、右側に位置する端子挿入用孔23bが負極側の端子に対応している。また突出部22の外周面には、電源の種類(直流又は交流の別、及び定格電圧)に応じた位置に、対応するプラグBの識別リブ55が嵌合する誤接続防止用の切欠溝22b(誤接続防止溝)が形成されている。
ここで、図6(a)はコンセント部20に供給される電源が直流電源の場合の切欠溝22bの位置を示し、電源電圧が6V,12V,24V,48Vの場合、それぞれ、切欠溝22aの位置を基準(0°)として右回りに120°,150°,210°,240°の位置に切欠溝22bが1箇所ずつ形成されている。また、図6(b)はコンセント部20に供給される電源が交流電源の場合の切欠溝22bの位置を示し、電源電圧が6V,12V,24V,48Vの場合、それぞれ、切欠溝22aの位置を基準(0°)として右回りに30°,60°,300°,330°の位置に切欠溝22bが1箇所ずつ形成されている。ここにおいて、本実施形態の直流コンセントAはDC48V用のコンセントであり、切欠溝22aの位置を基準として右回りに240°の位置に切欠溝22bが形成されている。このように、コンセント部20には、突出部22の外周面において給電電圧に応じた位置に、プラグBの先端部に設けた識別リブ55が係入する切欠溝22bが形成されているので、識別リブ55及び切欠溝22bの位置によって、供給電圧の異なるプラグBが差込接続されるのを防止することができ、直流機器に対して適切な供給電圧の直流電源を供給することができる。
そして、コンセント部20に適合したプラグBの嵌合部52がプラグ挿入用穴21に挿入されると、嵌合部52の筒内に突出部22が挿入されて、嵌合部52の内周面に設けたリブ53,55がそれぞれ突出部22の切欠溝22a,22bに係入するとともに、プラグBの導電ピン54a,54bが突出部22の端子挿入用孔23a,23bを通して突出部22内に挿入され、導電ピン54a,54bが対応する刃受部材15,15に電気的に接続される。このとき、刃受部材15,15が導電ピン54a,54bと弾接する弾接力によって、プラグBが直流コンセントAに接続された状態で保持される。なお、コンセント部20では、突出部22の前面が器体1(カバー3)の前面よりも後退した位置にあるので、コンセント部20に接続されたプラグBの器体1前面からの突出量を小さくできる。
ここにおいて、コンセント部20の刃受部材15,15はそれぞれ端子板12,12にかしめ固定されて端子板ブロック16,16を構成しており、端子部11,11にはコンセント部20に適合した直流電源からの電線が接続されているので、コンセント部20から直流機器(図示せず)に対して直流電源を直接供給することができる。したがって、直流コンセント内で外部からの交流電源を直流電源に変換して負荷機器へ供給する場合のように、各直流コンセントで変換ロスが発生することはないから、建物全体での電力損失を低減することができる。尚、プラグBを取り外す際には、プラグ本体51を引き抜くだけで、プラグBを直流コンセントAから容易に取り外すことができる。
また、コンセント部20はIEC規格に準拠しているので、IEC規格に準拠したプラグBを備える直流機器を接続して、使用することができる。さらに、直流コンセントAの器体1はJIS規格に準拠した大きさに形成されており、大角形連用配線器具の取付枠に3個まで取着可能なモジュール寸法の1個分の大きさ(1個モジュール寸法)に形成されているので、1個モジュール寸法に形成された他の配線器具、或いは、モジュール寸法の2個分の大きさ(2個モジュール寸法)に形成された他の配線器具と共に取付枠80に取り付けることができ、使い勝手が向上するという利点がある。
ところで本実施形態では端子部11として速結端子構造のものを用いているが、端子部11を速結端子に限定する趣旨のものではなく、図11に示すようにねじ式端子を用いて端子部11を構成しても良い。この端子部11は、矩形板状であって端子ねじ18の螺合するねじ部17aが並べて設けられた端子板17と、この端子板17の後縁から側方に延出する延出片17bとを備え、延出片17bに刃受部材15をかしめ固定して端子板ブロック16を構成している。そして、各端子板ブロック16は、端子板17をボディ2の左右両側壁に対向させた状態で端子収納室10内に収納されており、各端子板17の2箇所のねじ部17aが、ボディ2の左右両側壁に設けた窓孔2cから外側に露出するので、直流電源からの電線を端子ねじ18を用いて端子板17に接続することができる。
本実施形態の直流コンセントを示し、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は下面図、(d)は背面図である。 同上の分解斜視図である。 (a)は同上を取付枠に取り付けた状態の斜視図、(b)は同上を取付枠に取り付ける前の状態の斜視図である。 同上にプラグを接続する前の状態を示す断面図である。 同上のコンセント部を示し、(a)はコンセント部の拡大図、(b)はC−C断面図、(c)はD−D断面図である。 同上のコンセント部に設けられた切欠溝の形成位置を示し、(a)は直流電源の場合の説明図、(b)は交流電源の場合の説明図である。 (a)〜(d)は同上の施工例を示す説明図である。 同上に接続されるプラグを示し、(a)は外観斜視図、(b)は正面図である。 同上に接続されるプラグを示し、(a)は正面図、(b)はE−E断面図、(c)はF−F断面図である。 同上に接続されるプラグに設けた識別リブの位置を示し、(a)は直流電源の場合の説明図、(b)は交流電源の場合の説明図である。 同上の他の構成を示した分解斜視図である。
符号の説明
A 直流コンセント
B プラグ
1 器体(コンセント本体)
2 ボディ
3 カバー
4 組立枠
4a 係止爪(係合手段)
4b 係止孔(係合手段)
11 端子部(直流入力端子)
15 刃受部材
20 コンセント部
21 プラグ挿入用穴
22 突出部
23a,23b 端子挿入用孔
54a,54b 導電ピン(プラグ側端子)
80 取付枠

Claims (4)

  1. 直流電源用のプラグが着脱自在に接続されるIEC規格に準拠したコンセント部が前面に設けられたコンセント本体を具備し、
    当該コンセント本体は日本工業規格に準拠した大きさであって、大角形連用配線器具の取付枠に3個まで並べて取着可能なモジュール寸法の1個分の大きさに形成されるとともに、前面を取付枠の開口から前方に露出させた状態で取付枠の被係合部に係止離脱可能に係合する係合手段と、前記コンセント部に適合した直流電源からの電線が接続される直流入力端子とを備え、
    前記コンセント部は、前記プラグの先端部が挿入される丸穴状のプラグ挿入用穴と、プラグ挿入用穴の内周面との間に隙間を設けた状態で、プラグ挿入用穴の底面から前方に向かって突出する円柱状の突出部と、当該突出部の前面に開口して、前記プラグが備えるプラグ側端子が差込接続される端子挿入用孔と、前記直流入力端子に電気的に接続されるとともに、端子挿入用孔を通してコンセント本体内に挿入されるプラグ側端子に電気的に接続される刃受部材とを備えたことを特徴とする直流コンセント。
  2. 前記突出部の外周面において、給電電圧に応じた位置に、プラグ側の識別リブが係入する誤接続防止溝が形成されたことを特徴とする請求項1記載の直流コンセント。
  3. 前記突出部の前面が、コンセント本体の前面よりも後退した位置にあることを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の直流コンセント。
  4. 刃受部材に電気的に接続された端子板と、当該端子板との間に電線を圧接接続する鎖錠ばねと、端子板と電線との接続状態を解除するために鎖錠ばねを圧接解除方向に撓ませる解除釦とを具備する速結端子構造により前記直流入力端子が構成されたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の直流コンセント。
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