JP2010129232A - 防水コンセント - Google Patents

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Abstract

【課題】直流電源を供給可能な防水コンセントを提供する。
【解決手段】防水コンセントAは、ベース2及びカバー3からなり、直流の安全特別低電圧電源用のプラグが挿抜自在に接続されるプラグ接続部40を具備したコンセント1を内部に収納するとともに、コンセント1のプラグ接続部40を露出させる下向き開口部16を有したケース4と、ケース4を造営材に取り付ける際にケース4の取付面と造営材との間に介在する防水パッキン5を備える。またコンセント1のプラグ接続部40は、プラグの先端部が挿入される丸穴状のプラグ挿入用穴41と、プラグ挿入用穴41の底面から前方に向かって突出する円柱状の突出部42と、突出部42の前面に開口してプラグ側端子が差込接続される端子挿入用孔43a,43bと、端子挿入用孔43a,43bを通して突出部42内に挿入されるプラグ側端子に電気的に接続される刃受部材を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、防水コンセントに関するものである。
従来、自動販売機などの屋外に設置される電気機器に交流電源を供給するために、建物の外壁のような造営材に取り付けられる防水コンセントが提供されている(例えば特許文献1参照)。
特開2006−244719号公報
従来の防水コンセントは商用交流電源(AC100V)を供給するためのもので、例えばラジオやLEDを光源とする庭園灯のように、直流電源を駆動電源とする直流機器を屋外で使用したい場合や、屋外の駐車スペースに駐車した電気自動車の走行用バッテリを充電したい場合に、直流電源を供給可能な防水コンセントは従来提供されてなかった。そのため、屋外で使用される直流機器や電気自動車に直流電源を供給したい場合は、商用交流電源を供給するための防水コンセントにAC/DC変換アダプタを接続し、AC/DC変換アダプタにより交流電源を直流に変換して直流機器に供給する必要があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、直流電源を供給可能な防水コンセントを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、直流電源用のプラグが挿抜自在に接続されるプラグ接続部を具備したプラグ受けを内部に収納するとともに、プラグ受けのプラグ接続部を露出させる下向き開口部を有したケースと、当該ケースを造営材に取り付ける際にケースの取付面と造営材との間に介在する防水パッキンとを備え、プラグ受けのプラグ接続部は、プラグの先端部が挿入される丸穴状のプラグ挿入用穴と、プラグ挿入用穴の内周面との間に隙間を設けた状態で、プラグ挿入用穴の底面から前方に向かって突出する円柱状の突出部と、当該突出部の前面に開口して、プラグが備えるプラグ側端子が差込接続される端子挿入用孔と、端子挿入用孔を通して突出部の内部に挿入されるプラグ側端子に電気的に接続される刃受部材とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、プラグ受けの器体は、大角形連用配線器具の取付枠に3個まで並べて取着可能なモジュール寸法の整数個分の大きさに形成され、取付枠を介してケースに取り付けられることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の何れか1つの発明において、プラグ受けは、外部の直流電源からの電線が接続される電源入力端子と、電源入力端子に供給された直流電源を負荷機器に適合した電圧値に変換して刃受部材に供給するDC/DCコンバータとを備えたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか1つの発明において、ケースの下向き開口部にプラグ受けと並設される商用交流電源のコンセントを備えたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1又は2の何れか1つの発明において、プラグ受けは、商用交流電源の給電線が接続される電源入力端子と、電源入力端子に供給された商用交流電源を直流電源に変換するAC/DCコンバータと、AC/DCコンバータから供給される直流電源の電圧値を負荷に適合した電圧値に変換して刃受部材に供給するDC/DCコンバータとを備えたことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1又は2の何れか1つの発明において、プラグ受けは、プラグ接続部を複数備えるとともに、商用交流電源の給電線が接続される電源入力端子と、電源入力端子に供給された商用交流電源を直流電源に変換するAC/DCコンバータと、AC/DCコンバータから供給される直流電源の電圧値を負荷に適合した電圧値に変換して直流用のプラグ接続部の刃受部材に供給するDC/DCコンバータと、電源入力端子に供給された商用交流電源から一次側と絶縁された交流の安全特別低電圧電源を生成して交流用のプラグ接続部の刃受部材に供給するAC/ACコンバータとを備えたことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れか1つの発明において、プラグ受けは、安全特別低電圧回路のプラグ受けを規定したIEC規格に準拠していることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、直流電源を供給可能なプラグ接続部を具備しているので、直流電源を供給可能な防水コンセントを実現でき、屋外で使用される直流機器や電気自動車に防水コンセントから直流電源を供給することができる。
請求項2の発明によれば、プラグ受けの器体は取付枠を用いてケースに取り付けられるので、電圧値の異なる複数種類の防水コンセントでケースを共通化できるから、金型などの製造コストを低減することができる。
請求項3の発明によれば、外部から入力された直流電源の電圧値を、DC/DCコンバータにより負荷に適合した電圧値に変換することができる。
請求項4の発明によれば、防水コンセントに、直流電源を供給するプラグ接続部と、商用交流電源のコンセントとを並設することができる。
請求項5の発明によれば、商用交流電源をAC/DCコンバータにより直流電源に変換し、さらにDC/DCコンバータにより電圧値を変換することで、負荷に適合した電圧値の直流電源を供給することができる。
請求項6の発明によれば、商用交流電源をAC/DCコンバータにより直流電源に変換し、さらにDC/DCコンバータにより電圧値を変換することで、負荷に適合した電圧値の直流電源を供給することができ、さらに商用交流電源をAC/ACコンバータにより交流の安全特別低電圧電源に変換して、交流機器に供給することもできる。
請求項7の発明によれば、IEC規格に準拠したプラグを備える電気機器を接続して、使用することができる。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態の防水コンセントAは、例えば建物の外壁のような造営材に取り付けられるもので、図1〜図4に示すように、安全特別低電圧(SELV:Safty Extra Low Voltage)電源用のプラグが挿抜自在に接続されるプラグ接続部40をそれぞれ具備した複数個(例えば3個)のコンセント(プラグ受け)1と、ベース2及びカバー3からなり、複数個のコンセント1を内部に収納するとともに、各コンセント1のプラグ接続部40を露出させる下向き開口部16を有したケース4と、ケース4を造営材100に取り付ける際にケース4(すなわちベース2)の取付面と造営材100との間に介在する防水パッキン5とを備えている。尚、以下の説明では特に断りがないかぎり、図1(a)に示す向きにおいて上下左右の方向を規定し、図1(a)中の正面を前面という。したがって、図1(b)中の右側は後側となる。
ケース4は、それぞれ合成樹脂成形品からなるベース2及びカバー3から構成される。
ベース2は、図3及び図4に示すように矩形板状であって、下側辺を除く3辺には前方に突出するリブ6が外周に沿って突設されている。またベース2の中央部には電線導入孔7が開口するとともに、上下両側部には造営材100に埋込配設されたスイッチボックス(図示せず)にベース2を固定するためのボックスねじ18を挿通するねじ挿通孔8が左右方向に沿って3個ずつ形成されている。尚、左右方向の両側に開口するねじ挿通孔8の間隔は、2連タイプのスイッチボックスに取付可能な寸法(約46mm)に設定されており、1連タイプのスイッチボックスに取り付ける際は例えば左右方向中央のねじ挿通孔8を用いてスイッチボックスに取り付ければよく、また2連タイプのスイッチボックスに取り付ける際は、左右方向の両側にあるねじ挿通孔8を用いてスイッチボックスに取り付ければよい。
またベース2の下側部には、ねじ挿通孔8が開口する位置よりも上側に、前方に向かって突出する矩形板状の器具取付片9が立設されている。この器具取付片9は、取付枠80を固定するための固定ねじ19を挿通させる挿通孔10,10を左右両側部に備えるとともに、取付枠80に保持されたコンセント1の前面を露出させる開口窓11を中央に備えている。
一方、カバー3は、後面及び下面が開口した略箱状であって、側面視の形状がそれぞれ扇形に形成された一対の側壁12,12と、両側壁12,12の円弧部分を連結する曲面からなる前壁13とを備えている。側壁12,12の内側面には、挿通孔14aを有するリブ14がそれぞれ突設され、各挿通孔14aの一端側は前壁13の表面に開口しており、挿通孔14aに通した組立ねじ15をベース2のねじ孔2aに螺合することによって、カバー3がベース2に結合される。そして、ベース2とカバー3とを組み立てた状態では、カバー3の側壁12,12及び前壁13とベース2とで囲まれる下向き開口部16が、ベース2の器具取付片9によって閉塞されており、器具取付片9に取付枠80を介して保持されたコンセント1が、下向き開口部16に露出するようになっている。
次に、ケース4の内部に収納されるコンセント1について図5〜図8を参照して説明する。コンセント1は合成樹脂製の器体20を備え、この器体20は、前面が開口した略箱状の合成樹脂製のボディ21と、後面が開口した略箱状の合成樹脂製のカバー22とを、金属製の組立枠23,23にて結合して組み立てられる。
カバー22の前面には突台24が一体に突設され、突台24の前面にはSELV電源用のプラグが着脱自在に接続されるプラグ接続部40が設けられている。また突台24の左右両側の肩部25には、略コ字状に形成された組立枠23の中央片がそれぞれ載置される。組立枠23の両脚片は、カバー22およびボディ21の側面にそれぞれ形成された係止凹部26,27に挿入され、両脚片の先端部に設けた略V形の引掛爪23cを拡開させて係止凹部27の両側段部に係止させることによって、ボディ21とカバー22とが組立枠23,23により結合される。なお組立枠23の中央片の外側縁には、合成樹脂製の取付枠80(図3参照)に設けられた取付孔に係合可能な一対の係止爪23aが突設されるとともに、中央片の内側縁から前方に突出する突出片に、金属製の取付枠(図示せず)に取り付ける際に取付枠の係止爪が係止される係止孔23bが設けられている。ここにおいて、係止爪23a及び係止孔23bから、前面を取付枠の開口から前方に露出させた状態で、取付枠の被係合部に係止離脱可能に係合する係合手段が構成される。
一方、図7に示すようにボディ21の内部を隔壁28などで仕切ることによって、ボディ21の左右両側には端子収納室29,29が設けられている。各端子収納室29には、外部の直流電源からの電線が接続される端子部30(電源入力端子)がそれぞれ収納されている。またボディ21の底面には、図5(d)に示すように各端子収納室29と外部とを連通する各一対の電線挿入孔21aと、解除釦操作孔21bとがそれぞれ形成されている。尚、コンセント1が直流電源用の場合、直流電源からの電線には極性があるので、電線の誤接続を防止するため、図5(d)に示すようにボディ21の底面において電線挿入孔21aの近傍に電源の種別や極性を示す文字や記号(例えば「DC48V」の文字や「+」、「−」といった記号)を印刷などの方法で表示しても良く、誤接続の虞を低減することができる。
各端子部30は、図7に示すように、電線挿入孔21aから内部に挿入された電線に接続される側面視略コ字形の端子板31と、2個の電線挿入孔21aから器体20内に挿入された電線の芯線をそれぞれ端子板31に圧接接続する2個の鎖錠ばね32と、端子板31と電線との接続を外すために2個1組の鎖錠ばね32を圧接解除方向に同時に撓ませる解除釦33とを具備した速結端子構造を有している。ここで、端子板31,31は、それぞれ、プラグBのプラグ側端子である棒状端子54a,54b(図4及び図9参照)を受ける刃受部材34,34に電気的に接続されている。なお刃受部材34は弾性を有する帯板を逆Ω字形に曲成して形成されており、底片の両側から突出する一対の刃受ばね片34aは互いに対向配置され、両者の間隔が上方ほど幅狭となるように傾斜し、且つ、上端間は棒状端子54a,54bが挿入しやすいよう上方ほど間隔が広がるように傾斜している。
そして、端子板31のコ字状部分に鎖錠ばね32が配置されると、端子板31の一方の側片31aに鎖錠ばね32に設けた鎖錠片32a及び接触片32bが対向する。鎖錠片32a及び接触片32bは、弾性を有する導電材料の帯板の両端部を曲成して中央片32cの両端部に形成されている。鎖錠片32aは中央片32cとの連結部位から先端縁に向かって端子板31の側片31aに近づく向きに傾斜し、接触片32bは略S字形に曲成されている。また、中央片32cは略平板状に形成されていて端子板31の他方の側片31bに当接する。なお端子板31は、各端子収納室29内に一対の鎖錠ばね32と解除釦33とが納装された後、端子板31のコ字状部分に鎖錠ばね32及び解除釦33を収めるようにして端子収納室29に収納されるのである。
この端子部30に電線を接続するにあたっては、電線の被覆が剥かれた芯線をボディ21の底面に開口する電線挿入孔21aに挿入すると、この芯線が鎖錠ばね32の鎖錠片32a及び接触片32bと端子板31の側片31aとの間に挿入され、鎖錠片32aの先端が電線に食い込んで抜け止めがなされるとともに、鎖錠片32a及び接触片32bによって電線が端子板31の側片31aに圧接されることにより、電線と端子板31との導通(接続)が図られる。すなわち端子部30として速結端子構造のものを用いることで、特別な工具を必要とせずに電線の接続作業が行え、電線接続作業の作業性を向上させることができる。また電線を取り外す際には、解除釦操作孔21bを通して挿入されたマイナスドライバなどの工具により解除釦33が押動されると、解除釦33に押されて鎖錠ばね32の鎖錠片32aが側片31aから離れる向きに撓められ、鎖錠片32aの先端が電線から引き離されるので、電線を容易に引き抜くことができ、電線の取り外し作業を容易に行うことができる。
次にコンセント1が備えるプラグ接続部40について説明する。プラグ接続部40及びプラグ接続部40に着脱自在に接続されるプラグBはそれぞれIEC規格(CEI/IEC 906−3)に準拠しており、上記のIEC規格では8種類(交流及び直流の6V,12V,24V,48V)のSELV電源に対してプラグ及びソケット(プラグ受け)の形状、寸法および極配置が規定されている。
先ずプラグ接続部40に接続されるプラグBについて図9及び図10を参照して説明する。プラグBは例えば直流機器からの電線60の端部に接続されている。プラグBは略円柱状のプラグ本体51を備え、プラグ本体51の先端側には後側よりも細径となる円筒状の嵌合部52が一体に設けられている。嵌合部52の前面には、丸穴状に凹んだ嵌合穴53が開口しており、嵌合穴53の内周面には基準位置を示す基準リブ55がコネクタ接続方向(図9における上下方向)に沿って突設されている。そして、図10(a)に示すようにプラグ本体51の中心位置を通り、当該中心位置と基準リブ55とを結ぶ線分に対して直交する直線上には、中心位置に対して対称な位置に、プラグ本体51の軸方向(コネクタ接続方向)に沿って延びる丸棒状の2本の棒状端子54a,54bが配置されている。
ここで、直流電源用のプラグBでは、図10(a)に示すように基準リブ55を上側に見た時に右側に位置する棒状端子54aが正極側、左側に位置する棒状端子54bが負極側の棒状端子となっている。また嵌合穴53の内周面には、電源の種類(直流又は交流の別、及び定格電圧)に応じた位置に、プラグ挿抜方向に沿って延びる誤接続防止用の識別リブ56が突設されている。図10(a)は直流電源用のプラグBに設けられた識別リブ56の位置を示し、電源電圧がDC6V,12V,24V,48Vの場合、それぞれ、基準リブ55の位置を基準(0°)として左回りに120°,150°,210°,240°の位置に識別リブ56が1箇所ずつ形成されている。また図10(b)は交流電源用のプラグBに設けられた識別リブ56を示しており、電源電圧がAC6V,12V,24V,48Vの場合、それぞれ、基準リブ55の位置を基準として左回りに30°,60°,300°,330°の位置に識別リブ56が1箇所ずつ形成されている。
一方、プラグ接続部40は、図5、図7及び図8に示すように、プラグBの先端部(嵌合部52)が挿入される丸穴状のプラグ挿入用穴41と、プラグ挿入用穴41の内周面との間に隙間を設けた状態で、プラグ挿入用穴41の底面から前方に向かって突出して嵌合穴53内に挿入される円柱状の突出部42と、当該突出部42の前面に開口して、プラグBの先端部に設けた棒状端子54a,54bが差込接続される一対の端子挿入用孔43a,43bと、端子挿入用孔43a,43bを通して器体20内に挿入される棒状端子54a,54bにそれぞれ電気的に接続される上記の刃受部材34,34とを備えている。突出部42の側周面には基準位置を示す嵌合溝44 が形成され、突出部42の中心位置を通り、当該中心位置と嵌合溝44 とを結ぶ線分に対して直交する直線上には、中心位置に対して対称な位置に端子挿入用孔43a,43bが開口している。尚、図8(a)に示すように嵌合溝44 を上側に見た時に左側に位置する端子挿入用孔43aが正極側、右側に位置する端子挿入用孔43bが負極側の端子に対応している。
また突出部42の側周面には、電源の種類(直流又は交流の別、及び定格電圧)に応じた位置に、対応するプラグBの識別リブ56が嵌合する誤接続防止用の嵌合溝45(誤接続防止溝)が形成されている。図8(a)は直流電源用のコンセント1に設けられた嵌合溝45の位置を示し、電源電圧がDC6V,12V,24V,48Vの場合、それぞれ、嵌合溝44 の位置を基準(0°)として右回りに120°,150°,210°,240°の位置に嵌合溝45が1箇所ずつ形成されている。また図8(b)は交流電源用のコンセント1に設けられた嵌合溝45の位置を示し、電源電圧がAC6V,12V,24V,48Vの場合、それぞれ、嵌合溝44 の位置を基準(0°)として右回りに30°,60°,300°,330°の位置に嵌合溝45が1箇所ずつ形成されている。このように、プラグ接続部40では、突出部42の側周面において給電電圧に応じた位置に、プラグB側の識別リブ56が係入する嵌合溝45が形成されているので、識別リブ56及び嵌合溝45の位置によって、供給電圧の異なるプラグBがプラグ接続部40に差込接続されるのを防止することができ、負荷機器に適合した電源を供給することができる。
而して、プラグ接続部40に適合したプラグBの嵌合部52がプラグ挿入用穴41に挿入されると、嵌合部52の嵌合穴53に突出部42が挿入されるとともに、嵌合部52の内周面に設けた基準リブ55及び識別リブ56がそれぞれ突出部42の嵌合溝44 ,45に係入される。このとき、突出部42の端子挿入用孔43a,43bを通して突出部42内に挿入された棒状端子54a,54bは、それぞれ、対応する刃受部材34,34に電気的に接続され、端子部30に入力されたSELV電源がプラグBを介して負荷機器に供給されるとともに、棒状端子54a,54bに刃受部材34,34が弾接する弾接力などによって、プラグBがプラグ接続部40に接続された状態で保持される。なおプラグ接続部40では、突出部42の前面が器体20(カバー22)の前面よりも後退した位置にあるので、プラグ接続部40に接続されたプラグBの器体20前面からの突出量を小さくできる。
また、コンセント1の器体20は、日本工業規格(JIS C 8303参照)に準拠した大きさであって、大角形連用配線器具の取付枠80(JIS C 8375参照)に3個まで並べて取着可能なモジュール寸法の1個分の大きさ(この大きさを1個モジュール寸法という。)に形成されている。図6(b)はコンセント1を取付枠80に取り付ける前の状態を示しており、この取付枠80は、長手方向に対向する取付片81にボックスねじ用の長孔82と、はさみ金具が取着される取着孔(図示せず)と、プレートねじ用のねじ孔83とが少なくとも設けてある。また、取付枠80の長手方向に沿う側片85,86のうち、一方の側片85には2個で1組となった係止孔(図示せず)が3組ずつ並設され、他方の側片86には横長の板片87が垂設されている。この板片87には開口部89が長手方向に3個並設され、各開口部89の下縁には突出片88が上方へ突設してある。
ここで、防水コンセントAの施工方法について図3、図4及び図6を参照して説明する。造営材100に埋込配設されたスイッチボックス(図示せず)を用いて防水コンセントAを配設する場合には、スイッチボックスに連通して造営材100に設けられた埋込用孔101の周部に防水パッキン5を介してベース2を配置し、ベース2のねじ挿通孔8にボックスねじ18を通して、スイッチボックスに設けられたねじ孔(図示せず)に螺合することによって、防水パッキン5を介してベース2が造営材100に固定される。コンセント1は取付枠80を用いてベース2の器具取付片9に取り付けられるようになっており、先ず、コンセント1の一方の組立枠23に設けた係止爪23aを、取付枠80の側片85に設けた係止孔(図示せず)に挿入したのち、他方の組立枠23の係止爪23aを突出片88の両側の肩部88aに載せるようにして開口部89に挿入すれば、図6(a)に示すように突台24の前面を開口84から露出させた状態で、器体20が取付枠80に取り付けられる。コンセント1を保持した取付枠80は、器具取付片9の挿通孔10に通された取付ねじ19を取付枠80のねじ孔83に螺合することによって、ベース2に固定され、このとき取付枠80に保持されたコンセント1の前面が器具取付片9の開口窓11から前方に露出する。そして、造営材100の裏面側から埋込用孔101と防水パッキン5とベース2の電線導入孔7とを介して電線90を表側に引き出し、電線90の被覆が剥かれた芯線をコンセント1の電線挿入孔21a,21aに挿入して端子部30,30に接続すると、端子部30,30に供給された直流電源が刃受部材34,34に供給される。その後、ベース2の前面側にカバー3を被せて、カバー3の挿通孔14aに通した組立ねじ15をベース2のねじ孔2aに螺合することによって、カバー3がベース2に取り付けられる。このとき、カバー3とベース2とで囲まれる下向き開口部16がベース2の器具取付片9によって閉塞され、器具取付片9に取付枠80を介して取り付けられたコンセント1が下向き開口部16内に露出する。また、カバー3の側壁12,12及び前壁13の内側面の後端部にベース2のリブ6が当接することによって、ベース2とカバー3との当接部位から雨水などが浸入するのを防止するようになっている。
以上説明したように本実施形態の防水コンセントAは、ベース2及びカバー3からなるケース4の内部に、IEC規格に準拠したプラグ接続部40を具備するコンセント1を収納しているので、IEC規格に準拠したプラグBを備える電気機器を接続して、使用することができる。またコンセント1の器体20は1個モジュール寸法に形成されているので、図1〜図3に示すように3個のコンセント1を取付枠80に取り付けることが可能であるが、1個モジュール寸法或いは2個モジュール寸法に形成された他の配線器具と共に取付枠80に取り付けることもできる。
図11(a)は上記の防水コンセントAの内部回路図を示し、直流電源Eからの電源線を3個のコンセント1の間で送り配線することによって、3個のコンセント1から電圧値の同じ直流電圧が供給されるようになっている。このように本実施形態では、直流電源を供給可能なプラグ接続部40を有するコンセント1を具備しているので、直流電源を供給可能な防水コンセントAを実現でき、屋外で使用される直流機器や電気自動車に防水コンセントAから直流電源を供給することができる。なお防水コンセントAは、電圧値の同じ直流電圧を供給可能な3個のコンセント1を備えているが、図12に示すように防水コンセントAの取付枠80に、それぞれ1個モジュール寸法に形成された直流電源用のコンセント1,1’と交流電源用のコンセント70とを取り付けるようにしてもよい。図11(b)はこの防水コンセントAの内部回路図を示し、コンセント1からは負荷機器に直流電源Eがそのまま供給され、コンセント1’からは内蔵するDC/DCコンバータ46で電圧値を変換した直流電源が負荷機器に供給され、さらにコンセント70からは商用交流電源ACが供給されるようになっている。
また上述のコンセント1は1個モジュール寸法に形成されているが、図13に示すようにコンセント1の器体20を3個モジュール寸法に形成して、器体20の前面に3個のプラグ接続部40a,40b,40cを設け、各プラグ接続部40a,40b,40cから電圧値の異なる直流電源を供給するようにしても良い。図14(a)はこの防水コンセントA(コンセント1)の内部回路図であり、コンセント1では端子部30,30に入力された直流電源E(例えばDC48V)をプラグ接続部40aにそのまま供給するとともに、DC/DCコンバータ46によって電圧値をDC24V,DC12Vにそれぞれ変換した後、プラグ接続部40b,40cにそれぞれ供給している。また図14(b)に示すように、コンセント1の端子部30,30に商用交流電源ACからの電源線が接続され、端子部30,30に供給された交流電源を内蔵するAC/DCコンバータ47により所定電圧値の直流電源に変換するとともに、DC/DCコンバータ46によって負荷に対応した3種類の直流電圧に変換した後、各プラグ接続部40a〜40cに互いに異なる電圧値の直流電圧を供給しても良い。また上述の回路構成では各プラグ接続部40a〜40cから直流のSELV電源を供給するようになっているが、少なくとも1つのプラグ接続部40a〜40cから交流のSELV電源を供給させてもよく、例えば図14(c)に示すように、端子部30,30に供給された交流電源をAC/DCコンバータ47により所定電圧値の直流電源に変換し、さらにDC/DCコンバータ46によって負荷に対応した2種類の直流電圧に変換して、プラグ接続部40a,40bに供給するとともに、端子部30,30に入力された交流電源をAC/ACコンバータ48により一次側と絶縁された交流のSELV電源に変換して、プラグ接続部40cに供給させても良い。尚、各プラグ接続部40a〜40cから供給される電源の種類は上記の形態に限定される趣旨のものではなく、対応する負荷機器に適合した電圧値の電源を供給できるように内部回路を構成すれば良い。
また図15(a)(b)に示すようにコンセント1の器体20を2個モジュール寸法に形成して、器体20の前面に2個のプラグ接続部40a,40bを設け、各プラグ接続部40a,40bから電圧値の異なる直流電源を供給するとともに、取付枠80に対してコンセント1と共に1個モジュール寸法に形成された交流電源用のコンセント70を取り付けても良い。図16はこの防水コンセントAの内部回路図であり、商用交流電源ACからの電源線をコンセント1と交流電源用のコンセント70とに送り配線して、コンセント70から交流電源を供給するとともに、コンセント1では、端子部30,30に入力された交流電源をAC/DCコンバータ47により所定電圧値の直流電源に変換した後、DC/DCコンバータ46によって負荷に対応した2種類の直流電圧に変換して、各プラグ接続部40a,40bに供給している。
本実施形態の防水コンセントを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。 同上の外観斜視図である。 同上の分解斜視図である。 同上の取付状態を示す側断面図である。 同上を構成するコンセントを示し、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)は下面図、(d)は背面図である。 (a)は同上のコンセントを取付枠に取り付けた状態の斜視図、(b)はコンセントを取付枠に取り付ける前の状態の斜視図である。 同上のコンセントの断面図である。 (a)(b)は同上のコンセントに設けられた識別リブの配置を説明する説明図である。 同上に接続されるプラグの外観斜視図である。 (a)(b)は同上に接続されるプラグに設けられた識別リブの配置を説明する説明図である。 (a)(b)は同上の回路構成を示す内部回路図である。 同上の防水コンセントの他の構成を示す下面図である。 同上の3個モジュール寸法に形成されたコンセントの正面図である。 (a)〜(c)は同上の防水コンセントの回路構成を示す内部回路図である。 同上の2個モジュール寸法に形成されたコンセントを示し、(a)はコンセントの正面図、(b)は取付枠への取付状態を示す外観斜視図である。 同上の防水コンセントの内部回路図である。
符号の説明
A 防水コンセント
B プラグ
1 コンセント(プラグ受け)
2 ベース
3 カバー
4 ケース
5 防水パッキン
16 下向き開口部
34 刃受部材
40 プラグ接続部
41 プラグ挿入用穴
42 突出部
43a,43b 端子挿入用孔
54a,54b 棒状端子(プラグ側端子)
100 造営材

Claims (7)

  1. 直流電源用のプラグが挿抜自在に接続されるプラグ接続部を具備したプラグ受けを内部に収納するとともに、前記プラグ受けのプラグ接続部を露出させる下向き開口部を有したケースと、当該ケースを造営材に取り付ける際にケースの取付面と造営材との間に介在する防水パッキンとを備え、
    前記プラグ受けのプラグ接続部は、前記プラグの先端部が挿入される丸穴状のプラグ挿入用穴と、プラグ挿入用穴の内周面との間に隙間を設けた状態で、プラグ挿入用穴の底面から前方に向かって突出する円柱状の突出部と、当該突出部の前面に開口して、前記プラグが備えるプラグ側端子が差込接続される端子挿入用孔と、端子挿入用孔を通して突出部の内部に挿入されるプラグ側端子に電気的に接続される刃受部材とを備えたことを特徴とする防水コンセント。
  2. 前記プラグ受けの器体は、大角形連用配線器具の取付枠に3個まで並べて取着可能なモジュール寸法の整数個分の大きさに形成され、前記取付枠を介して前記ケースに取り付けられることを特徴とする請求項1記載の防水コンセント。
  3. 前記プラグ受けは、外部の直流電源からの電線が接続される電源入力端子と、電源入力端子に供給された直流電源を負荷機器に適合した電圧値に変換して前記刃受部材に供給するDC/DCコンバータとを備えたことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の防水コンセント。
  4. 前記ケースの下向き開口部に前記プラグ受けと並設される商用交流電源のコンセントを備えたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の防水コンセント。
  5. 前記プラグ受けは、商用交流電源の給電線が接続される電源入力端子と、電源入力端子に供給された商用交流電源を直流電源に変換するAC/DCコンバータと、AC/DCコンバータから供給される直流電源の電圧値を負荷に適合した電圧値に変換して前記刃受部材に供給するDC/DCコンバータとを備えたことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の防水コンセント。
  6. 前記プラグ受けは、前記プラグ接続部を複数備えるとともに、商用交流電源の給電線が接続される電源入力端子と、電源入力端子に供給された商用交流電源を直流電源に変換するAC/DCコンバータと、AC/DCコンバータから供給される直流電源の電圧値を負荷に適合した電圧値に変換して直流用のプラグ接続部の刃受部材に供給するDC/DCコンバータと、電源入力端子に供給された商用交流電源から一次側と絶縁された交流の安全特別低電圧電源を生成して交流用のプラグ接続部の刃受部材に供給するAC/ACコンバータとを備えたことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の防水コンセント。
  7. 前記プラグ受けは、安全特別低電圧回路のプラグ受けを規定したIEC規格に準拠していることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1つに記載の防水コンセント。
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