JP2005271254A - キャリッジ、液体噴射装置、キャリッジ用取り付け治具、及びキャリッジの組み立て方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】液体噴射ヘッドをキャリッジ本体に対して簡単且つ高精度に位置決めした上で固定する。
【解決手段】キャリッジは、上面が開放され、内部の底面に開口部を有する略箱形状のキャリッジ本体と、キャリッジ本体の内部において、開口部から一部を下方に突出して固定され、キャリッジ本体と共に往復移動しつつ、突出した一部から被記録物上に液体を吐出する液体噴射ヘッドと、キャリッジ本体および液体噴射ヘッドのいずれか一方に、ガイド軸と平行な配置で一対配され、一対のうちの一方がガイド軸と平行な平面を有し、他方が平面の法線方向を向いた凸曲面を有する位置決めピンと、キャリッジ本体および液体噴射ヘッドの他方に、ガイド軸と平行な配置で一対配され、一方が位置決めピンの平面に当接する凸曲面を有し、他方が位置決めピンの凸曲面に当接する平面を有するピン当接壁とを備える。
【選択図】図10
【解決手段】キャリッジは、上面が開放され、内部の底面に開口部を有する略箱形状のキャリッジ本体と、キャリッジ本体の内部において、開口部から一部を下方に突出して固定され、キャリッジ本体と共に往復移動しつつ、突出した一部から被記録物上に液体を吐出する液体噴射ヘッドと、キャリッジ本体および液体噴射ヘッドのいずれか一方に、ガイド軸と平行な配置で一対配され、一対のうちの一方がガイド軸と平行な平面を有し、他方が平面の法線方向を向いた凸曲面を有する位置決めピンと、キャリッジ本体および液体噴射ヘッドの他方に、ガイド軸と平行な配置で一対配され、一方が位置決めピンの平面に当接する凸曲面を有し、他方が位置決めピンの凸曲面に当接する平面を有するピン当接壁とを備える。
【選択図】図10
Description
本発明は、キャリッジ、液体噴射装置、キャリッジ用取り付け治具、及びキャリッジの組み立て方法に関する。特に本発明は、被記録物上をガイド軸に沿って往復移動するキャリッジ、当該キャリッジを備える液体噴射装置、キャリッジの組み立て方法、及びキャリッジ用取り付け治具に関する。
従来、被記録物上を往復運動する記録ヘッドの傾きを、キャリッジに設けられたカム部材の回転によって調整するインクジェット式記録装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−109458号公報
しかしながら、上記従来の記録装置は、ヘッドの傾きを調整するためにカム部材が必要であり、記録装置の部品点数が増加するという課題があった。また、カム部材を回転させることにより記録ヘッドの傾きを調整するので、調整に時間がかかると共に、調整自体のばらつきを生じ、ヘッドの傾きの精度を向上させることが困難だという課題があった。
上記課題を解決するために、本発明の第1の形態において、液体噴射装置に搬送された被記録物上を、液体噴射装置のガイド軸に沿って往復移動するキャリッジは、上面が開放され、内部の底面に開口部を有する略箱形状のキャリッジ本体と、キャリッジ本体の内部において、開口部から一部を下方に突出して固定され、キャリッジ本体と共に往復移動しつつ、突出した一部から被記録物上に液体を吐出する液体噴射ヘッドと、キャリッジ本体および液体噴射ヘッドのいずれか一方に、ガイド軸と平行な配置で一対配され、一対のうちの一方がガイド軸と平行な平面を有し、他方が平面の法線方向を向いた凸曲面を有する位置決めピンと、キャリッジ本体および液体噴射ヘッドの他方に、ガイド軸と平行な配置で一対配され、一方が位置決めピンの平面に当接する凸曲面を有し、他方が位置決めピンの凸曲面に当接する平面を有するピン当接壁とを備える。このような構成によれば、一対の位置決めピン間、および、一対のピン当接壁間の相対位置が平行度のばらつきを含まないので、液体噴射ヘッドの位置をキャリッジ本体に対して高精度に位置決めすることができる。
上記キャリッジにおいて、一対の位置決めピンの先端は面取りされていてもよい。これにより、液体噴射ヘッドをキャリッジ本体に組み込む場合に、位置決めピンがピン当接壁に対して引っ掛かることなく、スムーズにガイドされる。
上記キャリッジにおいて、キャリッジ本体は、底面から上方に突出し、ガイド軸と平行な一対の壁面およびこれに直交する一対の壁面を含み、上面にネジ穴が形成された略四角柱形状のボスを有しており、液体噴射ヘッドは、ボスの周囲に嵌合する円筒状のボス受け部と、ボスの先端に当接し、ボスのネジ穴に対してネジ止めされる被締結部とを有してもよい。このような構成によれば、略四角柱形状のボスの外周と円筒状のボス受け部の内周が接触する部分において、ボスの肉厚が厚いので、液体噴射ヘッドをキャリッジ本体に固定する場合のボスの強度が高い。
本発明の第2の形態によれば、被記録物上でキャリッジを往復運動させながら記録を行う液体噴射装置は、液体噴射装置の本体に支持され、キャリッジの往復運動を案内するガイド軸を備え、キャリッジは、上面が開放され、内部の底面に開口部を有する略箱形状のキャリッジ本体と、キャリッジ本体の内部において、開口部から一部を下方に突出して固定され、キャリッジ本体と共に往復移動しつつ、突出した一部から被記録物上に液体を吐出する液体噴射ヘッドと、キャリッジ本体および液体噴射ヘッドのいずれか一方に、ガイド軸と平行な配置で一対配され、一対のうちの一方がガイド軸と平行な平面を有し、他方が平面の法線方向を向いた凸曲面を有する位置決めピンと、キャリッジ本体および液体噴射ヘッドの他方に、ガイド軸と平行な配置で一対配され、一方が位置決めピンの平面に当接する凸曲面を有し、他方が位置決めピンの凸曲面に当接する平面を有するピン当接壁と
を備える。このような構成によれば、一対の位置決めピン間、および、一対のピン当接壁間の相対位置が平行度のばらつきを含まないので、液体噴射ヘッドの位置をキャリッジ本体に対して高精度に位置決めすることができる。したがって、ガイド軸に対する液体噴射ヘッドの傾きが精度良く管理され、被記録物への高精度な記録が実現できる。
を備える。このような構成によれば、一対の位置決めピン間、および、一対のピン当接壁間の相対位置が平行度のばらつきを含まないので、液体噴射ヘッドの位置をキャリッジ本体に対して高精度に位置決めすることができる。したがって、ガイド軸に対する液体噴射ヘッドの傾きが精度良く管理され、被記録物への高精度な記録が実現できる。
本発明の第3の形態によれば、上面が開放され、底面に開口部を有する略箱形状のキャリッジ本体の内部に、キャリッジ本体と共に往復移動する液体噴射ヘッドを取り付けるキャリッジ用の取り付け治具は、液体噴射ヘッドがその一部を開口部から突出させた状態でキャリッジ本体の内部に収容されている場合に、キャリッジ本体に対する取り付け治具の上下位置を決める位置決め部と、位置決め部がキャリッジ本体に対する取り付け治具の上下位置を決めている状態で、液体噴射ヘッドの上面におけるガイド軸と平行な稜線に斜め上方から当接する斜面を有し、液体噴射ヘッドの稜線を斜面の法線方向に押すことにより、液体噴射ヘッドの往復移動の方向に垂直な方向に関して、液体噴射ヘッドをキャリッジ本体に対して位置決めする押し付け部とを備える。このような構成によれば、取り付け治具をキャリッジ本体の上下方向に位置決めすることによって、ガイド軸と垂直な方向に関して、液体噴射ヘッドをキャリッジ本体に容易に位置決めできる。
上記取り付け治具は、取り付け治具がキャリッジ本体に対して位置決めされた場合に、押し付け部を液体噴射ヘッドの稜線に対して付勢する付勢部を更に有してもよい。このような構成によれば、付勢部の付勢力に応じて、所望の荷重で液体噴射ヘッドをキャリッジ本体に押し付けることができる。
上記取り付け治具は、互いに平行な斜面を有する複数の押し付け部を備えてもよい。このような構成によれば、互いに平行な複数の斜面で液体噴射ヘッドの稜線を押すので、ガイド軸に対して液体噴射ヘッドが傾いて取り付けられることが防止される。
本発明の第4の形態によれば、上面が開放され、底面に開口部を有する略箱形状のキャリッジ本体と、キャリッジ本体と共に、液体噴射装置のガイド軸に沿って往復移動する液体噴射ヘッドとを備えるキャリッジの組み立て方法は、液体噴射ヘッドの一部を開口部から突出させた状態でキャリッジ本体の内部に液体噴射ヘッドを収容する工程と、液体噴射ヘッドがキャリッジ本体の内部に収容されている状態で、キャリッジ本体に対する取り付け治具の上下位置を取り付け治具の位置決め部で決めると共に、取り付け治具が備える押し付け部が、液体噴射ヘッドの上面におけるガイド軸と平行な稜線に斜め上方から斜面を当接させ、液体噴射ヘッドの稜線を斜面の法線方向に押すことにより、ガイド軸に垂直な方向に関して、液体噴射ヘッドをキャリッジ本体に対して位置決めする工程と、液体噴射ヘッドがキャリッジ本体に対して位置決めされた状態で、液体噴射ヘッドとキャリッジ本体を固定する工程とを備える。これにより、第3の形態と同様の効果を奏する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、インクジェット式記録装置10の内部構成を示す側面概略図である。ここで、インクジェット式記録装置10は、液体噴射装置の一例である。また、インクジェット式記録装置10の記録ヘッドは、液体噴射装置の液体噴射ヘッドの一例である。記録ヘッドに設けられる吐出口は、液体噴射ヘッドの噴射口の一例である。
しかしながら、本実施形態はインクジェット式記録装置に限られない。液体噴射装置の他の例としては、液晶ディスプレイのカラーフィルタを製造するカラーフィルタ製造装置がある。この場合、カラーフィルタ製造装置の色材噴射ヘッドは、液体噴射ヘッドの一例である。液体噴射装置のさらに他の例としては、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極を形成する電極形成装置がある。この場合、電極形成装置の電極材(電導ペースト)噴射ヘッドは、液体噴射ヘッドの一例である。液体噴射装置のさらに他の例としては、バイオチップを製造するバイオチップ製造装置がある。この場合、バイオチップ製造装置の生体有機物噴射ヘッドおよび精密ピペットしての試料噴射ヘッドは、液体噴射ヘッドの一例である。本発明の液体噴射装置は、産業用途を有するその他の液体噴射装置も含む。
インクジェット式記録装置10は、図1に示すように、複数の被記録物を保持する載置部12、一の被記録物を載置部12から取り出して印刷するために給送する給送部20、給送部20により給送された被記録物に給送方向の動力を伝える搬送部30、被記録物に印刷を行う印刷部40、及び印刷された被記録物に排出方向の動力を伝える排出部50を、給送方向においてこの順に備える。
給送部20は、例えば図示しないモータにより駆動軸とともに回転する給送ローラ22、及び分離パッド24を有する。給紙ローラ22は略扇形であり、駆動軸26は扇を構成する円弧の中心に設けられる。給紙ローラ22が回動することにより、給紙ローラ22は分離パッド24に対し、当接状態と乖離状態とを繰り返す。当接状態において、給送ローラ22と分離パッド24は、載置部12から給送部20に給送された被記録物の束のうち、最上位に位置する被記録物を互いの間に挟むことで、被記録物を一つずつ分離して搬送部30に給送する。この給送時の途中のタイミングで、給紙ローラ22及び載置部12の一部であるホッパは互いに離間し、給送されなかった被記録物を載置部12に戻して整位することができるようにする。
搬送部30は、モータ60により回転する搬送ローラ32、搬送ローラ32に連れ回る搬送従動ローラ34を有し、搬送ローラ32と搬送従動ローラ34との当接点に被記録物を挟むことで、給送部20により給送された被記録物を印刷部40の下部に給送する。
印刷部40は、インクカートリッジを載置するキャリッジ42、キャリッジ42の被記録物に対向する面に設けられ、インクを吐出する記録ヘッド44、キャリッジ42に設けられた軸穴46、軸穴46を挿通しキャリッジ42を給送方向に対して略垂直な方向にスライド可能に支持するガイド軸48、及び印刷の制御を行う印刷制御部49を有する。なお、記録ヘッド44は、被記録物の給送方向に沿って配列された複数の吐出口を有する。
排出部50は、モータ60により回転する排出ローラ52、及び排出ローラ52に連れ回る排出従動ローラ54を有し、排出ローラ52と排出従動ローラ54との当接点に被記録物を挟むことで、印刷後の被記録物を排出する。
なお、搬送従動ローラ34は、搬送ローラ32の上側に、搬送ローラ32より記録ヘッド44側に設けられ、排出従動ローラ54は、排出ローラ52の上側に、排出ローラ52より記録ヘッド44側に設けられる。これにより、被記録物は、印刷部40に対向する位置において下側にたわむ。
上記した構成において、インクジェット式記録装置10は、記録ヘッド44をガイド軸48に沿って往復させつつインクを吐出する。インクジェット式記録装置10は、記録ヘッド44が一走査する毎に被記録物を給送することで、被記録物の全体に印刷を行う。なお、記録ヘッド44は、往路及び復路の双方で印刷を行う場合もあるし、一方のみで印刷を行う場合もある。
なお、搬送部30及び排出部50には、モータ60から一本のベルト62を介して動力が伝達される。ベルト62には、テンショナ64により張力が与えられている。モータ60、テンショナ64、搬送部30、及び排出部50は、ベルト62の流れ方向に沿ってこの順に配置される。
図2は、インクジェット式記録装置10の内部構成を示す斜視図である。印刷部40は、更にタイミングベルト402、キャリッジモータ404、ブラックインクカートリッジ406及びカラーインクカートリッジ408を有する。
キャリッジモータ404がタイミングベルト402を駆動することにより、キャリッジ42は、ガイド軸48に案内されて被記録物上を給送方向対して略直角に往復移動する。キャリッジ42の被印刷物に対向する側には、ブラックインク用吐出口及びカラーインク用吐出口を含む記録ヘッド44が搭載される。キャリッジ42の上部には、記録ヘッド44にインクを供給するブラックインクカートリッジ406及びカラーインクカートリッジ408が着脱可能に装着されている。
図3は、キャリッジ42の分解斜視図である。更に、図4は、キャリッジ本体43の上面を、図5及び図6は、記録ヘッド44の側面及び下面をそれぞれ示す。キャリッジ42は、略箱形状のキャリッジ本体43と、キャリッジ本体43の内部に固定される記録ヘッド44とを備える。キャリッジ本体43は、上面が開放され、内部の底面に開口部76を有する。一方、記録ヘッド44は、図5に示すように突出部84を有する。記録ヘッド44は、キャリッジ本体43の内部において、開口部76から突出部84を下方に突出して固定され、キャリッジ本体43と共に往復移動しつつ、突出部84から被記録物11上にインクを吐出する。
図4に示すように、キャリッジ本体43は、ガイド軸48と平行に配置された一対の位置決めピン70a、70bを有する。このうち、一方の位置決めピン70bは、ガイド軸48と平行な平面を有し、他方の位置決めピン70aは、位置決めピン70bの平面の法線方向を向いた凸曲面を有する。例えば、本実施例において、位置決めピン70aは、円柱形状のピンである。また、位置決めピン70bは、ガイド軸48と平行な平面を有する略かまぼこ形状のピンである。一対の位置決めピン70a、70bの相対位置は、一対の位置決めピン70a、70bの間隔と、位置決めピン70bの上記平面と垂直な方向に関する当該平面から位置決めピン70aの凸曲面までの距離で決まる。
一方、図6に示すように、記録ヘッド44は、ガイド軸48と平行に配置された一対のピン当接壁80a、80bを有する。ピン当接壁80a、80bは、位置決めピン70a、70bを受け入れる受け入れ穴の側面に形成されている壁である。一対のピン当接壁80a、80bのうち、一方のピン当接壁80bは、位置決めピン70bの平面に当接する凸曲面を有し、他方のピン当接壁80aは、位置決めピン70aの凸曲面に当接する平面を有する。一対のピン当接壁80a、80bの相対位置は、一対のピン当接壁80a、80bの間隔と、ピン当接壁80aの上記平面と垂直な方向に関する当該平面からピン当接壁80bの凸曲面までの距離で決まる。すなわち、一対の位置決めピン70a、70b及び一対のピン当接壁80a、80bは、いずれも、平面と曲面で相対位置が決定される。この場合、一対のピン又は一対のピン当接壁の相対位置を一対の平面の相対位置で管理する場合のように平面同士の平行度の誤差を生じることがない。したがって、一対の位置決めピン70a、70b及び一対のピン当接壁80a、80bはいずれも相対位置の精度が高い。
図7は、位置決めピン70a、70b及びピン当接壁80a、80bが当接した状態を示す。上記のように、一対の位置決めピン70a、70b及び一対のピン当接壁80a、80bはいずれも相対位置の精度が高い。従って、本図のように、位置決めピン70aの凸曲面をピン当接壁80aの平面に当接させ、位置決めピン70bの平面をピン当接壁80bの曲面に当接させることにより、記録ヘッド44をキャリッジ本体43に対して精度良く位置決めすることができる。
なお、一対の位置決めピン70a、70bのそれぞれの先端は、全周が面取りされている。これにより、記録ヘッド44をキャリッジ本体43に組み込む場合に、位置決めピン70a、70bがピン当接壁80a、80bに対して引っ掛かることなく、スムーズにガイドされる。なお、本実施例では、キャリッジ本体43が位置決めピン70a、70bを、記録ヘッド44がピン当接壁80a、80bを有しているが、これに代えて、記録ヘッド44が位置決めピン70a、70bを、キャリッジ本体43がピン当接壁80a、80bを有していてもよい。この場合にも、前述の実施例と同様の効果を有する。
また、位置決めピン70a、70bの間隔、及びピン当接壁80a、80bの間隔は、できるだけ離間して設けることが望ましい。例えば、一対のピン当接壁80a、80bは、キャリッジ本体43の底面に当接する記録ヘッド44の面に於けるガイド軸48方向の両端近傍に設けられることが望ましい。これにより、ピン当接壁80a、80bの相対位置のばらつきが、記録ヘッド44の傾きに与える影響が小さくなる。
キャリッジ本体43は、図3及び図4に示すように、底面から上方に突出した略四角柱形状のボス72と円柱状のボス73を有する。略四角柱形状のボス72は、ガイド軸48と平行な一対の壁面およびこれに直交する一対の壁面を有し、上面の中心にネジ穴74を有する。円柱状のボス73も同様に、上面にネジ穴74を有する。一方、記録ヘッド44は、図6に示すように、ボス72及びボス73の周囲に嵌合する円筒状のボス受け部82と、ボス72及びボス73の先端に当接し、ネジ穴74に対してネジ止めされる被締結部83を有する。このような構成によれば、略四角柱形状のボス72の外周と円筒状のボス受け部82の内周が接触する部分において、ボス72の肉厚が厚い。したがって、記録ヘッド44をキャリッジ本体43に固定する場合のボス72の強度が高い。
図8及び図9は、取り付け治具200の構成を示す。また、図10及び図11は、取り付け治具200がキャリッジ本体43に組み込まれた状態を示す。取り付け治具200は、記録ヘッド44とキャリッジ本体43を組み立てる場合に、キャリッジ本体43の内部で記録ヘッド44を位置決めするための治具である。取り付け治具200は、記録ヘッド44がキャリッジ本体43の内部に収容されている状態で、キャリッジ本体43に対する取り付け治具200の上下位置を決める位置決め部210と、取り付け治具200がキャリッジ本体43に対して位置決めされた状態で、記録ヘッド44をキャリッジ本体43に対して押し付ける押し付け部220を有する。
位置決め部210は、位置決め軸212、コイルバネ214、及びロックレバー218を有する。位置決め軸212は、取り付け治具200の両側面においてガイド軸48と平行な方向に一対設けられている。コイルバネ214は、一対の位置決め軸212をそれぞれ外側に付勢している。ここで、キャリッジ本体43は、キャリッジ本体43の両側面をガイド軸48と平行な方向に貫通する一対の位置決め穴79を有している。取り付け治具200がキャリッジ本体43にはめ込まれる場合、位置決め軸212は、位置決め穴79に嵌合することによって上下方向に位置決めされる。
一方、ロックレバー218は、取り付け治具200がキャリッジ本体43にはめ込まれる場合に、図3に示したキャリッジ本体43の係止部78を乗り越えて下方から係合する。このとき、押し付け部220は、記録ヘッド44を下方に押し付けると共に、取り付け治具200を上方に付勢する。これにより、位置決め軸212の上面と位置決め穴79の内部上面とが当接すると共に、ロックレバー218が係止部78に対して下方から当接する。このように、取り付け治具200は、キャリッジ本体43に対して、一対の位置決め軸212及びロックレバー218によって上下方向に確実に固定される。なお、一対のつまみ部216は、位置決め軸212に接続されている。したがって、コイルバネ214のバネ力に抗してつまみ部216を内側に移動させると、位置決め軸212が位置決め穴79から外れ、取り付け治具200をキャリッジ本体43から取り外すことができる。
押し付け部220は、取り付け治具200がキャリッジ本体43に対して上下方向に位置決めされている状態で、記録ヘッド44の上面におけるガイド軸48と平行な稜線に斜め上方から当接する斜面222を有する。押し付け部220は、記録ヘッド44の稜線を斜面222の法線方向に押すことにより、記録ヘッド44の往復移動の方向に垂直な方向に関して、記録ヘッド44をキャリッジ本体43に対して位置決めする。このような取り付け治具200によれば、取り付け治具200をキャリッジ本体43の上下方向に位置決めすることによって、ガイド軸48と垂直な方向に関して、記録ヘッド44をキャリッジ本体43に対して容易に且つ確実に位置決めできる。
さらに、取り付け治具200は、取り付け治具200がキャリッジ本体43に対して位置決めされた場合に、押し付け部220を記録ヘッド44の稜線に対して付勢するコイルバネ224を有する。これにより、コイルバネ224の付勢力に応じて、所望の荷重で記録ヘッド44をキャリッジ本体43に押し付けることができる。なお、コイルバネ224は、本発明の付勢部の一例である。
また、取り付け治具200は、互いに平行な斜面222を有する複数の押し付け部220を備える。このような構成により、互いに平行な複数の斜面222で記録ヘッド44の稜線を押すので、ガイド軸48に対して記録ヘッド44が傾いて位置決めされることが防止される。なお、取り付け治具200は、キャリッジ本体43に組み付けられている状態で、記録ヘッド44の被締結部83の上方を覆わないように形成されている。従って、取り付け治具200が記録ヘッド44をキャリッジ本体43に対して位置決めしている状態で、ネジ90を被締結部83及びネジ穴74に螺合させることができる。
以下、キャリッジ42の組み立て方法の一例を示す。まず、記録ヘッド44の突出部84をキャリッジ本体43の開口部76から突出させる向きでキャリッジ本体43の内部に記録ヘッド44を収容する。このとき、位置決めピン70a、70bの先端に形成された面取りに案内されて、位置決めピン70a、70bとピン当接壁80a、80bとがスムーズに嵌合する。これにともない、キャリッジ本体43のボス72が記録ヘッド44のボス受け部82の内側に案内され、ボス72の先端がボス受け部82の底面、すなわち被締結部83に当接する。図10は、このときのキャリッジ本体43、記録ヘッド44、及び取り付け治具200の関係を概念的に示す。
次に、キャリッジ本体43に収容された記録ヘッド44の上方から取り付け治具200を組み付ける。この場合、一対の位置決め軸212の先端には、斜め下方に向いた斜面が形成されている。したがって、取り付け治具200がキャリッジ本体43に挿入されるにつれて、位置決め軸212の先端に形成された斜面がキャリッジ本体43の壁のエッジに当接し、位置決め軸212がコイルバネ214のバネ力に抗して内側に押し込まれる。そして、取り付け治具200がキャリッジ本体43に更に押し込まれることによって、位置決め軸212が位置決め穴79に嵌合する。このとき、ロックレバー218も係止部78に嵌合する。これにより、取り付け治具200は、キャリッジ本体43に対して上下方向に位置決めされる。これにともない、押し付け部220が、記録ヘッド44の上面におけるガイド軸48と平行な稜線に斜め上方から斜面222を当接させ、当該稜線を斜面222の法線方向に押すことにより、方向ガイド軸48に垂直な方向に関して、記録ヘッド44をキャリッジ本体43に対して位置決めする。
次に、記録ヘッド44がキャリッジ本体43に対して位置決めされた状態で、図3に示したネジ90を被締結部83及びネジ穴74に対して螺合することによって、記録ヘッド44をキャリッジ本体43に対して固定する。最後に、取り付け治具200のつまみ部216を内側にスライドさせることによって取り付け治具200をキャリッジ本体43から取り外す。以上でキャリッジ42の組み立てが完了する。以上の組み立て方法によれば、取り付け治具200をキャリッジ本体43に組み込むだけで、記録ヘッド44の位置決めが完了する。したがって、作業者又は組み立て装置が記録ヘッド44の傾きを調整する必要がない。
以上の説明から明らかなように、本実施形態によれば、記録ヘッド44をキャリッジ本体43に対して簡単且つ高精度に位置決めした上で固定することができる。これにより、ガイド軸48に対する記録ヘッド44の傾き方向の精度が高いインクジェット式記録装置10を、従来よりも少ない工数で製造することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 インクジェット式記録装置、11 被記録物、12 載置部、20 給送部、22 給紙ローラ、24 分離パッド、26 駆動軸、30 搬送部、32 搬送ローラ、34 搬送従動ローラ、40 印刷部、42 キャリッジ、43 キャリッジ本体、44 記録ヘッド、46 軸穴、48 ガイド軸、49 印刷制御部、50 排出部、52 排出ローラ、54 排出従動ローラ、60 モータ、62 ベルト、64 テンショナ、70a、70b 位置決めピン、72 ボス、74 ネジ穴、76 開口部、78 係止部、79 位置決め穴、80a、80b ピン当接壁、82 ボス受け部、83 被締結部、84 突出部、90 ネジ、200 取り付け治具、210 位置決め部、212 位置決め軸、214コイルバネ、216 つまみ部、218 ロックレバー、220 押し付け部、222 斜面、224 コイルバネ、402 タイミングベルト、404 キャリッジモータ
Claims (8)
- 液体噴射装置に搬送された被記録物上を、前記液体噴射装置のガイド軸に沿って往復移動するキャリッジであって、
上面が開放され、内部の底面に開口部を有する略箱形状のキャリッジ本体と、
前記キャリッジ本体の前記内部において、前記開口部から一部を下方に突出して固定され、前記キャリッジ本体と共に往復移動しつつ、前記突出した一部から前記被記録物上に液体を吐出する液体噴射ヘッドと、
前記キャリッジ本体および前記液体噴射ヘッドのいずれか一方に、前記ガイド軸と平行な配置で一対配され、前記一対のうちの一方が前記ガイド軸と平行な平面を有し、他方が前記平面の法線方向を向いた凸曲面を有する位置決めピンと、
前記キャリッジ本体および前記液体噴射ヘッドの他方に、前記ガイド軸と平行な配置で一対配され、一方が前記位置決めピンの前記平面に当接する凸曲面を有し、他方が前記位置決めピンの前記凸曲面に当接する平面を有するピン当接壁と
を備えるキャリッジ。 - 前記一対の位置決めピンの先端は面取りされている、請求項1に記載のキャリッジ。
- 前記キャリッジ本体は、
前記底面から上方に突出し、前記ガイド軸と平行な一対の壁面およびこれに直交する一対の壁面を含み、上面にネジ穴が形成された略四角柱形状のボス
を有しており、
前記液体噴射ヘッドは、
前記ボスの周囲に嵌合する円筒状のボス受け部と、
前記ボスの先端に当接し、前記ボスの前記ネジ穴に対してネジ止めされる被締結部と
を有する、請求項1に記載のキャリッジ。 - 被記録物上でキャリッジを往復運動させながら記録を行う液体噴射装置であって、
前記液体噴射装置の本体に支持され、前記キャリッジの往復運動を案内するガイド軸を備え、前記キャリッジは、
上面が開放され、内部の底面に開口部を有する略箱形状のキャリッジ本体と、
前記キャリッジ本体の前記内部において、前記開口部から一部を下方に突出して固定され、前記キャリッジ本体と共に往復移動しつつ、前記突出した一部から前記被記録物上に液体を吐出する液体噴射ヘッドと、
前記キャリッジ本体および前記液体噴射ヘッドのいずれか一方に、前記ガイド軸と平行な配置で一対配され、前記一対のうちの一方が前記ガイド軸と平行な平面を有し、他方が前記平面の法線方向を向いた凸曲面を有する位置決めピンと、
前記キャリッジ本体および前記液体噴射ヘッドの他方に、前記ガイド軸と平行な配置で一対配され、一方が前記位置決めピンの前記平面に当接する凸曲面を有し、他方が前記位置決めピンの前記凸曲面に当接する平面を有するピン当接壁と
を備える液体噴射装置。 - 上面が開放され、底面に開口部を有する略箱形状のキャリッジ本体の内部に、前記キャリッジ本体と共に往復移動する液体噴射ヘッドを取り付けるキャリッジ用の取り付け治具であって、
前記液体噴射ヘッドがその一部を前記開口部から突出させた状態で前記キャリッジ本体の内部に収容されている場合に、前記キャリッジ本体に対する前記取り付け治具の上下位置を決める位置決め部と、
前記位置決め部が前記キャリッジ本体に対する前記取り付け治具の上下位置を決めている状態で、前記液体噴射ヘッドの上面における前記ガイド軸と平行な稜線に斜め上方から当接する斜面を有し、前記液体噴射ヘッドの前記稜線を前記斜面の法線方向に押すことにより、前記ガイド軸に垂直な方向に関して、前記液体噴射ヘッドを前記キャリッジ本体に対して位置決めする押し付け部と
を備えるキャリッジ用取り付け治具。 - 前記取り付け治具が前記キャリッジ本体に対して位置決めされた場合に、前記押し付け部を前記液体噴射ヘッドの前記稜線に対して付勢する付勢部を更に有する、請求項5に記載のキャリッジ用取り付け治具。
- 互いに平行な前記斜面を有する複数の前記押し付け部を備える、請求項6に記載のキャリッジ用取り付け治具。
- 上面が開放され、底面に開口部を有する略箱形状のキャリッジ本体と、前記キャリッジ本体と共に、液体噴射装置のガイド軸に沿って往復移動する液体噴射ヘッドとを備えるキャリッジの組み立て方法であって、
前記液体噴射ヘッドの一部を前記開口部から突出させた状態で前記キャリッジ本体の内部に前記液体噴射ヘッドを収容する工程と、
前記液体噴射ヘッドが前記キャリッジ本体の内部に収容されている状態で、前記キャリッジ本体に対する前記取り付け治具の上下位置を前記取り付け治具の位置決め部で決めると共に、前記取り付け治具が備える押し付け部が、前記液体噴射ヘッドの上面における前記ガイド軸と平行な稜線に斜め上方から斜面を当接させ、前記稜線を前記斜面の法線方向に押すことにより、前記ガイド軸に垂直な方向に関して、前記液体噴射ヘッドを前記キャリッジ本体に対して位置決めする工程と、
前記液体噴射ヘッドが前記キャリッジ本体に対して位置決めされた状態で、前記液体噴射ヘッドと前記キャリッジ本体を固定する工程と
を備えるキャリッジの組み立て方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004084453A JP2005271254A (ja) | 2004-03-23 | 2004-03-23 | キャリッジ、液体噴射装置、キャリッジ用取り付け治具、及びキャリッジの組み立て方法 |
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JP2005271254A true JP2005271254A (ja) | 2005-10-06 |
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ID=35171421
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JP2004084453A Pending JP2005271254A (ja) | 2004-03-23 | 2004-03-23 | キャリッジ、液体噴射装置、キャリッジ用取り付け治具、及びキャリッジの組み立て方法 |
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JP (1) | JP2005271254A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010184393A (ja) * | 2009-02-10 | 2010-08-26 | Toshiba Tec Corp | サーマルプリンタ |
-
2004
- 2004-03-23 JP JP2004084453A patent/JP2005271254A/ja active Pending
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