JP2011032816A - マグネット錠 - Google Patents

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    • E05B47/0045Operating or controlling locks or other fastening devices by electric or magnetic means using permanent magnets keys with permanent magnets

Abstract

【課題】壁部を閉塞端部とした嵌合凹部を有して非磁性材料で形成されるロータが、ケーシングの支持突部に回動可能に支承され、支持突部の先端に設けられた複数個の摺動凹部のうち選択された特定の摺動凹部に、壁部に係合可能な棒状の第1永久磁石が壁部側にばね付勢されつつ摺動可能に嵌合され、マグネットキーに、嵌合凹部への該マグネットキーの嵌合時に第1永久磁石との間に壁部を介在させるようにして複数個の棒状の第2永久磁石が収容、固定されるマグネット錠において、大型化およびコスト増加を回避しつつマグネットキーの種類を増加させ得るようにする。
【解決手段】横断面形状が正方形となるように形成される第1永久磁石38および第2永久磁石が、ロータの回動軸線に直交する平面に沿う方向に磁力方向が向くように着磁される。
【選択図】 図7

Description

本発明は、マグネットキーを挿脱可能に嵌合し得る嵌合凹部ならびに該嵌合凹部の閉塞端部となる壁部を有して非磁性材料で形成されるロータが、固定のケーシングに設けられた支持突部に、該支持突部の先端に前記壁部を対向させるようにして回動可能に支承され、前記支持突部の先端に設けられて前記壁部側に開口する複数個の摺動凹部のうち選択された特定の摺動凹部に、前記壁部に係合可能な棒状の第1永久磁石が、前記支持突部の先端から突出して前記壁部に係合する側にばね付勢されつつそれぞれ摺動可能に嵌合され、前記マグネットキーに、前記嵌合凹部への該マグネットキーの嵌合時に前記第1永久磁石との間に前記壁部を介在させるようにして複数個の棒状の第2永久磁石が収容、固定されるマグネット錠に関する。
シリンダ錠のキー孔の開閉を可能としたシャッター板の作動を、シリンダ錠のケーシングに設けられた支持突部で回動可能に支承されるロータの嵌合凹部へのマグネットキーの嵌合によって許容するようにしたマグネット錠が、特許文献1で知られている。
特開2003−161061号公報
ところが、上記特許文献1で開示されたマグネット錠では、磁力方向がロータの軸線に沿う方向となるように着磁された横断面円形の棒状である複数の永久磁石が、ケーシングの支持突部に設けられた複数の摺動凹部のうち選択された特定の摺動凹部に、ロータへの係合を可能として摺動可能に嵌合されており、複数の第1永久磁石に個別に対応してマグネットキー側に配設される複数の第2永久磁石の前記ロータ側の磁極が、対応する第1永久磁石のマグネットキー側の磁極と同一であるときにマグネット錠が解錠するように構成されている。このようなマグネット錠では、1つの摺動凹部に対して、第1永久磁石のN極をマグネットキー側に配置する場合と、第1永久磁石のS極をマグネットキー側に配置する場合との2種類しかマグネットキーの種類を変化させることができず、マグネットキーの種類を増加させるには摺動凹部の個数ならびに摺動凹部に嵌合される第1永久磁石の個数を増加させる必要があり、大型化およびコスト増加を招くことになる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、大型化およびコスト増加を回避しつつマグネットキーの種類を増加させ得るマグネット錠を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、マグネットキーを挿脱可能に嵌合し得る嵌合凹部ならびに該嵌合凹部の閉塞端部となる壁部を有して非磁性材料で形成されるロータが、固定のケーシングに設けられた支持突部に、該支持突部の先端に前記壁部を対向させるようにして回動可能に支承され、前記支持突部の先端に設けられて前記壁部側に開口する複数個の摺動凹部のうち選択された特定の摺動凹部に、前記壁部に係合可能な棒状の第1永久磁石が、前記支持突部の先端から突出して前記壁部に係合する側にばね付勢されつつそれぞれ摺動可能に嵌合され、前記マグネットキーに、前記嵌合凹部への該マグネットキーの嵌合時に前記第1永久磁石との間に前記壁部を介在させるようにして複数個の棒状の第2永久磁石が収容、固定されるマグネット錠において、横断面形状が正方形となるように形成される第1および第2永久磁石が、前記ロータの回動軸線に直交する平面に沿う方向に磁力方向が向くように着磁されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、シリンダ錠が備えるシリンダボディの前端部を覆って固定配置される前記ケーシングに前記支持突部が設けられ、前記シリンダ錠のキー孔を前記ロータの回動に連動して開閉するシャッター板が、前記ケーシング内に収納されることを第2の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、横断面形状を正方形とした第1および第2永久磁石が、ロータの回動軸線に直交する平面に沿う方向に磁力方向が向くように着磁されるので、支持突部に設けられる摺動凹部への第1永久磁石の組付け方向を90度ずつ変化させることにより、1個の摺動凹部に対してマグネットキーの種類を4種類変化させることができ、2種類しか変化させ得なかった従来のものと比べると、摺動凹部および第1永久磁石の個数を増加させることなくマグネットキーの種類を増加させることができ、大型化およびコスト増加を回避しつつマグネットキーの種類を増加させることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、シリンダ錠のキー孔をシャッター板で閉じるようにした保護装置に用いられるマグネットキーの種類を増加することができる。
シャッター板が閉鎖位置に在ってマグネットキーを嵌合する前の状態でのシリンダ錠の保護装置の縦断側面図であって図3の1−1線に沿う断面図である。 シャッター板が閉鎖位置に在ってマグネットキーを嵌合した状態でのシリンダ錠の保護装置の縦断側面図である。 図1の3−3線矢視図である。 図1の4−4線断面図である。 図1の5−5線断面図である。 シャッター板を開放位置に回動した状態での図4に対応した断面図である。 第1永久磁石の斜視図である。 メカニカルキーに付設されたマグネットキーを示すための一部切欠き側面図である。 図3の9−9線断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
先ず図1および図2において、車両たとえば自動二輪車用のシリンダ錠15のシリンダボディ16は、車体フレームのヘッドパイプ(図示せず)に設けられており、このシリンダボディ16の前端部は、車体フレーム側に固定されるケーシング18で覆われる。該ケーシング18は、シリンダボディ16の前端部に取付けられる非磁性材料製のケース部材19と、該ケース部材19に取付けられる非磁性材料製のカバー部材20とから成る。
図3を併せて参照して、ケーシング18には、シリンダ錠15の前端中央部に配置されるキー孔17に対応した挿入孔21が設けられる。この挿入孔21は、ケース部材19およびカバー部材20にそれぞれ同軸に設けられた透孔22,23で構成されており、透孔23の外端部はメカニカルキー45(図8参照)の挿入を容易とするためにテーパ状に形成される。
さらに図4〜図6を併せて参照して、ケーシング18内には、前記キー孔17および前記挿入孔21を閉鎖する閉鎖位置(図4および図5の位置)と、前記キー孔17および前記挿入孔21を開放する開放位置(図6の位置)と間でのスライド作動を可能としたシャッター板24が収納される。
このシャッター板24のスライド作動は、ケーシング18に配設されるマグネット錠25が備える嵌合凹部27に、図2で示すようにマグネットキー28を嵌合することで許容されるものであり、マグネット錠25は、前記ケーシング18で回動可能に支承されるロータ26を備え、該ロータ26に前記嵌合凹部27が設けられる。
ケーシング18のケース部材19には、カバー部材20側に突出した横断面円形の支持突部29が一体に突設されており、該支持突部29に対応する部分でカバー部材20には円形の開口部30が設けられる。
ロータ26は、前記嵌合凹部27の閉塞端部となる壁部31を軸方向中間部に有して非磁性材料により略円筒状に形成されており、前記支持突部29の先端に前記壁部31を対向させて支持突部29で回動可能に支承され、支持突部29の基部およびロータ26間にはOリング32が介装され、ロータ26の外端は前記開口部30に臨むように配置される。
シャッター板24は、図4および図5で示す閉鎖位置と、図6で示す開放位置との間でのスライド作動を可能としてケーシング18のケース部材19およびカバー部材20間に挟まれるものであり、ケース部材19には、シャッター板24の全面がケース部材19に摺接することで摩擦抵抗が大きくなることを回避するために、複数個たとえば3個の突条34A,34B,34Cがシャッター板24に摺接するようにして突設される。
ところで、ロータ26の嵌合凹部27は、たとえば変則八角形の横断面形状を有するように形成され、また嵌合凹部27の略中心部には突部35が突設される。而して嵌合凹部27の横断面形状に対応した横断面形状を有するとともに前記突部35を嵌合せしめる凹部36を有するマグネットキー28のみを嵌合凹部27に嵌合可能である。
前記ロータ26の下部は、嵌合凹部27に入った水を排出するための排出溝70を形成するように切切欠かれており、この排出溝70に通じる排出通路71がケース部材19およびカバー部材20の下部間に形成され、ケーシング18の下部で前記排出通路71の下端が外部に開放される。
前記支持突部29の先端には、たとえば正方形の各角部に対応した複数個たとえば4個の摺動凹部37…が、ロータ26側に開口するようにして設けられており、各摺動凹部37…のうち選択された摺動凹部37…には、棒状の第1永久磁石38…がそれぞれ摺動可能に嵌合され、各摺動凹部37…の底部および各第1永久磁石38…間には、第1永久磁石38…を支持突部29の先端から突出させる側にばね付勢するばね39…がそれぞれ介設される。
図7において、第1永久磁石38は横断面形状を正方形とした棒状に形成されており、前記ロータ26の回動軸線に直交する平面に磁力方向が沿うように着磁される。すなわち第1永久磁石38は、その横断面形状における一方の半部をN極とし、残余の半部をS極とするように着磁される。
また前記摺動凹部37…も第1永久磁石38…を摺動可能に嵌合せしめるようにして横断面形状を正方形として形成されており、たとえば一対の平行な二辺がロータ26の半径方向に沿うようにして該ロータ26に各摺動凹部37…が設けられる。而して第1永久磁石38…は、ロータ26の回動軸線に直交する平面内での磁極配置が適宜の組み合わせとなるようにして各摺動凹部37…のうち選択された摺動凹部37…に摺動可能に嵌合される。すなわち第1永久磁石38は、N極がロータ26の半径方向内方側に在ってS極がロータ26の半径方向外方側に在る状態と、N極がロータ26の半径方向外方側に在ってS極がロータ26の半径方向内方側に在る状態と、N極がロータ26の周方向一方側に在ってS極がロータ26の周方向他方側に在る状態と、N極がロータ26の周方向他方側に在ってS極がロータ26の周方向一方側に在る状態との4種類の磁極配置の1つで、選択された摺動凹部37に摺動可能に嵌合される。
一方、ロータ26の壁部31には、前記第1永久磁石38…の一部を係合させる係合凹部40…が、摺動凹部37…に対応して横断面形状を正方形として設けられており、各第1永久磁石38…の一部が係合凹部40…にそれぞれ係合している状態では、ロータ26の回動作動が阻止されることになる。
図8において、マグネットキー28は、シリンダ錠15用のメカニカルキー45の摘まみ部46に付設されるものであり、ロータ26における嵌合凹部27の内周形状に対応した外周形状を有するように形成される。
このマグネットキー28には、前記支持突部29に配設される第1永久磁石38…の配置に対応した位置に配置される複数個たとえば4個の収容凹部41…がロータ26の壁部31側に開口するようにして設けられ、各収容凹部41…のうち選択された収容凹部41…には第2永久磁石42…がそれぞれ収容される。また各収容凹部41…の開口端は、マグネットキー28に固定される非磁性材料製の閉塞板43で閉じられる。すなわち第2永久磁石42…は、前記嵌合凹部27へのマグネットキー28の嵌合時に前記第1永久磁石38…との間に前記閉塞板43および前記壁部31を介在させるようにしてマグネットキー28に収容、固定される。
しかも第2永久磁石42…も、第1永久磁石38…と同様に、横断面形状を正方形とした棒状に形成されており、前記ロータ26の回動軸線に直交する平面に磁力方向が沿うように着磁される。またマグネットキー28に配設される各第2永久磁石42…の前記平面内での磁極配置は、支持突部29側の各第1永久磁石38…の前記平面での磁極配置と同一となるように設定されており、正規のマグネットキー28が嵌合凹部27に嵌合されたときには、図2で示すように、同一磁極の反発力によって、支持突部29側の第1永久磁石38…はばね39…のばね力に抗して係合凹部40…から離脱するように摺動凹部37…に押し込まれ、これによりロータ26の回動作動が許容されることになる。
前記ケーシング18内に収納された前記シャッター板24は、前記ロータ26の回動に連動して前記キー孔17を開閉するものであり、この実施の形態では、ロータ26が、リンク機構47を介してシャッター板24の一端部に連結される。而して前記リンク機構47は、シャッター板24の一端側に延びるようにしてロータ26の外周に一体に設けられる連結アーム48と、ロータ26の回動軸線と平行な軸線を有して連結アーム48の先端に設けられた連結軸49と、該連結軸49を回動可能に嵌合させるようにしてシャッター板24の一端に設けられる連結孔50とで構成される。
このようなリンク機構47によれば、ロータ26の回動作動が許容されている状態で、ロータ26が回動すると、そのロータ26に追随してシャッター板24がスライド作動する。
しかもシャッター板24は、ケーシング18の挿入孔21を閉鎖する閉鎖位置にあってシリンダ錠15を保護する状態(図1〜図5の状態)と、図6で示すようにケーシング18の挿入孔21を開放する開放位置にあってシリンダ錠15のキー孔17へのキーの挿入を許容する状態との間でスライド作動することが可能であり、前記閉鎖位置では支持突部29の各第1永久磁石38…をロータ26の各係合凹部40…に係合させ得るようにし、また前記開放位置では支持突部29の各第1永久磁石38…をロータ26の各係合凹部40…に係合不能とするように、シャッター板24の閉鎖位置および開放位置間でのスライド作動範囲に対応してロータ26の回動範囲が定められる。
ケーシング18のケース部材19およびシャッター板24間には、閉鎖位置および開放位置間でのシャッター板24のスライド作動をガイドするガイド手段51が設けられており、このガイド手段51は、ケース部材19に植設されたガイドピン52と、ガイドピン52を摺動自在に嵌合させるようにしてシャッター板24に設けられるガイド孔53とで構成される。而してシャッター板24は、ガイド孔53に嵌合されたガイドピン52でガイドされるようにしてスライド作動する。
図9において、ケーシング18のケース部材19と、ロータ26との間には、シャッター板24の閉鎖位置および開放位置に対応したロータ26の回動限を定めるクリック機構56が設けられており、このクリック機構56は、前記連結アーム48とは反対側でロータ26の外周に一端に設けられた鍔部57に対向して開口するようにしてケース部材19に設けられる有底の収納穴58と、該収納穴58に摺動可能に嵌合されるボール59と、該ボール59を前記鍔部51側に付勢するばね力を発揮するようにして収納穴58に収納されるばね60と、シャッター板24が閉鎖位置にあるときに前記ボール59を係合させるようにして鍔部57に設けられる係合溝61と、シャッター板24が開放位置にあるときに前記ボール59を係合させるようにして鍔部57に設けられる係合溝62とを備える。
ケーシング18のケース部材19およびシャッター板24間には、シャッター板24を開放位置で弾発的に保持する開放位置保持機構64が設けられるものであり、この開放位置保持機構64は、ケーシング18のケース部材19に突設された突部65に一端が装着されるとともに他端には円弧状の係合部66aが設けられる板ばね66と、開放位置にある状態で前記係合部66aを係合させるようにしてシャッター板24の他端側外周部に設けられる係止部67とで構成され、図6で示すようにシャッター板24が開放位置にあるときに、係止部67に係合部66aが弾発的に係合し、シャッター板24を開放位置に保持することが可能である。また開放位置保持機構64でシャッター板24が開放位置に保持されている状態で、閉鎖位置側への手動操作力をシャッター板24に加えたときには、係止部67への係合部66aの弾発係合を解除するように板ばね66を撓ませることができ、それによりシャッター板24を閉鎖位置側に回動することが可能である。
ロータ26の前記鍔部57には、ケース部材19と反対側に突出するピン状の操作ノブ68が設けられ、この操作ノブ68を貫通させる貫通孔69が、たとえば開口部30に連なるようにしてケーシング18のカバー部材20に設けられる。しかも貫通孔69は、シャッター板24の閉鎖位置および開放位置間でのスライド作動に伴う前記操作ノブ68の移動を許容するように形成される。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、ケーシング18に設けられた固定の支持突部29の先端に設けられた複数個の摺動凹部37…のうち選択された特定の摺動凹部37…に、前記支持突部29で回動可能に支承されるロータ26に設けられて前記支持突部29の先端に対向する壁部31に係合可能な棒状の第1永久磁石38…が前記壁部31に係合する側にばね付勢されつつそれぞれ摺動可能に嵌合され、マグネットキー28に、前記ロータ26の嵌合凹部27への該マグネットキー28の嵌合時に前記第1永久磁石38…との間に前記壁部31を介在させるようにして複数個の棒状の第2永久磁石42…が収容、固定されるのであるが、第1および第2永久磁石38…,42…は、横断面形状が正方形となるように形成され、ロータ26の回動軸線に直交する平面に沿う方向に磁力方向が向くように着磁されている。
したがって支持突部29に設けられる摺動凹部37…への第1永久磁石38…の組付け方向を90度ずつ変化させることにより、1個の摺動凹部37に対してマグネットキー28の種類を4種類変化させることができ、2種類しか変化させ得なかった従来のものと比べると、摺動凹部37…および第1永久磁石38…の個数を増加させることなくマグネットキー28の種類を増加させることができ、大型化およびコスト増加を回避しつつマグネットキー28の種類を増加させることができる。
またシリンダ錠15が備えるシリンダボディ16の前端部を覆って車体フレームに固定されるケーシング18に前記支持突部29が設けられ、前記シリンダ錠15のキー孔17を前記ロータ26の回動に連動して開閉するシャッター板24が、前記ケーシング18内に収納されるので、シリンダ錠15のキー孔17をシャッター板24で閉じるようにした保護装置に用いられるマグネットキー28の種類を増加することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施の形態では、ロータ26にシャッター板24がリンク機構47を介して連結されていたが、ロータおよびシャッター板が一体に形成されていてもよい。
15・・・シリンダ錠
16・・・シリンダボディ
17・・・キー孔
18・・・ケーシング
24・・・シャッター板
26・・・ロータ
27・・・嵌合凹部
28・・・マグネットキー
29・・・支持突部
31・・・壁部
37・・・摺動凹部
38・・・第1永久磁石
42・・・第2永久磁石

Claims (2)

  1. マグネットキー(28)を挿脱可能に嵌合し得る嵌合凹部(27)ならびに該嵌合凹部(27)の閉塞端部となる壁部(31)を有して非磁性材料で形成されるロータ(26)が、固定のケーシング(18)に設けられた支持突部(29)に、該支持突部(29)の先端に前記壁部(31)を対向させるようにして回動可能に支承され、前記支持突部(29)の先端に設けられて前記壁部(31)側に開口する複数個の摺動凹部(37)のうち選択された特定の摺動凹部(37)に、前記壁部(31)に係合可能な棒状の第1永久磁石(38)が、前記支持突部(29)の先端から突出して前記壁部(31)に係合する側にばね付勢されつつそれぞれ摺動可能に嵌合され、前記マグネットキー(28)に、前記嵌合凹部(27)への該マグネットキー(28)の嵌合時に前記第1永久磁石(38)との間に前記壁部(31)を介在させるようにして複数個の棒状の第2永久磁石(42)が収容、固定されるマグネット錠において、横断面形状が正方形となるように形成される第1および第2永久磁石(38,42)が、前記ロータ(26)の回動軸線に直交する平面に沿う方向に磁力方向が向くように着磁されることを特徴とするマグネット錠。
  2. シリンダ錠(15)が備えるシリンダボディ(16)の前端部を覆って固定配置される前記ケーシング(18)に前記支持突部(29)が設けられ、前記シリンダ錠(15)のキー孔(17)を前記ロータ(26)の回動に連動して開閉するシャッター板(24)が、前記ケーシング(18)内に収納されることを特徴とする請求項1記載のマグネット錠。
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