JP2011031531A - 液吐出検出装置およびインクジェット記録装置 - Google Patents

液吐出検出装置およびインクジェット記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】発光部および受光部をモジュールベースに一体化構成する場合の光軸調整をより簡易に実行可能とする。
【解決手段】液滴の飛行経路に照射された光ビームを受光することにより液滴の吐出状態を検出する液吐出検出装置であって、光ビームを照射する発光部と、照射された光ビームを受光する受光部20bと、発光部と受光部20bとを一体的に支持するモジュールベース20cと、受光部20bに対してモジュールベース20cを挟んで対向する位置で受光部20bと締結され、モジュールベース20cに締結されるプレート50と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、液吐出検出装置およびインクジェット記録装置に関するものである。
インクジェット記録装置では、微細なノズルから微小な各色インク滴を吐出する各色のインクジェットヘッドを備え、用紙等の記録媒体に対してそのインクジェットヘッドを移動させながらインク滴を吐出することで記録媒体上に画像を形成する。高解像度の画像形成のためにはノズルを微細化してインク滴サイズを微小化する必要がある。しかし、ノズルが微細なため、印刷停止時にインクが乾燥する等してノズル詰まりが起きてインク滴の吐出不良が発生し、画像にドット抜け等が生じて画像品質が低下する問題がある。
この問題を解決するため、インクジェット記録装置には、液吐出不良を検出する液吐出検出装置が備えられている。例えば、ノズルから吐出するインク滴等の液滴に、レーザーダイオード等の発光素子から射出したレーザー光を照射して散乱光を発生させ、その散乱光をフォトダイオード等の受光素子で受光し、受光素子が得る出力電圧と基準電圧値とを比較して、インク滴が正常に吐出されたか否かを判定する液吐出検出装置が知られている。
また、特許文献1では、インク滴吐出状態検出器の発光モジュールと受光モジュールをケース内に収納し、第1調整装置および第2調整装置により、それぞれ発光モジュールおよび受光モジュールの光軸の位置調整を行う技術が提案されている。
特許第4003225号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、複数の調整装置を用いるため光軸の位置調整を精度良く実行しうるが、調整用の治具が大型化および複雑化するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、発光部および受光部をケースなどのモジュールベースに一体化構成する場合の光軸調整をより簡易に実行できる液吐出検出装置およびインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、液滴の飛行経路に照射された光ビームを受光することにより前記液滴の吐出状態を検出する液吐出検出装置であって、前記光ビームを照射する発光部と、照射された前記光ビームを受光する受光部と、前記発光部と前記受光部とを一体的に支持するベース部と、前記受光部に対して前記ベース部を挟んで対向する位置で前記受光部と締結され、前記ベース部に締結されるプレート部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、液滴の飛行経路に照射された光ビームを受光することにより前記液滴の吐出状態を検出する液吐出検出装置であって、前記光ビームを照射する発光部と、照射された前記光ビームを受光する受光部と、前記発光部と前記受光部とを一体的に支持するベース部と、前記受光部に対して前記ベース部を挟んで対向する位置で前記受光部と締結され、前記ベース部に締結されるプレート部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、発光部および受光部をモジュールベースに一体化構成する場合の光軸調整をより簡易に実行できるという効果を奏する。
図1は、インクジェットプリンタの正面図を示す。 図2は、インクジェットプリンタの一部を斜め上から観察した図を示す。 図3は、第1の実施の形態におけるモジュールベースと一体化された受光部を示す断面図である。 図4は、高さ調整治具上に設置された液吐出検出装置を斜め上から観察した図である。 図5は、受光部を斜め上から観察した図である。 図6は、ガイドとモジュールベースの接触状況を示す図である。 図7は、ボスとプレートの接触状況を示す図である。 図8は、第2の実施の形態のモジュールベースの受光部近傍の斜視図を示す。 図9は、第2の実施の形態のプレートの斜視図を示す。 図10は、モジュールベースとプレートとが締結されたときの各開口部の斜視図を示す。 図11は、開口部による高さ調整方法を示す概略図である。 図12は、高さ調整時の各開口部の状態を示す図である。 図13は、第2の実施の形態の変形例にかかる液吐出検出装置を斜め上から観察した図である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる液吐出検出装置およびインクジェット記録装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本実施の形態にかかる液吐出検出装置を備えるインクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)100の概略構成について説明する。図1は、インクジェットプリンタ100の正面図を示す。また、図2は、インクジェットプリンタ100の一部を斜め上から観察した図を示す。
図1に示すように、インクジェットプリンタ100の筐体10の左右の側板11、12には、ガイドシャフト13とガイド板14とが平行に掛け渡して設けられている。ガイドシャフト13およびガイド板14は、キャリッジ15に摺動可能に貫通される。キャリッジ15には、不図示の無端ベルトが取り付けられる。無端ベルトは、筐体10内の左右に設けられる図示しない駆動プーリと従動プーリに掛けまわされる。そして、駆動プーリの回転とともに従動プーリが従動回転されて無端ベルトを走行する。これにより、キャリッジ15が、図1の矢印で示されるよう左右に移動される。
キャリッジ15には、イエロ、シアン、マゼンタ、ブラックの4色のインクジェットヘッド16y、16c、16m、16b(以下、単にヘッド16という)が、キャリッジ15の移動方向に並列配置されている。各ヘッド16は、下向きのノズル面に複数のノズルを直線状に並べたノズル列を有する。図示しないが、直線状のノズル列は、キャリッジ15の移動方向と直交する方向に設けられる。
そして、キャリッジ15が図1のように右端のホームポジションにあるときには、各ヘッド16は、筐体10内の底板17上に設置する単独回復装置18と対向する。単独回復装置18は、液吐出検出装置20でインク滴吐出不良を検出したノズルからインクを吸い出し、インクジェットプリンタ100自身で単独で液体吐出不良を回復する装置である。
液吐出検出装置20は、筐体10内の底板17上に、単独回復装置18の隣接設置されている。図2に示すように、液吐出検出装置20は、発光部20aと、受光部20bとがモジュールベース20cに一体構成された構造となっている。
発光部20aは、例えば、半導体レーザ等の発光素子を備え、発光を制御する発光制御部(図示せず)から送出される発光制御信号にしたがって発光素子を点灯して光ビームを発生する。発光部20aは、ヘッド16のノズル列と略平行となるように形成した光ビームを発光する。
受光部20bは、発光部20aから照射された光ビームを受光するものであり、発光部20aと対向する位置に配置される。受光部20bは、例えば、フォトダイオード等の受光素子を備え、照射経路内でインク滴と衝突したときの光ビームの光量変化を受光素子で検知し、その結果によりインク滴の吐出状態の良否を検知する。
液吐出検出装置20に隣接する位置には、板状のプラテン22を設置する。プラテン22の背面側には、記録媒体である用紙23をプラテン22上に供給する給紙台24が斜めに立てて設けられる。また、図示を省略するが、給紙台24上の用紙23をプラテン22上に送り出す給紙ローラが備えられる。さらに、プラテン22上の用紙23を矢示方向に搬送して正面側に排出する搬送ローラ25が設けられる。
筐体10内の底板17上には、さらに左端に駆動装置26が設置される。駆動装置26は、不図示の給紙ローラや搬送ローラ25などを駆動するとともに、上述した駆動プーリを駆動することにより無端ベルトを走行してキャリッジ15を移動する。
そして、記録時は、駆動装置26で駆動されることにより用紙23がプラテン22上に移動され、所定位置に位置決めされる。また、キャリッジ15が移動されて用紙23上を走査され、左方向に移動しながら4色のヘッド16y、16c、16m、16bを用いて順にそれぞれのノズルからインク滴が吐出され、用紙23上に画像が記録される。画像記録後、キャリッジ15が右方向に戻されるとともに、用紙23が図2の矢印の方向に所定量搬送される。
次いで、再びキャリッジ15が左方向に移動されながら往路で4色のヘッド16y、16c、16m、16bを用いて順にそれぞれのノズルからインク滴が吐出され、用紙23上に画像が記録される。そして、同様に画像記録後、キャリッジ15が右方向に戻されるとともに、用紙23が図2の矢印の方向に所定量搬送される。以下同様の動作が繰り返され、1枚の用紙23上に画像が記録される。
次に、発光部20aおよび受光部20bがモジュールベース20cに一体構成された液吐出検出装置20の構造の詳細について図3〜図5を用いて説明する。なお、以下では受光部20bとモジュールベース20cとを一体構成する構造を例に説明するが、発光部20aについても同様の構造を適用できる。
図3は、モジュールベース20cと一体化された受光部20bを示す断面図である。図4は、高さ調整治具500上に設置された液吐出検出装置20を斜め上から観察した図である。図5は、受光部20bを斜め上から観察した図である。
液吐出検出装置20は、発光部20a(図2参照)と、受光部20bと、カバー40と、プレート50と、モジュールベース20cとを備えている。
受光部20bは、PDブロック31と、PD基板固定ブロック32と、PD基板33と、PD基板締結用ネジ34とを含んでいる。
PD基板33は、図示しない受光素子を含んでおり、PD基板締結用ネジ34によりPD基板固定ブロック32に取り付けられている。PD基板固定ブロック32は、図5に示すPDブロック−PD基板固定ブロック締結用ネジ35により、PDブロック31に取り付けられ受光部20bとして一体化されている。
受光部20bとプレート50とは、プレート−PDブロック締結用ネジ51により締結される。PDブロック31は、プレート−PDブロック締結用ネジ51を締結するためのプレート−PDブロック締結用ネジ穴36を備えている(図5)。また、プレート50とモジュールベース20cとは、プレート−モジュールベース締結用ネジ52により締結される。
このように、受光部20bは、図中省略されている発光部20aとともにモジュールベース20cに収納されている。すなわち、液吐出検出装置20は、受光部20bと発光部20aとがモジュールベース20cに一体的に構成されている。
受光部20bは、プレート50を介してモジュールベース20cに取り付けられる。以下に、受光部20bをモジュールベース20cに取り付ける手順を説明する。まず、PDブロック31とプレート50とがモジュールベース20cの立ち上がり部20c−1を挟み込んだ形でプレート−PDブロック締結用ネジ51により固定される。そして、プレート−モジュールベース締結用ネジ52により、プレート50とモジュールベース20cとが固定される。これにより、受光部20bはモジュールベース20cに固定される。なお、PDブロック31には、モジュールベース20cに対する位置を決定するための位置決めピン31aが形成されている。
次に、受光部20bの光軸調整方法を図4を用いて説明する。まず、受光部20bをモジュールベース20cに収納し、プレート50とPDブロック31とをプレート−PDブロック締結用ネジ51により固定する。この状態では、受光部20bは上下方向の力が加わると加えられた力に応じて移動する。その後、カバー40を取り付け、高さ調整治具500により受光部20bの高さ調整を行う。
ここで、カバー40には切り込み部40a(図4)が設けてある。これにより、カバー40を取り付けた状態で高さ調整および高さ調整後のネジ締めを行うが可能となる。すなわち、高さ調整後にカバー40を取り付ける方法で生じうる光軸ズレの発生を回避することができる。
また、プレート50にはプレートつまみ部50aが設けてある。このプレートつまみ部50aにより、高さ調整治具500はプレート50に締結された受光部20bを容易に保持できるようになっている。すなわち、複雑な保持治具を用いることなく、単純な保持治具による高さ調整が可能となる。
高さ調整治具500は、プレートつまみ部50aをプレートつまみ部保持治具501および502で保持し、連結されている上下調整治具503によって受光部20bの高さを調整する。なお、図示する高さ調整治具500は一例であり、プレートつまみ部50aを保持して受光部20bの高さを調整可能であればあらゆる治具を適用できる。
高さ調整が完了後、受光部20bをモジュールベース20cに固定するために、プレート50とモジュールベース20cとが、プレート−モジュールベース締結用ネジ52により固定される。そして、高さ調整治具500から液吐出検出装置20を取り外せば、液吐出検出装置20の調整が完了となる。なお、高さ調整は受光素子からの出力値を計測しながら行われる。
上記説明では、高さ調整治具500を用いて手動で受光部20bの高さを調整する例を示したが、受光素子からの出力値と連動して高さ調整治具500を動作させる自動制御による調整も可能である。これにより生産性の向上を図ることができる。
仮に、PDブロック31とモジュールベース20cの立ち上がり部20c−1とを、直接ネジ止めしたとすると、受光部20bの高さ調整時にはネジをゆるめ、調整後にネジを締める必要が生じる。このため、ネジ締め時に受光部20bが前後方向(図3では紙面の左右方向)に動き、受光部20bの位置が変わるおそれがある。また、ネジを強めに締め付けて高さを調整した場合、モジュールベース20cの立ち上がり部20c−1が受光部20bとともにゆがむ場合がある。このような場合に、受光部20bを保持する治具を取り外すと、モジュールベース20cの立ち上がり部20c−1のゆがみが元に戻り、受光部20bの位置が変わるおそれがある。すなわち、PDブロック31(受光部20b)とモジュールベース20cとを直接ネジ止めする方法では、受光部20bの高さ調整を高精度に実行できない場合がある。
これに対し、本実施の形態では、プレート50を介して受光部20bをモジュールベース20cに固定するような構造としている。このため、プレート50の面全体でモジュールベース20cの立ち上がり部20c−1をスライドさせて受光部20bの高さを調整できる。すなわち、モジュールベース20cの立ち上がり部20c−1がゆがむことなく、受光部20bの高さを調整可能となる。さらに、最終的に受光部20bをモジュールベース20cに固定するためのプレート−モジュールベース締結用ネジ52を締付けても受光部20bの高さは変わらないため、受光部20bの高さ調整を精度良く行うことができる。
本実施の形態では、さらにPDブロック31に突起部37を備えることにより、受光部20bの高さ調整をより高精度に実行可能としている。
すなわち、図5に示すように、PDブロック31のモジュールベース20c(図3参照)の立ち上がり部20c−1(図3参照)と当接する面に、3つの突起部37が形成されている。これにより、プレート−PDブロック締結用ネジ51によりPDブロック31とプレート50を固定したときに、突起部37がモジュールベース20cの立ち上がり部20c−1と当接するようになる。
このため、締付け時のガタを無くすことができるとともに、突起部37が負荷荷重となって滑らかに動かすことが可能となり、より精度良く高さ調整を行うことができる。なお、PDブロック31に突起部37を設ける代わりに、モジュールベース20c側に突起部を設けても同様の効果を得ることができる。
さらに、本実施の形態では、高さ調整時の移動方向を案内するためのガイド38(ガイド部)と、プレート50の位置決めのためのボス39(突起部)とを一体化することにより、装置の小型化を実現可能としている。すなわち、図5に示すように、PDブロック31にはガイド38とボス39とが一体的に形成されている。このように一体化することにより、いずれか一方のスペースを省くことができるので装置の小型化が可能となる。
図6は、ガイド38とモジュールベース20cの接触状況を示す図である。また、図7は、ボス39とプレート50の接触状況を示す図である。
図6に示すように、高さ調整時には、ガイド38がモジュールベース20cのガイド接触部20c−2と接触しながら動作する。このため、受光部20bが左右方向にはぶれずに上下方向にのみ動かすことが可能となる。
また、図7に示すように、プレート−PDブロック締結用ネジ51による固定時には、ボス39とプレート50のボス接触部50bとでプレート50の固定位置を決めることができる。このため、ネジ締めによる受光部20bのズレを防止することができる。
なお、ここまでは受光部20bの高さ調整について記述してきたが、発光部20aについても同様の構造を用いることにより、受光部20bと同様の方法で位置調整を行うことができる。
また、このような構造の液吐出検出装置20を搭載していることにより、吐出不良検知の判断が可能で、印字性能が安定した、低コストなインクジェットプリンタ100を提供することが可能となる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態では、第1の実施の形態のような高さ調整治具を用いずに受光部の高さを調整可能とする。具体的には、本実施の形態では、プレートおよびモジュールベースのそれぞれに高さ調整用の開口部を構成する。そして、ドライバ等の簡易な治具により開口部相互の相対的位置を変更することにより、受光部の高さを調整可能とする。
図8は、第2の実施の形態のモジュールベース220cの受光部220b近傍の斜視図を示す。図9は、第2の実施の形態のプレート250の斜視図を示す。
図8に示すように、モジュールベース220cは、第1の実施の形態と同様のガイド接触部220c−2と、モジュールベース開口部220c−3とを備えている。また、図9に示すように、プレート250は、第1の実施の形態と同様のボス接触部250bと、プレート開口部250cとを備えている。
図10は、モジュールベース220cとプレート250とが締結されたときの各開口部の斜視図を示す。図11は、これらの開口部による高さ調整方法を示す概略図である。
図10に示すように、受光部20bとプレート250とをモジュールベース220cに取り付けた場合、モジュールベース開口部220c−3とプレート開口部250cとは、互いに重なり合う位置に形成される。また、各開口部は、頂部が互いに逆方向に突出する略凸形状に形成されている。
本実施の形態では、このような開口部によるテコ構造を用いて、ドライバ等の治具により開口部の相対的な位置を変更することにより受光部20bの高さを調整する。すなわち、図11に示すように、マイナスドライバ600などの先端が平らな治具を重なった開口部に差し込んで回転させることにより、受光部20bの高さ調整を行うことができる。
図12は、高さ調整時の各開口部の状態を示す図である。なお、図12は、図3の右方向から開口部を観察した状態を表している。図12(a)の状態から受光部20bを上方向に動かす時は、図12(b)のようにマイナスドライバ600を左に回転させる。また、図12(a)の状態から受光部20bを下方向に動かす時は、図12(c)のようにマイナスドライバ600を右回転させる。
このように、プレート250およびモジュールベース220cに、それぞれ対応する開口部を設けることにより、第1の実施の形態のような高さ調整治具を用いなくても精度良く高さ調整を行うことができる。
(変形例)
なお、第1の実施の形態のようにプレートつまみ部を用いた高さ調整治具による高さ調整方法と、第2の実施の形態のように開口部を用いたドライバによる高さ調整方法とを共に実行できる構造にしてもよい。図13は、このように構成した本変形例の液吐出検出装置を斜め上から観察した図である。図13に示すように、このような構成であれば、図4と同様の高さ調整治具500上に設置して高さ調整が可能であるとともに、プレート開口部250c等を用いたドライバ等の治具による高さ調整が可能となる。
これにより、液吐出検出装置(検知モジュール)を組み立てる時には、プレートつまみ部を用いた治具による自動調整を行うことができるため、調整による人為的ミスの軽減や調整コストの削減を実現できる。また、製品出荷後には、開口部を用いたドライバによる手動調整を行うことができるため、調整用治具を必要としない迅速な対応が可能となる。
10 筐体
11、12 側板
13 ガイドシャフト
14 ガイド板
15 キャリッジ
16y、16c、16m、16b インクジェットヘッド
17 底板
18 単独回復装置
20 液吐出検出装置
20a 発光部
20b、220b 受光部
20c、220c モジュールベース
20c−1 立ち上がり部
20c−2、220c−2 ガイド接触部
220c−3 モジュールベース開口部
22 プラテン
23 用紙
24 給紙台
25 搬送ローラ
26 駆動装置
31 PDブロック
31a 位置決めピン
32 PD基板固定ブロック
33 PD基板
34 PD基板締結用ネジ
35 PDブロック−PD基板固定ブロック締結用ネジ
36 プレート−PDブロック締結用ネジ穴
37 突起部
38 ガイド
39 ボス
40 カバー
40a 切り込み部
50、250 プレート
50a プレートつまみ部
50b、250b ボス接触部
250c プレート開口部
51 プレート−PDブロック締結用ネジ
52 プレート−モジュールベース締結用ネジ
100 インクジェットプリンタ

Claims (8)

  1. 液滴の飛行経路に照射された光ビームを受光することにより前記液滴の吐出状態を検出する液吐出検出装置であって、
    前記光ビームを照射する発光部と、
    照射された前記光ビームを受光する受光部と、
    前記発光部と前記受光部とを一体的に支持するベース部と、
    前記受光部に対して前記ベース部を挟んで対向する位置で前記受光部と締結され、前記ベース部に締結されるプレート部と、
    を備えることを特徴とする液吐出検出装置。
  2. 前記受光部は、前記受光部と前記プレート部とが締結された状態で前記ベース部と当接する複数の突起部を備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の液吐出検出装置。
  3. 前記ベース部は、前記受光部と前記プレート部とが締結された状態で前記受光部と当接する複数の突起部を備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の液吐出検出装置。
  4. 前記ベース部は、第1開口部を備え、
    前記プレート部は、前記ベース部と締結された状態で前記第1開口部と重なる第2開口部を備え、
    前記受光部は、前記ベース部と当接する面と水平方向の予め定められた方向に前記第1開口部の内周面と当接しながら移動可能なガイド部を備え、
    前記ガイド部は、前記受光部と前記プレート部とが締結された状態で前記第2開口部の内周面と当接する突起部を備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の液吐出検出装置。
  5. 前記プレート部は、前記受光部と締結された状態で前記受光部と対向する側に突出するつまみ部を備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の液吐出検出装置。
  6. 前記ベース部は、予め定められた第1方向に突出する第1頂部を有する略凸形状の第1開口部を備え、
    前記プレート部は、前記第1方向と逆方向に突出する第2頂部を有する略凸形状であって、前記ベース部と締結された状態で、前記第2頂部が前記第1開口部の前記第1頂部以外の部分と重なり、かつ、前記第2頂部以外の部分が前記第1頂部と重なる第2開口部を備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の液吐出検出装置。
  7. 液滴の飛行経路に照射された光ビームを受光することにより前記液滴の吐出状態を検出する液吐出検出装置であって、
    前記光ビームを照射する発光部と、
    照射された前記光ビームを受光する受光部と、
    前記発光部と前記受光部とを一体的に支持するベース部と、
    前記受光部に対して前記ベース部を挟んで対向する位置で前記受光部と締結され、前記ベース部に締結されるプレート部と、
    を備えることを特徴とする液吐出検出装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載の液吐出検出装置を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
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